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いやあ11月も終わりましたね。 さて早速今月の成績ですが、対前年末比で+30.4%と先月の+25.2%からはやや回復しました。ただ、まだYH奪還までは行っていませんし、「対TOPIX+20%」という毎年の基本目標達成のためにもなんとか後1ヶ月死力を尽くそうと思います。 今月は超主力どころはどこも割とヨコヨコだったのですが、その下の主力クラスの7419ノジマ、8119三栄コーポレーション、9035第一交通産業あたりが良く頑張ってくれてパフォーマンスを押し上げてくれました。 今年も泣いても笑っても残り1ヶ月。最後の最後まで少しでも良好なパフォーマンスを目指して引き続き頑張ります。それでは皆様、来月もよろしくお願い致します。
Nov 30, 2015
さて今日は久々にポートフォリオ上位を紹介する十両銘柄概況シリーズです。 47位 4653 ダイオーズ (東1、9月優待) ◎~◎◎ PF時価総額47位の十両銘柄は、国内とアメリカで事業所向けコーヒー・飲料水サービスを行っているダイオーズです。前回の40位からは僅かに順位を落として登場しました。 ↑ 社長さんの笑顔、いつ見ても素敵ですね。 現在の株価1236円、PBR1.50、株主持分比率は73.0%と磐石、今期予想PER13.61、配当利回り1.9%(23~24円)で、優待は300株保有で100杯分のコーヒー、1000株で200杯分のコーヒー・日本茶です。コーヒー100杯は楽天市場で調べると大体時価3000円くらいのようです。なので総合利回りは2.7%(23+10=33円)となります。 今日は私が昨年2014年に戴いた1000株優待品の実際を見ておきましょう。 ダイオーズといえば優待族的には≒「カフェインパキパキのコーヒー」という感じですが、優待のお茶も実はかなり美味しかったです。 ダイオーズは財務状態も優待内容も極めて良いですし、足元の業績も国内・米国とも売上・利益が過去最高を更新する等絶好調です。 ( 株主優待だけでもっと優雅な生活 WWW9945&みきまる共著 より) これからも優待を楽しみにしながら、のんびりとホールドして応援していく予定です。
Nov 29, 2015
さて今日は通常のPF概況シリーズです。 281位 2335 キューブシステム (東1、9月優待) △ PF281位は、銀行・流通向けシステム開発が主力のキューブシステムです。 現在の株価は590円、PBR1.86、株主持分比率は68.2%と良好、今期予想PER14.53、配当利回り2.4%(14円)、総合利回り3.2%(14+5=19円)で、優待は200株保有で1000円相当、400株保有で2000円相当、1000株保有で3000円相当のJCBギフトカードです。 キューブシステムは指標的には平凡ですが、ま、PF中位銘柄としては特に問題はないと思います。これらも現行の優待制度が続く限りはホールド継続の予定です。
Nov 28, 2015
本日全国発売となった 別冊宝島2414 本当に億儲けた投資家が教える会社四季報のトリセツ 金持ち兄さんさん、かぶ1000さん、DAIBOUCHOUさん、白米さん、夕凪さん、WWW9945さんなどの歴戦の投資家が、四季報の読み方を手取り足取り親切丁寧に楽しく分かりやすく教えてくれると言うムック本ですが、 四季報ONLINEの使い方 株主優待狙いでの四季報の使い方 のところで私みきまるもちょっこしだけですが登場させて戴いています。(汗) 興味のある方は是非見てみて下さいね。
Nov 27, 2015
さて今日は久々に「株式投資本オールタイムベスト」シリーズをお送りします。第20位は、「新マーケットの魔術師 ジャック・D・シュワッガー著、パンローリング社)です。シリーズの第2作目(通称:白本)ですね。 マーケットの魔術師シリーズは現在までに4冊が発売されているわけですが、この白本はその中では最低の評価となります。その理由は後半の第6章の金儲けマシーンあたりの話なら、最新作の第4弾「続マーケットの魔術師」での第2部グローバルマクロ戦略のトレーダー(レイ・ダリオやコルム・オシア)たちの話の方がより新しく進化していて更に深いし、第7章のトレーディングの心理学の話ならマーク・ダグラスの「ゾーン」や「規律とトレーダー」などの方が圧倒的に出来が良いからです。 ただこういった大きな減点ポイントがあってもなお、この本は名著であると思います。私がこの本で最も印象に残っているのは、ビル・リップシュッツの 「 全てのポジションを一度に構築したり、閉じたりしなくてもいい。 。。 ほとんどすべてのトレードで売り下がり/買い上がりの、スケールで取引を行う。 