昨日の続き。
関宿水門堰の右岸側にひっそりと幅10m程の水路がある。利根川と江戸川を行き来するための閘門である。その水路の上下流端には、合掌式ゲートが備わっている。 閘門ゲート支柱のコンクリートには花崗岩が埋め込まれ、洪水の激流と摩耗から閘門を守る工夫が偲ばれる。
ところで、関東の人は関宿を「せきやど」と読むけれども、関西の方は、「せきじゅく」と発音するのではないか。東海道五十三次の47番目の宿場であるから。中世の三関のひとつ「鈴鹿の関」の近くで、大和街道と東海道とが合流する所で有名である。「山の関所」と「川の関所」と区別できる。
さて、閘門跡は全国にどのくらいあるのだろかう。100か所以上はあるそうだ。そのうち、「日本の閘門100選」が出版されるのではないか。 世界の閘門は、やはり中国・三峡ダムの閘門。その水位差が何と113mもあり、1万トン級の船舶が通航できると言う。
日本は、エネルギー資源が乏しい国だが、水の国だった。原発がなくなり、石油も枯渇する未来を想像した場合、新たな水運を検討しておくにこしたことはない。造船ドッグ、運河そして閘門を未来の孫達に残して置こう。
江戸川に、かっての通運丸や銚子丸が新型機種で行き交う日もあるかもしれない。その船容姿は、風を抱える太陽光布の帆と船体脇に水車がきっとある。土手をランニングしながらその風景を想像すれば、疲れはどこ吹き風。
写真-3 関宿の閘門 幅10mで合掌式ゲートがある
写真-4 スーパー堤防を従えている関宿城博物館
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