青春のギターリペア K2ギターファクトリー
2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
全1件 (1件中 1-1件目)
1
◆今回は、ギターのビビリ音発生の原因について考えて見ます●一言でビビリ音と言いましても、その原因は多種に渡り、時にリペアマン泣かせ になるケースもしばしば有ります。 『ビビってるけど原因が???判らない!』 そういう時は早々に切り上げて 風呂入って考えるふりして・・・明日考えよう! が良い結果を生む事が有ります。 それと、ギターオーナー様から過去のリペア履歴を詳細にお聴きする事も大切です。◆最近のビビリ音のリペアを紹介して行きます①ライニングが剥れが原因のケース ●詳細不明のラウンドバックギター●怪しい箇所にスプールクランプを掛けてビビリが収まれば原因の特定は簡単ですが、手が届かない! 時はタイトボンドを入れる工夫が必要です●ネックの側でしたので目視で確認出来ましたのでリペアは簡単です②ヘッドのクラックでビビリ音発生のケース ●詳細不明のラウンドバックギター この箇所を特定するのは少し悩みました、塗装クラックと思ってたのですが、木部に入ってまして ビビってました。ヘッドにクランプを掛けると収まるので原因が判れば方法を選択するだけですから リペアは簡単です●クラックが浅くヘッド折れまで進行する可能性は低いと判断し、効果的な箇所にマホ棒を打込む 方法を選択しました。 このリペアには続が有りまして、6Eのペグ穴の下の箇所もクラックが入ってました、 塗装を剥がした時には全く判りませんでしたが、マホ棒をクランプ止めしていた時に姿を 現してくれました。③ブレーシングの剥がれのケース ●エピフォンPR350●ノックテストで速攻で場所が特定出来るリペアは簡単です、剥がれ箇所にタイトボンドを貫通させて 工房で製作した、ジャッキタイプの、クランプで押さえてから、ジャッキを掛けた真上の外から ボディが膨らみ過ぎない様に抑えのクランプを掛ければ簡単です●同じブレーシングの剥がれでも、場所の特定に難儀するケースも有ります 画像はマーチンD45V【ビンテージ構造】で、製作精度が高くノックテストで微妙に打音が変で、 ブレーシング剥がれが判っていても、場所の特定に時間が掛かる事も有ります。 特に、マーチンやギブソンカスタムショップ製のギターでは必ずこう言った事になります●僅かな遊離でもビビリ音の効果は絶大でした、驚く程い酷いビビリ音でした、鳴るギターには 顕著に現れる様です●剥がれ箇所が判れば後は簡単です④弦のテンションが足りないケース ●弦高を下げるために、サドルを削ったり、時にはブリッジを削るケースも有りますが、 その時にブリッジが下がる弊害として、ホールから出た弦がブリッジの高さが低く 弦のテンションが極端に低くなると、巻き弦でビビリが発生する事も有ります ●ストリングガイドを整形しなおして、弦のテンションが保てる様にリペアします●☝2枚の画像は同じギターです、ボールエンドから出た弦がサドルに効果的にテンションが 掛かる角度にストリングガイドを整えます⑤弦自体の不良が原因のケース ●工房で過去にこのケースが有った弦のメーカーは敢えて伏せません、マーチン社の弦で 3回経験が有ります。 3弦と4弦で発生しまして、弦の製造段階で巻が甘かったと思ってますが、弦を交換した 直後にビビリ音が発生し、交換前の弦では問題無かった訳ですから、弦が原因で有る事は 明白で、弦は仕入れ先に返品交換をお願いして、工房推奨にダダリオに交換して収まりました⑥フレットボードの剥がれのケース 滅多に有りませんが、フレットボードの剥がれ異音は本当に変な音がします。●フレットボードの剥がれは意外と性質が悪いので、接着にはとても神経を使います 異音も何処で発生してるのか判断し難い事も有り、完全にネックとフレットボードが 剥がれていれば直ぐに判りますが、剥がれが内部のみで外からでは判ら無いケースでは ネックをノックテストしたり、ネジったりしてやっと特定出来れば良い方です。 接着する時は、、極薄スクレーパーを剥がれに差し込んで行きますと、どんどん剥がれが 進行して行きます。この簡単に剥がれるって事を妥協して途中で止めますと、 リペア完了後の一定期間経過しますと、接着した先から剥がれる事が有ります。 そうすると、訳の分からないビビリ音が発生して、原因を見つけるのがさぁ~大変です。 なぜならば、剥がれの左右は完全に接着されてまして、剥がれてる事が判別不能なのです。 過去にGibson-J50でこの様なケースが有りました、リペアショップを7軒回って原因不明! でもビビってる訳で、8軒目にK2の所に紹介で見えられました。 ブレーシング&ライニングの剥がれは無しとの事でしたので、取敢えず信用して、 他にリペアに出された事をお聞きしましたら、フレットボードの剥がれをリペアしてるとの事でし たので、問診開始5分で原因が判りました。原因が判れば後は簡単です。 ⑦弦高が下がり過ぎのケース⑧フレットの変形摩耗のケース⑨ピックガードの剥がれで発生するケース
2018年08月04日
コメント(0)