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夏目友人帳 陸 第7話 「ゴモチの恩人」 ☆前のお話は → 6期 1~6話あらすじまとめ★5期はこちら →「夏目友人帳 伍」 眠そうにしている夏目に、もう寝るのかとニャンコ先生。昨日は大変だったのに、どこに行っていたのかと聞くと、飲み会に決まってるだろうがと答えた。何があったとニャンコ先生に聞かれて夏目が話す。 昨日、夜中に天井から妙な音がして、夏目レイコ、いるなら出て来い。出て来ないとこの家ごと潰してやるぞと声がした。外に出てみると、デカい妖怪だった。 話を聞いてやるからついて来いと走って家から離れた。お前を喰って名をあげてやると追いかけてくる妖怪をなんとかまいた。 と、話していると天井からまた音がした。昨夜の声とは違うようだ。 ?:「夏目様、夏目レイコ様、おいでですか」先生:「レイコのやつ、どれだけ恨みをかっているのだ」夏目:「悪いが祖母のレイコは他界したんだ」 ?:「他界? それはそれは、悲しきことで」夏目:「レイコさんに何か用か。俺は孫の夏目貴志だ。名を返すことならできるけど」 ?:「名を? いえいえ、レイコ様に少しお世話になったことがありまして、お礼をお伝えしたく参ったのです」 夏目:「お礼?」先生:「レイコに?」夏目:「お礼参りじゃなくて?」 ゴモチ:「私はゴモチと申します。本日はお礼とご報告があって参りました。正直、レイコ様とはそれほどおつき合いはないのです。しかし恩人であるのです」 ゴモチ:「私はここから少し離れた七房の森に住んでおります。そこへある頃から人間の娘がやってくるようになりました」 何をするでもなく、ただブラブラ歩いたり、小高い草原の上で居眠りをしたり。風のうわさでその娘の名前はレイコと。また人の子が来ている。こんな山の中に何をしに来るんだろうと妖たちが話していると、レイコ:「昼寝しに来ているのよ。騒がしくしないでもらえるかしら」 妖怪を見ることができる人の子に森の小物たちは大騒ぎ。昼寝をしているレイコに小石を投げると、大きい岩で仕返しされそうになった。 夏目:「正当防衛だな」 先生:「過剰防衛だ」ゴモチ:「とまあ、我ら妖者を恐れぬ不思議な人の子でした」 レイコはものすごく妖力が強くて神格に近いものまで従えることができるらしいと聞いてきた者がいて、それが本当ならあのことを相談してみてはと話していると寝ていたレイコが起きた。「ちょっと、人の枕元でゴチャゴチャと。いい加減にしてもらえないかしら」「元々はここは我らの森だ。文句があるなら出ていけばよかろう」「あ? それは、そうだけど」レイコと話していると大きな音がした。 行ってみると大木が折れていた。 「きっとこれも、センキ様とヒャッコ様の仕業だ。森で最も力が強いそのおふたりが、最近ひどいケンカをしておられる。それでこうして暴れまわり我々は困り果てておるのだ。レイコとやら、お前も力が強いと聞く。おふたりにケンカをやめるよう話してもらえぬか」 ゴモチの話を聞いて、それは名案だ、恐ろしくて我らにはどうにもできないから人の子よ頼むと妖怪が集まってきた。自分たちのことでしょ。面倒は御免よとレイコ。 中には人の子になど何ができると言う妖怪もいた。また大きな音がした。 ゴモチはとにかく来てくれとレイコを洞窟に連れて行った。 「赤き帯がセンキ様。青き帯がヒャッコ様だ」私は関係ないと言っていたレイコだが、洞窟の奥に誰かいるのを見つけて、あれは何? と聞いた。 「ああ、美しいだろう。キブネというんだ。センキ様とヒャッコ様に捕まっているのだ。おふたりのうちどちらか優れている方の嫁にするのだと」ふたりには逆らえないから、かわいそうだけど仕方がないんだとゴモチが言うとレイコはキブネのところへ。 レイコ:「ねえ、あなた。あなたは納得してるの? どちらかのお嫁さんになりたいの?」キブネ:「いいえ。もったいない申し出ですが私は帰りたいのです」 花嫁に勝手に近づいているのは卑しき人間だとセンキとヒャッコが来た。 レイコ:「ねえ、あんたたち。この子をはなしてやりなさいよ。とてもくだらないことでケンカしているらしいじゃない」ヒャッコ:「くだらないだと?」 レイコ:「そうよ。どちらが花嫁をもらうのに相応しいかですって。捕えてないと逃げられる時点でどちらも相応しくないわよ。バカバカしい」 「まあいいわ。誰よりも強い者が花嫁をもらえるのね?」 「ならば私も参戦するわ。花嫁は私がもらう」「負けたら私を食べてもかまわないわ。森を守りたいとか、この子を助けたいとか、そんなんじゃないけれど、勝って高慢なあなたたちの泣きっ面を見たくなったわ」 勝手なことを言うなと怒るセンキとヒャッコ。怖いなら不戦敗にしてやってもいいわよと言ったレイコだが、もう夕方じゃない、帰りが遅いととても叱られるのよと家に帰った。「じゃあ、また来るから。勝負はその時ね」 先生:「無茶苦茶だな」ゴモチ:「そう、無茶苦茶なお方でした。我々はきっと逃げたのだと思いましたが、レイコ様は翌日には戻ってきてくださったのです」 センキに私と勝負しましょうとレイコ。今ヒャッコを呼んでやるとセンキが言うと、1対1の勝負は怖いの? と言った。「いいわよ。みんなを呼びましょうか。センキは1対1では勝負できないんですって~」いいだろうとセンキが言うと勝負方法も私が決めるとレイコ。「あなたの腕って、とても立派。この私の細腕に免じていいでしょ」 「あの高い木のてっぺんに木の実があるでしょ。あれを先に取ってきた方の勝ちってのはどう?」 ゴモチ:「お、おい、やめておけ。鈍そうに見えてセンキ様は...」センキ:「ハハハ、いいぞ、勝負だ」レイコ:「じゃあ、勝負開始」 木に登りはじめるセンキ。 レイコは足元の木の枝を投げた。 命中。 「悪いけど勝負は勝負。私の勝ちよ」 「勝ったぞ。卑怯だけど人の子が!!」「卑怯だけど、とりあえず勝ちだ!!」 しかし確かに木登りとは言っておらぬかとセンキ。レイコはお詫びにこの実をあげるわと差し出した。「あなたが堂々とした妖だから通用した作戦ね。でも約束通りキブネからは手を引いてちょうだいね」 センキ:「妙な小娘だ...」ゴモチ:「短気なセンキ様も呆れて毒気を抜かれたようでした」 ヒャッコを呼び次はあなたの番よとレイコ。ヒャッコが先によい勝負方法を思いついたと言い出した。ヒャッコ:「センキが負けた今、私が勝てばこの森で一番強いのは私。キブネとの祝言のごちそうとなるものを集めるのだ」 ヒャッコ:「この森では縁起物とされる、イガの中に3つ実がある栗を多く集めてきた方を勝ちとしよう。夜明けまでにあの一本木の下へ」 レイコ:「ちょっと、待ちなさい...」ヒャッコ:「我ながら名案。よろしいな。では、勝負」 どうするのだ、策はあるのかとゴモチが聞くと、ないわ、油断しちゃった。栗を拾ってまわらないとねとレイコ。人の子などに期待してしまったのがそもそもと妖たちが言い出すと、やかましいわよ、弱虫妖怪たちとレイコは言った。 レイコ:「今が好機だとわからないの。この夏目レイコほどの強者を利用してあのヒャッコを負かす最初で最後の機会かもしれないって言ってるの。今、負かしておかないと大変なことになるんでしょ。さあ私を勝たせなさい。イガグリを集めて私のところへ持ってきて。夜明けまでに一本木の下へ。あなたたちは、こんなにいる。負けるはずがないわ」よし集めるぞと走り出す妖たち。レイコはウサギ顔の妖怪に裏切ったりしたら尻尾の毛をむしるわよと言って一本木の下で自分の代わりに栗を受け取っておくようにと指示した。ゴモチ:「お前はどうするのだ」レイコ:「私も栗を拾うのよ。当たり前でしょ。私、負けるの嫌いだもの」 レイコ:「痛っ、せめて柿にしてもらうんだった」ヒャッコ様は森を知り尽くしているから栗も山のように集めてくるだろうと言い、降りると言い出した妖怪がいた。ゴモチが止めようとするとレイコは放っておきなさいと言った。 「やりたくない者はやらなくていいのよ。そういうものでしょ。繋がりなんてすぐ切れるのが当たり前なんだから。これは私がやってみたくてやってることなの。うまくいっても失敗しても...負けるのは嫌いだけど、やるって決めたことはやり通してみたいだけなのよ。それにキブネにも期待させるようなこと言っちゃったしね」 夜になった。人の子は帰らねば体がきついのではないか。それに叱られるとも言っていただろうとゴモチが言うと、今日は家の人も帰りが遅いから日が昇ってすぐ帰ればなんとかなるわとレイコは答えた。レイコ:「でも、気の毒な人たちなの。こんなお荷物押し付けられて...明日帰れるかしら」 ゴモチ:「その時、なんとなく感じたのです。レイコ様は負けることというより、帰れなくなることを恐れていないのだと」 レイコ:「あら、結構集めてくれたのね」ゴモチ:「しかし、どうだろう。これでは...」思ったより持ってきてくれるやつが少なくてとウサギ。レイコは構わないわと言った。レイコ:「あとは私がヒャッコの到着を待つから、あなたたちは帰っていいわよ」 しかし勝てるだろうか。ギリギリという感じな気がとゴモチが見るとレイコは寝ていた。 おーい、と栗を抱えた妖怪たちが集まって来た。 ヒャッコ:「無念。私の負けか...」 ゴモチ:「こうして勝負は着き、ヒャッコ様とセンキ様は、森の者たちの気持ちを知って反省なさったようでした。約束通りキブネはレイコ様がもらい受けたのですが...」 「キブネ、あなたは自由よ。帰りたい所があるなら帰りなさい」 「素敵ね、キブネ。帰りたい所があるなんて」 レイコ:「もう行くわね。家の人が起きてしまう」ゴモチ:「レイコとやら。お前またこの森へ来るのだろう」レイコ:「楽しかったけど、顔見知りのいる森なんて落ち着かないわ。さようなら」ゴモチ:「それ以来レイコ様が来ることはなくなりました。森のみんなは時々、レイコ様が来ないかとソワソワしていたのですが...」 『何かと繋がれるかもしれなかったレイコさん。でも、たぶん気付けなかったのだろう。いろんなものから距離を取り過ぎて...いや、ひょっとしたら、気付きたくなくて...』 先生:「ほんとに、どうしようもない女だな」 夏目:「うるさいぞ、先生」ゴモチ:「それでも私たちの恩人なのです」 夏目:「祖母のこと、あまり聞ける機会がなかったから。話してくれてありがとう、ゴモチ。ああ、そういえば報告って?」 ゴモチ:「ああ、それは私事なのですが。その後、キブネと一緒にレイコ様を待ったり捜したりするうちに互いに思い合うようになりまして。このたび祝言をあげることになり、式へのご招待をと」 先生:「そうか、祝言...」「え、え~!!!」 『酒につられた先生とおよばれした森は、どこか楽しくて懐かしくて』 『レイコさんが気まぐれに助けたキブネはとても美しく』 『きらきらとしたこの光景をレイコさんにも見せたかったと少しだけ悔しく』 『少しだけ誇らしく思った』☆次回 「いつかくる日」【感想】きれいなお話でした。レイコさんの話はかわいそうなところもあるし、人間の儚さも改めて感じるし、ちょっと寂しいんだけどね。ゴモチは宇宙人みたいとか思ったけど、とてもいい妖で、美しいキブネをお嫁さんにできてよかったね。センキとヒャッコも根が悪いやつではなかったね。負けも認めたし祝言にも仲良く出席していたね。夏目もレイコさんの話が聞けたしおよばれもしてよかった。みんなきれいだった。
2017.05.26
『僕たちはずっと、巨人によって巨人から守られていた...』エレンと女型の巨人の死闘で壊れた壁。中には巨人の顔があった。壁は巨人で作られていた...戦いの日々は続く。 進撃の巨人 Season 2 あらすじ・感想 ★1期はこちら→ 「進撃の巨人 第1話~第25話」・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています ☆第26話 「獣の巨人」 ☆第27話 「ただいま」 ☆第28話 「南西へ」 ☆第29話 「兵士」 ☆第30話 「ヒストリア」 ☆第31話 「戦士」 ☆第32話 「打・投・極」 ☆第33話 「追う者」
2017.05.24
進撃の巨人2 #33 「追う者」 ☆前のお話は→ 第26話~第32話 あらすじまとめ ★1期はこちら→ 「進撃の巨人 第1話~第25話」「ライナーに勝てる」とエレンは思ったが超大型巨人が倒れてきた。頭部が落下して爆風が兵士たちを襲った。 鎧の巨人はエレンを口の中に。 ユミルを抱えたベルトルトは立体機動装置を使って鎧の巨人の肩に乗る。 鎧の巨人は走り去った。 トロスト区。酒を飲んで寝ていたピクシスは頭をピシャっと叩かれて起こされた。第一第二防衛線に巨人が現れなくなって索敵を送っていたが巨人をほとんど見つけられなかったとの状況報告を聞く。壁沿いを走ったハンネスたちの先遣隊が無事なら帰り着くのはもうじきかとピクシス。この時間に着くのならちょうどクロルバ区との中間で引き返したことになるがと言った。 「その場合やはり巨人との遭遇も少なかったのじゃろう。壁に穴が空いていのたら、そうはいかんじゃろうからのう」 ピクシス:「エルヴィンか。例のネズミっ子を一匹捕えたらしいのう」エルヴィン:「ええ、しかしあと一歩及びませんでした」 ピクシス:「だがあれで中央の連中は考えるであろうぞ。古くさい慣習と心中する覚悟が自分にあるのかをのう」エルヴィン:「そのようです。見てください。ついに憲兵団を巨人のいる領域まで引きずり下ろすことがかないました」 非常時だと聞いて来てみりゃ、随分とのんびりしている。獲物はどこだと聞かれるリヴァイ。リヴァイ:「なんだ、お前ら随分と残念そうじゃないか。悪いな、お目当ての巨人と会わせられなくて。今回のところはまあ残念だったかもしれんが壁外調査の機会はいくらでもある。これからは力を合わせて巨人に立ち向かおうじゃないか」 先遣隊が戻り、壁に穴などの異常はなかったが大変な事態になったと報告する。 「我々はトロスト区に報告に向かう帰路でハンジ分隊長率いる調査兵団と遭遇しました。その中に装備を着けていない104期の新兵が数名いたのですが、その中の3名の正体は巨人でした」 ジャン:「はあ、何いってんだ、あんた。あいつらの中にまだ...3人て、誰が?」エルヴィンはジャンに待つんだと言い、正体が判明してどうなったとたずねた。「調査兵団は超大型巨人と鎧の巨人と交戦。我々がその戦いに加わった後すぐに決着が...」 倒れて動けない多くの兵士たち。ハンネスがアルミンのところに来た。ハンネス:「ったく、ひでえもんだ。無事なのは運よく上にいた俺たちだけ。下にいたやつらは熱と風圧で一時再起不能ときた」 ミカサの具合を聞かれたアルミンは、大きなケガはしていないから脳震とうじゃないかってと答えた。ハンネスはアルミンに食べてないだろうと野戦糧食を取りに行った。 ミカサは昔の夢を見ていた。 アルミンは買ったパンを三人組の不良に取られ、エレンはひとりで取り返しに行く。アルミンの家の3日分のパンを返せと言うエレンに、食っちまったと三人組。弁償しろとエレンが言いケンカになる。 酒を飲んでいるハンネスたちに露天商がケンカを止めろというが、もうすぐ俺たちよりたよりになるのが来るから大丈夫だとハンネス。 ミカサ、飛び蹴りで登場。早く帰って薪割りしないとまたおばさんに怒られるとエレンに言う。 アルミンはここはミカサにまかせてと止めるがエレンは聞かない。 ミカサ、三人組を投げ飛ばす。 税金泥棒と言われて怒る兵士を本当のことを言われただけじゃと止めたハンネスだが、露天商のパンチが顔面にヒットしてこちらもケンカになる。 大ごとになってしまい逃げ出す三人組。 パンのことはもういいんだ、ありがとうとアルミン。 エレンはお前らは先に帰っていろと言うと三人組を追いかけて走り出した。 エレンを追おうとしたミカサは止められた。ミカサ:「エレン~」 ミカサ:「エレンはどこ?」 ケガの度合いがわからないから動くんじゃないとアルミンが言うがエレンの姿を捜すミカサ。 「エレンは連れ去られたよ。ユミルも。ベルトルトとライナーに」 「エレンは鎧の巨人に負けた。それからもう5時間は経ってる」誰もあとを追っていないと聞いてどうしてと怒るミカサに、馬をあちら側に運べないからだとアルミン。エレンを取り戻すには馬をあちら側に移すリフトがここに来るのを待つしかない。ミカサはそれに備えてくれと言った。 「ハンジ分隊長や他の上官が重症で動けないでいる」 「小規模でも索敵陣形を作るには一人でも多くの人員が必要なんだ。手練れは特に。わかったかい」 またこれかと頭を押さえるミカサ。どこか痛いのかと聞かれて頭を強くぶつけたようだが大丈夫と答えた。でも、 「エレンがアニにさらわれた時、私はすぐに追いかけリヴァイ兵長と戦って、それでようやく取り戻せた。でも5時間も経ったあとでは...」 ミカサ:「ねえアルミン。なんでエレンはいつも私たちから遠くに行くんだろう」アルミン:「そういえばそうだね。エレンは昔からひとりで突っ走っていくんだ。僕らを置いて。きっとそういう星の下に生まれついたんだよ、エレンは」 「私はただそばにいるだけでいいのに。それだけなのに...」 ハンネス:「気がついたのか。腹へっただろう。ほら食え。まあいつもの野戦糧食だが。まずくもうまくもねえ。いつも通りだ」 食べないでいるふたりに、いつものことじゃねえかとハンネス。あの悪ガキの起こす面倒の世話をするのは昔からお前らの役目だろう。腐れ縁てやつ。時代とか状況が変わってもやってることはガキんちょの頃のままだろうと笑った。 「しかし、あのバカはろくにケンカも強くねえくせに相手が3人だろうと5人だろうとお構いなしに突っ込んでったよな。そんでミカサや兵士に止められるころにはもうボロボロだ。ただな、勝ったところはついぞ見たことねえが、負けて降参したところも見たことがなかった」 「あいつはときどき俺でもおっかねえと思うくらい執念が強え。何度倒されても何度でも起き上がる。そんなやつがただおとなしく連れ去られて行くだけだと思うか? いいや力の限り暴れまくるはずだ。ましてや敵はたったのふたりだ。相手が誰であろうとてこずらせ続ける。俺やお前らが来るまでな。エレンはいつもそうだろう」 「俺はあの日常が好きだ。エレンに言わせりゃそんなもんは、まやかしの平和だったのかもしれんが。やっぱり俺は役立たずの飲んだくれ兵士で十分だったよ。あのなんでもない日常を取り戻すためだったら俺はなんでもする。どんだけ時間がかかってもな」 「俺も行くぞ。お前ら3人が揃ってねえと俺の日常は戻らねえからな」 壁の上を馬で走ってエルヴィン団長らが到着。 アルミン:「クリスタ、やっぱり君には残ってほしいんだけど」クリスタ:「何度も言ってるけどそれは無理。ユミルがさらわれたのにここで待つなんてできない。ふたりにはわかるはずでしょ」 コニー:「クリスタの言う通りだぜアルミン。俺たちにはやつらを追いかける理由が多すぎだろ。俺はまだ信じられねえからよ...やつの口から直接聞くまでは」 エルヴィンがリフトを下ろせと指示を出す。 ハンジが「地図を」とモブリットの足を掴む。 「ここに小規模だが巨大樹の森がある。鎧の巨人の足跡は隠しようがないと思うけどたぶん彼らはここに向かいたいだろう。賭けだけど巨人の力があっても壁外では他の巨人の脅威にさらされるようだし、あれだけ戦ったあとだからエレンほどじゃなくてもえらく消耗しているんじゃないか」 「彼らの目的地をウォールマリアの向こう側だと仮定しようか。さらにその長大な距離を渡り進む体力が残っていないものと仮定してみよう。どこか巨人の手の届かないところで休みたいと思うんじゃないか。巨人が動かなくなる夜まで」 森... 回復中のエレンとユミル。 「おう、起きたか、エレン」 ハンジ:「夜までだ。夜までにこの森に着けばまだ間に合うかもしれない」エルヴィン:「行くぞ」 ☆次回 「開口」【本日のオマケ?】ちょっと一息という感じかな。怒涛の展開だったからまあいいかな。で、今回は感想というか、ちょっと気づいたことなど。★『もうひとり』って誰だかわからないままだったけど... ユミルが超大型巨人につかまってパクッてされたとき、もうひとり喰われていたよね。誰だかわからなくて、もうひとりのままで、たぶん人間だろうから死んじゃっただろうしかわいそう。この人って立体機動装置を手に入れるために捕まったのかな。何事もなかったように人間に戻ったベルトルトはユミルをおひめさま抱っこして立体機動装置で鎧の巨人に飛び移っていたよね。ベルトルト、許せん。★ハンジさんって、 女の人。だよね...★ミカサの強さは、 子どもの頃から本物だな。親に指導されたとか聞いていないが、ミカサとリヴァイの強さは人間離れしすぎていると思う。巨人じゃないし、何か血筋とかあるんだろうか。そういえば、リヴァイのケガはまだ治らないのか。かなり長い気がするが。早く治して働けw
2017.05.24
夏目友人帳 陸 あらすじ・感想 ★5期はこちら → 「夏目友人帳 伍」・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています☆第1話 「つきひぐい」☆第2話 「明日咲く」☆第3話 「二体さま」☆第4話 「違える瞳」☆第5話 「縛られしもの」☆第6話 「西村と北本」
2017.05.22
夏目友人帳 陸 第6話 「西村と北本」☆夏目の友だちの中で、夏目の能力(妖が見える)やニャンコ先生の秘密を知らない、西村悟と北本篤史の話です。前半が西村、後半が北本。 ☆前のお話は → 6期 1~5話あらすじまとめ★5期はこちら →「夏目友人帳 伍」それはまだ高校に進学したばかりの頃のこと。「転入生が来るらしいぞ」「女子か? 女子だろうな...」 『その日の朝、俺たちのテンションはMaxに上り』 「ヒガサキ市から来ました。夏目貴志です。よろしくお願いします」 『数分後には夕暮れの海のように凪いだ』 西村がよろしくと声をかけた。西村:『初めは妙に落ち着いたやつだと思った』 西村:『控えめでおとなしく、いつも笑顔を返す。特に興味の持てるやつではなかった』 北本:「なんだ西村。またメロンパンか」西村:「ああ。兄貴が模試で家の中ピリピリしてて、母さん俺の弁当なんか作るのめんどくさそうだから、もういらないって言っちまってさ」北本:「また何か言い方が悪かったんだろう。お前はすぐどうでもいいことで人ともめるからな」 西村:「いいな~俺も弁当作ってくれる妹が欲しかった」 北本:「真奈のやつ、星やハートは無駄が多いからやめろって言ってるのに。俺はみっちり詰めてほしいんだ」西村:「お前最低。俺のパンと替えろよ」 北本:「転入生か。見かけないと思ったらあいつあんなところで弁当食ってたのか。誰か誘ってやれよ」西村:「誘うも何も、あいつ気がつくといつもいないか寝てるかだろ」北本:「確かに」『あ、そうか。ひょっとして声をかけられたくないんじゃないか。ニコニコしているけど、こんな田舎者たちとは仲良くなりたくないんじゃないだろうか』 西村が筆箱を忘れて戻ると夏目が寝ていた。 西村:「おい、転入生、起きろ~」夏目:「あっちへ行け。来るな!!」 夏目:「あ、悪い。寝ぼけてて。俺、変なこと言った?」西村:「寝ぼけて? いや。ハハハ、俺、寝言ってこんなはっきり聞いたの初めてだ」 西村:「あ、悪い。別にバカにしたわけじゃ」夏目:「いや、ありがとう」 上級生に早く出て行けよと言われて西村は夏目の手を引いて走った。 『いつもニコニコしている転入生の笑顔を初めて見たような気がした。でもそれは裏を返せば、いつもの笑顔は嘘なんだなとも思った』 家に帰って、ただいまと言うと母に「しっ、お兄ちゃん今、集中してるから」と言われた。西村:『何だよ。こっちだって高校に上ったばかりでザワついていた』 北本が進路相談なのでひとりの帰り道。夏目が倒れているのを見つけた。ただの貧血だからここで休んでいくから大丈夫と夏目は言うが、遠慮している場合かよと家に連れて行った。 西村:「ただいま。よかった、まだ誰も帰ってないっぽいな。さあ上がれよ夏目。二階が俺の部屋なんだ」夏目:「いや、西村。玄関でいい。ありがとう」 西村:「顔色悪いじゃないか。上がれって」 西村:「外に何かいるのか?」夏目:「いや、いい庭だと思って」 夏目:「西村の部屋も二階にあるんだな。俺の部屋も二階にあるんだ」西村:「へえ (初めて自分のこと喋った) て言っても、兄貴と共同で使ってたのを無理やりふたつに分けて仕切ってる部屋なんだけど。昔はけっこう仲よくてさ」夏目:「へえ、西村にはお兄さんがいるのか。いいな」 いないと思った兄は二階にいて「玄関で何やってんだ悟。うるさいぞ」と言われた。 兄:「友だち連れて来るとかさ、時間ない俺にあてつけてんのか」西村:「別にいいだろ。俺の家でもあるんだからな」 夏目:「来た...やっぱり俺、帰るわ。ありがとうな西村」西村:「何言ってんだ。まだ真っ青じゃないか」夏目:「大丈夫だ。とにかくありがとう。じゃあな」急いで家を出て行った夏目を見て兄は、お前強引に連れて来たんじゃないかと西村に言った。西村:「はあ? 具合悪そうだから休ませてただけだろう」 兄:「その割にはなんだあいつの態度。お前あいつに嫌われてるんじゃないか。お節介なやつって煙たがられるからな」 翌日。夏目は学校を休んだ。西村:『やはり貧血がひどかったんだろう。けれど、どんな顔をすればいいのかわからなかったので助かった』 西村は北本たちに昨日の話をする。そんなに具合悪けりゃ休んでいけばよかったのにと言う西村に笹田(委員長)は「やっぱり人の家じゃ、気を使って疲れがたまるんじゃないの?」と言った。人の家? 笹田:「どうせそのうち噂で知るだろうけど、夏目くんて両親いなくて親戚も学校も転々としているんだって。今も遠縁の人の家で二階の部屋を借りてるらしくて。やっぱり気を使ってるんでしょうね」 西村:『バカみたいだ。家族を亡くしてるやつにあんなこと...夏目が嬉しそうな顔で話すから、俺も何か話したかっただけなのに...』 (夏目が成り行きで猫を飼うことになったと話をしていた) あの日以降、何となく夏目に声をかけづらくなった。夏目のほうも相変わらず、いたりいなかったり。そのうち声もかけてこなくなった。北本:「夏目とケンカしてんのか。サッサと仲直りしろよ」西村:「あのなあ、だからケンカするほど仲よくなってもなかったての」西村:『けど何だろう。ほんとに最近、心がざわつく...肩が重い』 『ヤバい。さすがに参考書でも探さないとマズイかも』 西村:「夏目、珍しいところで会うな。それ何? 折り紙?」夏目:「ああ。塔子さんが、知り合いの人が入院したから千羽鶴を折っておくりたいって言ってたんだ。だから俺も何羽か手伝おうと思って」西村の顔つきが変わった。塔子さんは世話になっているところの奥さんだよと夏目が話すと、で、何で折り紙の本? ひょっとして折り方しらないのかと言った。 西村:「あのさあ、鶴なんてほとんどのやつが折れるんだぞ」夏目:「西村、どうした?」西村:「俺だって折れるんだ。聞けば済むことだろ。その塔子さんとやらにでも聞けばいいじゃないか。こっそり本なんかで調べて。そんなにお前のまわりの人間はあてにできないやつばっかりってことかよ」 西村:「あ、俺今何言った? 俺...」西村は書店を飛び出した。 西村:『何やってんだ俺。何であんなひどいこと。どうしたんだろ...ひどく心が重いんだ。まるで大きくて黒い塊にのしかかられてるみたいに...呼吸の音、もうひとつ聞こえる気がする。ダメだ。ここにいてはいけない...』 西村:「早く出ないと。早く帰らないと...」夏目:「西村!!」 西村:「夏目?」「あいつは?」「軽く追っ払ってやったわ」西村:『あ、誰か話してる』 夏目:「ありがとう、先生。前に絡んできてたやつ。西村にもちょっかいを出していたようだ」西村:『夏目だ。夏目がダルマみたいな猫と話している。これは夢?』 夏目:「西村はすごくいいやつなんだ。なのにあいつに引っ張られて気持ちがざわついていたみたいだし」先生:「フン、こんな生意気なガキ、放っておけばいいものを」 夏目:「先生、西村は忘れているかもしれないけど、俺にとっては特別なんだよ。あの教室で一番最初に声をかけてくれたんだ」夏目:「嬉しかったんだ。俺。嬉しかったんだよ。先生」西村:『ああ、だったら夏目、猫なんかと話してないで、もっといっぱい話をしよう...』 母が呼ぶ声がして目をあけると病院だった。「あんたはどうしてそう心配かけるの」と母。夏目が入って来た。 西村:「夏目、俺を追って来てくれたんだな。お前はケガはないのか。