古来より「 観冨(かんふ)の地
」として親しまれ、描かれてきた日本平。有度山(うどさん)の頂きのひとつで、南麓は、断崖絶壁が連なる地。その南麓途中に久能山東照宮がある。富士山や三保の松原、駿河湾、伊豆半島、および南アルプスなど四周を一望できる景勝地だ。
2018年に「 日本平夢テラス
」がオープンした。国立競技場を設計した隈健吾氏がこのテラスを手掛けている。県産木材をふんだんに使用している。デジタルタワー(電波塔)を八角形で囲むように木製デッキが作られている。約200mの屋外展望回廊となっており、要所に景色を案内するパネルが設置してある。
夢テラスは、3階建てに建てられ、2階がカフェ併設のラウンジ、3階が 展望フロア
となっている。訪れた日、富士山頂が白く見えたが、冠雪でなく冠雲。気温が高く、湿度も高かったので、遠くの景色は霞んでいた。
日本平の南端に(吟望台の下)に、「 赤い靴母子像
」がある。全国に7つあるうちのひとつ。赤い靴の少女「きみちゃん」の生まれた場所が、日本平の麓、現在の静岡県清水区宮加三に由来。2歳の時、母子揃って清水港から函館に渡る。その7年後、東京の孤児院で死去(9歳)する。そして童謡が創られた。
写真1 日本平での富士見景。
写真2 日本平夢テラスの富士眺望。冠雲の山頂。
写真3 日本平夢テラスと駿河湾。
写真4 木製回廊デッキとラウンジ他。
写真5 静岡市中心部と遠州灘を望む。
写真6 山頂吟望台と赤い靴母子像。
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