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かなり前にこのブログでも紹介したことがあると思います。著者の山田玲司が著名な人と1対1で対談したことをマンガに描くという「革命的対談漫画」、『絶望に効くクスリ』その最新第9巻を少し前に書店で見かけ、高木善之 さんのお名前があったので買いました。高木善之さんとの対談の回は、過去最多の連載4回分にわたっての雑誌掲載となったそうです。高木善之さんというのは、NGOネットワーク「地球村」代表で、地球規模の問題解決のために精力的に活動されている方です。僕が読んだ高木さんの著書は以下のとおり。どれも心動かされる名著です。非現実的なことは書いておらず、具体的なエピソードが多く盛り込まれています。この方の「生き方」は、大変参考になります。・『本当の自分』・『生きる意味』・『地球大予測II オーケストラ指揮法 』これに加えて、『ゼツヤク』(今回紹介する漫画の略称)で紹介されていた『非対立の生き方』(ビジネス社)も興味あるので、読もうと思います。 この本(『ゼツヤク』9巻)では、高木さんのほかに高木ブー(おっとこの人も「高木」だ。偶然?)、のっぼさん、角川春樹など、そうそうたる有名人が登場します。それを全部書いていると大変なので、ひとまず高木善之さんの回だけ紹介します。===対談の中で高木さんが言われていることより=========・パキスタンやアフガニスタンでは、千円で一月分の命が買える。 7~8人の家族が1ヶ月死なずにすむ。・日本は食べ物の26%を捨ててる。 3千万人の食料をゴミにしてる。 ゴミは世界一出してる。 アメリカの10倍。 イギリスの200倍。・今日1日で5万人の子どもが餓死している。 (山田)そういう時代に、我々はタイタニックの一等船席で 酒盛りをしているわけですね・・・=========================ここのマンガでの表現、「とっくに大穴があいてる地球タイタニック」というのが、非常に強烈に記憶に残りました。温暖化等、地球規模の課題から目をそむけて利己主義に走ったり、ぜいたくをしている場合ではない、と思います。思うだけでなかなか実践できないのが弱いところですが・・・日本人の場合豊かな生活に慣れすぎているので、私でなくても(自己弁護)、そういう生活を捨てることはできにくいでしょう。ただ、そんな中で世界の厳しい状況や地球規模の未来予測を知ることだけでも、意識下にそういった知識・情報をうめこむだけでも、大いに意味があると思います。この『ゼツヤク』9巻は、かなりオススメな本。ぜひ手にとってご覧ください。 『絶望に効くクスリ』第9巻(2007/2、山田玲司、小学館、649円)
2007.03.17
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「てん」ごくを「つく」る男、「てんつくマン」をご存知だろうか。この地上に天国をつくろう、と燃えている男である。そして映画制作や海外支援等で、具体的に動いている。映画というのは、「ペイフォワード」(何かしてもらう前に自分からいいことをしてあげる。お礼を先取りしてあげる、といった意味)を実際にしちゃったら、というテーマの、普通の人たちによる映画、らしい。見ているうちに「無理、無駄、あきらめよう」といった気持ちが次第になくなり、「できる」という明るい気持ちになれる映画らしい。(詳しくは見てないのでわからない。ただ、なんか感動しそうである。) ▼てんつくマンのホームページ http://tentsuku.com/この人の本を昨日読んだ。元気が出る本である。世界とのつながりを考えてしまう本である。アフガニスタンは、先進国のCO2の排出などにより、地球温暖化が起こり、雨がほとんど降らなくなったそうな。平均寿命は46歳。4人に1人が5歳までに亡くなっているのだそうな。知ってみれば驚く事実だけれど、もっと驚かないといけないなと思うのは、「知らないうちに、僕らは加害者になっていた」という事実。先進国で、「僕らが便利な生活を求め続けたために、」遠い国の人たちに迷惑がかかっているという「つながりの認識」。 この本は、本とはいっても、ほとんどは写真や墨で書いた「書」。写真集みたいなものである。だから、ビジュアルが、訴えてくるものがほとんどである。表紙に惹かれて買った。(本の表紙の縮小写真は、もうちょっと下のほうに載っています。)買って3ヶ月くらい寝かせていた。それを昨日ぱらぱらとめくってみた。そして一気に、寝るまでの間に 読み終えた。うん、これはなかなか いい本ですなあ。天国はつくるもの 天使と戦士に贈る詩(てんつくマン、クラブ・サンクチュアリ、2004、1500円) てんつくマンの作った映画、「107+1~天国はつくるもの~」見たいです。希望者による自主上映映画なので、ホームページでの上映スケジュールをたまにチェックしに行って、近くでやっているときにできれば見に行きたいと思います。◆関連情報:選挙に出たい人のための本『オモシロキ コトモナキ世ヲ オモシロク』http://www.dot-jp.or.jp/omoshiroki.html↑これも気になります。
2007.02.13
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勤務先の市に講演に来てくださった今をときめく「ヤンキー先生」のエピソードがつまったマンガです。まんが 『熱血!ヤンキー先生 母校と泣いた日』(2004、ぶんか社、600円)古本屋で半額で買いました。(笑)講演を聞くだけではわからなかった、先生ご自身の過去がよく分かり、「こういう経験があって、それを前提として、あの話に行き着いているんだな」と、講演と結びつけて理解できる部分がありました。そして、講演の最後で紹介していただいたメッセージ、この本の義家先生の「あとがき」にも見つけることができました。======================= 夢は決して逃げていかない 自分が夢から逃げていくのだ=======================ヤンキー先生の、子どもに向き合う、そして夢に向き合う真摯な姿勢は、見習いたいと思います。
2007.01.24