大丈夫か?」 夏目:「ああ。よかった。西村が無事で...よかった」西村:「うん。ありがとう夏目」 夏目:「塔子さんに聞かなかったのは、こっそり折ってみて、もしちゃんと折れるようになったら、手伝いますって言ってみたくて。子供っぽくて恥ずかしいけど」西村:「そうか 」『妙に大人っぽく達観しているように見えていた夏目は、付き合ってみるとけっこう子供っぽいやつだった』 夏目:「あ、ニャンコ先生、折り紙を食べるんじゃない」西村:「しっかし、これ何猫? どこでこんなん拾ったんだ。すげーボンキュッボンだな」 ふたりで鶴の折り方がわからなくなって、こういう時は北本に聞こうと西村が言っていると兄が出てきた。兄:「さっきから何を騒いでいるかと思えば...ほら見本だ。よく見て、ちゃんと教えてやれ」兄は鶴を折ると西村の頭の上に乗せた。 夏目:「優しいんだな。お兄さん」 西村:『夏目の目が一瞬、羨ましそうに輝いた。その時の俺の顔は夏目にどう見えただろうか』 北本:『転入生と先に仲よくなったのは西村のほうだった』 北本がひとりでいる夏目に声をかけると、ガン見された。 北本:「すまん。脅かす気はなかったんだ」夏目:「ああ、悪い。暗くて誰だかよくわからなくて」 北本:「誰かと見間違えたとか?」夏目:「ああ、そんなところ」『なぜだか一瞬、ガラス玉のような目に見えた。掴みどころのない作り物めいた目』 『父ちゃんは去年、大きめな病気にかかり今もときどき仕事を早退する。こういう時、俺にできることなんてあるんだろうか』 妹の真奈が帰ってきて新しいドーナツ屋さんができたから食べたいの買って来るよと父に言う。うまそうだなと父。夕飯前だから母ちゃんに叱られるぞと言うと、お母さんの分も買うから平気と言って父も笑った。 夏目:「この前はすまない」北本:「あ、ガン飛ばしまくってきたことか?」夏目:「あ、ああ」夏目:「新しい場所では特によく見間違えるんだ。どっちか一瞬わからなくて...」北本:「...(イジメっ子とそうじゃないやつとかかな?)」夏目:「悪い。変なこと言って」北本:「そういや夏目、大丈夫か。もし西村のやつが一方的にじゃれついてて困ってるとかなら無理につき合うことはないんだからな」 夏目:「大丈夫。北本は優しいんだな。優しいやつには優しい友人ができるんだな」『普通はそんなこと恥ずかしくてあまり口にはしない。夏目にはそういう感覚がないくらい人と付き合いがなかったんだろうか』 それからは、物慣れない夏目の反応が新鮮で、 西村と一緒になって連れまわした。 北本:「なあ、進路プリントもう提出したか?」夏目:「俺はまだ」西村:「俺は出したぜ。もちろん進学だ。こんな田舎、絶対出て行ってやる。こんな合コンもコンパもできない田舎にいたってどうしようもないだろ」夏目:「北本は決めているのか?」北本:「まだだよ。夏目もちゃんとどうしたいのか藤原さんたちに話せよ。進学はしたいんだろう。やっぱり」夏目:「そうだよな」『さっきまではしゃいでいた夏目の目の光がスッと消えるのが見えた』『夏目を見ていると少し怖い。あんなふうに家族を失うこともあるのだ。帰る場所を失うことも』 進路希望を公務員に。入学時には進学希望だったろうと担任の先生。少し興味があって親にはまだ話していないと言うと放課後残るように言われた。 放課後。担任の先生は話を聞いて「なるほどな。でも本当はどうしたいのかが大事なんだぞ。もう一度ゆっくり考えてみろ」と言った。『父ちゃんはたぶん良くなってきている。けれど時々たまらなく不安になる。俺はあの家を守るため何かしなくて大丈夫だろうか。もし、夏目のように失ってしまったら』教室で考えていたら日が暮れていた。帰ろうとすると夏目の声がした。夏目:「とにかく外に出してくれ。そんなの自分で探してくれ。だいたい俺は...だからそんな鈴、俺は知らないんだ。はなせ、いいかげんに...」 北本:「どうした、夏目」夏目:「北本...」北本:「あれ、今、誰かに脅されてなかったか?」夏目:「北本、いいんだ。最近知り合ったやつが落とし物をしたらしくて探すのにつき合わされそうになったけど北本の声に驚いて逃げて行ったんだ。だからもう大丈夫だ」北本:「本当か? じゃあ一緒に帰ろうぜ、夏目」 ふたりで帰ろうとすると入り口が閉まっていて出られなかった。先生を捜して開けてもらってくるからここで待っていてくれと夏目が駆け出す。何考えているんだ、手分けして捜せばと北本も校舎内を走るが職員室に先生はいなかった。 北本:「それにしても、ひとりもいないなんて。あれ、夏目は? さっきから走り回っているのに一度も見かけない。夏目~あいつどこへ?」 廊下に鈴が落ちていた。そういえば、夏目が鈴がどうのって言ってたような。奥の教室から音が聞こえた。確かこの先には...北本は走る。部屋の中から風の音がした。夏目:「さっきから言ってるだろ。俺が手伝うって言ってるじゃないか。あいつは出してやってくれ。頼むから...」何だ? よく聞こえない。北本が教室を開けると、 北本:「夏目。何だこの風...夏目...」 夏目:「北本...鈴!!!」 手の中から鈴が消え風がやんだ。ひどいつむじ風だったな。今、窓から出て行ったみたいだと夏目。 北本:「ああ、すごかったな。夏目は大丈夫か?」夏目:「うん。ありがとう北本。助けに来てくれて」『うまく言えないが不思議な光景だった。その後、鍵は開いていて、気付くと先生たちもいて、まるで狐につままれたような...』 『あの時の夏目はひどく大人びて見えて...やはり遠いところにいるやつなんだなと思った。まるで知らない世界の...』夏目:「なあ、北本。もう書いたか? 進路のプリント」北本:「まだだよ。迷ってんだよ、本当は。いろいろさ」 夏目:「ああ、俺も。俺さ、本当はずっとここにいたいんだ。きっとそれじゃダメなんだけど。もうどこへも行きたくないよ」夏目:「ここが好きなんだ。ずっとここにいたいんだ」北本:「そっか。よかった。よかったな夏目」 『それはたぶん何よりも大事な夏目の本当の気持ち』西村:「お~い。何だお前ら。今帰り?」夏目:「ああ、ちょっといろいろあって」西村:「いろいろって何だよ~」『俺ももっと素直に話してみていいのかもしれない。きっと、答えなんか出ないけど』北本:「あ、あのさ。俺も実は迷ってて。聞いてくれるか...」☆次回 「ゴモチの恩人」【感想】西村も北本も妖怪絡みの不思議な出来事には遭遇していたんだね。夏目のいいわけもかなり怪しいもんだけど、それでもちゃんと友だちでいてくれる二人はいいやつだね。タイプは違うけど二人とも優しいね。夏目は小さい頃からたくさん辛い思いをしてきたみたいだけど、ここが好きだからずっといたいって思える家や家族、友だちができてよかったね。あまり深く掘り下げられることがない二人の登場だったし、丁寧に記事を作ろうと思ったら2回分のボリュームになってしまったw 次は久々のレイコさんの登場みたいで楽しみ。彼女が出てくるとどうも寂しさが残るんだけどね。
2017.05.21
『僕たちはずっと、巨人によって巨人から守られていた...』エレンと女型の巨人の死闘で壊れた壁。中には巨人の顔があった。壁は巨人で作られていた...戦いの日々は続く。 進撃の巨人 Season 2 あらすじ・感想 ★1期はこちら→ 「進撃の巨人 第1話~第25話」・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています ☆第26話 「獣の巨人」 ☆第27話 「ただいま」 ☆第28話 「南西へ」 ☆第29話 「兵士」 ☆第30話 「ヒストリア」 ☆第31話 「戦士」 ☆第32話 「打・投・極」
2017.05.16
進撃の巨人2 #32 「打・投・極」 ☆前のお話は→ 第26話~第31話 あらすじまとめ ★1期はこちら→ 「進撃の巨人 第1話~第25話」 訓練兵の時、ライナーは「帰れなくなった故郷に帰る。俺の中にあるのはこれだけだ」と話し、ベルトルトは「僕は安全な内地に勤務できる憲兵団狙いで兵士を選んだ」と言った。エレンの「俺は殺さなきゃならないと思った。この手で巨人どもを皆殺しにしなきゃならねえって、そう思ったんだ」という言葉を聞いたライナーは「巨人と遭遇した後でもその考えは変わらなかったってことだな。お前ならやれるはずだ」と言った。エレン:「この、裏切り者がぁぁぁあああ!!」 ミカサ:『あの時、ふたりの首を撥ね落としていれば...最大のチャンスを。私ならできたはず。なぜ...次はない。次はもうない』 全員、壁から跳べとハンジの指示。ユミルともうひとりが超大型巨人に捕まった。 そして口の中に。 サシャ:「そ、そんな...」アルミン:「ベルトルト...」 ハンジ:「総員、戦闘用意。超大型巨人を仕留めよ。人類の敵そのものだ。一斉にかかれ!!」 超大型巨人は動きが遅く、うなじ部分を削り取ることができるかと思われたが、大量の蒸気を噴出。攻撃ができなくなった。 ハンジ:「また消えるつもりか」アルミン:「いえ、様子が変です。以前なら一瞬で消えましたが今は骨格を保ったままロウソクのように熱を発し続けています」 このままでは立体機動攻撃ができない。どうすればと聞くアルミンにハンジはどうもしない、待つんだと言った。各班に待機位置を指示する。ハンジ:「いつまで体を燃やし続けていられるか見ものだが、いずれ彼は出てくる。待ち構えてそこを狙うまでだ」 ハンジ:「いいか、彼らを捕えることはもうできない。殺せ。ためらうな」 クリスタとコニーは負傷兵を任され下がっているようにと言われる。クリスタ:「あの、ユミルはまだきっと死んでませんので、どうか頼みます」 コニー:「ライナーとベルトルトはどこですか。あいつら立体機動装置を着けてないんです。どうかあのふたりを助けてください」 鎧の巨人に飛ばされるエレン。 エレン:『あのクソ野郎。兵士だの責任だの吠えてたやつが...対人格闘の訓練、あれ手加減してやってたのかよ。てめえ相当強えだろ。体が動かねえよ』 エレン:『お前は本当に優秀なやつだった。どんなときでも冷静に大局を見て自分より仲間のことを一番に考えるやつで、俺もお前みたいに強くなれたらいいなとか思ってたっけ』 ミカサが鎧の巨人を攻撃するが刃が折れた。 ミカサ:『まるで効かない。エレンの攻撃も私の刃も効かなかった。それにアニと違って全身が硬い』 エレン:『なあライナー。今お前がどんな顔してんのか知らねえが、お前ら本当にクソ野郎だよ。たぶん人類史上こんなに悪いことしたやつはいねえよ。消さなきゃ。てめえはこの世にいちゃいけないやつだ』エレン:『いったい何考えてたんだ。本当に気持ち悪いよ。お前の正義感にあふれたあの面構えを思い出すだけで。吐き気がしてくんだよ。このでけえ害虫が。俺が今から駆除してやる』 とエレンは立ち上がったが、飛ばされた。飛ばされたエレンは訓練兵時代にアニに投げ飛ばされた時のことを思い出した。もう少し手心ってもんが人にはあるだろうというエレンに、あんたが力いっぱいぶつかってくるからこっちも相応の返しをしなきゃいけないんだよとアニは言った。 アニ:「あんたも男ならさ、私のこのか弱い体をもっといたわるべきなんじゃないの?」エレン:「はあ? お前の冗談はおもしろくねえな」 力で敵わなきゃ何で俺が倒れててお前は立ってんだと言うエレンに、力で投げたわけじゃないんだ。相手より力で劣る者が自分を守るための技術だったりするからねとアニは言い、知ってて損はしないよとエレンを投げて押さえ込んだ。 エレンは降参すると言うが放さないアニ。そこにライナーが降ってきた。 ミカサ:「ねえアニ、私にもそれ教えて」 アニ:「どうかな、この技は人間用なんだ」 アニ:「あんたに必要あるとは思えないけど、ただ猛獣に通用するかどうか興味はある」ふたりの対決に盛り上がる外野。やっぱりアニかなとマルコが言うとジャンはミカサに晩飯全部と言った。お前はどっちだとライナーに聞かれたエレンは、俺は... エレン:『あれは結局どうなったんだっけ。いやなんで今あのときを思い出す? まさかこれが走馬灯ってやつか?』 エレン:『まあ、どうでもいいや。なんにせよ最低の気分だ』アルミン:「エレン、ダメだ。殴り合ったってどうにもならない。ここまで来るんだ。エレン、戦ってはダメだ」 我を忘れたかと思われたエレンだったが、鎧の巨人の一撃をかわし、 捕まえると投げた。アルミン:「あれは確かアニがやってた技だ」 エレン:『お前らが何のためにこんなことやってんのか知らねえけど、よく考えりゃお前らいろいろとお粗末な点が目立つようだ』 エレン:『そのひとつはこれだ。俺に戦い方を教えてしまったこと』 エレン:『キメ技は効く。まだ戦える』鎧の巨人の腕が取れた。 アルミン:「エレン、聞こえるか。逃げるんだ。ひとまず壁まで近づけ。ライナーたちの目的はエレンをさらうことだ。今はまだ、その阻止を目標にしよう」 ミカサ:「でもアルミン、ライナーはそう簡単には逃がしてくれない」 危険だから下がれと言われてミカサとアルミンは壁へ。エレンも壁の近くまで来た。 ミカサ:「理性が戻ってる」アルミン:「でもミカサが言うようにライナーから逃げるのは至難の業だ」 鎧の巨人はエレンに向かってくる。 超大型巨人を見たハンネスがエレンはどこだ、この状況は? と聞く。 エレンたちはあっち側にとクリスタ。ハンネスはあれが巨人化したエレンかと声を上げた。 ハンジ:「いいかいエレン。君を逃がすためにはライナーの動きを封じ時間を稼ぐ必要がある」 ハンジ:「さっきの関節技で鎧の足を破壊することはできるか? 我々の刃は通用しないが頭を使って最大限できることを考えよう」 ああとエレンが声を上げた。おお~と喜ぶハンジ。 アルミン:「ミカサ、使ってくれ。僕の刃だ」 ハンジがエレンに、頼んだよと告げる。エレン:『今は、今だけは逃げるが勝ちだ。正体がバレて追い詰められてんのはお前らだぜ。もう後がないのはお前らだ』 突然、鎧の巨人が猛スピードで走り出した。 タックルでエレンを倒し殴りつける。 エレン:『クソ、足、足だ』 アルミン:「下になってはダメだ、エレン」 ミカサ:「立って」 なぜ急にあんなに速く動ける。俺らじゃ何もできないのかの声にハンジは言った。ハンジ:「いや、本当に全身が石像のように硬いのなら、あんなふうには動けないはずだ。昔の戦争で使ってた鎧にも人体の構造上、鉄で覆えない部分がある。脇や股の部分とあとは膝の裏側だ」 鎧の巨人がタックルで飛び込んでくる。エレン:『防げない。どうせ倒されるんなら...いいぜ、その首よこせ!!』 ミカサが飛び込んで鎧の巨人の膝の裏側を切った。 抵抗力が弱くなった。 「そのまま首ごと引っこ抜いてやれ。裏切り者を引きずり出せ」 エレン:「勝てる。ライナーに勝てる」 鎧の巨人はエレンに押さえられながらズルズルと移動した。アルミン:「止まった。あの位置は...」 鎧の巨人が雄叫びをあげた。ハンジ:「周囲を警戒しろ。巨人を呼んだぞ」 周囲に他の巨人は見当たらない。鎧の巨人の首はもうすぐちぎれそうだ。 超大型巨人の体が傾く。 「上だ、避けろ!!」 超大型巨人が倒れた。☆次回 「追う者」【感想】今になってみると鎧の巨人と超大型巨人はライナーとベルトルトに似ているね。鎧の巨人はやはり強いな。超大型巨人はデカいだけみたいな気もするが、それにしてもデカい。倒れてきたら死ぬな。エレンは暴走せずに理性を保っているようでよかった。ハンジさんはエレンと意思の疎通ができてうれしそうだね。まあ赤い顔をして感動している場合ではないかもだけど。またすごいところで引きだったから次も楽しみだね。
2017.05.16
夏目友人帳 陸 あらすじ・感想 ★5期はこちら → 「夏目友人帳 伍」・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています☆第1話 「つきひぐい」☆第2話 「明日咲く」☆第3話 「二体さま」☆第4話 「違える瞳」☆第5話 「縛られしもの」
2017.05.12
夏目友人帳 陸 第5話 「縛られしもの」 元祓い屋のタクマさんの話の後編です。 ☆前のお話は → 第4話 「違える瞳」☆タクマさんが登場する前期の話は→ 夏目友人帳 伍 第8話 歪みなき世界★5期全話はこちら →「夏目友人帳 伍」 (・_・) 「お前、見えるな。開けて、開けて。体がつかえて入れない。入れて、入れて。...入れろ、入れろよ、入れろよ畜生」夏目を放さない妖怪に、いつまで私の獲物に手をかけていると斑。夏目がパンチを一発。痛がる妖怪。 「およし、みっともない。諦めて去りな」 呪われろと言う妖怪に、やかましい、去れと斑。光で外の妖怪を追い払った。 夏目が、ありがとう大丈夫かと言うと、妖はお前を助けたわけではないと言った。「敷地内で人の子にケガをさせては、あのお方やお嬢様が困るであろうが。邪魔をするなと言っただろうが。さっさとお前らも出て行け」夏目は、俺はあなたを祓うために来たんじゃない。今のやつは誰だ? この家で起きてることを知っているなら話してほしい。あなたはタクマさんの式なんだろう? と言ったが妖は行ってしまった。 夏目:「ありがとう、先生」先生:「追っ払っただけだ」夏目:「外のやつは中に入れないみたいだな」先生:「いろんなところに護符が貼ってあるせいだろう。あの女、その前からこの家にいるのだろうな」 あの妖にはまだ聞きたいことがあるから捜そうと夏目。光がもれている穴があって夏目が覗くと外から別の妖怪が覗いていた。わっと驚いて夏目が飛びのくと背後に来た名取の顎に頭突きがヒット。 すみません、壁の外に何かいてと夏目。護符の貼り方がめちゃくちゃだなと名取は言った。外の別の妖怪も、入れろ~と叫ぶ。 外で瓜姫に何か見たかと聞くと、柊が家の周りに何か気配があると追っていますと答えた。家を覗くものがこのあたりにいた。捜せ。あともう一匹いるらしいと名取。夏目:「名取さんはいつ頃からこういうことを始めたんですか」名取:「祓い屋のことかい。高校2年で会合に参加したかな」 名取:「タクマさんとはそこで初めて会ったんだよ。駆け出しの頃お世話になったんだ。それまでは本家の蔵でいろいろ漁ったり...」 どうしたんだい急にと言われた夏目は、映画の名取さんを観てるのは楽しかったけど、こういうことをやっている名取さんを見てるとなんか時々ひどく心配になるんですと言った。夏目:「あ、すみません。口出しするようなことじゃないんですが...」名取:「ありがとう。なんとなくわかるよ。私も今となっては無茶な夏目が祓い屋なんか始めたら心配で心臓が爆発するよ」 名取:「夏目は普通に生きるべきだ。普通の生活を送るべきだ。見えなくなってタクマさんは月子さんと普通の生活を送ろうとしているんだ。それを邪魔するものは許せないな」 この壁を壊して災いを中に入れようとしていると名取。人間じゃない爪痕があった。名取は式たちと外を調べるから夏目は先生と月子さんのところへ戻ってやってくれと言った。 夏目:『名取さんは言ってた。タクマさんの式は三匹いたと。ひとりはあの人。そしてたぶん家の周りで暴れ回っているのが残り二匹』 夏目:『二匹は本当にタクマさんに恨みを?...』 タクマが帰ってきて玄関を開けようとした。そばにさっきの妖怪がいる。夏目は君は誰だと言うタクマを引っ張り込むと急いで玄関の戸を閉めた。 名取:「『誰が話してやるものか。半端者の祓い屋風情に』か...」笹後:「主様、無礼な妖者の言ったことなど、気になさることはありません」名取:「ハハ、違う。引っかかっているのは、そういうことじゃない」 タクマ:「君は誰だ。私の家で何をしている」 夏目:「ええと、あの...」 月子:「お父さん、その子は私のお客さん。早かったじゃない。お芝居は?」タクマ:「気が乗らないから帰ってきた。月子、いったい何をコソコソやっているんだ」 名取:「私を呼んだからですよ。お久しぶりです。タクマさん」 名取:「月子さん、元式の仕業ならタクマさんに聞いてもらったほうがいい」 おそらく家の中に一匹、外に二匹の式が徘徊しているようですと名取はタクマに話した。タクマ:「そうか...時々、家の中や出かける時に式たちの気配を感じるような気がしていたが、もはやその感覚さえ怪しいものだ」タクマ:「解放してやる力がなくなった私が早く逝くことを望むのは無理ないことだろう。それで、周一くんはどうすればいいと?」 名取:「危険なようなら祓うか封じるのが後を引かないと思いますが」タクマ:「見えなくなって一方的に放り出した私のほうが悪いのにか?」 名取:「甘く構えてご自分の業に家族を巻き込む気ですか?」 名取:「タクマさんは式に情もあるでしょうが、私はタクマさんや月子さんに何かあってから後悔するのは御免です」 夏目:「名取さんが心配するように甘さは危険です。でも近くにいるのは恨んでいるからとは限らない。外のふたりは暴れているようですが、中にいる妖とは話ができるかもしれません」タクマ:「お、君も見えるのか」 夏目:「はい。いつも名取さんに助けてもらっています」タクマ:「そうか...」部屋の外を妖が通ったことに気づいたニャンコ先生が夏目に知らせる。夏目は後を追う。 夏目:「待ってくれ。どうすればいい? どうすればタクマさんたちを守れるか知っていたら話してくれ。このままだと外のふたりを祓わなければならなくなる。名取さんやタクマさんに、そんなことさせたくないんです。力を貸してもらえませんか」いやだいやだ。お前と話していると嫌でも思い出すのだと妖は夏目に言った。 「ほんの少し前まで、こうしてあの方とも...」外で暴れているふたりが主に危害を加える気なら私がけじめをつけるつもりだったが、あれらが解放を望んでいるのならそうしてやってほしいと妖。お前ほどの力があれば、解約の儀ができるかもしれんなと言った。名取が来て妖は消えた。夏目は、やはり家にいる妖はタクマさんたちを守ろうとしていると話した。 多軌の陣があればもう一度会わせてやれるだろうかと考える夏目。見えていた人にもう一度自分の式を見せる術のようなものはないのかと名取にたずねると、前にも言ったようにそれは禁術だよ。たとえ祓い屋と式であってもねと言われた。『その手のは無縁の者も祟られかねない危険なものなんだ...本当の名を縛るとただの言葉でさえ逆らえない。握れ潰せば命を奪える非道な術もある。まあ、これも相当の力がいる幻の術で...』 先生:「無駄話はそこまでだ。日が沈むと面倒になるぞ」夏目:「ああ、そうだな」頭上で大きな音がした。瓦を割り始めたようだ。夏目:「どうしても入りたいようですね。さっきも...そもそも、なぜあのふたりは入れないんでしょう」名取:「ああそうだね。それはたぶん...」 ひどい家鳴り。ひょっとしてこれも妖怪の? という月子にタクマは、すまない、長年続けてきた祓い屋を辞めたというのにいつまでも怖い思いをさせる...と言った。月子:「ううん、私にも見えたら...跡も継げたしお父さんを守れたのに。式たちが何て言っているか伝えてあげられたのに...ごめんね、お父さん。ごめんね...」 部屋に戻ると、タクマと月子のそばに妖が立っていて、夏目と名取に、黙ってお聞きと言った。 「見えなくなったとはいえ主を守り続けようと我らは語り合っていた。あのふたりが入れないのはお嬢様が護符を貼ったからさ。あいつらが外にいた時だった。目が粗く子豚や小娘の妖者なら通れるが我らには網となって隔たっている。あいつらはあまり賢くない。今は主に結界を張られ締め出されたと思っている。帰る場所を主が奪ったと...」 名取:「それで仕返しに災厄を? 護符を剥がせば災厄は収まるのか」夏目:「名取さん」 妖:「もう遅い。あいつらの心はこじれた。入ってくれば何をするかわからない。しかし、せめて解放されれば少しは...どうかこのことは、お嬢様には知られぬよう頼みます」 タクマ:「周一くん、誰か今いるのか?」 夏目:「います。おふたりを心配して、月子さんがタクマさんを守ろうと頑張っているように、その妖もこの家を守ろうとしています。タクマさん、外の妖にも事情があるみたいなんです。解約の儀のやり方を知りませんか? 俺ならやれるらしいんです」 タクマ:「これは契約の時に使った木札だ。式の名前が書いてある」 「妖の名を契約者の血で塗りつぶした後、大きな陣を描く。その中に妖が入って来たら呪を唱えながら木札を割る」 タクマ:「簡単なようだが、妖力が弱ければ木札は割れないし、割らずにどちらかが陣を出ると、命に係わることもあると言われている」 先生:「その手のチャチな契約などお前の力なら楽勝だな」 先生:「ただし、木札を割る前に妖者が陣から出ようとしたら、お前がぐずろうが喰うからな。まあるく収めたいならしくじらないことだ」夏目:「ああ、先生」 名取:「夏目、うちの式たちに陣の回りをかためさせる。いいね、一回でも危ないと思ったら、私が木札を割る役をもらうよ」夏目:「はい」 夏目:「おい、解約の儀を行わせてくれないか。タクマさんがそれを望んでいる」危ないから家の中にと言ったがタクマが外に出てきた。タクマだ~と近寄る妖。 タクマ:「せめて立ち会わせてください。外に出た私を襲う気ならとっくにやれたはず」ジンベ:「いいか、よく聞け。近々この家に恐ろしい災いが降りかかるぞ。それはそれは恐ろしき災いだ。呪詛を完成すればこんな家ひとたまりもないのだ。あの日、私が外に出たのをいいことに家を封じおって。だがそれも今日まで。恐ろしい恐ろしい災いが来るぞ。それはそれは恐ろしい災いだ。お前には絶対に絶対に祓えない」 ジンベ:「そんな恐ろしい災いを見事打ち祓ってみせるから、私の力を見せるから、そしたら、もう一度お家に入れて。きっと、きっと、また役に立ってみせるから。タクマ、タクマ、役に立てたらまたそばに来てもいいでしょ」 夏目:「ジンベ、陣の中へ。あなたたちが自由になることをタクマさんが望んでいる。あなたたちへの最後の願いです。どうか」ジンベ:「タクマの望み...」 名取:「紅紐だね。タクマさんは君らを捨てたんじゃない。たとえもう一度この家に入れても、もう君たちが見えないし声を聞くこともないんだ。陣へ。自由になってくれ」 ジンベと紅紐が陣の中に入る。 夏目が唱える。 木札が割れた。 「ジンベ、紅紐、銀露、いるか?」ジンベと紅紐から、ほんの少しだけ記憶が見えた。「今日はもう休んでくれ。明日は次の仕事の話をするぞ」同じ言葉に同じ時。「少し大変そうだが、君たちとなら何とかなるだろう。無事に終わったら久しぶりに、みんなで映画でも観に行くか」たぶん、それが最後だったのだ。タクマさんが三人を見たのは。 目が覚めて飛び起きる夏目。ニャンコ先生は飛ばされる。もう少し横になっていなさいとタクマ。 夏目:「妖は? 解約の儀は?」タクマ:「うまくいったよ。ふたりとも、もう話もできないなら寂しいからと去って行ったらしい。ありがとう」 名取:「いい子だけど会うと無茶ばかりするんです。どうすればいいんですかね」タクマ:「さあね。ハハ、君も少し変わったね」 名取:「そうですか、それはどうかな...」 こうして祓い屋と元式たちの事件は収まった。 タクマの家を後にする夏目たちに銀露が頭を下げた。 先生:「銀露とかいうあいつは、タクマの命が終わるまでこの家に残るようだな。物好きなもんだ」夏目:「そうか...」 「終い時か...」メガネを外すタクマ。「ジンベ、紅紐、銀露」 「君たちとの時間は楽しかったよ」 夏目も困ったらいつでも呼んでくれよと名取。持ちつ持たれつですね、名取さんこそですよと夏目。きっとですよと手を振って別れた。 名取:「瓜姫、夏目が時々、何かを大事そうに持っているだろ。アレを調べろ。銀露の口ぶりだと祓い屋風情に知られるとまずいほど危険なもののようだな」 名取:「ひょっとしたら、優しくて無茶な夏目が持っていてはいけないものかもしれないなあ」☆次回 「西村と北本」【感想】いいお話だったけど悲しいね。タクマさんの式たちはみんな彼が大好きなんだね。ジンベの役に立ってみせるから、またそばに来てもいいでしょって言葉が健気で辛かった。祓い屋って大変な仕事だと思うけど突然見えなくなったりもするんだね。無事、解約の儀ができてよかった。夏目がいなかったら名取さん祓ってしまったかもだよね。で、いいお話と思ったらラストの名取さん。やっぱり友人帳のこと聞いていたし、かなり気にしているんだね。目つきが悪くなってたような。夏目を傷つけるようなことはしないと思うんだけど、ちょっと心配。ニャンコ先生はいい仕事していたけど、今週もまた食ってたな。お話に関係ないが、月子さんにちゃっかり抱かれて食べているのはマドレーヌかい?
