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◆yamano No650 謎のガット弦・ミニ・ギターのセッティングです●調べても詳細が全く判りません●コーションラベルにyamano No650の表示のみですから、山野楽器さんのプロデュースでは 無い様です●サウンドホールも個性的です●テールピース&ブリッジはフルアコ仕様です●全体が白ペイントが惜しい気がします。ナチュラルでしたら良かったのにと思います●使えるフレットが12Fまでですからネックは極端に短いです●指の位置が12Fです。オクターブを取る必要が有りません。◆リペア内容の確認です ①ガット弦から、アコギのコンパウンドゲージに変更する ②白ペイントを落としてナチュラルに変更 ③ポジションマークはPRS風を入れる ⑤その他は全て一任する◆変更の可能性有り箇所の確認 ②のペイントですが、ボディ材がシナベニヤが使われている場合は、ナチュラルでは仕上がりが 良く無いので、材質を確認してから別途ご相談する サウンドホールが小さいために、打合せ時点では工房のミラーで内部を確認する事が出来ません でした。◆リペア開始して行きます◆ブリッジ取付する部分の塗装を落として見たところ、ナチュラルに変更しても問題無しが 確認出来ましたので、白ペイントを剥がし行きます●塗装剥離剤とマンパワーを駆使して、全ての白ペイントを剥がしました●トップ材は、推定【アガチス材】と思われます●バック&サイドは、工作用のベニヤ板です。 180番~400番~800番のサンドペーパーで表面を整えます◆ラッカーで仕上げます●最初の塗りが一番好きです。 塗装の工程はボディが小さいので簡単に済みます◆ラッカー仕上げです●クリアラッカー仕上げは簡単です●バック&サイドのべニア板の良い感じで仕上がりました●ネックタッチも良い感じです●ボディへの負荷を考慮して、エレキ弦0.09~をチョイスしました●ナットがプラスチック製ですから改善の余地が残ってますが、ハカランダでつくりますか? 回答は・・・ボーンにして下さい!金額は変わりませんよ!・・・ハカランダにして下さい です。ハカランダは昔からのストックのが有りますのでお安く出来るのです。◆極薄ラッカー仕上がりです●ブリッジの位置は12Fから243mmにサドルトップが来るようにセットしませんと、 チューニングが合わないのと、ハーモニックスも出難いです。12フレット以降が無くても ブリッジは正しい位置にセットしないと駄目です。◆試奏タイム ・・・思ったよりも鳴ってくれます!60年代のオールディーズ弾くにはピッタリかも知れません 試奏の時に気が付いたのですが、ネックのサイドバインディングのポジションマークが、10Fに 有ります。これは即ち、相当古いギター軽く見積もっても50年以上経過してると言う事です。 最初の状態からして、購入後数週間くらいは練習はされて、その後何十年もデニム生地のソフト ケースの中で眠っていたのだと思います。
2019年02月25日
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◆今回のご依頼は、Gibson ES-175D ギタードッグ入りのご依頼です この素晴らしいギターのオーナー様は 京都府福知山市大江町仏性寺1156 LogCafe & 薪ストーブショップフローレスタ のオーナー様です。●Gibsonのハードケース内部はピンクに限ると思ってるのですが、K2のレスポールはグレーなので 微妙です◆画像から確認して行きます●このペグは、ES-175Dに搭載するペグに有らずです。GIBSON純正のクルーソンタイプで、六角ナット で締め込むタイプも用意されてますので交換します●ブランコのテールピースは経年変化が全く有りませんので、純正品と交換されている様です。●後の調査で磨きが掛かってピカピカになってる様です。●オクターブチューニングも完璧に合ってます●弦高に至っては調整する余地は全く有りません◆ドッグ入り開始です 音色を耳に叩き込む為に試奏から入りますので、流れでトーンポットのガリガリ・ノイズから 始めます。 ●音色にしばし唖然としてしましました、K2が弾いても【音】だけは、ウエス・モンゴメリーにも ジム・ホールにも負けません。 