。。要はある程度のポジションを初めに積んで、その後、スケールに応じてポジションを積み増していく。」という、 「スケールで取引を行う」 という話でした。 というのは、元々の私自身のやり方が大きな「優待株いけす」を常に持って、その中から良い銘柄は総合戦闘力に応じてどんどんとPF上位へ上げ、そして駄目な銘柄は逆にどんどんとPF下位へ落としていくと言うものだったので、このリップシュッツの話を初めて読んだ時に、「あ、これ自分が今までやってきていたことに似てるな。」と感じて、その理論的な補強材料を得ることが出来たからです。 それ以外では、驚異的な勝ち組として知られたトレーダー集団の「タートルズ」の生みの親の1人とて知られているウィリアム・エックハートの、「一般原則として、 快適さを与えてくれるトレードは避けるべき。 。。押し目で買うのは心理的満足を得るための気晴らしに過ぎない。。。結局取引自体を逃してしまったり、高値で買わなければならなくなる。」というのも印象的なフレーズでした。 ま、以上を一言でいえば、 マーケットの魔術師シリーズは最高すぎる。 ということです。一番出来の悪いこの2冊目ですらベスト20に入れざるを得なかったわけですからね。 マーケットの格言として知られている名言の中でこのシリーズが元ネタになっていることと言うのは物凄く多い ですし、 マーケットの魔術師シリーズ全4作を読破していることは、投資家としての「必須の教養」であると考えています。
Nov 26, 2015
さて今日もPF概況シリーズです。 280位 4956 コニシ (東1、9月隠れ優待) ○ PF280位は、「ボンド」で知られる家庭用・工業用接着剤の最大手のコニシです。 現在の株価は 2565円、PBR1.03、株主持分比率は56.5%、今期予想PER13.74、配当利回り1.4%(35円)です。コニシには株主優待制度はありませんが、アンケートに答えると隠れ優待としてプレゼントが貰えます。 コニシは指標的にもまずまず割安ですし、楽しい隠れ優待も戴けますし、PF中位としてはとっても良い銘柄と思っています。
Nov 25, 2015
さて今日もPF概況シリーズです。 279位 9827 リリカラ (東JQS、12月優待) △ PF279位はインテリア卸大手のリリカラです。前回は263位でその時の株価は91円(当時のPBRは何と0.17倍!!!)でした。現在はその時点からは倍以上の株価になっていますが、PF内順位はあまり変わらない位置での登場となりました。それだけ日本株が全体として大きく上昇したということでしょうね。 現在の株価は245円、PBR0.48、株主持分比率は29.0%、今期予想PER19.44、配当利回り0%(0円)、総合利回り0.8%(0+2=2円、優待品は私独自の試算から2000円相当で換算)で、優待は1000株保有で自社取扱商品です。 今日は過去3年間の優待内容を見ておきましょう。 まずは今年2015年の優待品です。5年連用日記でした。 次は2014年です。kioiマルチケースでした。 最後は2013年です。ランチバック&ペットボトルケースでした。 リリカラの優待と言うのは我々ディープ&マニアックな真性ジャンキー系の優待族の間でもほとんど話題になることがない のですが、割と力のある内容であると評価しています。毎年実はクオリティが高いんですね。 リリカラは相変わらず厳しい業績推移が続いていますが、それでも最悪期は脱出しつつあるという印象はあります。ま、今のところはホールド継続ですね。
Nov 24, 2015
さて今日は通常のPF概況シリーズです。 278位 2664 カワチ薬品 (東1、3月優待) △ PF278位の中堅銘柄は、栃木地盤の大手ドラッグストアのカワチ薬品です。現在の株価は2406円、PBR0.64、株主持分比率46.9%、今期予想PER21.12、配当利回り1.9%(45円)、総合利回り2.8%(45+22=67円、優待券はお米券として換算)で、優待は100株保有で5000円相当の優待券(優待券を返送すると5キロ分のお米券と交換可)です。 カワチ薬品は業界大手ですが、成長力に乏しくまたこの10年間ずっと営業利益率もジリ貧というパッとしない状態です。株価もそれを反映してずっとヨコヨコが続いていますが、株式市場というのは中長期的に見ると実にしっかりとその企業のファンダメンタルズを反映した合理的な値段付けをするんだなあ、と感心しますね。
Nov 21, 2015
