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2021年11月19日
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カテゴリ: 洋画(12~)


今月の映画評「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」

 今月は、現在公開中の007シリーズの最新作にして、ダニエル・クレイグ主演最終作の紹介です。今ならばアマゾン・プライムでシリーズ全てが見放題配信。特にクレイグ初主演の「カジノ・ロワイヤル」(2006)だけは見て欲しい。今回と、それは見事に「対」になっているからです。

 クレイグのシリーズは、今までをリセットしてボンドが007になるところから始まりました。しかも、凡ゆる面でシリーズがリセットされています。髪は初めて金髪になり、若返ったことで激しいアクションが売りになりました。マティーニはシェイクが好みだったのにこだわらなくなり、女性とも必ずしもベットインせず、女性を対等に扱っています。しかもシリーズ全体は続きものになりました。幾人かが数作品に出演して消えていきます。

 そして、なによりも特筆すべきなのは、2人の女性です。「カジノ」においてヴェスパー(エヴァ・グリーン)との愛と裏切りを経ることで非情なスパイとなったボンドは、本作冒頭では、それでも007を辞めてまで一緒になったマドレーヌ(レア・セドゥ)が裏切ったと思い、直ぐに別れます。ヴェスパーのことがあったからです。でも本作は、そこから物語が始まる。そして、ボンドの恋に決着がつき、凡ゆる不可能なミッションをこなしてきたボンドに最大の試練を与えます。最終作にして、リアル路線の集大成、もちろん各国をまたにかけた贅沢なロケとアクションも健在でした。大画面で見納めを。(2021年米国キャリー・フクナガ監督作品、公開中)

※アマプラでシリーズ見放題と言っても、最新作は当然映画館でしか観ることはできません。アマプラのこともあり、急いでレビューを載せました。本当はシリーズ全体を解説しないと意味が通じないところが多数あるのですが、「エヴァ」とは違い、人口に膾炙している作品なので強行しました(←県労会議事務局長がファンということも後押し)。





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最終更新日  2021年11月19日 11時05分36秒
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