各弦の開放音を出すだけならテクニックの差は縮まると思います 【枯れ葉よ~】とか弾いただけで気分はジャズプレヤーです と試奏の事はこのくらいにしますが、フロント・リア共に素晴らしいです●Fフォールとノブを撮影したい訳では有りません。トーンポットに纏わり付いてる埃を撮影たのですが 良く判らないですね●ピックギターの内部の埃を吸い込むための、工房アイディアホースで吸い込んで綺麗に成りました でもガリは収まりませんので、工場の特殊配線修理の専門家の友人から勧められた接点復活剤で ガリ音を除去して行きます。 接点復活剤は非公開とさせて頂きます。●白いホース【洗濯機の排水延長ホース】からの接手部分には少し難儀しました●ネックサイドのキズを補修します●V&Tノブを外す時の工具です。真上に持ち上げる事が出来ますので ポットを破損するリスクが軽減されます●ガリは完全に収まりました。◆交換するペグのご案内です K2のレスポールに搭載されてるGibson純正ペグ【クルーソンタイプ】です●裏側の画像です●現在ES175Dに搭載されてるペグは六角ナット止めタイプですから、ブッシュ式タイプは穴径の 関係で交換出来ません。画像の六角ナットタイプに交換したいと思いますが、宜しいでしょうか?◆ハウリング対策*基本に戻って何故ハウリングが起きるのでしょうか? ギターを弾くと音は信号となってシールドを経由してアンプに送られます。 スピーカーから出力された音はステージ&自宅の部屋に広がります、その音はギターにも 当然の事ながら振動となって伝わります。 ソリッドギターでしたらボディに空間が余り有りませんのでピックアップがアンプから出た 音を拾う事は少ないですが、ホローボディ【セミアコ/フルアコ/アコギ】は内部に空間を 持たせて反響音が出る構造になってます。 ボディの中にもPA&アンプからの音が入って来ますので、この音がボディを振動させて更に 弦を振動させてピックアップが音を出力すると言う、悪循環が繰り返される訳です。⊛解決方法は ①Fホールに音が入らない様に対策する 振動し難いゴム系の材質の物でFホールを塞ぐ【音が悪くなるケースも有ります】 ⊛ライブリハの時にどうにもならない場合は、Fホールをテープで塞ぐ何て荒業も 有りますが、ラッカー塗装のギターでは接着が強力なガムテープを貼ると、剥がす 時にクリアー塗装まで剥がしてしまいますので、接着が弱いテープを使う様にする ②PA&アンプからの戻り音をFホールに入れない様にする スピーカーからの距離、立ち位置等、ハウらないポジションを探す ③ディストレーション系のハウリングは最悪ですから歪ませ過ぎない様にする。 ⑤ピックアップカバーがハンダ付けされて無いピックアップもハウリングを起こす事も有ります ソリッドギターでハウる場合は、ピックアプ裏を確認しますが、ハンダ付けしますと 【ハイ落ち】する事も有りますので個人の判断で対策して下さい●ハウリングが出るリアピックアップ裏です、まさか?と思いましたがハンダ付けされてました 気になると確認しないと気が済みません。◆ネックコンデションを確認して行きます。 最初の試奏では低い弦高専門プレーヤーのk2は、フィンガーボードに違和感を感じませんでしたので 自動的にOKと判断しました。 数値に異常が有っても、それが弾き難さや音質に影響を及ぼさなければ、それは不問とする! と考えて居りますので気にしなかったのです。●改めて測定しますと、レギュラーチューニングで、最大値1.5mmの順ゾリが有りました。 にも関わらず弾き難さを感じなかったが本当の所です。●ロッドの締付具合を確認します。初めての調整するギターでは必ず緩め方向に少し回してから 締め方向に回します。理由は簡単です、もし目一杯を超えて締めて有ったら、ロッド折れとか 凄い事になってしまう恐れが有るからです。 殆ど限界近くまで締めて有りました●ロッドの効き具合を確認するために完全フリーにして測定しますと、弦を外した状態でも 最大値で0.20mmの順ゾリです。・・・ロッドの効きが弱いのかも? お使いの弦でチョーキングに難儀しますので、ダダリオ ECG26 XL Chromes Flat Wound 013~ が張ってあると思います。 013~ミディアム弦を張ってチューニング後に僅か0.05mmしか順ゾリ方向に動かないネックの強度! Gibson恐るべしです。●それならばと言う事で、ネックヒターを掛けてストレートに端正した方が簡単です 15分/150℃以下でヒーターを掛けますが、温度管理は赤外線式の温度測定ガンを使います。 