岩畳は三波川変成帯と呼ばれる 結晶片岩 からできている古い地層(白亜紀)である。この地層の露出した地帯を荒川が浸食して、幅80m×長さ500mの河岸段丘ができた。タタミを敷き詰めた岩場は、散策できるので、ジオサイトになっいる。
「瀞(トロ)」とは、川の流れがゆっくりしているさま。トロの右岸に小さな島が浮かんでいる。長瀞観光を代表する 「蓬莱島」 だ。トロを海に喩えると、小島は東方に位置する。中国神仙伝説の不老不死地を意識したのだろう。蓬莱島から昇る月明りは、トロの水面に映え美しいだろう。
岩畳上流の対岸には、「 秩父赤壁 」と呼ばれる高さ20mの岩崖が暫く続く。この岩壁面が西向きなので、夕陽に照らされ赤く染まるという。更に上流へ200m歩けば、ライン下り最大の難所、「小滝の瀬」の音が迫ってくる。夏場はカヌーなどの人気スポット。静と動が混在する荒川上流である。
写真-1 長瀞の海と蓬莱島を望む。ライン下りの乗船場でもある。
写真-2 結晶片岩がタタミを敷き詰めたように広がっている。
写真-3 岩畳の対岸は「秩父赤壁」と呼ばれる。西陽がよくあたる岩壁。
写真-4 ライン下りAコースの難所「小滝の瀬」。カヌー乗りの人気スポット。
調布堰堤 浄水場跡 2018年05月29日
青いローゼ橋 丸子橋 2018年05月28日
古墳の上 浅間神社 2018年05月26日
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