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◆GUILD D4-NT-HR ギタードック入りです◆k2ギターファクトリーがオフィシャルギター工房を務めています、【おやふこうもの】の 2018ツアーファイナルが迫り一足先に、ギター&ボーカルのTAKA氏のセカンドギターの ドック入りとなりました。◆爆音のギルドです◆弦下の埃の様な物は何だと思いますか?●答え ピックの削り粉です。ライブ中で一番心配なのが、5弦、6弦が切れないでエンディングまで もってくれよ!です。◆・・・特に問題は無いと思ってたのですが、サイドバインディングが剥がれてました。 先日剥がれた様ですが、乾燥する季節に発生する事が比較的多です●セルロイドが収縮して外れる事は良く有る事でリペアは簡単です●合わせてみましたが完全に収縮しており、無理に貼りますとアット言う間に剥がれますので 短くなった部分に継ぎ材を入れて貼戻します●折れ目が入っている箇所を切断します●隙間はエボニー材で継ぎます、ここはタイトボンドを使います●仕上がりです◆弦高、内部構造材の全てをチェックしましたが、異常は認めらませんでしたので、クリーニング をして行きます。●フレット磨き、フレットボードにオイルを湿布、ナット溝のチェック◆トップとネックは専用オイルで仕上げて完了です。●久しぶりに試奏させて頂きましたが、爆音の形容しか思い浮かびませんが、ただ単に音がデカい のでは無く、6E~1Eまでバランス良く鳴ってくれます。 乾燥する季節を迎えて更にパワーアップしてます。◆2019年ツアーでも活躍しますので、ギルドに逢いに来てください! チーム・おやふ 一同心からお待ち申し上げます。
2018年11月25日
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◆今回のご依頼は、Guild D55 出音調整のリペア&全体のセッテイングです●この素晴らしいギターのオーナー様は、H/N仁道 様です◆入念にリペアの打合せをさせて頂きましたポイントは下記の通りです ①購入直後の音色に戻す 購入直後の音を知っているU様に試奏して頂き率直な評価をして頂きます ②7フレット付近の音詰まりの解消 本日入念に試奏した感触はサステーンが効かない事が原因と考えられます ③弦高調整とネック調整、フレットを整える ④5A,6Eの音質の改善 ⑤サドル材の交換 ⑥全体的な微調整 ⑦最も大切な点は【ライブで良い音を届けられるように再生リペアする】 音質に関しましては、イメージ&好みと言った、数値に表せない点がありますので 認識を共有して進めて行きます。 仁道様のファンとしては、カッコいいステージをギルドの音で聴きたいですから!●トップのスプルースも目が詰まった、AAAランクの材です。ギルドの材は良質な物ばかりです●Gマークと少し大きめのヘッドがギルドの特徴です●ジャンボ・ローのフレットは意外と珍しくD55らしく感じます●サドルはプロの手によって交換されてますが、ギルドのブリッジはエンドピン穴とブリッジが 他のギターに比べて近く、弦のテンションが足りない事が低音【特に6E】が出ない要因の一つ と思われます。●プロの仕事ですが弦との接点が多すぎる感じがします●バック材も流石にギルドです●6E/12Fの弦高が0.5mm高いです。最も良質な音質の出るレンジを外れてます●1Fも少し高いですが、ロッド調整後に調整します●1E/12F は1mm高いです。ここを調整しますと格段に良くなります●ロッドを軽く調整した直後の6E/12Fです、6Eはまだまだですが、5Aは改善の方向に進んでます●1Fは6E、5A以外は調整の必要が無くなりました●ブリッジ付近の変形です、やはり弦を緩めて保管しないと質実剛健なギルドでも隆起は避けられない 様です。サドルを削って弦高を下げる必要が出た主原因です。●ロッドカバーのビス穴が割れてます、ブリッジピンが専用工具を使っても素直に抜け無いと 思ったら変形してました、迷わずエボニーピンに交換します●木製orエンビ板のどちらかで作り直します◆◆何時もの様に気合を入れてリペアを開始して行きます◆◆ ●昨夜お願いして、音響のプロU様に工房にお越し頂いてD55の試奏をして頂きました。 