最近この方法が面倒だなぁ~と感じる様になりつつ有りますので、専用工具を導入しようかと 思ってます。●ヒーターの上にあて木をしないと発火する恐れが有ります。 メーカーの使用上の注意は守らないと大変な事になります。 更にヒーターとフレットボードが直接接触しない様にステンレス板を敷いて有ります。●最も効果的な位置にピンポイントでクランプ掛けします。 中央のクランプはネックに掛けるために、デザインされたのかと勘違いする程便利です●クランプの掛かり具合を確認します。 重度の順ゾリでは有りませんので、24時間掛ければOkです。◆搭載されているペグを良く見ましたら、なんでこんな長いの?したらロック式でした。 メーカー名の刻印が有りませんのでメーカー不詳ですが、最初の見立てのメーカーでは無い事は 確定です。●画像は重複して使ってます■ロック式ペグから通常のペグに交換しますので、張って有りました弦は再利用出来ません。 ロック式のペグ穴に通す弦の長さは、通常のペグよりも短い位置から巻き始めますので ご理解頂けると思います。◆ペグの型番をお知らせ致します Gibson PMMH-010 ◆ネックの修正具合です●弦テンションが掛かって無い状態でストレートに修正されました●ネックサイドバインディングのキズにエポキシパテで修正しました◆7フレット付近のネック上部の打痕を修正しですが、打痕が付いてから時間が経過しますと 木材が戻ろうとする、自己修復能力が下がるのと打痕が深いので完全に戻る事は厳しいと 思います。 演奏に支障が出る位置では有りませんので、パテ埋め修正してネックに変色箇所を残す 事は避けた方が良いと思います●打痕の周囲をマスキングします●濡らした布にハンダ鏝で蒸気をで加えますと、凹んだ木材は元に戻ろうとする力が働きます ハンダ鏝を当て過ぎますとラッカー塗装を痛めますので注意が必要です●完全にフラットまで戻りませんが、改善はされたと思います。◆フレット&フレットボードの傷みを修正して行きます●修正前です●修正後です◆ペグが入荷しましたので交換します●ギヤ比がクルーソンタイプは【13:1】です。 搭載されてましたペグは【16:1】の感触ですから、チューニングの感触が変わりますが 直ぐに慣れると思います◆弦を張る前にネックを確認しておきます●ストレートに修正されてますが、弦テンションが掛かりますと僅かに順ゾリ方向に動きますが 丁度良い塩梅になる予定です。◆弦を張る前にボディを磨いておきます●ブランコは弦を外しますとフリーになりボディを傷付ける原因になりますので、ウエスを挟んで おかないと駄目です●ご指定の弦です●弦が張られますとギターに戻って来たと言う感じがします●Gibsonとクルーソンタイプのペグの組合せは見慣れてますので、何故か安定感を感じます●エポキシパテに着色材を塗りましたが、経年変化に対応は難しいです◆チューニングをしてセッティングの最終確認です●6E/12Fです●1E/12Fです●ヘッドです●クールです! ガリも無くなりライブで思う存分パフォーマンスを発揮してくれると思います。 全く個人的な好みですが、リアが使えるギターは素晴らしいと思います。🌸たいへんよくできまた🌸
2019年02月25日
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◆K・YAIRI CE-3エレガット 弦高調整&セッティングのご依頼です ギターオーナー様は 京都府福知山市大江町仏性寺1156 LogCafe & 薪ストーブショップフローレスタ のオーナー様です。◆画像から確認して行きます●トップ材を始め良質な材が使われ工作精度も高いです、流石にK・YAIRI製です●程よく弾き込まれている事は直ぐに理解出来ます・・・が・・・試奏した感触を率直に申しますと このギターのポテンシャルを最大限近くまで引き出されて無いと感じました。 5A,4D、2Bは宜しいと思いましたが、6E、3G、1E特に6Eと1Eが物足りないと感じ、それが 全体のバランスを危うくしてる様に聴こえて来ました。 仏を作って魂が少し不足気味の様に思います、これは決してこの子の批判をしてる訳では無く、 もっともっと引出して下さい! と言う叫びが聴こえて来ました。●バック材も良いですね●トラストロッド入りはギターテクニシャン思いです◆リペア開始して行きます●弦高が高く成ってる原因を調べます。