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2018年10月12日
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テーマ: ニュース(99895)
カテゴリ: カテゴリ未分類

「『この世界の片隅に』こうの史代原画展」
(岡山天満屋〜15日)に行ってきました。呉美術館所蔵の原画の巡回展のようです。アニメの原画は一切ありません。

『この世界の片隅に』は、思い入れも思い出もある作品なので、とりあえず観ました。高倉健展のような大々的なものではなく、ホントに原画と作画関連資料が少しあるものなので、思い入れのない人にはあまり勧めません。

・原画はこんなに小さかったのか、と思った。ほとんど週刊誌の大きさ。あの緻密な画を本当に丁寧に描いている。何処までアシスタントが入っているのだろうか。後で説明することを勘案するとあまり入っていないように思える。
・幾つかの連載時の表紙は、単行本に入っていないので、初めて見るものが幾つかあった。また、忘れていただけと思うが、アニメには無い描きこみもたくさんあった(反対にアニメには原作には無い場面も多くある)。

・入口に巡回展用に史代さんが書いた手書きの挨拶文があり、「今思い出しても逃げ出したくなるくらい」とある。そうか、そんなに、やはり苦しんだのか。でもそのあとの言葉「ただずっと遠くに暮らす友達からの手紙のように読んで貰えたらいいな、と思いながら描いていました」は素敵です。
・1番びっくりしたのは、すず右手を失くした以降、背景は左手で描いたどのこと。道理で線が歪んでいる。しかし、そうとは思えないほど上手い。しかも、最終ページの方は、まるで効き手で描いているが如く違和感が無い。このことからもアシスタントはほとんど使っていないと思える。
・鉛筆で描いたり、羽ペンで描いたり、そしてリンさんとの別れの場面では、リンさんから貰った口紅で描いたの如く実際に原画は紅い口紅で描かれていた。これは、単行本で読んでいた時は一切知らなかったことである。
・取材ノートが展示されている。一筆で描いたとは思えない、ものすごく上手い絵。
・図録はこういう原画展にしては比較的安かった(1200円)が、ページ数も、内容もとても貧弱。お勧めではない。





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最終更新日  2018年10月12日 08時00分06秒
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