2人で弾きながら音色を確認して行きましたところ、要点を纏めますと 【最初に弾いた時よりも今の方がよりも良く鳴ってる様に感じる!】です。しかしながら、 7フレットの件は最初から情報をU様に提供しないでいたのですが、7フレットは、 んぅ~?つまってるね! この7フレットは最初は問題が無かった事、アンセムを入れた時には問題無かった事を確認 してますので、処置無しのデットポイントでは有りませんので、容易に解決可能と判断してます。 実はGENさんとも情報交換したのですが、D55はなかなか良い感じと思いませんでしたか? の問いに、自分もそう思う!でした。【7F除く】ですから、仁道さん必要以上にナーバスにな る必要は無いと思います。 辛口の評価をお願いした、音に関して一切妥協しないお二人の感想ですから信じるに足りると 思います。K2も全く同じ意見です。◆最初にノックテストの異音の原因箇所を特定して行きます ①サウンドホール下②その逆サイド 必ず反対側もチェックするようにします、構造が同じですから剥離してる 可能性が高いです*謎のマークです、K2はマスキングテープを貼って行きますので剥がれ箇所を特定したものの 接着洩れかと思います。マスキングテープは目立ちますので接着忘れしません。③Xブレーシングの右、逆サイドは無事でした④ブリッジ下の異音の原因がバックのブレーシング剥離でした。特に珍しい事では有りません バックのこの付近をノックしても異音は出ませんでしたが、特に珍しい事では有りません⑤ ④の反対側⑥ライニングに食い込む箇所⑦ ⑥の反対側⑧トップのクラック2か所は貫通クラックですから、補強のためにエゾ松の薄板で補強します トップからライトで照らしますと画像の通り光が直接洩れくるのが判ります⑨こちらも同じ症状ですから、エゾ松の薄板で補強します。◆サウンドホールの貫通クラックを補強して行きます●ネック付根のクラックは補修されてますが、内部に段差が有るので段差を無くしてから補強します●1mm厚のエゾ松材です。ドイツ松と同じ種類で超高級クラッシクギターにも使われる材です●接着します●この箇所はクラックの左右に段差が生じてますので、段差を処置してから補強します クラックにニカワを流して下からジャッキで平らにします●1時間待ちますと接着強度が出ますので、補強しておきます●ニカワの強度が出るまでの時間で、エボニーでサドルを削りだしておきます。 オクターブが取れてますので、コピーするだけですから簡単です●トップのウェザークラック目立たない様にします。サンドペーパーは勿論の事、マイクロファインや コンパウンドさえも使わずにこの通りです。方法は非公開です●フレットのエクボ凹みを整えておきます。未処理の1フレットと、済みの2フレットとの違いが 判ると思います。現時点ではフレットの打ち変えは先の話かと思います 最終仕上げ磨きはこれからです●ピカピカのフレットはスポットライトが当たるとステージ栄えがします◆フレット打替えって割と簡単に言いますけどについて K2の師匠のK氏から、【ギターに負担の掛かる事は、最後の最後で他に解決方法が無い場合を 除き極力避ける事!】 と仕込まれて来ました。 フレット打替えが必要と言われてるのですが?と宣告されていてk2ギターファクトリーにお持ち 頂くギターの30%は実際に打替え致しますが、擦り合わせ以前の整形と擦り合わせでOKのギター の方が圧倒的に多いのが現実です。 フレット打替えはギターにとっては負荷が掛かる工程だと思います。救いなのは打替えで音質が 劣化する可能性が限りなくゼロで、音質向上する結果しか無い点です。 師匠からは【フレット打替え出来る回数は限られているので、溝が打替えに耐えられ無く成れば フレットボード交換になるから、限られた回数の交換サイクルを可能な限り引き延す様に!】 フレットボードの交換は音質の変化は避けられない事で、費用も打替え以上に掛かります。 ですから今回も整形で充分に解決出来ると判断してリペアさせて頂きました。 ◆ブレーシングの剥離を接着して行きます●サウンドホール下のXブレーシングから貼って行きます。 ●アンセムが入ってますので、3面鏡が入れられないので接着箇所には細心の注意が必要です●Xブレーシングのブリッジ下箇所は、アンセムのマイクが入っている箇所と重なりますので ジャッキを掛ける場所を先に探しておきます◆過去に接着した痕跡がありした●画像右のブレーシングの左側を見ますと、明らかにタイトボンドorニカワのはみ出た部分を拭取った 痕跡が残ってます。