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heliotrope8543
手芸のこと、読んだ本のこと、映画や舞台、音楽のことなど、お茶を飲みながらお話ししましょう。
July 7, 2007
テーマ： 美術館・展覧会・ギャラリー(8452)
カテゴリ： 展覧会
古代エジプトの聖なる猫に会いたくなって、ブリジストン美術館に行きました。以前不安をかきたてるような絵を見た後、常設の古代のコーナーでその猫を見たとき、気持ちがなごんだのです。実際の猫よりほっそり長細いからだとかわいらしい顔をしていて、前足を揃えて尾を足に沿わせて前の方においています。
ブリジストン美術館
コレクションというところをクリックし、古代の彫刻に行くとご覧になれます。
美術館目指して銀座通りを歩いていると、若い人たちが１０人ぐらい集まっていました。引越しのトラックが数台とまっていて、制服を受け取って着ているところでした。もしかしてこれが日雇いの派遣なのだろうか？と思ったのですが…このかたたちがどういう条件で働いているのかはわかりませんが、杉浦ひとみさんが斉藤貴夫さんの講演「格差社会の構図・ワーキングプア・労働者の現状」を詳しくまとめていらっしゃいます。
杉浦ひとみの瞳
ブリジストン美術館ではコレクションの中から「じっと見る」と題して選んだ作品を展示していました。入り口すぐの常設の彫刻の部屋を通って展示室にはいると、
１． 伝統から近代へ
祭壇画、小品ながらレンブラント、ゲンズバラ、ドーミエ、クールベ、ミレーの小品など
２． 印象派へのいざない
コロー、ピサロ、マネ、シスレー、ルノアールなど
セザンヌ、モネ、ゴーガン、それにゴーガンとシニャックが１点ずつ。
４．世紀末から２０世紀へ
ルドン、ボナール、ルオー
５．日本の近代絵画１
浅井忠、藤島武二など
６．日本の近代絵画２
安井、梅原、岡鹿之助など
７．２０世紀のさまざまな表現１ マティスとフォービスム～エコール・ド・パリ
マティス、ローランサン、藤田（魚が置いてあって猫が画面の端に顔を出している、お気に入りの絵）など
８．２０世紀のさまざまな表現２ ピカソとキュビスム～シュルレアリスム
アンリ・ルソー、ピカソ、を中心に。
出てから気がつきましたが、聖なる猫に気を取られていたので、最後の抽象の部屋があるのに気付きませんでした。いらっしゃるかたは、ご注意ください。（私だけ？）
レンブラントやコローはもともと好きですし、小品ながらアングルもすてき、ピカソやマティスは迫力があって印象的ですし、あまり疲れず見られる規模でなかなかよかったです。でも、個人的に一番惹かれたのはルドンとルオーでした。そのときの気分によっても違ってくると思います。ルオーは一時あまり興味がなくなっていたのですが、最近また見たくなりました。道化師、王様、裁判官を繰り返し描いている意味が最近わかるような気がしてきて。
同じ部屋にある道化師と赤い鼻のクラウンはまったく違った表情をしています。（私の目から見るとですが）クラウンが裁判所でキリストをとりかこんでいる人たちとどちらかというと同類なのに対し、道化師は静かで高貴ともいえる顔をしています。
「郊外のキリスト」も好きな絵ですが、この「郊外」とははたしてどこの郊外なのでしょうか？２千年前のパレスチナの町でしょうか？それとも現代の工業都市や大都市のうらぶれた集合住宅の建つ町でしょうか？どちらにも見える気がします。
ブリジストン美術館
コレクションというところをクリックし、古代の彫刻に行くとご覧になれます。
美術館目指して銀座通りを歩いていると、若い人たちが１０人ぐらい集まっていました。引越しのトラックが数台とまっていて、制服を受け取って着ているところでした。もしかしてこれが日雇いの派遣なのだろうか？と思ったのですが…このかたたちがどういう条件で働いているのかはわかりませんが、杉浦ひとみさんが斉藤貴夫さんの講演「格差社会の構図・ワーキングプア・労働者の現状」を詳しくまとめていらっしゃいます。
杉浦ひとみの瞳
ブリジストン美術館ではコレクションの中から「じっと見る」と題して選んだ作品を展示していました。入り口すぐの常設の彫刻の部屋を通って展示室にはいると、
１． 伝統から近代へ
祭壇画、小品ながらレンブラント、ゲンズバラ、ドーミエ、クールベ、ミレーの小品など
２． 印象派へのいざない
コロー、ピサロ、マネ、シスレー、ルノアールなど
セザンヌ、モネ、ゴーガン、それにゴーガンとシニャックが１点ずつ。
４．世紀末から２０世紀へ
ルドン、ボナール、ルオー
５．日本の近代絵画１
浅井忠、藤島武二など
６．日本の近代絵画２
安井、梅原、岡鹿之助など
７．２０世紀のさまざまな表現１ マティスとフォービスム～エコール・ド・パリ
マティス、ローランサン、藤田（魚が置いてあって猫が画面の端に顔を出している、お気に入りの絵）など
８．２０世紀のさまざまな表現２ ピカソとキュビスム～シュルレアリスム
アンリ・ルソー、ピカソ、を中心に。
出てから気がつきましたが、聖なる猫に気を取られていたので、最後の抽象の部屋があるのに気付きませんでした。いらっしゃるかたは、ご注意ください。（私だけ？）
レンブラントやコローはもともと好きですし、小品ながらアングルもすてき、ピカソやマティスは迫力があって印象的ですし、あまり疲れず見られる規模でなかなかよかったです。でも、個人的に一番惹かれたのはルドンとルオーでした。そのときの気分によっても違ってくると思います。ルオーは一時あまり興味がなくなっていたのですが、最近また見たくなりました。道化師、王様、裁判官を繰り返し描いている意味が最近わかるような気がしてきて。
同じ部屋にある道化師と赤い鼻のクラウンはまったく違った表情をしています。（私の目から見るとですが）クラウンが裁判所でキリストをとりかこんでいる人たちとどちらかというと同類なのに対し、道化師は静かで高貴ともいえる顔をしています。