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突然ですが、 ★本の紹介シリーズ★(自己啓発)『斎藤一人 天才の謎』(遠藤忠夫 著、KKロングセラーズ、1300円)正月に読んでいたとか、そんなことは全くなく、過去に読んだ本の中からチョイスして紹介します。はっきり言って、いい本です。=======================・「子どもを育てようなんて思っちゃいけないよ。 子どもが親を育ててくれるんだ。」・「世界で一番幸せな人間は 足りるを知っている人なんだよ。」・「反省なんかしなくていい。 反省している暇があったら、 間違ったところをすぐ直してください」・「勝っても負けても、ついてる」 「勝ったときは勝った方法をみんなに教える。 負けた人は学ぶ機会を与えてもらう」・「正しい」ことより、「楽しい」ことを 「すべてに白黒はっきりさせようというのは無理がある。 グレーゾーンが広いほうが楽しく生きられるんだよ」・「一度言っただけでは人は絶対できないよ。 十通りの言い方をして、実際にやってみせないと」・「人間はいらないものをもちたがる」==========================ざっと「目次」から抜き出しただけですが、大変示唆にとんだ「斎藤一人」さんの言葉が並んでいます。どうです、読む気になりました?(この本、私再読しようとずっと思っているんですが、 未読の本が山ほど待機しているので再読せずじまいです。 「もう一度読んで確認したい」というようなことが書いてある ステキな本です。)いろいろと絡んで話がしたくなりましたが、ひとつだけ。「勝っても負けても、ついてる」という考え方、とてもステキです。「勝つとうれしい、負けるとくやしい」ぐらいだとまだいいですが、私も含め世の中には負けず嫌いの人が多いので、「勝てばいいけど、負けると怒る」というケースになることがひっじょうに多いです。(^^;)「勝つこともあれば負けることもある、それを楽しむのが勝負」と思っていないと、あまりにハマりすぎると自分も周りも不幸にしてしまいます。特に子どもは「勝負形式」をとると喜んですることが多いのでわれわれ教師は(^^;)子どもを意欲的に動かすために勝敗のつくゲーム形式で何かをさせることがありますが・・・その一方で「負けもまたすばらしい」という価値観で子どもに接する必要がありそうです。自省の意味を込めて・・・(-。-;)
2007.01.03
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昨日27日のアクセス数が過去最高の163件を数えました。どういうタイミングでアクセスが集中するのかわかりませんが、初めて見に来てくださった方、ありがとうございます。年の瀬でモノや情報の整理をしておりますので、近頃は読んだ本の紹介に力を入れております。読んでない人にもどんな本か具体的にわかるように紹介していきますのでお得ですよ♪これからも見に来てくださいね。では、★本の紹介シリーズ★ いってみよう!『斎藤孝の実践!日本語ドリル』(宝島社、約1000円/宝島社文庫 680円) 【目次】第1章 基本構文力/第2章 要約力/第3章 言葉の時間感覚/第4章 図化・文章化の往復運動/第5章 モードチェンジ力/最終章 真の日本語力とは何か?/真の日本語力を試す!総合テスト古本屋で500円で買って、買ってその日に読んだ本です。読みながら声に出すところはぶつぶつ声に出していたので、客観的に見たらかなり奇妙だったかも?===========================△何を言っているのかわからない = 問題 ↓◎内容のはっきりした言葉を話したり書いたりできる===========================この本はドリルですので、日本語力を鍛える空欄補充などの問題をじっさいにおこないます。ただ読むだけでなく実践で実力を確認でき、また問題をやってから解答を見ることで「確実に力をつける」ことができます。珍解答を見ることで笑いの要素もあります。(^^)==========================トレーニングメニュー★1 基本構文力 文末をどうまとめれば主語と対応するのか、常に意識して話せ!★2 要約力 最初に話の筋をガンと持ってきて客観的に説明すること 「その本質をつかんで骨を取り出す」・仕事がうまくいかないとか、 あるいは人とのコミュニケーションがうまくいかないときに、 実は要約力が足りないせいなのだとわかってくれば、 かなり冷静になれます。★3 言葉の時間感覚 どれだけの時間に自分はどれだけの情報量を詰めることができるのか、 感覚的に知っておくこと →プレゼンテーション能力 ☆15秒プレゼンで磨くべし!○本当にわかっていることというのは、 10秒で言ってくれといわれたら10秒で言えるし、 1時間半で話してくれと言われれば1時間半話せます。★4 図化・文章化の往復運動○ある事柄を理解したかしないかは、 文章で書かれたものを図にできる、 あるいは図になっているものをきちんと文章にできるかどうかでわかります。 数学は式が言語 要約力の極地は式であり図である。 骨がないと肉はつけられない。 骨(=文章の基本構造)は最初に図にしておく☆軸を立てる! 座標軸思考法 4つに分けると意外な発見がある。(後掲)★5 モードチェンジ力 モードチェンジによって、相手との距離感を詰めたり開いたり、 自在にコントロールできるようになるべし! まず、相手の聞く構えを喚起する。 相手の聞く構えを同時に作っていくのが重要・優れた営業の人というのは 非常に高度なモードの使い分けができています。=============================多くの情報を整理するのにとても役立つ「座標軸思考法」の基本フォーマットをワードファイルで作りました。斎藤孝式「座標軸思考法」ワードファイル (クリックでダウンロード) 2つの座標軸で判断することにより、多様な物事を整理して見ることができます。 空欄に文字を入れて使える書式ファイルを作りました。お役立てください。
2006.12.28
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★本の紹介シリーズ★幸せセラピー(斉藤一人、KKロングセラーズ) 自己啓発「幸せ」というのは考え方次第です。1000円で買えるこの本を読めば、だれでも幸せになれます、たぶん。(^^)==========================・ラクに生きてる人って、感謝が多い。 イヤなことにも感謝する。 もちろん、よかったことも感謝する。・笑顔で愛のある言葉をしゃべろうよ。 今、自分の目の前にいる人たちのために、全力を尽くす。 愛のある顔と愛のある言葉をしゃべる。 これに全力を尽くす。・私もしあわせ、あなたもしあわせ。 よかったね。・身なりをきちんとする。 この、たった1%の努力をしていれば、 残りの99%はちゃんと世間の人がやってくれます。・愛をなくさせているのは、恐れ。・恥をかきながら覚えたことは、一生忘れません。・今回の恥はあなたにとって必要だったと思えばいいだけ。・病気っていうのは気が患うんです。 強気になれば勝手に治っちゃう。・自分が強気のほうがいいと思ってれば、どんどん強気になるんです。・一番いけないのは、自分にないことを望むこと。・どっちが正しいかではなく、 どうすれば楽しくなるか を基準にするんだよ。・100%自分の責任・不安を利用して人生を楽しむしかない。・いかにも「生きてる!」って感じで生きる。・命という字を見てごらん。 「人は、一度は叩かれる」と書くでしょ。===========================実践できれば必ず幸せになれること間違いなし。なんとなく自分は不幸かなと思い始めたら、この本を読みましょう!復活のエネルギーを得ることができます。(^^)
2006.12.21