この位置はジャッキが非常に掛け難いので剥離箇所にタイトボンドを流し込んで 外からクランプで固定したのでは無いかと思います。剥離箇所に正確に流し込んでジャッキを掛け ますと、経験上再接着は殆ど無い箇所です。◆接着する前に反対側の状態も確認しておきます◆ニカワを入れてジャッキを掛けます●気温が下がりますとニカワの硬化時間が長くなりますので、慌てずに済むので助かります◆ジャッキを掛け闇雲に掛けますと、内部からボディがどんどん広がってしまいますので、ある程度 ジャッキのトルクが掛かりましたら、外からクランプを掛けます。●クランプの下のブルーの物体は強力磁石です。これを使いますと内部でジャッキを掛けた位置が 正確に判ります◆7カ所剥離の7か所目です●接着の要領は同じです●外からクランプをジャッキの真上に掛けます◆ニカワが完全硬化するまで2日を要しますので、ロッドカバーを削り出しておきます●ホンジェラスローズウッドを使いましたが、エボニーと間違える様な仕上げにしました エボニーを知ってる方は確実に勘違いします。 *確かホンジェラスローズウッドもワシントン●約で規制の対象になったと記憶してます。◆エボニーのエンドピンに先端に角度を付けて於きます●この角度を付けて於きますと、弦を張る時にエンドピンの引っ掛りが緩和されます◆ニカワが完全硬化してからセッティングに入って行きます。◆セッティング完了しました 6E/12Fで2.1mmとエレキギターと同格のセッテイングに落ち着きましたので 弾き易く全てのフレットでビビリ一切無しのコンディションに成りました。 リペアーマンとしての感想は、これだけブレーシングが剥がれていても この音質を保っていた事に驚愕してます。さすがはGuild です。 ◆昨夜、仁道様に工房にお越し頂きまして、入念に仕上がりの確認をして頂きました。 K2としては仮免許の結果発表の心境で、完全合格はライブの出音を確認する事です。 約2時間試奏して頂きまして、サステーンの出方やピックとの相性を入念にチェック して頂きOkサインを頂きました。 K2が個人的に凄いと感じたのは、フィンガーピッキングでは繊細で太い音質と言う 両立し難い音がサラッと出る事と4~6弦を強めにピッキングすると全く違う音質に成る と言う驚くべきギターです。 幸いにも12月22日に東金市 でPAを一切使わないライブで演奏されるのでお邪魔 させて頂きます。 仁道様にとって思い入れの強い名機D55の復活に携われた幸運に感謝致します。🌸たいへんよくできまた
2018年11月23日
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◆Kawai F-55 のセッティングのご依頼です◆51年前に購入されたギターです、ギターオーナー様は【HN/永遠のカントリーボーイ】様です 社会人になって18000円の給料から、6000円で購入されたと伺っております。●ファーストギターが残っているのは羨ましい限りです、しかも実家の函館で弦を緩めてケースに 収められていたので驚く程良好なコンディションを保ってます。 個人的な経験と主観ですけども、Kawai製のギターはビンテージ物の殆どが、ネックの元起きの 修復が厳しいほど進行して、ネックリセット以外の選択肢が無く、リペア断念したケースが多かった です。音質が良いだけに残念で有ります◆ニューヨーカースタイルでキュートなギターです◆ロッドナットが完全に緩んでたのが、簡易ノックテストの異音の原因ですから安心して下さい●昭和42年6月26日生まれですから・・・51歳と言う事です◆各ポジションを確認して行きます●ロングサドルのはずか、普通のサドルが乗ってます、この時期の特徴であるボルト補強ブリッジの 化粧カバーが抜け落ちてます●フレットボードは乾き切てますし、フレットも輝きが有りません●バックには殆どキズが有りません●ネック裏も綺麗です●ペグもOkです、サビが全く有りません、函館はギターにとって最高の環境と思います●調整前のレギュラーチューニングでの、6E/12Fは4.5mm有ります。