全て基本から始めて行きます レギュラーチューニングで最大値0.15mmの順ゾリが有りますが、この程度ではここまで高く 成りません◆スケールをボディ~ネックの付根に当てて見ると、本来でしたらフレットボードの下端と一致する はずですがこの様に一致しません。●スケールの当て始め位置です。ボディトップとフレットボードの下端位置は一致してます●スケールとボディトップに隙間が有りますが、これはトップ落ちと言わてる【ボディの変形】です つまり、ネック付根が頭を下げる様におじぎをしてるので、サウンドホールがその分凹んで ると言う事です。◆調整前の弦高は、6E/12Fで、2.75mm有ります●1E/12Fは、2.5mm有ります、高いポジションは指パワーが無いとヘビーですし疲れますね●マスキングテープにラインを書くと●これだけズレが生じてます。既にサドルを削って弦高を下げて有りますが、弦高2.75mm有る 主原因がここに有ります。◆弾き易い弦高にセッティングしますと、音質も俄然良く鳴ります。サドル材を変更して 全弦がバランス良く鳴って、艶の有る音質を着地点にセッティングして行きます。 ●ロッド調整で、6E/12Fが2.5mmまで下がりましたが、工房のスタンダードまではもう少し 調整が必要です。 この弦高で試奏しますと、全弦の鳴りのバランスが改善されてる事が判ります。 適正な弦高に調整しますと鳴りのバランスが取れて来ます。例えばエレキギターのピックアップを 極端に下げますと音が弱くなります。アコースティックギターも最も共鳴するポジションが存在 してると経験上考えて居ります●既存のサドルも少し削って弦高を下げます●オプションで工房純正品の【水牛ボーンのオイル漬け】のサドルを製作します●画像上から、エボニー 水牛ボーンのオイル漬け 既存の牛骨 3種類のサドルです。音色はお好みの要素が全てですから、お気に入りのサドルをチョイスして 下さればと思います。◆セッテイングが決まりましたので、1Fを整えて行きます●1Fは12F以上に弾き易さに影響が有ります。0.5mm弱が適正としてしてセッテイングしてます。 1Fの調整はトラストロッドでの調整が完全に済んでからしませんとナットの作り直しになります●6E/12F2.1mmです●1E/12F1.85mmです◆フレット&フレットボードもピカピカです●フレットボードは定期的にオレンジオイルなどでメンテナンスしないと、クラックが 入ったりしますので注意が必要です。●管理の行き届いたギターですので、軽くワックス掛けただけでピカピカです◆試奏タイム 全ての弦が定位置に付きましたので、試奏しますとバランスが取れて良い感じに 鳴ってると思います。12F付近も押さえやすいですから疲れずに引く事が出来ます。 🌸たいへんよくできまた🌸
2019年02月25日
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◆中国琵琶 リペアのオファーを頂きました。 ・・・中国琵琶?ってどんな楽器でしょうか? 考えさせて欲しいと3秒考えましてお引き受け させて頂く事に成りました。 困り果ててk2ギターファクトリーを頼られて来られてのですから、 お断りする理由が有りません! 基本に忠実にリペアすれば問題は無さそうですが、糸巻【木製ペグ】の製作は工作機械が 無い為に不可能ですとお伝えしました所、糸巻は無事との事でしたので安心しました。◆インターネットのお陰で殆どの楽器のデータが簡単に入手出来る事も大きいです。 事前にYouTubeで演奏&音質を確信しましたが、日本の琵琶とは全く違いますので 興味深々です。 週末に工房に入って来る事が楽しみです。◆初対面です、専用ハードケースが有りますので数百年前とかの個体では無いようですが、 このタイプのハードケースですと、推定年齢50歳くらいかな?と思います。●トップ材は桐っぽいです、フレット?は竹で出来てます●ヘッド周辺は更に不思議な構造です。弦との接点の段々になってるパーツの材質が良く判りません べっ甲の様なボーンの様な不思議な素材です●ヘッドの【楽】?メーカー名なのでしょうか?●バックは日本の琵琶と同じ様な感じです●糸巻周辺の工作も丁寧に作られてます●以前にもこのパーツが浮いて来たので、ご自分で接着したとの事です。 接着の跡を見ますと直ぐにそうだと判ります。●ギターで言う、ナットの部分の劣化が進んでますので、欠けた部分を修復整形して行きます●4弦でヘッドの作りも中々凝った作りです●竹フレットのはみ出した、ニカワが気になりますがトップが桐なので演奏に支障が有る訳では 有りませんので、リペアの対象から外します●ブリッジは竹製です◆YouTubeで演奏を確認しましたが、難易度が高くて素人に弾ける様な楽器では有りません 指5本にサムピック付けて、高速トレモロや日本の琵琶【諸行無常の響あり】に似た音を出したりと スーパーテクニックーのオンパレードです。試奏は日本の琵琶と似た音を出したいと思います◆リペア完了までの時間的な余裕を頂きましした
