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2021.08.23

荻野目洋子さんと河合奈保子さん（2）大本恭敬さん

カテゴリ：河合奈保子さん

大本恭敬さんは「大本式ヴォイス・トレーニング法」を確立され、1,000人以上の歌手・タレントのヴォイストレーニングをされました。

「理想の声に近づく本　大本式ヴォイス・トレーニング／大本恭敬／シンコーミュージックエンターテイメント」を出されており、まえがきのｐ５には、下記記載があります。
「私のトレーニングを受けた歌手やタレントたちも、いつの間にか千人を越えました。
特に西城秀樹や、河合奈保子、中森明菜、荻野目洋子など、特訓に特訓を重ねた人たちが、テレビにステージに、頑張っているのを見るのはとてもうれしいことです」。

この本のすごい所は、ｐ188に「河合奈保子さんのヴォイス・カルテ」、ｐ189に「荻野目洋子さんのヴォイス・カルテ」が掲示されており、「症状」「処置法」「備考」欄に詳しくレッスンの状況が時系列で書かれている点です。
また、河合奈保子さんについては、ｐ190から196まで、奈保子さんがレッスンを受けてどんどん伸びていく様子と、1980年10月のファーストコンサートでのレッスンの成果も書かれています。

奈保子さんは1980年3月16日、東京・中野サンプラザで開催された「ヒデキの弟・妹コンテスト」決勝大会で優勝しました。翌日の3月17日は高校の終業式があり、3月末に奈保子さんは東京へ行きました。デビュー日は1980年6月1日に決まっており、日程に余裕が全くありません。
早速、4月1日から奈保子さんは大本恭敬さんの特訓を、毎日２時間受けます。最初の4月1日の大本さんのコメントは「リズム感最悪。なわとびをやらせる。発声法は地味でも毎日やるしかない」と書かれています。レッスンの模様は全てテープに録り、奈保子さんは家で聴いて良い所、悪い所を確認します。
練習の結果、奈保子さんの声音域は広がり、澄んだ声になり、リズムは８ビートまでとれるようになりました。

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河合奈保子さんと荻野目洋子さんのレコードを一部紹介します。

１）河合奈保子さんのデビュー曲「大きな森の小さなお家」。1980年6月発売。
A面「大きな森の小さなお家　作詞：三浦徳子、作曲・編曲：馬飼野康二、歌：河合奈保子」
B面「ハリケーン・キッド　　作詞：三浦徳子、作曲・編曲：馬飼野康二、歌：河合奈保子」

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２）荻野目洋子さんのセカンドアルバム「フリージアの雨」：1985年3月。
私が学生の時、アルバイト先の放送局で頂いた「見本盤」で、よく聴きました。
私は2曲目の「フリージアの雨」がとても聴きやすく、気に入っています。1曲目の「入り江に帰るヨットのように」も良いです。

①「入り江に帰るヨットのように　作詞：安藤聖己、作曲：吉本鉄也、作曲：入江純」
②「フリージアの雨　　作詞：松本隆、作曲・編曲：船山基紀」

④「思い出のジューク・ボックス　作詞：神田ヒロミ、作曲：井上大輔、編曲：船山基紀」
⑤「マイ　キャサリン　作詞：三浦徳子、作曲：田中弥生、編曲：萩田光雄」
⑥「Bの噂　　作詞：三浦徳子、作曲：後藤次利、編曲：入江純」
⑦「彼と彼女とひこうき雲　　作詞：三浦徳子、作曲：井上大輔、編曲：船山基紀」
⑧「ポインセチアの想い　　作詞：松宮恭子、作曲：田中弥生、編曲：入江純」

⑩「雨のメモリー　　作詞：岡田富美子、作曲：馬飼野康二、編曲：入江純」

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「アイドルコレクション80ｓ　よみがえる80年代青春グラフティ／鈴木啓之／ファミマ・ドット・コム」を読むと、河合奈保子さんはｐ16に紹介があります。
荻野目洋子さんはｐ63で、「無国籍ロマンス」のレコード型ジグソーパズルが紹介されていました。

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