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主語と述語と修飾語の理解、これが、はっきりし、その文で使われている語彙が分かれば、どんな難しいといわれる文でも、読解ができますね。ですからこの主語と述語と修飾語の理解は、読解の土台なんですね。ところが、これが、それほど、大切に扱われてないようです。 そのことが教科書では、どのように出ているでしょうか。1年生の教科書では、およそ、次のようになっています。『ぶんをつくろう。」ねこが はしる。ねこが ・・・・・。ねこが ・・・・・・。ねこが おこる。 このようなことが2ページほどあって、そこで、ぶん(主語と述語)を学習するようになっています。 これに対して、僕らは、次のような1年生の文(主語と述語)の学習の展開を考えました。(1日、1ページずつ、やるようにしています。) 主語を書かせる課題ですね。 述語を書かせる課題ですね。 文ちゃん人形で、あたま(主語)とからだ(述語)を学習します。 あたま(主語)とからだ(述語)を、入れる問題ですね。 文の組立ては、あたま(主語)とからだ(述語)からできている学習です。 実際、何個の文があるかの学習です。 主語と述語を実際の文で、使う学習です。 ここも、実際の学習です。以上は、1年生の文(主語と述語)の学習展開です。じっさい、このくらいの展開にしないと、僕らの経験では、子供たちに、文(主語と述語)理解をさせることは、できなかったですね。元・学習院のM先生に文法の研究授業を見て戴きました。学習院でも、このくらい、M先生は、やっていました。学習指導要領に、このことの大切さの理論がもっと、もっと、あるといいのですがね。学力テスト、これをして、学力は上がらないと思います。しっかりした理論とていねいな指導があってのことだと思います。* なお、この資料が、入った本は、最下欄で扱っています。 ご訪問うれしいです。そして、コメント、学ばせて戴きます。応援、クリックもよろしくです。それは、つぎのマーク のクリックです。一日、1っ回有効です。 * 『実力パワーアップ国語』1年~6年・荒木茂、朝比奈昭元編集・民衆社(現在は、3・5・6年のみ在庫)、国会図書館には、あると思います。民衆社お問い合わせメールフォーム民衆社. TEL 03-3815-8141 FAX 03-3815-8144
2008.04.09
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表現よみの研究会で「丸よみ」のことが、話題になりました。(「丸読み」?という指導法が、今は、けっこう、流行っていることが、参加者の話で、僕に分かってきました。)その研究会の参加者のAさんが、次のような文章を出してくれました。 ・・・・・・・・・・・『消しゴムころりん』の単元では、「丸読み」で学習を始めていた。今回の学習では、「微音読」から、「指名読み」を行った。そのことにより、子供たちの音読に対する意識が変わった。例えば、自分の音読に意識を集中させて読む子がとても増え、音読を楽しむようになった。指名音読の時には、良いところを、聞いていたクラスの友達と教師(僕)が、言ってあげた。そのことで、聞く態度もよくなり、暖かい雰囲気ができたきた。 ・・・・・・・・・・・・・・・・今、教室で一般的に行われています「丸読み」は、<一文ごとに(まる・○)から、(まる・○)まで、一人が音読し、次の一文を別の一人が音読をする>ことをしているようです。このことのねらいは、文章を間違わずに、つかえずに音読することも、重要なこととして入っているようですが、実際、やらせてみると上記のAさんの報告のような足りなかったことが起こりがちのようです。というのは、<丸から丸まで、間違わずに読むということに意識が、行ってしまい、文に書かれていることを理解し、感じながら読む>ということへの意識がうすれるのではないかという危惧なのです。* 文章を読む、それは、理解し、感じるために読むのですから、最初は、つかえてもいいのですよね。読んでいるうちに、つかえなくなるものですよね。ですから、僕らは、第一読(最初)から、表現よみだと言っています。つかえても、表現よみなのですね。文章を音読して、楽しいのは、その文章に書かれていることを理解し、その理解をもとにして、そこに書かれていることを表象化し、情感化しながらよむ時ではないでしょうか。これは、まさに表現よみなのですね。たとえば、『大造じいさんとがん』の中の次の文章の音声化で考えてみましょう。 ・・・・・・・・・・・・あかつきの光が、小屋の中にすがすがしく流れ込んできました。沼地にやって来るガンのすがたが、かなたの空に黒く点々と見えだしました。先頭に来るのが、残雪にちがいありません。その群れは、ぐんぐんやってきます。 ・・・・・・・・・・・・ここを音声化する時に、間違わずに読むというだけでは、ちっとも、面白くないですね。(「丸読み」ですと、そのようになってしまいがちのようです。)ここは、「こんどこそしとめてやるぞ」という大造じいさんの期待、張り切った気持、高まってくる緊張、そういったものを感じて、それを声に乗せて、表現よみしたいですよね。このような意識を持っての音声化(表現よみ)が、次もまた、よみたいという気持ちを子供に(大人にも)持たせるのではないでしょうか。新学習指導要領では、暗唱が入ってきましたが、このことは、意味を理解せずにただ、声を出して、何度も読み、頭に入れるというようになりがちではないでしょうか。これをやると、子供は、音読が嫌いになることが、見えていますね。 本日のこのブログ、賛同された方は、下のマークのクリックして下さると、うれしいです。 下記の本は、研究会がまとめたものです。上記の内容が、子どもとの実践で、詳しく書かれています。絵をクリックしますと、本の概略が分かります。そして、楽天での購入の仕方も分かります。尚、本書は、1~6年まで、各学年あります。各学年の教科書教材の授業報告があり、子どもと教師の表現よみが、CDに入っています。
2008.02.20
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大人でも、いきなりの意見出しは、難しいというコメントを戴きました。そうですよね。おしゃべりなどの中では出せますが、授業という真剣な場では、出しにくいですよね。その手立てですが、これは、方法ですから、色々、考えられますね。その一方法をここでは、ご紹介させて戴きます。それは、書くこと通した方法です。下の画像をご覧下さい。 5年生の『大造じいさんとガン』の表紙です。書き出しが出来るようにこのような表紙と本文をコピーし、冊子を作成しました。題の横にこの物語から想像できる物語の展開を書かせています。題名読みと言って、います。読みやすいように下に拡大してみました。 この題から、想像できるこの物語の展開について想像を書かせたもの(題名読み)の拡大です。 <その五>の学習一覧です。この子が、本文を読んで、読解した事が、下に書き出されています。上の横の方には、予想・理由が書かれていますね。 その五の本文です。 子どもが書き出したものです。(見やすいように、この部分だけにし、大きくしてみました。)本文の番号の所について、読解したことを書き出して、います。その書き出しには、番号をつけています。朱書きは、教師のコメントなどです。◎は、特に、良く考えている読解箇所です。「ここを発表するといいね。」という意味も、あります。このようにすると、発表の苦手な子どもは、発表をしやすくなるようです。 上の続きです。 ここの場面を学習して、次の場面は、どう展開されていくか、その予想を書かせます。その予想の理由もです。指導とは、手立ての事でもあるようですね。このようなことをするには、準備が必要です。1時間の授業には、1時間の準備が必要と文部省は、言いました。このような授業をすると、いじめなどが、クラスから出ることは、先ずないでしょう。そして、世界の平和のことも、真剣に考えて生きますね。その為にも、教育再生会議は、ちゃんとした仕事をして欲しいものです。本日のブログの内容を応援してくださる方は、下のマーク、ボッチとクリックをして戴けるとうれしいです。一日、1クリック、有効です。もう、1つ、あるのですが。人気blogランキングへ *以上の実践は、下記の本に出ています。実践者は、定年退職をして、学校に呼ばれて、試範授業をしています。これは、全学年、あります。これには全ての学年でCDがついています。それには、普通のクラスのすべての子のよみが入っています。また、範読として、教師の読みが入っています。この範読には、教科書の教師用指書の範読をしている者もいます。。
2007.05.17
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研究会員で、説明文の公開授業をする方が2人いました。その2人は、夏休みからどうしたら良いか、相談に来たので、参考資料の紹介などをしました。その上での、今回の研究授業とその学校の研究会がありました。その研究授業と研究会の様子の報告を基にした研究会を表教研でしました。このことについて、ご一緒にお考えいただけますと有り難いです。( 田村 利樹記) 左記の応援のマークをクリックして、戴けますと、うれしいです。題材は、『さけが大きくなるまで』でした。まず、授業者から次のような話がありました。「さけといっても、2年生の子どもには、1匹の丸ごとのさけを見たことがない子がいるのですよ。切り身しか、知らない子がいるのですよ。」ということから、話が始まりました。「以前なら、荒巻さけなどが、つるされて、さけの全体が分かったのですが、それが、最近、見えなくなってきたのです。そこで、教科書の画像にあるのを見て、確認しました。」という話が、されました。それに対して、「実際のさけを魚屋さんから借りてきて、教室に持ち込んで、見せてあげると良かったね。」という意見が出され、「授業が終わって、さけが泳いでいることなどが入っている『さけの一生』のビデオを見せたのですが、この時は、子どもは、喜々として、見ていました。」という報告もされました。「そうなんですよね。説明文は、書かれている言葉の具体化が、まず、必要なのですよね。ここでは、まず、さけのイメージ化(表象化)が必要なのですよね。さけの切り身しか、分からない子には、さけの実物を先ず、見せ、それが、どのようなことをするのか。そこから入るといいのでしょうね。」という意見も出されました。「そう、このような授業をしていくと、子どもは、図書館に行って、さけのことを調べ出すんですね。そして、さけのことは、何でも、分かってしまいさけ博士になった子がいました。」という意見も出されました。「さけは、北の海にすむ大きな魚です。」と、この一文を確認して、終わりということでは、子どもは、「ああ、そう。』という反応して、「それがどうしたの」というそっけない態度を取るんですよね、それでは、こどもは、ちっとも面白くないですよ。」という意見も出されました。「たしかに、さけは北の海にすむ大きな魚です。」ということが、書かれていることは確認しなくてはならないのですが、その確認だけでは、説明文の指導として、不十分ではないかな。」という意見も出されました。では、どうしたら良いのか、次に考えます。お付き合いありがとうございました。 * この授業は、下記の研究会の本などを参考にして実践したものです。表現よみ総合法教育研究会http://hyoukyouken.gooside.com/ この本は、楽天以外では、下記でも、ネットで購入できます。books or.jp 書籍ドットコム セブン アンド ワイ ルック(楽天ブックス) 紀伊国屋書店 book web Syodana.jp Amazon.co.jp この記事に対するコメントなどお寄せください。 また、参考になったなあと、お感じになりましたら、下のマークのクリックして下さると有り難いです。 人気blogランキングへ下記の本は、漢字教育のあるべき姿と実践を載せています。アマゾンでは、売上1位です。ヤフーで売り切れと出ていますが、このところ、急に売れ出し、出版社と連携がうまくいかなくなったのです。本は、あります。これは、解消するような、手配をしました。国字問題研究会・漢字指導法研究会 http://members.jcom.home.ne.jp/kotoba/kokuziken-index.html
2008.12.22
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「漢字は詰め込みが一番」と、大阪府の学力テストの成績向上のため、橋下知事の下の教育委員の蔭山 英男さんは言っています。このことに関連する外部の意見をここでは、ご紹介いたします。 左記の応援のマークをクリックして、戴けますと、うれしいです。1997年の光村図書の出版物に「漢字学習について考える」という座談会での特集が組まれています。10年前で、少し古いものですが、今でも、ここで発言されていることは、十分、通用するものと思います。(甲斐 睦朗氏は、当時、国立国語研究所日本語教育センター長、白石 範孝氏は、筑波大学付属小学校教諭でした。)まず、甲斐氏は、「問題は、先生方の指導方法ではないかな・・・・」と、発言されています。そして、次では、「漢字指導を授業に取り戻してもらいたい、そして、科学的に指導をしてもらいたい・・・と、言われています。10年前にこのようなことを言われています。現在は、このことは、もっと強調されていいのではないでしょうか。これは、詰め込みの漢字指導(詰め込みを指導といえるのでしょうか?)ではないですよね。次では、現場の先生である白石氏は、現場の漢字指導の実態を話されています。僕は、この発言は、当たっていますね。低学年では、まだ、指導をしているが、中学年ではドリル中心になっているということですね。 以上ですが、これらの発言は、非常に大切なことだと思います。座談会は、丁寧にされ、その中の一部を抜きずりにしましたので、発言者に失礼な使い方をしているかもしれませんが、おゆるし下さい。発言者のお考えは、読者に伝わるのではないかと思われますので…。この記事に対するコメントなどお寄せください。 また、参考になったなあと、お感じになりましたら、下のマークのクリックして下さると有り難いです。 人気blogランキングへこちらは、僕らが作った漢字1字・1字の指導の練習帖です。1セット5過程に基づいた展開になっています。1~6年生まで揃っています。元・A教科書編集部長・現場教師が作ったものです。A教科書編集部長さんは、長年、国語教科書の編集にあたっていて、漢字指導のあるべき姿を追及していました。その中で、僕らの考えに共鳴してくれました 下記の本は、漢字教育のあるべき姿と実践を載せています。アマゾンでは、漢字教育の部で、本日も、売れ行き1位で、現在、売り切れ。すぐ、入荷します。楽天では、売り切れでしたが、入荷しました。国字問題研究会・漢字指導法研究会 http://members.jcom.home.ne.jp/kotoba/kokuziken-index.html
