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上段左より『長い廊下がある家』 有栖川有栖安心して読むことができる火村シリーズの短編集です。推理は大概まとはずれだけれど、常識ある善人である作家・有栖川先生の存在が、実は大切だと思うのです。『殺人者の顔』 ヘニング・マンケルやっぱり北欧のミステリにはずれはありません。仕事では有能だけれど、私生活はダメおやじの刑事ヴァランダー・シリーズ第1作。良質の警察小説です。『謎解きはディナーのあとで(2)』 東川篤哉本格ミステリとしては、1作目の方がトリックに感心しましたが、2作目の方が読みやすく、キャラクターが生き生きと感じられました。『ばんば憑き』 宮部みゆき怖いけれど暖かい。宮部さんの作品ならば怪談に弱い私でも大丈夫です。最後はやっぱり泣けました。『あんじゅう』も読みたいと思います。『代がわり』 佐伯泰英時代・ミステリ・青春がキーワードの鎌倉河岸シリーズ、第十一弾。『冬の蜉蝣』 佐伯泰英シリーズ第十二弾。読みだしたら止まりません。『永遠に語り継ぎたい3.11の素敵な話』 やまだひさしDJのやまちゃんが本音で書いた、震災のこと、行動を起こした人たち、ラジオで繋がったリスナーの心、などなど。本当に素敵な話ばかりです。印税がすべて寄付されるということなので、私には珍しく、新本で買いました。コミック『ゴーストハント2』 いなだ 詩穂/小野 不由美小野不由美さんのライトノベルホラー「悪霊シリーズ」を原作としたコミックです。メンバーに馴染んだおかげで、1巻より面白かったです。にほんブログ村
2012年06月30日
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先週、友人と恒例の古本屋めぐりに行ってきました。なじみの安くて美味しいお寿司屋さんが、安くてそれほど美味しくないお寿司屋さんになっていた事が、残念でした。また、最初の内はお喋りに夢中になって、無駄に店内を2周くらいしてしまいました。同時に二つのことができない、ということですね。とはいえ、新しい古書店も開拓して、なかなか楽しい一日でした。さて、収穫はこの4冊です。 左より憎悪の化石:鮎川哲也死者が飲む水:島田荘司夏の夜会:西澤保彦チャイナタウン:S・J・ローザン『夏の夜会』にサインを発見しました。上の写真は文庫版ですが、私が買ったのは、オレンジの表紙が鮮やかな新書版です。これは本当に西澤先生のサインでしょうか?それならばラッキーです♪友人に見せると、サインが書いてあるから安いのではないか、という意見。もしも、サインが落書き扱いされるとしたら、残酷なことではありませんか? <( ̄□ ̄;)>にほんブログ村
2012年06月29日
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トップページの特集を更新しました。今回の特集は、「猫にまつわるミステリ」です。そろそろ、本の感想が追いつくのは無理だということを、認めなければなりません。文章がスラスラ書けたらいいのでしょうが、浮かばないし、疲れるし、他にもやることが次々に現れるし……。いくらでもいいわけは浮かびます(笑)それでも、今年中は、あがいてみようと思います。(無理かな?無理かな~?ヽ(ー_ー )ノ)そして、「桜」のままだった特集もどうにかしなければと、「猫」に変えました。リンクが切れていた物などは手直しましたが、追加したい作品もあるので、これからまた少し変化するかもしれません。時には探偵で、たまに被害者で、そして友人だったりする、猫が登場するミステリたちです。見るともなしに見ていただければ、嬉しいです♪にほんブログ村
2012年06月24日
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左より「名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)」2011年・日本監督:山本泰一郎, 静野孔文声優:高山みなみ, 山崎和佳奈コナン15作目の映画です。劇場で見たことはないのですが、TVでほとんど見ています。今回は、アクション映画のようにダイナミックなシーンが多くて、ハラハラドキドキしました。「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」2010年・アメリカ監督:ジョー・カーナハン主演:リーアム・ニーソン、ブラッドレイ・クーパー昔、TVシリーズが大好きで、毎日見ていたので、テーマ曲が流れただけで気分が上向きになりました。ありえないくらい派手なシーンに驚きます。実に痛快、時間を忘れました。「ソウル・キッチン」2009年・ドイツ・フランス・イタリア合作監督:ファティ・アキン主演:アダム・ボウスドウコス「ソウル・キッチン」とは、主人公が倉庫を改造して作った大衆レストランの名前です。何の因果か、次々に災難に見舞われる主人公。踏んだり蹴ったりなのに、本人も周りの人も、だらしないし、ゆるい。見ているうちに、それでも何とかなるさ、と思えてくるから不思議です。※おすすめは、「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」です。じめじめした雨の日でも、何も考えないで楽しめて、気分すっきり。にほんブログ村
2012年06月12日
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左より『おまえさん(下)』 宮部みゆき謎解きに加えて、温かい人情話となっており、それぞれのドラマから目が離せませんでした。弓之助やおでこの成長は笑ましく、新しく登場した人達の抱える切なさ、哀しみは心に沁みました。『コージー作家の秘密の原稿』 G・M・マリエット年老いた人気コージー作家のエイドリアンは、遺言状を書き変えては子どもたちを困らせるという偏屈な男です。けれども、4人の子どもたちもみんな癖があり、人に好かれるような性格とは言えません。登場人物の誰にも好感が持てなかったので、入り込むのに時間がかかりましたが、しっかりした本格ミステリでした。『ディーン牧師の事件簿』 ハル・ホワイト八十歳のディーン元牧師を探偵役とした、ミステリ黄金時代の香りがする不可能犯罪短編集。レトロなイメージだけれど、現代物です。ミステリマニアが嬉々として作り上げたトリック、という感じがします。何かにつけて亡き妻を思う、優しい元牧師にしんみり。『ヴァンパイアハンター・リンカーン』 セス・グレアム=スミス娘にまた貸ししてもらった関係上、急いで読みましたが、なかなか面白かったです。表紙のラノベっぽいイメージとは違い(私にはどうしてもリンカーンが北村 一輝に見えます。)、まっとうな歴史改変小説でした。いつの間にか伝記として読んでいたので、今ではリンカーンがヴァンパイアハンターだったとしか思えません。ティム・バートン監督により映画化。見てみたいです。『光媒の花』 道尾秀介登場人物が、少しずつ関連している6つの短編集。日ごろから、人は誰でもどこかで繋がっている、と思っているので、すんなりと受け入れられました。哀しく暗い話ばかりですが、前半に比べ、後半は少しだけ光がさしています。だから、最後はほんのり温かい気持ちでページを閉じることができました。この作品、好きです。にほんブログ村
2012年06月08日
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