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★本の紹介シリーズ★教育書『子どもが夢中になる50の名場面 ~小さな子ども王国を地域・学校に~』著者:田中敏夫 出版社:清風堂書店マンションの管理人さんに借りて、そのままもらってしまった本です。夏にもらってからやっと最近読み終わりました(^^;)私が住んでいる神戸市の教職をされていた方の著書で、なじみのある地域の名前が出てきて、「え?あそこが?」と驚くことも多かったです。基本的に「自然ともっと子どもがふれあえるように」といったことを考えておられる著者で、その方面の実践は非常に参考になります。教師や親だけでなく、市政をつかさどる政治家の方にも読んでいただきたい本です。(メモ)=========================・日本の教育は国際的にどう見られているか=「高度に競争的な教育制度のストレスにさらされていること 及びその結果として余暇、運動、休息の時間が欠如していることにより、 発達障害にさらされている」 (国連「子どもの権利委員会」の「提案と勧告」より)・道草の重要性・”(子どもが)力を入れて遊びはじめると 「遊び方」そのものを考え出すものだ。”・管理責任を追及されるので、 「学校の木で木登りする」ことが認められない現状==============================子どもが思う存分遊べない世の中では、ひずみがいたるところに生まれる気がします。特に都会の子どもたちの環境作りは、日本の教育の大きな課題です。「道草」「木登り」の教育的効果、はっきりわからない部分も含めて大変大きいような気がするのは私だけではないでしょう。(^^)
2006.12.15
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★本の紹介シリーズ★ の前回の続きです。バカボンのパパはなぜ天才なのか?(斎藤孝、小学館)ブログに書き写しながら、「マンガの忠実な推薦というよりは、 マンガを材料に著者の言いたいことを言っているという感じだな~」という感想を色濃く感じてきましたが、まあ、そんなとこも含めてお楽しみいただければと思います。 では、本書後半からの抜き書き紹介です。あなたの好きなマンガは出てくるかな?===========================(松本大洋『花男』について)・「冷たいか、茂雄。 それが海だ!! 大切なのは感じる事っ!!」 理屈ばかりこねる茂雄にはゲンコツを見舞い、 「『痛い』と言った今の言葉がお前の本当の気持ちだ!!」と吠える。・「身体感覚を取り戻せ!」という シンプルメッセージ・「揺るぎなさ」はどこから来ているか。 身体である・身体がすべてに影響を与えているのだ。 だから身体感覚で生きている花男は決して揺るがない。・最も簡単な方法は、何かひとつ終えるごとに ガッツポーズをすることだ。(その他、「四股踏み」「1分間ゆさぶり体操」の紹介アリ) (石ノ森章太郎『サイボーグ009』について)・発見された能力が、 たとえ他の人より劣っていたとしても、 その人の中で「ベストの能力」ならば、積極的に活用する。 これが、「チームで仕事をする」コツだ。・ビートルズのポール・マッカートニーは、楽器ならほとんど弾けるそうだ。 実際、ドラムのリンゴ・スターは、自分よりドラムの技術があるポールに腹を立て、 レコーディングスタジオから飛び出したことがあるそうだ。 ポールはしかし、ドラムのポジションを奪うことはなかった。 ビートルズのメンバーに徹したからこそ、 あのバンドは偉大なバンドになったのだ。 (秋本治『こちら葛飾区亀有公園前派出所』について)・自分の中に一貫性を感じているときに、人は元気になる・幸福な記憶だけを選んで思い出し、それを繰り返す。 (福本伸行『賭博黙示録 カイジ』について)・丁寧な説明で気分よくしておいて、一喝。 そしてまた丁寧な説明・・・。・「一喝芸」ほど、他人をコントロールするのに優れた技はない。・私は今、「斎藤メソッド」という私塾で小学生を教えているが、 中には当然、ふざける子が出てくる。 そんなとき、丁寧に教え諭してもラチがあかない。 一喝である。 これで教室の空気は一変する。==============================最後に引用した「一喝」についての話。私も大変おぼえがあります。なあなあの関係が続いたときには、そういうスパイスが必要だというようなハラを持って子どもと接するのも、教育者としては必要かもしれません。
2006.12.13
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★本の紹介シリーズ★バカボンのパパはなぜ天才なのか?(斎藤孝、小学館)マンガのキャラクターから学ぶ画期的な教科書(?)です。タイトルの「バカボンのパパ」については、「~~なのだ!」と言い切る言い切り力について、著者は絶賛しています。マンガ好きで、しかも自分を成長させることに興味ある方はぜひお読みください。なお、この本は青年・一般向けマンガも扱われていてお子様向けではないので、そのへんはご注意ください。(^^;)では、全く前後の文脈無視のそこ!というキーワードのみの抜き書きで、私が赤でラインを引いたところからさらに厳選して本文から紹介しましょう。============================(『天才バカボン』のバカボンのパパについて)・「!」が2つつくほど、強く言い切っているのだ。・その場その場の状況に対して自分の態度を極めてクリアにする ――断言することだ。 恐ろしいレスポンスの速さ! 「これでいいのだ」 「これでいいのだ」 「これでいいのだ」 とよどまず進むから、行動が加速する。 (望月三起也『ワイルド7』について)・どうすれば、相手に聞く構えができるか。 それは、自分が「責任感のある伝言をする人間」になることに尽きる。 (きうちかずひろ『ビー・バップ・ハイスクール』について)・車座の特徴は、言葉の論理だけでなく、感情の行き来があることだ。・身体レベルの共振――同じ格好をすることで、感情の共通基盤ができるのだ。 大事なのは心身の共振だ (古谷三敏『寄席芸人伝』について)・「芸人は長所だろうが短所だろうが、 てめえの特徴は徹底的に売るべきなんだ」 長所と短所は表裏一体 (かわぐちかいじ『ジパング』について)・リーダーの仕事は、ヴィジョンを提示すること・ヴィジョンを描くことが難しいのは、それが大きな責任を伴うからだ。 痛みを決して恐れない。 責任を放棄したヴィジョンの提示は、「夢見がち」なだけ。 だから戦略が要る。 「戦略なきヴィジョン」は周囲を混乱させるだけで、始末に負えない。 (永井豪&ダイナミックプロ『デビルマン』について)・変わらなければ勝てないなら、 毒でも何でも飲み込んで、 止揚した「新しい自分」になるしかない。 (本宮ひろ志『俺の空』について)・プレゼンで自分を大きく見せようとするやからをよく見るが、 これは着物の着過ぎだ。 すべての前置きを省き、 自分のアイデアはこれだ、 と裸で勝負することも必要だ。 (ジョージ秋山『浮浪雲』について)・相手にとって、一緒にいる時間が「祝祭」に変わる。・愛想によってエネルギーを循環させて、 自分も周囲も元気にしてしまう。・他人の喜びに関われることほど、 生きているという実感はない。・それは気持ちのいい燃焼だ。・自分が手を振ることがどれだけ人を喜ばせ、 それが自分に還元するかわかっているのだ。================================かなり厳選して抜き出したのにまだ本の半分しか終わってない・・・。そんなわけで、後半はまた明日追加します。例によってこういったごく一部の抜き書きでは原書の言い分を全く伝え切れていないので、興味を持った方はぜひ本書をお買い求めください。ちなみに1500円です。(^^)