2009.01.23
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「『火を起こす』というような漢字使用をしてくる大人がいるんだけれど、漢字を書けばいいように思っているようなむきもある。自信がない時は、仮名でかくといいのではないか。」という意見が昨日の研究会で出ました。(『火を起こす』、これ正しくは、火を熾すなのですね。)でも、小学校で学習する漢字は、正しく使える指導が必要ですよね。研究会の紺屋 光子先生(定年退職で、東京のある区の嘱託をしている方)が、その実践を報告してくださいました。大変、参考になると思いましたので、ご紹介致します。 始めに・・・授業中の指導持つの学習で、子どもが「にもつ」の「に持つ」と書きました。この時、紺屋さんは、「みなさん、それでいいですか?」と、聞き、話合わせているというのでした。* この話合いの中で、持つの漢字の意味が話し合われ、認識が深まっていくということでした。 授業後の漢字プリント赤ペンでの指導1セット5過程で授業をし、5過程目の文作りの赤ペンです。『取る』の学習で、「取話」と書いた子がいました。これに対しては、(手を使って話をするのだから、『手話』ですね、)と赤ペンを入れます。* でも、これでは、個別の指導に留まり全員の指導にはならないので、次の指導を入れました。 次時の授業での指導で上記の指導は、個別なので、他の子が学習した事にならない。誤用は、その子だけの特殊な事もあるが、他の子も、間違う可能性もある。間違いを貴重な教材としたい。ということで、間違った使い方を板書して、話し合わせている。例六十階立てのビルの屋上にあがった。以上のように教育って、あくまで子供の理解、これが中心なんだと思います。紺屋 光子さんは、それを実践していますね。ですから、教課審の暗唱・暗記の強調には、どうしもなじめないです。 ・・・・・・・・・・この日記については、エンスト新さんから、次のようなご指摘が、ありました。非常に重要な事で、僕が、落としてしまったとですので、ここに、転記させて戴きます。 ・・・・・転記・・・・・>新聞各社でも見解が異なり>難しい字には読み仮名をふったり>ひらがなと混在して表記してありますね。-----* 情報、ありがとう御座います。漢字の持つ複雑さから来るのですからこのような扱いが、これから、ドンドン増えてくるでしょうね。『漢字の未来』(野村雅昭・筑摩書房)は、このことに関して、参考になりますね。 ・・・・・・・・・・ご面倒でしょうが、下のマークの応援クリックして下さると、うれしいです。 下記の本は、漢字教育のあるべき姿と実践を載せています。上の意見を詳しく書いています。* こちらは、1字・1字の指導の練習帖です。1セット5過程に基づいた展開になっています。1~6年生まで揃っています。
2008.01.13
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書き出しをさせると、深い読解を子どもはします。これは、読解力が、身に着くからですね。その実践を先ず、ご覧下さい。五年生・『大造じいさんとガン』の中のその六の書き出しです。(この場面の全体は、昨日のブログ一文の読解・詳細な読解 に出ています。)全ての子どもに、教師が作成した書き出しノートを持たせます。* これは、B4のわら半紙に教科書のコピーをし、印刷したものです。一文・一文を読んで、そこで、読み取った事を、このように書き出しをさせます。このように書き出しは、自分が読み取った事を、書くわけですから、文章を真剣に読まざるをえないことになります。真剣に読まないと書き出しはできませんから、当然ですね。そして、そには、書く前に考え、書きながら考え、書いてから考えが伴いますね。とにかく、考え・考え・考えがつきまとっていますね。この後、書き出しを基に、発表し合います。これも、重要です。この発表は、子供を緊張させます。自分の考えを発表するのですから、友達からどう評価されるか、それが、気になりますから。おかしな発表をして、否定されたら、変です。ですから、真剣に文を読み、書き出しをするのですね。これで、読解力が、着くのですね。* 書き出しをしないでの発表は、書き出しをしての発表に比べて、その内容が浅いと言っても良いでしょうね。それは、文章と対決が、先ず、浅いですからね。それに、友だちの発表を聞いて、それに触発されての発表・同調的な発表などがあるからでしょうね。ただ、この書き出しを、持ち込むときに配慮したいのは、いきなり、書き出しは、させれないということですね。初めは、子どもの読解力は、あまりありませんね。その為に、書き出しなしの発表のし合いの授業をして、読解力が、着けからからということになりますね。1作品は、書き出しナシでやってみた方がいいでしょうね。補足ですが、この書き出しの様子を見ますと、そのクラスの子どもの国語力が、見えますね。まず、文字力ですね。それが、この書き出しの中で、丸見えです。中には、書く文字を満足に身につけてない子もいますね。それから、その文・文章から、どれだけ考えれるか、その力が、見えてきますね。子どもにとっては、このような授業は、緊張があり、自分の成長があり、わくわくして授業に向う事になります。ですから、休み時間になっても、もっと、続けようという声が、出てきます。上のような指導をしてきて、最後に下のような感想文を書いて、まとめました。 (光ってしまって、良く見えないところがあります。すみません。)このブログの応援クリックは、下のマークです。1日1回、有効です。本日、お陰さまで、教育ブログランキング・4位になりました。皆様に学ばせていただきながら、ここまで来ました。 下記の本は、研究会がまとめたものです。上記の内容が、子どもとの実践で、詳しく書かれています。絵をクリックしますと、本の概略が分かります。そして、楽天での購入の仕方も分かります。尚、本書は、1~6年まで、各学年あります。各学年の教科書教材の授業報告があり、子どもと教師の表現よみが、CDに入っています。。
2007.10.08
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「クラムボン」は、『やまなし』の中で、主語として、11回出てきます。見にくいのですが、下の画像をご覧下さい。 このクラムボン、自分なりに表象化しないと読んでも面白くないですよね。このクラムボンは、主語として出て来て、それに対する述語は、下記のようになっています。 このクラムボン、賢治の造語なのですね。学者の間でも、何なのか定説がありません。かにの兄弟が使い、通じ合っているコトバであることは、確かです。そのクラムボンの変化が、上の画像のように書かれていますね。述語となって。このクランボンの現象は、谷川の水中・水面で起こっていることです。このような状況とかにが見たクラムボンからそれがどんなものか、読み手が表象化していきたいたいですね。その表象化したものをクラスで、発表し合うと、個人の表象化が、より、豊かになるのではないでしょうか。教師の解釈の説明だけでは、個人の表象化は、十分にはいかないようですね。それから、賢治の作品は、感覚的な表現が多く、五感を使って、表象化できるので、表現よみをして、声に表すと、その読解が、豊かになりますね。続きます。多くの方にお読み戴きたいので、ブログランキングに参加しています。賛同される方は、下の2つのマークのクリックをして戴ければ、うれしいです。1日1クリック、有効です。人気blogランキングへせせらぎに沿う畦道や草萌ゆる。トンネルを抜けて山里草青む。初詣平和祈りて鈴を振るhttp://pareo94.ddo.jp/mikiko/奥の細道 下記の本は、研究会がまとめたものです。絵をクリックしますと、本の概略が分かります。そして、楽天での購入の仕方も分かります。尚、本書は、1~6年まで、各学年あります。
2007.02.25
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易溶性の読み方について、次のような意見が出されました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・確かに難易のイではあるけれど、化学の用語としてはなんよう性、えきよう性だと思うのだけれど・・調べた範囲では、確証が得られなかったので、あくまでも直感なのですが・・「イヨウ性」というのは音として、何とも収まりが悪いのですが、どんなものでしょうか。(February 27, 2008 17:22:12)カーテンの繊維でよく使われるのですが、難燃性繊維というのがあり、その反対が易燃性でこれもイネン性ではなく、エキネン性と読むので、化学の溶解度の問題もやっぱりエキヨウ性という読み方が妥当な気がします。(February 27, 2008 19:33:36) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・上記の意見は、次のブログに対しての意見でした。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 漢字を使える子供にするために「ねえねえ、」と主任研究員A男氏がやって来た。化学薬品についての注意書きの話を私の隣にいるマネージャに聞きに来たわけだ。話の中で「エキヨウ」とか、「ナンヨウか」と言う言葉が出てくる。「それはイヨウじゃないの?」と口を挟んでしまった。Aさんは豆鉄砲を食らった鳩みたいな顔で「エキヨウじゃないの?」と、言う。「物が溶けにくいとか溶けやすいの難溶、易溶でしょ?」「そうだ」「難易度」ってあるでしょ、あの通りですよ。」ここまで話すと納得してくれたが、A男氏は、ばりばりの大卒でキャリアだ。「化学の知識と国語力は違うんだ」と思い知った。A男氏には、男の子と女の子がいるそうだが、くれぐれも正確な読みをしてあげて欲しい。大人がきちんと覚えてなかったら子供には正しく伝わらない。この頃、世代間の会話、語彙が通じないことがあるのはそのあたりが不徹底、いや親の世代が不勉強だからだろうか。 このような話は、何処にでも転がってる事ですよね。(Hさんの話のまとめ) 易の指導 ・・・・・・・・・・ 上のようなプリントを作りました。(『たのしくみにつく漢字の力』(ルック)始めに、音訓の読み方を同時に指導します。この音訓同時の読み方の指導で、易の漢字の意味は、殆ど、分かりますね。(現在の、教科書では、音と訓を別の時に教えているのもあります。)易は、その読み方で、意味が、違って来ますね。次に、この事を漢字語(熟語)・句・文の実際に即しての学習です。この時、辞書を使うと、いいですね。この時、漢字語として、貿易・交易・安易・簡易・軽易・容易・難易・易しい・易い・疲れ易い・易者・易談など出し合って学びあいます。この時、易の反対語・関係語の学習を入れておくと、いいですよね。コメントを下さったHさんは、易の反対語「難」を出してきて、その漢字語「難易度」で話しましたね。難易度が、出てきて、A男氏は、納得しました。言葉を獲得するには、このように総合的に学習しておくと、応用力がつくのですね。漢字書きも大切ですが、その書きの力をフルに発揮するには、書きだけでは、不十分なのではないでしょうか。最後に、易を使って、文作りをし、発表です。聞き合い、検討をし合うのです。このようにしたら、易が、どのような漢字語(熟語)で、出て来ても、その意味、読み方は、ただしくできるのでは、ないでしょうか。これが、応用力・使えるようになることの基なのではないでしょうか。つけたしですがこの易の書き、これは、場の旁(ツクリ)と違う事をここでは、確認し合いますので、このプリントの左隅の★印のことにも触れます。このように、必要漢字は、丁寧にすべきなのですね。この易の指導、15分は、かかります。このような漢字学習は、子どもが、大好きです。嫌いなのは、機械的な漢字書きドリルです。教課審のまとめでは、このドリル・反復が強調されています。その上、教課審のまとめでは、常用漢字の読みを強調しています。こうなると、上の様な必要漢字の指導が、おろそかになりがちです。品川区では、この常用漢字の指導の先取りをしています。そこでからは、1字1字の指導が、おろそかになっているとの声が、聞こえてきます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 本日の僕の見解まず、このエキヨウセイ・エキネンセイではないかと意見を寄せてくださった方に、感謝致します。おかげさまで、漢字教育の在り方に対して、意見を出し合い、考えあうことができたからです。