2017.05.12
『僕たちはずっと、巨人によって巨人から守られていた...』エレンと女型の巨人の死闘で壊れた壁。中には巨人の顔があった。壁は巨人で作られていた...戦いの日々は続く。 進撃の巨人 Season 2 あらすじ・感想 ★1期はこちら→ 「進撃の巨人 第1話~第25話」・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています ☆第26話 「獣の巨人」 ☆第27話 「ただいま」 ☆第28話 「南西へ」 ☆第29話 「兵士」 ☆第30話 「ヒストリア」 ☆第31話 「戦士」
2017.05.10
休息のために立ち寄ったウトガルド城跡。巨人の襲撃に晒された調査兵たちは窮地に立たされた。しかし、その時、突如ユミルが巨人化した。さらに調査兵団の主力部隊が駆けつけ巨人の撃退に成功した。だが、この戦いはエレンたちに大きな驚きをもたらすこととなった。進撃の巨人2 #31 「戦士」 ☆前のお話は→ 第26話~第30話 あらすじまとめ ★1期はこちら→ 「進撃の巨人 第1話~第25話」ユミルは右側の手足が食いちぎられ内蔵はスクランブルエッグ状態。普通なら死んでる。 クリスタ:「どうか信じてください。本当なんです。ユミルは私たちを助けるために正体を現して巨人と戦いました。自分の命も顧みない行動が示すものは我々同士に対する忠誠です。これまでの彼女の判断がとても罪深いのも事実です。人類にとって最も重要な情報をずっと黙っていました。おそらくそれまでは自分の身を案じていたのでしょうが、しかし彼女は変わりました。ユミルは我々人類の味方です。ユミルをよく知る私に言わせれば彼女は見た目よりずっと単純なんです」 ハンジ:「そうか。もちろん彼女とは友好的な関係を築きたい。これまでがどうであれ彼女の持つ情報は我々人類の宝だ。なかよくしたい。ただね、彼女自身は単純でも、この世界の状況は複雑すぎるみたいなんだよね」 ハンジ:「本名はヒストリア・レイスっていうんだって? あの貴族家の? そう、よろしくね、ヒストリア」 ユミルは昏睡したまま。出血が止まって傷口から蒸気のようなものが出ている。とりあえずトロスト区まで運んでまともな医療を受けてもらわないとねとハンジ。 ハンジ:「さて、我々は穴を塞ぎに来たんだった」 エレン:「大丈夫か、ライナー」ライナー:「大丈夫じゃねえな。巨人に腕を噛み砕かれたんだ。ほんとに、参った。もうダメかと...」 エレン:「お前ほど強くてもそうなっちまうんだな」ライナー:「何言ってんだ。こんなのもう2回目だぞ。なあアルミン。一度は巨人の手の中にすっぽり収まっちまったこともあるんだ」アルミン:「ああ、あの時...」ライナー:「このペースじゃあの世まであっという間だ。自分で選んだ道だが兵士をやるっていうのは、どうも体より先に心が削られるみてえだ。まあ壁を塞がねえことにはしんどいだのと言ってる暇もねえがな」 エレン:「ああ、お前らふたりの故郷も遠のいちまうばかりだからな。なんとかここで踏みとどまんねえと」 ベルトルト:「そうだよライナー。故郷だ。帰ろう。もう帰れるじゃないか。今まで苦労してきたことに比べれば、あと少しのことだよ」 ライナー:「そうか、あともう一息のところまで来ているんだったな」 エレン:「はあ? 何言ってんだ、お前ら」 ハンジ:「みんないいかい。ユミルの件はひとまず後だ。それからコニー、あんたの村には後で調査班を送る手配をするから今はとにかく壁の修復作戦に集中してくれ。いいね」コニー:「はい」しかし、現場はもっと巨人だらけだと思っていたんだがとハンジ。そこにハンネスが到着した。 ハンジ:「駐屯兵団先遣隊だ。穴の位置を知らせにきたんだ」ハンネス:「穴がどこにもない」 ハンネス:「夜通し探し回ったが少なくともトロスト区からクロルバ区の間に壁に異常はない」 ハンジ:「なんだって」ハンネス:「クロルバ区の兵とかち合って引き返してきたのさ。道中で巨人とも出くわさなかったか」アルミン:「でも、巨人は実際に壁の内側に出てるんだよ」 エレン:「ちゃんと見たのか。まだ酒が残ってんじゃねえのか」ハンネス:「飲むかよ。ていうかお前らなんでこんなところにいるんだ」 ハンジ:「壁に穴がないのなら仕方がない。一旦トロスト区で待機しよう」まだ気を抜くなよと言ってハンネスは先に戻った。この5年間になかったことがこんなに一度に起こるなんてどういうことだろうとアルミン。エレンも戻ろうとするとライナーが、ちょっといいか、話があるんだがと呼び止めた。 ライナー:「俺たちは5年前、壁を破壊して人類への攻撃を始めた」 ライナー:「俺が鎧の巨人で、こいつが超大型巨人てやつだ」 エレン:「は? 何言ってんだお前」ベルトルト:「何を言ってるんだ。ライナー」 ライナー:「俺たちの目的はこの人類すべてに消えてもらうことだ。だがそうする必要はなくなった。エレン、お前が俺たちと一緒に来てくれるなら、俺たちはもう壁を壊したりしなくていいんだ。わかるだろ」 エレン:「はあ、いや待て。全然わかんねえぞ」 ライナー:「だから、俺たちと一緒に来てくれって言ってんだよ」 急な話ですまんが今からだとライナー。どこに行くんだよとエレンが聞くとそれは言えんと答えた。ライナー:「だが、まあ。俺たちの故郷ってやつだな。で、どうなんだよエレン。悪い話じゃないだろ。ひとまず危機が去るんだからな」 エレン:「どうだろうな...」アルミン:「お~い、行くよ」 エレン:『まいったな。昨日からとっくに頭が限界なんだが』【12時間前 エルミハ区】 ハンジから、アニ・レオンハートの身辺調査の結果がやっと届いたと話がある。それによると104期の中に2名ほど彼女と同じ地域の出身者がいる。そのふたりは、ライナー・ブラウンとベルトルト・フーバー。5年前の混乱のせいで戸籍資料なんていいかげんなものだが、このふたりは先の壁外調査のとき誤った作戦企画書によってエレンが右翼側にいると知らされていたグループに所属していた。 アルミン:「あ、女型の巨人が出没したのも右翼側でした」 サシャ:「えっ、どういうことですか?」アルミン:「ふたりがアニに情報を流した可能性があるってことだよ」 エレン:「おい、待てよアルミン。何言ってんだ、お前」 ハンジ:「わかってるよ、エレン。当然それだけで何が決まるってわけじゃない。念のため訓練兵時代の3人の関係性などが知りたい。どう思う?」 ライナーとベルトルトが同郷なのは知っていたがアニと親しい印象はありませんとアルミン。エレンもふたりがアニと喋っているのをあまり見たことがないようなと言い、ミカサは覚えていませんと答えた。 エレン:「でも同期としてはその疑いは低いと思います。無口なベルトルトは置いといてもライナーは俺たちの兄貴みたいなやつで人を騙せるほど器用じゃありませんし」アルミン:「僕もそう思います。ライナーは僕とジャンとで女型の巨人と戦っています。ライナーは危うく握り潰される直前で...あっ...」 アルミン:「ライナーが逃げられたんだけど、アニは急に方向転換してエレンがいる方向に走って行ったんだ。僕も推測でエレンは中央後方にいるんじゃないかと話していたけど、アニに聞かれる距離ではなかったし...」 ハンジ:「ライナーがエレンの場所を気にしている素振りとかはなかった?」アルミン:「エレンの場所の話をしたのは、ライナーにそのことを聞かれたからでした。それにあのとき女型の巨人が凝視していた手のひらに刃で文字を刻むことができたかもしれない。ライナーなら...」 エレン:「なんだそりゃ。なんでそんな話になるんだ。お前は...」ハンジ:「エレン。いや、全員聞くんだ」 ハンジ:「もしライナーとベルトルトを見つけても、こちらの疑いを悟られぬように振る舞え。もちろんアニ・レオンハートの存在にはいっさい触れるな」 ハンジ:「彼らがアニの共謀者であってもなくても、うまく誘導して地下深く幽閉する必要がある。全員わかったね」 エレン:「お前さ、疲れてんだよ。なあベルトルト。こうなってもおかしくないくらい大変だったんだろ」ベルトルト:「あ、ああ、ライナーは疲れているんだ」 エレン:「だいたいな、お前が人類を殺しまくった鎧の巨人なら何でそんな相談を俺にしなくちゃなんねえんだ。そんなこと言われて俺が、はい行きますってうなずくわけがねえだろ」 ライナー:「そうか、その通りだよな。何を考えているんだ俺は。本当におかしくなっちまったのか」 エレン:「とにかく行くぞ」 ライナー:「そうか、きっとここに長く居すぎてしまったんだ。バカなやつらに囲まれて3年も暮らしたせいだ」 ライナー:「俺たちはガキで何ひとつ知らなかったんだよ。こんなやつらがいるなんて知らずにいれば、俺は...こんな半端なクソ野郎にならずに済んだのに」 ライナー:「もう俺には何が正しいことなのかわからん。ただ俺のすべきことは自分のした行いや選択に対し」 ライナー:「戦士として最後まで責任を果たすことだ」 ベルトルト:「ライナー、やるんだな。今、ここで」 ライナー:「ああ、勝負は今。ここで決める」 ミカサ:「エレン、逃げて」 アルミン:「エレン、逃げろぉぉぉぉ」 エレンが捕まった。 ユミルも。 エレン:「ベルトルト...ライナー...」 エレン:「このっ、裏切り者がぁぁぁぁぁ」 ☆次回 「打・投・極」【感想】うわ、ビックリした。ライナーてば、唐突に静かに正体バラしちゃうから、聞き逃すところだった。えっ、何? って見直してしまったよ。先週からスゴイ展開で目が離せないね。
2017.05.10
夏目友人帳 陸 第4話 「違える瞳」 ☆前のお話は → 第3話 「二体さま」★5期はこちら →「夏目友人帳 伍」 (12時) 護符だらけの部屋にいる男性。そろそろ時間だと出かけた。夏目はニャンコ先生と名取が出演している映画『きらめき探偵』を観に。 夏目:『おもしろいけど知り合いが出ていると気が散るな...』 夏目:『本当にみんなには見えないんだな。あのヤモリ。見えるだけの俺と違って複雑な事情が重なっている名取さんは多分、妖怪のことを憎んでいる』映画鑑賞終了。先生:「いや~笑った笑った~」夏目:「笑うところなんかなかったぞ、先生」先生:「相変わらず奇妙なオーラ出しまくってたな」 外に出ると雨が降っていた。まずい、傘がない。走ればなんとかなるか。ニャンコ先生はそこのカフェでケーキでも食べていくぞと言ったが夏目は何か気配を感じた。誰か知り合いが立っていたような気がしたが気のせいだったか。ニャンコ先生が足元だなと言った。 名取の紙人形が落ちていた。 滲んでほとんど読めないが『桜洗塚 十四時』と書かれていた。 今日のことかわからないけど行ってみるかと夏目が言うと、お前宛てとは限らんのだぞとニャンコ先生(また食ってるしw)夏目:「そうだけど、もし緊急のものだったり、名取さんの身に何かあって助けを呼ぶためのものだったら...」 夏目が桜洗塚のあたりに到着すると雨は本降りになっていた。このあたりらしいけど、閑静な住宅地というか、お金持ちの家ばかりで傘を売っているところもなさそうだ。夏目:『やっぱり俺宛てではなかったようだ。たぶん祓い屋の仕事の...』 傘をさした女性が来て夏目に大丈夫かと声をかけた。「さっきからこのあたりをうろうろしているのが見えたけど、この近くにご用? ひょっとして迷子?」傘を忘れたのでお店を探していたら道がわからなくなってと夏目。ニャンコ先生がくしゃみをした。「あら大変、私の家そこなんです。ビニール傘いっぱいあるから貰って行ってください」「え...ちょっと...」「さあ早く。そのスコティッシュちゃんを拭いてあげないと風邪ひいちゃうわ」 タオルを取ってくるから入って待っててくださいねと家に駆け込む女性に、お嬢様いけません。そのようにバタバタととお手伝いさん。夏目がおじぎをすると、まったく~と行ってしまった。先生:「う~ん、何か妙だな。この家は気持ちが悪い」女性がタオルを持ってきて、これで遠慮なくスコちゃん拭いてあげてねと言った。夏目がニャンコ先生を拭いていると、君、何か少し気配が不思議ねと言った。そのとき頭上で何か音がした。 「最近、何か屋根の上に落ちてくるような音がして...」「石か何かが当たったような」「そうなんです。それで最初は鳥が石を落としたり近所の子がイタズラで投げているのかと思っていたんだけど、深夜にもこの音がすることがあって気になって仕方ないんです」 「あの、よかったら梯子を押さえていてもらえません? 雨が上がったら。あ、おかしなこと頼んでごめんなさい。でも怖くて、何が起こっているのか確かめないと。家族が心配で...」それならタオルのお礼に俺が見てきますよと夏目が言うと、いえ、これは他の人には頼めないんですと言った。が、梯子を持って来たが高いところが苦手で全然上れない。 夏目が梯子を上って屋根の上の様子を見る。石がけっこう落ちていた。 手に取ってみると石には顔があって動いていた。 急に強い風が吹いて夏目は屋根の上から飛ばされた。 名取:「やれやれ、何やってるんだい」 夏目:「名取さん!」名取:「やあ、久しぶり」月子:「周一さん。私がこの子に無理を頼んでしまって。でもよかった。来てくださったんですね」 柊:「夏目、大丈夫か」 瓜姫:「相変わらず、どんくさいガキだ」笹後:「しかし役立たずの猫ダルマなどさっさと捨てればよいものを」 さては風を吹かせたのもお前らの仕業かとニャンコ先生が言うと、いくら気に入らないガキだからとそこまで陰湿なことするかと笹後が言いケンカになった。夏目がやめろと止めていると、あなたも妖怪が見えるの?と月子。それでちょっと気配が変わっていたのねと言った。夏目:「ひょっとして、あなたも?」月子:「私は見えないんです。見えていたのは父。祓い屋をやっていたのですが、最近見えなくなって廃業したんです」 夏目が紙人形を渡して桜洗塚と書いてあったのでと言うと、心配になって来てくれたのか、ありがとうと名取は言った。月子から家で異変が起こっているから相談したいと連絡をもらい今日訪問する予定だった。その前に一度外で会って様子を聞こうとしたが雨で紙人形が落ちてしまったようだ。 名取:「そういえば、タクマさんは?」月子:「父にはお芝居をすすめて今出かけています。家で起こっていることにまだ父はあまり気づいていないみたいで。父を傷つけたくなくて、何が起こっているかはっきりわかってから話をしようと思って。ダメですね。何か少しでもおかしなことがあると、妖怪が仕返しに来てるんじゃないかって不安になるんです。だから周一さんに妖怪の仕業か私の思い過ごしか見てもらおうと思ったんです」 月子:「それで、屋根の上はどうでした? ただの石でした?」夏目:「それは...」名取:「残念ながら妖怪の仕業のようですね。この子を襲った風も。人に害をなすタイプの妖怪が入り込んでいるようです」月子:「そうですか。父は人を守るためとはいえ多くの妖怪を祓いました。恨まれることも多かったかもしれません。周一さん、調査をお願いできますか」名取:「ええ、もちろん」 夏目:『名取さんに妖怪について習いたいという気持ちが出て来る一方、彼らにふれればふれるほど友人帳を預かる身で祓い屋に近づくべきではないという気持ちも強くなる』 夏目:『友人帳が大事になればなるほど重くなる』 家で月子に詳しい話を聞くことになった。名取の式たちは外を見回りに行く。名取は夏目を駅まで送って行くと言ったが夏目はよかったらこのまま一緒にいていいですかと言った。無理しなくていいんだよ。夏目が祓い屋の手伝いなんてすることないんだと名取。 夏目:「祓い屋だからじゃなくて名取さんだからだと思います。やっぱり友人のことは心配なんです。力になりたいんです。それに妖怪について知りたいという打算もちょっとはあるんですが」名取:「正直だね。夏目は」夏目:『正直...もし名取さんに正直に友人帳について話したらどんな顔をされるだろうか。多くの妖を操り命を預かる友人帳。宝物だと多軌のように笑ってくれるだろうか。それとも...』 台所にお茶を入れに行った月子が急須を落として割ってしまった。何か嫌な視線を感じたような気がしたらしい。あらあらお嬢様とやって来たお手伝いさんに夏目が雑巾と箒ありますかと聞くと、はい、こちらにと言った。夏目はお手伝いさんと一緒に行く。 月子:「ごめんなさい、周一さん。私が見えたら、私が父を守れるのに」名取:「そういう人のために祓い屋がいるんですよ」 名取:「タクマさんも、そういう人を守りたくて仕事をしていたんでしょう」 夏目はお手伝いさんと別室に。 ニャンコ先生はカステラ食べちゃったwww 名取:「夏目、箒はあったかい? 」名取:「夏目とお手伝いさん遅いですね」月子:「え? お手伝いさんって...うちは父と私の二人暮らしですよ」 見えるなんて妙なのが来たと思ったら祓い屋の仲間かい。邪魔するやつはお前も名取の若造も許さないよと妖怪は言った。妖怪:「おや、どこかで見た顔だね。それに何かを持ってるね。この気配、ひょっとして...ああ、お前が噂に聞く友人帳の夏目か...」 そこに名取が来た。祓い屋の小僧か。今の聞いたかい? と妖怪が言うと、いや、何の話だ。気になるなと名取。誰が話してやるもんか。半端者の祓い屋風情にと妖怪は言い、夏目のパンチをかわすと、何しろ早く出て行くことだな。邪魔するものは許さないと言って消えた。深追いしては危ないと名取。夏目に客間に戻ろうと言った。 夏目:『本当に、本当に名取さんには聞こえなかったんだろうか』夏目:「名取さん...」名取:「夏目、いいんだよ。夏目はいつも気持ちを真っ直ぐに話してくれる。だから夏目が私には話せないと心のどこかで判断していることを心が決まる前に話す必要はないんだ」 夏目:『友人帳はそこに名を連ねた妖たちの命を握っているに等しいもの。彼らがいつか言ったように人にその存在自体、知られるべきではないものなんだ。そのことを優しいからと祓い屋である名取さんに話してしまうのは妖たちへの裏切りのような気がした。そしてなぜだろう。名取さんは優しいから話してはいけない気がした』 やはりこの家に妖怪が潜り込んでいるようなので強い結界を張って効かなければ封じてしまうのがいいでしょうと月子に話す名取。父に恨みのある者かと聞かれて屋根にあった顔のような石を呪詛の一種に似たようなものがあってと名取が話すと月子は青くなった。でもあの妖怪、何か違和感ありませんでしたかと夏目が言うと、そうだね、確かにと名取。気のせいかもしれないがあの妖怪は見覚えがある気がする。本当はもっと心当たりがあるのではと言われて月子は話した。 月子:「父は仕事についてあまり話してくれなかったから詳しいことはわかりません。でも見えなくなって祓い屋を辞めたあと父の部屋の前を通ったとき『どうかもう帰ってくれ。あるべきところへ帰ってくれ』と気丈にふるまい続けた父が顔を覆って呟いていたんです。声をかけることはできなかったんですが、そのことはずっと気になっていて...もしかしてそれが...私もほんとうに気になっていたんです。父が突然見えなくなったとき、父の従えていた式たちはいったいどうなってしまったんでしょう」 柊:「家のまわりに何か陰湿な気配が行き来している」笹後:「呪詛が完成しつつあるのか。とにかく早く終わらせて面倒になる前に帰るぞ。あの小僧に主様が関わるとろくなことがない」 柊:「そうだろうか」 名取:「あの妖怪は元式か。妖力がなくなったタクマさんに解約の儀は行えず自由になれなくなった式がこの家のまわりを彷徨っているのか」 名取:「その手の式が自由になるのに一番手っ取り早い方法は...」先生:「契約主がこの世から去ることだな」名取:「大体の契約は主の死をもって終了というのが多い」夏目:「じゃあ名取さんは元式が自由になるためにこの家に災いを招こうとしていると? 本当にそうでしょうか。俺は少し違う気がします」名取:「また希望論かい」夏目:「違いますよ。だってそうでしょう。さっきの妖怪は...」頭上で足音がした。夏目は柊たちかと思ったが、うちのはこういう音は立てないなと名取。 名取:「タクマヨウスケさんは優秀な祓い屋で確か三匹の式を従えていたと聞く。あまり連れ歩く人ではなかったから私もさっきの式を一二度見かけた程度だな」夏目:「三匹か。式って契約とか大変なんですね」名取:「血縁者や妖力の強い者が引き継いだり契約したりできることもあるけど、まあ色々難しいのさ」夏目:「(友人帳からの解放も血縁の俺にしか...) 約束なんて迂闊にするもんじゃありませんね」名取:「ハハ、なんだい、何か心当たりでも?」夏目:「いえ...」さっきの音が気になるので手分けして調べることにした。 先生:「それにしても、タクマという祓い屋はわからんな。どうでもいいところに強力な護符を貼ったりしている」夏目:「先生は大丈夫か?」先生:「私ほどの者になれば我慢できぬこともない。が、気持ちのいいものではないな」 夏目:「名取さんは元式が自由になるために災いを呼ぼうとしていると言ってたけど、少なくともあの妖がそうだとは思えないんだ」先生:「なぜだ?」夏目:「違和感があるって言っただろ。あれがもしタクマさんの元式だったとして、もうこの家には自分の姿を見る者はいなくなったわけだろ。それなのに...」『それなのに、まるでお手伝いさんみたいに...まるでこの家の一員かのように...』夏目:「あの妖には、この家への情があると思うんだ。あの人はこの家で何が起こっているかわかっているんじゃないかな。俺が見えるとわかって何か伝えようとしたけど...」 (・_・) :「見える」 ☆次回 「縛られしもの」【オマケ】ニャンコ先生がスコティッシュってwww あ、それより大変だ。夏目が持ってかれる~ 祓い屋絡みだと二話になること多いね。話は続くので、オマケ補足・タクマさん。最初は誰だかわからなかったけど、タクマさんは名取にとって大切な人で、5期にも登場しています。→ 夏目友人帳 伍 第8話 歪みなき世界 5期8話より、高校生の名取周一くんと払い屋だった頃のタクマさん。これは高校生の名取と的場静司のお話です。タクマさんのお嬢さんはチラっと登場していて私の記事には画像も載せなかったし名前もわからなかったけど、おっ、カワイイとか思った。 こちら少女・月子ちゃん。そういえば、名取さんの伊達メガネもタクマさんの影響だよね。
2017.05.05
『僕たちはずっと、巨人によって巨人から守られていた...』エレンと女型の巨人の死闘で壊れた壁。中には巨人の顔があった。壁は巨人で作られていた...戦いの日々は続く。 進撃の巨人 Season 2 あらすじ・感想 ★1期はこちら→ 「進撃の巨人 第1話~第25話」・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています ☆第26話 「獣の巨人」 ☆第27話 「ただいま」 ☆第28話 「南西へ」 ☆第29話 「兵士」 ☆第30話 「ヒストリア」
2017.05.02
進撃の巨人2 #30 「ヒストリア」 ☆前のお話は→ 第29話 兵士★1期はこちら→ 「進撃の巨人 第1話~第25話」(前回のラスト) ユミルはクリスタに、たぶんこれが最後になるから雪山の訓練のときにした約束を思い出してくれと言い「お前、胸張って生きろよ。約束だぞ、クリスタ」と告げると塔から飛び降り...今回は雪山訓練のときの話から。 訓練兵のエレンたちは雪山での訓練に参加。想像以上に過酷だったがなんとか基地に到着した。 エレン:「はあ~死ぬかと思った。雪山訓練がこんなにきついとはな」ジャン:「クソっ、足の感覚がねえよ」コニー:「早く中に入れてくれねえかな」サシャ:「きっと特別なごちそうが用意されてますね」そこにライナーが来て、クリスタがいないと言った。彼女ならダズの具合が悪そうだからって一緒にいたはずとミカサ。そのダズもそしてユミルもいなかった。最後尾班長のトーマスが着いたが3人は見ていないと言った。まさか迷ったんじゃとアルミン。エレンが捜しに行こうとするが、明日の朝に捜索隊を出すから全員中に入るようにと言われた。それじゃ遅いですよと言ったが、遭難者を増やすつもりかと叱られた。 体調を崩して動けないダズを運ぶクリスタにユミルがもう諦めろと声をかけるがクリスタは嫌だと言った。自分の体調も把握できないやつが評価欲しさに来ちゃいけねえ訓練を受けちまった。ダズの実力はここまでだったんだよとユミル。このまま毛虫並みの速度で麓まで歩いていたら自分たちもヤバイ。 選択肢はふたつだとユミル。ダズを置いて私たちは生き残るか、3人とも死ぬか、どっちにすると聞くとクリスタは三つめにすると答えた。ユミルの見立ては間違っていて私はこのまま麓の基地にたどり着いてダズも助かる。もちろんユミルは先に行ってて助かる。これでいいでしょ。あなたには迷惑はかからないとクリスタは言った。 クリスタ:「私たちは絶対にたどり着くから先に行ってて」 ユミル:「なあ、なんで私に助けを求めないんだ。お前さ、やっぱりダズを助ける気ねえだろ」 ユミル:「このままじゃ自分も死ぬって自覚があるんだよな。このまま死ぬつもりだったんだろ。ダメだろ。クリスタはいい子なんだから、この男を助けようって姿勢をいったんは見せとかないと。自分が文字通り死ぬほどいい人だと思われたいからって人を巻き添えにしちゃあ、そりゃ悪い子だろ」クリスタ:「違う、私はそんなこと...」 ユミル:「お前だろ。命を狙われた妾の子ってのは」クリスタ:「なんで、それを」 ユミル:「そうか、やっぱりお前だったか。たまたま耳にしただけだ」 内地のとある教会で生活のために金品を借りて回っていたときになとユミルが話す(借りてってwww) 『妾の子が偉いところの跡取りになってしまって、殺してしまえば全て解決するという話だったが、せめて名を偽ってつつましく生きるなら見逃してやろうということになり、その少女は訓練兵に追いやられた』誰にも話してないし情報を売ったりもしないから安心しろとユミル。じゃあ私を捜すために訓練兵になったの? そうだとしたら、なんで? と聞くクリスタに、似てたのかもなとユミルは答えた。クリスタ:「私とユミルの生い立ちが?」ユミル:「まあ、だいたいは」クリスタ:「それだけで兵士に?」ユミル:「さあ、よくわからん。いや、違うな」クリスタ:「私は友だちになりたかったの?」ユミル:「は? 違うね、それはない」 ユミル:「お前と私は対等じゃない。偶然にも第二の人生を得たが名前を偽ったりしてない。ユミルとして生まれたことを否定したら負けなんだよ。私はこの名前のままでイカシタ人生を送ってやる。それが私の人生の復讐なんだよ。それに比べてお前はなんだ。自殺なんかして邪魔者扱いしたやつらを喜ばせたいのか。なんで殺意が自分に向くんだよ」その気合があれば自分の運命だって変えられるんじゃないかと言うユミルに、できないよ、とクリスタ。今だって、ここから三人とも助かる方法なんてないでしょうと言うとユミルはあると答えた。 今いる崖の下にちょうど基地が見えるから、ここからダズを落とすとユミル。運よく無事に落ちた先に運よく人がいて気づけば助かるかもな。 こいつにはもうそれしかない。奇跡でも望まないかぎり、このままここで凍ったミノムシになるだけだと言うユミルに、でも落としたって死ぬだけだよとクリスタはダズを運ぼうとする。 ユミル:「うるせえ、私がやっとくから先行っとけ」ユミルはクリスタを下に放り投げた。雪に埋もれるクリスタ。 クリスタが雪の中から這い出して見るとユミルとダズの姿はなかった。 ひとりでクリスタたちを捜しに行こうとしたエレンだが、ほっとけないよとアルミンとミカサも来た。ライナーとベルトルト、そしてコニー、マルコ、サシャも。みんなで(ジャンはいないけどw)出かけようと外に出ると何やら音がして、見ると誰かが基地に向かって歩いていた。 クリスタが基地にたどり着くとユミルが外で待っていて、遅かったな先に着いちまったよと言った。 ユミル:「本当にバカやっちまった」クリスタ:「ダズは?」 ダズも無事だった。あの崖にはロープなんかなかったはず。あったとしても、あんな崖... クリスタ:「どうやって、あそこからダズを下ろしたの?」 ユミル:「いいぞ、お前になら教えてやっても」 ユミル:「ただし約束だ。私がその秘密を明かしたとき、お前は...」 ユミル:「元の名前を名乗って生きろ」★ここまでが回想。ここから前回の続き。 ユミル:『クリスタ、私もだ。自分なんて生まれてこなければよかったと思ってた。ただ存在するだけで世界に憎まれたんだ』 ユミル:『私は大勢の人の幸せのために死んであげた。でもそのとき心から願ったことがある。もし生まれ変わることができたなら...』 ユミル:『今度は自分のために生きたいと』 ユミルは巨人のうなじに噛みつき、次々倒していく。 コニー:「うそだろ、ユミルまで巨人に...」ライナー:「あ、あの巨人は...」 ベルトルト:「あのときの...」ライナーとベルトルトは、ユミルが自分たちの目の前で仲間を食べた巨人だと気づいた。 塔から身を乗り出して落ちそうになったクリスタを、足を掴んでライナーが助けた。 ユミルが巨人だと知っていたのかと聞かれたクリスタは、いつも近くにいたのに知らなかったと答えた。 巨人の数の多さに劣勢になるユミル。 あいつはどっちなんだ。エレンも巨人だったけど自分がそうだって知らなかったんだろとコニー。 コニー:「でもユミルはなんか巨人の力を知ってた風だぞ」 クリスタ:「ユミルが人類の敵かもしれないっていうの?」 コニー:「そりゃあ、こんな力もってるんだもんな。何考えているのかわかったもんじゃねえよ」ベルトルト:「いったいユミルの目的は何なんだ」 腕を噛まれ塔の壁にしがみついていたユミルだが自分から手をはなして下に落ちた。巨人たちがユミルを襲う。 コニー:「あ、あいつ、まさか塔が崩れることを気にしているのか」クリスタ:「そうだよ。巨人の力を自分ひとりで逃げるために使うこともできたはず。なのにそうしないのは、私たちを命がけで守ろうとしているから」 手足を喰われるユミル。クリスタが立ち上がって叫んだ。クリスタ:「死ぬな、ユミル。こんなところで死ぬな。何いい人ぶってんだよバカ。そんなにカッコよく死にたいのか、このアホが。今さら天国に行けるとでも思ってるのか。自分のために生きろよ。こんな塔を守って死ぬくらいなら、もうこんなもん、ぶっ壊せ!!!」ユミルが塔を壊して巨人に投げつける。塔が傾いてきた。 コニー:「お、おい。あいつ、本当に塔を壊しやがった」クリスタ:「いいぞ、ユミル」 ユミル:「イキタカ ツカアレ」 4人はユミルの髪の毛につかまった。塔が崩れ落ちて巨人たちが下敷きになった。 ユミルが4人を運んで下ろす。まだ生きている巨人がいた。コニー:「おい、ブス。早くトドメ刺せよ」 たくさんの巨人が現れた。一斉にユミルに襲いかかる。喰われるユミル。クリスタ:「待ってよユミル。まだ話したいことがあるから。まだ私の本当の名前を教えてないでしょ」 ユミルのほうに歩み寄ろうとしたクリスタの前に巨人が現れた。クリスタを襲おうとしたとき、巨人の背後から攻撃が。 ミカサ:「クリスタ、みんなも下がって。あとは私たちにまかせて」 調査兵団が到着。巨人を倒していく。 攻撃しなくていいと言われたエレンだったが、 エレン:「やった。討伐数1」巨人を1体、倒した。が、立体機動装置が引っかかって落下。下がってろと言われた。 すみませんとエレンが立ち上がるとコニーたちがいた。 残っていた巨人をすべて倒した。 まさか、ユミルが...倒れたユミルを見つめる仲間たち。ハンジとクリスタがユミルのところへ。 クリスタ:「ユミル...」 クリスタ:「私の名前...ヒストリアっていうの」 ☆次回 「戦士」【感想】ユミル、カッコよかった。悪いけど、口が悪くてあまり美人でもないやつくらいの印象しかなかったんだけど、友だち思いだし今回はきれいだった。まだユミルには秘密というか、いろいろ事情がありそうだね。先週気づいていたけど、ライナーたちの仲間を喰った巨人だったし、ユミルという名前も気になる。「イルゼの手帳」に出て来た『ユミルさま』なんだろうか。これから明かされていくのかな。口の悪いクリスタってのもよかったね。言葉が汚くてもやはりカワイイな。羨ましい限りでw ミカサの登場もカッコよかった。それに強い。女子大活躍だったね。で、関係ないかもだけど、エレン初討伐おめでとう。とっくに何体か片づけてると思ってたけど、巨人のときはノーカウントなんだねw
2017.05.02