2006.12.12
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だいたい週に2冊くらいのペースで本を読んでいます。かなり早いペースだと思うのですが、それを上回るように週に3冊くらい本を買っています。おかげでまだ読んでいない本は所狭しと家や職場を占拠してます。読み終えた本はこのブログで紹介しようと思ってパソコンの横に立てて並べてありますが、これも紹介しきれないまま、とうとう並びきらなくなってしまいました。しょうがないので本の紹介シリーズ!そういえば今日半分まで読んだ「応用行動分析」の本も良かったなあ。。。(^^;)★本の紹介シリーズ★斎藤一人の百戦百勝(小俣貫太 著、東洋経済新報社)分厚くてかなりスペースをとっているので、まずはこれを紹介。とはいっても簡単には以前ブログで紹介したことがあるので、今日は中身をえり抜きで紹介しておきましょう!================================・大事なのはお客さんが”飽きない”こと・お客さんの求めている以上のものを提供するのが商人の使命・「秋がない」=うまくやれば、毎日収穫できる。・態度を変えていると疲れる。 人間はワンパターンなら疲れない。・一億円稼ぐより、100万円損しないほうが大切 =儲けて大きくすることよりも つぶれないことが大事だ・大向こうをうならせるようなことはしない・名誉というのを何に感じるかが問題なんだよ。・笑顔でいる 元気な声を出す 顔につやがあるようにする・いかにも『生きている!』って感じで生きるんだよ。・日本で最大の神様は『皆様のおかげさま』・驚きが演出なんだ。・忙しいともっと商売がうまくいく・いつも頭を遊ばせておくと一歩先が見える。・それも小さな成功だ。 (原文をちょっと意訳してます。)・10倍稼ごうと思ったら、10倍簡単にするんだよ。・威勢良く喜ぶ・勢いをつけて「これで元気になりますよ!」と言う。・「まるかん」の会議は、盛り上がること自体を目的としている。・人間には、威張れるほど偉い奴なんかいないの。・お金を人間のように言います。 お金を人間だと思えば、粗末にできるものではありません。・トイレというのは、あの世とか霊界などと呼ばれる不思議なところとつながっている。 トイレ掃除は我を流す!=============================以上。端的な紹介のオンパレードでした。あ~つかれた。 こんなふうに、商人以外にも参考になることが書いてあるのですが、あまりに端的に抜き出しすぎたので、読んでない人にはさっぱりわかりませんね。前後の文脈も関係なしに抜き出したので多分誤解も招いていると思います。わからない方は本を読んでください。(^^)読んだ方は、内容を思い出すきっかけのために、またここを見に来てくださいね。
2006.12.11
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斎藤孝『女性に必要な12の力』を読み終わりました。黒柳徹子や美輪明宏、中島みゆきなどの超一流の著名女性陣と著者の対談集です。僕は女性ではありませんが、斎藤孝の本なので全然そんなことにはこだわらずに買いました。(ただし古本で。。。)買ってから3ヶ月くらい寝かせてましたが(^^;)、読み始めたらけっこうおもしろくて一気に読めました。最後の中島みゆきのところは、電車内で読んで、ホームに下りた後もやめられずに、ずっとホームに立ちながら終わりまで読んでました。う~む、まさに「ホームにて」。(「ホームにて」は中島みゆきの曲の名前です。わかる人にしかわからん!)例によって線を引きながら読みましたが、その中でも特に印象に残ったところを抜粋!==============================・率直に「この人のために」と思いながら、 感情を極端に表現してみせるのだ。 熱い愛情を注いだら、うんと厳しく。 厳しく罵倒したならば、ぎゅっと抱擁。 人は、常になあなあという相手を心からは信用できない。 彼はあなたの別人格ぶりに、心揺さぶられること必至だ。~対談まとめ「フジコさんの力」より======================================================・いろいろな個性を前にすると、 思い込みの常識なんて通用しないことを知る。 (斎藤:倍賞千恵子との対談での発言より)・やっぱり人ってね、 黙って下向いて歩いているとすれ違っちゃってそのままだったりするわけで。 目が合ってこんにちはって挨拶できたら、 そこからいろいろ始まっていくと思うのです。(倍賞千恵子)==============================================================・やっぱり3ですよ。 神の数字だ。・第3者が現れることによって、ぐっとなにかが動き出す。(斎藤:安達瞳子との対談での発言)===============================それにしても斎藤孝、読んでも読んでもまだまだ本を出してるんだから、すごい著作量だ!実はもうひとつ『読書力』という新書も最近読み終えたところです。これの影響でまた新しい本を読書し始めました。「読書」というテーマからは大変大きな気づきを得たので、それもブログでまとめて書こうと思っています。
2006.11.26
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いきなり本の紹介から。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~先生のためのやさしいブリーフセラピー 森俊夫、ほんの森出版、2000年、1600円 本書は「解決志向ブリーフセラピー」の実際について、「効果的・効率的な援助」をしたいと思う場合に、役立つものです。 (楽天ブックス紹介文より)【目次】第1章 ブリーフセラピーのエッセンス(ブリーフセラピーとは、なにか?/"問題"の整理のしかた/"問題解決"と"解決の構築"の違い/"解決"の構築は難しい?/原因や過去、"問題"にこだわらないために ほか)/第2章 ブリーフセラピーの進め方の実際(面接の進め方/"問題行動"生徒との対応/保護者との面接の進め方/ 学校での事例とブリーフセラピー) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~以前ブログで絶賛した森俊夫先生の著書です。これもまた以前の本ほどではないにしろ、読みやすく、参考になる情報が具体的に書いてある本です。