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2009.08.16
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カテゴリ: ドラマ系の感想
『五人の兼続』

内容
上杉家家老となって15年。
兼続(妻夫木聡)は、重要な仕事すべてを取り仕切るまでになっていた。
ついには、景勝(北村一輝)から、すべてを任せるという信任まで。。
そんななか、秀次(眞島秀和)が、謀反の疑いで高野山に追放された。

すぐさま上洛をした兼続であったが、時すでに遅く切腹。
すると、兼続の元を小早川秀俊(上地雄輔)が、訪ねてくる。
秀次のこと、すべて三成(小栗旬)の陰謀であろうと

次は、自分かも。。。と。
だが、養子となったのだからと諭す兼続。
すぐに、三成に詰問するため、向かうのだが、、、会うことを拒否されてしまう。

同じ頃。政宗(松田龍平)のもとにも詰問使が訪れていた。
秀次と懇意にしていたため、謀反の疑いをかけられたのだった。
が、三成に対しても、他意はないことを言い放つ政宗。
その話を聞いた家康(松方弘樹)は、北政所(富司純子)を通じて
政宗のことを取りなしてもらうのだった。

まもなく、秀次の一族が処刑。その非道な行動に怒りを覚える兼続であったが、
そこに初音(長澤まさみ)が現れ、
三成もまた1人で重荷を背負い苦しんでいると伝えられる。

その後。秀吉本人から、拾(伊藤悠翔)を守るための行いであると知る兼続。
どうやら、すべては秀吉の指示のようであった。

やがて、大名家からのお拾への起請文を求めた秀吉。
家康だけでなく、輝元(中尾彬)利家(宇津井健)そして、景勝も上洛。
喜ぶ秀吉が、一同の前を立ち去ったあと。

すると、景勝は、主の責を家臣に求めるのは見当違いと言い放ち、家康に反論。
利家の仲立ちにより、争いは収まる。

三成立場、苦しみを見て取った兼続は、
三成の元を訪れ、諸大名による合議制を提案する。
上杉、前田、毛利、小早川、宇喜多、徳川を大老とし、互いの牽制も行えると。
そして、その下に奉行を置き、実務を当たらせるとまとまっていく。
最後は、利家の助力を得ることで、
兼続、三成は、秀吉の説得に挑み、お拾の名を出すことで秀吉も納得。


敬称略



いやはや。。物語がどう展開するかと思っていましたが、

まさかの展開。。。っていう感じでしょうか。

↑一応、ほめてます。



細かいことはさておき、

ある意味、分業制を敷いた上杉家。殿・景勝と実務・兼続である。
その一方で、
秀吉の命令とはいえ、命令だけでなく、その責任もすべて背負い込む三成。

徐々に三成は追い込まれていった。
そして、家康からも責められる始末。

そこで、兼続は、ある事を思いつく。

天下の政も、分業制にすれば良い!!!と。。。


ま、、そんなお話である。


ほんと、細かいことは置いておくとして、

上杉と徳川を対比させるだけでなく、そこに上杉と豊臣をも対比させ、
うまく、、知恵者・兼続が、親友・三成を救うという物語に仕上がっています。

多少のことは“ドラマ”として、目をつぶれば
意外なほど、スムーズにドラマは流れていますよね。
まさに、知恵者の面目躍如。と言う感じである。

途中。三成を庇う景勝というのも、“主”としての行いとして際だつ部分だし、
もちろん、これからのことを考えれば、
家康とのことをネタフリしているのだから、
なかなか、オモシロ味のあったお話だったと思います。

最終的に、“寸劇”でまとめ、分かり易くしたのも
“天地人”らしい部分でしょうしね。


何度も書くようだが、
細かいことさえ、気にしなければ、
兼続の三成への気持ちの変化を丁寧に描いた、
かなり良い感じの友情物語だったと思います。

っていうか、
良くまとめましたよね。今回のように(笑)



あ。。。最後に書いておきますが。
もう“細かいこと”は、、、書きませんので。
ツッコミを入れはじめると、すべてが成り立たなくなるような気が(苦笑)

流れは特に悪くないし、、こう言うのも良いかもしれません。


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Last updated  2009.08.16 20:35:48


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