夏目友人帳 陸 第3話 「二体さま」 ☆前のお話は → 第2話 「明日咲く」★5期はこちら →「夏目友人帳 伍」 久しぶりに柴田から電話。『柴田は昔の同級生で妖(あやかし)と恋をしたことがあり、それがきっかけで俺が妖を見ることができると知られてしまった相手だ』明日こっちに来いよ。どうせ土日の予定なんかないんだろうと柴田。『悪いやつではないが無遠慮であまりそりが合わない』友だちと約束があるからと断ろうとしたが、12時に駅に迎えに行くからそいつも連れて来いと柴田は言うと一方的に電話を切った。 田沼の家に行く予定だったのにすまんと夏目が謝ると暗くなるまでに戻ればいいから気にするなと田沼。これから会う柴田ってやつがちょっとでも苦手だと思ったらすぐ切り上げるから言ってくれと言うと、大丈夫だよと言った。 夏目:「先生も、柴田にはただの猫だと思われているんだから妙な真似はするなよ」先生:「安心しろ。私はこの街のケーキ屋に寄れさえすれば後はどうでもいい」 てっきり、すっぽかされるかと思ったぜと柴田が来た。柴田:「相変わらずブサイクな猫連れてるなあ」先生:「ニャー、ニャー!」柴田:「で、そっちがお友だち?」田沼:「あ、どうも。田沼要だ」柴田:「俺は柴田克己。よろしくな」夏目と田沼を見て、ひょろひょろしてるなあと柴田。柴田:「よし、俺がいっちょ美味いものをおごってやる。ついて来い」 柴田がハンバーガーをごちそうしてくれた。俺のおごりだ。かみしめて食えよと柴田。相変わらず強引だけど元気そうで少しほっとした。 田沼が寺の息子だと聞いて、それじゃお化けが出たり見えたりするのかと柴田。田沼は、残念ながら俺には見えないが怖い話や噂話は親父からよく聞いてるよと答えた。 柴田:「だったら『外木の人形屋敷』って噂、聞いたことないか?...あ、いや、悪い。何でもないんだ」夏目:「何だよ、話せよ」柴田:「今日はそういうんじゃなくて...」夏目:「でも気になるんだろう。だったら話してみろよ、柴田」 柴田の話によると、よく来るこの公園で時々会う小学生の女の子がいるのだが、その子が最近元気がない。話を聞いたら、何日か前に隣の家に雷が落ちて、それ以来夜になるとその家から変な音がして怖くて眠れないらしい。ゴトリゴトリと何かが転がるような音がすると少女は言うが、その家は長いこと空き家で、外木の人形屋敷と呼ばれている。 人形屋敷と言われるからには何か言われがあるのかと聞くと、名前の通り住人が人形を集めていたとか、そんなところだと柴田は言った。柴田:「この家だ。俺は猫か犬が入り込んでるんじゃないかって思っているんだけど」 夏目:『まずいな。変なのと目が合った』 わあっと声を上げた夏目だが、どうしたと聞かれて、でっかい虫が飛んでてとごまかした。 ニャンコ先生もケーキをいただく。今日は田沼の親父さんが会合で留守にするから留守番を頼まれていて泊まりに行くと夏目が話すと、ちゃんと楽しんでるんだなと柴田は言った。 柴田:「なんだよ。本当に約束があったなら、こっちを蹴ってもよかったんだぞ」夏目:「蹴ろうとしただろ」話の途中でトイレに行く柴田。田沼が夏目にさっき何か見たんだろうと言った。ああと答えた夏目が、もしかしたらついてきてしまうかもしれないから悪いけど今日の泊りはやめておくよと言うと、 先生:「ああいうのを迎え撃つには寺のほうがましだぞ夏目」夏目:「迎え撃つってなんだよ。ついてくるの確定なのか」田沼:「俺はかまわないぞ夏目」夏目:「でも...」先生:「塔子や滋を巻き込みたくはないだろ」夏目:「そうだけど...」田沼:「気にするな。うちのほうが妖怪相手に動きやすいだろ」トイレから戻って来た柴田が田沼の言葉を聞いていて、妖怪相手ってどういうことだと詰め寄った。柴田:「夏目、お前...やっぱり何か見やがったな」 夏目:「なんで柴田もついてくるんだよ」柴田:「俺が巻き込んだんだ。お化けがついてくるってなら俺もやってやるってんだ」夏目:「今日初めて会った田沼の家に泊めてもらおうなんて図々しいだろうが」田沼:「あ、うちは別にかまわないぞ」夏目:「遊びじゃないんだぞ」柴田:「当たり前だろ。お前がそういう体質だってわかってたのに迂闊な話をしたのは俺なんだ。俺にも何かさせろ」 田沼の家に到着。 夕飯にチャーハンを作るから手伝えと言うとオムライスなら任せろと人の話を聞かない柴田w そして完成。オムチャーハン。 田沼:「オムチャーハン、美味いな」夏目:「うん、なかなかいける」『二体さま』って聞いたことあるかと柴田。柴田:「いや、変に怖がらせるのもどうかと思って黙ってたんだけど、あの家の住人がなんで人形を集めてたかっていうと、呪い(まじない)に使う人形を作るためなんだって」 虫とか蛇とかを箱に閉じ込めて共食いさせて生き残ったのを呪いに使うというのがあって、それと同じことを人形でやらせてたらしい。条件クリアした大量の人形を部屋に詰め込んで決められた日数、家を出る。帰った時に人形がそれぞれどこか壊れていて、でもその中に無傷の人形が二体残っていれば成功。それは二体さまという呪い人形になるらしい。 あの家の住人が得意気に二体さまのことを言いふらしていた。まわりはみんな変人だと相手にしなかったらしいが、ある日「二体いる、二体いる」って叫びながら家を飛び出して行ってそのまま戻ってこなかった。で以来、人形屋敷という噂だけが残った。 柴田:「女子たちから聞き出した怖い話の受け売りだけどな。でもどう考えても勘違いだろ」夏目:「人形か、そうか...あの時、窓に見えたのは、ふたつの人形の顔だったんだ」 夏目の言葉に、怖くてシャワーひとりじゃ行けなくなるだろと柴田。ガタガタという物音に風だよといいながら怯える。田沼が二体さまが来るかはわからないけど戸締りしてくるよと立ち上がる。ひとりでもいなくなったら怖いだろうがと柴田。 で、みんなで戸締り。 戸締りも済んで柴田はやっとシャワーを浴びに行った。あいつがあんなに怖がりだとはなと夏目。田沼:「それなのに、一緒に来てくれたんだな」夏目:「うん。でもこれ以上柴田を深入りさせたくないんだ。田沼、もし二体さまがやって来たら俺とニャンコ先生で片づけるから、そのあいだ柴田を遠ざけておいてくれないか」田沼:「わかった」夏目:「ごめんな。いつもこういうことにつき合わせて」田沼:「俺はうれしいよ。怖いと感じることもあるけど、蚊帳の外みたいな扱いをされるほうがもっと怖いし。本当はもっと力になりたいけど、そうやってどうしたいのかって話してくれるだけでも頼ってもらえているのかもって、ちょっとうれしいよ」 先生:「『もし』ではなく絶対くるぞ。お前の匂いを辿ってな。それに呪術で作られた妖にとって妖力の強いお前はごちそうだ」夏目:「もちろん力を貸してくれるんだろ、先生」先生:「冷蔵庫で見つけたこのメロンをよこすなら力を貸してやろう」田沼:「いいぞ」先生:「う~ん交渉成立だな。夏目お前もだ。次のエビフライの日には一尾私に貢ぐのだ」夏目:「意地汚いぞ、先生」 外で何か音がする。夏目が窓から見ると、 足... 夏目:「今チラッと人形の足が...台所の方へ行ったみたいだ」田沼:「それで頭痛がしたのか...」夏目:「たぶん、二体さまだ」 先生:「やはり来たか。落雷があったとか言ってたし、そのとき人形の入っていた部屋の扉が壊れでもして動き回れるようになったんだろうな。依代(よりしろ)持ちなど所詮中身は小物。依代から中身を引き剥がせば後は私が祓ってやる。田沼の小僧、この家にも魔除けの護符の一枚や二枚はあるだろう。使えるのを見てやる。それを人形の額に押し当てるのだ」 俺のせいだよなと呟く柴田。窓の外を何かが通った気がして見ようとしたが夏目が来てあまり窓に近づくなと言った。柴田:「来たのか二体さま。俺にできることはあるか? なんだかわからないが妙なことになったのは俺が変な話したから...責任とらせろ。俺にできることあるならやらせろ」 部屋は全部探したが使えるお札は一枚しか見つからなかった。もう一枚必要。夏目は柴田に、まだ探していない屋根裏でこれと同じお札を田沼と探してきてくれないかと言った。よし任せろと柴田。 屋根から入ったりしないよなと言う夏目に、大丈夫だろう。お前の気配に引き寄せられるはずだとニャンコ先生。先生:「浮かない顔だな」夏目:「どうしてその家主はそんな呪いをしようと思ったんだろうな。望んで手に入れたはずのものをどうして放って行ってしまったんだろう」先生:「理由など知るか。ただの遊びのつもりだったんだろう。怖気づいたのさ」 入ってきた。 夏目はお札を手に人形を捕まえる。 額にお札を貼り付けた。 斑が光で祓う。あと一体。田沼たちがお札を見つけてきてくれるまでにおさえておかないとと思ったところにもう一体が現れた。 屋根裏のお札を剥がす柴田。破かないようになと田沼。柴田:「ったく、迷惑な話だよな。二体さまなんて。作るかよ普通」田沼:「それだけ恨みがあったのか、それとも...」 柴田:「人間て怖いな。気が付かなければやり過ごせるものを、気付いてしまったら見過ごせなくなる。夏目はいつもそういう思いを受け止めてるんだよな」 田沼:「ああ、俺ももっと何かできればいいんだけど...」柴田:「お前みたいなやつがそばにいるだけで、ずいぶん違うと思うぜ」お札が取れた。夏目のところに持って行く。 倒れている夏目のそばに柴田が近づこうとすると、待て夏目の上に何かいると田沼。田沼:「柴田、札だ。夏目に札を投げてくれ」柴田が夏目に向かってお札を投げた。 柴田:「大丈夫か夏目。今、何が起こったんだ?」夏目:「柴田、もう大丈夫...」柴田:「悪かった、夏目。俺はただ久しぶりに会って話がしたかっただけなのに...あんな話してお前を巻き込んでしまって」 夏目:『ああ、さっき田沼が言ってくれたことが今ならわかる...』 夏目:「俺はうれしかったよ、柴田。離れていたのに、こうしてまた思い出してくれたり、繋がりを持ってくれようとしたり、俺がこんななのに、またちゃんと話してくれたり」 夏目:「うれしい事だったんだ」 夏目:『こぼすように相談してくれた友人に俺も何とかしたくなったんだ』 その数日後、今度は柴田が遊びに来てくれた。例の女の子が怖い音がしなくなったと元気になって、お前のおかげだなと言う柴田に、結果的にそうなったけど、まあこっそり俺たちのおかげだと思っているくらいはいいのかもしれないなと夏目は言ってふたりで笑った。柴田:「でも、お前ほんとうに大変だな。妖怪が見えるって、いいことばっかりじゃないんだな」 あの公園で柴田は妖の少女と何度も会っていた。少女は枯れゆく藤の木の妖で柴田は悲しい恋をした。まだ通っているのかと少し心が痛んで、同時になぜかうれしかった。 柴田:「あ、そうだ、これ土産だ。田沼にも渡しとけよ」先生:「中身はなんだ?」柴田:「えっ? 柏餅、えっ?」 柴田:「今、ブサイク猫が...おっさんみたいに喋っ...夏目、危ない。この猫なにかに憑りつかれてるぞ...」☆次回 「違える瞳」【感想】タイトル見ただけで怖いような気がしていたけど、二体さまはけっこう怖かった。蠱毒を人形でって、絶対ダメだろそれ。無事祓えてよかった。祓い屋ぽい夏目もなかなかいいな。そういえば今期まだ名を返していないがw柴田はウザいやつかと思ったけど、けっこういいやつだね。田沼はほんとにいい人すぎて、こういう子はちょっといないだろうとか思うけど、柴田は普通の高校生ぽくて、夏目と言い合いしたりする姿は微笑ましいね。いい友だちだ。今回はちょっと怖くてでもいい話でした。ニャンコ先生はハンバーガー食べてケーキもチャーハンも食べて、相変わらずの食い意地だけど、いい仕事もしたかな。メロンに○ニャは笑えた。
2017.04.29
【塩ノ崎 (しおのさき) の大桜】・福島県本宮市白岩塩ノ崎☆JR東北本線本宮駅・東北自動車道本宮ICから車で20分・駐車場あり☆エドヒガンザクラ 推定樹齢600年・樹高 約20m 幹囲 約7.2m・福島県指定天然記念物★2017/4/19撮影 ☆昨年、ネットで見つけて初めて行った、塩ノ崎の大桜です。今年も美しい花を咲かせていました。昨年の記事では駐車場がなくてと書いたけど、今年は立派な駐車場ができていました。駐車場のまわりも桜がたくさん咲いていてきれいです。☆甘酒サービスあり。桜の案内のチラシもあって、地元の方が、ひとりひとりに手渡ししていました。 ☆枝張りは東に10m、西に10m、南に11m、北に10mと素晴らしく均衡がとれた美しい立ち姿です。写真だと約20mの樹高も伝わらないかもだけど、左下に写っているカメラを構えた人と比べてみてくださいませ。でかいのわかるでしょ。*樹高などの数字が昨年のものと少し違っています。今年現地でいただいた資料を参考にしました。
2017.04.27
進撃の巨人2 #29 「兵士」☆前のお話は→ 第28話 南西へ★1期はこちら→ 「進撃の巨人 第1話~第25話」 ナナバ:「新兵、下がっているんだよ。ここからは立体機動装置の出番だ」 戦闘装備がない104期生たちは避難。ナナバ、ゲルガー、リーネ、ヘニングが巨人と戦う。 その2時間前。ウトガルド城跡は壁に近いが最近まで誰かがいたようだった。ならず者が根城にしてたんだろうと話すヘニングとリーネ。ゲルガーは酒を見つけたが書かれている文字は読めなかった。 出発は日の出の4時間前。しっかり休んでおくようにと新兵たちに告げるゲルガー。クリスタが、もし本当に壁が壊されていないとするなら巨人はどこから侵入してきているのでしょうかと聞いた。それを突き止めるのは明日の仕事だとゲルガー。 クリスタ:「もしかしたら、当初想定したほどの事にはなってないんじゃないでしょうか。なんというか、その...」 ヘニング:「ああ、確かに巨人が少ないようだ。壁が本当に壊されたにしちゃあな」 ナナバ:「私たちが巨人を見たのは最初に発見したときだけだ」 お前の村は?とユミルに聞かれたコニーは、壊滅した。巨人に踏み潰されたあとだったと答えた。でも巨人に喰われた痕跡が全くないから、みんな逃げたみたいでそれだけはよかったんだけどとコニー。コニー:「ただ、ずっと気になってるのが俺の家にいた巨人だ。自力じゃ動けねえ体でなぜか俺の家で寝てやがった。そんでよ、そいつがなんだか母ちゃんに似てたんだ。ありゃいったい...」 まだ言ってんのかお前はとライナー。ユミルが笑い出した。ユミル:「バッカじゃねえの。お前の母ちゃん巨人だったのかよ。じゃあ、なんでお前はチビなんだよ。おいコニー、お前がバカだって知ってたけど、こりゃあ逆に天才なんじゃねえか。なあ」コニー:「ああ、もううるせえなあ。バカらしくなってきた」ユミル:「つまり、その説が正しけりゃ、お前の父ちゃんも巨人なんじゃねえのか。じゃねえとほら、できねえだろ」コニー:「うるせえ、クソ女、もう寝ろ」 ライナーがユミルのところに何してんだと来た。たぶんこれが最後の晩餐になるから腹の足しになりそうなものを漁っているんだとユミルは言った。ライナー:「コニーの村の件だが、お前わざとはぐらかしたよな。できればその調子で続けてほしい。あいつが家族のことで余計な心配をしないように」 ユミル:「なんの話だ?」 こりゃいけそうだ、鰊(にしん)は好みじゃないがと言うユミルに他にもあるかとライナーが言うとユミルは缶詰を渡した。ライナー:「こりゃ缶詰か。なんだこの文字は。俺には読めない。ニシンって書いてあるのか。お前よくこの文字が読めたな」 ライナー:「ユミル、お前...」全員起きろ。屋上に来てくれとリーネの声。 てめえらのために酒も飲めねえじゃないかとゲルガー。 4人で次々巨人を倒すが扉が壊された。 リーネ:「巨人が入って来てる。中に戻ってバリケード作って防いで。防げなかったときは最悪この屋上まで逃げて来て。でも、それも必ず助けてやれるってことじゃないからね。私たちは生きているかわからないから。でもやることはいつもと同じさ。生きてるうちに最善を尽くせ。いいね」 「了解」巨人がどこまで来てるか見てくるとライナーはひとりで階段を下りる。いつも真っ先に一番危険な役回り引き受けやがってとコニーが言うと、ああ、悪い癖だとベルトルトも言った。 まだ下か。施錠をしたとはいえ、こんな古い木の扉なんて簡単に破られるだろうなと思いながらライナーが扉を開けると巨人が近くまで登って来ていた。 ここだ、何でもいいから持ってこいと叫ぶライナー。扉を破って巨人の腕が入ってきた。ライナー:『ここが...ここなのか、おれの最期は』 ライナーをかばって巨人に喰われた仲間のことを思い出した。ライナー:『いいや、違うだろ。ここじゃねえだろ。絶対に帰るんだ』ベルトルトが駆けつけて巨人の目を刺した。 ベルトルト:「ライナー無事か」 ライナー:「ああ。ベルトルト、生き延びて帰るぞ。絶対、俺たちの故郷にな」ベルトルト:「ああ帰ろう」 コニーたちが大砲を運んできた。火薬も砲弾もないから、これごとくれてやるとユミル。そこをどけと言うと巨人めがけて落とした。 巨人がいる扉に命中。巨人は起き上がれない。ナイフを手にしたコニーがうなじを削いでみるかと言ったがやめとけとライナー。とりあえず上の階まで後退しようとクリスタ。入って来たのが一体だけとは限らないし... コニーの背後に別の巨人が来ていた。 ライナーがコニーを庇う。巨人がライナーの腕に噛みついた。ライナーは腕を噛まれたまま巨人を持ち上げると階段を上り窓へと運ぶ。まさかそいつごと飛び降りる気かと言うコニーに、それしかねえだろうとライナー。まて、こいつの顎の筋肉を切っちまえばとコニーは言った。 コニーが巨人の顎をナイフで刺す。腕が外れた。 こちらに向き直った巨人にユミルのキックが炸裂。ベルトルトが足を持ち上げて窓の下に落とした。 クリスタが酒でライナーの傷口を洗う。たぶん骨折してるよね。あとは添え木と包帯がとクリスタ。 あっそうだとクリスタはスカートを破って包帯にした。クリスタ:「ごめんね。こんな汚い布しかなくて...ごめん」ライナー:「いや、助かる」ライナー:『結婚しよ』 コニー:「ライナー、さっきはすまなかった。俺、お前に助けられてばっかだな。そういやアニにも命張って助けられたよな。いつか借りを返さねえと」ライナー:「別に、そりゃあ...普通のことだろう。兵士なんだからよ」 コニー:「どうかな。ちょっと俺には自信ねえぞ。なあベルトルト。ライナーって昔からこうなのか」ベルトルト:「いや、昔のライナーは戦士だった。今は違う」 ライナー:「なんだそりゃ。戦士って何のことだよ」 ユミル:「とりあえず使えそうな物は集めようぜ。死ぬときに後悔しなくてもいいようにな」外を見るとたくさんの巨人が倒れていた。さすが調査兵団。他の兵士とはわけが違うってことかとユミルは思った。でかいのは粗方やったぞ。この塔のおかげでなんとか凌げそうだなとナナバとゲルガー。リーネとヘニングは新兵の様子を見に行った。 突然、塔めがけて馬が飛んできた。壁の破片も飛び散りリーネとヘニングを直撃。屋上に運んだがふたりとも即死だった。音を聞いて新兵たちも屋上に集まる。 一体だけ壁の方に歩いて行ったあの獣の巨人の仕業に違いない。コニーが見るとさっきの倍以上の数の巨人が近づいていた。巨人が作戦行動でもとっているようなタイミングだね。まるで最初から遊ばれているような気分だとナナバは言った。 獣の巨人は壁の上で雄叫びをあげると壁の外側へ下りて行った。 ゲルガー:「もう塔がもたねえな」 ナナバ:「私はガスが残りわずかだ。そっちは?」ゲルガー:「ガスもねえし刃も使いきった。お前もそのなまくらが最後なんだろう」 ゲルガー:「俺にしちゃよくやったほうだと思ってる。ただ、最後に何でもいいから酒が飲みてえな」頭を打ってしまってもう力が入らないとゲルガーは言うと落下した。ゲルガーを捕まえた巨人をナナバが攻撃。巨人はゲルガーから手を放して倒れ、ゲルガーは窓から塔の中に落ちた。 ガスが全くなくなったナナバは巨人に取り囲まれていた。 ゲルガーは酒の瓶を見つけたがクリスタがライナーの治療に使ってしまったので空だった。外から手が伸びて巨人に捕まった。ナナバとゲルガーは巨人に喰われた。このままここで塔が崩されてただ喰われるのを待つしかねえのかとコニー。私も戦いたい。何か武器があればいいのに。そしたら一緒に戦って死ねるのにというクリスタにエミルは、お前まだそんなこと言ってんのかと言った。 ユミル:「彼らの死を利用するな。あの上官たちはお前の自殺の口実になるために死んだんじゃねえよ」クリスタ:「そんな、そんなつもりは」 ユミル:「お前はコニーや上官たちとは違うだろ。本気で死にたくないって思ってない。いつもどうやって死んだら褒めてもらえるかばっかり考えてただろ」クリスタ:「そ、そんなこと」 コニーに、さっきのナイフを貸してくれとユミル。何に使うんだよと聞かれると、これで戦うんだよと言った。何するつもりだとライナーの言葉に、さあな、自分でもよくわからんと答えた。ユミル:「クリスタ。こんな話もう忘れたかもしんねえけど...たぶんこれが最後になるから思い出してくれ。雪山の訓練のときにした約束を。お前の生き方に口出しする権利は私にはない。だからこれはただの私の願望なんだがな」 ユミル:「お前、胸張って生きろよ」 ユミル:「約束だぞ。クリスタ」クリスタ:「ユミル、まって」 塔から巨人たちがいる地上へ飛び降りるユミル。ナイフを自分に斬りつけると... ☆次回 「ヒストリア」【感想】わあ、ナナバさんの最期は辛すぎるな。立体機動装置もガス欠じゃ何の役にも立たないよね。獣の巨人の作戦通りなんだろうか。ユミルは命がけで巨人になったんだろうけど、あの数の巨人相手に戦えるだろうか。早く救援が到着するといいんだけど。先週、誰も死ななくてとか言っていたら、今週はかなりショッキングでした。で、こんな時に何なんだけど、ライナー「結婚しよ」ってwww
2017.04.26
【合戦場(かっせんば)のしだれ桜】☆別名「大林の夫婦桜」・福島県二本松市東新田字大林・東北自動車道二本松ICから車で25分 ・ベニシダレザクラ (2本)・樹齢約170年 樹高18m 市指定天然記念物・三春滝桜の孫桜★2017/4/19撮影
2017.04.24
夏目友人帳 陸 第2話 「明日咲く」 ☆前のお話は → 第1話 「つきひぐい」★5期はこちら →「夏目友人帳 伍」 買い物の帰り、雨が降りそうよと塔子さんに言われて空を見上げた夏目は、大岩に花の模様のようなものが浮き出ているのを見つけた。綺麗ですねと言ったが塔子さんには見えていないらしい。気のせいかな、雲の影だったみたいですと夏目は言った。 夏目:『塔子さんには見えていない。ならば妖怪の仕業か。少しもったいない気がした。その光景はとてもきれいで塔子さんにも見せてあげられたらと』 西村、北本と3人で川の上流まで釣りに来たが全然釣れない。 河原で花の模様の石を見つけた夏目は、ハンバーガーが食べたくなったから帰ろうと言った。 夏目:『綺麗だけど、やはり得体のしれない物には近づかないほうがいい。お互い踏み入らないのが一番なのだ』 家に帰ると中級たちが夏目の部屋で飲み会を始めていた。 ニャンコ先生はご機嫌。どうも石洗い様がこの辺りにいらっしゃったらしいと噂を聞いて祝い酒なのですと中級。 石洗いとは不浄の物になってしまった石や岩を清めることができる妖のことで、石洗い様はちょっとした仙人のような偉いお方だそうだ。 ヒノエ:「石洗いは修行を積んでなるものだから数も少ないんだ。洗うといっても筆で石にまじないを描くのさ。それは花の絵のようにも見えるという」 夏目:「じゃあ、あれは...」ヒノエ:「ひょっとして夏目、見たのかい?」 夏目:「ああ、花の模様のある石を」 中級:「それは縁起がいい。夏目さまも祝い酒を」 夏目:「飲めないって言ってるだろ」 「祝い酒、祝い酒~」 学校に行く途中にも花の模様の石があった。悪いものではなかったんだな。田沼と多軌に石洗い様の話をした。夏目:「石や岩には元々、不浄な空気を取り込んで浄化するものがあるそうなんだ。でも取り込みすぎると自ら不浄になってしまうんだって。学校でもいくつか見つけたんだ」素敵な話ねと多軌。夏目は模様のある石を教えたがふたりには見えなかった。ぼんやりとでも見えたらなあと田沼。私にも見えたらなあと多軌も言った。 話を聞くだけでこんなに喜んでくれるなら見せてやれたらどんなにと夏目は思った。夏目:『ああ、俺はひとりではなくなったんだな。一緒に見たいとか喜ばせたいとか、きっと、これは...』 大岩の模様が消えていた。浄化が終わったんだろうとニャンコ先生。夏目:「石洗いになるには修行がいるって言ってたよな」先生:「ああ、元は桃源郷のように美しく清い世界に住んでいて、修行が済むと石洗いの旅をしに来ると言われている」 「おやおや少年。妖相手にお喋りをしているとは面白い子よ」「ばあ~」 驚いた夏目は妖怪を殴ってしまった。ビックリした。何だこの妖怪と見ると倒れた妖怪のそばに筆が。石洗い様か~!目を覚ました妖怪に、すみません、襲いかかられるとつい反射でと謝る夏目。よいよい、童はそれくらいでないとと言うと「私は石洗いのナナマキと申す者」と名乗った。 中級たちがいつのまにか来ていて、石洗い様が我が町に、なんとめでたいと大喜び。ナナマキ:「人の子。あなたはなかなかの舎弟をお持ちのようだ」 夏目:「舎弟なんかじゃ...」中級・ヒノエ:「そう、我ら夏目さまの命あらば、あんなことやこんなこと...夏目組犬の会...」 そんなお方とは知らず失礼を。よろしければ手を貸していただけませんかとナナマキ。ナナマキ:「私は旅の者。この辺りに詳しくなく困っていたのです」 夏目:「悪いが妖の頼みは聞かないことにして...」ナナマキ:「そう仰らずに」 中級:「夏目さま、チャンスですぞ。石洗いクラスに恩を売っておくとおいしいですぞ」夏目:「だったらお前たちが何とかしてやったらいいだろ」 ナナマキ:「石洗いは八万の石を洗い終えると、ふじまの里へ帰れるのです。私はそれを終え美しきふるさとに帰ることができたのですが」 ナナマキ:「ある日、ボロボロの衣でやせ細った妖が里に迷い込んできたのを見つけました。何か外の世で酷い扱いを受けて逃げてきたようで、しばらく家に置いてやることにしました。私が石洗いであることを話すと、いたく興味を持ち弟子にしてほしいと言い出したのです」 ナナマキ:「私の言葉に耳を傾け一心に修行を始め、愛想もなくガリガリで無口で可愛げのない者でしたが、長旅の間ずっとひとりだった私にはかわいくて、かわいくて...これが悔しくも腕がいいのです。メキメキと力をつけあっという間に一人前の石洗いになったのです。そしてふじまの里を旅立って行きました」 夏目:「出て行っちゃったのか?」ナナマキ:「石洗いとはそういうもの。しかしあれが旅先からメジロに手紙を持たせ送ってくるので私には楽しみが増えたのです」 ナナマキ:「それが半年前、ぱたりと手紙が途絶え...最後の手紙はこのあたりで書かれたものだったので気になって訪れた次第なのですが...」 夏目に弟子捜しを手伝ってほしいとナナマキ。単にお前との付き合いに飽きて手紙をやめただけかもと言いかけたニャンコ先生は夏目にパンチをもらった。夏目:「ヒノエ、中級、頼まれてくれないか。半年前に花の絵を見かけた者や旅をしている妖を見かけた者を調べてほしい」中級:「さあて、見つかりますかな。難題ですぞ」先生:「面倒な」 夏目:「もしかしたら、ここで俺に恩を売っておくのも、おいしいかもしれないぞ」それはいいとやる気満々の中級とヒノエ。明日また来るから頼んだぞと夏目は家に帰った。 塔子:「お帰りなさい。貴志くん、ネコちゃん。さあ手を洗ってきて。今日はエビフライよ」エビフライにニャンコ先生も大喜び。 先生:「なあ夏目。エビフライの尻尾ってハートの形をしていると思わないか?」夏目:「何がハートだ」 先生:「今回やけに乗り気じゃないか。犬の会をたきつけてまで手伝わせるなんて珍しい事もあるもんだな」夏目:「別に乗り気ってわけじゃ」 夏目:『ただ、ふとよぎったのだ。自分のことが...』 夏目:『俺もいつか、ここを旅立つのかな。俺が弟子だったらきっと、手紙でも出してつながっていたいかもしれない。戻りたくて、帰りたくて...見つけてやれるといいな』 夢の中で誰かが、帰りたい、でも...と泣いてる。誰だろう... 中級:「夏目さま~起きておられますか」先生:「めっちゃめっちゃ就寝中だ」中級:「弟子の居所、大体つかめました」夏目:「早っ」中級:「夏目さまが恩を倍で買ってくださるというので、みな気合入りまくりなのです」夏目:「そんなこと言ってないぞ」 中級:「さあさあ参りましょう」夏目:「えっ、今から?」中級:「みんな集まっておりますよ~」 三篠:「飲み会、ハハ、いや、招集がかかったと聞きましてな」ちょび:「放っておけますまい」 夏目:「ごめん、ありがとう。それで弟子の居所って?」 ちょび:「話を聞き回ったところ、こいつがそれらしき者を見たと」 ネズミ顔の妖怪:「半年ほど前のことです。この辺りでは見慣れぬ頭巾をかぶった妖者がやってきて、ひょろひょろの細腕で筆を持ち浦谷あたりの岩盤に美しき花のようなものを描きはじめたのです」 ナナマキ:「おお、まさしく我が弟子に違いありません」ネズミ妖:「ところがそこに祓い人らしき者が現れて...とは言っても物慣れぬ新参といった感じで、石に落書きする悪しき妖怪めなどと言い放って封じてしまったのです」浦谷あたりの森下の岩盤だとネズミ顔の妖怪は言った。 夏目:「ニャンコ先生、連れて行ってくれないか」 先生:「何、なんで私が」ナナマキ:「夏目殿、ありがとうございました。場所がわかったなら後は私が。もうお帰りください。人の子はこの時には休まぬと体を壊すと聞きます」 夏目:「大丈夫ですよ。祓い人のしたことなら妖ではさわれないものがあるかもしれない。一刻も早く出してあげましょう」夏目は走れないナナマキをおんぶして走る。 ナナマキ:「弟子の名はアズマと申します。共に暮らしていた頃、私は河原で転び足を痛めたことがありました。するとあの、ひょろひょろガリガリの腕でこんなふうに私をおぶってくれた...そしてアズマはとても腕のいい石洗いになった...夏目さまにもお見せしたい。あいつは、とてもとても美しい花を描くのです」浦谷に着いた。祓い人の残した気配や封じてそうな場所を探す。 先生:「見つけ出しても、もうダメかもしれんぞ」夏目:「ダメってどういうことだ、先生」先生:「落ち着け、命は無事だろう、おそらく」夏目:「なんだ、脅かすなよ」 先生:「バカタレ。石洗いの力はとてもデリケートなのだ。一度でも己が穢れればその力は...祓い屋に封じられたことで、おそらく穢れを受けたんだろう。封印から出られたしとても、もう残念だが石洗いはできんだろうな。そんなことぐらいナナマキもわかっているだろう」夏目:「だったら尚更だ。見つけてやらないと」 あったよ夏目とヒノエが呼んだ。ヒノエ:「この岩からまじないの匂いを感じるよ。それにほら、少し隙間があって、内側から何か出ようとしている跡かもしれない」ありがとうヒノエと夏目が岩を押してみたが動かない。当たり前だ。仮にも術がかかっているとニャンコ先生。 ナナマキ:「私がその岩を洗ってみましょう。うまくいけば術が少し弱まるかもしれぬ」 先生:「う~ん、そうなれば私の光で封を壊せるかもな」ナナマキ:「おお、かたじけない。ニャンコ殿」 花の模様が消えてゆく。 斑:「さあ、開くがいい...」 封がとけた。みんなで岩を押す。 中はカラだった。 夏目:「ここじゃなかったのか?」ナナマキ:「いいえ、アズマの気配は感じます」 ヒノエ:「じゃ自力で抜け出したのか。でも、ならどこへ?」 中級:「なぜ現れないんでしょう」ナナマキ:「おそらくあの子はもう、石洗いではなくなったのでしょう...」 夏目:『だから身を隠したのだろう。もう八万の石は洗えない。役目も終えずには帰れないのだ。大切な人のもとへは尚更...自分を恥じて...』 ナナマキ:「世話になりました」 夏目:「ナナマキ様はこれからどうするんですか」ナナマキ:「里へ帰ってももう味気ない。アズマを捜す旅にでも出ようと思います。旅をしながら石を洗いましょう。私の花を見かけたら懐かしくなって出てくるかもしれぬ。私をまた追ってきてくれるかもしれぬ」ナナマキ様の花、綺麗ですからねと夏目。初めて見た大岩も河原で小石に描かれた花も綺麗だったと夏目が言うと、私は河原には行っておりませぬとナナマキ。足を痛めて以来、河原には近づかないようにしていると言った。じゃあ、あの花は...夏目はナナマキを河原に連れて行く。 ナナマキ:「おお、まさしくこれは...アズマ...アズマ...ナナマキが迎えに来たぞ。出てこい。会いたいのだ。会いたくて来たのだ...」 アズマが姿を現した。 アズマ:「ナナマキ様、私はもう帰れません。立派な石洗いになって、美しきあの里へ帰りたかった。でももうかないません。石を洗えなくなりました。あんなに、あんなに育てていただいたのに、私はもう...」 ナナマキ:「よかった、よかった。また会えた」 ナナマキ:「もう帰れぬなら旅でもしよう。ふたりで巡ればきっと美しき地も見つかる。もう帰れぬなら共に帰れる場所を探しに行こう」 夏目:「美しいといわれるふじまの里。そんな場所の代わりになるようなところが見つかるだろうか。いつか、見つかったらいいな」 先生:「まったく。これでまた石洗いが減ったか」夏目:「そうだな。志を貫けなかったアズマの傷は深いだろうな」先生:「フン、傷なんてのはうまいもん食って寝れば治るもんだ~」夏目:「先生じゃあるまいし」 美しい場所...美しい花...塔子:「貴志くん、お勉強? あらまあ、綺麗ね。お花?」夏目:「いえ、これは...」 ☆次回 「二体さま」【感想】優しくてきれいなお話でした。「もう帰れぬなら共に帰れる場所を探しに行こう」ナナマキの言葉に心が洗われたような気がしました。毎週、ちょっと切なくて、でもあったかな気持ちになれるね。