さて今日は株式投資本オールタイムベストシリーズ第19位、バフェットのポートフォリオ(ロバート・G・ハグストローム著、ダイヤモンド社)の最終回第3弾です。 今日は アクティブ運用の問題点 について見て行きましょう。 アクティブポートフォリオのいまの運用方法では、S&P500を上回る可能性は極めて低い。 毎年何百もの銘柄を狂ったように売買するので、機関投資家のマネーマネージャー達は自らが「マーケットそのもの」になっている。 アクティブ運用の活発な行動は自分自身の凋落の原因を作り出している。 この本の15年以上前の指摘は今の市場でも100%そのまま当てはまりますね。 そして、 われわれの業界全体が価格近視眼症になっている というのも本当にその通りだと思います。私達アクティブ投資家は分厚い近視用の眼鏡をかけて目の前の利益の確保に血眼になり、ほんの少し先の未来さえ全く見ようとせず、そわそわと躁病患者のように落ち着き無く走り続けている傾向があるんですね。 ちなみにこの視点に関しては、凄腕投資家であるぱりてきさすさんの ビン底メガネ野郎 という日記が珠玉の内容です。 名作 続マーケットの魔術師 の中で、トム・クローガスは、 マーケットは1年以上も先の生産可能性には何も支払おうとはしない と述べました。そしてこのマーケットの性質から、逆に、 1~3年程度の時間軸での中期投資は常に有効 であり続けています。それが 「ビン底メガネを外すことの効用」 なんですね。。。。。。 さてこれでこの本の紹介は終わりです。かなり古い本ですが実に良い本だと思います。未読の方は是非。
Nov 20, 2015
さて今日は久々に十両銘柄概況シリーズです。 46位 2128 ノバレーゼ (東1、6・12月優待) ◎~◎◎ PF時価総額46位は、ゲストハウスウェディング運営のノバレーゼです。前回の37位からは少し順位を落として登場しました。 現在の株価は925円、PBR1.54、株主持分比率は48.0%、今期予想PER11.14、配当利回り3.2%(30円)、総合利回り3.9%(30+6=36円、映画鑑賞券はヤフオク平均落札価格の1100円、ノバレーゼ優待割引セットは同じくの100円で換算、また利回りは最良となる200株もしくは800株保有時の場合で計算)で、優待は、 です。すごく簡単に言うと、前回優待から追加となったイオンシネマで使える映画無料鑑賞券以外は実質的にはほぼ無価値ということです。ただ映画券優待の追加によって総合利回りが上昇したので、ここは再び優待株としての輝きを放つようになりました。 ノバレーゼはやや不安定さはあるもののマイルドな成長力もありますし、指標的にもまずまず割安ですし、総合利回りもしっかり出ていますし、そして何よりも優待改善がありましたし、優待族的観点からはかなり良い銘柄です。 ブライダル業界には他にもグロース系の個人投資家の方々の御用達銘柄の2196エスクリを筆頭に、かつて私のPF1位だったこともある2198アイ・ケイ・ケイ、2418ツカダグローバルHD(旧ベストブライダル)など、成長力と指標的な割安さを兼ね備えた総合戦闘力の高い優待株が多いです。本日現在の最新の戦闘力で見れば2196エスクリが頭2つ飛び抜けて良い銘柄であると思いますが、ここノバレーゼもエスクリに次ぐ力のある銘柄であると考えています。 ま、私は、高成長株を基本的にあまり好まない、 ジョン・ネフ的な「シケモク投資家」 なので、それでノバレーゼのような 「マイルドな成長力を持ち、その割に非常に不人気」 な銘柄を好むという側面もあります。映画優待を楽しみにしながら、引き続き業績推移をしっかりとチェックしていく予定です。
Nov 19, 2015
私の株式投資本オールタイムベスト1位に輝く永遠の名著 生き残りのディーリング の中で著者の矢口新は、 損は出るもの。そして、損は切るもの。。。(我々に)アゲインストと言うポジションはない ! 損切りが難しいなどと言っているうちはまだ駆け出しである。。。 アゲインストのポジションは持ってはならない もの。。。 必要以上のエネルギーを消耗させ、相場観を狂わせ、取り返せないほどの損を抱える危険をはらんでいる。 。。 評価損は実現損よりも性質が悪い。 。。評価損は生きており、これからどこまでも成長する可能性を秘めている。また、 損を切れないことを正当化するための相場観が用意される。そうしないと自己矛盾に至るから である。。。怖いのは時に損の額が一個人の耐えうる限界を超えてしまうこと。。。限界点はだれにでもある。 。。 損をこまめに切ることにより、いつも偏らない相場観、冷静な判断力を持ち続けることが出来る。 。。ここぞという買い場で100%の力を残したままでいることができる。 と述べました。私は上記の67章 損切りの徹底 の珠玉の奇跡の3ページが本当に好きで、あまりにも何度も読み返した末についに今ではほぼ完全に暗記してしまっています。