荒川の河口より上流 13 番目に架かる 平井大橋 。都道 315 号・御徒町小岩線 ( 蔵前橋通り ) を通す道路橋。この橋から眺めると荒川は、一直線に上流に伸びている。人口的に造られた放水路であることを実感する。また東京スカイツリーの黒いシルエットが左側に見える。
隅田川花火大会の開催日なので、夕刻荒川左岸の土手を歩く。川幅 500 m以上もあり、東京湾に近いこともあって都心よりかなり過ごしやすい。但し、川面から西日の反射光は強い。群馬県館林市では 連日の猛暑 が続いている・・。
荒川放水路 は、岩淵水門 ( 北区志茂 ) から下流の中川口までの約 22 km区間を開削したものだ。 20 年の歳月を費やす国家的プロジェクトだった。大正 2 年の事業開始から数えると、今年で 102 年が過ぎた。いまでは、放水路という言葉が取れて、単に荒川と呼ばれる。
そもそも荒川放水路は、隅田川が氾濫しないように計画された。当時の流下能力は 3,300 m 3/ 秒。その後、カスリーン台風などの被害もあって、流量 7,000 m 3/ 秒 ( 200 年確率 ) に引き上げられた。隅田川もコンクリート堤防が完成して、流下能力がアップ。あと百年間は隅田川が氾濫しないことを願う。
写真 -1 平井大橋からみた荒川の夕景。東京スカイツリーのシルエットが黒くて大きい・・。
写真 -2 荒川放水路の上流・直線区間を望む。旧中川が流れていた区間。
写真 -3 隅田川の蔵前橋通りに続く平井大橋を下流から見る。
写真 -4 荒川の夕景。平井水門近くの川岸から墨田区方面を観る。
写真 -5 広重・名所江戸百景「中川口」。中川と小名木川との交差点付近。
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