「しろ」のディズニーシーに行った日だけ日記
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今年も近づいてきた夫の誕生日を祝うため、オチェーアノのコースにお邪魔してきました。ディナータイムの早めの時間帯です。久しぶりにふたりで電車に乗り、JR舞浜駅に降り立ったのは16:00ごろ。夜には降り始めるだろう と聞いていた雨が弱いながらも既に降り出してしまっていて、食事の前にあちこち歩き回るのもなんとなく気乗りがしなくなってしまったので、イクスピアリをほんのちょっとだけ眺めた後 私達はリゾートラインに乗ってホテルミラコスタに向かいました。ディズニーシーステーションに到着し 降車側ホームのデッキに出て見渡したパーク内ディズニーシープラザももうすっかり雨模様。お天気のせいなのか社会状況のせいなのか、本日のディズニーシー パークは土曜日のわりには落ち着いた様子に思われました。時計を見ると、このとき時刻は16:45くらい。オチェーアノのディナータイムの開始は17:00からですし 予約していた時刻まではまだ少し時間があったのですが、予約時間が来るまでロビーなどで待てばいいかな~ と考えて 私達は雨に濡れたトスカーナの風景を眺めながら連絡通路を通ってホテルミラコスタへと向かいました。ホテルの正面玄関を入ってロビーを横切り、とりあえずミッキランジェロギフトにでも行って予約時間がやってくるまで待とうか... とレストランエリア前を通り過ぎようとすると。オチェーアノ店頭で予約者リストを抱えてゲストを迎えていらしたキャストさんが こんにちは~お待ちいたしておりました~ と声をかけてくださいました。こんにちは と夫が返し、 まだ時間が早すぎますよね... と言うと、なんと既に本日のオチェーアノのコースではディナー営業が始まっているらしく、「お約束の時間よりも早いですが もしよろしければテーブルの準備が整い次第ご案内ができるのですけれど... いかがいたしましょうか 」とのこと。ならば せっかくなのでその提案通りにしていただこう と、私達はそのまま店内に入り ウェイティングエリアで待つことになりました。(注:現在ディズニーホテルのレストランは国と千葉県からの要請に従ってアルコール提供時間や宿泊客以外からの予約などについて様々な制限をしているので、特にディナータイムではゲストの便宜をはかるため なるべく早めに案内してくださっているのかなーというような印象でした。)そんなわけで、私達はそれからすぐに奥のコースルームのテーブルに案内していただくことができました。ふたりだけで利用するにはもったいないような広くてゆったりしたソファーの席に着くと 目の前にはそこだけ照明が一際明るくなっているスペースがあり、綺麗にしつらえられた特別なテーブルがスポットライトの中に浮かび上がっていました。 これは現在オチェーアノで提供されているお料理のテーマ「スペイン」にちなんだデコレーションのようです。テーブルの上にはプティフールや今だけ提供されているワインなどが飾られているようでした。スペイン国旗の鮮やかな「赤」と「黄」は目も心も惹きつけるような強い力がありますよね。さて。今回もいつもと同様「プレシャスセレブレーションセット」を手配してあったので、キャストさんによるメニューの紹介が済むと テーブルには記念写真を撮影してくださる専門のキャストさんがやってきました。そしてそのあと、お祝いのお食事がスタート。お料理の方は、現在提供されているふたつのコースのうちから ふたりとも「“メディテレーニアン・ヴォヤッジ” ディナーコース ~スペイン~」の方を選ぶことにしました。メインでイベリコ豚も選べるグルメディナーコースの方もたいへん魅力的だったのですが、きょうはお食事のあとにデザートとともにプレシャスセレブレーションセットのケーキも登場することがわかっているので、なるべく量の少ない方を と考えた結果です。肝心の「お祝いの乾杯」については、現在わけあって禁酒中の夫は炭酸水のボトルをお願いし、私の方だけでもシャンパンをいただこうと グラスワインのセット「ミラコスタカルテット」をお願いすることにしました。キャストさんのお話によれば 現在のミラコスタカルテットは「スパークリング(今回はシャンパン)・白・白(オレンジワイン)・赤」の4杯セットで、それぞれレギュラーのグラスワインよりも少ない量での提供なので「4杯合わせてハーフボトルワイン一本分より若干少ないくらいの量」とのことでした。(夫に遠慮してワインを飲まずにいるより 楽しくお食事できた方がいいだろうと思って注文したのですが、結果的にディナーコースのお皿の数ともぴったり合って大正解でしたよ!)ところで本日のオチェーアノ ディナーコース。以前はあった真っ白なテーブルクロスが消えていました。私達が最後に利用した2021年の4月は ディナータイムのコース席ではまだテーブルクロスはあったのですが、その後こちらの席でもブッフェの時と同じようにテーブルクロス無しで営業するようになったみたいですね。これも社会状況の変化に伴う運営の変更事項なのかもしれません。