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2024.10.20
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第39話

西炎瑲玹(セイエンソウゲン)は小夭(ショウヨウ)をおぶって寝宮まで送り届けた。
塗山璟(トザンケイ)と顔を合わせても思いの外あっけらかんとしている小夭。
瑲玹は未練が吹っ切れたことを期待したが、小夭は平気なふりをしているだけだと吐露した。
「璟の沈んだ顔を見て気分が良かったわ、もし璟が平静だったら私は辛かったはず
 私って素直じゃない、本当は私のこと忘れて欲しくないの
 自分は平気なふりをするのに璟が平気なのは許せないなんて…哥哥、私ってどうかしてる?」
「本気だったのだ」

「奴が近づく機会を私が与えてしまった、私のせいだ」
「璟とは出会う縁だったのよ、自分を責めないで、それに璟への想いに後悔はない
 私が自分に損な真似すると思う?ふふ」
小夭は笑顔で瑲玹を見送ったが、独りになると何とも言えない虚しさに襲われた。

西炎王は紫金頂での祭祀の準備を五王・西炎徳岩(セイエントクガン)に任せた。
「政を預かる重責は次の代に譲るべき時が来た…抜かりないようにな
 祭祀の後に重要な発表をするつもりだ」
徳岩は父王の言葉にすっかり舞い上がり、早速、辰栄(シンエイ)山に乗り込んだ。
祭祀の準備を理由に紫金頂を明け渡すよう迫られた瑲玹。
しかしあっさり引き下がり、五王が自分の兵を配備させても抵抗しない。
小夭はその様子を回廊から眺めていたが、そこへ苗莆(ビョウホ)がやって来た。


小夭を辰栄府に呼んだのは赤水豊隆(セキスイホウリュウ)だった。
すると思いがけず小夭は豊隆から妻になって欲しいと求婚される。
実は豊隆はこそこそしたくないとすでに塗山璟にも伝えていた。
「悲しそうだったよ、だが私に誠意があるなら祝福すると言ってくれた」
小夭は塗山璟の返答に傷ついたが、今は私情に惑わされている時ではなかった。

中原の氏族の間ではすでに祭祀で五王が儲君に冊立されると噂が流れていた。
瑲玹に娘を嫁がせた曋(シン)氏以外の六大氏族は五王側に付くと決め、瑲玹は生死の瀬戸際に立たされているという。
赤水豊隆は瑲玹を救うため急いで族長になる必要があった。
「中原の氏族は世家たる赤水氏に従う、族長になるには君を娶るのが近道だ」
「本音を聞けて良かった…瑲玹が出した条件は何?」
「…他の女子は娶るなと言われた、この場で誓うよ」
小夭は思わず失笑した。
「色気のない縁談ね、まるで商いの話をしているようだわ」
「私たちらしい」
すると小夭は一生の大事ゆえ考える時間が欲しいと頼んだ。



一方、紫金頂を立ち退いた瑲玹は小月頂(ショウゲツチョウ)の草屋にいた。
鈞亦(キンエキ)の報告では祖父が辰栄山を10万の兵で包囲し、五王の兵も放任しているという。
そこで禺彊(グウキョウ)は命があれば直ちに2万の精鋭で奇襲すると言ったが、瑲玹は静観していた。

辰栄馨悦(ケイエツ)は兄の縁談を後押ししようと小夭を寝殿に呼んだ。
しかし瑲玹を見限った後ろめたさから、つい必死に言い訳してしまう。
かつて西炎で人質として怯えながら暮らした経験は馨悦の心に暗い影を落としていた。
「もう二度とこんな惨めな日々は送らないと誓った、必ず高みに上り詰めると…」
何より辰栄王族の末裔であり中原の氏族たちの象徴でもある馨悦が平凡な結婚をすれば、かつての敗北と恥辱を連想させてしまうという。
小夭は瑲玹なら理解してくれると慰め、久しぶりに話せたことを喜んだ。
わだかまりが解けた馨悦は安堵したが、もし瑲玹を助けたいなら兄に嫁ぐべきだと助言する。
「急いで、一刻を争うのよ?」

瑲玹は小夭が戻ったと知って鳳凰樹林に向かった。
しかし赤水豊隆が小夭に求婚したと知り、動揺を隠せない。
愛する小夭を誰かに渡したくない本音と活路を見出すために嫁いでもらいたい現実。
瑲玹は葛藤に苦しみ、思わず背を向けた。
「どうしたの?…豊隆以上の婿が見つかると思う?」
「確かに彼はお前に相応しい…私がいる限り不条理はさせぬ」
すると小夭は瑲玹の力になるべく決意、早速、父の皓翎(コウレイ)王に縁談を知らせる文を送った。