2019年02月23日
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※2017年10月07日 にリペアを開始しボディの修正に時間が掛かりまして 記事の追加よりも、最初からアップした方が判り易いと思いましたので 内容が一部重複しております。◆今回のご依頼は、ナルダン アコースティックギター フルリペアです。 ナルダンと言えば、フルアコのイメージが強いかも知れませんが、普通の アコースティックギターも作ってました。 現在では、大正琴を製作してるメーカーとしてご存じのゲスト様も多いと思います。 ●経過年数を考えますと綺麗な状態です●ピックガードのネジは目の錯覚では有りません。この頃のピックガードはネジ止め方式を 採用していたギターも多数在りました。ピックガードレスor作り直しが良いか後で考えます。 ●トラストロッドが仕込まれていて、機能してますので素晴らしいです ゼロフレット仕様です ●NF-60と言う、ニューヨーカータイプのギターです。 ◆リペア箇所を確認して行きます ●ブリッジ周りの隆起が凄い事に成ってます。弦を緩めずに放置の結果です。 弾き終わったら弦は緩めるを徹底すればここまでの変形は防げたはずです。 ●6E&1Eの12Fが6mm有ります・・・2.5mmに落す事はこのギターでは 何て事有りません。しつこい様ですが、毎日弾くギターであっても、 弦は緩めてハードケースで保管しましょう。弦は消耗品ですから切れたら交換すれば 良いだけです!それともボディ変形よりも弦の方が大切ですか? ●変形してるピックガードを外しましたら。両面テープの残骸やらボンド接着の 形跡が有りません?謎が深まりました。当時は両面テープが存在して無かったのかも知れません ピックガードの変形は、少し温めてから椹木に挟んでサンドイッチ状にクランプ掛けて 真直ぐに修正して再利用します。 ●トップ落ちも気になります ●ブリッジの直ぐ下の隆起も修正しないと駄目です ◆リペア開始してます 先にボディの修正から始めて行きますが、ボディ用のクランプを掛けたら 暫くの間はする事が有りません。 ◆月日が流れるのは早いもので、ボディの修正に1年を要しました!◆ボディの修正が済みましたので、セッティングを開始して行きます ●弦のテンションが掛かっていない状態で、6E-12Fの弦高は2mm弱です◆剥がれていました【A型】のブレーシングの両方をニカワを使って張り付けました◆浮いていたフレットは専用工具を使って打込みます◆12フレット以降は工房で作った打込治具で打込んでおきます◆セミロングサドルは、黒檀材を切り出して製作します●ピックガードは両面テープとオリジナルビスで止めておきます。 ◆セッティング完了までもう一息ですが、cuteでcoolなギターです。音は・・・そんな細かい事は 気にしたら駄目ですよ!ここまでルックスの良いギターは滅多に有りません! ●ゼロフレット&10フレットにポジションマークが有るフィンガーボードです。 因みに私のナルダンNo88も、10フレットポジションマークだったのですが、9フレットに移動 しました。ポジションを勘違いするし、もし慣れてしまったら現代のギターで勘違いしそうだった からです。◆忘れていた訳では無いのですが、ネックヒールにクラックが入ってます。 後回しにした理由は、トップ落ち&ボディ隆起によって思ったセッティングに出来無い 場合は、ネックリセットする選択肢も有りましたので後回しにしておいた訳です。 ●ネックヒールのクラックをリペアしていると言う事は、そうです!思い通りのセッティングに なってると言う事です。 音色もルックスも超かわいい~ですよ●ネックヒールの仕上がりです🌸リペア完了しました●ポジションマークに違和感を感じませんでしょうか?