●同じく1E/12Fは、4mm有ります。弾き易くセッティングする事は簡単で有ります 最近はK2マジックと呼ばれてます●1フレットはバラバラですけど、捻じれが原因では無く、ナット溝がバラついているだけです●最終フレットから3フレット分のポジションは弾く事が有りませんので、この部分は無視してセット して行きます●ローポジションは問題有りません●ニカワが使われている事は、リペアーマンにとって大変好ましいとって限りです◆リペアーを開始して行きます●ブリッジピンがこの通りです、無理に押し込むとブリッジのクラックに繋がります モグラたたきゲーム状態です●ブリッジピン専用のリーマーで整えておきます●フレットボードはR350です●サドルの余裕を測っている訳では有りません、新たに製作するサドルの高さを割り出す為に 測っております●経験上、Kawaiギターは黒檀との相性が良いので迷わず黒檀でサドルを製作します●予定の弦高になる様にR350で削り出します●1E側の出っ張りは、サドルを外す時に便利な様に引っ掛けしろを出しておきます●ブリッジを軽くサンディングして㊙オイルで仕上げました、見違えたと思いますが如何ですか?●乾ききったフレットボードに移ります●オイルで拭き上げましたがこれは第一段階です。黒檀と見分けが付かない様に仕上げて行きます フレットは磨き上げてピカピカですけど、画像にすると?ですが実際は綺麗です●不思議なエンドピンです?扉の取っ手ではないでしょうか?エレキギター用のエンドピンと差し換え ます。理由は簡単です、オリジナルでは無い事は確実で有り、ストラップを掛ける事は不可能だから です●ナットも整えておきます●1E側のシミは取れませんでした。プラスチックですからボーンに交換する予定です●ヘッド裏の欠損箇所は、バイオリン用のレッドブラウンのステインを塗り重ねて同色に仕上げます◆まだまだ細部に渡って再生する箇所が有りますが、ブログタイトル【青春のギターリペア】に 恥じない様に、完全修復して行きます。 Kawai製のビンテージギターの音質は大好きで、購入された当時の状態以上に仕上げてお届け 致しますので、お楽しみにしていて下さい。◆仮セッティングしたところ。予定の弦高まで下げる事が出来ない事が確定しましたので、優先事項の 弾き易くする!ですから、ブリッジを削って弦高を下げる選択をしました。 ロングサドルのサドル食い込みしろが5mm有りますので、1.5mm削って予定の弦高まで下げて 行きます。●ブリッジは【ブラジリアンローズウッド】が使われてます。今考えますと贅沢な作りです ローズウッドの名前の意味が判る様に仕上げておきます●調整後の予定弦高は2.5mmです●工房で考案した治具で測定します。ブラジリアンローズウッドの香を感じる様なフュニッシュを して有ります。◆試奏して見ましたが、もう少し良く鳴るはずと感じました●ナット材がプラスチックですから、工房純正採用の水牛ボーンのオイル漬けと交換します 綺麗な澄んだ歌声を奏でてくれます。この頃のKawaiの音質です◆ブリッジ固定ボルトの化粧ドットが7mm径で、現在では6mmがMAXなので7mmのドットマーク の在庫が有りませんので、下記の方法で6mmで代用します●ブリッジと同じ素材のブラジリアンローズウッドの粉末をタイトボンドに練り込んでパテを作ります●パテを盛ってからドットマークを入れます。パテが硬化したらブリッジの曲面に合わせて サンディングすればOKです。 黒アワビを使ってますので渋い仕上がりになります この方法はフレットボードのドットマークと同じ方法ですが、k2ギターファクトリーでは バリの出ないドリル刃を使ってますのでこの方法は過去の物になりました●仕上がりです◆弦高の確認です●当初の4.5mmから2.1mmと格段に弾き易いセッティングになりました◆バフで磨きを掛けてリペアが完了しました●51年前のギターとは思えないコンディションです、音質も繊細で可愛いです●乾き切っていたフレットボードもしっとりしました●消耗パーツを除きフルオリジナルで復活する事が出来ました🌸たいへんよくできまた
2018年11月21日