「カウンセリング・マインド」の具体例として、お手元に1冊どうぞ(^^)==============================「効果的・効率的な相談活動」=「ブリーフサイコセラピー」==============================学校現場は忙しいので、相談活動であっても、効果的・効率的にしたいのはのどから手が出るほどしたい、したい!そうです、そういう理想的なカウンセリングの手法を教えてくれるのがこの本なのです。おお、こりゃいいですね♪================================「問題」は”ない”、あるいは、人と人の間に”作られている”。================================この考え方を理解するのは時間がかかるかもしれません。ブログでは時間がないので、次!(めっちゃ大事な考え方です。)================================・クライエントの”中”に問題はない。・クライエントは、みな、良い変化に必要な「能力」を持っている。・良い変化の方向は、クライエントが知っている。================================この本を読み終えた後だからこそ、「うん。」とけっこう納得できます。はじめてここを読んだときは、「ふむふむ」とは思いましたけど実際にどういうことか、わからなかったですね。================================◎こちらの仕事は、ちょっと交通整理して、 ゴール/解決像が見えてくるように援助すること (例)「問題」に優先順位をつけてもらう。「結局のところ、どうなればいいんだろうなあ?」「そういうのが全部解決した後って、どんなふうになっているんだろう」・簡単な一つの答えでセラピストは満足してはいけない。→さらにそれを具体的にしていく質問を繰り返したり、 その他の答えを導き出せるように、「たとえば?」とか「それから?」とか「ほかには?」というふうにどんどん聞いていくこと。○とにかく、このことに関して、クライエントにたくさん考えてもらうことが重要 =クライエントの中に”ゴール/解決像”をつくる。ゴール像> 1)大きなことではなく、小さなこと 2)抽象的にではなく、具体的に 3)否定形(~しない)ではなく、肯定形(~する)で================================以上、30ページまでで線を引いたところを中心に抜き書きしてみました。こういったテーマで、後に具体例や間違いの例→こうしたらいい、といった事例も扱われているので、学ぼうとする人には大変よいテキストであると思います。この本の最後に、同じ著者がかかわった別の本が紹介されていました。以前から気になっていましたが、この本がよかったので、注文しました。こうやってどんどん読書は続いていく・・・(読んでない本がまだまだ残っているのですが)ちなみに、注文した本は〈森・黒沢のワークショップで学ぶ〉解決志向ブリーフセラピーこれも「ブリーフセラピー」の入門書のような位置づけのようですが、「2人のかけあいが面白い」という書評があったので、読み物としても面白いかな?と期待しています。いくら勉強になっても面白くない書きぶりの本は読みたくないので・・・(^^;)
2006.11.17
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所属している教師サークルの集まりに久しぶりに行ってきました。みなさんアグレッシブに実践を重ねておられる方ばかりなので、あらためてたくさーん刺激を受けて帰ってきました。で、最近話があっちこっち飛びますが、今日も飛んで本の紹介です。齋藤孝『天才になる瞬間』を読みました。齋藤孝先生が、「天才」になる「ブレイクスルー」のポイントを、イチローなどの有名人の例を多く挙げながら、解説しています。ちなみに、本の帯には「突き抜けるための技術とその極意」と書いてあり、裏面にはそれが4点に凝縮されて書かれています。何だと思いますか?その4つとは・・・★渾身★メモ力★自己肯定力★リズミカルな運動です。親や教師が子どもを育てる上でも、上のような4つに留意するといいかもしれません。特に私にとっては「渾身」はキーワード。「力を出し切る」といった実感を伴わない仕事の連続に慣れてしまい、結果的にどんどんだれていくことを警戒します。デスクワークや頭の中だけでいろいろ考えるような仕事のほうを好みがちなだけに・・・自己肯定力が大事なのは、今に言われたことではありません。特に「教育」においては一番大事なことだと思っています。「リズミカルな運動」が意外に盲点ですが大事です!体を動かすことは頭を働かせることに直結します。もっと体を動かそう!! (・・・と自戒)線を引いた本の中身に言及しようと思ったら、本の帯だけでけっこう書けちゃったので、今回はこのへんで。 ちゃお。 文庫版 通常版最近は安い文庫版が出てるんですね。2週間前に通常版を買ったので損したような気分・・・内容はとってもよかったので、まあいいか。
2006.09.15
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さいっきんの文脈から、とんとかけ離れて、歴史の勉強に意欲付けさせるためのサイトと本の紹介です。歴史パロディ http://ariken.info/とっても軽く読める歴史読み物サイト。ず~っと以前(7年ほど前??)に知って、とても楽しく読んだ覚えがあります。マンガのように、セリフのやりとりだけでほとんど話が進み、大昔の話なのに「電話」や「メール」が出てきたりと、ツッコミどころ満載で飽きさせません。先日、本屋でなんとこのサイトの中身が本になって売られていたのでびっくりしました。 歴史上の有名人の伝記を、せりふ主体の、超くだけた文体で楽しく読めます。史実を忠実に表しているということはありません。あくまで人物に興味を持つために、読んでみてはいかが。アマゾンの書評では、たとえばこんな風なコメントが寄せられています。==========================学生時代、最初からこれで勉強していたら もっと歴史が好きになっていたのになあ。 馬鹿馬鹿しくも愛すべきキャラに描かれた、 歴史上の有名人たちがぐっと身近に感じられて 年号を覚えるのに苦労した様々な出来事も、 改めて「何だ、こういう流れだったんだ...」と気がついた。大人も子供も楽しんで読める良著だと思います。(東京都「自由人」さんの推薦文。私も同感です。)http://www.amazon.co.jp/gp/product/4311202679=============================
2006.09.04
