元荒川合流点より 1 km上流の 忍川 ( おしがわ ) に石田堤の史跡がある。石田堤とは天正 18 年、豊臣軍・石田三成が忍城を水攻めにするために築いた堤 ( つつみ ) 。忍川に架かる堀切橋の傍に「石田堤史跡公園」が整備されている。
石田堤は、比高約 3 mの堤防を 28 kmに渡って造ったとされる。現在 400 mが残っている。 上越新幹線 はその 石田堤 を堀割っている。高架下は日除け休息所とミニギャラリーとなっている。
石田堤から上流 5 kmに水城公園があり、かつて忍城があった場所。 1590 年の忍城攻防戦は、 3 年前映画 「のぼうの城 」にて描かれている。石田三成率いる 2 万の軍勢対、城主成田長親方の老兵・農民兵 3 千人との攻防戦。新幹線で分断されている辺りの堤が決壊して、水攻めそのものは失敗する。
水攻めに利用した水は、利根川から導水したようだ。現在、忍川と平行に「 武蔵水路 」が流れている。この水路は利根川の水を荒川に導く水路だ。忍川より水量が大きいように思える。 420 年前の水戦が生かされたのだろう・・。
写真 -1 石田堤の規模が解るような堤防断面と水を張った池。
写真 -2 石田堤を堀割るように上越新幹線が通る。
写真 -3 石田堤史跡公園の外観。
写真 -4 新幹線高架下の休息所兼ギャラリー。
写真 -5 天正 18 年、水に浮かぶ忍城と三成本陣(イメージ絵)。
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