星とカワセミ好きのブログ

2021.08.27
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文藝春秋2021年9月号で、「芥川賞発表 受賞作ニ作全文掲載」とあり、早速購入しました。
第165回芥川賞受賞作の、石沢麻衣(いしざわまい)さんの「貝に続く場所にて」と、李琴峰(りことみ)さんの「彼岸花が咲く島」が載っています。

この雑誌のP212~221に、「短期集中連載①『消えた歌姫とバブルの時代』/中森明菜は『少女A』を拒否した/ 不世出のアイドル誕生秘話  西﨑伸彦 ジャーナリスト」の記事がありました。

中森明菜さんが歌手を目指して「スター誕生!」を何度も受けたり、デビュー曲「スローモーション」に関する話、そして大ヒット曲「少女A」がどのような経緯で生まれたかという話が書いてあります。

中森明菜さんは1982年5月1日にデビューされました。P215には、デビュー4日後の5月5日、「としまえん」野外ステージでの、デビュー発表ミニコンサートの事が書いてあります。
13時半からの開演ですが、雨が降り始めました。
開演15分前に明菜さんの元に、ブルーのワンピースにピンクの胸当てをあしらった衣装が届けられると、「こんなの着て歌うなら歌手になりたくない!」と叫んで、泣きじゃくったそうです。
すると、母親が「じゃあ今すぐ辞めろ。一生歌手になるんじゃない」と怒りました。
雨脚が強まり、会場から帰ろうとする客がでてきましたが、結局、開演ぎりぎりで明菜さんは泣きやみ、化粧を整えてステージに向かいました。


舞台上では司会者の徳光和夫さんが「この子凄い。ビッグになるよ」と明菜さんを讃えていました。
会場に駆けつけていた”ヴォイス・トレーナー”の大本恭敬さんも、思わず「凄いね、大したもんだよ」と呟いたそうです。

”ヴォイス・トレーナー”である大本恭敬さんの著書「理想の声に近づく本 大本式ヴォイス・トレーニング/大本恭敬/シンコーミュージック」のP3~4で、中森明菜さんが「スター誕生」で予選、本選を通過し、とうとう決勝大会に進むことになり、大本さんのもとでトレーニングを受けた事が書かれています。

「いろいろな曲を歌わせてみる。やはり、山口百恵の歌がいちばん合うようでした。少女A(中森明菜さん)の声の特徴は、ナ行、マ行、ラ行の音、つまり鼻音がきれいに鼻に抜けていること。専門的には鼻腔共鳴通鼻音といいますが、これは日本人が本質的に好む音で、売れる歌手の絶対条件のひとつです。鼻腔共鳴通鼻音のいい人の声には、深いうるおいがあります。けっして乾いた声にならない。だから、歌手の場合、とてもいいムードがでてきます。しかもトレーニングすればするほど、うるおいがさらに深まっていくという声質でもあるのです」

「さて、決勝大会。前よりもずっと太い声になっていました。しかも、少女らしい甘さが加わって、鼻腔共鳴通鼻音も理想的になっていました。
少女Aは合格。プロ歌手”中森明菜”としての道を進むことになるのです」


中森明菜さんはとても人気があり、私はいつも歌番組で明菜さんのヒット曲を聴いていました。
奈保子さんと明菜さんが番組で共演することがあり、明菜さんが奈保子さんを「先輩」と呼んでいたりして、好感が持てました。

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中森明菜さんについて書いてある本を、少し持っています。
「松田聖子と中森明菜/中川右介/幻冬舎新書」

「砂の果実 80年代歌謡曲黄金時代疾走の日々/売野雅勇/朝日新聞出版」
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↑ 文藝春秋2021年9月号
「短期集中連載①『消えた歌姫とバブルの時代』/中森明菜は『少女A』を拒否した/ 不世出のアイドル誕生秘話  西崎伸彦 ジャーナリスト」



↑ 文藝春秋2021年9月号。




↑「理想の声に近づく本 大本式ヴォイス・トレーニング/大本恭敬/シンコーミュージック」


↑P4。

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手元にある、中森明菜さんについて書かれた本。


↑「松田聖子と中森明菜/中川右介/幻冬舎新書」。


↑「中森明菜 哀しい性(さが)/木村恵子/講談社」。


↑「砂の果実 80年代歌謡曲黄金時代疾走の日々/売野雅勇/朝日新聞出版」





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最終更新日  2021.09.05 15:47:50
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