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昨日は2冊、今日は1冊、読みかけの本を読み終わりました。昨日は「おそすぎないうちに」という曲の宅録(自宅録音)も5時間がかりで完遂したりしてなかなか万事順調に進んでいるような今日この頃です♪読み終わった本の中で一番印象に残ったのは『自閉症児の育て方』(渡部信一)という本です。この中の障害のある弟をもった姉のコメントに影響され、「これがいい」と言われた映画をさきほど借りてきたほど強く影響を受けました。そんなわけでこの本の話はきっちりしっかりしたいのでまた後で。今日は読み終わった本のうち『「孤独」のちから』(諸富祥彦)を紹介します。私は基本的に一人でいることが多いのですが、そういうふうに「孤独でいる」「一人でいる」ことを否定的にとらえずに、その肯定的な面を見ましょう、という主旨の本です。「ひとりはさびしいなー」とどうしようもなく思っていた時に夜の本屋で購入しました。著者の諸富先生は学校カウンセリング関係で本を読んだりしていてわりと好感をもっていた方です。(そのカウンセリングの本は2冊組みで、 1冊目は同僚の先生に貸していただいて読んで、 2冊目は自分で買ったのだけどいまだに全部読んでいません。。。)このままだらだら書くとわけがわからないので、例によって本の中の要約や引用を羅列します。あなたの心にふれる部分があれば、ぜひこの本を手にとって見てくださいね。たぶんこういう本が必要な人はけっこうあふれてるんじゃないかな。(^。^)============================= ・学校で子どもたちが勉強のほかに何を学んでいるかというと、 「仲間から排除されたら生きていけない」ということです。 仲間はずれになる子は人間として値打ちがないという価値観を、 暗黙のうちに教えられているのです。============================近年、特に勉強よりも「仲間」が大事、ということをいうようになってきて、そのなかで何でもそういう風になってきて「ひとりを認めない」というようにあまりに偏り過ぎないように、これはひとつ気をつけておくべきことかなあと思います。===========================<ピア・プレッシャー(同調圧力)>・子どもたちが学校で学んでいるのは、 建前ではオンリーワンでいいけれど、 本音ではオンリーワンではだめなんだ、ということです。===========================特に小学校高学年が近づくにすれ、同調圧力は強力になってくるようです。回りを気にせず、自分に自信を持って、むしろ積極的に一人になることを著者は説きます。============================◎自分のためのスペース(マイ・スペース)を確保する =時間 と 空間 の確保 刺激から隔絶された環境で、ひたすらぼーっとするしかない、 そういう場所にあえて自分をおくことをしないと、 心が自由になっていかない。・マイ・スペースそのものが、 自分らしい人生を生きていくための強力なパートナー・「何もしない」を「する」ことが大切なのです。・自分がないもの同士がふれあっても、 それは本当の意味での結びつきにはなりません。・受身でいることで不安になるわけですから、 逆に自分から仕掛けてみることです。 仕掛ける側に回ったほうが、人生はずっと楽しいのです。============================孤独だから早く結婚したいと思っている人!そういう人には著者はこう言っています。===========================・結婚してからのほうが孤独を感じるという人も少なくないのです。===========================そう言われるとそうだなあという気がしてきます。現状不満な人は、たとえ希望がかなったって結局不満を持つのです。現状満足!、自分が今満たされている!という思いは、決して他人に頼って得られるものではありません。今これを読んでいる方には、ひょっとしたら「インターネット依存症」の方がいるかもしれません。(私もそうですが・・・)これについてはこんなコメントがあります。==============================・本来、依存症(アディクション)には、かなりのエネルギーが潜んでいます。・やめたくてもやめられないとき、 そこにはひじょうに大きなエネルギーが潜んでいるわけです。・依存の意味とエネルギーを感じ取り、 より健全な依存へと方向転換していくのです。====================================とりあえず、「エネルギーがあるから」というところを肯定的にとらえましょう。そのエネルギーはきっと別の面でも発揮される余地があります。さて、この本の一番役に立つところは「マイ・スペース」の見つけ方(実践編)が載っているところです。・「東横イン」 ・内観療法・白神山地 ・屋久島・知床 ・紀伊山地の霊場と参詣道・信州の戸隠神社(山伏が通う修験道)・水面をみつめる ・ししおどしのような単調な動きをくりかえすもの・「僕はとにかく走る」あくまで例でしかありませんが、具体例をもとに、あなたも自分だけの「マイ・スペース」を見つけることができます。ひとりが怖い方、さびしい方には、おすすめの本ですよ。「孤独」のちから
2006.07.09
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臨床心理学者の河合隼雄さんの言葉には、しんどいときに効果的な希望のライムがいくつかある。『絶望に効くクスリ』(山田玲司)は、絶望しちゃうような読者の心を救うために各界の第一人者と作者が対談し、その人の壮絶な体験談や、読者へむけての希望のライムを聞き出す対談マンガだ。この本はこの本でオススメなので、未読の方は第1巻から読んでもらいたいが第6巻に、教育心理学では大御所の河合隼雄さんが登場する。この方の言葉はすっきりとしてこころにひびく。さすが「心の処方箋」を書くプロの臨床心理士だ。その中でも特に心に響いたものふたつよいこと さてないものよ(作中の対談最後に紹介される希望のライム)まったくだ~(^^)よいこともわるいこともあるのが人生、よいことが2つ続かないからと言ってなげくのはおかしいよってことだ。そんなかんたんなことでさえ、見失っちまうことがあるからね。ほかにも、珠玉の言葉が多く紹介されている。・マジメも 休み休み 言え!あはは。この笑い飛ばすような痛快さがいいよね。(^。^)私が好きな番組、NHKの『課外授業 ようこそ先輩』に河合隼雄先生が登場されたときのエピソードも載っている。河合先生は、まず最初に子ども一人一人と対話して「個と個の関係をつくる」ことから始めたんだそうな。========================子供を「児童」というくくりでまとめて見ないで、一人の人間として認めて対話する。これは工業社会用の高度なパーツを生産するような教育とは根本的に違うものだ。(~『絶望に効くクスリ』第6巻p13)========================教育がどう変わっていこうとしているのか、原点的な指針を言われている気がします。とっても大事なことです。・「頑張れ」とかは 言うたら あきません。 ただ黙ってそばにおるだけです・・・大切なことがさらりと書いてある。普段マンガを読まない人にも、おすすめします。
2006.06.18