授業でも、このように話し合いがあるものを僕は、目指してきました。話し合うと、深まって、良く分かってくるのですね。ぼくも、このこと、考えてきたので、漢字教育のあるべき姿が、さらに、整理できました。さて、僕の見解です。イヨウセイ・イネンセイと読むのだと思います。 ご意見を下さった方は、繊維のことから、言っていますが、これは、いわゆる業界の用語ですよね。こうなると、その業界の使われ方に従わなくてはなりません。そこで、僕は、この業界関係を調べて見ました。消防署・カーテンなどの関係の会社・ガス会社でした。結果は、どこもイネンセイ(イヨウセイ)と読んでいるということでした。* この易の使用頻度は、業界では、非常に高いですね。ネットの易燃性を調べると、その使われ方の実態が出てきます。また易溶性をどう読むのかという質問も出ていました。答えは、イヨウセイでしたが。このように重要な漢字は、駆使できるようにしておきたいですね。それが、義務教育のやるべきことですね。あと考えられることは、普通の人が慣習として使っているばあです。たとえば脱穀をザッコク、脱脂粉乳をザッシフンニュウと、かなりの人が言っているのを聞いたことがあります。これは、脱の意味がわからないので、発音しやすいザツになって、しまったのでしょうね。易溶性・易燃性の読みのことではこの慣習のことは、考えなくてもいいことですがね。後、直観で、エキヨウセイがいいのでは・・・・と、意見者は、言っていますが、このことは、その方がいいという方と、それではよくないという方たがいますよね。 漢字指導の在り方を考える まず、音読みと訓読みを、同時に指導し、しっかり指導することだと思います。そうすれば、その漢字の意味は、だいたいつかめます。易の場合は、下記の通りです。意味としては、 読み方やさしい・・・・・・・・安易 容易 簡易 難易 ・・・・・・・・・イ取り換える・・・・・貿易 交易・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エキえき・・・・・・・・・・易者 易断・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エキ上記のように読み方で、意味が分かってきます。今の指導要領では、これが徹底してないのです。そこで、まず、音訓を同時に指導すことを漢字指導法研究会は、20数年訴え続けてきました。 ご面倒でしょうが、下のマークの応援クリックして下さると、うれしいです。1日1っ回有効です。 下記の本は、漢字教育のあるべき姿と実践を載せています。上の意見を詳しく書いています。* こちらは、1字・1字の指導の練習帖です。1セット5過程に基づいた展開になっています。1~6年生まで揃っています。
2008.03.09
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<読み聞かせ・朗読・表現よみを楽しく、豊かにするには、読解>が土台になることを『ごんぎつね』の冒頭で考えあっています。今回で、3回目です。よろしくお願いいたします。 人気blogランキングへ 応援の ポチしてくれたらランキング画面がすべて開くまで待ってね!!冒頭の部分です。前回、子ぎつねではなく、小ぎつねであるということ、これを、ちゃんと読解することの意味を考えました。 今回は、その小ぎつねのいたずらとそのわけについて、研究会で話し合ったことをご報告致します。* この小ぎつねは、しだのいっぱいしげった森の中に、あなをほって住んでいた。(このことで、小ぎつねの 心情は、どうなっているかを話合わせるといい。) * (畑へ入っていもをほりちらしたり、菜種がらのほしてあるのへ火をつけたり、百姓家のうら手につるしてあるとんがらしをむしり取っていったり、いろんなことをした(このことの表象化(読解)をすることが大切だろう。そのためには、菜種がらの理解とそれを百姓屋が、干しておくことの意味を調べる必要が、あるだろう。このことから、百姓家に、ごんぎつねは、どう思われていたかそれを話合わせることが大切だ。) *このようないたずらを 夜でも昼でも、辺りの村に出てりしていた。(これは、どうしてか、そのこと話合わせるといい。さびしいからだろうという意見が出るだろう)* だから、ここでごんぎつねがいたずらをしているから悪いきつねと読解してしまうと、この物語の読解が、深まらなくなるだろう。それでは、この物語を読ませる意味がなくなるだろう。(いたずらをしているのは、さびしいからだ)と、読解させたいです。 というような話し合いをこの冒頭の部分では、致しました。*現在、少し忙しいので、皆さまのところにご訪問できないでいます。1日・2日経てばできると思います。よろしくお願いたします。 下の本に、ごんぎつねの実践を載せました。***** 一方では、下記のような授業が行われています。次は、東京都世田谷区の小学校で指導している論語です。 このような学習は、新潟県新発田市でも行われ出しました。新発田市は、世田谷区に参観に来ています。 * コメントをお寄せ下さい。直接の返信は、時々しか、していませんが、ぼくは、勉強させて戴いております。感謝です。下のマークをクリックして応援して、下さると有り難いです。 (本日・・・11位) 人気blogランキングへ (本日・・・9位) 下記の本は、研究会がまとめたものです。絵をクリックしますと、本の概略が分かります。本書は、1~6年まで、各学年あります。各学年の教科書教材の授業報告があり、子どもと教師の表現よみが、CDに入っています。次は、朗読・表現読みの本です。上記の理論と実践の方法が作品にそって、書いてあります。
2009.12.23
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「自分の反対語は」はで、盛り上がったモアイさんのブログ38回のコメントのやり取りがありました。ところが、1ヶ月余も経ったのですが、結論が、出そうもないので、モアイさんの暖かい心遣いで、生意気に、ここで、意見を書かせていただくことになりました。このような課題が出ると、大人でも、このように燃える。子どもなら、なお、ですね。この心理、教育に取り込みむことが、教育の原点だと考えてきた今日(僕)です。さて、この問題をご一緒に考えて戴けませんか。この問題を考えるにあたって、世の中の物事には、そのものの見方によって、似ているものと似ていないで対立的になっているものがあることを頭においておきたいですね。例えば人間と猿は、見方によって、似ているところがあります。(動物)ところが、人間と石は見方によっては、似ていませんよね。(動物と鉱物)このことは、コトバについても言えるのですね。例えば、教師・・・先生・師私・・・自分・オレ進歩・・・発達美しい・・・きれい机・・・テーブルなどように、似ている言葉を類義語(ルイギゴ)と僕らは、教えています。これに対して、投手・・・捕手登校・・・下校空腹・・・満腹のように対比的な意味持つコトバを対義語(ツイギゴ)と、教えています。この対義語の中には、上・・・下大・・・小高い・・・低いなどがありますね。これらは、はっきりと反対の語であること言えますね。ですから、反対語と、教えています。これには、上・下 大・小 多・少など一語で表すもの賛成・反対 収入・支出 間接・直接など漢字語で表すもの不・非・無・未などを付けて表すもの(不可能・可能、協力的・非協力的・・・・・・・)遠い・近い 売る・買うなどの和語もありますね。* このことから反対語は、対義語の中のものと 考えれれますね。ところで、「自分の反対語は」の問題ですが、他人・あなた・宇宙などと、考えた方がおりますが、自分・・・・私・僕・オレ・・・・・などは、以上からすると類義語になりますね。では、他人・あなたはどうでしょうか。これは、はっきり、反対とは言えないようですね。対照(称)をなしているので、対義語に入れれば、入るのではないでしょうか。こうしてみますと、この問題、「自分の反対語は」という問題設定に、無理があったようですね。問題設定と言えば都の学力テストの問題にも、無理があるのがありました。 ・・・・・・・・・・・・・ フイリッパさんのご意見学力テストについては海外に出て既に5年、子どもも小1ということで全くの浦島太郎状態ですが、この設問は変だと思います。3以外はどれも必要なことではないでしょうか?この中からたった一つを選び出すというのは無茶苦茶な気がします。カレッジで英語のクラスを取った時、新聞や雑誌に記事を載せているプロのライターをゲストに呼び、インタビューについて伺いましたが、1、2、4について話されていましたよ。この設問を作られた方、検閲(?)された方々が何も疑問を感じないことがとても不思議でまた怖いです。どうなっているのでしょか???(2007.03.12 22:18:11) ・・・・・・・・・・このブログ、ご賛同の方は、応援クリックして下さると、うれしいです。小さなクリックでも,教育を良くする一歩だと信じたいです。本日、お陰さまで、教育ブログランキング・5位に上がりました。皆様に学ばせていただきながら、ここまで来ました。応援クリックは、下のマークです。1日1回、有効です。勝手なご紹介です。上記の事が載っています。【始発の反対語は】 No.1217 http://plaza.rakuten.co.jp/tomonisodatsu/diary/200707250000/
2007.09.01
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子どもは、無限の力を持っているといわれています。それを引きだす仕掛けについて考えてみます。ご一緒にお考え戴けますと、うれしいです。 そして、下記の応援のマークをクリックして、戴けますとうれしいです。 人気blogランキングへ 『モチモチの木』(3年生)の指導を28歳の若い先生が下記のようにしました。 上は、S子さんが、この作品を読んで、考えた事・思った事などを書き出したものです。活字の上に赤い色が塗ってあります。そこは、S子さんがその言葉を立てて表現読みをしたい・感じて表現よみをしたいという印です。 次は、K子さんの書き出し・書き込みです。 次は、同じ場面ですが、じさまの豆太への思いを吹き出しで書かせています。 子どもには、無限の力があるといわれています。その力をどう、引きだすか、これは、その仕掛けの一つではないでしょうか。このような仕掛けをつくると、すべての子どもが、このように書きだします。 それは、すべての子どもは、この作品を読んだ時に、このように思う力があるからですね。これを僕らは内言(ナイゲン)と言っています。これは、教師から、一つ一つ、聞かれなくても、このように子どもが、自分で考えて、読解する力を持っているということなのですね。昨日、学力テストがありましたが、それは、このような力を、引きだす方向とは、逆だと思います。(続きます。) お付き合いいただきありがとうございまいした。コメントなどを戴けますとうれしいです。そして、下のマークをクリックして応援して、下さると有り難いです。 人気blogランキングへ これは、下記の研究会の本を参考にしています。 表現よみ総合法教育研究会http://hyoukyouken.gooside.com/
2009.04.21
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真紅の薔薇の花束を、その男は、その人に贈った。という話で、(男は、その人に真紅の薔薇を送ったんだね。)(その人は、男から、真紅の薔薇を送られたんだね。)というスジのとらえ方だけではなく、その意味を、普通、考えますよね。(その男は、その人に心を寄せているのではないか)とか、(その人が、その男から薔薇を贈られる、一体どういう関係なのか)などと。文章を読むときも「その筋(文)の中にある意味を考えながら読む」という指導が大切だと思います。スジそのものは、割合、とらえやすいものですよね。それは、子どもと学習してても分かります。大切な事は、その筋に含まれる中味、これをとらえる指導をすることではないでしょうか。5年生で出てくる『大造じいさんとガン』の中に次のような場面があります。ここを例にして、考え合って見たいです。 スジとしては、光が、小屋の中に流れ、そこから、ガンが、見え出す。それは、残雪たちかもしれない。それは、ぐんぐん,やって来る。というものです。ここの場面を、そうですね、と、それだけでとらえていたら、物語を読んでいる意味は、半減してしまうと思います。ここの場面は、書き手が大造じいさんの目で、書いていますね。大造じいさんは、(今度こそはしとめてやるぞ)という気持ちでここに臨んでいます。ですから、ここのスジには、お爺さんの期待・張り切った気持ち・高まってくる緊張などが、含まれているのではないでしょうか。(読み聞かせ・表現よみのときには、そのお爺さんの情感を出したいですね。)この中味を子供達と読んでいく事が、読解の指導だ思います。最近、スジは読むが、そこに入っている内容までよまないような指導が、はやっているようです。忙しいので、丁寧にやっている時間がないということで。これでは、やったというシルシだけになってしまいますね。少し、立ち止まって考えたいですね。* 筋だけ読む。このことは、10年程前に、中教審で、「詳細な読解に偏り勝ちだ・・・・」という答申が出て、それを受けた指導要領と教書になってから、この流れが多くなってきたようですね。詳細な読解が、子どもの発達に必要だと思うのですがね。このブログ、ご賛同の方は、応援クリックして下さると、うれしいです。小さなクリックでも,教育を良くする一歩だと信じたいです。本日、お陰さまで、教育ブログランキング・4位になりました。皆様に学ばせていただきながら、ここまで来ました。応援クリックは、下のマークです。1日1回、有効です。
