昭和記念公園の日本庭園は、比較的新しい。 池水回遊 ( ちすいかいゆう ) 式の造園で、大名庭園とも呼ばれる。 6 , 300 m 2 の池を中核に、東西南北にビューポイントを配置している。北に涼暮亭と滝、東に木橋と菖蒲池、南に四阿の昌陽、そして西に観楓亭と清池軒がある。
清池軒から見る景色は絵画のようだ。紅いモミジ、水面の木橋、青い松が絶妙に配置してある 。 四阿の昌陽 からは、額縁に納まった絵をみるようだ。
池の東側に架かる木橋からは、清池軒の数寄屋造りと紅葉が見える。そして、気象条件が合えば、清池軒の屋根越しに富士山が見えるように作られている。この日本庭園は、車椅子でも回遊できるようにと道幅が広く段差が少ない。 バリアフリー の庭園だ。
池の水は、北側の人工滝から流入して、東西の渓流から流れ出るようになっている。 水質が綺麗 なので、池内の富栄養化対策などを訊ねたところ、定期的に掃除するとの回答。水を抜いて、溜まった泥や藻を洗浄するそうだ。夏場・盆過ぎに、 1 カ月以上をかけて作業する年があるそうだ。
写真 -1 日本庭園・ 清池軒からの景色 。 6 , 300 m 2 の池が潤いと安らぎ感を作り出す。
写真 -2 水を抜いて池底を洗浄して水質悪化を防止している。維持・管理には苦労するネ・・。
写真 -3 四阿 昌陽 ( あづまやしょうよう ) の額縁に納まった北山の絵 。
写真 -4 清池軒が池に浮かんで見える 。富士山が見える場所。
写真 -5 水に落ちたモミジを撮影する人。
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