(汗) そしてこの本の教えに従って、常に適切に損切りをすることを徹底しています。。。。。。 すいません、前置きが長くなりました。毎月大好評を戴いております「PF含み損ランキングシリーズ」ですが、その最新版公表の日がやってきました。私の 「失敗と過ちの分かりやすい一覧表」 である、2015年11月18日現在の最新の採れ立てホヤホヤのPF含み損ランキングトップ25を一気に見て行きましょう。 保有全541銘柄中の含み損1位には、名古屋の名門商社で超レアな名証1部単独上場銘柄でもある7485岡谷鋼機が前回に続いて登場しました。ここは非常に良い銘柄と思いますが、株価推移にはモメンタム(勢い)が全く無くほぼ死んだような状態です。私は「近い将来の東証1部昇格は期待薄で勝率があまり高くないのに、指標的な割安感に目を奪われ安易に大きく買ってしまった。」という自らの過ちを深く反省し、少しポジションを落としました。 含み損2位にはパチンコホール向けコンピュータシステム最大手の6430ダイコク電機が初登場しました。ここは今期は業績がズタボロですが、配当+優待の総合利回りがかなり高く、私は「どの水準で優待エアバッグが作動するのか?」を楽しみに株価推移をじーっと眺めています。 含み損4位にはかつての超主力株6875メガチップスが登場しました。かつてはキラキラと輝いていましたが今はその光を失ってしまいました。企業と言うのは本当に生き物なんだなあと痛感しますね。 さてこれで今回のPF含み損ランキングは終了です。PFから含み損銘柄が無くなり次第このシリーズは終了の予定なので多分今回が本当に最期になるものと考えています。 それでは皆様、もしもご縁がありましたらまたいつの日かまたお会いいたしましょう。
Nov 18, 2015
さて今日は株式投資本オールタイムベストシリーズ第19位、バフェットのポートフォリオ(ロバート・G・ハグストローム著、ダイヤモンド社)の続編です。 今日はバフェットが追加投資を検討するときの測定尺度について見て行きましょう。 すでに保有している手持ち株式を点検して、新規投資がそれよりよいかどうか調べる。 新規銘柄があなたがすでに持っている銘柄よりも特によくなければ、それはあなたの選別基準を満たしていない。 簡潔かつ堅牢な素晴らしい考え方ですね。 そして私の投資理論の中核を成す、「優待株いけす理論」は実はこの本のこのページを読んだ事を元にして生まれました。 「そうか、良さそうな優待株はまず1枚買ってみていけすに入れ、その自分だけのいけすを利用して、厳しく比較吟味しながら自然に無理なく主力株を探せばいいんだ。」と突然に思い付いたのです。 また、 自分の才能がどこにあるのかを見抜く 見つけた自分の優位性を活用する ということもこの本から学びました。 そして私は自分に明らかに才能があり、そして同時に大きな優位性がある現在の 優待バリュー株投資 に最終的に辿り着いたのです。 この名著から私が学んだことは本当に多かったですね。(続く)
Nov 17, 2015
さて今日は株式投資本オールタイムベストシリーズです。第19位は、バフェットのポートフォリオ(ロバート・G・ハグストローム著、ダイヤモンド社) です。 この本は名著として知られる、同じ作者による バフェットの法則 の姉妹編として書かれた物です。前作はバフェットの銘柄選択法を分かりやすく解説して世界的なベストセラーとなり現在も改訂版が出続けていますが、この続編はバフェットが集中投資によって成功したことに注目して、フォーカス投資の必要性とその優位性の解説に的を絞った極めて実践的な1冊 となっています。 何故か前作に較べて著しく評価の低い本なのですが、私自身にとっては現在の投資手法を作り上げる過程において極めて大きな影響を受けた最高の本です。というのは 最初にフォーカス投資の必要性をはっきりと認識したのがこの本を読んだときだった からです。またいわゆるバフェット本を少なくとも10冊以上は読んだ2015年現在の視点から新たに捉え直しても、やはりこの本がバフェット本の中ではベストの1冊であるとも考えています。 ちなみにもう少しこの本を概観すると、前半は神レベルで素晴らしいのですが、後半が引用が多くてクオリティが下がってちょっとダレます。なのでトータルでのこの本の評価が今一歩なのは分からなくはないのですが、それにしても フォーカス投資の優位性と必要性を解き明かした前半部分が実に素晴らしく、そこを評価してトップ20入り としました。これからもこの 株式投資本オールタイムベストシリーズは「加点法」 で書いていきます。つまり 一部に大きな欠点があってもそれをはるかに上回る魅力があれば上位に選出 して行く予定です。 今日はまず バフェット流のフォーカス投資のポイント から見て行きましょう。 