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『論語』を物語仕立てにした読みやすい本があります。その名も『論語物語』!そのままですね(^^;)『次郎物語』を書いた下村湖人さんの本です。齋藤孝さんが紹介していたので、ネットで注文して読んだのですが、なにしろモトが超有名な『論語』ですから、名言・金言の嵐です。人生の指針書や座右の書として、いかがですか?ちなみに、僕が一番気に入ったのは、物語の中で人物がたいへん人間味あふれる書き方をされているところ。特に、孔子が高笑いするところには勇気付けられました。======================「なあに、道が遠いことなんかあるものか。 道が遠いといってへこむのは、 まだ思いようがたりないからじゃ。はっ、はっ、は」(文庫『論語物語』p64)======================それにしても孔子という人は、人間とはどういうものか、おそろしいほど見抜いております。単純に物語として読んで、孔子のものすごいところを楽しんでもいいかも。(↑クリック!) 今なら文庫版で安く買えます。人生勉強のひとつとして、読んでみて損はありません。
2006.05.31
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とりあえず、mixiに書いた読書メモの転載は今日で最後です。タイトル :何もいいことがなかった日に読む本 (2001、PHP研究所、中谷 彰宏)なかなかいいことが書いてあるので、 自分がいいと思ったフレーズを 抜き出してみます。 まずは英語から~ (注:英語の本ではありません。 サブタイトルの英訳のようなフレーズですが、 これが日本語よりもすっと入ってきたりするんだな。) ・Anyway Be Happy! ・Enjoy Your Trouble! ・Because Of Happiness ・Never Stuff Yourself ◎中身で、とくによかったものを抜粋 ================== ~「追い込まれたら」より 追い込まれたら、 追い込み返そう。 助かる道は、 そこにある。 ~「オンリーワン」より 君の「おのぞみの答え」を言わない人を、 切り捨てないようにしよう。 その人が、 一番君のことをかんがえてくれているかもしれないのだから。 ================== 最近、文庫で安いのが出たようです。
2006.05.11
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調子が悪いなりに調子がよくなってきました。今日は「花笠音頭」をちょっとだけ教わりました。明日は、図書館見学に行ってきます。では、今週のシリーズ「中谷 彰宏の本」第3弾です。今回は中身が濃いです。「お勉強」関係者は、特に注目!タイトル :オンリーワンになる勉強法―一流になる53の方法 (2003、ベストセラーズ、中谷 彰宏) 例によって、自分がいいと思ったところのメモです。 ではまず、目次からながめてみましょう。 ・ディテールよりも本質を伝える。 ・将棋を見るときは、どんな手を指したかではなく、なにを考えたかを考える。 (スポーツでも同じで、何を考えてその動きをやっているか、見抜くことが大事) ・抽象的なものを具体的に置き換えるのが、勉強 ・まわりくどい説明は、勉強が足りないからだ。 では、中身から~ ・先生というのは、実は相談者です。 「別の選択肢もあるよ」と教えてくれるのが先生です。 選択肢を減らしていくのは先生ではありません。 (>。<)うっ。身に詰まされます。(私は先生です。) ・勉強することは頭を整理すること ・4コママンガの背景は、1コマ目が細かいです。 2コマ目以降は、背景は書いていません。 それでもわかります。 これが頭のいい説明の仕方なのです。 ・無限の失敗のスパイラルから抜け出すためには、勉強しかありません。 ・自信が持てるのは勉強以外にありません。 はっきりわかるのは、自分がどれだけ勉強したかということです。 (才能や運よりも、努力がものをいう、といった文脈で) ・実践が増えてくると、ゴチャゴチャうんちくを言わなくなります。 ・勉強しないと、自分がすでに持っているものの貴重さがわからなくて、他人が持っているものがよさそうに見えてしまいます。 <再発見するために勉強が必要なのです。> ・勉強というのは、「違い」にきづくことだ。 <小さな違いにどれだけ気づけるかが勉強が進んでいくということ> ◎点数がつくものなら、違いはとてもわかりやすい。けれど、1日1日、そこかしこの場所それぞれが、それぞれに少しずつ違う。点数の違いがなくても、違いに気づくようになることだ。 ・見かけの点数に惑わされるのは違いに鈍感な人です。 違いがわからないから点数に頼るのです。 ・第1ステップでとった70点は、第2ステップの60点より低いのです。 そのステップに気づくことが大切です。 ★本当に役に立つものは、いつ役に立つかわからないものなのです。 (すぐに結果が出るものばかり求めている自分を反省・・・(>。<) ★大人の勉強は、満点をとらなくていい。 満点をとったら、効率が悪いことをした証拠 ・合格点をクリアしていくことでムダなエネルギーをかけない。 ・とりあえず、ここをクリアすれば今日は御の字という目標なら、 長期的に無限に点数を上げていくことができるのです。 名言ばかりで打つのにつかれました(^^;) 「勉強」を本質的に理解するために、読んでみてはいかが? ↑画像は、商品情報にリンクしているので、クリックしてみてね。
2006.05.10
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どうも咳が止まらないので今日は病院に行って薬をもらってきました。気管支を広げる貼り薬ももらったのでこれでバッチリ!?さて、少し前にmixiで読書メモを書いたのですが、あれは会員さんしか見れないので、こちらにも転載しようと思います。「メンタツ(面接の達人)」でおなじみの「中谷 彰宏」さんの本です。タイトル: 問題を起こす人が成功する ―「トラブル」を「成長」に変える50の方法 (1998、PHP研究所、中谷 彰宏)中谷さんの本はどれもいい。 これもまたいい本です。 目次だけでも金言の嵐です。 ・表面的に処理しようとしていないか ・視野を広げるのではなく、視座を変える。 ・解決に必要なのは、 知識ではなく、考え方。 足りないのは、才能ではなく、意識だ。 ・問題は凸凹に隠れているだけ。 少し動けば発見できる。 ・問題に対する強さよりも やわらかさを身につける。 ・絶対的解決より、文脈的解決 ・肝心なもの以外は、100%譲る。 特によかったところのメモ ◎人のせいにするのではなく、 根本的なシステムを変える。 ・解決は、なんでもいいのだと開き直る。 ・解決策が見つからない →問題のとらえ方が間違っている。 ・問題の中に答えはすべて隠されています。 ・これはこの問題と同じだという風に 置き換える ・1章ごとに書いていこうとするよりは、 1章の最後のところを残しておく。 次は、1章の最後から2章にかけて書き、 その次も・・・という形のほうが、次の仕事にかかりやすい。 <未解決の部分に取り組んでいくことが、次の問題解決の助走> ・具体的な言葉に置き換えてアイデアを出し合うと、ぶつかることは少ない ★行動している時が、一番頭が回るようにできている <ハードボイルド風に、動きながら考える> ・一流のアイデアマンは、最初にすごくつまらないアイデアをポンと出せるのです。 