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2021年01月12日
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カテゴリ: 洋画(12~)
12月に観た作品は6作品。2回に分けて紹介する。


「ドクター・デスの遺産 −BLACK FILE−」
予想とは違って、安楽死問題を正面から扱ったものではなくて、エンタメに振り切った悪と正義の話になっていた。

ドクター・デスの動機はキリコ医師のような哲学的なものではなくて、単なる快楽殺人だった。

もう少し高千穂明日香の頭脳が見れるかと思いきや、犬養刑事とどっこいどっこい。残念。それに、ドクター・デスの行動変容に説得力無し。

原作がそうだから、なのかもしれない。イヤミスの有望株らしいが、あまり期待できない。

STORY
警視庁捜査一課の敏腕刑事である犬養隼人(綾野剛)は、バディである高千穂明日香(北川景子)と共に終末期患者が次々と不審死を遂げる事件を追う。捜査を進める中、依頼を受けては終末期患者に安楽死をさせる「ドクター・デス」と呼ばれる謎の医師がいることが判明。苦しませることなく、被害者たちの命を奪っていくドクター・デスの目的と正体を探る犬養と高千穂だったが、腎臓病に苦しむ犬養の娘・沙耶香が、ドクター・デスに自分の安楽死を依頼してしまう。
キャスト
綾野剛、北川景子、岡田健史、前野朋哉、青山美郷、石黒賢、柄本明、木村佳乃

原作:中山七里
監督:深川栄洋
主題歌:[ALEXANDROS]
上映時間
121分

2020年12月1日
MOVIX倉敷
★★★

https://wwws.warnerbros.co.jp/doctordeathmovie/


「ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒」
前回は日本だったので、細かい所が気になって集中できなかったが、今回は米国、英国やらインドやヒマラヤ、世界が舞台。集中できた。おそらく、何処かおかしいところはあるんだろうけど、それを含めて類人猿のウソを楽しく見せてくれる。

ライオネルの部屋にある鳥の剥製は、飛べない鳥の「ドードー」に間違いない。幻の鳥であって、剥製などがあるはずはないのである。それを含めて楽しむ作品なのだ。



STORY
神話と怪獣研究の第一人者を自称するライオネル卿は、自身の手で伝説の生き物を見つけ、その存在を証明しようと思い立ってアメリカの太平洋岸北西部に行く。やがて彼は、人類の遠い祖先にあたる生きた化石ミッシング・リンクと遭遇する。ライオネル卿は孤独なミッシング・リンクのために、遠い親類を捜そうと伝説のシャングリラに向かう。
キャスト
(声の出演)、ヒュー・ジャックマン、ザック・ガリフィナーキス、ゾーイ・サルダナ、エマ・トンプソン、ティモシー・オリファント、デヴィッド・ウォリアムズ、スティーヴン・フライ、マット・ルーカス、アムリタ・アチャリア、チン・バルデス=アラン
スタッフ

製作:アリアンヌ・サトナー、トラヴィス・ナイト
プロダクションデザイン:ネルソン・ロウリー
音楽:カーター・バーウェル
視覚効果スーパーバイザー:スティーヴ・エマーソン
衣装デザイン:デボラ・クック
特殊効果監督:オリヴァー・ジョーンズ
ラピッド・プロトタイピング監督:ブライアン・マクレーン
アニメーションスーパーバイザー:ブラッド・シフ
撮影監督:クリス・ピーターソン
編集:スティーヴン・パーキンズ
パペット制作監督:ジョン・クレイニー
上映時間
93分
(C) 2020 SHANGRILA FILMS LLC.

2020年12月8日
MOVIX倉敷
★★★★

https://gaga.ne.jp/missing-link/



「ミセス・ノイズィ」
慎重に映画を観る者ならば、冒頭の場面からミセス・ノイズィに喧嘩を売る小説家はヤバいんじゃないかと思うはずだ。

だから、その後の展開も、予想できるといえば、できる。ただ、深刻な映画ならば、悲劇になる展開である。あっさりと描かれる一つの結果のTEL。これが全てを救っただろう。

最初から、笑って泣ける、を目指した、おそらく篠原ゆき子の同期と言われる天野千尋監督・脚本の自分の想いをいっぱい詰めた作品。天野千尋が、夫が妻を許す場面、隣人が小説家を許す場面等の、一般的には涙を振り絞る場面をカットしたのは、映画を少し向上させたと思う。けれども、作品賞をとるには、後もう一つ足りない。

でも、今は全国公開で、評判もいい、「笑って泣ける」ちょっとビターな作品に仕上がったことを、祝ってあげよう。

篠原ゆき子が、天野千尋の分身のように、もう一花咲かせようと焦るアラフォーを演じてリアルだった。

見どころ
嫌がらせをする隣人と反撃する小説家の対決を描いたドラマ。監督は『ハッピーランディング』などの天野千尋。『共喰い』などの篠原ゆき子、『どうしようもない恋の唄』などの大高洋子、『私は渦の底から』などの長尾卓磨、『駅までの道をおしえて』などの新津ちせらが出演するほか、田中要次、風祭ゆきらが脇を固める。

あらすじ
母親として日々家事をこなし、小説家としても活動する吉岡真紀は、スランプに陥っていた。あるとき彼女は、隣人の若田美和子から嫌がらせを受けるようになる。真紀は美和子がわざと立てる騒音などでストレスがたまり、執筆が進まず家族ともぶつかってしまう。真紀は状況を変えようと、美和子と彼女からの嫌がらせを題材にした小説を書き始める。

2020年12月10日
TOHOシネマズ岡南
★★★★





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最終更新日  2021年01月12日 22時51分44秒
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