星とカワセミ好きのブログ

2019.06.16
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カテゴリ: 鉄道 / Trains
2019年5月26日、小田急ファミリー鉄道展で撮影した、マルチプルタイタンバーです。

線路の下には電車の衝撃を受け止めるため、枕木の下に石が敷いてあり、クッションの役割をしています。一日に何度も電車が通ると石の状態が悪くなり、線路が凸凹になるので、マルチプルタイタンバー(略してマルタイ)が直していきます。以前は社員が手作業で敷石を直し、大変な作業でしたが、この機械を導入することで、作業が軽減されたそうです。

マルタイは、オーストリアのブラッサー&トイラー社製で、1か月の船便で、2017年11月に到着しました。車両の長さは26メートル、重さは80トン、ディーゼルエンジンです。作業量は一般平均800mです。

クランプという機械で線路を持ち上げ、タンピングツールという爪で石を押し込み、つき固めます。騒音やほこりがでないように、扉が下まで動きます。




↑ 小田急のマルタイ(マルチプルタイタンバー)。


↑ マルチプルタイタンバーの説明。


↑ マルチプルタイタンバーは、少しずつ移動しながら線路に敷かれているバラスト(砕石)をつき固める作業を行う大型の保線重機械。



↑ 線路には重たい電車の衝撃を受け止めるため、マクラギの下にバラストが敷いてあり、クッションの役割をしている。これで乗り心地の良い線路を保っているが、列車荷重の繰り返しにより、レールが横へ押されたり、重みで沈んだりすることで、乗り心地が悪くなるばかりか列車運行に支障する恐れがある。そのため、バラストをつき固めて軌道の凸凹を補修し、安全で乗り心地の良い線路に直している。







↑ 脱線復旧装置。 






↑ リフティング・ライニング装置。
タンピング装置の動きに合わせてレール及びマクラギを設定した高上量に持ち上げる装置。それと同時にレールを左右へ動かし、横の歪みも補修することができる。















↑ タンピング装置。
持ち上げてできたマクラギ下の隙間をつき固め、締めることで軌道の凹凸を補修する装置。実際は重機械をゆっくり進ませながら、つき固め作業を行っている。


↑ 線路、マクラギとバラスト(砕石)。


↑ タンピングツールという爪。








↑ 爪をバラストの中に突き刺し、振動でつき固める。








↑ 防音扉が下がり始める。


↑ 下がる途中。


↑ 防音扉が下まで下がった。


↑ 測定トロリー。














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最終更新日  2019.06.17 08:39:31
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