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◆Tomson SG やっと手に入れました! タイトルのギターはK2のスターティングギターで、中二の時に雑誌の広告で有名な ニ光通販さんで購入したのです。 今回入手したSGは別の個体ですけど。同時期に販売されていた同じモデルを数年間探して いました。探して頂いた旧友のミー君には感謝感謝で有ります。◆45年前のギターです。重大なトラブルは抱えてませんが、全体的なリフュニッシュ&セッティング を施して行きますが、極力オリジナルを使って行こうと思います。●初期のタイプで販売価格は9800円くらいだったと記憶してます、 購入直後に価格が2倍近くに値上がって、安い時に買えて良かったと言う記憶は鮮明に覚えてます ・・・値上げの意味も知らずに・・・です・◆リペアは開始してます●ヘッド折れ?と思ってましたが、ヘッドのサイドバインディングが剥がれただけでした◆ネックポケットに上塗りのウレタンがたっぷり付いていてネックの収まりが良く無いです●中目のヤスリを使ってウレタンを全て除去して行きます
2018年11月20日
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◆今回のリペアは、【Eastman】 ブリッジ交換&セットアップのご依頼です ◆何時もの様に画像からどうぞ●楕円サウンドホールタイプのピックギターで、通好みのギターと承知しております 威風堂々とした存在感は凄いです。●このEastmanとは不思議な縁が有りまして、某ショップに並んでいた時に試奏を堪能したのですが 予算の都合でお持ち帰りを断念し、次に訪ねた時には売れてしまっていて、買っときゃ良かった! と後悔しましたので、鮮明に覚えていました。 その後、ライブレストラン・ウッドストックさんでギターオナー様のGENさんがライブで お使いになった時に、K2【同型がショップに並んでましたけど…云々】Genさん【このギターが それです!】更に今回リペアのご依頼を頂いて2度ビックリです。◆ご依頼の内容は、ピックギターにアコギ風味を足して欲しい!です。●Genさんはギターのセッティングに素晴らしい見識をお持ちでして、線接触部分【サドルかな】 と土台の間に隙間が無いにブリッジを削り出して見たら、効果が有るかも知れないとの事で ブリッジを2種類製作して行きます●センター2枚合わせのラウンドバックは珍しいと思います。しかも見事な虎目です●ペグはグロバーのロックタイプに交換してあります、ペグ重量が有り音質向上に効果が有ります◆リぺアに入る前に弦を緩めてましたら、3弦が飛びました!フラットワウンド弦は比較的切れ難いの ですが、原因は3秒で判りました【ナットの弦溝が狭い!】です。012~を張っておられますが、 指定弦は011~or010~なのかも知れません。●リペア前に溝を012~用に修正しておきます。●修正後です◆フレットボードに蜜蝋ワックスを塗ってフレットも磨いておきます、ライブでフレットが磨いて有ると スポットライトでキラ!って光って存在感が半端無いです。●ギタープレヤーの皆様!ライブの時に弦交換したらフレット磨きも忘れずにですよ!◆ブリッジの削り出しの工程は非公開とさせて頂きますが、ブリッジ土台の微調整はこんな感じで 合わせて行きます。●ボディにおっぺして決してローリングさせない様に完全密着させて少しずつ削っていきます ブリッジ土台が収まる位置全体に削り粉が付けばOKの印です。◆オールエボニーで隙間が無く、弦高もピッタリに削り出して有ります。将来的に変更調整が必要な 場合は、分割部分にエボニーのスペサーを入れて調整可能です*タイプ①◆違うパターンのブリッジの画像を撮り忘れてましたが、後日アップしますので・・・ 弦との接触部分を交換出来る【通常のアコギの様に】スタイルでエボニー&水牛ボーンで 製作しましたが、圧倒的にエボニーの方が音質が良かったので水牛ボーンはお蔵入りです。*タイプ②◆Genさんにお越し頂いて試奏しました。 *タイプ① オリジナルとの差は歴然です、違うギターになった様な劇的変化で、オーダー通りの 仕上がりです、ピックギターのテイストはしっかり残り、アコギ感も出てきて 演奏方法によって自由自在です *タイプ② チューニング中はタイプ①に軍配かな?でしたが試奏して行くと、こっちも凄い! 更にサステーンが効いて、普通に弾くとアコギで強く弾くとピックギターが顔を 見せる!ハーモニックスの残音響が半端無いです *オリジナル 最後にオリジナルをセットして見ましたが、こんな音だったっけ?です。 可哀想な様ですが今後は元祖ブリッジとして引出に収まる事に成る様です。◆実はブリッジで変わったのでは無く、本来持っていたポテンシャルを発揮して来たと思います。 完成度に100%は有り得ませんので、85点くらいかな?とGenさんと意見が一致しました ところでどうでもいいんですけど、(^^♪85点のあなたが好き~♪♪ って歌知ってますか?🌸凄い事になってます、ライブにお越し頂いてご自身の体で感じて下さい🌸