高い確率で過去の好成績が将来も持続すると信じる少数(10~15銘柄)の傑出した企業を選別 する。 そしてその中でも 最も高い勝率のものに最大の賭け を行う。 事態が悪化しない限りその ポートフォリオを極力長期で持ち続ける。 私はPF上位15銘柄で時価総額全体の最低50%以上とすること、また特にPF最上位銘柄にはドンと大きく張る事を自らの大切な投資ルールとしているのですが、実は全てが直接的にこの本から学んだことです。 そしてこのフォーカス投資の考え方の中で最大の肝となるのは、 高い確率に大きく賭ける ということです。具体的には、 ケリーの公式 2P-1=x 勝つ確率(P)の2倍マイナス1は賭けるべき掛け金の比率(x)に等しい という ケリーの公式 にしたがって戦う のが大切です。勝率が70%ならば0.7×2ー1=0.4で掛け金の40%を賭ける、もしも勝率100%ならば1.0×2-1=1.0で掛け金の100%を賭けるということです。 もちろん実際のポートフォリオの運用においてそのままケリーの公式を単純に当てはめることは出来ませんが、間違いなくバフェットはこのケリーの公式を用いて運用しています。例えば1989年から1997年の間、コカ・コーラがバフェットのポートフォリオ全体に占めるポジションは何と34.8~43.0%だったわけですが、これはバフェットがコカ・コーラでの勝率を限りなく100%に近いものと考えていた、そしてケリーの公式から割り出される正しい掛け金の約半分を投入した、ということでしょう。 そして私自身もその銘柄に対して100%に近い確信がある時には、ケリーの公式を半分にして最大でPF全体の50%近くの金額を突っ込んでこれまで勝負をして来ました。最近はもう少しマイルドな布陣で戦うことが多いですが、それでも当然 自分自身が考える勝負銘柄への確信度に応じて常にその比率は柔軟かつ迅速に調節する ようにしています。 ちなみにバフェットは、 効率的市場仮説については、「この理論の主唱者たちは、理論に合致しない証拠には関心がないように見える。」と実に控えめな表現を持って否定 しています。ま、いずれにせよ、バフェット自身の過去の戦績がその理論が明白に間違っていることを何よりも雄弁に語っていますね。 (続く)
Nov 16, 2015
さて今日は通常のポートフォリオ概況シリーズです。 277位 2579 コカ・コーラウエスト (東1、6・12月優待) △ PF277位は、西日本エリア全域をカバーし、何故か青汁のキューサイを子会社として持っているコカ・コーラウエストです。 現在の株価は2457円、PBR1.03、株主持分比率68.3%、今期予想PER19.23、配当利回り1.7%(41円)、総合利回り3.1%(41+36=77円)で、優待は100株保有で年に2回30優待ポイント(1ポイントで60円相当のコカコーラ社製品詰め合わせと交換可)です。 具体的には、下のようにバラエティに富んだ商品群から選択することができます。 私は過去、様々な商品を楽しく選択してきました。 ただ最近ではブラックコーヒーを選択することが多いです。それは何故かと言うとカロリーが低いですし、株式市場で常にパキパキの状態で集中して戦うのに非常に役立つからです。 コカ・コーラの持つ世界的なブランド力と各社の鉄壁の財務、共通するまずまずの低PBR、万人に喜ばれる普遍的で王道の優待内容を考え合わせれば、コカ各社は大安心してホールドしていける日本を代表する「優待ディフェンシブ銘柄群」であると評価しています。
Nov 15, 2015
さて今日は株式投資本オールタイムベスト18位、投資を生き抜くための戦い(ジェラルド・M・ローブ著、パンローリング社)の最終回第6弾です。 私がこの本から得た最後の印象に残るメッセージは、 株式市場には常にチャンスがある と言うことでした。 チャンスはいつでも、どこにでも転がっている。。。明日、あるいは来年かその翌年にも新たなリーダーが生まれる。 。。現代は、楽天家には実り多い世の中である。。。 どんな相場環境でも、大きく上昇する銘柄と言うのは必ず存在します。大切に育て見守ってきた私の500銘柄を超える「優待株いけす」の中には、常に黄金色に輝く明日の出世魚が目立たず静かに泳いでいる。。。 さてこれでローブの「投資を生き抜く戦い」の紹介は終わりです。わざわざ6回にも分けた理由は、それぞれのテーマ別の金言を自分が頻繁にウェブ上で参照したかったからでした。個人的な都合に皆様を付き合わせてしまって申し訳ありませんでしたが、それだけこの本が宝石のような存在だと言うことで御了承下さい。 これからもこの宝物のようなローブの本と共に、命続く限り、そして同時に常に極限までの努力を欠かさず、私も株式市場を生き抜いていこうと思っています。
