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2021.10.30

庵野秀明展（2）シン・シリーズ／アーカイブ活動

カテゴリ：美術 / Art

2021年10月2日（土）、国立新美術館で庵野秀明展を見ました。
庵野秀明さんのシン・シリーズ「シン・ゴジラ」、「シン・仮面ライダー」、「シン・ウルトラマン」のフィギュアが展示されていました。

また、過去のアニメ、特撮の技術、文化の保存、啓蒙、継承についても紹介されていました。

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庵野の視線は、作品づくりだけでなく過去のアニメや特撮の作品群への恩返しとして、その技術や文化の保存、啓蒙、継承にも向けられている。
2012年から2015年まで全国巡回した展覧会「館長　庵野秀明　特撮博物館　ミニチュアで見る昭和平成の技」の開催からその想いは具象化し、2017年には、自身が理事長として特定非営利活動法人アニメ特撮アーカイブ機構（略称：ATAC）を立ち上げ、行政や自治体、企業、教育機関などと連携しながら、資料保存に取り組んでいる。

一方、庵野はそれらの活動と同時に、映像作りの未来を見据えた「場作り」にも奔走している。2014年にドワンコとカラーが共同企画した「アニメ（ーター）見本市」では、30本以上の短編アニメが作られ、才能ある新人からベテランまで多くのクリエイターが参加した。さらに、アニメーションの背景美術スタジオ「でほぎゃらりー」や、福岡市でCGアニメーション制作をする「プロジェクトスタジオＱ」の設立などにも尽力している。

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↑　「シン・ゴジラ」、「シン・仮面ライダー」、「シン・ウルトラマン」。

【シン・ゴジラ】

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【シン・仮面ライダー】

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【シン・ウルトラマン】

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↑　福島県須賀川市にある「須賀川特撮アーカイブセンター」。

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↑　日本アニメ（－ター）見本市　－題字ハヤオー
2014年から2017年にかけて実施された、スタジオカラーとドワンゴによる短編アニメーションのシリーズ企画。期間、予算等を制限した中での企画開発、Ｒ＆Ｄ、人材育成、自由な創作の場として、この先の映像スピンオフ企画・プロモーション映像・MusicPV・VJFilmなど、ジャンルを問わず愛と勢いで創りきる数々の多彩なオムニバスアニメーションが世に送り出された。

日本のアニメーションが持っているイメージの面白さの追求と拡散、自在な表現の深化と多様性、個々の才能の確認と開拓、そして何より日本のアニメ（－ター）に内在しているであろう、未来への夢と可能性を信じるべく、本短編集を企画立案いたしました。このささやかなレジスタンスが、一人でもより多くの方々にご支援、ご賛同いただけると幸いです。何卒、よろしくお願いします。　

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↑　でほぎゃらりー。
日本のアニメーションを支えてきた「筆と絵具による手書きの表現力」を未来に継承していきたいとの考えのもと、株式会社ドワンゴ、株式会社カラー、株式会社スタジオポノックの3社が協力し、2015年7月に拝啓美術スタジオとして設立された。社名の由来は、スタジオジブリで数々の作品に美術監督として携わってきた男鹿和雄氏が、”自身がもし美術会社を作るなら”と、考えていた名前を元にしている。2021年で設立6周年を迎え、アナログ技術とデジタル技術の両方を備えた。次世代の美術スタッフが集える場所を目指し続ける。

【庵野j秀明からのコメント】

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↑　PROJECT STUDIO Q, INC.
2017年7月に、株式会社カラー、株式会社ドワンゴ、学校法人麻布塾の3社で共同設立した福岡に拠点を置くアニメ・CG制作会社。創作管理統括の庵野秀明のもと、アニメ・CGを中心とする映像作品の制作を手掛ける。映像作品の制作に携わる人材育成にも注力し、日本ならではのより良い作品を、福岡から発信していくことを目指す。

【庵野秀明からのコメント】
この度縁あって、麻布塾さん、ドワンゴさんと一緒にCGアニメーションを主とした人材育成計画を立ち上げる事になりました。この3社プロジェクトにより、わずかでも現地産業に貢献し、人材を活かし、少しでもCG業界を手助けし、ちょっとでも作品クオリティを推し進めることができれば、幸いです。

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