●cuteです。べっ甲柄のピックガードは個人的な思い込みですが高級ギターの証と思います ●弦高調整のためにブリッジを削った関係で、ブリッジボルトを白蝶貝でカバーするだけの スペースが無くなってしまいましたので、見栄えを保つために六角ボルトで止めて有ります●ペグはオリジナルです●専用と思われるハードケースの内部はゴージャスです◆使用する弦と試奏 ボディに負担を極力掛けない様に、エレキ弦090~若しくは3弦がプレーンのアコギ弦をお使い 頂きたいと考えてます。 現在はエレキ弦を張って有りますが心地良い音色です。音量は出ませんが優しい音色で 静かな曲を弾き語りにピッタリです。🌸たいへんよくできまた🌸
2019年02月20日
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◆K2ギターファクトリー式ギターの保管方法をご紹介致します *ご紹介の方法はベストな方法では無く、K2のギター歴46年の経験から導き出した方法です。 ◆季節別 ①冬季 湿度が極端に下がり、ギター本体も冷却されます。湿度が正確な数字は忘れましたが、30%くらい だったと思いますが、下回りますとソリッドギターでは自然に割れてしまう事が有ります。 ギターにとっては、梅雨~夏場よりも危険な季節です 冬場は材が乾燥してフレットが飛び出して指に引っ掛ったりしますし、弦高が下がり過ぎる事 なども有ります。乾燥した材は音が良く鳴る事も有ります。 弾き終わりましたら、頼りないハードケースでは無く気密性の有るしっかりしたハードケースに 弦をダラダラに緩めて保管しております。 冷え切ったギターをいきなり暖かい部屋に出す事も危険です、ハードケースを開けて3分程度 そのままにしてから、ハードケースを閉めて15分後に取り出して室温に馴染ませ、ボディを ウエスで拭き取ります。この方法は高校時代から守ってる方法です。 冷えた部屋の場合は、急速暖房しないで暖房は弱からゆっくり部屋を暖めて行けばハードケース 内で馴染ませる必要は有りません。 要するに急激な温度&湿度変化が良く無いと言う事です。 【実際の相談内容です】 フォルヒが29,800円/ジャンクで店頭に出てるのですが、テールのエンドピンを中心に左右20cm 割れてる!店頭で倒して割れたのかも?リペア可能ですか?の電話でご相談頂きました。 逆質問でお聞きした情報から、倒れて割れたとか、悪意を持って割れたのでは無く、乾燥による クラックで間違い無いと判断しました。 ローズウッド系の材の年輪は檜の様に判り易い年輪で無いため、材が裂ける様に割れる事は良く 有ります。極端な乾燥と暖房の影響が原因かと思います。 リペア用のローズウッド薄板のストック材で時々発生します。 購入されるのでしたらリペアは可能ですから、購入はお任せ致しますとお答え致しました。 ②春 人に優しい季節はギターにも優しい季節です。 弾き終わったら弦をダラダラに緩めてハードケース保管でOKです。③梅雨~夏 青森以南ですと梅雨はギターに厳しい季節です。ハードケース内に竹炭で作られた乾燥剤を 入れておきます。根拠は無いのですが余りに強力な乾燥材は怖くて使えません。 湿度が極端に高い時には勝負ギターは使いません、セカンド~サードギターを使います。 何れにしても弾き終わったらウエスで汗等の汚れは拭取ってハードケースに直行させます。 ライブ会場で出しっぱなしは絶対に避けるべきです。④秋 春同様、人に優しい季節はギターにも優しい季節です。 弾き終わったら弦をダラダラに緩めてハードケース保管でOKです。◆弦を緩めない弊害 逆ゾリしたギターを持ち込むと、ショプ店員さんやリペアーショプさんでさえ、弦を緩めるから です!と言われた方もいらっしゃると思います。 果たして本当でしょうか? ネック材【マホガニー&メープル】の硬さをご存じでしたら、弦のテンション程度で曲がろうとする 木材の変形を止められるとは到底思えません、しかも弦のテンションはネックに対して均等に掛かって 無いですから。 ◆弦を緩めない事による変形 ①ネックの順ゾリ ネックは変形して当たり前と思ってます、ですからトラストロッドと言う先人の知恵がネックに 仕込まれているのだと思います。ネックのみのリペアは最も簡単です ②ブリッジ周りの隆起&ブリッジの剥がれ 度を越しますと厄介なリペアに発展しますが、軽度でしたら弾き易くセッティングする事は 可能です。