2007.10.06
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テーマ・主張が、説明文の命ですね。これを、どのようにして、決定するか。思いつきのテーマ(主張)では、軽くなってしまいますね。そこで、自分が心を動かした事を、ニュースとして、毎日、綴らせる事を考えました。次は、3年生の子どもが、綴ったニュースです。 子どもは、その日、自分にとって、心を動かした事は、何かと、意識させないと、毎日、それとなく過ごしています。一日を振り返って、今日、心に響いた事は何か、意識させると、自分の生活を、見つめるものですね。それを、三大ニュースと呼ぶ事にしました。その中でも、その日、一番心を動かしたもの、それが重大ニュースです。ここでは、緑色で,印が付けてあり、◎印が付けてありますね。 この子は、3年生の典型のような子で、元気良く遊び、授業中も活発に発言し、帰宅後も、仲間と良く遊んでいました。だから、疲れるのでしょうか。三大ニュースの中に「疲れたこと」が、書かれています。僕は、これを読んで、疲れるほど、活動をしているのだなあと、知りました。 この三大ニュースの中の、重大ニュース(◎印)について、日記に書くことにしていました。さて、説明文との関係ですが、この1~3ヶ月の三大ニュースの中から、最も、大きなニュースを選定して、説明文の題・主張にする事にしました。この実践報告は下記に詳しく出ています。『小学生の作文教育』(明治図書)1・2・3・/4・5・6年(読売教育賞賞外優秀賞 受賞)波多野完治さんから、「新しい作文教育の提案です」と言うコトバを戴きました。 残念ですが、絶版です。図書館には、ある所があります。アマゾンの古書で売られています。11日、程前は、このブログ、ランキング、1位でした。ところが、最近、8位になってしまいました。昨日は、皆様のクリックにより、お陰さまで、ランクが上がって、7位になりました。有難う御座いました。この低下は、書いている内容の低下のせいかなあと、ちょっぴり揺らいだりもしましたが、コメントを読ませて戴きますと、皆様の参考になさっていることが、伝わって、立ち直ってきました。励ましのコメント、有難う御座います。このブログ、応援して戴けるようでしたら、下の2つのマークのクリックを、今後もよろしくお願い致します。このクリックの数で、ランキングを決めているのです。1日1クリック、有効です。人気blogランキングへ
2006.07.31
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現職中、保護者会で、最初に問題になったのは、「うちの子は、習った漢字も書けないのですよ。」といことでした。今日さんは日記を書かせていましたので、保護者の悩みが出たのです。そこで、今日さんは、反省しました。結果、分かったことは、漢字テストはするが、新出漢字を使って文を書くという指導時間はとってなかったのです。 (実際、今でも、文を書く指導の時間は、ほとんどの教室で取れてないでしょうね。お読みになったみなさんが指導されたご経験はいかがでしたか?)実際、新出漢字を使って文を書くという学習をしてなければ、使えるようにはならないのです。* T大を出たN先生が、僕のブログに、以前、そのことを書いてきました。[抽象]という漢字語が使えるようになったのは、T大を出て数年たってからだと・・・。たくさんの学習をしながら、自力で身に付けたのですね。このようなことにならない為には、漢字指導の時にやっておけば、小学生の頃から「抽象が」使えるようになるのですね。本日は、東京都調布市立第三小学校・榎本祐也先生指導法の実践報告です。30歳になったばかりの先生が、これだけのことをやれています。やっぱり、研究の大事さがが身にしみて分かりますね。下記のマークをクリックして戴けますとうれしいです。 人気blogランキングへ この記事は、重要だと、お思いになった方は、 下記のマークをクリックして戴けますとうれしいです。 人気blogランキングへ * ご訪問・コメントありがとうございます。そのコメントは、次の更新に生かさせて戴きます。 * 原発の即時停止を次は、僕らの研究会で作成した1字・1字の指導の練習帖です。 1年~6年生まであります。 下記の本は、僕らがまとめた漢字教育のあるべき姿と実践を載せています。
2011.04.26
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反対語遊び、人気があるのに驚いています。これをする中で、コトバを獲得しますから、こんな良いことはないですね。実は、このような言葉を取り立てて指導することは、僕等の研究会の主張の重点の一つでした。それまでは、教科書に出てきた言葉を教えるという『出たとこ指導』でした。そうではなくて、大切な言葉は、取り立てて指導すべきであるというものでした。その為に下記の例の端に書いてあるような副読本を作成し、指導をしてきました。これには、僕も、執筆・編集に後から、参加しました。下の画像は、昨日、僕がブログで書いた孫達です。このような子達と、この反対語遊びやるとたのしいでしょうね。 来る前に、シラス・卵を混ぜて揚げた天ぷらを食べたいというリクエストがあったので、おばあちゃんが、揚げておいてくれました。おばあちゃんは、朗読の指導に行って、いませんでした。天ぷらを「そうめんで食いたい」と「うどんで食いたい」に分かれたので、おじいちゃん(僕)の意見を入れて、そうめんにしました。つゆは、僕が、飛び魚の煮干を使って作ったら、感心していました。いつも、市販のを利用しているのでしょうか。さて、反対語と類義語の遊び例です。 乗車の反対は、下車でも良いですよね。(1)秘密の反対派、公開ですね。赤城さんは、領収書を公開すれば 済んでしまうのにね。(2)出席の反対は、欠席ですね。 研究会に出ると、自分だけで学ぶ10倍収穫が、ありますね。(3)は、問題がふさわいくないので、削除しました。 良いと思っても、良くないのがあるのですよ。(4)の答えは、退歩ですね。 人間、進歩か、退歩ですね。(5)の答えは、解散ですね。参議院選挙、 結果のよっては、国会の解散もあるとか、出ていますね。次は、類義語です。反対・対立があれば、共通・類似があるのが、世の中ですね。言葉の世界もそのようですね。この視点でコトバを見て行くと、読解力・論理的思考力をつける上で、役に立つのではないでしょうか。 私の類義語は、わたし・あたし・わし・おれ・僕・・・・・・・たくさんありますね。これを、その文脈に応じて、使い分けているのですね。これは、名詞の類義語ですね。 2は、動詞の類義語ですね。続きます。参議院議員選挙は、このような教育活動の自由を保障するか、制限するか、その制度を決定する議員を選らぶものですよね。教育活動のおいては、この自由が何といっても、大切ですよね。それが、最近、制限されてきていように感じます。その自由を保障する為の議員を選出したいです。このブログ、ご賛同の方は、応援クリックして下さると、うれしいです。本日、教育ブログランキング・1位になりました。皆様に学ばせていただきながら、ここまで来ました。応援クリックは、下のマークです。1日1回、有効です。次のような会もあります。どうぞ、お気軽にご参加下さい。
2007.07.28
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日記・作文などを書くのは、文を綴るためですよね。その中で、書く力が、着いていけばいいですね。そのためには、初めは、1行おきに書かせるといいようです。(清書が必要な時は、1行おきではなく普通に書かせると良いでしょう。)そのことについて考えます、よろしくお願いいたします。本日のブログ、ご賛同の方は、応援クリックして下さると、うれしいです。皆様に学ばせていただきながら、ここまで来ました。応援クリックは、下のマークです。1日1回、有効です。 人気blogランキングへ まず、1行おきに書いた日記をご紹介いたします。 初めに1行おきに書いた日記を、読みなおして、赤ペンを入れさえました。(そのためには、1行おきに書くのがいいですね。はっきり、きちんと直せるからです。)修正した文字が、ちゃんと入れてありますね。書いた事を、読み返して、そのあいている行に、自己批正をさせるのです。このことで、書いたことを読みなおして、より正しく書くことができますね。このことは、自分の力で、物事を丁寧にする習慣を着けることにつながりますね。あと、この修正のさせ方の留意点ですが、漢字の留め・払いなどの細かいことの注意などは、あまりしません。日記を書く事の目的は、一日の生活を見つめて、その中で印象に残った事を書き、考えとまとめ、その中で、書き慣れるためですから。この日記を書いて書き慣れる、これが、書く力を着けるのですね。とにかく、出来れば毎日、書くことですね。その中で、書く力が付くのですね。サッカーの力は、は、サッカーをるやる中で付く。ピアノは、ピアノを弾くなかで着く。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・すべて、やる中で着くのですよね。 書かなければ、書く力は着きません。・・・・・・・・ただ、書く時間を一日10分ぐらいにしたいです。日記だけが子どもの生活・学習ではないですから。でも、一日10分で、書く力は着きます。PISAショックから立ち直って日本の教育を確立しましよう。* この作文教育は、下記の本に出ています。『小学生の作文教育』(明治図書)1・2・3・/4・5・6年(読売教育賞賞外優秀賞 受賞)波多野完治さんから、「新しい作文教育の提案です」と言うコトバを戴きました。 残念ですが、絶版です。しかし、アマゾンの古書で売られています。公立図書館には、あると思います。 * 作文指導は、書き言葉の心理学的本性(『思考と言語』・ヴィゴツキー)にあるように、話すと書くは、根本的に違い、話せるから、書けるのは、当然と見ないで、話すから書くへの移行の指導が必要なのです。 思考と...価格:3,990円(税込、送料別)** 下のマークをクリックして応援して、下さると有り難いです。 人気blogランキングへ 下記で、以前に書いたブログが紹介されました。漢字と 作文の実践です。 主述の関係とテーマ性
2010.08.04
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6年生のクラスの補教。担任が作文を書かせるよう指示があります。数名の子どもが、鉛筆を立てたまま、考え込んでいる風景。このようなことを何処の学校でも、見てきました。 これは、書く力がないからなのですね。どうやって、書く力を着けるか、仲間・公立大学教授(この教授は、大学生の書く力がないことを嘆いて、学生に指導をして、研究をしていました。)・保護者らの研究して来ました。 書く力、これは、学べば付きます。100ます作文は、書く力を高めようとして出した本でしょうね。どなたが、関わって出し方は、お分かりですよね。 ここでは、書く力をどう着け、高めるか、僕らが研究してきた事をご報告致しますね。ご批判・ご検討下されればうれしいです。 始めに、2年生が、書いた作文をご紹介致しますね。* この作文は、子どもが、書きたい事を書く、その力を身に付けて、書きたい欲求があると、このように書くものだというサンプルとして、公開したものです。ですから、この作文が、良いとか、良くないとか、その評価は、したくないんです。2年生の子どもが、ここまで、書けるようになったということは、僕が設定した指導の目標に子どもが達したと、言えると思います。このこと、コメントを読ませていただきまして、上記の説明が足りないなあと感じたので、補足しました。コメントの方々、ありがとうございました。(この補足は、07・12・12、12時50分にしました。) 「先生、原稿用紙をください。」と、帰りがけに行ってきたM君。それが、10日ほど続きました。何をするのか、分からないが、あげました。10日ほどたって、「先生、これ。」と言って、持って来たのが、この作文でした。240字の原稿用紙で、465枚でした。 全体を重ねて、2つ折にすると。 5分冊にしました。1冊が、約100枚でした。 これは、この遠足の朝、起きる時の事を書いています。 これと下の作文は、高尾山の階段を数えながら登っているところを書いています。2年生らしいですね。 お弁当を食べている所です。子ども(人間)は、内言(ナイゲン・思い・考えなど)を持っていますから、書き方が分かれば、鉛筆を立てたまま、ということは、起こらないでしょうね。次は、6年生の『川とノリオ』の読解の授業の中のある子どもの書き出し(読解)です。 『川とノリオ』ノリオの気持ちを書き出しています。自分が考えた事を、自由に書いています。このように、話すようなレベルで書けるようにしたいですね。 さて、このように書けるようになる指導をの中で、次のようなポイントが、見えてきました。1 話すから書くへの移行を考える。(文カードを使う) 2 一文を書く指導をしっかりする。(文ちゃん人形を使う)3 何と書くのかの指導(三大ニュースの導入)4 文学的文章の書かせる(想像の文章)5 共同助言を取り入れる(話し合い) 6 毎日書く(一日5~10分でよい)7 教師・保護者などは、あったいコメントを ランキングに参加しています。下のマークの応援クリックして下さると、うれしいです。1日1回、有効です。
2007.12.12