2018年11月11日
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◆S.Yairi エボニーサドルへ交換のご依頼です ◆ギターオーナー様は、【セグス・アンド・ダイナー】のマスターです◆カッタウェーの弾き易いギターで、音色はYairiらしく無いと言いましょうか? Yairiと直ぐ判る音色では有りません。●弾いていて楽しいので弾かさせて頂いて好印象を持ってましたが、更にパワーアップを狙って、 サドルをエボニーに交換して欲しいとのご依頼です、●丁寧に製作されております●ブリッジの加工も申し分有りません●サドルの弦接点を出しておきます●何時もの特上エボニーを使います●隙間無く収まってます●コピーするだけですから至極簡単です●蜜蝋ワックスで仕上ます完成画像は有りません◆どこまで効果が有るか不安でしたが、チューニングが済む前に驚きの連続です。 違うギターに生まれ変わったと言うよりも、本来出るべき音が出てると言う方が 適切と思います。 お届けのアポイントを取る際に、【違うギターに成りましたが驚かないで下さい!】 と申し上げてしまいました。 お届けの時のこのギターの音を知ってる、3人のプレヤーに試奏して頂きましたが 満場一致・・・凄い!全然変わった です。 k2の脳内音色ライブラリーを検索しますと、凄く鳴るマーチンD45.Vが一番近い との検索結果が出ました。 ◆アコースチックギターの音色アップには、サドル交換と弦交換が最も効果的ですが、 相性?でしょうかエボニーサドルが全く合わないギターも存在します、K2ギター ファクトリーの引き出しは浅くは有りませんので、あらゆる素材を試しその データーの蓄積は日々積みあがっております。 🌸凄いです🌸
2018年11月07日
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◆LARRIVEE ネックから異音&ハードケース補修のご依頼です。◆11月3日セグスさんの完全アコースチックなライブでご一緒させて頂いた時の話の中で 夏場は問題ないのですが、冬になると【湿度低下で材が収縮】ネックから異音がしてライブでは 使えなくなってしまい、思い入れの強いギターなので通年安心して使いたいとの事で、 リペアのご依頼を頂きました。 ギターのオーナー様は、T.M様です。 T.M様は通常はご自身でギターの調整をされておられます。●弾き込まれた素晴らしいギターで有る事は一目で判ります。 通年に渡って安心して使える様にリペアさせて頂きます。◆カナダで作られたギターで、アコギでは比較的珍しくサイド&バックがメープル材が使われてます◆ギターのコンディションを確認しておきます●トップに5カ所表層割れが有ります。貫通クラックでは有りませんので、クラックにニカワを 流し込んで、貫通しない様に補強が必要です。◆トラストロッドナットを舐めてしまっていて、ロッド調整が出来ないとの事でしたが、確認した ところ、回された形跡は殆ど確認出来ませんでした。●何度見ても無傷に近い状態です。ギターに付属されていた6角は4mm以下のサイズで、 このトラストロッドナットはインチ・サイズ・のため空回りしたのだと思います。 結果的に順ゾリを端正出来ますので良かったと思います。◆メインの異音の原因を特定して行きます。●現状を確認します ①レギュラーチューニングで、Gコードで特に異音が大きくでる。【特定の弦振動に共鳴してる】 ②レギュラーチューニングで、ネックをノックテストしますとロッド?