Nov 14, 2015
さて今日は通常のPF概況シリーズです。 276位 9887 松屋フーズ (東1、3月優待) △ PF時価総額276位の中堅銘柄は、牛丼3強の一角の松屋フーズです。 ↑ 最近はとんかつ業態の松乃家に注力していますが、カツ丼専門店の「かつや」を展開している3085アークランドサービスの極めて高い利益率を考えれば、非常に良いアイデアであると思います。 現在の株価は2625円、PBR1.48、株主持分比率は60.4%、今期予想PER40.02、配当利回り0.9%(24円)、総合利回り2.8%(24+50=74円、優待券はヤフオク平均落札価格の1冊5000円で換算)で、優待は100株保有で優待食事券10枚です。 優待券1枚で「優待券裏面に記載のメニューもしくはおすすめメニュー」より1品を選択することが出来ます。また返送すると、下記のように「自社製品詰め合わせセット」を貰うこともできます。 ↑ この松屋オリジナルカレー、かなり辛いのですが美味いです。 私は松屋では季節限定のその時々の「おすすめメニュー」を中心に選ぶようにしています。最近個人的に大ヒットだったのは、 この「ごろごろ煮込みチキンカレー」です。スパイスが味わい深く、また名前に全く恥じないくらい、JAROに電話する必要が全くないくらい本当にごろごろとたくさんのチキンが入っていて抜群に美味しかったです。限定メニューでしたがまたいつか再発売して欲しいですね。 松屋フーズが利益率が非常に低く大きく買える様な銘柄ではありませんが、優待券は財布に入れておくと実に重宝しますし、PF中位としては全く問題の無い銘柄であると考えています。
Nov 13, 2015
私は本当の事を言うと、もうずっと、ずっと、ずっと、何年も前から見つめていました。。。。。。 多くの歴戦の投資家の方にかつては深く愛され、そして今は見限られて、見捨てられたかつての宝玉。 時が流れ、「何の価値もない、お前には元々翼は生えていなかった。」と側溝にポイッと投げ捨てられ、朽ち果てて汚泥にまみれてしまいました。 私はそっと静かに近づきました。拾い上げぎゅっと固く抱きしめ、「この時を何年もずっとずっと待っていた。共に戦こう。」 そのように誓いました。 そう、分かっていました。勝負の時が来たことを。ここで全てを賭けられないのならば、私は何も変われないし、今、この瞬間に前に出られないのであれば、私にはどのみちもう未来は無い。 そして私は覚悟を決めて、そこに踏み込みました。。。。。。
Nov 12, 2015
私は昨年、親友の投資家の方に「やらないと絶対損だよ。」と言われて年末のギリギリになってふるさと納税デビューをしました。その時は非常に知識が乏しかったので親友のおすすめ品や額の大きいものをいくつかポンポンと注文して簡単に終えたのですが、自分の中ではかなりの不完全燃焼感が残りました。 そして2年目となる今年は昨年よりはかなり勉強をして欲しいものを探し、また還元率にも意識を配って細やかな注文をコツコツと入れてきたのですが、今年から納税できる金額が倍になったことから未だに持っている枠を使い切れていません。 そのためこの1週間ほどは株式投資の勉強に割く時間を半分くらいに減らして必死にふるさと納税をしています。ただ、株の勉強で使うのとは違うエリアの脳を働かさなくてはならない感じで非常に消耗します。 ふるさと納税の完了までしばらくは日記の更新が滞り気味になるかもしれませんが、御了承下さい。
Nov 11, 2015
さて今日は株式投資本オールタイムベスト18位、投資を生き抜くための戦い(ジェラルド・M・ローブ、パンローリング社)の第5弾です。 今日は 「株をいつ売るか?」 という難題についてローブが述べた部分を見て行きましょう。この 株の売り時と言うのは本当に難しい ですよね。私もいつもいつも悩み続けているのですが、この本から実にたくさんの貴重な示唆を得ました。そしてそれを活かしながら毎日を楽しく戦っています。 ローブは 値上がりして大きな含み益を持った株 について、 損失の時と同じシステムで売る ように勧めます。具体的には、 株価が相場の最高値から10%下がったら部分的に処分 することを考えたほうがいい、と言います。 損切りと同じやり方を踏襲すればよい ので非常に分かりやすいですね。 また別の視点からは、 目的が達成されて、その株がこれ以上成長しないか、今後数年間は横ばいだろうと感じた時も現金化するタイミング だと述べています。 更にこの 年に一度運用成績を見て、下から10%を売り、そのとき一番良さそうなほかの銘柄と取り換えろ。 というのも実に具体的で有り難いアドバイスですね。 また、 投資家は、自分のポートフォリオを意識して組み替える必要がある。 