2017.04.23
進撃の巨人2 #28 「南西へ」☆前のお話は→ 第27話 ただいま★1期はこちら→ 「進撃の巨人 第1話~第25話」 生存者はいたかとライナーに聞かれたコニーは、いねえよ、もうおしまいだ。俺の故郷はもうどこにもなくなっちまったと泣いた。 何か妙だぞとゲルガー。誰か死体を見たかと聞くが誰も見た者はいなかった。そんなことがあるのか。巨人が一滴の血も残さずに...と言うゲルガーにリーネが、全員逃げたんだよ。誰も喰われてないってことだ。家族も村の人もと言った。 そうか、そうですよねとコニー。巨人に喰われて痕跡が一切残らないなんてありえない。 ありえない点は他にもあるとゲルガーは思った。村人の避難が本当に完了していたというのなら巨人が誰もいないはずの空き家をこうも徹底的に壊したりするもんか? それに何より不可解なのはあの馬小屋だ。馬なしで逃げても生存の可能性は相当薄いだろうに。出発の声がかかる。これより壁の破壊箇所を特定しに行く。 コニーが家の前から去ろうとすると、「オ...ア...エリ...」巨人が何かしゃべった。 ライナーに、今あいつがと言うと、俺は何も聞こえてない。しゃべってないで任務に集中しろと言った。 コニー:「なんかあいつさ...ありえないんだけど母ちゃんに...」ライナー:「コニー、お前は今がどんな状況かわかってんのか。俺たちの働きが何十万人もの命に直接影響してんだぞ。考えるのは今避難しているお前の家族のことだろ。兵士なら今最善を尽くせ」 コニー:「ああ、そうだな。その通りだ」コニーも出発した。 こちらは西班。壁に近い人が住んでいない地域まで来た。このまま南下しようとナナバ。なぜですか、これより南に人はいないはずではとユミルが聞くと、破壊された壁の位置を特定しなければならないから西側から壁沿いに走って探そうとナナバは言った。 ユミル:「私とクリスタは戦闘装備がないんですよ。これより南には巨人がうじゃうじゃいるはず。私たちはやつらのおやつになる可能性が高い。一旦前線から退かせてください」 ナナバ:「ダメだ。連絡要員はひとりでも確保しておきたい。気持ちはわかるが兵士を選んだ以上は覚悟してくれ」西班は壁沿いに南下を続ける。 クリスタはユミルに、私はここで最善を尽くしたい。だって私は自分で調査兵団を選んだんだからと言った。でもあなたはそうじゃないでしょと言うと、お前のためにとでも言いたいのかとユミル。じゃあなんで今ここにいるの?とクリスタは聞いた。ユミルはクリスタに憲兵団を目指すよう促すばかりかその権利さえ渡そうとした。今の私の実力が今期の10番以内に見合うはずがない。どうやったのかわからないけど、なんで私にそこまでするの?とクリスタ。私の生まれた家と関係あるのかと聞くと、ユミルはあると答えた。 ユミル:「クリスタ、安心してくれよ。私がここにいるのは、すべて自分のためなんだ」クリスタ:「そっか。よかった」 東防衛線では兵士たちが巨人と戦っていた。 ギリギリまで引き付けてキッツの合図で一斉に砲撃。 班長のリコが巨人を仕留めた。 この調子ならこの防衛線も維持できますと言われたリコは、いや、巨人の恐ろしさは数の力だ。集団で来られたらここも突破されてしまうだろうと言った。 リコ:「ただ、なんだろう、何か...」 ハンネス:「おかしい」壁沿いに走るハンネスも感じていた。いまだに一匹も巨人と遭遇しない。壁の穴にはかなり近づいたはずなのにまだ随分と静かだ。 ハンネス:「願わくば、このまま穏やかなままとはいかねえもんだろうか...」 壁に沿って進む南班。まだ巨人は現れていない。 いつどの瞬間にあいつらが暗闇から飛び出してきてもおかしくない。前方に松明が見えた。ナナバたち西班だった。 お前らも壁に沿って来たのかとゲルガーが言うと、ああ、それで穴はどこにとナナバは聞いた。 ナナバ:「ここから西に異常は見つからなかった。そっちが見つけたんじゃないのか?」ゲルガー:「いや、こちらも穴など見てない」 巨人が通れるほどの破壊跡を見落とすはずもない... もう一度確認してみるかとゲルガーが言うとナナバは、そうすべきだが、さすがに馬も我々も疲労が限界にきてる。せめて月明りでもと言った。 月が出た。あれは城跡か? 多少荒れているが一晩休む分には問題なさそうだ。 エルミハ区へ向かうエレンたち。リヴァイはハンジに、お前はただの石ころで遊ぶ暗い趣味なんてあったかと聞く。ああそうだよとハンジ。これはただの石じゃない。女型の巨人が残した硬い皮膚の破片だ。 えっ、消えてない? とアルミン。ハンジ:「そう、アニが巨人化を解いて体から切り離されても、この通り蒸発しない。消えないんだ」もしかしたらと思って壁の破片と見比べたらその模様の配列や構造までよく似ていた。つまりあの壁は大型巨人が主柱になっていて、その表層は硬化した皮膚で形成されていると考えていいとハンジは言った。 本当にアルミンも言っていた通りとミカサ。じゃあ...と言いかけたアルミンの口を、待った、言わせてくれと塞ぐとハンジは続けた。 このままじゃ破壊されたウォール・ローゼを塞ぐのは穴を塞ぐのに適した岩でもない限り困難だ。でももし巨人化したエレンが硬化する巨人の能力で壁の穴を塞げるのだとしたら... エレン:「俺で穴を塞ぐ?」ハンジ:「元の材質は同じはずなんだ。巨人化を解いたあとも蒸発せずに石化した巨像を残せるのなら、あるいは...」 アルミン:「賭ける価値は大いにあると思います。それにそのやり方が可能ならウォール・マリアの奪還も明るいですよね」従来のやり方だと大量の資材を運ぶ必要があったから壁外に補給地点を設けながら進むしかなかった。でも荷馬車を護送する必要がないとなるとシガンシナ区まで最速で向かえる。それを巨人が動かない夜間に決行するのはどうでしょうかとアルミンは言った。 ハンジ:「なるほど。少数だけなら一気にウォール・マリアまで行けるかもしれないのか。状況は絶望のどん底なのに、それでも希望はあるものなのね」アルミン:「ええ。ただし全てはエレンが穴を塞げるかどうかにかかっているんですが」できそう? とハンジに聞かれて考え込むエレンにリヴァイは、できそうかどうかじゃねえだろ。やれ、やるしかねえだろうと言った。リヴァイ:「こんな状況で兵団もそれに死力を尽くす以外にやることはねえはずだ。必ず成功させろ」 エレン:「はい。俺が必ず穴を塞ぎます」エレンは鍵を握りしめた。地下室、俺ん家の地下室だ。おやじの言葉が本当なら、そこにすべての答えがあるはずだとエレンは思った。 エルミハ区に到着する。 止まるな、迷子になっちまうだろうがとニック司祭を蹴るリヴァイ。人々の姿を見て司祭は言葉を失った。 リヴァイ:「それは、こうなるに決まってる。壁が破壊されちまったんだからな。あれがお前らが切り捨てようとしている顔だ」 リヴァイ:「お前らの望みがかなって壁の中を巨人で満たすことに成功すれば、みんな巨人の臭え口の中で人生最悪の気分を味わいその生涯を終える。人類全員、仲よくな」 気持ちの変化はあったか? 時間がないから話すか黙るかはっきりしろとハンジに言われた司祭は、私は話せない。他の教徒もそれは同じで変わることはないだろうと言った。 司祭:「それは自分で決めるにはあまりに大きなことだからだ。我々ウォール教は大いなる意志に従っているだけの存在だ。我々は話せない。だが大いなる意志により監視するよう命じられた人物の名なら教えることができる。その人物は今年、調査兵団に入団したと聞いた。その子の名は...」 司祭:「とにかく彼女を連れて来い。彼女なら我々の知りえない真相さえ知ることができるだろう。私ができる譲歩はここまでだ。あとはお前たちに委ねる」その子、104期だから今は最前線にいるんじゃとハンジ。行きましょう、とにかく急がないとと出かけようとしたエレンは入って来たサシャとぶつかった。こんなところで何やってるのとミカサ。 サシャ:「先ほど兵団支部に事後報告に行ったところ、上官殿から分団長宛ての書類をお預かりしました」ハンジ:「書類? わかった。ご苦労さん」 ハンジは書類と引き換えにサシャに芋をくれたw ハンジ:「それで104期の子は誰なの?」 エレン:「あの一番小さい子ですよ」アルミン:「金髪で長い髪で、えっと、あとは...かわいい」 ミカサ:「ユミルといつも一緒にいる子です」ユミルと聞いてハンジとリヴァイの顔色が変わった。そのユミルはライナーに、どういうことだ、ユミルお前...と言われていた。寝ていたクリスタたちは、全員すぐに屋上に来るようにと起こされた。屋上に行くと、 巨人が押し寄せてきていた。 なんでまだ動いてるんだ。日没からかなり時間が経っているのに...コニーが、おい、あれを見ろと声を上げた。 でけえ。何だあいつは? リヴァイはエレンたちに、ここからは別行動だ。あとは任せたぞと言った。リヴァイ:「お前らはエルヴィンが決めた即席の班だが、今はお前らだけが頼りだ。わかってるな、アルミン。お前は今後もハンジと知恵を絞れ。ミカサ、お前がなぜエレンに執着してるかは知らんが、お前の能力のすべてはエレンを守ることに使え...」 巨人たちが城に入って来た。 ナナバ:「新兵、下がっているんだよ。ここからは立体機動装置の出番だ」 ナナバ、ゲルガーらが巨人に立ち向かう。 獣の巨人は壁をよじ登っていた。 リヴァイ:「それからなエレン、お前は自分を抑制しろ。怒りに溺れて本質を見失うな。今度こそしくじるなよ」 ハンジ:「ここの塔からなら壁が見渡せそうだ。南西の壁近くにある古城、ウトガルド城を目指そう」 ☆次回 「兵士」【感想】コニーの家の上に乗っかってた巨人はコニーと目が似ているね。母親? 家族や村の人たちはどうしちゃったんだろう。コニーの村のことも謎だし、クリスタが重要なカギを握っているみたいで、こちらも気になるところ。気になるといえばユミルも気になるし、相変わらず謎だらけだな。性別が謎の人もいるねw今回は珍しく誰も巨人に喰われなくてよかった。が、立体機動装置をお持ち帰りしている獣の巨人が登場しているし、壁までよじ登ってしまったし、次回は死傷者続出かな。心配しながら続きを待つことにします。
2017.04.19
ニューカレドニア 2017 (3) ★前回までの旅行記は→ 「カテゴリ別記事・ニューカレドニア旅行記2017」でご覧ください。☆2017年2月に行ったニューカレドニア旅行記の3回目は酒類の販売時間についてです。ニューカレドニアではいつでもビールなどが買えるわけではないです。曜日によっても違います。ガイドブックなどにも載っていますが、うっかり忘れやすいので私の覚書の意味でお話しておきます。 *写真は最終日にレストランで飲んだ、ナンバーワンビールです。お店で買った缶ビールの写真を撮り忘れてしまったのでこれで。早起きしてビールを買って冷蔵庫に入れてから出かけよう(^^)/☆ニューカレドニアでは酒類の販売規制があります。昼の12:00以降スーパーなどでお酒を買うことができない日があるので注意してください。販売禁止になるのは、▲金曜・土曜・日曜▲学校がある水曜▲祝日とその前日★ワイン専門店ではいつでもワインが購入できます★レストランはいつでも飲むことができます☆日本ではいつでも冷えたビールが買えるから、ちょっとビックリなんだけど、スーパーなどは棚にお酒は並んだままになっているけど、貼り紙などがしてあって買えないです。知らないで行ったらガッカリですよね。☆オプショナルツアーで島などに行くときなど、帰って来て夕方に買い物に行けばいいとか思っていると営業していてもお酒は買えなかったりします。買える日でも冷えたビールは売っていないので、出かけるときは朝早く酒を買って冷蔵庫に入れてから出かけましょう。朝6時くらいからやっているお店もあります。★出先の島で買ってくればいいやと思っている方に注意。イルデパン島では酒類の販売は禁止されています。酒類を売っているお店はないです。酒はレストランのみです。宿泊する方、本島で購入してホテルに持ち込むことはできますが機内に持ち込む手荷物に入れることはできません。預け入れ荷物に入れてください。*イルデパン島の酒の販売禁止は大酋長命令らしいです。メラネシア系の人は体質的にお酒に弱い人が多くてトラブルの原因が酒ということが多いらしいです。よその島の旅行記のときも話したけど、酋長は世界一偉いです。大酋長の気が変わらない限りイルデパン島のお店で酒の販売をすることはないでしょう。 ☆ビールの写真がなくて、お土産にクッキー付きで売っているやつですが、ニューカレドニアのビールといえば「ナンバーワンビール」口あたりがよく飲みやすいビールです。 ☆それともうひとつ。前回はたぶんなかったので知らなかったんだけど、お土産通販などにも出ている「マンタビール」で、シトロン、アンタンス、ゴールドの3酒類。女性向けビールというコンセプトで作ったとか。★私は2日目の早朝にナンバーワンとマンタゴールドを購入しました。どちらも美味しかったです。私はナンバーワンのほうが好きかな。物価が高い高いと言っているけど、ビールはそんなに高くなくて、330ml缶6缶パックで900円くらいでした。バラで買ってもそんなに割高ではなかったような気がします。でも何せ販売規制があったりするんで、買いそびれないように注意です。★いつでも買えると話したワイン専門店の話。ニューカレドニアではワインは作っていないけど、フランス領なのでフランスワインの品揃えが豊富らしいです。日本では売っていないものとか、お手頃価格のものもあるみたい。私は家から持って行った激安ワインと焼酎があったので買う気もなかったけど、ワイン好きの方はお店をのぞいてみると楽しいかもです。 ☆お酒の話は以上です。まあ、酒を飲まない人には関係ないし、食事はレストランでして部屋では酒は飲まないという方にはどうでもいい話だったかもですが、覚えておいて損はないかなと思います。☆次回は2日目の様子からになりますが、最後に前回の空港のところでお話していなかった両替の話を少し。金額によっても違ってくるので、いくつか並べておきます。判断材料にしてくださいませ。・日本と現地、どちらで両替するのがいいか→ 現地のほうがレートがいいです。・一番レートがいいのは→ クレジットカードで現地通貨のキャッシング。空港にもATMがあります。・空港の両替所→ 成田でするよりレートはいいです。夜便で到着時も開いています。が、手数料が1回600パシフィックフラン程度かかります。少ない金額だと割高になります。・少額の両替は→ ホテルのフロント、現地旅行会社のツアーデスクなど。レートは空港よりよくないですが手数料は取られません。1万円くらいまでの両替なら可。それ以上は断られることがあります。・クレジットカードは→ ヌメアではかなり普及しているので問題なく使えます。離島では使えないところもあります。両替も離島に行く時はヌメアでしたほうがいいです。☆ATMのキャッシングが一番いいと言いましたが、まれに機械の故障で使えないことがあります。ホテルのフロントも今日はお金がないとかで断られる場合もあります。両替方法はいくつか考えておいたほうがいいです。念のため。★旅行会社では日本での両替をすすめているところが多く「現地の空港の両替所は長蛇の列になっていることが多いです」とか案内に書かれていたりしますが、私が見た限りではそんなに驚くほどの列にはなっていませんでした。まあ仮に長蛇の列で両替に時間がかかったとしても、ホテルに行くバスが出てしまうなんてことはないのでご安心を。ですが面倒な手間を考えたら旅行会社で出発前に両替するのもいいかもしれません。成田空港と旅行会社のレートの差はほとんどないです。日数がかかったり、金額が限られたりする場合があるので利用するときは早めに確認を。
2017.04.15
小さいころからときどき変なものを見た。他の人には見えないらしいそれらは、おそらく妖怪と呼ばれるもののたぐい。☆5期はこちら →「夏目友人帳 伍」夏目友人帳 陸 第1話 「つきひぐい」 お客さん用の団子をニャンコ先生が全部食べてしまったので買いに走る夏目とニャンコ先生。塔子さんが美味しいからってわざわざ買っといてくれたのにと夏目が言うと、お客と言っても田沼の小僧と多軌の小娘だろう、アメでもキャラメルでも出しとけとニャンコ先生は言った。まったくもう、まだお店に残っているといいけど。 橋のそばまで走って来た夏目は何かをぶつけ合うような音を聞いた。河原に下りてみると壷を被った妖怪が橋げたに頭を打ち付けていた。 妖怪だよな。関わる前に早く行こう。立ち去ろうとすると音が止まった。もう一度みると、いない。と思ったら真後ろに立っていた。 妖怪:「壷が抜けんのです。割れもせぬ。取ってもらえぬだろうか」 夏目:「どう思う、先生。取ってやりたいけど、封印されてる妖怪ってことはないだろうか」先生:「う~ん、あの壷からは術のようなにおいはしない気がするが」古い壷を見つけて中を覗いていたらすっぽりとはまってしまった。ご覧の通り怪しい者ではございません。助けてくだされと妖怪。自分で怪しくないなどと怪しさMAXではないかとニャンコ先生。なあ夏目、と夏目はすでに壷を取ろうとしていた。 夏目:「取ってやるが妙な真似をすればこのニャンコ先生が祓ってしまうからな」先生:「何、また私にタダ働きをさせる気か」夏目が引っ張ると壷が取れた。 妖怪:「わしはつきひぐいといい旅をしておる者。この御恩は返さねばなりません。お礼にお前様を若返らせて差し上げよう」余計なことはするな。絶対だぞとニャンコ先生。つきひぐいは手を振って去った。あっと声がしてニャンコ先生が振り向くと、 先生:「な~夏目がちっちゃくなってる~」夏目:「変な猫がしゃべってる」先生:「ん、おい夏目」夏目:「なんで俺の名前を知ってるんだ。お前は何者だ。タヌキのお化けか」 先生:「ツッコミたいことが多すぎて私はどうすればいいんだ。クソ~若返ったことで記憶が飛んだか。おい夏目」 夏目:「あまり近づかないでくれ。タヌキのお化け」 先生:「タヌキではない。ニャンコ先生だ」ニャンコ先生は夏目に、私のことは置いといて、ここがどこで、いつなのかわかるか。今いくつだと聞くが、どうしたんだろう、よくわからないと夏目。ガキに戻ったというより記憶が混乱しているようだなとニャンコ先生は言った。 先生:「いいか、よく聞け。私はニャンコ先生。お前の命を救った大恩人でお前は私の下僕。お前は現在ド平均の成績あたりを波のように揺蕩う彼女なしの高校生で藤原家に居候中の身なのだ~」 そんな顔をしてもそれが真実なのだ。とにかく帰ってどうするか考えるぞとニャンコ先生が言うと夏目は、もしタヌキの言っていることが本当ならこんな姿の俺が帰って平気なのかと言った。 先生:「ウェッ。確かに塔子たちに説明のしようがない上、もし夏目の記憶が戻ったら尻尾の毛をむしり取られるかもしれん」 先生:「こうなったら名取の小僧のところに...これっぽっちも役に立つ予感がしない」 先生:「う~ん、では犬の会...いや、下手をすると行方不明あつかいにされるぞ」夏目は、よく知らない妖怪と一緒には行けない。俺は俺で行動してみるよと言った。そこに田沼と多軌が来た。田沼:「あれ、先生、そんなところで何して...あ、その子は?」 先生:「お前ら、超いいところに。何とかしてくれ~」田沼:「そんな大声でしゃべっていいのか。そういえば夏目は?」先生:「あそこのガキをようく見てみろ」 田沼・多軌:「夏目(君)の...弟?」先生:「惜しい、本人!」 信じ難いだろうが妖者の仕業で子供に戻されたと言うニャンコ先生に元に戻せるのと多軌。わからん。とりあえず場所を変えたい。お前の部屋を貸せと先生は田沼に言った。夏目を見るとひとりでどこかに行こうとしていた。 田沼:「待て夏目、どこ行くんだ」夏目:「俺のこと知ってるんですか」田沼:「ああ...俺たちは夏目の友人だよ。とりあえず俺の家へ行こう」 田沼は夏目に、よくわからなくて怖いかもしれないけど、俺たちは夏目が妖を見るってことを知ってる。そういうことを話してくれる仲だということだけでも信じてもらえないかと言った。多軌:「行こう、夏目くん」夏目:「お願いします」 田沼の家へ。あそこに見える寺が家だよと田沼が言うと、すごい、田沼さんてお寺に住んでいるの?と驚いた夏目は、でもなんだかこの道は知ってるような気がしますと言った。そっちの畑は蓮華がいっぱい咲くんじゃないかなと言う夏目に、そうよ夏目くん。そこの畑で花冠を作ったこともあるのよと多軌。あそこの石段の上の神社には祭で行ったし、そこのあぜ道を突っ切って出る川に西村たちとよく釣りに行くんだと田沼。 夏目:「お祭り、釣り、まるでおとぎ話みたいだ」多軌:「ううん、夏目くん、本当のことだよ。みんな本当なんだよ」田沼の家に着いて、それで今、何を覚えているかと田沼に聞かれた夏目は、よくわからないんですと答えた。頭の中が真っ白なような、でも体はすごく軽くなったような、すごく違和感があるのにそれが何なのか...夏目:「そこの、タヌ...猫のお化けは俺はほんとは高校生だって言うけど、とても信じられないし...」 多軌:「先生、どうしてこんなことに?」先生:「つきひぐいの仕業なのだ。どこかで聞いたことがあると思っていたが...」 先生:「たしか、旅をしながら古民家や蔵に泊まり込み、出て行くときはお礼にその家の古くなってしまった物をひとつ新しくして去って行く。人や獣さえ若返らせる力があるとかで血眼でやつを探しているまじない屋もいたという噂の妖者だ。そして先ほど夏目のやつがそいつを助けてお礼をもらってしまったというわけだ」じゃあ、そのつきひぐいっていう妖怪をもう一度みつけて聞けば元に戻れる可能性が見つかるかもしれないと夏目。さっきの場所に早く戻らないと。俺、行ってきますと立ち上がった。だったら俺たちもと田沼。やつの顔も覚えていないガキと見えもせんガキが行って何になるというんだとニャンコ先生は言った。 先生:「夏目が子供になったことをここらの妖者に知られるのも面倒なのだ。お前達はここで夏目の子守りでもしていろ。私が特別に探して来てやる」夏目:「どうして妖怪が俺のためにそんなことを?」先生:「貴様が元に戻らんと塔子の夕飯も食いに帰れないからだ」 多軌:「ありがとうニャンコ先生。夏目くんは任せて~」 不思議。とても信じられないけど時々する子どもとは違う顔がやっぱり夏目くんだなってと多軌。こういうとき、できることって少なくてと言う多軌に田沼は、田沼:「そうだな、よし、カレーでも作るか。今日は夏目たち家に泊まりになるかもしれないし、先生が腹ペコで帰って来るかもしれないから」多軌:「そうね、私もごちそうになってもいい?」田沼:「もちろん」 ニャンコ先生は妖怪たちに木目のような顔をした妖を見なかったかと聞いて回っていたがつきひぐいを見かけた者はいなかった。今ならすんなり友人帳が私の物になるな。そう思うとちょっとご機嫌だなと言いながら壷のところに戻ってクンクン。斑の姿になって、 斑:「ああ、見つけてしまえそうだな。つきひぐい。やれやれ」 田沼の家では夏目も手伝ってカレー作り。 田沼が鍋の水をこぼしてしまった。夏目が雑巾を取って来ますと部屋を出て行った。 夏目:「あった。あれ、なんで俺わかったんだろう。初めて来たところなのに。本当なのかな。お祭りとか釣りとか。あのふたりは本当に俺の友だちで...」窓を叩く音がして見ると窓の外に妖怪がいた。夏目に、ここ開けてと言う。 あっちへ行け。ここには田沼さんと多軌さんがいるんだから妖怪なんか絶対に入れないと夏目が言うと、違うよ僕は入らない。ここを開けたらお前を連れ出してあげると妖怪。あのふたりはとても怖くてずるい妖怪でお前を騙して食べるって話してたよと言った。うそだ。あのふたりはきっとそんなことをしないし、もしそうならあの猫のお化けが俺を残していったりしないと夏目。窓の外の妖怪はあの猫は自分が食べられるのが嫌だからお前を騙して自分だけ逃げて行ったんだと言った。だってほら、全然帰って来ない。 ウソだ、あっちへ行けと夏目。田沼が来てどうしたと聞くと夏目は走り出した。家の中を逃げ回る夏目。様子が変だ。危ないから捕まえてくれと田沼は多軌に行った。ふたりで夏目を追いかける。 つかまえた。どうした何か見たのかの田沼。少しは落ち着いた?と多軌。夏目は、はい、ごめんなさいと言った。多軌が急に笑い出した。 多軌:「ごめんなさい。家は小さい頃しつけが厳しい方だったから人様のお家で鬼ごっこなんかしたの初めてで、こんな時なのにちょっと楽しくなっちゃった」田沼:「ああ俺もだな。ここに来るまでは家の中で追いかけっこなんかしたことなかったし」夏目:「本当は窓の外にお化けがいたんだ。それで、田沼と多軌は俺の...」と、言いかけた時、夏目のお腹が鳴った。 そうだ忘れるところだったと多軌は言うとカップケーキを出した。カレーはまだ煮込まないといけないからちょうどいいなと田沼。多軌:「夏目くんの家に遊びに行ってみんなで食べようと思って買って来たの」夏目:「遊びに? 俺の家に? あの猫が言っていた藤原さんて人の家? 」夏目:「藤原さんてどんな人? 優しい人? 俺は嫌われてない?」田沼:「とっても優しい人だよ。嫌われてなんかいないし夏目がいつもすごく大切にしている人たちなんだ。夏目やニャンコ先生を大切にしてくれる人たちだよ」夏目:「本当はいろいろ思い出せそうな気がするんです。でも思い出そうとすると怖いことや痛いことがいっぱい戻って来るような...田沼と多軌は俺の友だち?」田沼・多軌:「うん」夏目:「あの猫のお化けも田沼も多軌も妖怪できっと俺をからかっているんじゃないかって...そう思っていないときっとガッカリするんだろうって...わかっているんだけど...」 夏目:「本当だったらいいな。本当だったら早く戻りたいな。もし元にもどったら、こうしてふたりに遊んでもらえたこと、俺は覚えていられるかな」 田沼:「俺たちが覚えているよ。だから、早く帰って来いよ、夏目」 ニャンコ先生はつきひぐいを見つけた。まったく、余計な事をやりおって。夏目を元に戻せ、できるだろうなと言うと、出来ますがなぜ?とつきひぐいは言った。つきひぐい:「人も物も命短いのだから若返り新しくなれたほうが嬉しいものでは?」 先生:「新しくありたいか月日を重ねたいかはそれぞれ違うもんだろ」 ニャンコ先生が帰って来た。先生:「な~疲れた。田沼と多軌はどうした」夏目:「カレーの仕上げをしてる。俺はなんだか眠くなって昼寝させてもらってるんだ」先生:「術解きを頼んできた。そのせいだろう。日が沈む頃には解けるらしい」先生:「疲れたから私は寝るぞ。そのうち倍にして返してもらうからな」夏目:「うん、ありがとう」 夏目:「ニャンコ先生、俺と先生は友だちなの?」先生:「違うぞ。ただの腐れ縁だ」 カレーができたぞと田沼と多軌が夏目を呼びに来た。 元に戻った夏目がニャンコ先生と寝ていた。☆次回 「明日咲く」【感想】つきひぐいは見ため少し怖いし怪しいけど悪いやつではなかったのね。お礼はかなり大きなお世話だったけど、夏目が元に戻れてよかったです。田沼も多軌もほんとにいい人だね。そしてニャンコ先生も。いいお話でした。6期のスタートは思ったより早かった感じ。OPの画像きれいだね。曲の方はまだ慣れていないので何とも言えないんだけど。5期の時に季節が合っていて秋の景色が良かったって話したけど、今回の春のお話もいいですね。桜が咲く景色がきれい。また毎週たのしみです。
2017.04.15