そうすることで、「それよりは、もっとこうしよう、ああしよう」とみんなが乗っていけます。 ★力を逃す方法さえ覚えれば、どんなに問題がたくさんあるところでも全然平気 ☆自分の力を強くしようとは思わなくていい ☆強さではなく、やわらかさです。 強くすればするほどポッキリ折れてしまうのです。 ・1つでも解決策が見つかったら、 あと29個、別の解決策が必ずある。 ・雑用でもなんでも別のことをやって、 頭の中ができるだけリラックスする方向へ持っていきます。 ○追い詰められるほどアイデアは出ませんから 追い詰めてはダメです。 →いったん忘れて、何度も考える。 ・紙がなかったら、お札にアイデアを書き込んでもいいぐらいです。 お札よりもアイデアのほうが値打ちがあります。 外国人は平気でお札に落書きします。 フランス人はホチキスでとめますから、端がボロボロです。 ・肝心なのは10%の部分で、 残り90%の部分は譲ってもいい部分。 ・「見抜く」というのは、 相手にとって何が一番肝心かを聞いてあげること 今読み返してみても、 かなりスゴイことが書いてあります。 びしびしと。 これは参考になります(^^) みなさんは、どう思われましたか?よければ読んでみてくださいね。今なら文庫でお安く買えます。
2006.05.08
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昨日 継続が大事と書いたばかりなのでがんばって今日も書こうと思います。(かんたんに・・・)昨日にひきつづき向山先生の『どんな子だって「勉強できる子」になれる!」から・「そんな簡単なこと」と思いたくなるようなことが、 実に深い意味を持っています。・どの子も、ちょっと努力すれば身につけることができることです。「簡単なこと」の中身は、これまでこのブログでも書いてきた、陰山先生の主張や、「返事あいさつ後始末」の森先生の主張と重なるところがあります。いわゆる「基本的生活習慣」ってやつと、関係が深いかな。・テストが悪くても、「テストによって測ることのできない力」を持った子なら、 それをいつかは克服することが可能(以上、・印のところは、同書p36までの中から抜書きしました)P.S.ぜんっぜん関係ないですが、新年度は障害児学級担任となりました。「感覚統合法」というのを保護者の方から教えていただいたのでくわしいページの記述をこれから読もうと思います。
2006.04.11
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向山洋一著『どんな子だって 勉強できる子 になれる!』(PHP)を読み終わりました。古本屋で525円で買ったのですが、その3倍の値段を出しても惜しくない値打ちがありました。とても簡潔に、わかりやすく、しかもズバッと書いてあったので、「この1冊で教育書は十分!」と言えるほどの中身の濃さがありました。その最後に、こんなことが書いてありました。 伸びる子に育てる第2の秘訣は、「持続する力」をつけること「その人間の努力の持続度は、あることを過去100日間にやった回数で示される」 これを読んで、このところ日記の更新がとだえがちになっている自分を反省しました。向山先生は、「机に向かう習慣をつけるには、まずは机に向かうだけでよい」と言われています。私もとにかく「継続する」ことを目標に、少々書くことがなくても1日1回、日記を更新しようと思います。 ○参考:同書の楽天市場リンク(↓画像をクリック)
2006.04.10
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仮説実験授業のミニ授業書「日本の都道府県と、日本の中の<国>の話」を読みました。(仮説社、600円)授業書というのは・・・と説明すると長くなるので、興味がある方は検索したりして調べてください。すっごく簡単に言うと、問題があって、予想をたててからつづきをよみすすめ、勉強するものです。かなり予想がはずれました。もともと都道府県はあまり知らなかったので、勉強になりました。わが神戸市の人口は、政令指定都市の中でも3位だと思っていたら、横浜市に大きく水を開けられているのが分かり、ショックでした。(^^;)200万人都市は、大阪市、横浜市、名古屋市の3つだそうです。がんばれ神戸!
2006.04.08
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山本おさむ『天上の弦』第3巻を読みました。(この日記では「本の紹介」コーナーでこれで3度目、 これについてしか語ってないなあ(^^;)先日、映画「男たちの大和」を見たのですが、それと合わせて見ることで戦争中の「人」のことが、かなり見えてくると思います。戦時中の様子がとてもリアルに描かれてました。 空襲警報がなったときの心理や場面状況。 戦争とは何か、何が見え、その中で何を思うのか。 戦後のなんとしても生きていかなければならないという ギリギリの状況で人々が何を考え、何を求めたか。今まで読んだ全ての本の中で一番、戦時下の人の状況がはっきりとつたわってきました。おすすめです。
2006.02.18
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山本おさむ『天上の弦』は、生き方を揺さぶられるような、覚悟を決めさせられるような、非常に触発性の高い本です。1巻のまん中あたりのエピソードでも 涙が出そうになりましたが、昨日、2巻を読んでまた感動してしまいました。一番感動したのは、タイトルにしたセリフがでてきた場面。主人公の少年の先生が、川でおぼれて流された子どもを助けた後のセリフです。(このセリフにいたるいろいろな背景があるのですが、 とても説明し切れません。どうか同書をお読みください。) 人として為すべきことができて、逆に私のほうが救われたのかもしれません人助けをして、「私のほうが救われた」と言える崇高な精神に打たれます。『天上の弦』ビッグコミックス山本おさむ 著 たぶん今7巻くらいまで出ているはずです。1冊500円なので、第1巻だけでもぜひ買って読んでみてください。
2006.01.30
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山本おさむ『天上の弦』を読みました。1巻だけですが、まん中あたりのエピソードでは涙が出そうになりました。また2巻以降のつづきを読んでみたいと思います。山本おさむの作品は、感動作が多く、魂をゆさぶられます。題材も、障害や苦難の中でひたむきに、必死に生きる姿を生々しく描くものが多いですね。『わが指のオーケストラ』も感動しました。これと、『聖(さとし)』を持っています。念のため、すべて漫画です。(^^;)この方の作品としては、『どんぐりの家』『はるかなる甲子園』が有名ですね。
2005.12.26
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