。。最低でも10%は入れ替えろ。。。 変化し続ける投資要因に遅れを取らずついていくのに有益 である。。。 という助言も深いです。改めて言われて見るとこのPFの入れ替えと言うのは本当に大切だと思います。それは「株式市場は生き物」で常に動いているからですね。 この ステップシステム という考え方は非常に有益と思います。 損切りする勇気を持てない場合でも持ち株の一部だけなら売る気にもなれるだろう。。。 自分の銘柄が明らかな「失敗」を犯したと感じるたびに少しずつ売っていけばいい。 。。この方法は、 ある薬が体質に合えば量を増やし、合わなかったら量を減らすという考え方に似ている。 。。 素晴らしい。。。なんと分かりやすい例えでしょうか。心にスーッとそよ風のように滲み込んで来ます。株式市場で生き抜くために 100%正しくあろうとするな というのは良く言われることですが、ローブの表現と言うのは情緒的に実にしっくりと来るんですね。。。。。。 この「株をいつ売るか?」という難題に対してのローブのアドバイスは私には本当に役立ちました。特に 株価が相場の最高値から10%下がったら部分的に処分 すべきというのは素晴らしいアドバイスだと改めてしみじみと思っています。
Nov 9, 2015
さて今日もPF概況シリーズです。 275位 2729 JALUX (東1、3・9月優待) △ PF275位は、JAL系商社で空港売店などを手掛けるJALUXです。 ↑ これまた実に良い本でしたね。特に旅をしながら読むと最高です。 現在の株価は2502円、PBR1.82、株主持分比率は43.4%、今期予想PER17.76、配当利回り1.2%(30円)、総合利回り2.3%(30+28=58円、優待券はヤフオク平均落札価格の額面の70%で換算)で、優待は100株保有で年2回、1000円相当の優待券を2枚です。 私は空港でお酒を飲むのに良く利用しています。 また優待券は通販カタログで使用することも出来ます。 JALUXは指標的には妥当な株価位置ですが、優待内容も良いですしこれからものんびりとホールドしていく予定です。
Nov 8, 2015
さて今日は通常のPF概況シリーズです。 274位 1867 植木組 (東1、9月優待) ○ PF274位は、新潟県地盤の中堅建設会社の植木組です。現在の株価は260円、PBR0.52、株主持分比率は45.4%、今期予想PER14.86、配当利回り2.3%(6円)、総合利回り2.7%(6+1=7円)で、優待は1000株保有で1000円相当のクオカードです。 植木組は指標的にまずまず安いですし、PF中位銘柄としては特に何も言うことはないですね。今は初優待の到着を楽しみにしています。
Nov 7, 2015
さて今日は株式投資本オールタイムベスト18位、投資を生き抜くための戦い(ジェラルド・M・ローブ著、パンローリング社)の第4弾です。 今日は 「損切りの大切さ」 についてローブが述べた部分を見て行きましょう。 ローブは述べます。 「 損失を減らすことは常に正しい。。。 損切りできる人は長い目で見ると一番成功する。。。 これは自信を持って教えられるマーケットの唯一の原則である。 」 これは他の投資に関する名著でも同じ内容の記述を良く見ますね。 ローブは損切りに関して、機械的な方式を否定 し 「 自分の頭を使い、論理と理性でことにあたるべきだ。 」 と述べます。私自身も一律○%というような損切りの仕方はしていませんし、ローブの言うことは本当に理に叶っているなあ、と感服します。 ただ同時に、「 投資額が10%減ったら十分に注意しろ。。。通常はそこで損切りするべきだ。 。。」とも述べています。ま、過去の大投資家のコンセンサスを見ても、やっぱり 10%というのが基本ライン なのかな?と思いますね。 また、 どのように損失を受け入れればよいのか?という難題 については、 「 保険料と考えろ。 」 と述べています。 そして、 損は切って、利益は放っておく。 多分これが 相場で生き延びるための最大のポイント なのだろうと思います。リバモアも「巨大な利益は坐して待て。」と、ほとんどローブと同じニュアンスのことを言っていましたが、相場では単純に考えれば50%の確率で損が出るわけなので、 勝てるときには大きく勝つようにしないと結局トータルで見て生き残れない ということなんでしょうね。(大興奮の第5回へ続く)
Nov 6, 2015