弦を緩めて保管すれば防げる変形と思います。 ②ネックの元起き【最悪の変形です】 軽度でしたら何とか出来る事も有りますが最悪の変形です、ギターとしての生命線を 断たれてしまう事も普通です。リペア方法はネックリセット、フレットボード研磨等、コストの 掛かるリペア方法になり、【じゃ~新しいギター買おう!】になってしまう可能性が高いです 弦を緩めて保管すれば防げると思います。◆毎日弾くから緩めなくて良い って本当でしょうか? これって一見そうなんだと納得しそうですが、本当は弾かない時間が問題なのでは無いでしょうか? ギターの木材にして見れば、毎日弾かれているから変形しないでいよう!なんて忖度しない ですよね? 10日間弾かないギターと10日間毎日弾くギターで、何が違うのでしょうか? 240時間テンション掛かったままは全く同じです、トップ材は厚さ3mm程度の薄板が 補強と言った意味では頼りない【Xブレーシング&その他】で補強されてるだけです。 リサイクルショップさんで、長期在庫に成りそうなギターをウオッチして見ると良く判ります 最初はそれ程高く無かった弦高が、数か月で凄い事になってしまう事が殆どです。 ◆ギターにとって理想的と考えられる環境 湿度40~50%未満 温度20℃ と言われてますが、この環境を保ち続ける事は難しいと 思います。それなので気密性の高いハードケースに収納する様にしてます。 ライダーR400D【K2の高校時代からの付合いのアコギ】&ヤマハSG1000は、40年を超えても ベストコンディションを保ち続けております。◆ゲストの皆様におかれましては、ご自身で編み出した保管方法とは相違する内容が沢山有ると 思いますが、日本は南北に長いので北海道と沖縄県では全く環境が違いますので、それぞれの 地域特性に有った方法で管理されて、ゲスト様の愛器が末永くベストコンディションを保て 行ければと願っております。
2019年02月18日
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◆K2が最近、セグス・フリーセッションバンドのリハ【リハビリテーションでは有りませんよ】 リハーサルの時に使ってるギターです。●シダートップのカッタウェーです。実はメーカー型番一切不明です●雷電! とはK2が勝手に付けたネームです。100均製のスッテカーです●エボニーに見えますがローズウッドフィンガーボードです。バイオリン用のステインで着色しますと エボニーと見分けが付かなくなります●LRBでは有りません。●水牛ボーンのオイル浸けナットに交換してあります●サドルはエボニーです●バックは1枚物のマホガニーです●サイドもマホガニーです●セッティングは、6E/12F 2.0mmです●1E/12Fは、1.75mmです◆全てが良く判らないギターですが音色はお聴きの通りですし、製作技術もリペアしてる立場から 見て丁寧に作り込まれてると思います。 正に【瓢箪から駒】です。入手先は匿名希望のショップ様から頂いたギターです。 出会った時はネックの捻じれが半端では無く、ギターとして再起出来るかギリギリでしたが 何とかこのセッティングが持って行く事が出来ました。 シダートップのカッタウェーは以前から欲しいと思ってましたので、お譲りする予定は有りません ので・・・ごめんなさいです
2019年02月17日
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◆今回のリペアは【orville by gibson】ES-335 のセッティングです ギターオーナー様はU様です。 ◆ハードウェアーは特に問題は抱えてませんが、兎に角弦高が高く弾き難いです。 特定フレットのビビリの解消と、ナットをハカランダに交換して甘い感じの トーンのギターセッティングして欲しいとのご依頼です。●良いコンディションを保ってます●USED相場を調べましたら、ビックリ! Gibsonを超えてるかも知れません●Style ES335 は判りますが、OrvilleのGUITAR って不思議なサインです。 思わずほっこりしてしまいました◆リペアを開始して行きます◆ネックの順ゾリを測定しますと最大値で0.20mmです。