東京都文京区の西縁に位置する根津神社。文京五大花まつりの一つ、「 文京つつじまつり 」が根津神社・つつじ苑で開催されていた。ツツジが埋めつくす南東斜面は、日中暑いくらい。春らんまんの時を迎えていた。
根津つつじ岡 (2000 坪 ) には、約 100 品種、 3,000 株のツツジが咲きほこる。岡の上からは、南の眺望と北の眺望がある。鑑賞する人の縦列が斜面をゆっくり進む。神社の建物は、江戸時代のもの。南から楼門、唐門、西門、本殿・幣殿・拝殿と続く。これらすべてが国の重要文化財である。
根津神社は、大火・大震災・戦火で焼失を免れた。都心において 権現造りの社殿 一式が残っている貴重な遺産。地元では「根津権現」 と呼ぶ。五代将軍徳川綱吉が跡継ぎの家宣 ( 幼名虎松、将軍職在位 3 年間 ) のために、天下普請した建築物。跡継問題が暗躍した 300 年ほど前の遺産かも・・。
ツツジとサツキ との区別は、良くわからない。俳句の世界では、ツツジは晩春を表し、サツキは初夏を意味するらしい。小生は、遅咲きで暑くなってから咲いたものをサツキと呼んでいるが・・。和製・花札には、躑躅の絵柄がない。四月の絵は、「藤に不如帰」だ。ツツジに似合う動物は何か。タヌキはどうか・・。
写真 -1 根津つつじが岡を南から見下ろす 。春らんまんの彩。
写真 -2 根津つつじが岡を北から見上げる。
写真 -3 つつじ苑から楼門を観る。
写真 -4 楼閣からつつじ苑を観る。
写真 -5 唐門から本殿を観る。
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