関東のつつじ寺として知られている 塩船観音寺 。 5 月上旬に 1 万 7 千本のツツジで山は彩られる。否、山とは言い難く、谷地形とは少し異なる斜面だ。半スリ鉢状の地形であり、舟の中に寄り添って咲いているようだ。周囲の情景が小山に囲まれて、舟の形に似ているが地名の由来とか・・。
塩船観音寺は、 JR 青梅駅の北東 3 kmの丘陵地にある。入間川の支川・霞川の上流、 霞丘陵自然公園 に接している。山門、本堂、護摩堂、観音像ほぼ一直線状に配置され、山門から観音像展望台までの坂道は約 500 m。高低差が 45 mで適度な運動になる。
本堂( 観音堂 )には、十一面千手観音 ( 像身丈 1.4 m ) が安置されている。本堂は木造・寄棟作り。茅葺屋根が特徴、室町時代の建築で、国の重要文化財となっている。火災に特に注意しているという。山号を「大悲山」と名付けられ、開山が西暦 650 年頃とされる。歴史ある花の寺。
平和観音像の台座 ( 標高 220 m ) は 展望台 となっており、境内に集合したツツジを一望できる。手入されたツツジは、それぞれ表情や容姿が異なるそうだ。展望台からは、気象条件が合うと秩父の山並や富士山を望めるという。訪れた日は曇りで、霊峰の拝観はできなかった。
写真 -1 すり鉢状の斜面が 1 万 7 千本のツツジで彩られる岩船観音寺。
写真 -2 急斜面のツツジも手入れが行き届き、訪れる観光客も感動する花景色。
写真 -3 舳先に当たる観音像展望台からツツジと青梅市街を望む。
写真 -4 茅葺屋根の本堂 ( 観音堂 ) 。国の重要文化財、防火体制は万全。
写真 -5 左手に水瓶を持つ平和観音様。
調布堰堤 浄水場跡 2018年05月29日
青いローゼ橋 丸子橋 2018年05月28日
古墳の上 浅間神社 2018年05月26日
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