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「今の1・2年生には、ひらがな・カタカナの筆順がめちゃくちゃな子が多いのよ。」と言ったのは、1・2年生の学年の子ども8クラスの作文指導をしていた研究会の仲間の教師でした。この教師は、もう、怒って言っていました。この方は、定年退職をし、嘱託になり、それで、低学年の作文の指導を専門にしていたのです。在職中から国語科の研究を中心にしている方でした。これは、僕が、「漢字の筆順の事をブログで書いているのだけれど、子どもも大人も混乱がある事が、分かった。何とか、手を打たなければ・・・・。」と話した中でのことです。この教師は、つづけて、「漢字の書き順の間違いならまだ許せるが、ひらがなの書き順は、・・・・・・」と、真剣に訴えて来ました。こんなことが、起こっているのですね。このようなことになるだろうとは、現在の学習指導要領に変わった時、予想をし、声も上げました。現在の学習指導要領は、その前の指導要領に比べて約学年、1学年分の指導時間が、削減されているのですから。この1年分というのは、大きいですよ。とにかく、はしょらなくては、間に合わないのです。この事は、経験した人でない方には、分かってもらうのは、先ず、無理のようですが・・・・。はしょられて、困るのは、子どもです。それに、教師です。子どもが、分かったという授業をして、教師は満たされるのですからね。このことは、また、後日、詳しく書きますね。いじめのことなどもここから根本的に考えたいですね。さて、漢字の書き順。その『必』という字の書き順について考えて見ましょう。下記は、文部省の『筆順指導の手引き』の部分拡大す。『必』の筆順はいろいろあるが・・・・・・と、書かれていますね。確かに、いろいろあるのですね。その中で、手引きでは、イを採用すると言っているのですね。このようなことがあるので、その他のロとハは、誤りとするものではないと、前書きで言っているのですね。 これが、前書きです。それでは、どうして、このようなことが、起こっているのか、考えて見たいです。その事を、下記の論文が書いています。 この手引きは、文部省の役人が、さる書家に頼んで書いてもらい、それを下に『筆順指導の手引き』を出版した。これは、私的な出版物だったのではないかというのです。 ここでは、藤堂氏は、「同じ形は同じ順で」と主張しています。そこで、『必』については、『心』を先に書けば良いのだ。と、言っているのですね。このようなことから、漢字の書き順は、「従来行われてきたものを誤りとするものではない。」と言う、前書きが出てきたのですね。この前書き、僕は、文部省のものですが、非常にありがたいと思っています。その事は、次回、書きますね。本日のブログの内容、参考になったと思われた方は、下のマーク、クリックをして戴けるとうれしいです。一日、1クリック、有効ですよ。このクリック、日本の教育の前途に結構、影響しているようですよ。もう、1つ、あるのですが。人気blogランキングへ このような問題は、緊急の課題です。昭和33年に文部省は『漢字指導の手引き』をを出していますが、このような方針を改めてお出しくださるよう、お願い致します。昭和33年から、歳月が経ち、教育関係機関・学校などで、この方針を知らない方たちが、殆どです。
2007.06.06
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農薬がついた野菜は嫌なのと取立ての野菜が食べたいので、近くの農家の畑を20坪ばかり、借りて、野菜を作っている今日さんです。野菜は、これで、殆ど間に合います。今は、秋茄子がおいしいです。やはり、ナスは、油いためですね。妻は、「おいしいが、体重が増える「」といって、横目で見ていますが、・・・・。今年は、ブログでご紹介された「ポップコーンとうもろこし」も作りました。孫が来たとき、はねらかせて、作ってあげます。でも、6月から8月にかけて、雑草が大きくなるので、この雑草の退治(?)は、苦労をしてきました。雑草が、おおい茂ってしまい農家の方(Kさん)から「みしめてやらないなら、貸さないよ。」と、怒鳴られた事がありました。それから、雑草畑にならないように努力しました。除草剤は、僕は、嫌いな主義です。8月なんか、雑草退治をしていると、汗が、流れるように出てきます。この雑草は、自分の畑だけを綺麗にしても、冬の間、種が、風で飛ばされて来ます。ですから、毎年、6月から8月は、気をつけななくてはならないのですね。このような事をしてから、10数年して、雑草退治の知恵を身に付けてきました。始めにやったことは、5時ごろ起きて、涼しいうちに起きて、除草するという事でした。これで、汗、ダラダラは、なるくなりました。でも、蚊にさされて、あちこち膨れます。それでも、10日に1回は、やらないと、雑草が、目に付いてきます。kさんに又、言われたら返さなくてはなりません。10日に1回でも、大変です。ですから、野菜つくりは、やめてしまおうかと思って、妻に言うと、「せっかく、畑を借りられているのだから・・・・・・。」というのです。この一言を聞き入れない訳にはいきません。妻の一言ですからね。でも、まだ、その一言を聞く、体力があると言う事ですかね。そこで、気がついたのは、雑草は、根を土から離してしまえば、水が吸えなくなって、枯れてしまうということでした。そうだ、浅鍬を買って来て、浅鍬で、雑草を土から離すことをやってみよう。浅鍬で、地面を引っかいてみようと気付いたのでした。やってみました。これが、大成功。夕方には、雑草は、枯れていました。たった、10分の浅鍬での仕事でした。今までは、2時間ほど、かかりました。ところが、これでは、退治できないのがあるのです。それが下の雑草です。スベリヒユです。これは、乾燥に強く、トタンの上においても枯れないくらいの植物です。その上、トタンの上で、種を作ります。この種は、翌年、発芽をします。そこで、気づいた事は、穴を掘って、「土に埋めればよい」ということでした。植物は、空気(酸素・炭酸ガス・・・)水太陽(光)が、あってはじめて、生きていけるのですよね。スベリヒユ、これの退治は、空気と光を遮断することでできました。近所で、このスベリヒユの退治で、この暑い日中、それを抜いて、そのままにして、そこにおいている70を超えた農家のおじさんがいます。この方がKさんです。10日に1回は、畑に出て、それをやっています。この事を数十年やったきたのですね。理科教育、これが、生活・仕事で生かされるのは、まだまだですね。このブログ、ご賛同の方は、応援クリックして下さると、うれしいです。小さなクリックでも,教育を良くする一歩だと信じたいです。本日、お陰さまで、教育ブログランキング・3位になりました。皆様に学ばせていただきながら、ここまで来ました。応援クリックは、下のマークです。1日1回、有効です。
2007.09.18
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「不思議ですね。その理由は今日先生でも分からないかも・・・。」なんていう、交流が、下記のブログでされていたのです。http://plaza.rakuten.co.jp/tenhaha/diary/200706150000/授業参観:図工と国語・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そのブログの抜粋ですが・・・・・国語は授業内容が「かん字」となっていたので。一体何をするのかと思ったら。特定の部首をグループごとに割り当て。その部首を使う漢字を発表しあう、というものでした。この授業で、なんで????????と思ったことに。部首の名前を教えないんですよ。木へんとかうかんむりとか。だから、手で黒板に貼った部首を指して。「これ」というしかないんです。あとは。「木みたいなの」(←木へん)とか。まだ「へん」や「つくり」を教えていないということなのでしょうが。これじゃ毎回手で指ししめすか。書いてみせなきゃならないわけで。不便だなあ、と思いました。どうして教えないんだろう?理由をご存知の方、ぜひコメント入れてくださいね! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・昨日は、研究会で、その資料の準備の為に、皆様のブログにお邪魔できませんでした。帰宅が、遅かったので、今朝、お邪魔しましたら、「へん・かんむり・・・・・」などの指導学年の事で、盛んに意見を出し合っているではありませんか。この事に、参加させていただかなかったら、僕のブログの目的は、おしまいです。喜んで、一緒に考えさせていただきます。よろしく、お願い致します。ただ、長くなりますので、こちらのブログで書いた方が都合が良いので、ここで書かせていただくことにしました。さて、この問題です。実は、以前、教師用指導書(全学年)を仲間と書いた時、僕が、2年生を担当しているのです。使用の教科書が、同じでしたら、この先生は、僕が書いているのを、見ているかもしれないのです。(良く分かりませんが。)というのは、・・・・・・・・・・・・次のように、書かれた所があるのです・・・・・「ふぃりぱ44さんへ かなにゃん3728さん ありがとうございます!教科書を調べたのですが、少なくとも二年前半では部首名を教えないようですねえ。「おなじところ」なんて表現をしています。」とあるのですね。 ・・・・・・・・・・・・・・今朝、僕が書いた指導書を見ましたら、「同じもの」と言う言葉で、書いているのですね。教科書会社の方針に沿って、僕が書いたのかもしれません。あるいは、出されている教科書の多くが、このように書いているのかもしれません。まあ、このことは、どうもいいことですが、問題は、へん・かんむりは、何年生で、指導したら良いかということですよね。このことは、へん・かんむりの事だけではなく、ポイントになるコトバを何時、出して、指導をしたら良いか、と言う問題を含んでいるのではないでしょうか。だから、教育の重要課題なんですよね。考えてみれば、この事も僕等は、重要な研究課題にしてきたのですよ。昨日の研究会では、僕が提起する事になっていました。そこでは、『言語意識直結観』を中心にた提起を考えていました。けれど、参加者は、このコトバに接するのは、初めてです。ですから、これを、始めに出すか、最後に出すか、考えました。僕は、始めに出して、その事を軸に考えて欲しいと思った訳です。「始めて聞くコトバという方もいるかもし知れませんが、頭に置いておいて、提案をお聞きください。」と、切り出しました。コトバの理解、というものは、こういう過程を通るものだと思っているからです。これは、数学・理科・・・・・などの学習でもいえることですね。ところで、へん・かんむりの学習ですが、漢字をある程度の数、学習してからではないと、面白くはないと、言えますよね。1年生で、80字の学習をしますが、へんは、校・村で、『きへん』が、出てくるだけですね。2年になると、へんのある漢字がかなり出てきますね。お調べになってみていただけますと、うれしいです。かんむりも出てきますね。それから、このへん・かんむりの指導は、漢字は、積み木だよと言う事と、合わせて教えると効果的ですよね。何時、どう、指導するか。僕は、教科書になくても、指導書になくても、子どものその指導をして置いたほうが言いと思ったら、やったら良いと思うのです。表現よみと言うコトバも、教科書・指導要領にないのですが、1年生から、教えています。「文章を理解して、それを表現してよむ。」と言う方が、子どもが、音声化のイメージが浮かんで、理解できるからです。以前、指導要領では、低学年は、音読・高学年は、朗読と区別して、使っていましたが、実際、朗読の勉強をして見ますと、1年から朗読なのですね。ですから、このことは、文部省に意見を盛んに出しました。(子どもと、実際やってみると、そうは、ならないから、この食い違いが、出るのでしょうね。)この問題、まだまだ、いっぱい、考える事がありますので、続きます。皆様のご意見がこの事を深めますので、率直なコメントをお願い致しま教育再生会議の二次報告(下記)のこと、ここで、言わないのは、このブログをはじめた時の初心を忘れた事になりますので、書きます。つぎのような意見が教育再生会議に出されているのですよ。 一方、中央教育審議会の初等中等教育分科会教育課程部会長である梶田叡一氏は8日、次期の学習指導要領について初めて公に言及し、「道徳は正式教科とせず、教科書検定は行わない」との見通しを語り、教育再生会議をけん制しています。 「徳育」「土曜日授業復活」中央教育審議会などが教育再生会議をけん制http://www.incube.jp/seisekiup/85/post_135.html この中央教育審議会は、下記の方が関係していた会でもあるのですね。 ・・・・・・・・・・・・>(三浦朱門氏(元・教育課程審議会会長)によると、100人に1人のエリートが育てば、あとはカスでかまわないそうです。)これを伝聞調ではなく、断定調で言った文があります。以下です。改めて読んで、腹立たしいことこの上ない。『戦後はできないやつのために手間と暇をかけすぎた。落ちこぼれにかけすぎた手間をこれからは有能なエリート候補に振り向ける。彼らが日本を引っ張ってくれる。無才、非才にはただ実直な精神だけを養ってもらえばいいんだ』『エリート教育がゆとり教育の目的。それを言うと抵抗が大きいので、ゆとり教育とまわりくどく言っただけだ』(2006.12.17 23:01:51)ところが、陰山英男さんら3には、次のようなことを言っているんですね。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070612-00000057-kyt-l26「徳育」については3人とも「教科化はやむなし」との見方を示し ・・・・・・・・・・・・・・・・・このブログ応援してくださる方は、下のマーク、クリックをして戴けるとうれしいです。一日、1クリック、有効ですよ。このクリック、日本の教育の前途に結構、影響しているようですよ。もう、1つ、あるのですが。人気blogランキングへ下記の本は、研究会がまとめたものです。絵をクリックしますと、本の概略が分かります。そして、楽天での購入の仕方も分かります。尚、本書は、1~6年まで、各学年あります。各学年の教科書教材の授業報告があり、子どもと教師の表現よみが、CDに入っています。。
