綾瀬川に小さなトラス橋が架かっている。橋長 100 (30.5 m ) の下路式ワーレントラス橋で、京成本線・ 綾瀬川橋梁 である。隣には長さ 447 mの京成本線荒川橋梁が架かる。上野駅と成田空港を結ぶ 68 kmのうち、二千二百分の一を受け持つ区間。
京成荒川橋梁-綾瀬川橋梁が作られたのは昭和 6 年 (1931 年 ) 。東京と千葉を結ぶ動脈の一つとなって久しい。満員電車の重量と振動を受け続けてきたピアは、かなり草臥れている。あと 17 年間使用すれば、橋の年齢は百歳をむかえる 。架替計画 もあるようだが・・。
長い間活躍した橋ではあるが、周辺も地盤沈下し続けた。堤防は順次嵩上げをしたが、橋梁部分は取り残されてきた。隣の道路橋・堀切橋より約 3 m低い。荒川の 治水対策上 の弱点になっている個所だ。電車から堀切橋をみると高い位置に見えるはず・・。
荒川の欠損部を必要高さまで、早期に嵩上げる必要がある。洪水時、低い橋桁に漂流物がぶつかったり、ひっかかったりして、流水を堰上げるこが想定される。まして 海抜ゼロメートル地帯 である。手遅れにならないうちに荒川橋梁、そして 100 フィートのトラス橋を架け替えしたほうが良さそうである。
写真 -1 京成本線荒川橋梁と荒川河川敷を望む。綾瀬川水門が左側に見える。
写真 -2 都道 314 号線堀切橋から京成荒川橋梁を観る。老朽化が進む橋脚群。
写真 -3 綾瀬川に架かる 100 フィートのトラス橋。綾瀬川では最も古い橋のひとつ。
写真 -4 隣の堀切橋より約 3 m低い綾瀬川橋梁。
写真 -5 垂下る雲と東京スカイツリー。
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