巨人が紛れ込んでいるとの疑いから隔離されていた104期生たち。そこで突如として巨人が出現。すぐさま各区に伝令が走った。しかし、その事件の本当の意味を知る者は、まだ誰もいなかった。☆前のお話は→ 第26話 獣の巨人★1期はこちら→ 「進撃の巨人 第1話~第25話」進撃の巨人2 #27 「ただいま」トロスト区。ピクシス司令の元にもウォール・ローゼが突破されたもようとの情報が届く。ストヘス区。車に乗り込むエレン、ミカサ、アルミン。いったいどうなってるんだと言うエレンに、巨人がいる壁を巨人が破るかなとアルミン。前にもあったろ、俺たちの街がやつらにとエレンが言うとアルミンは、あれは門だったと言った。 アルミン:「あの壁って、石のつなぎ目とか何かが剥がれた跡とかなかったから、どうやって造ったのかわかんなかったんだけど、巨人の硬化の能力で造ったんじゃないかな」 アルミン:「アニがああなったように硬化の汎用性は高い」 5分後には出発と言われたが確認したいことがあるとハンジ。何かを見つけた。リヴァイが呼びに来てニック司祭も一緒にエレンたちが待つ車へ。 なぜウォール教の司祭がと聞かれて、ニックとは友達なんだよねとハンジ。開門の声がかかる。 エルヴィン:「ウォール・ローゼの状況がわからない以上、安全と言えるのはエルミハ区までだ。そこで時間をかせぐ。行くぞ」 アルミン:『僕たちはずっと、巨人によって巨人から守られていた...』 ニック司祭が壁の中に巨人がいることを知っていて黙っていたと聞いて驚くエレン。知っていることがあったら話してくださいよ。人類の滅亡を防ぐ以上に大事なことなんてないでしょと言うがニック司祭は答えなかった。質問の仕方はいろいろある。俺は今ケガで役立たずかもしれんが、こいつひとりを見張ることぐらいできるとリヴァイ。脅しは効かないよ、もう試したとハンジが言った。 ハンジ:「私には司祭がまっとうな判断力を持った人間に見えるんだ。もしかしたらだけど、彼が口を閉ざすには人類滅亡より重要な理由があるのかもしれない」 「あそこで最後か?」「いえ、奥の森に私の村があります。私が行きます」「わかった。手前の村は俺にまかせろ」自分の村へと向かうサシャは思い出していた。 冬の備蓄の燻製を食べて父に叱られるサシャ。落ちた肉を食べるサシャに、もういい、好きにせえと言った父は、お前はこの世界がどうなっているか考えたことはあるんかと聞いた。サシャ:「そんなん、よそ者が来て森や獲物を横取りするからやし。だから腹減る」 父:「ああ、そうて。けどな、その人たちもすみかを奪われしかたなくここに流れて来とる」サシャ:「奪われた者が悪い。はよ出ていけばいいんに」 父:「奪ったんは巨人ぞ。ウォール・マリアの壁、穴あけられて他に行き場があるんか」*サシャと父の会話。めっちゃ訛ってます。 森を切り拓き穀物を植えるほうが多くの人の腹を満たすことができるから我々の一族も狩りをやめて森を明け渡すべきなのかもしれない。王政から対価を支払う代わりに馬を育てろと言われていると父。 狩りをやめたら私たちじゃなくなる。何で、私らをバカにしているやつらのためにそんなことせんといかんのと言うサシャに父は、我々は世界に生かしてもらっとるからなと言った。 父:「人間ちゅうのは群れで生きる動物なんじゃ。違う生き方をしている人間でん、限られた環境の中じゃ同じ群れに入って人と関わっていかんけりゃ...」ご先祖様に生き方を教えてもらって生きてきたんだから、よそ者に受けた恩なんかないとサシャ。一生この森の中で自分や同族のみの価値観で生きていくのもいいが、それと心中する覚悟はあるのかと父。これからどんな危機に見舞われても助けを乞うてはならん。義務を果たさない者がその恩恵を受けることができないのは当然だからなと言った。 父:「伝統を捨ててでも一族と共に生きたいと思うとる。世界がつながってることも受け入れなければならん。サシャ、お前は少し臆病なところがあるな。この森を出て他人と向き合うことは、お前にとってそんなに難しいことなんか?」 あれ以来3年帰ってない。きっと異変に気づいて逃げてるはず。馬を走らせるサシャは巨人の足跡を見つけた。村へ急ぐ。 新しい村ができていた。 巨人が入り込んでいる家を見つけた。 サシャは巨人のうなじめがけて斧を振り下ろす。切り取ってしまわないと塞がってしまう。斧が飛んで天井に突き刺さってしまった。 足を喰われている母親のそばに動けずにいる少女がいた。サシャは母親にごめんなさいと言うと少女の手を引いて外に走り出た。 もう大丈夫ですよ、きっととサシャが言うと、何が?と少女。えっと、それは...と手を放して馬に逃げられてしまった。 心配ありません。ちょっと待っててくださいと言うサシャに、何でそんな喋り方なのと少女。巨人が家から出て来た。弓をもって逃げる。 大丈夫ですからと言うサシャに、何で? もうみんな逃げちゃったよと少女。村の人は母さんが足が悪いのを知ってた。でも誰も助けてくれない。私もただ見てたと言った。 ユミルはサシャに、そのバカ丁寧な話し方がウザイと言い、何で同期にまで敬語なんだよと聞いた。サシャが答えられずにいると、故郷の言葉が恥ずかしいんだろ。図星か、意外と気にするんだなバカのくせにと言った。ユミル:「サシャ、お前はずっと人の目を気にして作った自分で生きていくつもりかよ。そんなのは、くだらねえ。いいじゃねえか、お前はお前で。自分の言葉で話せよ」 ありがとうございますとまた敬語を使ってしまい。すみませんまだちょっとと謝るサシャ。クリスタが、やめなよ、人に言われて話し方変える必要ないよと言った。クリスタ:「これはサシャが決めたサシャなんだから、今だってありのままの言葉でしょ。私はそれが好きだよ」 ユミル:「物は言いようだな。まあいまさら口調を変えられたところで鬱陶しいことには変わらないか」クリスタ:「あのね、誰もがユミルみたいに無神経じゃないの」 ユミル:「なんだと、この...」 『こんなときに思い出すのは、取るに足らないいつもの日常。そんな思い出ばっかり』 サシャ:「ねえ聞いて。大丈夫だからこの道を走って。弱くてもいいから。あなたを助けてくれる人は必ずいる。すぐには会えないかもしれないけど、それでも会えるまで走って。さあ行って、走って。走らんかい!」 サシャは少女をひとり走らせると巨人に向かって弓を構えた。両目を潰せば時間が稼げる。片目に命中したが残り1本になった。これを外したら私とあの子が... サシャは最後の矢を持って巨人に飛びつくと目を刺した。両目を潰し何とか巨人から離れた。あの子を捜さないと。 馬に乗った人たちが来た。父たちだった。少女も一緒だった。 この一帯の人々に馬を与えて回っていた。あの子がこっちにまだ人がいると教えてくれたと父。 父:「それがまさかお前だったとは。あの子のために巨人と戦っとったんだな。サシャ、立派になったな」サシャ:「お父さん...ただいま」 コニーは、どこに巨人がいるかわからないから一旦下がれと言うのも聞かず村へ向かっていた。 「誰かいないか。俺だ、コニーだ。帰って来たぞ」 家の前に来ると屋根の上に巨人が乗っていた。 「コニー下がれ」「俺の家だ。俺の...」みんなが到着する。「お前らは下がってろ。周囲を警戒しろ」「待て、こいつ動けないのか?」「あの手足では...」 「じゃあ、こいつ、どうやってここまで来たんだ?」☆次回 「南西へ」【感想】サシャは食い意地張ってるだけじゃなかった。お父さんも人格者だね。少女を助けることができたし、ただいまも言えたしよかったね。コニーの村はえらいことになっているようだけど、屋根の上の動けない巨人は何なんだろう。コニーの家から湧いたのか? 壁の中の巨人もコニーの村も謎だね。またわからないことが増えたみたい。やはり人類の滅亡より重要な理由があるんだろうか。
2017.04.12
ニューカレドニア 2017 (2) ☆2017年2月のニューカレドニアの旅。旅行記の2回目は宿泊したホテルの様子です。ラマダ・ホテル&スイーツ スタジオルーム*旧「ラマダ・プラザ・ヌメア」 2016年に10周年ということで名前が変わりました。が、新しい名称はまだ浸透していないようです。現地旅行会社のスタッフ、送迎のドライバーなど、みんなラマダ・プラザと呼んでいました。オプショナルツアーの日程表も旧名になっていました。ガイドブックも2017年版でも資料は2015年現在だったりするので変更されていないかもです。他にも最近改名したホテルがあります。まったく違う名前になっているところは少ないですが、旅行される方はちょっと気をつけてくださいね。 ☆ホテルの入り口です。昨年10周年ということで、前回来たときにはなかったホテルです。入り口の左がレセプションです。 ☆客室115。アンスバタビーチ沿いではないですが、数分で行けます。ツインタワーのホテルで、上の方のお部屋は眺めがよさそう。なんだけど、私が宿泊したのはタワーじゃなくて低い建物のほうの4階。レセプションを一度出て手前の別の入り口でした。さすが格安って感じ。 ☆大きいホテルだけど、前の道は工事中で入り口はちょっとわかりにくいです。やっているんだか休みなのかわからないようなスパとかお店があって、その奥が1枚目の写真の場所です。入り口はわかりにくいけど、このホテルを探すときは目の前にすごく大きい目印があります。 ☆コレ。道路を挟んで向かい側にあるのがアンリミラール競馬場。といっても私が滞在中に馬は走っていませんでした。競馬場跡地かと思ったわ。競馬が開催されるのは暑さが厳しくない時期で、6月から9月。しかも月に1回か2回だから行ったらちょうど競馬をやっていたというのは、かなり難しいかな。広いところなので、イベントなどに使われたりしているようです。マラソン大会のスタート・ゴール地点にもなっていたりします。☆外の様子はこれくらいにして部屋です。スタジオルームという部屋です。名前が新しくなったのは知っていたので、部屋も改装したのかなと思っていたけど、タワーのほうはわからないけど、スタジオルームは入ってすぐに古いなって感じだったので、できた時のままだと思います。 ☆でも、けっこう広々として過ごしやすい部屋でした。これだけ夜に撮った写真だけどベッド。 ☆ベッドの左にはテーブル、イス、テレビなどがあって、カーテンの外側はバルコニー。 ☆けっこう広いバルコニー。壁があるからとなりは見えなくていいかな。バルコニーからの眺めは、高い木が目の前にあってあまりよくないです。海側の部屋じゃないので海は見えないです。入り口の上あたりの部屋だったので、見えたのは3枚目の写真のスパの赤い屋根とホテルの前の道と競馬場の一部でした。部屋の中に戻ります。 ☆洗面所。 ☆バス、トイレ。バスタブにはビニールのカーテンじゃなくてプラスチックの扉がついていました。シャワーはハンドシャワー。☆部屋はちょっと古い感じで、ルームキーを差し込むと明りはつくんだけどエアコンのスイッチは手動で、出かけて帰った時は冷房が効くまで時間がかかって、何だかなと思ったけど、この部屋で気に入ったのはこちら。入り口の右がバスルームなんだけど、左側は、 ☆カウンターがあって、向こうはキッチン。 ☆右の奥に見えているのが冷蔵庫。写真は切れているけど冷蔵庫の上に湯沸かしポット。左側、一番奥に流し、その手前にクッキングヒーター、電子レンジ。日本製じゃないけど、簡単で使いやすかったです。上、換気扇の両側の収納には食器類。下の収納は右側にもあって、調味料などはないけど、鍋やフライパン、包丁、まな板、水切りカゴなど、一通りの調理器具とナイフ、フォーク、グラスなどが揃っていました。☆食事を作ってカウンターに並べて、楽しかったです。家のキッチンとは違うけど、物価が高いニューカレドニアで、普通に暮らすみたいな旅がちょっとできたような気がします。食事の様子はまたあとで載せますね。★次は2日目の前にニューカレドニア情報などを少し。
2017.04.09
その壁は人々に100年の安寧の時を過ごさせた。支配されていた恐怖も囚われていた屈辱も忘れさせて。だが、その壁が巨人によって破られた時、人類の戦いは始まった。そして、兵士民間人を問わず多大な犠牲を出しながらも人間の中に紛れ込んでいる巨人の存在を知り、ついにその一人であるアニ・レオンハートを捕獲することに成功したのは、壁が破られてから5年目のことである。だが、人類の次なる脅威はこの時すでに迫っていた。 ☆ここまではアルミンによる1期のおさらい。女型の巨人(アニ)が登ろうとして壊した壁の一部が落ちて中に巨人の顔があったのがラストシーンでした。2期はその続きから。★1期はこちら→ 「進撃の巨人 第1話~第25話」進撃の巨人2 #26 「獣の巨人」 「分隊長、指示を」「えっ、何、ちょっと待って」 ハンジ:『あれは、たまたまあそこだけにいたの? それとも...もしそうじゃなきゃ...』 ニック司祭:「あの巨人に日光を当てるな!」 「壁の巨人はとりあえずシートで覆うことになりました。本格的な作業は日没後行います」「あの、これはいったいどう考えれば。壁の中に巨人がいるなど想像も...」 エルヴィン:「想像していた者などいない。知らない者と知っていた者がいるだけだ」 「いったいどうなってるんだ。ここで巨人と戦闘が行われたのに何の説明もなしだ」「まあね。でも一番いやなのはさ、こんだけ死んでんのに実は理由がありませんでしたってことかな」ハンジは、なぜ壁の中に巨人がいるのか。そしてなぜそれを黙っていたのかと尋ねるがニック司祭は答えなかった。 ニック司祭:「私は忙しい。教会も信者もめちゃくちゃにされた。貴様らのせいだ。あとで被害額を請求する。さあ私を下におろせ」 ハンジ:「いいですよ、ここからでいいですか」「ふざけるな。お前らは我々調査兵団が何のために血を流しているかを知ってたか」「巨人に奪われた自由を取り戻すためだ。そのためなら命だって惜しくなかった」ニック司祭:「私を殺して学ぶがいい。我々は必ず使命を全うする。だから今この手を放せ」 ハンジ:「ハハ、うそうそ、冗談。ねえニック司祭、壁って全部巨人でできてるの?」 ハンジ:「あ~いつの間にか忘れてたよ。こんなの初めて壁の外に出たとき以来の感覚だ」「怖いなあ...」 「早く、エルヴィン団長に早く。ウォール・ローゼに巨人が...」★12時間前 ウォール・ローゼ南区 コニー:「こっから南へ行くと俺の村が近いんだよね」サシャ:「私の故郷も近いですね」 家に帰ってはいけないと言われているコニーは夜になったら抜け出してやろうかなと話す。ライナーがお前が本気なら協力するぞと言った。なんでとコニー。ライナー:「おかしいと思わねえか。なぜ私服で待機なんだ。兵団服も着るな訓練もするなだぞ。さらに疑問なのは上官たちの完全武装だ。ここは前線でもねえ、壁の内側だぜ。何と戦うってんだ」 コニー:「う~ん、このあたりは熊が出るからだな」 サシャ:「熊ですね」ライナー:「熊なら鉄砲でいいだろ」 サシャが足音みたいな地鳴りが聞こえると言い出した。ここに巨人がいるって言いたいなら、それはウォール・ローゼが突破されたってことだぞとライナーは言った。 ミケも気づいていた。ミケ:「トーマ、早馬を出せ。お前も含めて4騎。各区に伝えろ」『おそらく104期調査兵団の中に巨人はいなかった』 ミケ:「南より巨人多数襲来。ウォール・ローゼは突破された」 本当です確かに足音がとサシャが言っているところにナナバが来た。ナナバ:「全員いるか。500m南方より巨人が多数接近。こっちに向かって歩いてきている。君たちに装備させてる暇はない。直ちに馬に乗り付近の民家や集落を走り回って避難させなさい」 ミケ:「前方、あの一帯に9体いる」ナナバ:「ウォール・ローゼは突破されてしまった。私たちは巨人の秘密や正体に一切迫ることもできないままこの日を迎えた。私たち人類は...負けた」 ミケ:「いいや、まだだ。人は戦うことをやめたとき初めて敗北する。戦い続ける限りはまだ負けてない」 ミケ:「あの巨人たちが林まで到達したら一斉に離散する。それまでに4つの班を構成する」 ミケ:「104期と武装兵で構成した班を東西南北に分ける。戦闘は可能な限り回避し情報の拡散に努めよ」 誰かこのあたりに詳しい者はとミケに聞かれてサシャが北の森に故郷があるのでこのあたりの地形は知っていると答えた。コニーも南の巨人が来た方向に俺の村がありますと言った。近くの村を案内できるのでそのあと俺の村に行かせてくださいとコニーが言うとミケはわかった、南班の案内は任せたぞと言った。 巨人が林に到達した。離散せよ、最高速度で駆け抜けろと指示が出る。すると巨人が一斉に走り出した。速い、追いつかれる。ミケは南班をゲルガーに任せるとひとりで巨人たちの方に走った。ひとりじゃ無理だの声にゲルガーは、ミケさんを信じろ。調査兵団でリヴァイ兵長に次ぐ実力者だ。きっとうまく切り抜けて戻ってくると言った。 ケンカして家に戻ったエレン。またミカサに助けてもらったんだろ。どんなに相手が悪くて憎たらしくても突っかかりゃいいってもんじゃないんだよと母は言った。母:「あんた男だろ。たまにはこらえてミカサを守ってみせな」 エレンが目を覚ますとミカサは傍らで居眠りをしていた。床に落ちたマフラーを拾うとミカサが起きた。 疲れてるんだろ、部屋に行って寝ろよとエレン。そのマフラーはボロボロだな。今度支給品に新しいのあったらもらっといてやるよと言った。そこにアルミンが部屋に飛び込んできた。 アルミン:「エレン、ミカサ、大変なことになった。巨人がウォール・ローゼに」 休ませてくれねえな巨人どもはとリヴァイ。エルヴィンに行けるかと聞かれて行くしかないだろうと答えた。104期の監視にミケ分隊長が当たったのは正解でしたね。どうにか持ちこたえられるかとの言葉にエルヴィンは、ああ、だといいがと言った。 ひとり巨人と戦うミケ。あと4体。いや潮時だ。十分時間は稼いだ。 ミケは馬を呼んだ。 ただ気がかりなのはあの奇行種。なんか妙だ。17m以上あるのか、でかい。獣のような体毛で覆われている巨人など初めて見る。こちらに近づくでもなくああやって歩き回っているあたり奇行種に違いないのだろうが。 馬が戻って来た。ここで夜まで耐える必要はなさそうだなとミケが思っていると獣の巨人は馬を捕まえた。そしてミケに向かって投げつけた。 ミケが屋根から地面に落ちると巨人が待ち構えていた。捕まり足を喰われる。 獣の巨人がミケを食べようとしている巨人に待てと言った。言うことを聞かなかったので俺いま待てって言ったろうと握り潰した。 獣の巨人:「その武器はなんていうんですか。腰に着けた飛び回るやつ」 声も出せないミケに、同じ言語のはずなんだが怯えてそれどころじゃないのかと獣の巨人。つーか、剣とか使ってんのか。やっぱりうなじにいるってことは知ってんだねと言った。 まあいいや、持って帰ればと獣の巨人は怯えるミケの腰から立体機動装置を外した。ミケに背を向けて歩き出す獣の巨人。 『人は戦うことをやめたとき初めて敗北する。戦い続ける限りはまだ負けてない』 ミケが剣を持って立ち上がると振り向いた獣の巨人が、もう動いていいよと言った。隠れていた巨人たちが一斉にミケを襲いミケは喰われた。 ミケの叫び声を聞いた獣の巨人は、やっぱしゃべれるじゃんと言い、しっかし面白いこと考えるなあと立体機動装置を持って去った。☆次回 「ただいま」【感想】久しぶりの進撃の巨人。1期のラストが壁から巨人の顔だったので、何それとか思って続きを待っておりました。変わらぬ雰囲気で動きもよくてよかったです。獣の巨人のセリフは軽いノリでちょっと笑えた。初回でいきなりミケさん死亡は辛かった。そういえば1期の1話はいきなりエレンのお母さんが巨人に喰われてショックだったっけ。と言いつつ見てしまうんだよね。来週も楽しみです。ところでこれって何話あるんだろ。1クール?
2017.04.07
夏目友人帳 伍 特別編 (未放映話) 「一夜盃」塔子さんに頼まれ隣町までおつかいに行った帰り、近道をしようとして迷ってしまった。 小さい妖怪を襲う一本角の妖怪を夏目はパンチで退けたが転落して頭を打って気を失った。 「やや、夏目レイコだ」ヒヅチとハツナの夫婦が夏目を家に運んだ。 12年に一度ボウスイ岩に妖力を強くする水が湧くと聞いて気になって行ってみたが、岩に近づいただけで一本角が怒りだしたとハツナは話した。一本角は独り占めするつもりなんだろう。 さすが夏目レイコ。あんなでっかいのを一発で追い払うなんてと言われて俺はレイコさんじゃないと夏目。俺は孫の夏目貴志、レイコさんはずいぶん前に他界したと話すと、頭を打ったせいかと言われた。本当なんだ、俺はレイコさんと会ったこともない。よかったらレイコさんの話を聞かせてくれないかと夏目はふたりに言った。 ヒヅチ:「そうか、レイコはもう...そいつは儚いな」ハツナ:「もうちょっと早く来ればよかったね」 旅暮らしのふたりは、この地でレイコに会ったからまた会えるかと思って来たと話す。ふたりで行く先々で窯から作って盃を作っていたが、ある日、レイコが何してるのと話しかけてきた。これから盃を焼くところだから暇なら勝負しないかとヒヅチ。俺が勝ったらとことん酒につき合え、負けたら名でも盃でもやるからと言うと、ハツナが何バカなこと言ってんの勝てっこないだろと言って口げんかになった。レイコはあなたたちとても仲がいいのねと笑った。 残念だけど人間は大人にならないとお酒を飲めないのとレイコ。だから勝負はナシとレイコはまた笑った。大人ってもんになったレイコと一杯やりたかったが、こうして助けてくれたのが孫だったというのもレイコが結んでくれた縁だろうとヒヅチ。ゆっくり休んでいってくれと言った。 夏目もまだ子どもで酒は飲めないのかとヒヅチ。ハツナがふたりで作った盃に水を入れて夏目にくれた。美味しい。それは一夜盃の力なんだとハツナ。酒ならもっとうまいぞ、俺たちが作る盃で飲むとどんな酒でも極上の酒になるんだとヒヅチ。先生が聞いたらさぞと夏目は思った。ハツナ:「美味しいばかりじゃなくて、力が湧いてくるってみんな言うよ」 夏目:「うん、なんだか体に力が入ったような気がするよ」ハツナ:「そうだろ、そうだろう。この人が形を作って私が上薬を塗るとそういう不思議な盃ができるんだよ」ヒヅチ:「ただし一晩で消えちまう」 夏目:「えっ、これが消えちゃうのか」ハツナ:「へへへ、おもしろいだろう。だからいつの間にか一夜盃って名がついてそれは評判なんだよ」ハツナ:「私たちは旅をしながら出会った妖たちに盃を作ってやって、代わりにその土地の酒や肴をもらうのが楽しみでね。毎晩のように宴を開いて、何より夜を明かしていろんな話を聞かせてもらうのが一番たのしいのさ」ヒヅチ:「どこへ行っても一夜盃の評判を聞いて大勢集まってくる。まあ中には質の悪いやつもいて邪魔しにきたりいざこざがあったりするけどな。おかげで旅の間にふたりとも強くなったよ」 ヒヅチが夏目にちょっと手伝えと言った。何を言うんだい夏目はまだ休んでなきゃとハツナ。夏目は俺ならもう平気だ。手当をしてもらったお礼をしたいけど帰らなきゃ。明日また来てもいいかと言った。ああ、それがいいとヒヅチ。ハツナが送ってくれた。ふたりで長いこと盃を作ってきたが他の誰にも土をさわらせたりしなかった。手伝えなんて珍しいねとハツナは話した。ハツナ:「意地張っていてもどこか弱気になっているのかね。もう少しだけ時が止まってくれたらね。あんなに盃作りが好きなんだもん...あ、ごめん。なんでもないのさ。ヒヅチは夏目に会えたのがよっぽど嬉しかったんだろう。私もそうさ」 ニャンコ先生に一夜盃の話をすると、やっぱり知っていた。先生:「あ~あ、一夜で消えてしまうまるで夢のような盃。それこそ夢のように酒が美味くなるという。その夫婦はもう100年以上も盃を作っているらしい。酒飲みたる者、一度はその盃で飲んでみたいものなのだ...」 飲みに行くぞというニャンコ先生に明日なと言って寝る。ニャンコ先生はいつまでもグズグス言っていた。 何ていうか懐かしい気がするふたりだった。ハツナとヒヅチ。ああやって、ふたり一緒にずっと... 翌日、ニャンコ先生と一緒にふたりのところへ。絶好の酒日和だとニャンコ先生ごきげん。 ハツナ:「盃ならこっちだよ。豆大福のだんな」 先生:「誰が豆大福だ。ニャンコ先生だ」 好きなのを取ってと言われて大きいのがいいか手にしっくりくるのがいいかと悩むニャンコ先生。夜まで待ちきれない妖怪たちですでに始まっている宴にニャンコ先生も参加。 やってみるかと言われて手伝う夏目。ヒヅチは女房は口うるさくて、おっちょこちょいで、土はしゃべらないからいいよと話す。ヒヅチ:「長いつきあいになる。女房とも土ともな」 こちら盛り上がる宴。 ヒヅチと夏目が作った盃にハツナが上薬を塗る。こればっかりは私の腕次第でねとハツナ。窯に火入れするぞとヒヅチが夏目を呼ぶ。 これが一番肝心。火の調子で出来が違うからなとヒヅチ。夏目を見て、やっぱりレイコに似ているなと言った。 人の子と話をしたのはあれが初めてだった。それからレイコを見かけると大人になったかと声をかけた。ヒヅチ:「レイコはいつも笑うだけで...人の命ってのはやたら短いっていうが何ともじれったいもんだ。おかしなもんだよなあ」 夏目:「俺には想像もつかないよ。ヒヅチとハツナがどれほど長い旅を続けてきたのか。けど、その間に強くなれたなんて、やっぱりすごいよ」ヒヅチ:「強くなるだけじゃねえ。けどなあ...へへへ何でもねえよ」 宴の席で叫び声がして行ってみるとみんなの盃が崩れていた。夜までもたなかったかとヒヅチ。 悪いけど今日はもうお開きだ。ごめんよとハツナが頭を下げた。 いい酒だった。ごちそうさまと妖怪たちは帰って行った。何とも聞きしに勝る酒だったなあとニャンコ先生も言った。 帰り道、残念だがふたりとも盃を作る力が残っていないようだなとニャンコ先生。 夏目:「でも、どうして?」先生:「何かあったわけじゃない。あのふたりはただ、もう寿命が近いのだろう。あ、近いと言ってもお前が思うほどすぐじゃないぞ」 やつらは、もしかするとボウスイ岩の湧き水を求めて来ていたのかもしれないなとニャンコ先生。確か湧き水が出るのは12年に1度。冬至に一番近い満月の夜。あ、今夜か。駆け出す夏目。せっかくいい気分なのに走らせるなと言いながらニャンコ先生も後を追う。ふたりは家にいなかった。ボウスイ岩に連れて行ってくれと夏目はニャンコ先生に言った。 到着するとヒヅチとハツナは一本角に立ち向かっていたが、ふたりとも撥ね飛ばされていた。夏目が駆け寄るとお前から食ってやると一本角は言った。 ふたりの前に立つ夏目。斑の姿になったニャンコ先生が一本角を押さえた。 湧き水をたらふく飲んで一本角は力をつけていたが、私の相手ではない、所詮は小物とニャンコ先生は一本角を追い払った。 ハツナ:「ごめんよ夏目。また助けてもらっちまって。先生もありがとう」 先生:「なあに、酒の恩は返さないとな」ヒヅチ:「夏目、ずいぶん大物の友人を持っているんだな」湧き水を汲んだハツナは、これを上薬に混ぜてみようと思ってねと言った。ハツナ:「夏目のおかげで、もう一度盃が作れるよ」ヒヅチ:「作れなくなったら、そん時はそん時だって何度も言ったんだけど、こいつがあんまりうるせえから」ハツナ:「何いってんだい。私はあんたのために」ヒヅチ:「わかってるよ、だからそいつで、お前と俺の、夫婦ふたりの盃を作ろうぜ」ヒヅチ:「前から思ってたんだ。何千何万と盃を作ってきて、俺たちだけのためのってのはなかったろう。最初で最後にふたりでよ...」 ヒヅチ:「俺は嬉しいんだよ。やっとじゃないか。いい夫婦盃ができそうだ」ハツナ:「うん」 ヒヅチ:「じゃあな、夏目。レイコの孫に会えてよかったよ」ハツナ:「ほんとうに」ヒヅチ:「そんな顔すんなよ。盃が作れなくなっても、ふたりがふたりでいる間はずっと旅を続けるさ」ヒヅチ:「夏目が大人になったら一緒に飲もうぜ。ありがとうな、夏目」ハツナ:「ありがとう」 家に戻ると塔子さんが、こんなに遅くまで、連絡くらいしてちょうだいと怒っていた。ごめんなさいと謝る夏目の泥だらけの顔を見てどうしたのと塔子さん。滋さんが、さあ、飯にしようか顔を洗ってきなさいと言った。でもと言う塔子さんに、食べてからゆっくり聞けばいいじゃないか、料理がさめてしまうよと滋さんは言い、塔子さんもそうねと言った。
2017.04.06
☆写真1枚で帰国のご挨拶をしただけでしたが2月にニューカレドニアに行ってきました。ちょっと遅くなりましたが旅行記スタートです。 *写真はイル・デ・パン島で撮ったものです。3日目に詳しく載せます。☆昨年末にゲットした大手旅行会社の数量限定の格安ツアーです。ちょうど今、破たんした旅行会社が大問題になっている時期で、格安旅行のススメみたいなのもどうかなと思いましたが、ケチケチ旅行を長く続けている私の失敗談なども含めて、格安旅行のリスクの話などもしていきたいと思います。また適当におつき合いくださいませ。☆ちなみに私は、てるみくらぶは一度も利用したことがなかったけど、ブログの読者やお友だちの中には、楽しい格安旅行ができたと話してくれた人もいました。私の中では何となく名前があまり好きじゃないというだけの勝手な理由で一度も候補に上がることもない会社だったのですが、まさかいきなり破たんとは思いませんでした。グアムなどでツアーの人を見かけることも多かったですしね。被害にあわれた方は本当にお気の毒です。☆さて、ニューカレドニアですが、いつもの聞いたこともないような離島と違って、けっこうメジャーなビーチリゾートだし、知っている人も多いかと思います。「普通に暮らすみたいに過ごす南の島」とか「ガイドブックに載っていない旅」とか偉そうに言っているんで、やはり旅行記はそういうものにしたいと思います。☆ニューカレドニアは、ガイドブックもいろいろ出ているので、「ガイドブックに載っているけど、こういうのは気をつけたほうがいいよ」とか「少ししか載っていないけど楽しいところだよ」などの話をしたいと思っています。☆では、1日目から。ニューカレドニア 2017 (1) 1日目 成田空港からヌメアへ ☆成田国際空港、第1ターミナル、北ウイングです。今回も高速バスでここまで来ました。新幹線利用の半額くらい。いつも冬の旅行は雪の心配があるんだけど、この冬は積雪が少なくて2月に入って雪が積もった日はゼロ。だったんだけど、出発前日に少し降りました。家を出たときは3センチくらい道路に雪が積もっていて、駐車場からバス乗り場まで荷物を転がすのは少し疲れたけど、すでに雪はやんでいたし高速道路はまったく問題なかったです。 ☆12:15発、エアカラン(エア・カレドニアインターナショナル) SB801便でニューカレドニアの首都ヌメアに行きます。フライト時間は行きが8時間半、帰りが9時間くらい。いつもは自宅から成田のほうが時間がかかるとか言っているけど、今回はフライトのほうが長い。けっこう長旅だけど、行きは機内で観る映画をピックアップ済みだし、帰りは夜中だから寝ているだろうし、それほど大変じゃないかも。*空港の表示ではヌーメアになっていますが旅行記はヌメアに統一しました。☆今日は2月3日。そうだ節分だった。というわけで朝ごはんは出国前に空港内のローソンで恵方巻を買って食べました。てか店内、おにぎりとか少なくて恵方巻だらけだった。吉方とかわからないし、黙って食べるのも私には酷な話なので、奮発して海鮮巻を購入。わさび醤油でチビチビ食べました。美味しかった。 ☆早めにチェックインして出国。格安旅行で並び席は確約できませんとか書いてあったけど、問題なく並び席ゲット。まあ、この便は、両窓側が2人掛けで中央は4人掛けなので通路に出にくい席も偶数ならないんだけどね。☆で、飛行機の写真なんだけど、ゴメンナサイ、これじゃないです。上手く写真が撮れない場所だったので、エールフランスとの共同運航便なのでとりあえずエールフランス機の写真にしたけど、これはひとつ前のパリ行きでした。飛行機の写真がないのでこれでご勘弁を。 ☆搭乗口です。フランス人いっぱい。でもあまり混んでいないみたいです。こちらの出国後エリアは軽食とかのお店があまりなくて、ドトールだけが混んでいました。ひとつ新しいラウンジが出来ていたので利用はしなかったけど紹介しますね。成田空港第1ターミナルに有料ラウンジオープン☆☆「Narita Travel Lounge」☆☆成田第1ターミナル出国手続き後エリアに2016年10月にオープンした有料ラウンジです。今まで出国審査後のエリアには航空会社のラウンジしかなくて、利用できる人は限られていましたが、これは誰でもお金を払えば利用できるラウンジです。・営業時間6:30~21:30 ・料金 大人(12歳以上) 1,200円 子供600円○再入場自由で利用時間の制限なし。機内手荷物が入るロッカーも利用できる。▲コーヒー他各種ドリンクとお菓子のサービスがあるが、アルコール類は有料。食事は追加料金でサンドイッチ、カレー、デザートなど。☆私はビールが無料じゃないから利用しなかったけど、静かな席でパソコン仕事をしたいとか、眺めのいい場所でのんびりお茶したいとかいう時にはいいかもですね。まだできたばかりだから、これからいろいろサービスも増えたりするかもです。そのうちに利用してみようかなと思っています。ブログネタにw☆で、私はいつものように缶ビールなど飲みながら本を読んだりして過ごしました。SB801便は20分ほど遅れて離陸しました。まあ誤差範囲かな。そういえば前回は定刻にアナウンスがあって席に着いた後、故障が見つかったとかで降ろされて2時間ほど待ちました。あれは疲れたわ。ほぼ定刻の出発でよかったです。ヌメアに向かいます。☆成田からヌメアまでは8時間半くらい。時差は+2時間。ニューカレドニアが2時間進んでいます。国際線の乗り入れ空港はひとつで、トントゥータ国際空港に22:50到着予定です。 ☆お待ちかねの機内食です。上は「フィッシュとポテト」下は「ビーフと白いご飯」いずれもサラダ、デザート、フランスパン付き。赤ワインとビールを飲みました。美味しかったです。☆久しぶりの南半球への旅。最近はフィリピンとか多かったから私にしたら長旅かな。機内で映画を観まくると決めているから退屈はしなさそう。その前に、ニューカレドニアの場所とか簡単にお話しておきますね。まあ、ガイドブックに載っていることだけど、名前は知っていても正確な場所は実は知らなかったりするかもだし。 ☆ニューカレドニアは右下の赤い印のあたり。オーストラリアの東の方にあって日本からの距離は7,000kmくらい。フランスの海外領土で面積は四国と同じくらい。人口約27万人。公用語はフランス語。 ☆近くの国は西にオーストラリア。南にニュージーランド。 ☆地図が分かれちゃったけど上(北)の方はバヌアツ、フィジー、ソロモン諸島、ツバルなど。気候は亜熱帯気候で年間平均気温は24℃。気温差はあまりなくて一年中初夏くらいの感じ。2月は一番暑い時期で平均気温は27℃。雨も多い時期だが雨量は日本の梅雨時より少ない。雨季はない。★常夏の島じゃなくて南半球の四季がある国と考えたほうがいいかな。9月頃は雨はとても少ないから旅行に適している感じだけど、気温も低くて最高気温が23℃くらい。最低気温は17℃とかだから泳ぐのは寒いです。てか地元の人は泳がないです。冬だしw ☆細長い本島、グランドテール島とまわりのロイヤルティ諸島からなる国で、グランドテール島は長さ約400km、幅約50km。通貨はフレンチ・パシフィック・フラン(CFP/XPF)*旅行記ではパシフィックフランと表記します。1パシフィックフランは1円くらい(2017年4月)★ニューカレドニアについての説明はこのくらいで。細かい話は旅行記の中でしますね。では機内に戻ります。☆長旅なんだけど、エアカランの機内エンターテインメントの映画の品ぞろえはかなり良くて、出発前にネットでチェックしておいたので、観たかった作品を次々観て、退屈もしなかったし満足です。3本観たので予告編の動画を貼っておきます。 ☆「ジャック・リーチャー」 昨年11月の公開だったけど観てなかった~ ☆「マグニフィセント・セブン」 1週間前の1/27公開の作品。帰国したら観ようかなと思っていたけど機内で観れてよかった。 ☆「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」 今日、2/3から公開の作品。初日に観れた。ラッキー。★内容とかは長くなるしやめときます。とりあえず観たかった作品なのでまあ楽しかったけど、3本ともツッコミどころが多くてストーリー的には微妙だなあ。大画面でもう一度観たいという気持ちにはならなかったです。機内でまとめて片づけちゃってよかった。ちなみに帰国後すぐに「ドクター・ストレンジ」を観に行きました。これは大画面で観てよかったと思いました。 ☆到着前に軽食が出ました。フランスパンじゃなくて柔らかいパンでよかった。ハムチーズサンドイッチとタマゴロール。普通に美味しかったです。って説明になってないが。★23:00にトントゥータ国際空港に到着。空港からヌメア市内までは約50km。ヌメアから車で10分ほどのアンスバタというビーチリゾートエリアにあるホテルに宿泊します。現地旅行会社の受付に時間がかかったりして、ホテル到着前に日付が変わっていました。★1日目はこんなところなんですが、ちょっとオマケ。よけいな話など。16年ぶりのニューカレドニア。久しぶりには理由がある☆ニューカレドニアといえば「天国に一番近い島」でしょうか。人気作家の旅行記的な小説で映画化もされました。観てないけど。私はそれで行ったわけではないんだけど、前回、初めてニューカレドニアに行ったのは2001年。16年前でした。海もきれいで楽しかったんだけど、今回、たまたま格安ツアーをゲットするまで全く行く気がありませんでした。☆理由の一番は、何せ物価がメッチャ高い。間違いなく日本より高いです。物によって違うけど、コーヒー1杯500円とか、ランチでも2000円くらいかかるし、普段の2倍くらいの感じでした。多めに両替したけど全部使い切ってしまって、恐ろしくお金がかかる島だなあとか思いました。☆オプショナルツアーも高額だったので離島には行かず、ホテルの近くのビーチで過ごしたり、タクシーボートですぐ近くにある小さい島に行ってみたり、バスにのってヌメアの街に出かけてあちこち見たりしました。それはそれで楽しかったけど、やはりきれいな海で泳ぐなら離島に行かないとだなと思い、お金の余裕があるときにまたとか思っていました。☆また行く気持ちはあったんだけど、その後、天国に近い島のイメージが壊れるできごとがいろいろあって、旅行の候補から外れることになりました。旅行した次の年、2002年の5月に、次は行ってみたいと思っていたイル・デ・パン島で観光客の日本人女性が殺害される事件があったし、その2年後には、天国に一番近い島の作家が精神を病んで自分で天国に行っちゃうし。無理して行かなくても他にいくらでも行くとこあるかなとか考えてしまいました。☆そんなわけで、しばらく忘れていたニューカレドニアでしたが、16年ぶりに行って、前回とは違う過ごし方をして、結論から言うと楽しかったです。物価が高いのは相変わらずでしたけどね。で、話ついでに格安旅行の話も。格安旅行もイロイロ。安いのにも理由がある☆今回の旅行なんですけど、たぶんみんな知っている大手旅行会社の格安旅行です。会社によってキャンペーンとかアウトレットとか名前がついているやつで、12月などに数量限定で売り出されるもの。前にも今回と違う会社のツアーでグアム4日間で18,000円というのに行ったことがあります。これはホテルがものすごかったけど、まあお値段なりかなとも思いました。☆今回はニューカレドニア5日間で7万円くらい。この会社の普段出しているツアーと比べたら10万円くらい安いかも。半額以下です。他にも同条件でネットであちこち探したり、自分で全部手配することも考えてみたんだけど、10万円を切るのは無理でした。普通に買ったら航空券だけで6万円はします。これは大手じゃないとできないかなと思いました。☆今回、ラッキーだったのは、旅行先を決めるのが遅かったこと。実はこのところアジア方面が多かったのでミクロネシア方面の旅行を検討していました。マイレージの特典旅行で航空券を持っている時にランドオンリーでよく利用していた会社があったので、そこにしようと思っていたんだけど、秋に2017/3/31日本帰着でパッケージツアーの取り扱いをやめると発表があって、それじゃ行けるうちにと探したんだけど、日程が合うのが見つからず、すっかり遅くなってしまいました。12月に入っても行先も決まってなくて、そういえばこの時期に出るバーゲン品とかあったなと思って探して見つけました。すごく安かったけど、時々利用する会社だし問題ないだろうと思い即予約しました。問題なくてよかったです。☆とはいえ、格安旅行です。リスクもあります。旅行会社が倒産しちゃうなんていうのは特殊な例でちょっと考えられないと思うけど、至れり尽くせりでお値段も凄く安いなんて旅行はないです。大手のバーゲン品でも削れるだけいろんなものを削ってあるんだけど、売り方は二通りあって、ひとつは、最低限のツアーだけど追加料金で手配できますというもの。もうひとつは、追加手配はできないので必要な場合は自分でというもの。☆追加料金で手配可能って、親切そうに思えるかもだけど、これちょっと注意が必要です。例えば、成田夜発だけど5000円追加で朝便にできるとか、シャトルバスのフリーパスは付いていないけど別売り1000円でありますとか。上手い売り方だなあと思うんだけど、大した金額じゃないからといろいろ追加していくと、よくよく考えたらそんなに安くないツアーになってしまったりして。それなら初めからいろいろ付いているツアーのほうがいいかも。☆私が利用したのは、何も付いていない、手配もできないというものでした。行き帰りの並び席は確約できません、レイトチェックアウトはできません、現地オプショナルツアーは日本では予約できません、と、できないことがずらりと並んでいました。不親切なようだけど、実際は全く問題なくて、席は早めにチェックインして並び席と言えばわざわざ離れた席にされることはないし、レイトチェックアウトは私はしなかったけど、現地でホテルに直接頼めば、よほど混んでいない限り1泊の半額くらいで手配可能だし、オプショナルツアーはネットで予約できるし現地に着いてからでもできる。逆に余計なものを省いた良いツアーかもしれないです。☆しかしながら、何度か行っている国とか、旅慣れている方とか、ある程度の英語力とか、何かあっても自分で対処できる人でないとおすすめはできないかなと思います。私はそれほど外国語が堪能というわけではないけど、航空券と泊まるところがあればあとは何とかできるくらいの旅の経験はしてきているので平気かな。と言えるのも無事帰って来たからですけど、旅行を検討するとき、ちょっと参考にでもなさってくださいませ。☆1日分で1記事とか思ったら話が長くなりました。次はホテルの部屋の様子などから。★最後に、あまり関係ないかもしれないお知らせです。ほぼミラーブログの別館ですが、ブログデザインに使っていてお気に入りだった「石器時代」のデザインが3月で廃止になってしまったので「南の海のなかまたち」というデザインに変更しました。下の画像です。クリックすると別館に行けますので暇な方はのぞいてみてね。
2017.04.05
ボホール島旅行記 2016年9月 (13)5日目 最終日★前回までの旅行記は→ 「カテゴリ別記事・ボホール島旅行記2016」でご覧ください。 ☆ボホール島旅行記の最終回になります。パングラオ島にあるアモリタ・リゾートで3泊。居心地のよいスイートルームで快適に過ごすことができました。今回みたいに特別割引じゃなかったら、私は宿泊することもなかったかな。また安いときに来てみたいです。現在改装中のヴィラにも宿泊してみたいな。まあ、安くなることはないかもだけど。 ☆今日は朝食のあとチェックアウトして空港に向かいます。昨夜はかなり雨が降っていたけど、今朝は曇り空だけど雨は降っていないです。飛行機も問題なさそう。といっても、天候に関係なくフィリピンの飛行機は遅れることのほうが多いですけどね。では、朝ごはんです。 ☆今朝はゲストが少なくて、私たちともう一組だけ。ビュッフェは飲み物とフルーツくらいしか出ていなくて、あとはメニューの中から好きなものを作ってもらいました。写真はビュッフェコーナーにあったフルーツ。このホテルでマンゴーが初めて出たw スイカもマンゴーも美味しかったです。☆他にオーダーしたもののお皿があったんだけど、写真はやめちゃった。お肉3枚とソーセージと魚のフライと...みたいに注文したら、お皿にゴチャっと来ました。ので写真はやめたけど、味はよかったです。ごはんも多めに食べました。☆食事が終わったら自分で荷物を運んでチェックアウト。支払いもなくてすぐ完了。頼んでおいた送迎の車で8時ごろにタグビララン空港に向かいました。 ☆タグビララン空港の入り口は人がいっぱいだったので、写真も撮らずにすぐにチェックインしました。送迎の人は、荷物を運ぶのは仕事ではないからとか言って、車から荷物をおろすとすぐに帰って行きました。まあいいけど、入り口までほんの10メートル運んでくれるだけで印象は全然違うのにね。☆写真は乗る便とは違う、格安航空券のエアアジアの飛行機。タグビラランにも来ているんだね。ちょうど到着したところだったので写真を撮りました。他に写真もないので載せちゃいます。☆フィリピン航空2774便。10:40発のマニラ行きに乗ります。タグビララン空港は小さい二階建ての空港です。少し空港内の様子など。 ☆まずは2階。階段を上るとお土産屋さん。Tシャツとかを売っているのはここだけ。ちょっと高い。 ☆飲み物などがあるお店はふたつで、こちらには民芸品やお菓子なども。 ☆価格表を大きくしたもの。紅茶、インスタントコーヒー90円、水70円など。 ☆もう一軒、おなじようなお店。フィリピン人はけっこう買い物をしているみたい。で、写真の左に写っているサングラスの女性と壁に寄りかかって寝ているみたいな男性なんだけど、彼らはマッサージの人たち。目が不自由な人たちがここでは働いていて、サングラスの女性は仕事中。黄色いシャツの人はお客さん。青いシャツの人は待機中で寝てはいないw☆マッサージはハーフは黄色の人みたいにイスに座って、全身は後ろの水色のカーテンの向こうにベッドがあります。マッサージの料金なんだけど、 ☆めっちゃ安いです。ハーフは30分で275円。全身1時間で550円くらい。仕事はとても丁寧です。イスに座った上半身のマッサージでも、30分ビッチリ、肩や背中、指先までしっかりマッサージしてくれます。マニラ空港のクイックマッサージより安いから、機会があったらぜひどうぞ。 ☆こちらは1階。搭乗口の前では、やはり目の不自由な人たちがギターを弾いて歌ってくれました。女性はパーカッション担当。座っている木の箱を叩いて歌っていました。みんなマイクなしでけっこう上手でした。コーヒーを飲もうと思っていたけどやめて、その分のお金をチップ箱に入れました。☆演奏を聴いたりして退屈もしなかったけど、やはり飛行機は1時間くらい遅れてマニラへ。でも、マニラ空港では、ターミナルの移動はないし、荷物もスルーで日本まで行くし、時間もかなり余裕があったので慌てることもなかったです。☆今回は、マニラから成田行きではなくて、夜発の羽田行きにしました。成田行きは国内線が遅れると忙しくなるし、それよりも、成田行きが遅れると日本に着いてから家に帰る深夜バスに乗れなくなるので、そっちのほうが大変。ので、深夜に羽田に着く便にしました。日本に着いたら電車もない時間なんだけどね。運賃は深夜便はかなり安いし。☆フィリピン航空424便。19:00発羽田行き。たっぷりの待ち時間の上にやはり1時間くらい遅れたので、持って来た本は読み終えてしまいました。でも乗り遅れるよりましw 遅れも想定内だったので、まあいいかな。日本に帰ります。 ☆機内食です。こちらはチキン。サンミゲルじゃないビールを飲んでみたけど、あまり美味しくなかった。失敗w ☆こちらはビーフ。色はきれいじゃないけど、味は悪くない。機内食はどちらも、まあ美味しかったです。いっぱい食べて飲んで、しっかり寝てw 快適なフライトでした。☆定刻より少しだけ遅れて羽田空港に到着。24時を過ぎているので実際には旅行6日目。入国して荷物を受け取って出口を出たらバス乗り場へ。★ここから先、東京駅まで写真はないです。羽田空港は夜遅く到着する便もけっこうあるし、レストランなども営業していて、人も多いです。シャワールームを利用すると隣のカフェのドリンク券がもらえたり、男女別のカプセルホテルがあったりと成田にはないサービスもあります。★何より便利なのは、深夜2時すぎまで東京近郊行きのバスが走っているということ。で、なるべくお金を使わずに、できるだけ疲れずに朝の新幹線の時間まで過ごす方法をいろいろ考えました。始発に乗るならJRの駅に近いところにいたほうがいい。東京駅行きのバスもあるけど、高速道路を使うから1860円と割高だし、東京駅に深夜に着いても閉まっているお店ばかりだし。★羽田空港や近くの気の利いたホテルは空いてなくて。まあ、夫婦だから気の利かないホテルでもいいんだけど、タクシーに乗ったり、大きな荷物も持ってそこいら歩くのも何だし。ということで蒲田まで深夜バスで移動しました。羽田空港から560円。2時間もすればJRが動き出すので、蒲田から東京までなら220円。羽田でモノレールの始発を待つより早い新幹線に乗れる。★深夜バスで羽田空港から蒲田駅へ。駅の近くにある昔よく利用したファミレスに行きました。せっかくなのでw ビールを飲んで、つまみなどを食べて、始発を待ってJRで東京へ。新幹線の改札が開くのを少し待って、始発の新幹線に乗ります。☆あまりおすすめできるものではないけど、帰りの飛行機でしっかり寝たし、そんなに疲れることもなかったです。 ☆東京駅の東北新幹線のホームです。朝6時前でも駅弁屋さんは開いていて嬉しくなりました。でもさすがにお腹は空いてなかったのでお茶だけ購入。 ☆新幹線が来ました。それでは家に帰ります。旅行期間 2016/9/3~9/7【行き】成田→マニラ1泊→ボホール3泊【帰り】ボホール→マニラ乗継→羽田フィリピン航空利用【宿泊】ベルモント・ホテル (マニラ) アモリタ・リゾート (ボホール) ブログ掲載期間 2016/11/2~2017/3/3・掲載回数 13回・写真 99枚☆おつき合いいただき、ありがとうございました。ボホール島はそんなに遠くない離島だけど、日本から一日で移動できなくて、マニラかセブに1泊しないといけないこともあって、なかなか行けずにおりましたが、やっと行くことができました。☆かわいいターシャにも会えたし、チョコレートヒルズの不思議な景色も眺めたし、シュノーケリングも満喫いたしました。セブ島から日帰りツアーもあるけど、全然雰囲気も違うので、ぜひ宿泊して楽しんでもらいたい場所です。☆近い将来、国際空港ができるらしいです。日本から直行便で行けるようになれば便利ですね。のどかな雰囲気が変わらないといいんだけど。また行ってみたいなと思います。★今回、旅行記が遅れてしまって、すでに今年2月の旅行は終えています。時間が出来次第、新しい旅行記を始めたいと思います。また適当におつき合いくださいませ。★では、またどこかの南の島でお会いしましょう(^^)/るるぶフィリピン セブ島・マニラ(2017年版)【電子書籍】
2017.03.03
ボホール島旅行記 2016年9月 (12)4日目ボホール島での3日目の様子です★前回までの旅行記は→ 「カテゴリ別記事・ボホール島旅行記2016」でご覧ください。☆ボホール島での3日目は、前日に続いてバリカサグ島にシュノーケリングに行きました。水中写真は前回まとめて載せてしまったので、食事の写真などまとめて1日分です。 ☆ボホール島での3日目。明日は朝食後にチェックアウトしてマニラに向かうので、今日が遊べる最終日です。初日は少し忙しかったけど、シュノーケリングは午後の早い時間に終了するし、けっこうのんびりできて疲れもないです。☆食事の前にホテルの庭の花の写真でも撮ろうと思っていたけど、昨夜遅くに雨が降って、今朝は濡れていてベチャっとしている花が多くて、写真はあまり撮れませんでした。まあ、もともとあまり花が咲き乱れるとかいったホテルではないんだけどね。☆食事は昼はパンとかお菓子とかスープくらいで済ませてしまったけど、朝食をしっかり食べているから平気みたい。というわけで、今日の朝ごはんです。 ☆昨日の朝とあまり変わらない写真みたいだけど、料理は違うものが出ていました。今日は肉中心かな。撮影用に少なめに盛り付けてあります。実は他に一皿あるのだw 卵とデザートもいただきました。ご飯はガーリックライス。日本の米に比べると美味しくないかもだけど、こちらのお米も慣れれば平気。美味しかったです。 ☆食事のあと、しっかり開いていた花を見つけたのでパチリ。前の旅行記にも載せたことがあるけど、スパイダーリリーです。紙の作り物みたいでおもしろいです。きれいな白色を出そうと思ったら、夜みたいな写真になっちゃったけどね。★のんびりめの朝食の後は、部屋に戻って着替えをして昨日のダイビングショップへ。またバリカサグ島に行って魚と泳ぎました。雨は降らなかったけど、少し曇ってきたので水の透明度は落ちたけど、魚はいっぱいいたし、ウミガメは今日も近くで泳いでくれて楽しかったです。★昨日と違うポイントで、おやつとデザートも違うものでした。お菓子はひとり分だけ食べてお持ち帰りしました。夜たべようw ★シュノーケリングを終えてショップに戻ったら軽くシャワーを浴びてお支払い。スタッフは今日も一緒に泳いでくれたり私たちの写真を撮ってくれたりしたけど、ガイド代はナシでボートライドと環境税だけでした。☆ビーチを歩いてホテルに戻って水着などを洗濯。遅いお昼を食べるところなんだけど、ビールが飲みたくなったので、買い物に行って昼夜一緒にしちゃおうということになって、晩ごはんとビールを買いに。 ☆はーい、また買っちゃいました。エンジェル・バーガーのハンバーガーとチーズバーガー。すっかり気に入ってしまって、私は毎日これでもいいやって感じ。そういえば、マニラでも夜はマクドナルドだったっけ。毎晩ハンバーガーとかおすすめできる感じじゃないね。でも安いし美味しいから私は満足です。☆このハンバーガー屋さんは、大通りをちょっと入ったところにあって、車は入れないようになっている道で、小さな小屋みたいなお店が何軒か並んでいる中の1軒です。物置みたいだけど窓が大きい小屋のまわりがカウンターになっていて、小さな窓口みいたなところから注文すると焼いてくれます。☆イスは5席くらいあってそこで食べることもできるんだけど、外だから暑いです。そうそう、飲み物もコーラとか40円くらいでありました。ジュース類は部屋にあったから買わなかったけど、ここの飲み物のテイクアウトは面白いよ。ガラスの瓶に入っているので持ち帰りができない。ので細長いビニール袋に瓶から入れてストローをさして輪ゴムで止めるwww☆ハンバーガーとチーズバーガーを2個ずつと、近くのコンビニでサンミゲルビールを買って、ひとり200円くらいの食事です。明日は帰国するので残っていたお菓子とか初日にスーパーで買ったカップめんも食べて、けっこう豪華な夕食になりました。☆この旅最後の食事だから外食というのもちょっと考えたんだけど、行かなくて正解だったかも。夕方から雨になって、夜は雷雨でした。まあ少しくらい雨に降られても寒いわけでもないからいいんだけど、服が濡れるとめんどうだしね。☆毎日、夜になると雨が降っていたけど、昼間は観光の時に山でちょっと降られただけで、天候にも恵まれたほうだったと思います。残っていた焼酎なども飲んで、ゆっくり風呂に入って、荷物の片づけをしました。明日の朝もそんなに早い出発ではないので、雨と雷の音を聞きながら、のんびり読書などしてボホール島での最後の夜を過ごしました。★写真も少なかったので、今回の旅に持って行った本を載せておきます。自称・乱読おんなの私ですが、旅先ではいつもミステリーかな。本の話になると長くなるので簡単な紹介だけにしておくけど、基本、おもしろくないものや、おすすめじゃないのは載せないので、いつも言うけど、騙されたと思って読んでみたら面白いです(はずwww) そう、読んでもいない本をブログに載せることはないのでね。☆普段から、いつも何かしら新しい本を読んでいます。読む本がないと落ち着かないw 旅行は5日間なら2冊かな。成田空港で出国手続き後に追加で買っちゃうこともあります。免税だし、品ぞろえも良くて、新刊もけっこう並んでいるから。で、今回の旅に連れて行った本は、【小さな異邦人 連城三紀彦】 2016年8月発売 ミステリー8作品の短編集。小さな異邦人 [ 連城 三紀彦 ]価格:896円(税込、送料無料) (2017/2/28時点)☆よく旅先で私を寝不足にさせる罪な男とか言って、東野圭吾とか伊坂幸太郎とか書いているけど、この方は元祖だな。連城三紀彦さんというと、恋文とか恋愛小説のイメージを持っている人もいるかもだけど、ミステリーがすごくいいよ。この短編はどれも面白いです。☆連城さんは、2013年に亡くなってしまったので、新しい作品を読むことができなくなったのが残念です。まだ未発表とか単行本になっていないのもあるようなので、今はとりあえず出たら全部買うって感じです。【死神の浮力 伊坂幸太郎】 2016年7月発売 死神シリーズ久しぶりの新作。死神の浮力 [ 伊坂幸太郎 ]価格:842円(税込、送料無料) (2017/2/28時点)☆伊坂幸太郎はかなりお気に入りの作家のひとりで、この死神シリーズも面白いです。前作を知らなくても楽しめるかとは思うけど、私は「死神の精度」(2005年)のほうがどちらかというと好きかな。☆出てすぐの2冊だったけど、旅行記が遅くなったから新刊じゃなくなったね。今年の旅にも新しい本を持って行って読んだのでまたそのうちに紹介しますね。次、何を読もうかなって時にでもどうぞ。★ボホール島の旅も明日は最終日。5日目の朝ごはんから帰国まで。次が旅行記の最終回になります。あと少しなので、おつき合いのほど<(_ _)>るるぶフィリピン セブ島・マニラ(2017年版)【電子書籍】
2017.03.01
ボホール島旅行記 2016年9月 (11)3日目の2ボホール島でのシュノーケリングはボートライドがおすすめ★前回までの旅行記は→ 「カテゴリ別記事・ボホール島旅行記2016」でご覧ください。☆昨年(2016年)9月に行ったボホール島旅行記の続きです。ボホール島での2日目と3日目はシュノーケルに行きました。その様子をまとめて紹介します。☆シュノーケリングツアーに参加したのではなくて、ボートライドといってダイビングに行くボートに一緒に乗せてもらいました。朝9時くらいに出発して、2本潜って14時前に戻って来ます。ポイントに着いてダイバーが潜っている間、上でシュノーケリングをしました。☆場所はパングラオ島からボートで30分くらいのところにあるバリカサグ島です。ここはダイビングで人気の島で、島のまわりに5か所のポイントがあります。私は日本出発前の早い時期にバリカサグ島にダイビングに行くボートがあれば乗せてほしいと問い合わせをしていて、ちょうど2日とも予約が入ったということだったので、2日目は別のポイントに行くことを確認して予約をしました。のでバリカサグ島周辺の5つのポイントのうちの4か所で泳いだことになります。★料金についてはあとでお話するとして、まずはあまり上手じゃないですけど写真です。2日目は泳ぐのに夢中になってしまって写真が少ないので2日分まとめて載せちゃいます。 ☆バリカサグ島です。島には上陸しないんだけど、泳いでもいけそうなくらい近いポイントもあります。 ☆いい天気でよかったです。まずはウミガメがいるポイント。浅めの砂地です。 ☆ウミガメさん。ゆっくり泳いでくれてありがとう。 ☆いきなり青いですけど、青く見えているのは水深があるところです。ビーチから小さい珊瑚がある砂地があって、少し沖に行くと、いきなり深くなっています。ドロップオフといって垂直に切れた崖っぷちみたいなところです。この壁には魚がいっぱい。 ☆浅いところの端っこ。白く見えているのはダイバーのエアー。ダイバーが壁のあたりに潜っていくと、魚がウジャウジャ上がってきました。私も壁のあたりの深いところで泳いでいて魚もたくさんいたけど、写真を撮るには水深があるので暗くて、何だかわかんない写真になってしまったw ので浅いところのお魚さんたちをご覧くださいませ。 ☆イソギンチャクとアネモネフィッシュ。 ☆ニモもいました。 ☆シャコ貝。食べたい~www あ、これって触るとパカッって閉じるのでケガをするから注意です。ま、持って帰ろうって人もいないかw ☆大きめのサンゴのポイントにも行きました。チラっと黄色く見えているのは小さい魚。 ☆こっちはブルーの小魚くん。 ☆光がさしていると明るくていいけど、キラキラしてしまって写真はあまり魚がわからないですね。と、いきなり目の前に出て来るから手元狂ったw ☆曇るとこんな感じ。ここは魚の種類はすごく多いわけではないけど、群れになって泳いで来て数が多いので楽しいです。 ☆青や黄色は全部小さい魚です。もっと近づけばよかったのかもだけど、浅いとお腹がサンゴにあたりそうになるし、蹴飛ばしちゃったらサンゴが傷つきそうだし。 ☆こちらは2日目に撮った写真です。初日はカメさんと泳ぎすぎてしまって、個別の魚の写真が全然なかったので、2日目にと思ったら曇ってきてしまって透明度が落ちました。 ☆まあそれでも、たくさんの魚たちの中を楽しく泳ぐことができました。サンゴもそこそこにあったしね。前のベトナムでは結局海では泳がないで終わってしまったので、今回はしっかり2日泳げてよかったです。 ☆お値段も安かったし、ショップのフィリピン人スタッフも親切だったし、満足かな。ホテルの前のビーチでも泳ぐことはできるし、ちょっと沖にボートを出してもらうことも可能だけど、やはりボホール島でシュノーケリングをするならバリカサグ島がいいと思う。30分くらいでいける島だしね。2日連続でも飽きない。ココ、おすすめです。★では、はじめに見出しを付けた「ボホール島でのシュノーケリングは、ボートライドがおすすめ」という料金の話です。現地の相場は行ってみないとわからないこともあるので、計画されている方はぜひ参考になさってくださいませ。★ボホール島でのシュノーケルツアー、大手旅行会社のパンフレットに載っている、日本人向けのオプショナルツアーだと、6000円くらいでした。ランチなし、島に上陸もなし、シュノーケリングセット付き、日本語ガイドあり、といった感じかな。私は日本語ガイドがいない他はほぼ同じ内容で880円くらい。シュノーケリングセットを付けても1540円でした。コーヒー、紅茶、スナック菓子、フルーツもダイビングの人たちと同じようにいただきました。★これは現地では特別安い価格ではなくて、どのショップも同じくらいです。まあ、ビーチで声をかけてくる人の中には高めのお値段の人もいますけど、ダイビングショップを訪ねて予約すれば、このくらいのお値段です。日本人向けのツアーだからって良心的な値段というわけではないです。覚えておくといいです。【パングラオ島 (ボホール島) シュノーケリング料金 (相場)】*価格はすべて、一人当たりです。 単位はフィリピンペソ(1ペソ2.2円)★ボートライド 300ペソ・バリカサグ環境税 100ペソ・シュノーケリングセット 300ペソ★ボートチャーター 1200~1800ペソ+tax★シュノーケリングガイド(英語スタッフ)・ボートライドの場合 150ペソ・ボートチャーターの場合 500ペソ★バリカサグ島上陸 手漕ぎボートに乗り換え 100ペソ☆現地でも手配可能ですが、ボートライドはダイビングのゲストがいないとできないので、出発前の問い合わせ、予約をおすすめします。また、他の国、リゾート地では、ボートライドを受け付けていないところもあるので、これはボホール島の場合と考えてください。☆日本から問い合わせや予約をするときは、余裕をもって早めにしたほうがいいです。ネット環境があまりよくない上に担当者がのんきだったりするので、メールなどの返事が遅いときは、しつこく催促したほうがいいです。☆最後にひとつ付けたしですが、料金表の一番下にあるバリカサグ島上陸についてです。島の近くにポイントはありますが、大きなボートでは砂浜に乗り入れできないので、バリカサグ島に宿泊する人たちも、地元の人の手漕ぎのボートに乗り換えることになります。で、これを利用してビーチで過ごすことも可能です。☆交渉が必要になりますが、ボートライドの料金を払ってバリカサグ島に着いたら手漕ぎのボートがいくつもあるので、それに乗ってバリカサグ島へ。ダイビング終了後、帰りに拾ってもらってパングラオ島に戻ることもできます。あまり見るところとこない島ですけど、行ってみたいという方はこういう方法もあります。参考までに。★次は旅の4日目。ボホール島での3日目の様子からです。るるぶフィリピン セブ島・マニラ(2017年版)【電子書籍】
2017.02.28
★2月22日は『猫の日』 ★「ニャン・ニャン・ニャン」と「2・2・2」の語呂合わせにちなんだ日本の記念日。1987年制定。(ちなみにニャンコ先生が依代にしている招き猫の日は9月29日だそうです)☆昨日、前から気になっていたお菓子を買いに行きました。猫の日のおやつにいいかなと思って。でも人間が食べるおやつだから、家の猫たちには全然関係ないんだけどねw 「出た。にくきゅうマドレーヌ~」☆プレーンとココアの2種類。肉球の部分は求肥(ぎゅうひ)でできていて、ちょっとプニプニ。棒を持って食べるのが面白いね。☆ネコ友にもらったリラックマお皿に乗せてみたよ。と、模様が見えないからただの黄色いお皿になってしまったがwww☆初めて行ったケーキ屋さんで、店内で食べることもできたので、ちょっと贅沢してケーキを食べました~ ☆カプチーノとケーキのセット。上はやたら艶のいいチョコだから生チョコかなと思ったら、にくきゅうマドレーヌとおなじ求肥でした。ぎゅうひチョコ。微妙な食感。下はあとがけジャムのいちごチーズケーキ。ハート形の小さいのはサービスのしっとりタイプのクッキー。☆カプチーノは可愛くて美味しかったです。で、肝心なケーキのお味はというと、ごくごく普通。まあ美味しいかな。でもまた食べたいほどでもないwww★お店の紹介とかケーキのお値段とか載せようと思って写真を撮ったけど、やめときます。田舎町には珍しい新しくてきれいでオシャレなお店だったけど、お値段が高級。お味は並w おすすめは、にくきゅうマドレーヌだけかな。★まあ、近くを車で走ってみたんだけど、ケーキ屋さんとか全然ないし、このあたりの人にしたらおすすめのお店なのかもです。てか選択肢がないかwww お目当てのにくきゅうマドレーヌが買えたのでよしとします。☆うちの猫たちの写真も載せようと思ったけど、上手く撮れたのがないのでボツで~す。家猫のしろくろマッキーも、外猫たちも、みんな元気にしているので、いい写真が撮れたらアップしますね。いつになるかわからないけどwww*業務連絡: そんなに美味しくもないとか書いたけど、にくきゅうマドレーヌは面白いので、リアルのネコ友さんたちに勝手に送りつけてみましたw お心当たりの方は楽しみにお待ちくださいませ。即日出荷が無理だったので23日着でなんか中途半端な日になっちゃったよ。お家にいる人は午前中、仕事の人は18時以降にしてあります(^^)/
2017.02.22
