不忍池がハスの葉で埋まる上野の夏。台風一過、熱気団が押し寄せてきた。「上野のお山」の西方にある不忍池は暑くなると、朝早くから人と犬で賑わう。三つの池を束ねるように、池の中央部に 不忍弁天堂
今年4月に蓮見茶屋近くに浮き桟橋ができた。 蓮観察デッキ と呼ばれる。デッキに囲まれエリアには 5 種類のハスが植えたと看板があったが、観察できなかった。不忍池の蓮は、「大賀蓮 ( 古代蓮 ) 」がほとんど。鮮桃色の大輪は、大きな葉に隠れるもの、葉群から頭を出すもの色々だ。見ごろはこれからである。
江戸期の不忍池は、藍染川が流れ込み、 忍川 となって隅田川に流れていた。途中、武家屋敷内の堀に引かれ、下水道の役割をしていたという。延宝 5 年 (1677 年 ) の不忍池に蓮があったとされる。しかし、戦時中は埋め立てられ、田畑として食糧を生産した歴史がある。
暑い空気と大きな災害をもたらした台風 8 号。梅雨明けは報じられていない。 7 月として最大級といわれ台風「タヌキ」に対して、 特別警報 が発令された。沖縄では、発令 - 解除 - 発令と二度に渡った。特別警報は 50 年に一度の「非常事態」宣言なので、沖縄は百年分の警報を消化したことになるのか・・。
写真 -1 上野不忍池に新たに設置された蓮観察デッキ。
写真 -2 蓮池はハスの葉で埋まっていた。日差しが強くなると木陰から観賞・・。
写真 -3 鮮桃色の大輪を咲かせた大賀蓮と弁天堂。
写真 -4 月の松から不忍弁天堂を見る。
写真 -5 東京名所四十八景「不忍弁天はす取」。
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