2007.06.16
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この教育グロブでも、漢字教育に漢字の成り立ち(字源)を取り入れた指導が、報告されています。僕等の漢字指導法研究会でも、その傾向はあり、その積極的な面は、大切にしていきたいですね。けれど、ここで、ちょっと、整理しておきたいことがあります。それは、漢字指導の目的は、漢字が読めて・書けて・使えるようにするということではないでしょうか。ところが、漢字の成り立ちの指導が中心であったり、漢字は、すべて象形文字というような認識があったり、・・・・、・・・・。気になりましたので、これに触れてみました。僕等、研究会としては、漢字の成り立ちは、子どもが、漢字に興味を持ち、漢字には意味があるのだ、・・・・・、などを指導しようとして、低学年に、位置づけてきました。ですから、高学年の指導の中では、それほど、重点を置いていないのです。それに、高学年の漢字になるほど、その成り立ちの説明がむずかしくなるのです。低学年の漢字『石』でも、次のような漢字の成り立ちの説があります。1『藤堂明保編 学研漢和大辞典』(学研)・・・・・・象形文字2『字統 白河静』(平凡社)・・・・・・・・・・・・・・・・・会意文字3『例会小学漢字字典』(三省堂・林四郎ら編)・・・会意文字4『漢和学習辞典』(日本標準・山田勝美ら編)・・・形声文字5『小学漢字新字典』(旺文社・尾上兼英監修)・・・形声文字6『小学漢字辞典』(文英堂・鎌田正監修)・・・・・・象形文字そして、1年生、80字のうち、上記の1の藤堂と2の白川が一致したのは、53字であります。* なお、この件に付いての研究発表を2006・2・11、東京都日野市で行います。発表者は、『たのしく学ぼう漢字』で、「カタカナ指導」・「1年生の指導」を執筆した紺屋冨夫です。参加ご希望者は、国字研に問い合わせを(HPがあります)国字問題研究会 ・・・・・・・・・・・ランキングに参加しています。よろしかったらくりっくをお願いします。下記の本は、漢字教育のあるべき姿と実践を載せています。「1セット5過程」について触れ、文作りの実践も載せています。しかし、まだまだ、十分とはいえません。皆さんで、豊かにして欲しいです。絵をクリックしますと、本の概略が分かります。そして、楽天での購入の仕方も分かります。漢字指導・ひらがな、カタカナ指導 *************** 12・08・05-教育について真剣に考え、実践していくサイト に学ばせていただきまして、タイトルのような広場を作りました。 ***************昨日の記事 漢字100問テスト、2日間練習、8割覚えた(ひらがな・カタカナ・漢字・作文教育を考えるセンター(4) それまでの記事ひらがな・カタカナ・漢字・作文教育を考えるセンター (2) ***************
2005.12.11
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『ごんぎつね』の2回目です。冒頭の部分について考えています。その中でも、<<ひとりぼっちの小ぎつね>の読解が、とくに、重要だという話し合いをしました。それで、そのことを研究会で話合ったので、そこを詳しく、ご報告いたします。 人気blogランキングへ 応援の ポチしてくれたらランキング画面がすべて開くまで待ってね!!冒頭の部分です。* 小ぎつねだから、子ぎつねではないですね。子ぎつねではなく、小ぎつねと、新美南吉がしたのは、意味が深いのですよね。 * そうですね。子ぎつねより小ぎつねの方が、成長していて、体も大きくなっている。だから、かなりな行動ができる。それと、子ぎつねより、いろいろ喜び・悩み・考えるようになっていますね。 * この小ぎつねを、ちゃんと読解させることが、次のなぜ、「夜でも昼でも、辺りの村で出てきて、いたずらばかりしました。」などの読解をしていく上で、大切なのでしょね。 * そうだと思います。なぜ、そんないたずらをしたのか、そのわけが、分かってくるのでしょうね。 * それと、ひとりぼっちということの読解も大切ですね。これは、子どもの経験から、ひとりぼっちのことを話させると、いっぱい出てきて、情感化できるでしょうね。 * ひとりぼっちになると、人間、どんな心境になるか、ここで、人をひとりぼっちにはしない大事さも学ぶでしょうね。 * クラスの友達をひとりぼっちにしないことの大事さも、発表されるでしょうね。 * そして、 このひとりぼっちの読解も次で、ひどいいたずらをしたことの読解に欠かせないですね。 * とくに、最近は、人間がばらばらになっている状態がいっぱいあるから、ここは、話が盛り上がるでしょうね。下の本に、ごんぎつねの実践を載せました。***** 一方では、下記のような授業が行われています。次は、東京都世田谷区の小学校で指導している論語です。 このような学習は、新潟県新発田市でも行われ出しました。新発田市は、世田谷区に参観に来ています。 * コメントをお寄せ下さい。直接の返信は、時々しか、していませんが、ぼくは、勉強させて戴いております。感謝です。下のマークをクリックして応援して、下さると有り難いです。 (本日・・・8位) 人気blogランキングへ (本日・・・4位) 下記の本は、研究会がまとめたものです。絵をクリックしますと、本の概略が分かります。本書は、1~6年まで、各学年あります。各学年の教科書教材の授業報告があり、子どもと教師の表現よみが、CDに入っています。次は、朗読・表現読みの本です。上記の理論と実践の方法が作品にそって、書いてあります。
2009.12.21
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『ごんぎつね』のごんは、何歳
2007.03.02
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詩の指導について、考えます。前回の続きです。取り上げている作品は、下記です。この詩で、教師であるNさんは、何をねらって指導したのでしょうか。 作者の願いをどう読んだか Nさんは、作者の願を「誰もが、未知のものにあこがれながら越えずにいることがあるのだ。」「越えなければならない峠を峠を意識することで、いつかたどりつける道があるのではないか」「人は、憧れをもっていきている存在なのだ」と、峠を超えないでいる人にいとおしみをよせている読んでいます。 それを受けたNさんの願を、作者のその思いを受け止め、どれだけ近づいていくことができるか不安であるが、児童とともに自分お峠を見つめる時間としたい。卒業を目前にひかえている児童への私の願いを、石垣 りん作『峠』にこめて、贈りたいと思う。生きていく時、私たちは、様々な「峠」に出会う。容易に越えることのできる峠ばかりではない。むしろ、越えなければ、次の段階に行くことができない、新しい世界に行くことができない峠の方がはるかに多い。」と、記しています。このような考えで、この授業に臨んでいます。 子どもたちは、1年生から、いろいろな詩と出会ってきています。そのような中で、原田 直友作『山から降りてきた人』を学習した時、「この山は、自分の目標のことで、がんばって、乗り越えて時のことを書いたんだないか。」と発言した子がいて、詩に自分の思いを重ねていくことができるようになった。 自分に引き寄せて読むそこで、この峠も、自分の引き寄せて、読むことができる段階での学習になりました。A君が読み取った書きだしが、下記です。子どもたちは、一人一人自分に自分に引き寄せて、このように読み、書き出しています。(読みにくいです。このような感じということをおわかり下さい。先ず、全体を示します。) 本日は、詩の指導のねらいを概略的にを書かせて戴きます。下記は、この詩の前の半分の画像です。少し、読めるでしょうか。 次は、後ろの半分です。 ご訪問ありがとうございます。それが、今日さんの書く力になります。コメントいただければ、なお、うれしいです。 このブログの応援クリックを戴けますと、なお・なお、うれしいです。それは、下記のマークです。一日、1回有効です。 人気blogランキングへ 下記の本は、研究会がまとめたものです。絵をクリックしますと、本の概略が分かります。尚、本書は、1~6年まで、各学年あります。各学年の教科書教材の授業報告があり、子どもと教師の表現よみが、CDに入っています。 *学校が、1分1秒を争うほど忙しいという事は、世間で知られてきていますね。これでは、子どもが、「先生、あの・・・・・・・」と、話をしていく気がなくなってしまうのではないでしょうか。子どもが、このような話を持ち掛けた時、その話に耳を傾ける事は、教育で、最も、大切なことではないでしょうか。学校の忙しさをなくす為、このブログで、話し合ってきました。その事を本ブログから提言します。1 教育委員会などへの教員の報告書を極力減らしてください。2 会議を精選して、先生方に教材研究などの時間を保証してください。3 教員の数をふやしてください。などの対策が、緊急に、立てられ、実施される必要があると思います。その為に、教育行政、中でも文科省は、その先頭に立ってくださることをお願い致します。 2007 ・ 1・ 9ブログランキングに参加しています。本日も、 クリックして戴けますとけるとうれしいです。1日、1っ回有効です。
2008.05.21
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ブログをやっていて、良かったと思うことは、世間の人の常識・願いに触れる事が、出来たことです。これをやったことで、教育で、生きてきたものとして、本当の自信になってきたようです。このブログをお読み下さった方・ご意見などお寄せ下さった方に、感謝いたいます。さて、読解について、書いてきていますが、これは、1文の読解をどうするか、これが土台でしょうね。「文は書き手の判断が、文字化されたもの」だと言われています。* (読み手の視点からは、文を読むことは、その書き手の判断を、読み手の判断で読むことでしょうか。)このことからして、子どもが(人間)が、文章を読む時は、先ず、1文・1文をしっかりと読む事が大切なのですね。ところが、今の学校では、昨日か書きましたように「詳細な読解に偏りがち」という中教審の答申が出て、スジを読み、要点をまとめるという形式の授業が、多く見れれるようになっています。* この中教審の答申とその方向の授業には、昨日、驚きのコメント感想などが、寄せられています。このような答申が出た背景は、一番下の三浦朱門氏の意見が影響をしていると見ています。でも、そうではなくて、1文1文をしっかり読む指導が大切と考え、実践してきました。そのようにして指導してきますと、その積み重ねで全ての子どもが、着実に力を着けます。その例を下の子どもの文から見てくっださい。昨日の場面筋(スジ・一文)の中にあるものを読むことの大切さ・大造じいさんとガン の子どもの1文1文の読みです。すべての子が、このような書き出しノートを作って、各自書き出しています。この場面の全体の紹介です。下の欄に子供の書き出しがありますね。波線と二重丸・三重○は、教師が、入れたものです。そこは、深い読解をしているところです。子どもの書き出し、全部に目を通していますね。教師のコメントが2つ、入っていますね。 上より、見安くするために、半分をご紹介しました。本文の中に、赤で書き込みがあります。ここは、このように表現よみをしたいという子どもの考えです。ここの番号と、子どもの書き出しの番号が対応しています。ここは、子どもの書き出しが、、見やすいようにクローズアップしてみました。このように1文の読みをきちんとすることから始めています。その1文・1文にを教師は、全部目を入れています。土台をしっかり、やっておけば、子供は、力を着けるますからね。* あまり言いたくないですが、この子達は、大學進学でも、希望する所にいっているようですよ。(続きます)本日、お陰さまで、教育ブログランキング・4位になりました。皆様に学ばせていただきながら、ここまで来ました。応援クリックは、下のマークです。1日1回、有効です。 三浦朱門出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』移動: ナビゲーション, 検索文学 三浦 朱門(みうら しゅもん、1926年(大正15年)1月12日 - )は、日本の作家、第7代文化庁長官。教育課程審議会会長を歴任ペンネームの「朱門」は、母校である東京大学の赤門とキリスト教の聖人シモン・ペテロにちなんでいる。本名同じ。なお、朱門は古語で女性器を意味している。2000年7月、ジャーナリストの斎藤貴男に、新自由主義的な発想から「ゆとり教育」の本旨は“100人に2~3人でもいい、必ずいる筈”のエリートを見つけ伸ばす為の「選民教育」である事を明言(「出来ん者は出来んままで結構、エリート以外は実直な精神だけ持っててくれればいい」「限りなくできない非才、無才には、せめて実直な精神だけを養っておいてもらえばいいんです」「魚屋の息子が官僚になるようなことがあれば不幸になる」など)、物議を醸す。[1]教育課程審議会においてゆとり教育について「私は今まで数学が私の人生に役立ったことは無く、大多数の国民もそうだろう。」と発言。ゆとり教育を推進する当時の文部事務次官の意向に沿った発言を行ない、以後のゆとり教育を加速させた。彼らはその後の理科系大学生の著しい学力低下の責任を全く表明していない。
2007.10.07