ネックとサウンドホール からロッドが揺れている様な異音が簡単に確認出来る ③弦を緩めてノックテストをすると異音が全く出ない ④ブレーシングの剥がれは慎重に確認しましたが、剥がれ箇所は確認出来ませんでした◆この現象から判断しますと、フレットボードを剥がしてトラストロッドの仕込み直しは 必要無い可能性が出て来ました。 つまり、ロッドにテンションが掛かって無かった為、レギュラーチューニングをすると ネックは必ず順ゾリ方向に【測定最大値で2mm弱】動きましたので、テンションの掛かって いないロッドと順ゾリしたフレットボードとの間が僅かに隙間が生じて異音が出るとする判断が 正しいと思います。●弦を緩めた状態ですと異音がしませんが、レギュラーチューニングですと どこをノックしても異音が帰って来ます。異音の震源は3~5フレットで、フレットボードに 5mm径の穴を開けてエポキシでロッドを固定すると言う選択肢も有ります、◆ネックヒールに剥が有りましたが、この箇所は異音とは無関係でした。ニカワで貼り直します◆ミラーと魔改造スクレーパーを使ってブレーシングの剥がれ箇所を確認しましたが 剥がれ箇所は有りませんでした●ピック跡でトップのスプルースがむき出しになってますと、湿度の影響の直撃を受けますので 蜜蝋入りのワックスで保護しておきます。●表層クラックには人類が発明した楽器用としては最高の接着剤【ニカワ】を流し込んで補強します◆パッチが必要なケース トップ・サイド・バック材が完全に割れた時に、これ以上割れが進行しない様に張り付けます。●この画像は、日本を代表するギタリストのリペアを数多く手掛けている工房の仕事です。 バック材が完全に割れているために、パッチを貼って周囲をニカワで固めて有ります。 最近はk2ギターファクトリーでリペアをお引き受けさせて頂いるギターの画像です。◆ニカワが硬化するまで時間が必要ですから、この間にハードケースをリペアしておきます ●側がプラスチック系のハードケースに良く有るフタ全開状態です。●ハードケースの開き状態です●この補修にはエポキシを含むK2が知っている全ての接着剤では歯が立ちません。 グルーガンを使いますと簡単に勝負が付きます。●画像はグルーガンが取れて外れてしまってます◆丁度良い角度になる様にビニール紐を使って固定してグルーガンで固定すれば完了です。◆ギターに戻ります◆ネックのサイドバインディングに剥がれ箇所が有りました●この箇所も異音とは無関係です●ここはタイトボンドで貼り付けて於きます◆ブリッジの右下側が僅かな浮きが有りました●この程度でしたら、剥がして貼り直すまでも有りません●画像右下の角からこの辺りだけです●隙間ににニカワを流し込んでクランプで固定すればOKです この箇所も異音とは無関係でした●☝画像のクラックの仕上げもこの時に済ませました◆更に内部を慎重にチェックして行きましたら、ブレーシングでは無くライニングに僅かな剥離が 2か所有りましたが、ノックテストでは異音の発生は認められませんでしたが、3Gのローフレット と倍音で共鳴振動を起こす可能背は否定出来ませんので、隙間にニカワを流し込んで固定します。 ライニングはバック&トップ材を張り付ける前に接着しますので、クランプ固定が不可能ですが ライニングの剥離の隙間は僅かなので、ニカワで固定する方法で充分に機能します。◆サドルの状態 素材はタスク【人工象牙】の様です。●最初から弦溝が有った様に錯覚しますが、ナットでは有りませんのでサドルに溝が有るギターは ピックギターの様にテンションが掛け難いギターを除いて見た事が有りません。 サドルに溝が有りますと、音詰まりや倍音を押え込んでしまう働きが有りますので、弦接点を 整形しておきますが、溝が結構深いため弦高が下がり過ぎる可能性が有ります。 その場合は、K2ギターファクトリー純正の水牛ボーンのオイル漬けで作り直します。◆リペアが完了したと同時に工房にお越し頂いて、入念に試奏して頂いて全てに異常が無い 事を確認して頂きました、中度の順ゾリが端正されましたので、開口一番 弾き易い! 異音も全く収まってと驚かれておりました。 k2ギターファクトリーとしても嬉しい限りです。◆完成画像は試奏に夢中で撮り忘れました、何時もの事です。🌸凄いギター完全復活です🌸
2018年11月05日