さて今日も通常のPF概況シリーズです。 273位 4837 シダックス (東JQS、3月優待) ◎ PF273位は、給食事業とカラオケ事業が柱のシダックスです。 現在の株価は503円、PBR0.75、株主持分比率は19.0%、今期最終赤字予想、配当利回り3.0%(15円)、総合利回り6.8%(15+19=34円、優待券はヤフオク平均落札価格の額面の70%で換算)で、優待は100株で540円相当のカラオケ割引券(1回の会計で5枚まで利用可)を5枚、500株で25枚です。 ↑ 私はアメリカのロックバンドの TOTO の大ファン(特に初期の1~7作目までのアルバムが好き)で、良くカラオケでも熱唱しています。 シダックスには指標的な割安感はほとんどありませんが、総合利回りは非常に高くPFの片隅には是非置いておきたい銘柄です。これからも優待を楽しみにのんびりとホールドしていく予定です。
Nov 5, 2015
さて今日もPF概況シリーズです。 272位 9948 アークス(東1、2月優待) ○ PF時価総額272位の中堅銘柄は、北海道・青森・岩手でトップシェアを誇るスーパーチェーンのアークスです。 私は元々青森地盤のスーパーである旧3078ユニバースを主力の一角として戦っていたのですが、その後アークスに経営統合されたためスライドしてアークス株を多く持つことになりました。そしてその後アークスの株価も大きく上昇したためにチビチビと売却し、今は恩株が105株のみ残る形となっています。 現在の株価は2462円、PBR1.14、株主持分比率57.0%、今期予想PER19.92、配当利回り1.7%(42円)、総合利回り2.5%(42+20=62円)で、優待は100株保有で自社商品券もしくは全国共通ギフト券2000円相当、もしくは青森県産りんご3キロ、もしくはりんごジュース1箱です。ユニバースの優待制度が残ったのが旧ホルダーとしては嬉しかったですね。 アークスは今や「北海道・東北の輝く一番星☆」ですし、イオン等のスーパー列強との今後の死闘を楽しみにこれからもホールドしていく予定です。。。。。。。
Nov 4, 2015
さて毎回楽しくお送りしているこの みきまるの優待バリュー株日誌 ですが、このところ意図的に更新頻度を上げています。 その理由なのですが、実は楽天ブログというのは日記の下書きが50件しか出来なくて、 このところ、日記を毎日アップしないと次の下書きが書けない、という状況だからです。 このように ガソリン満タン なので、しばらくは高頻度の日記更新が続く予定です。
Nov 3, 2015
さて今日も通常のPF概況シリーズです。 271位 7942 JSP (東1、3月優待) △ PF271位は、三菱ガス化学系で樹脂発泡製品専業大手の一角のJSPです。 現在の株価は2650円、PBR1.21、株主持分比率は56.8%、今期予想PER17.34、配当利回り1.1%(30円)、総合利回り2.3%(30+30=60円)で、優待は100株保有で 3000円相当の社会貢献寄付金付オリジナル・クオカードです。 こういう高額のクオカードと言うのは非常に実用的で嬉しいですね。 JSPは指標的に実に妥当な株価位置です。まさに「PF中堅銘柄」と言うところですね。
Nov 2, 2015
さて現在展開している「PF概況シリーズ」ですが、今日でその 折り返し地点 を迎えました。保有540銘柄で今日紹介するのが270位ということです。 ところでこのシリーズの第一弾は、当時 「みきまる 史上最大の作戦 」 と題してお送りした 2011~2013PF概況 でした。 今お送りしているのはその第2弾となります。 そして現行のPF概況シリーズは、 2013年12月 に始まりました。その当時は2016年12月までの丸3年で完了する心積もりでしたが、保有銘柄数の更なる大幅な増加や 株式投資本オールタイムベストシリーズ などの 「新たなアトラクションの導入」 もあり、6425ユニバーサルエンターテインメントのフィリピン巨大カジノリゾートと同じく 進捗が遅れに遅れ ています。そのため今のところ2017年12月に完了予定へと工期を変更しています。足掛け4年の大作となってしまいますが御了承下さい。。。。。。 それでは本文に戻ります。 270位 5975 東プレ (東1、3月優待) ○ PF270位は、独立系のプレス部品メーカー大手の東プレです。 現在の株価は2641円、PBR1.233、株主持分比率は62.6%、今期予想PER14.70、配当利回り1.1%(30~32円)、総合利回り1.5%(30+10=40円)で、優待は100株保有で1000円相当のオリジナルクオカードです。 東プレはマイルドながらも一定の成長力を有していますし、比較的利益率も高いですし、PF中位としては過不足の無い悪くない銘柄であると評価しています。
Nov 1, 2015
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