小貝川上流 47 ( おおゆみ ) を連想させる橋がある。 いばらぎ 100 名橋 のひとつ祝橋 ( いわい ) である。ミレニアムの年を祝うように、 2000 年に完成した国道 125 号線の橋。祝橋と命名された橋は全国に沢山あると思う。東京の銀座にもあったような気がする。
橋長 221 m×幅員 24 mの祝橋は、鋼製アーチ橋。力強いアーチと補鋼桁からなり、 単弦ローゼ橋 と呼ばれる。広い橋桁を一張りの「大弓」で支えている。故に弓を伏せたよう印象を与える。橋の親柱も武将の兜のように見えた。大弓の材質に耐候性鋼材が使われ、永持ちする橋だという。
祝橋の下流右岸に流れ出る川は 糸繰川 ( いとくりがわ ) 。糸繰川は旧関宿町から南下して、下妻市内で東側に弓なりに曲がって小貝川に注ぐ。増水した小貝川の逆流を防ぐための水門が昭和 46 年に、内水被害を低減させるための糸繰川排水機場が昭和 54 年に設置された。
祝橋は比毛地区と高道祖地区を結んでいる。 高道祖 は、「たかさい」と読み、難解な地名の一つ。道祖神と関係する地名とか・・。村と村、または川と川とのさかい ( 境 ) を示す名残であろうか。ドウソジンとヒゲ、カワを挟んで向かい会っている場所だ。
写真 -1 大弓を思わせる国道 125 号・祝橋。空気が澄んでいれば筑波山が見えるのだが・・。
写真 -2 上流の小貝川ふれあい公園から単弦ローゼ橋 ( L= 221 m ) を観る。
写真 -3 祝橋の親柱と糸繰川水門。 3 本縦に並んだ曲面は兜を連想させる。
写真 -4 祝橋の歩道から小貝川ふれあい公園を望む。
写真 -5 小貝川との合流点近くの糸繰川水門と排水機場を望む
利根川渡る TX電車 2021年05月10日
新大利根橋 遥かな山々 2020年11月13日
利根川 田中調整池 2020年10月03日
PR
Calendar
Category