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昨日は、補足を書き始めましたが、本日は、高学年の指導記録の一部をご紹介します。日光の移動教室に行った、記録を書きました。下記は、男子1名、女子1名の表紙です。全員がこのように書きました。最低でも、30枚、書きました。この全員ということが、教育基本法の精神です。一部の子だけか書けるではないのです。教室にいる子、全てが、書けるように工夫をしました。 移動教室に行く準備の事を書いています。 お風呂です。 104枚、書きました。お母さんからのコトバ、担任(僕)からのコトバが、書いてあります。 A子さん。戦場ガ原のことを書いています。 * この作文教育は、昨日の「文ちゃん人形」を使って、「文は、頭(主語)と体(述語)でできている。」という意識を持たせ、それ徹底しておくと、無理をしないで、ドンドン、書けるようになりました。文章は、必要なとき、抵抗なく書けるようにすること、これは、義務教育(普通教育)の基本だと思います。* この作文教育は、下記の本に出ています。『小学生の作文教育』(明治図書)1・2・3・/4・5・6年(読売教育賞賞外優秀賞 受賞)波多野完治さんから、「新しい作文教育の提案です」と言うコトバを戴きました。 残念ですが、絶版です。しかし、アマゾンの古書で売られています。公立図書館には、あると思います。・・・・・・・・・・・たくさんの方にお読み戴きたいので、ブログランキングに参加しています。お陰さまで、13位です。賛同される方は、下の2つのマークをクリックして戴けるとうれしいです。 ・・・・・・・・・・・下記の本は、漢字教育のあるべき姿と実践を載せています。「1セット5過程」について触れ、文作りの実践も載せています。しかし、まだまだ、十分とはいえません。皆さんで、豊かにして欲しいです。* 下記は、教育とは何かを訴えています。 -子どもと教師の成長の記録- 2.ぼく、本当は良い子なんだよ
2006.02.21
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「おじいちゃん、漢字書けるようになったよ。」と、小学校に入学を控えた2月、電話の向こうで、孫のSが、こちらの用件に関係なく言うのです。ひらがなの読み・書きも手首化されてないのに、漢字のコトは、かなり、Sの心ので、重要な位置を占めている事を知りました。このことは、Sだけの心理ではなく、子どもにとっての心理でもあるようです。これは、勉強が出来る。知識が増えた。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・など、かなり勉強の貯金が貯まったような心理になるようですね。この事に関して,だんきち4005さんが、塾での子供さんの様子を、、次のようにコメントでお寄せ下さいました。http://plaza.rakuten.co.jp/dannkichicat3/diary/200706270001/1週間の予定と三大ニュース ・・・・・・・・・・・・・・・ Re:日記・作文で漢字が書けるためのレッスン・漢字の路上レッスン(08/20) だんきち4005さん 「漢字も使うもの」という今日先生の言葉で、それまで「ひらがなでもいいから、書くことを楽しいと思ってくれれば」としていたのに「意識して漢字を使う」に方向転換しました。そうすると、子どもたちは、本当は漢字も書きたいんだ、ってことに気がつきました。漢字を書く、漢字を使えるということは、子どもたちにとっては楽しいことなんですね。このことを始めてから、「漢字」のつくりや書き順に私自身が敏感になり、今まではたいして興味を持っていなかった漢字学習が、とても魅力的で楽しい学習だと思えるようになりました。漢字でも算数でも英語でも「使える」ための勉強は、楽しいですね。(2007.06.28 23:02:27) ・・・・・・・・・・・・・・・・というものです。ここで、僕が、解説するまでもなく、子どもの漢字に対する心理をお書きになっていますね。僕等の研究会もこのように見てきました。ただ、文科省は、「読み書き分離の指導」を言っていますから読みと同時に書きも指導するようには、言ってません。子どもにすれば読みの学習をした時に、書きの学習もしたいのですね。大人が漢字を習得する時は、読みを先行させた方が良いでしょう。それは、意味が良く分かるからです。でも、子どもの場合は、これはではなく、「読み書き同時」がいいでしょうね。多くの現場の教師は、「読み書き同時」を実行しているようです。この作文での漢字使用、次のような方法を導入しましたら、効果的でした。ご紹介させていただきます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・「日記は、1行おきに書かせる。」 一部を拡大したものです。書いたことを書いた後、修正させました。そのためには、1行おきに書くのがいいですね。修正文字が、入れられるですね。書いた事を、読み返して、そのあいている行に、自己批正をさせるのです。このことで、物事を丁寧にすることも体で学びますね。あと、この修正ですが、漢字の留め・払いなどの細かいことの注意などは、あまりしません。これを書く事の目的は、一日の生活を見つめて、その中で印象に残った事を書き、考えとまとめ、その中で、書きなれるためですから。この書き慣れる、これが、書く力を着けるのですね。とにかく、出来れば毎日、書くことですね。その中で、書く力が付くのですね。サッカーの力は、は、サッカーをるやる中で付く。ピアノは、ピアノをやるなかで着く。・・・・・・・・・・・・・・・ これは、上の拡大したものの元です。 日記は、書き途中、無理に漢字を使用するのではなく、書けない時は、ひらがなで書いて置き、後で、漢字直しをする方が、思考停止にならなくて良いようです。・・・・・・・・・・・・・詳しくは、下記にあります。November 12, 2006 読解力を着けるには、書く力(1)分かる楽しい授業で頻繁に起こっている子どもの問題をなくす(22) May 12, 2006 連絡帳・日記・作文など自由に書ける力着ける(2)・言葉の力の向上(4) ・・・・・・・・・・・・・・・・このブログ応援してくださる方は、下のマーク、クリックをして戴けるとうれしいです。もう、1つ、あるのですが。人気blogランキングへ
2007.06.29
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前回の日記に対して、 tea*roseさん http://plaza.rakuten.co.jp/tearose/から、次のようなコメントを戴きました。有難うございました。このようなコメント、僕も、又、考えを深めることになります。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Re:思い・意見などを書く指導(3)『言葉の力』向上の試み(7)(05/15) tea*roseさん 対象が大きすぎるときは、こうやって分割して、それぞれに対しての意見を出し、最終的にそれをひとつの流れにしていくことが、大切ですね。こういうところは、ピアノにもいえることなので、とても嬉しく読みました。(2006年05月15日 18時29) ・・・・・・・・・・・・・ tea*roseさん が、お書きになった通りなのです。 この事を僕等は、分析と言っています。この分析ともう一つ、僕等の研究理論にしている事が総合なのです。研究理論などと、難しそうな事をいっていますが、これは、ふだん、人間が使っている認識方法です。子供・大人に関係無く使っているものです。この認識方法を取らなかったら、生きていけないものです。ただ、これをちゃんと使っているかどうかは、うんと、疑問があります。ちゃんとしてないか意図的に捻じ曲げているのを「独断と偏見」或いは、「作為的」と、いいますね。教育基本法の改正は、始めは、学校を良くするためとか非行を無くす為とか、言っていました。しかし、いつの間にか、愛国心を入れていますね。教師の健康が破壊されるような学校の勤務条件、これを改善する事が急務だと思いますが、そのあたりの分析と総合、この偉い人たちは、どう、したんでしょうね。この分析と総合は、悪用もできますからね。さて、ここでは、『スーホの白い馬』の授業でこの『分析と総合』を子供がどのようにを取り入れ、子供がどう読解の活動したかを見てみましょう。 『スーホの白い馬』第3場面です。ここで、教師は、「ここまで読んで、分かった事を書き出しなさい。」と指示しています。このA君は、左の書き出しにありますように(スーホの白い馬とは、(子馬)。生まれたばかりの小さい白い馬が、地面にたおれていて、持ち主らしい人もいないし、おおかみにくわれるかもしれから、スーホがつれてきた。)と書きだしています。この教師は、ここまでの総合化をさせたわけですね。A君は、実に良く1・2・3の場面を読解して、頭の中に入れ、の総合化をしていますね。 ここでは、教師は、「ここの場面を読んで、思ったこと考えた事疑問などを書き出してみよう」。と、指示をしています。Aくんは、左の書きだしにありますように「ひどいきずをうけて」のところで、左の書き出しにあるように、(だいじょうぶか、白馬、早く手当てしなきゃ。)と書き出しています。「走って、走って・・・・・・・」のところでは、(やっと、帰れた)「スーホははねおきて、・・・・・」の所で、(しぬなよ、白馬。いつも、いっしょにいるってっていっただろう)「カタカタ、カタカタと・・・・」の所では、(たすけて、スーホ、白馬だよ。)と、書き出しています。これらは、分析ですね。 ここは、最終場面です。教師は、「白馬になって、ここまでの事を頭におきながら書き出してみよう。」と指示したのでしょう。A君は、(よかた。ぼくの体をつかって 楽器をつくてもらてって。でも、ほんとうは、しにたくなかった。だけど、まい日、たのしくあそんだり こわかったことも いっぱいあったけど、いっしょに くらせてよかった)と、書き出しています。まさにこの物語を読んでの総合ですね。(続きます)多くの方にお読みいただきたいので、ブログランキングに参加しています。よろしかったら、クリックをお願いします。1日1クリック、有効です。
2006.05.16
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漢字が書けないから、国語科が不得意だという考えが、たくさんありますね。そのため、国語科というと漢字をしていればいいとう考えもあります。それが、漢字書き中心の国語科の学習となるのですね。これでは、子どもは、国語科嫌いになってしまいますね。確かに、漢字は、国語科で重要な役割をするので、そのように考えるのでしょうが、これは、どうかなと思います。これも、一つの思い込みですね。これを修正するのが学習なのですがね。下図をご覧下さい。文図にありますように、国語科教育には、デパートのように、色々な学習がありますね。聞くでは、『読み聞かせ』を聞くなど読むでは、『読書』『新聞を読む』『辞典を読む』・・・・・・。書くでは『文字を書く』『作文・日記を書く』・・・・・・・。話すでは、『音読・表現よみ』・・・・・・・・。とにかく、たくさんあります。多いので、複雑・雑多のようですが、そのカナメになっているものが一つありあます。それは、図にあるように内言(ナイゲン)です。それは、考える力と言ってもよいと思います。このようにして見ますと、「漢字が書けないから、国語科が不得意」とは、言えないのですね。何か断定する時は、全体を見てする事が大切ですね。そのことは、ごんの年齢についてもいえますね。さて、ごんの年齢、今回は、ごんの思考・判断力から見てみましょう。 ごんの思考を上記のように書き出してみました。まず、ごんは、弥助の家内がお歯黒をつけている、しんべいの家内が、かみをすいているのを見て、「ふふん、村に何かあるんだな」と思います。このようなことを見て、判断するのは、子ぎつねではできませんね。次に、「何だろう、秋祭りかな。・・・・・・・』と、かなり論理的な判断をしていますね。この判断は、子ぎつねでは出来ませんね。最後に、兵十の家の中に大勢の人がいること、手ぬぐいを下げた女たちが、かまどで火をたいていること、大きな鍋の中で何かが煮えていることを見て、葬式だと判断しています。これも、子ぎつねがすることではないですね。村での何年か、生きてきた中で発見した事だからですね。ごんを子ぎつねと読み取ってしまった時の読み聞かせは、その事が、表情に出、声にも出ますから、聞き手は、どうも、すっきりした気分になれないのですよね。年齢が曖昧でもその事は、出てきますよね。曖昧な表情と声になってですね。続きます。* どなたのブログもそうですが、その方が、その時の最高のものをそこに書いていると思います。だから、互いに大切にしあいたいですね。励ましには、下のマークののクリックを、お願い致します。人気blogランキングへ下記の本は、研究会がまとめたものです。絵をクリックしますと、本の概略が分かります。そして、楽天での購入の仕方も分かります。尚、本書は、1~6年まで、各学年あります。『ごんぎつね』の授業報告と表現よみCDは、4年生に入っています。。田も畑も土の温もり春時雨。初詣平和祈りて鈴を振る『奥の細道』より http://pareo94.ddo.jp/mikiko/
2007.03.09