以前からオチェーアノのこのコースの部屋~ケルプの部屋~は海の底を思い起こさせるような落ち着いた雰囲気の場所でしたけれど、白いテーブルクロスが姿を消したことによって気のせいかさらに深度が進んで より一層深く暗い海の底に沈んだ場所になったようにも思われました。が、ここ「オチェーアノ」は 過去何度も繰り返し書いてきたことですが 私にとっては数多くの思い出が漂う大切な場所です。時間が経って堆積する思い出も増えて 重みを増してより深くの場所に沈んだのだと思えば、それもまた一興なのかもしれません。ではでは。以下簡単にお料理を記録しておきますね。最初の前菜は、公式の表記によれば 「軽く燻製した鰆 イカのタルタル アホブランコのエスプーマ」。鰆のスモークとイカのタルタルにお馴染みアホブランコのソースの組み合わせです。アホブランコはにんにくを使って作る白いガスパチョとも呼ばれるスープのことですが、それをゆるいムース状のソースにしてたっぷり添えてあります。付け合わせに使われているピクルスの酸味や散らしてある野菜が もうすぐそこまで来ている「春」を感じさせ、またミラコスタカルテットの最初の一杯「二コラフィアット」にもよく合って気分が一気に盛り上がりました。(私はミラコスタのレストランに来るとだいたいいつも「前菜とスパークリングワイン」の組み合わせでじゅうぶん幸せになっちゃうんですけれどね!)ふたつ目のお皿も「前菜」とのこと。「ホロホロ鳥とオマール海老のバロティーヌ モリーユ茸のソース」です。見ての通り、ホロホロ鶏ロール です。ロールの中身はオマール海老だけでなく帆立も使われているとのこと。ヴァンジョーヌ(黄色いワイン)が使われているというモリーユ茸のソースはテリヤキソースにも似た甘みが感じられ、ローストしたクルミも添えられていて風味も良かったです。お魚は「アンコウのポワレ サフラン風味のナージュ キャベツのブレゼ カラスミ添え」。スープ仕立てのアンコウのポワレです。たっぷりのキャベツのブレゼも春らしくて良かったですし、カラスミの塩気もちょうどよかったです。なんと言ったらいいのか... とにかくものすごーく美味しいお魚料理でした。こういうお皿に出会うと お店でコース料理を食べるってやっぱりいいな~楽しいな~ って思います。お肉は「牛フィレ肉のポワレ エシャロットとタスマニアマスタードのソース 」。お皿の上の位置にあるのが「牛ほほ肉とインゲンのパートブリック包み」。付け合わせの小さなお野菜(芽キャベツ?やエシャレット?、金時人参など)も彩りがよくて、ひとつひとつちゃんと美味しくて、とても良かったです。デザートの前には、プレシャスセレブレーションセットのケーキがテーブルにやってきました。メッセージプレートは、定型文でお願いするとこんな可愛らしいチョコレートで用意してくださるようになったのですね。少し遅れてコースのデザートも。「カシスムース 赤ワイン風味のシトラスゼリー ブルーベリーヨーグルトアイス」とのこと。お皿にはフラメンコを舞う女性がチョコレートで描かれていました。見た目が完全なる「スペイン」です。そしてコースが終わるころ、記念品と写真がテーブルに届けられました。(写真部分は加工してあります)毎年 私が楽しみにしているオチェーアノでの夫の誕生日お祝い、今年もこれで無事終了です。最近はこのお店の運営状況も それをとりまく様々な状況もいろいろ変化している上に 私達自身の事情も時間の経過(加齢ともいう)につれてどんどん変化しているので、この私のお楽しみがいつまで続けられるかわからないのですが、可能な限り続けられたらいいな と思っています。食事を終えて席を立ち、お店を出る前にはブッフェのお部屋に飾られていたこんなフラメンコの踊り手さんもカメラに収めることができました。会計を済ませ、オチェーアノを出たのは19:00を少し過ぎた頃でした。私達はそれから 真冬の雨の中 傘をさしてディズニーシーステーションへ向かい、電車を乗り継いで家に帰りました。何度も繰り返す、同じお店でのなんてことのない いつもと同じの誕生日祝い。それでも私達にとっては一回一回が貴重な時間、不要不急では決してない 人生の中での大切なできごとです。《帰りに乗ったリゾートライナーは「typeC」でした》* オチェーアノ の “メディテレーニアン・ヴォヤッジ” ディナーコース ~スペイン~ *・軽く燻製した鰆 イカのタルタル アホブランコのエスプーマ ・ホロホロ鳥とオマール海老のバロティーヌ モリーユ茸のソース ・鮟鱇のポワレ サフラン風味のナージュ キャベツのブレゼ カラスミ添え ・牛フィレ肉のポワレ エシャロットとタスマニアマスタードのソース 牛ほほ肉とインゲンのパートブリック包み ・カシスムース 赤ワイン風味のシトラスゼリー ブルーベリーヨーグルトアイス ・コーヒー または 紅茶 ・・・・・・・2022年1月8日~3月31日(12000)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
February 19, 2022
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