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◆FERNANDES ZO-3 セッティングのご依頼です ◆画像から確認して行きます●レスポール風味です ピックアップもGibsonに乗せ換えられてます、ピックガードは自作されたそうです。●おや?クラプトン風味も有ります●内臓スピーカーが交換されております。◆6E/12Fで3mmを超えてますと、エレキですと弾くには相当厳しいものが有ります ●指で弦を抑えてフレットに接触しないか確かめておきます◆このZO-3のオーナー様は、GENさん です。 普段はアコースチックギターで素晴らしいステージングを披露されております。 Gibsonをお使いになってますので、迫力のあるステージで有る事は簡単に想像して 頂けると思います。 ギターメンテに関しても知識と技術をお持ちですが、今回はこの弦高を下げて 弾き易くして頂きたいとの事でご依頼を頂きました。◆原因はこれです、そうです【ブラスナット】です●k2ギターファクトリーでもブラスナットの交換は、ナット巾&EtoEが合っている 既製品を使います。理由は簡単で、ナットファイルの消耗が激しくて 片面が1回で使用不能に陥るからです。 底面を耐水パーパーで削ぎながらセッティングして行く様にしてます。◆ナットの溝が・・・◆90度に整形してましたら、ノコ溝が姿を現して来ました、しかもフレットボードを 突き抜けてメープルネック材まで達しております。●センターだけノコ跡がありますので、半月型の特殊ノコの跡です。●ナット溝のペグ側の直角を出そうとしますとフレットボードが分断されて、 接着強度が落ちる可能性が有りますので、ギリギリの線で止めて置く方が 正しい判断と思います◆新しいナットの素材は、【ブラジリアンローズウッド】の柾目材に決まりました◆40年以上前に製材された特上の材です◆ナット溝に合わせて切出しました◆フレットボードはR350で、アコギプレヤーには慣れ親しんだRです◆この特殊工具はとても便利です◆1フレットに0.5mmのプラ板をセットして、上記のプレートを組み合わせてピンクの プラ板と同じ高さにします◆そして、フレットボードに押し付けて線を引けば、ナットの溝底辺が 出ると言う訳です●あとは線に合わせて整形するだけです、ナットが無い場合や、オリジナルナットが 使えない場合にはとても重宝しますが、出番が少ないので残念です◆上の線が溝の底辺です、若干オーバーサイズで整形して微調整して行きます◆ナットらしくなりました◆ナットの整形が済みましたので、弦溝の墨出しをします●43mm巾の部分を当てて墨付けしますが、この工具ははっきり言って使いに難いです◆ナットファイル・ノコ で弦溝のセンターにノコを入れます◆ネック裏とヘッド裏のビス跡をメイプル●棒で埋めて行きますmm●ビスの長さに合わせてマスキングテープで印を付けてネジ穴を整形しておきます。 直径3mmの竹用ドリルを使います◆ネック裏の補修が完了しました●ヘッド裏のネジ後には鍋ネジが強いトルクでに打って有ったので窪みが残ってしまうので、 周囲を木工パテで埋めてから仕上げます◆ブラジリアンローズウッドのナットの仕上がりを確認しておきます●本来でしたら、巻弦は半分をナット溝から出す様にセットするのですが、 ZO=3のヘッド&ペグ位置が特別な形状ですから、通常の弦溝ですとナットから弦が 外れてしまいますので、ナット上面に合わた溝の深さにセットして有りますが、 音詰まりの無い様にセットして有りますのでご安心下さい。◆6E/12F は2.1mmですからエレキギターでは最も弾き易と思われるセッティングに 落ち着きました◆仕上がりました 【最初の画像を流用してます】◆お楽しみの試奏タイム 弦溝を調整する時にアンプに接続しようと思ったら、アンプ内蔵だった事をすっかり 忘れてました。 内臓スピーカーがらの出音もK2の知ってるZO-3とは一味違います。 Gibsonのピックアップと強化されたスピーカーの威力は流石です。◆マーシャル8080で鳴らしましたら更に驚きました、ライブで使えるポテンシャルを 備えてまして弾いていてとても楽しいギターです。 専用ハードケースの内張がギブソンピンクでしたので参りました!🌸たいへんよくできまた
2018年11月05日
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