限界値を軽く超えてます◆ロッドを確認しますと殆どトルクが掛かって無い状態でしたので、5F~1Fの逆ゾリを無視して 調整しますと此処まで戻りました●6E/12F 2.0mmはエレキギターの理想的な高さです●1E/12Fの0.15mmもエレキギターの理想的な高さです 残念な事にこの弦高ですとビビリまくってますが、あくまでこの弦高でセッティングして 行きます。可能な理由はネックの問題では無くフレットの問題ですから可能です●順ゾリの最大値は、0.06mmになり演奏に問題は無いレベルです◆軽く試奏と言うかビビリ箇所を調べますと、ローフレットで強烈にビビります●原因は逆反りでは無く、フレットが浮いてる事が原因でした。 4F~1Fが特に浮き捲ってます●フレット浮きと合わせてフレットの部分消耗も有りますが、この程度でしたら軽く擦り合わせ すればOkです。●フレットを打込んで軽く擦り合わせをして、オレンジオイルでフレットボードをクリーニングします●既存のナットを外しておきます、何時もの通り養生してからドライヤーで温めます●画像の様に綺麗に外れますと接着面の整形が簡単です●ハカランダ材です●粗削りです●ナットらしくなりました ネックコンディションが安定してから、1Fの弦高を調整します。◆フレットの浮きと部分的な擦り合わせも完了しました●フレットクラウンのカマボコ型に修正も済みました ●フレットの修正が済みましたので1Fを決めます●1Fは0.48mmです●6E/12F 2.0mm●1E/12F 1.5mm◆このセッティングで試奏したところ、予定通りにビビリは全フレットで有りませんでした。 音色も目論見通り、固かったリアもマイルドになり、リアでジャズにも対応可能ですが、 ジャズでしたら出来ればフロントを使うと楽と思います。●ネックジョイントのクラックは塗装のみで、木部の剥がれは無い様なので今回はリペアは 見送る事に成りました、将来的に木部へクラックが進行した際にリペアする事とします◆ボディ&フレットボードのクリーニングも済みました。●ネックコンディションには殆ど変化が出ませんので、数日間の最終チェックは省略して大丈夫です◆試奏 ES335をじっくり弾いた記憶が無いのですが、素晴らしいギターです クリーンも素晴らしいのですが、ディストレーションを掛けた音も気に入ってしまいました 用途の広いギターで有る事を再認識しました。 *片足ケンケン試奏はしてませんのでご安心下さい。
2019年02月09日
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◆モーリス F15 1970年製 ブリッジ剥がれ&セッティングです ◆画像から確認して行きます●シェル埋め込みの旧ロゴです●ボディのクリーニングは済んでます、凹部分があばたになってますがこのギターの歴史です ボディをノックテストしますと、乾いた金属音に近い音が返って来ます、この時点で鳴るギター 確定です。●1970年製です、この頃のモーリスはセオリー通りにギターを製作してるのが良く判ります●釣鐘型のロッドカバーです。ペグも交換しますので既に外しております。●フレットはそれ程弾き込んだ形跡が有りません●ブリッジが剥がれ掛けてます、そのまま貼れるかと思いきや、残った接着剤が邪魔になり 一度剥がして貼り直さないと駄目です●簡単に剥がせましたが、トップのクリアがセオリー通り取除いてからブリッジを貼ってます この頃のモーリス恐るべしです。●ブリッジ剥がしはこれで簡単に剥がせます●ブリッジで引っ張られた分トップが隆起してます、ブリッジが接着し易い様に修正します、 この工程は10日程度でOKかと思います。残念ながら方法は非公開とさせて頂きます。◆ボディの隆起も問題が無いレベルに修正できましたのでブリッジを貼り戻して行きます●ブリッジを貼り戻す時には、ブリッジをボディに置いてガタが出ない様に、ブリッジ底面とボディの 接着面を整えてから貼りませんと、接着後に高確率で隙間が開きますのでピッタリ合わせてから接着 します。●ロングサドルは、エボニーで削り出します●ブリッジはハカランダ材が使われてます。古き良き時代立ったかも知れません。 ブラジルからローズウッドを輸入しました、程度の感覚だったのかも知れません。◆次は、ネックのセット角度を矯正して行きます。●クランプを掛けた日にちを明記しておきます、1週間で矯正出来ればと思いますo
2019年02月02日
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