皓翎王は小夭を赤水氏に嫁がせることが果たして正しいのか分からなかった。
しかしせめて自分がいる限りは力になってやろうと決める。
一方、塗山璟は赤水族長の継承の儀にも顔を出さず、露店の酒屋で悲しみに暮れていた。
「小六(ショウリク)…すまない、私は葉十七(ヨウジュウシチ)になれず、生涯を共にできぬ」
するとひょっこり防風邶(ボウフウハイ)になりすました相柳(ソウリュウ)が現れた。
「″六″とか″七″がどうした?算術の稽古か?」
「小夭が婚約した、豊隆が小夭を娶る」
寝耳に水だった相柳は呆気にとられた。
「なぜ豊隆なんだ?」
「家柄も才気も申し分ない、裏切り者の私を選ぶはずがないし、ましてお前のような…(はっ)」
相柳は何が言いたいのか分かったが、少なくとも小夭がそんな条件で夫を選ばないことだけは知っていた。

↓お前たち・・・


族長となった赤水豊隆は辰栄府に氏族たちを集めた。
実は行宮で西炎王たちの話を耳にしたが、五王は飴と鞭を使い分けて中原に威厳を示すべきと答えたのに対し、瑲玹は同じ国土にある城に何の違いもないと述べたという。
「五王が王位について国を動かせば中原の氏族が心休まる日はなくなるだろう
 どちらを儲君とすべきかは明白だ」
その時、瑲玹と因縁がある樊(ハン)氏族長と樊彰(ハンショウ)が難色を示した。
すると次男の樊彬(ハンヒン)が父と兄を術縄で拘束、五王に加担する2人を排除してしまう。
「長老が認めた次期族長は私です」

中原の氏族たちは赤水氏と進退を共にし、瑲玹に従うと決めた。
そこで西炎王に謁見し、王孫の瑲玹こそ儲君に相応しいと推挙する。
西炎王は自分の決断に委ねて欲しいとなだめて帰したが、この話を聞いた五王は苛立ちを隠せなかった。
父の冊立を信じる岳梁(ガクリョウ)は今さら誰も何もできないとなだめたが、七王の息子・西炎始冉(シゼン)は禍根を残さぬよう瑲玹を始末すべきだという。
しかし五王は冊立後に動いても遅くないと止めた。

祭祀を前に瑲玹は小夭と2人だけで酒を飲むことにした。
どうやら瑲玹は奇襲するつもりはなく、手を出さないと決めたらしい。
「どうする気なの?」
「危機はいつも2人で乗り越えて来た、苦楽を共にする絆に乾杯しよう」
小夭はまるで他人事のような瑲玹に困惑したが、勧められるまま酒を飲んだ。
すると急に身体の力が抜けて眠ってしまう。
瑲玹は小夭の美しい寝顔を目に焼き付け、苗莆に小夭を託した。
「抜け道から逃してくれ…もう会えぬだろう」

紫金頂で祭祀が始まった。
西炎山と中原の氏族たちが見守る中、拝礼の儀を終えた西炎王はいよいよ重要な発表があると知らせる。
しかしそれが″儲君の発表″と言った覚えはなかった。
「噂は間違いだ、この場で儲君を冊立するつもりはない
 今日、発表するのは私の後を継ぐ西炎の君主である
 新たな君主に私が果たせなかった願いを託そうと思う」
君主?!>ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ<ザワザワ…
その時、衛兵に紛れていた小夭が物陰から弓矢を構え、五王に狙いを定めた。
すると思いがけず西炎王が瑲玹を呼ぶ。
「瑲玹、ここへ」

西炎王は自分の王冠を外し、ひざまずいた瑲玹に自らかぶせた。
「本日この時より西炎瑲玹は西炎の君主である
 この儀式ではあまりにも盛大さに欠け、一国の君主の戴冠式とは思えぬであろう
 だが忘れないでもらいたい
 君主とは盛大な儀式ではなく、成し得た偉業によってこそ民の記憶に残るべきだと…」
五王たちは呆然、そのまま崩れ落ちるように膝をつき、去って行く先王を見送った。

( ๑≧ꇴ≦)哥哥!飴ちゃんどこ?!w


先王が石段を降りていると、突然、鎧をまとった小夭がひょっこり現れた。
「万一に備えて瑲玹がお前を去らせたと思っていたが?」
「去ったと見せかけたのよ」
小夭は徳岩が儲君になった場合、その場で殺すつもりだったと明かした。
「皆すっかり阿爺に騙されたわ~瑲玹に譲るつもりならなぜ黙っていたの?哥哥が万一…」
「瑲玹が辰栄山に隠し持つ精鋭兵のことか?」
先王は全て知っていた。
「もし瑲玹が起兵して王位を奪ったなら、私とよく似た君主となろう
 だが瑲玹は違う、私より慈悲と寛容の心を持っている
 その心で天下により多くの平和をもたらしてもらいたい」
すると先王は瑲玹が全ての氏族を承服させるまで辰栄山に留まると決めた。
「見せてもらおう、瑲玹がいかに明君となるかを…」



つづく(シーズン最終話、なおシーズン2は12月放送予定です)





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最終更新日  2024.10.20 21:05:05
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