「郊外のキリスト」も好きな絵ですが、この「郊外」とははたしてどこの郊外なのでしょうか？２千年前のパレスチナの町でしょうか？それとも現代の工業都市や大都市のうらぶれた集合住宅の建つ町でしょうか？どちらにも見える気がします。
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Re:ブリジストン美術館(07/07)
ゆっちですよ
さん
あー
いいですねー…。
折に触れて、美術品を眺めていると
気持ちが癒されてくるみたいな…。
なんかまた
京都行きたくなってきました(笑)。heliotropeさんに (July 7, 2007 12:19:53 PM)
いいですねー…。
折に触れて、美術品を眺めていると
気持ちが癒されてくるみたいな…。
なんかまた
京都行きたくなってきました(笑)。heliotropeさんに (July 7, 2007 12:19:53 PM)
追伸☆
ゆっちですよ
さん
Re:ブリジストン美術館(07/07)
MYCA
さん
ずい分「ブリジストン美術館」には行っていません。
小規模な美術館のわりには作品が充実しているのが素晴らしいです。
芸術の秋の先取りなさったのですね。
私もその時々の気分で好きな作品が変わります。
そして、心が豊かになると、美味しいものが買いたくなるのも同じです。
(July 7, 2007 02:13:15 PM)
小規模な美術館のわりには作品が充実しているのが素晴らしいです。
芸術の秋の先取りなさったのですね。
私もその時々の気分で好きな作品が変わります。
そして、心が豊かになると、美味しいものが買いたくなるのも同じです。
(July 7, 2007 02:13:15 PM)
Re:ブリジストン美術館(07/07)
KUMA0504
さん
｢聖猫｣見ました。そそとした立ち姿もなかなかですが、この鋭い瞳はなんなのでしょう。未来を見つめているのでしょうか。人間の本質を見つめているのでしょうか。
(July 7, 2007 03:19:26 PM)
Re[1]:ブリジストン美術館(07/07)
ゆっちですよさん
やっぱり時々美術館などでゆったりした気分でよいものに触れるのは必要なことなんだと思いました。なるべく混んでいないところがいいですね。
京都もいいなあ。 (July 7, 2007 10:18:21 PM)
やっぱり時々美術館などでゆったりした気分でよいものに触れるのは必要なことなんだと思いました。なるべく混んでいないところがいいですね。
京都もいいなあ。 (July 7, 2007 10:18:21 PM)
Re[1]:ブリジストン美術館(07/07)
MYCAさん
大きくてたくさん歩いてたくさん見なくてはならない美術館は疲れるので、こぢんまりしたところが好きです。
おいしいお茶もゆったりした気分で淹れないとおいしくないんですよね。
そういう気分で味わうおいしいものは、ひとりで楽しんでも、だれかと分かち合ってもいいものですね。 (July 7, 2007 10:20:56 PM)
大きくてたくさん歩いてたくさん見なくてはならない美術館は疲れるので、こぢんまりしたところが好きです。
おいしいお茶もゆったりした気分で淹れないとおいしくないんですよね。
そういう気分で味わうおいしいものは、ひとりで楽しんでも、だれかと分かち合ってもいいものですね。 (July 7, 2007 10:20:56 PM)
Re[1]:ブリジストン美術館(07/07)
KUMA0504さん
最初見たときの印象は、かわいい優しい顔と思ったのですが、今回見てみたら、印象が違いました。長い年月を見つめてきたような…やはりさすがひとすじ縄で行かない聖猫です。 (July 7, 2007 10:23:26 PM)
最初見たときの印象は、かわいい優しい顔と思ったのですが、今回見てみたら、印象が違いました。長い年月を見つめてきたような…やはりさすがひとすじ縄で行かない聖猫です。 (July 7, 2007 10:23:26 PM)
Re:ブリジストン美術館(07/07)
ribon5235
さん
派遣の酷さ。一部の人がこのような人の労働力で太ってるのですね。
(July 8, 2007 06:53:18 AM)
よかったですね-
まさつ5180
さん
Re[1]:ブリジストン美術館(07/07)
ribon5235さん
学生のアルバイトならいいですが、社会人になっても不安定な生活では、いわゆる「人並みの生活」すらできません。小泉政権以降、そこから出られないのは努力が足りないみたいにいわれてきましたが、特別才能がない人でも勤勉なら普通に暮らせる社会であるべきだと思います。 (July 8, 2007 01:35:11 PM)
学生のアルバイトならいいですが、社会人になっても不安定な生活では、いわゆる「人並みの生活」すらできません。小泉政権以降、そこから出られないのは努力が足りないみたいにいわれてきましたが、特別才能がない人でも勤勉なら普通に暮らせる社会であるべきだと思います。 (July 8, 2007 01:35:11 PM)
Re:よかったですね-(07/07)
まさつ5180さん
作家さんでいらっしゃるのですね。サイト拝見しました。哲学的な深い作品を造っていらっしゃるのですね。東京で展覧会がありましたら、実物を拝見させていただきたいと思います。
またサイトに寄らせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。 (July 8, 2007 01:46:47 PM)
作家さんでいらっしゃるのですね。サイト拝見しました。哲学的な深い作品を造っていらっしゃるのですね。東京で展覧会がありましたら、実物を拝見させていただきたいと思います。
またサイトに寄らせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。 (July 8, 2007 01:46:47 PM)
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