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きのうは、子どもの内言(ナイゲン・頭の中の気持ち・考え)を大切にして指導すると子どもの力が、フル稼働して、大人が、予想ももできないような力を出す事について、2年生の子が書いた作文を例にしにて、考え合いました。今日は、どのような方法でその力を引き出すか、その方法について考えてみます。* このことは、発達障害のある子どもでも同じなのではないでしょうか。ただ、方法で、その違いが出てくるくるのではないかと思います。その第1回目ですが、「先ず、やってみる」この事が、始めにあると思います。やってみる、これは、学者風に難しく言えばそれは、対象と対決する事ですね。でも、これって、ピアノの音を出してみる。スキーに乗って、滑ってみる。水に入って、泳いで見る。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・算数の文章題を読んで、考え、問題を解いてみる。社会科の問題を、考え、調べて、自分の答えを出してみる。・・・・・・・・・・・・・などの事ですね。あたり前と言えば、当たり前ですが、この事が、案外、頭から離れてしまっているの事があるようですよ。それは、僕にも、ありました。以前、研究会で「表現よみ」と「朗読」の違いについての質問が、必ず出たのです。このことについて、さっと、ポイントを説明すれば良かったものを研究会の時間の大分部を使って、説明・論議をしてしまったのです。結果は、会に来る方が、減ってきてしまいました。会の大部分の参加者は、表現よみ・朗読の力を着ける為にきているのです。表現よみと朗読の違いの理屈を学ぶ為にきているのではないのですね。表現よみ・朗読の力を着けるには、実際、やってみることなのですね。その中で、力を着けることなのですね。この中で、表現原よみと朗読の違いも分かり、最後の到達点は、同じである事が分かってくるのですね。きつい言い方ををすると、やってみないと、よくは、分からないのですね。あまり、やった事がない方に、違いをこまごま説明しても、やってないから、実感としては、分からないのですね。子どもに分からせる為には、先ず、やらせて見る。これが、第1ではないでしょうか。文章の読解でもそうだと思います。子どもの全能力を発揮させて読解させることだと思います。それは、このもの思い・疑問・気持ちなど全てを大切にする事だと考えます。いわゆるナイゲン・内言重視ですね。それを、例を挙げて考えて見ます。 五年生『大造じいさんとガン』の題名読みです。題名読みというのは、この題名から想像できることをこのように書き出すことです。そして、その書き出したことをもとに話し合うことです。この子どもの書き出しを、うんと大事にします。これを大事にしなかったら、もう、その授業は、良くならないでしょうね。これは、当たり前の事ですが、日本の教育で、今、これが、どれだけ、生かされているでしょうか。これを、大切にした授業をしていくと、子どもは、想像もできないような読みをしてきます。その実例は、あとで、出しますね。この子は、大造じいさんは、どんな人?ガンとは、なんだろう?ガンとじいさんの関係は?など、書き出しますね。子どもの自主性が出ていますね。 この子は、大造じいさんは、どんなじいさんか?子どもが嫌いな頑固爺さん?・・・・・・・・・・・・・・・・など、書き出していますね。子どもが考えていること、そのものが、出ていますね。 この子は、ガンって鳥なのか?大造じいさんとガンの関係は?・・・・・・・・・・・・など、書き出していますね。子どもは、自由に考えて書いていますね。このようなことを書いたら、恥かしい。このようなことを書いたら、注意される。・・・・・・・・・などの縛りは、まったくないのですね。この事が子どもが、力を出すもとなのですね。この子どもの考え・思い・疑問を大切にしていく事が教育のベースになると思います。その上でこのように、その題名から想像できること・疑問に思うことなどを書き出させることだと思います。この書き出しが、子どもがやって見ることなのですね。題に対面して、そこから考える、想像する。このことは、全ての学習で共通する事だと思います。これを忘れてしまって、教え込みになると、牛が鼻カンになって、力を出せなくなるのだと思います。いじめ・登校拒否なども、この視点からの考察も必要ではないでしょうか。次回は、もう少し、中に入って、文章の読解に行きますね。このブログ、ご賛同の方は、応援クリックして下さると、うれしいです。小さなクリックでも,教育を良くする一歩だと信じたいです。本日、お陰さまで、教育ブログランキング・4位になりました。皆様に学ばせていただきながら、ここまで来ました。応援クリックは、下のマークです。1日1回、有効です。
2007.10.05
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「チンオモウニ ワガコウソコウソ クニヲハジムルコトコウエンニ ・・・・・・」これは、教育勅語の冒頭です。教課審の暗唱・暗記の強調を読んで、これも、浮かんできました。この時期の教育は、すでに、理解などは、どうでも良く、ただ、注入(詰め込み)でした。国語科教育は、戦争遂行のための教科とされ、その精神が詰め込まれました。この時期は、下記のような本の出版のオンパレードだったようです。『日本精神の発揚と国語教育』(昭和9・更生閣版)『国語と日本精神』(昭和14年・松尾捨治郎)『大東亜言語建設の基本』(昭和18・志田延義)このような理論を書いた人の中に、戦後の学指導要領国語科の作成に関わっていた方もいました。さて、音読の宿題とその練習カードについてです。 聞き取りカード今までの宿題カードは聞いてもらう事が中心の練習カードでした。この聞き取りカードは、聞き取りを中心にしたものです。聞き取り者を中心に持ってきたものです。下図をご覧下さい。上の表にあるように、友だちや家の人が、聞いて評価するものです。聞く項目として、正しく読む。はっきりした発声・発音で読む。強調をして読む。声の大小・強弱・高低・速さ・調子など。間の工夫会話文と地の文の読み分け転調などが、在りますね。これらは、プロの朗読を評価するときにも使えるものですね。ですから、どれ一つとっても、重要な事なのですね。学校教育でするときは、これらの中の一つでも良いから評価できるようにするといいでしょうね。この中の全てを評価するとなると、重荷になってしまいますからね。年間を通して、計画的指導し、その指導を基に、評価するようにするといいでしょうね。ただ、音読しましょうではなく、この中の項目の一つでも、目標としていれて指導し、聞き手が評価できるといいですね。 この聞き取りカードを取り入れると、今度は、自分が読むときに、これらの項目を意識して、表現よみをすりようになりますね。ですから、表現よみの指導を非常に効果的にするカードです。 多くの方に読んでいただきたので、ランキングに参加しています。下のマークの応援クリックして下さると、うれしいです。1日1回、有効です。
2007.12.26
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政治が、変わりそうです。教育も、新しくしたいですね。さて、漢字指導、<<書き取りの徹底反復ではない漢字指導を>>をしたいものです。そのことを本日は考えます。よろしくお願いいたします。一方では、下記のような意見が出て、それが、影響を与えています。*「 授業中に漢字の書き取りを徹底して反復練習すれば、少なくとも学年配当の漢字を身につけさせることができる。」(平成13年度『国語施策懇談会』(文化庁主催)で配布した、「声に出して読む理想の国語教科書」(斉藤 孝)より) 人気blogランキングへ 左記の2つのマークをクリックして応援して くださるとうれしいです。 漢字の成り立ち・構成を<漢字はツミキ>というふうにして指導すると、子どもが理解しやすいようです。 漢字は積み木の例 (『たのしく みにつく 漢字の力・2年・ルック』よりこれは、漢字の部分(パーツ)を合わていますね。ほかの漢字もこのようになっていることを実際調べてみるといいでしょうね。 次は、熟語(漢字語)のカラクリです。漢字の変身マシン (『たのしく みにつく 漢字の力』2年・ルック)より「兄と弟」の「と」を抜いてしまって、兄弟という漢字語をこの漢字変身マシンで、作ってしまいました。低学年の漢字は、漢字学習の土台でありその土台をもとにして、中学年からの漢字学習があるのですね。低学年の漢字は、低学年で、手首化(意味が分かり、見ないでも、すらすら書け、使えること。)しておきたいですね。漢字学習は、建物づくりと同じです。カタカナをちゃんと学習して置くことも基本ですね。レシートをレツートと書いたり、図の中のツがシになったりしますからね。漢字を手首化して、漢字の積立貯金をためていきたいですね。 * コメントをお寄せ下さい。直接の返信は、していませんが、ぼくは、勉強させて戴いております。感謝です。そして、下のマークをクリックして応援して、下さると有り難いです。 人気blogランキングへ 下記で、以前に書いたブログが、紹介されました。 漢字の学習 * 下記の本は、僕らがまとめた漢字教育のあるべき姿と実践を載せています。アマゾンで は、漢字教育の部で、売れ行きが本日は、1位です。 基本的なことが、書いてあります。この基本は、重要です。漢字指導の羅針盤のようなものです。それをもとにした実践は、本書に書かれているより、かなり進んでいますが・・・・・・。国字問題研究会・漢字指導法研究会 http://members.jcom.home.ne.jp/kotoba/kokuziken-index.html こちらは、1字・1字の指導の練習帖です。僕らが、作成したものです。学年ごとにあります。
2009.08.31
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誰が、言っているのか、そのことが、はっきりしないと、読み聞かせは、できないですよね。このことは、絶対、あいまいにできないことですね。表現よみの会をしていて、そのセリフ、誰が言ったのか、確定してない読み方をしているので、それは、誰が言ったの?と聞くと、確定しないで、あいまいのことか時々、あります。表現よみは、入るなりきるのりうつるであると、言われています。これは、作品にはいる、人物になりきる、作品を自分のものにし同化することなのでしょうね。ここで、考えの資料にしてみたいのが、宮沢賢治の『やまなし』です。このやまなし、誰が、言っているのか分からないセリフがあります。それでも、誰が言っているか、決めないと、音声化ができませんね。では、それを、どうしたか、そのことを書いたブログがありますので、再録して、整理してみたいと思います。 ・・・・・・・・・再録・・・・・・・・ February 24, 2007 教師も迷った誰が言っているか・・・『やまなし』(宮沢賢治) [ 文法 ] CDに『やまなし』を入れるので、50歳過ぎたベテランの5人の教師が集まりました。それぞれ、下読みをして練習をしてきています。集まったみんなの最初の一声が、「会話があるのだけれど、誰が言っているのか自信がなかったわ」でした。そうなのです。このやまなしは、そう書かれているのです。先ず、それをご覧下さい。 会話が、ずらりと並んでいます。誰が話したか、書いてありません。けれど、作品を読解し、表現よみをするには、誰が言ったのか、これを確定しない限り、表現よみはできませんね。ですから、表現よみは、ちゃんとした読解を求めてくるのですね。このことは、表現よみは、読解力高めにもなるということですね。さて、この『やまなし』の誰が言ったかを確定することですが、これは、文章全体を読んで、そこから決めていくより他ありませんね。(総合)読み進めていくと、「かにの兄弟の2人」が言っている事は分かってきます。ですからこれは、お兄ちゃんが言っているところと、弟が言っているところにわけられます。(分析)そこで、僕らは、会話の内容から、決めました。その決まったものが、下記です。 弟は、みどり、兄は赤で区別しました。この誰が、(何が)は、文章を読んでいく時には、どうしても明確にする必要があることなのですね。文ちゃん人形の頭に当たる部分ですね。ここで、録音した先生方は、国語科に力を入れている50歳すぎのベテラン教師です。これまで、何度か、子どもに指導をしてきたはずです。それは、誰が言っているか、確信が無いままだったのでしょうかね。表現よみを迫られ、それを確定せざるを得なくなった。そこで、今回のような事が分かったわけです。子どもだって、誰が言っているか、明確にしなければ、分からないし、楽しく読めませんね。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・このやまなしについて、次のようなコメントを下さった方がおります。これは、誰が語ったかそれをはっきりさせるのが、一人では、大変だったからかも知れませねん。・・・・・・・・・・・・・Re:『やまなし』(宮沢賢治)の中のクラムボンは?(02/25) まるちゃん1100さん お恥ずかしい話ですが、私はこの作品読み聞かせする自信がなくて、図書館で本を選んでいるとき、戻してしまいました。。。良い話なのでしょうけれども、私は賢治作品で唯一これが苦手かもしれません。先生はそういってられませんよね(笑)。(February 25, 2007 20:01:13) ・・・・・・・・・・・・・・・・本日は、どのような場合でも、誰が言っているか、そのことを明確にすることについて考えました。 皆様のコメントなどから、大事なことを学ばせて戴いています今日さんです。とにかく、ご訪問ありがとうございます。それが、今日さんが書くエネルギーになります。コメントいただければ、なお、うれしいです。 このブログの応援クリックを戴けますと、なお・なお、うれしいです。それは、下記のマークです。一日、1っ回有効です。 下記の本は、研究会がまとめたものです。絵をクリックしますと、本の概略が分かります。尚、本書は、1~6年まで、各学年あります。各学年の教科書教材の授業報告があり、子どもと教師の表現よみが、CDに入っています。
2008.04.26
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