ボホール島旅行記 2016年9月 (10)3日目の1ボホール島での2日目をまとめて~★前回までの旅行記は→ 「カテゴリ別記事・ボホール島旅行記2016」でご覧ください。☆2日目はマニラからボホール島に到着してすぐに島内観光に行って少し忙しく過ごしました。3日目の朝、ボホール島での2日目からです。☆ボホール島で丸1日遊べるのは2日なので、日本でシュノーケリングの予約をしておきました。バリカサグ島というダイビングで人気の島があるのですが、そこに行くダイビングのボートに一緒に乗せてもらいました。魚の写真や海のツアーの料金などは後で載せるとして、今日は3日目の様子をまとめてご覧くださいませ。 ☆朝のアロナビーチです。宿泊しているアモリタ・リゾートはビーチの端っこの高台にあって、高いところから見るビーチもきれいです。ボートが多くて泳ぐ場所はあまり広くないかな。砂浜でのんびり過ごすには良さそうです。☆今日は砂浜を真っ直ぐ歩いて写真右奥にあるダイビングショップまで行き、そこからボートでシュノーケリングに行きます。で、まずは朝ごはん~ ☆アモリタ・リゾートのレストランです。ふたりで1泊1万円くらいの部屋って話したけど、ビュッフェの朝食付きです。屋根だけある開放的な感じのレストランで、料理だけガラス張りの写真だと奥の室内にあります。 ☆レストランの前はプール。海と繋がって見えるインフィニティプールってやつです。 ☆ビーチチェアの右手。奥にチラっと見えるのはヴィラだけど全室工事中。この横の木がいっぱいの通路を歩いて行くとビーチに下りる階段があります。☆離島では、やはり朝食付きはいいですね。今回の2日間のシュノーケリングは、ボートライドといってダイビングのボートに乗せてもらってポイントに着いたら勝手に泳ぐだけなので、ランチ付きではないです。ので朝食をしっかり食べておかないとです。って、いつもしっかり食べているけどねw ☆はい、朝食です。生野菜は少ないけど、まあ朝食には十分な感じかな。味も悪くないです。 ☆どうでもいいような写真ですがw 例によって卵も食べました。今朝は目玉焼きです。デザートはフルーツポンチ? スイカとパイナップルを食べました。☆ゲストもあまり多くなかったので、のんびり静かな朝食でした。あ、ジュースとコーヒーもいただいたけど写真は撮り忘れました。部屋に戻って着替えてシュノーケルツアーに行きます。 ☆アロナビーチから見たホテル側です。奥の突き当りの岩場のところにホテルの入り口のゲートがあります。石段を上って茶色の細長い建物がダイブショップで、その奥がリゾートです。シュノーケリングはホテルの敷地内にあるダイブショップではなくて、アロナビーチにあるお店で予約しました。 ☆アロナビーチです。こちらはここいらで一番大きいホテル、ヘナン・リゾートの前のビーチ。 ☆アロナビーチはちょっとボラカイ島のビーチに似ていて、小さいホワイトビーチという感じかな。お店が並んでいて賑やかです。ここのダイブショップに2日間お世話になります。★9時頃に出発してボートで30分くらいでバリカサグ島に到着。ウミガメがいっぱいいるポイントと島の近くの珊瑚が多い場所の2ヶ所で泳ぎました。ダイバーが2本潜っている間、その上で泳いで午後に戻ってきました。★ボートに乗せてもらうだけの料金で格安だったけど、コーヒー、紅茶、お菓子や果物などもダイビングの人と一緒にいただいて、シュノーケリングも手のあいているスタッフが一緒に泳いでくれたりして楽しかったです。シュノーケリングについては次回に載せますね。 ☆ホテルに戻ってシャワーを浴びて水着などを洗って遅い昼食。昨日、街で買ったものやボートでもらったお菓子、家から持って来たスープなどで簡単に済ませて、夕方まで部屋でのんびり過ごしました。☆明るいうちに夕食を調達に出かけました。今度はビーチではなく車道の方に出て歩いてみました。レストランや小さいお店はあるんだけど、スーパーマーケットや総菜を売っているお店はなくて、あちこち探して見つけました。 ☆夕食です。地元の人が利用している安いハンバーガーショップを発見。ちょっと並んで待ってハンバーガーとホットドッグを買いました。ハンバーガーとチーズバーガーは、ひとつ買ったらひとつタダってやつで、1個60円くらいだったかな。小さいので2~3個食べないとだけど、ひとり200円くらいでお腹いっぱいになりました。☆ケチャップたっぷりで写真はきれいじゃないけど、パンは柔らかいしソーセージやハンバーグも値段の割には美味しかったです。私はこれで十分だな。家から持って来たペットボトル入りのワインとエコパウチの焼酎をコーラや作って冷やしておいたウーロン茶で割って飲みました。★3日目の様子をまとめて紹介しました。次はシュノーケリングの写真など。るるぶフィリピン セブ島・マニラ(2017年版)【電子書籍】
2017.02.21
☆南の島に行ってきました。今回はこんなところです。 ☆昨年末に数量限定の格安ツアーをゲットしました。けっこうメジャーなビーチリゾートだし、世界遺産だし、ガイドブックなどで見たことがある写真かも。どこだかわかるかな。☆昨年の旅行記が終わらないままなので、今回の旅を紹介するのはまだ先になりそうですけど、とりあえず無事帰国しておりますので挨拶まで。☆ブログもサボってばかりだから、心配している人もいないかなw 戻ったらいきなり雪で、寒い日が続いたけど、暖かいところで楽しんできたので、なんとか春まで頑張れそうです。まずは数日中にボホール島旅行記の続きから再開します。気が向いたらおつき合いくださいませ。
2017.02.15
☆2月になりました。新年のあいさつと旅行記を数回だけで1月は終わってしまったので久しぶりに庭の様子なと。 ☆福寿草の花が咲きました。 ☆まだ一輪だけですがまわりに蕾がいっぱいあります。今は庭に雪が少ししか残っていない状態なので最初に咲いた花を見つけることができました。 今日は夕方から風が強くなって雪が降っていますが、昼間はきれいな青空でした。この冬は積雪は大したことなくて、雪がないお正月で、1月は除雪が来るような雪は2回だけでした。積雪量も10~20センチくらい。今のところ少ない感じです。雪は少ないですけど気温が低い日が1月は多くて、最低気温がマイナス5度以下の日が数日続いたりして、かなり寒かったです。家の中も氷点下ですからね、冷蔵庫に入れ忘れた野菜が朝おきたら台所で凍っていた、みたいなwwwそれに比べたら、ここ数日は暖かいです。このまま春になってくれてもいいんだけどな。庭に残っていた雪もほとんど融けて、まだ残っている木の実に鳥たちが集まっています。 ☆今日はメジロのカップルがずっと庭にいてピーピー鳴いていました。もう少し写真を撮りやすいところにいてくれればいいのに、庭で一番背が高いハナモモの木にとまってピョンピョン。手前の枝にピントが合ってしまったではないか。 ☆同じような写真だけど、これは鳴いているところ。メジロの他にもヒヨドリやヤマガラ、ジョウビタキなどがやって来ます。お目当てはハナモモの木のとなりのピラカンサスの赤い実のようです。数日前までは全然たべられていなかったけど、今は地面にもいっぱい落ちています。☆ピラカンサスの実は毒があるし不味いと聞いていて、何も食べるものがなくなったから仕方なく食べるのかなと思っていたけど、これって2月くらいになると毒が抜けるか不味くなくなるんじゃないかな。まあ私が食べて確認したわけじゃないしわからないけど。☆我が家の庭は猫がいるのでスズメも寄りつかない感じなんだけど、今は鳥たちで賑やかになっています。木の上には鳥たちが集まって、 ☆木の下では外猫のチビが鳥を狙っていますwww この子たちは昨年の夏に生まれた子なんだけど、木登り大好きだし、鳥も捕まえようと毎日がんばっています。外猫たちはみんな元気で、雪の中を走り回ったりしています。鳥などを捕まえるのも上手で、嬉しくもないんだけど、毎日のように玄関に獲物を並べてくれたりします。いろんな色の鳥の羽がそこいらに散らばっていたりしてwww とりあえず、写真のメジロが無事に明日を迎えられるとこを祈ろうかなw★さて、のんびり進めてきたボホール島旅行記ですが、のんびりしすぎて次の旅が近づいてきました。準備とかもしなくてはいけないので、しばしお休みをいただいて、旅行から戻りましたらまたボホール島の続きからということにさせていただきます。今期、アニメのほうは見るだけで記事の予定はないので、次の旅行から帰ってきたら、旅行記1本で頑張るつもりw☆まだまだ寒い日が続くかと思います。どうぞ皆さまご自愛くださいませ。私は南の島に行ってきま~す(^^)/
2017.02.01
ボホール島旅行記 2016年9月 (9)2日目の6アモリタ・リゾートにチェックイン★掲載期間が長くなりました。前回までの旅行記は、→ 「カテゴリ別記事・ボホール島旅行記2016」でご覧ください。☆チェックインの前に島内観光に行ってきたのでホテルの部屋の紹介が後まわしになりましたが、アロナビーチ沿いの高台にある「アモリタ・リゾート」というホテルに3泊します。今回は私にしては高級リゾート。なんだけど安かった~☆いつもホテルの部屋にはあまりこだわらないんだけど、とりあえずアロナビーチに徒歩圏内でないと不便なのでビーチ沿いのホテルを探しました。アモリタ・リゾートはビーチ沿いだけど端っこのほうでビーチから石段を登った高いところにあります。ビーチにゲートがあるので安全面でも問題ないし高台なので眺めもよくて静かです。☆高そうだから無理かなと思ってネットで見ていたら割引になっていました。半額くらいになっていて1ベッドルーム・スイートがスタンダードの部屋と同じくらいです。これはいいやと思って予約しました。☆安くなっていたのにはわけがあって、現在ホテル内改装中です。ここで人気の部屋は海が見えるヴィラで、なかなか予約が取れないらしいんだけど、今は全室改装中。そのかわりスイートルームを割引価格にしているようでした。客室の他にも工事をしている場所があって、レセプションも売店のレジ横みたいなところでした。☆入り口近くに新しいレセプションが出来るようだけど見た感じまだまだ先みたい。ヴィラのほうも今は壊している最中みたいで、これも時間がかかりそうです。とはいえ、宿泊した部屋やレストランなどはまったく問題なかったので、快適に過ごすことができました。☆最近の旅行はけっこうホテルの部屋はアタリが多いんだけど今回は大当たりな感じです。ホテルのHPにはベッドルームの写真しか載っていなかったので少し心配していたんだけどかなり豪華なお部屋でした。それではホテルの部屋の様子です。1泊1万円ほどでした。ひとり5000円なら安いよね。朝食付きだし。*たまたま割引料金の時にゲットできたもので現在の価格は違っているかと思います。ヴィラの改装の進み具合もわからないので旅行を計画している方は各自お調べくださいませ。 アモリタ・リゾート ☆1ベッドルーム・スイート ☆入り口のドアのところで撮った写真です。まず安っぽいw キッチンテーブルとイスがあって奥がリビング。右のドアはコネクティングルーム用かな、開かないです。 ☆丸テーブルの手前、入り口の壁側には流し。サービスのミネラルウォーターとボトルの水。湯沸かしポット。下の扉を開けると冷蔵庫。ここで食事の用意をして運びました。 ☆最初の写真で奥に見えていたリビング。ソファーとソファベッド。カーテンの向こうはバルコニー。テーブルは小さめだけど、のびのび足を投げ出して酒など飲みました。段差があるので滞在中2度コケましたけどw ☆入り口の右のドアは開かなかったけど、左にふたつドアがあって、手前のドアをあけると洗面所。写真は奥から撮っているので右の半分開いているドアの向こうに見えているのは入り口のイス。 ☆ドアを開けた右が洗面所。左がトイレとシャワールーム。 ☆シャワールームの隣がバスタブ。バスタブの右は一番奥で写真はないけどクローゼットとセーフティーボックス。 ☆入り口左のもうひとつのドアはベッドルーム。クローゼットの横にもドアがあって洗面所からも入れます。そう、案内にはこの部屋の写真しかなかったのですよ。来てみたら新しくはないけど使いやすくて素敵な部屋でした。 ☆ベッドルームにはテレビと机。ここのイスの場所が一番明るくて、ここで毎晩読書をしました。☆部屋の紹介は以上です。ボホール島の初日は忙しかったけど、予定通り観光ができてよかったです。ダイビングショップに行ってきたら暗くなってしまったので、夕食は家から持って来たパンやお菓子などで済ませました。☆シャワーを浴びて明日の用意をして、ビールを飲みながら本を読んだりして旅行の二日目、ボホール島の初日が終了。明日はホテルで朝食をとってからシュノーケリングに出かけます。では次は3日目の朝から。るるぶフィリピン セブ島・マニラ(2017年版)【電子書籍】
2017.01.23
ボホール島旅行記 2016年9月 (8)2日目の5ボホール島内観光 その4★更新が遅れて掲載期間が長くなりました。前回までの旅行記は、→ 「カテゴリ別記事・ボホール島旅行記2016」でご覧ください。ボホール島内観光 その他の見どころなどマンメイドフォレスト Man-made Forest ☆チョコレートヒルズに向かう途中にある人工の森です。マホガニーの木が約2キロに渡って植えられています。 ☆別にどうってことないかなと思ったけど、背が高い木がいっぱいなので太陽の光が遮られていて涼しい感じでした。車を止めてしばし休憩にはいいかもです。★ボホール島の島内観光は、1日コースだと、ホテルまたはセブからの人は港にお迎え→リバークルーズとランチ→ターシャ→チョコレートヒルズ→血盟記念碑→バクライオン教会→ホテルというのが一般的かな。ビーチでのんびりしたい人はターシャからアロナビーチに行ってビーチクラブで夕方まで過ごすというのもあるようです。★私はビーチ沿いのホテルに宿泊するので観光でビーチは必要なし。翌日のスケジュールの確認に夕方ダイビングショップに行かないとだったので教会などはパスしましたがドライバーさんが前を通ってくれたので車の中から見ました。観光スポットをいくつか載せておきます。血盟記念碑 ☆1565年にスペインと和平が結ばれたことを記念して建てられたもの。タグビララン市内の高台の眺めの良いところにありますが案内板などか見あたらなくて見つけにくいので個人で行くのは難しいかも。バクライオン教会 ★教会と博物館の入場料50ペソ☆バクライオンという町にある1595年に建てられたカトリック教会。大きな鐘楼があって内部はステンドグラスがきれい。なんですけど、私が行ったときは一部工事中でした。震災の被害はまわりの民家よりも教会のほうが酷かったようで、鐘楼や外壁がかなり崩れたようです。車の中から見ました。チョコレートヒルズ付近 ☆チョコレートヒルズ・アドベンチャーパーク 展望台のそばにあって自転車でロープを渡るバイクジップが人気。フィリピン料理のブュッフェレストランあり。バイクジップは450ペソ。入場料60ペソ。☆バギー チョコレートヒルズの近くのレンタルバギー。1人乗り450ペソ。2人乗り850ペソ。ガイドがバイクで先導して山のすぐ近くなどを30分走り回るもので人気上昇中とか。ドライバーさんがすすめてくれたけど時間が気になったと雨上がりで泥だらけになりそうなのでやめといた。次に行ったら乗ってみようと思っています。アロナビーチ ☆白砂のきれいなビーチが2キロほど続いています。ボホール島は観光名所もいろいろあるけどアロナビーチは一度は訪れてほしい場所です。セブのビーチと違ってボラカイ島のビーチに似た感じかな。私はアロナビーチの端っこの高台のホテルに宿泊したので、あとで旅行記の中で写真も紹介しますね。★他にも吊り橋、洞窟、ジップライン、パイソン(ニシキヘビ) などあります。詳しくはガイドブックなどでw 前にお話していますが、私はマニラからの到着日の観光ということで時間も制限があったので車を6時間貸し切りにしました。時間貸しの場合はオーバーすると追加料金がかかる場合があるので注意してくださいね。チョコレートヒルズは町から1時間半くらいかかります。お買い物をして追加料金を取られたりすると逆に高い買い物になってしまい帰ってからホテルの近所で買ったほうがよくなってしまうので。【オマケw 稲穂がある風景? 】 ☆帰り道でドライバーさんが「ライス、ライス、写真撮れば?」とか言って車を止めたので何かと思えば田んぼ。うちの近所にもいくらでもあるんだけどな。どうも日本人といえばみんな高層ビルが立ち並ぶ都会の真ん中に暮らしていると思っているみたい。私が住んでいる村は田んぼばかりでビルなんかひとつもないけどwww ☆まあ、せっかくなので写真を撮ることにしました。別に何てことない稲穂がある風景。なんだけど日本と違うのは、田んぼの向こうに見えているのは、 ☆ヤシの木だったwww☆日本でも稲刈りの季節だけど、フィリピンももうすぐ稲刈りの時期です。今年2回目の。そう、こちらは年に二度収穫するから、10月くらいに稲刈りが終わったらまた植えて、翌年の日本で田植えが始まる頃にまた稲刈りです。☆旅行記でよく話をするけど、フィリピン人はごはんが大好き。日本人よりお米が好きなんじゃないかな。ちなみにフィリピンのひとりあたりの米の消費量は2年ほど前の資料によると年間118kgだそうです。同じ年の日本は55kgくらい。今のフィリピンの数字と同じくらいだったのはと探したら、昭和40年度が112kgでした。50年も前だね。と、あまり関係ない話になりました。島内観光の話に戻ります。★予定より早めに観光を終えました。予約したときに時間はオーバーしても追加料金は取らないと決めてあったので安心でしたが、ダイビングショップに打合せに行くのも時間に余裕ができたのでよかったです。★もうひとつ、よけいかもしれないアドバイスですけど、島内観光で買い物の時間を取ってもらうことは可能ですが、予め買いたいものをガイドさんやドライバーさんに話しておいたほうがいいです。私は「サンミゲルビールを安く買えるところ」と「コーラ、お菓子、酒のつまみ」とドライバーさんにお願いしておいたので、彼の地元の商店街みたいなところに案内してもらいました。☆ビールはあとでホテルの近くの店で買ったのよりずっと安かったし、普通の観光では行かない小さいマーケットも入ることができました。知り合いがいっぱいいるみたいで声をかけてくれて日本から来たお客様だと紹介されました。私たちだけだったらちょっと怖くて入れなかったかもだけど、おかげで楽しかったです。☆ビールだけじゃ悪いかなと思いスナック菓子を手に取ったら、ドライバーさんが、それは町のスーパーマーケットのほうが安いから買わなくていいですよと小声で教えてくれて、ホテルに戻る途中で町のスーパーマーケットに寄って水やジュース、お菓子なんかを買いました。☆ホテルには17時頃に到着。英語のドライバーのみの観光でどうかなと思ったけど、真面目で親切なドライバーさんで良かったです。日本語を話すフィリピン人ガイドとかだと、よけいなことを聞いてきたり、明日の予定は決まっていますかとかダイビングをすすめたりとかする人がよくいるけど、そういうめんどくさいのもなかったので快適でした。☆半日の島内観光をバラバラと紹介しましたがこれでボホールの島内観光は終わりです。ホテルに戻って部屋へ。荷物は先に運んでくれていたのでチップも渡さなくて済んでラッキーでした。部屋を確認したら明日からのシュノーケリングを予約してあるダイビングショップへ。道を歩くと1キロくらいあるんだけどビーチを移動したほうが距離が短いので砂浜を歩いてショップへ。明日の集合時間などを確認して部屋に戻りました。☆次はホテルの部屋の様子です。るるぶフィリピン セブ島・マニラ(2017年版)【電子書籍】
2017.01.21
ボホール島旅行記 2016年9月 (7)2日目の4ボホール島内観光 その3★更新が遅れて掲載期間が長くなりました。前回までの旅行記は、→ 「カテゴリ別記事・ボホール島旅行記2016」でご覧ください。☆島内観光の続きです。街から車で1時間半ほど走ってボホール島の真ん中あたりにあるカーメンという町に変わった形の山を見に行きました。 ☆☆☆Chocolate Hills☆☆☆ ☆チョコレートヒルズです。高さ30メートルほどの円錐形の山が一面に広がっています。お椀をひっくり返したみたいな山が1000以上。展望台からの眺めは圧巻です。 ☆ゲートでひとり50ペソを払って駐車場に車を止めて展望台へ。あいにく雨が降ってきたのでドライバーさんにカサを借りて展望台の階段を上ります。展望台に着いたときは雨はほとんど降っていなかったけど、雲が多いので素晴らしい眺めとは言えないかもだけど、たくさん見える山は想像していたより大きくて迫力があったし何と言っても形が面白いので不思議な世界みたいでした。☆手前にゴチャゴチャとしたのが写り込んでしまったんだけど、これは2013年の地震で壊れたもの。修復工事が進んでいなくて階段の途中にも崩れてロープを張っている場所がいくつかありました。山も一部崩れたものがありましたが大部分は無事なようです。 ☆チョコレートヒルズの名前の由来は、乾季には草が枯れて茶色に見えるからで今は茶色になりかけの感じかな。展望台から見ると来た道や街が低いところに見えます。展望台への階段の数は214だそうで、けっこう疲れました。チョコレートの日にちなんで214段らしいけど、数は途中まで数えてわからなくなっちゃいました~ ☆チョコレートヒルズでメインの観光は終了。あとはお買い物をしてホテルに戻ります。途中に通ったところや他の見どころなど次にまとめてお話します。島内観光にもう少しだけおつき合いください。 ★壊れていたチョコレートヒルズの展望台ですが、年末(2016年)に修理はほぼ終了したそうで写真に写り込んでいたゴチャゴチャとした場所もきれいになって階段も危ないところはなくなったようです。るるぶフィリピン セブ島・マニラ(2017年版)【電子書籍】
2017.01.18
ボホール島旅行記 2016年9月 (6)2日目の3ボホール島内観光 その2☆ボホール島に到着してすぐに行った島内観光。ランチ付きのリバークルーズの後は小さいおさるさんを見に行きました。 ☆☆☆Tarsier Sanctuary☆☆☆★ターシャプレイスはビラーという町にあって常時6~7匹のターシャを見学することができます。庭をぐるりとまわって20分~30分ほど。入場料はひとり60ペソ。 ☆ターシャです。サルよりも原始的な動物と言われています。夜行性なので昼はほとんど寝てます。写真だと不気味っぽいかもだけど、すごく小さくてカワイイです。体長は10~15センチくらい。手の平に乗る大きさです。体重は100グラムくらいらしいです。☆以前は触ったり手に乗せたりできたらしいけど、すごく繊細なのでストレスで死んでしまったりすることがあって、今はおさわり禁止。近くで大声を出したりフラッシュ撮影も禁止です。 ☆寝ている姿ばかりでゴメンナサイ。手足の指は長くて指の先には爪と丸いふくらみ(肉趾)があって、これで枝にぶら下がります。後ろ足は長くて体の長さの25倍の跳躍ができるとか。夜はあちこち飛び回っているのかな。主に昆虫などを食べているそうです。☆群れを作らず樹の上で単独で生活しています。小さいから見つけにくいんだけど、ターシャがいるところには係の人がいて教えてくれます。どれも同じような大きさ顔なんだけど、7匹に出会えました。 ☆やっと撮れました目を開けてる子。昼間はほとんど見えてないらしいですけどね。目は開いているけど動かないし眼球も動かないから、目を開けたまま寝ているみたいな感じかな。尻尾は体より長くて毛がないです。☆ターシャはぜひ見たいと思っていたので、たくさん見ることができてよかったです。出口の手前には土産物屋さんがあってターシャグッズなとを売っていました。私は空港に迎えに来たガイドさんにもらったターシャネックレスがあったので買い物はパスしました。★オマケ ☆どちらもメガネをかけていますが、メガネザルではないですw ドライバーさんが撮れ撮れと言うので入り口でパチリ。顔はターシャほどかわいくないので隠しました~www マニラから到着したままの格好です。短パンにサンダル。こんな姿で世界中旅してます。 ☆次は街からちょっと離れた山の方に行きます。るるぶフィリピン セブ島・マニラ(2017年版)【電子書籍】
2017.01.17
ボホール島旅行記 2016年9月 (5)2日目の2ボホール島内観光 その1☆マニラからボホール島へ。タグビラランへの便は日本の出発直前に40分早い時刻に変更になって、自宅でEチケット控を印刷したり、空港の送迎や島内観光を予約してある会社にメールで知らせたりと、けっこう面倒だったんだけど、結局また出発が遅れたので変更前と変わらない感じになりました。まあ、たいした遅れでもなかったけど、時間ギリギリのスケジュールを組んでしまっていたので少し慌てました。☆ボホール到着直後から慌ただしいスケジュールになってしまったのにはわけがあって、島で丸一日使えるのは2日間だけ。今回は2日は海でしっかり泳ぎたいと思ったので、到着日の午後から観光をしてしまうことに決め、日本でネット予約しました。☆ボホール島は、セブ島からの一日ツアーなどもあって、島内観光は種類も価格もいろいろです。ちょっと話は長くなるけど、旅行を計画している人にわかるようにお話すると、日本の大手旅行会社のオプショナルツアーや現地でも日本人ガイド、または日本語ガイド付きのツアーは高いものが多いです。☆ランチ付きで主要な観光スポット3~5か所をまわって、ひとり1万円前後から。高いですよね。私は日本語の案内はなしで、フィリピン人ドライバーの車を6時間貸し切って、行きたかった3か所の観光と食料品の買い物をしました。☆車の貸し切りはボホールでは一般的で、ホテルでも取り扱っていたりします。これはひとりいくらではなくて、ドライバー付きの車1台の料金になります。ので、ひとりやふたりだと割高ではあるのですが、ふたりで9000円ほどでした。☆ドライバーさんは車の中で英語で説明をしてくれて、観光場所は出口や駐車場の車の前で待っているだけ。自分たちで入場料を払って自由に見学しました。これって不親切みたいに思う人もいるかもだけど、自由でいいですよ。よけいな土産物屋で時間を取られることもないし、記念撮影とかしている他の客を待ったりする必要もない。わからないことがあったら移動中に聞けばいいし、私には快適なツアーでした。☆入場料などは自分で払ったのですが、ランチ付きのもの以外は100円程度でした。入場料、利用料も含めていくつか紹介します。中には途中車で通るから車窓から見る程度でいいかもというのもあるので、それもお話しますね。ボホールの旅を計画されている方は参考になさってくださいませ。☆ダグビララン空港の外に出たのが11時くらい。ホテルはボホール島と橋で繋がっているパングラオ島にあって空港から車で20分くらい。島内観光は11:30にホテルに迎えに来てもらうことにしていました。空港に迎えに来てもらうこともできたんだけど、大きな荷物を車に乗せて観光するのは安全面でどうかなと思ったので一度ホテルに行って、チェックインは15時だったので、荷物を預けて出かけました。☆ホテルの入り口のゲートで止まったら、前の車が私たちを迎えに来た車でした。チェックインの書類だけ書いて荷物を預けて、ウェルカムドリンクを飲みながら一服して、ちょうど11:30の出発になりました。まずはランチ付きのリバークルーズに行きます。ロボック・リバークルーズ ☆ロボック川の上流と下流に船の乗り場があって、生演奏を聴きながら1時間くらいのリバークルーズです。料金はビュッフェランチ付きでひとり450ペソ。写真は前の船で、私たちが船着き場に着いた時に出発するところでした。次の便はお客さんが集まってから出発するとのことで時間がかかりそうな感じでした。グレードアップしたカメの形の船があって、テーブルひとつなら空いていてすぐに出発できるというので、100ペソ追加してそちらの船に乗りました。もったいない気もしたけど1ペソ2円ほどですからね、高くはないです。 ☆あまりきれいとは言えないような川なんだけど、流れは穏やかで周りは熱帯の植物が生い茂っていて、のんびり食事を楽しむにはいい感じです。団体客が2組いて、ギターの弾きがたりのおじさんがいました。おじさんの真ん前の一番前の空いていたテーブルに案内されてビュッフェの食事を取りに行って席に着いたらすぐ出発しました。 ☆ビュッフェランチです。見ためあまりきれいじゃないけど、美味しかったです。フィリピン料理にあまり期待はしていなかったけど、カニ、エビ、イカ、何だかわからない魚などと、鶏のから揚げや春巻きなど。どれもすごく美味しいという感じではないけど、不味いのはひとつもなかったです。お値段を考えたら当りかな。他にデザートのフルーツなどもあったけど写真は撮り忘れました。 ☆川の水はきれいじゃないと言ったけど、ときどきコロっと色が変わって、これはきれいでした。 ☆途中、一か所立ち寄り。 ☆観光客用の商売の村、みたいな感じのところ。 ☆子どもたちが、踊ったり一緒に写真を撮ったりしてチップを集めていました。 ☆手作りの飾りなども売っていたけど、どれも100ペソだったかな。日本人にしたら200円とかの品物だったら安いけど、他の場所のお土産品と比べたら高いです。もちろんかわなかったけどw ☆再び船に乗って出発。そろそろクルーズも終わりに近いです。ギターの弾きがたりのおじさんはリクエストを受け付けていたけど、チップをあげなきゃだから知らないふりをしていたんだけど、頼みもしないのに日本語の歌なんか歌ってくれました。まあ上座に座ったのも久しぶりだし、帽子に少しチップを入れました。 ☆船着き場が見えてきました。リバークルーズの終了です。特別きれいとかいうわけでもなかったけど、バタバタとボホール島に来たけど、ちょっとのんびりして昼ごはんを食べることができたのでよかったです。☆次はカワイイおさるさんに会いに行きます。るるぶフィリピン セブ島・マニラ(2017年版)【電子書籍】
2017.01.12
ボホール島旅行記 2016年9月 (4)2日目の1マニラからボホール島へマニラ~タグビララン ☆写真はプルメリアの花です。ボホール島のホテルの庭に咲いていたもので、今日の内容とは関係ないのですが、1枚目の写真がいきなり食べ物だったので、とりあえず花の写真を載せました。☆ボホール島の旅の2日目です。1日目はマニラに宿泊。2日目、ボホール島に向かいます。マニラからボホール島のタグビラランまでは国内線で1時間15分。マニラ発、8:40のフィリピン航空PR2773便に乗ります。昨日は渋滞にはまって大変だったので早起きして早めのチェックアウトです。 ☆ホテルから空港への道は早朝でも混んでいたけど、昨夜のような大渋滞ではなかったので空港には余裕の到着。30分ほど出発が遅れたのでけっこう空港で待つことになりました。まあいつものことなんですけどね。☆1時間程度のフライトだから水くらいしか出ないかなと思っていたら機内食ありました~ ☆飲み物とパン1個。飲み物はコーヒーをいただきました。 ☆パンの中身はコレ。パンの中に肉まんの具が入った感じでした。味は普通だけど、食べ物が出ると思っていなかったので嬉しかったです(単純w) ☆タグビララン空港に到着しました。 ☆外を歩いて空港内へ。荷物を受け取ったら車でホテルに向かいます。☆次はいつもならホテルの部屋の紹介になるんですけど、ホテルのチェックインが15時以降なので、荷物だけ置いて島内観光に行きました。ボホール島は海の他にもいろいろ見どころがあります。到着直後から少し忙しくなってしまったんだけど楽しかったです。次は島内観光の様子からです。るるぶフィリピン セブ島・マニラ(2017年版)【電子書籍】
2017.01.10
Manigong Bagong taon. ('◇')ゞ (タガログ語の「新年おめでとう」です。今日の写真はフィリピンで撮影) のんびり穏やかで楽しい年になりますように今年もどうぞよろしくお願いします【2017年のスタートは私の「奇跡の1枚」からwww】☆カメだから縁起物かな? 昨年からさっぱり進んでいないボホール島旅行記ですが、シュノーケリングに行ったときに撮ったウミガメの写真です。いままでで一番きれいに撮れたかも。☆カメは動きが遅いからとか思っている人がいるかもだけど、前に一瞬で泳ぎ去るウミガメの動画をアップしたことがあるので、見た人は知っているかな。ウミガメって陸地ではノソノソ歩いているけど、泳ぐのはけっこう速いのですよ。ので写真を撮ろうと追っかけても、いつも追いつけなくて。☆ボホール島からボートで少し離れたダイビングのポイントのひとつで撮影しました。ここはウミガメがけっこういる場所で、泳いでいたらけっこうあちらも気にせずゆっくり泳いでいるので、これはいけるかもと思い潜りました。☆そう、潜るといってもダイビングをするわけではないので素潜りです。そんなに長い時間は潜っていられないし、魚もじっとしてはいないので追いかけて撮るのは私には無理なので、息ができるところでいつも撮っているのですが、今回はちょっと頑張りました。ハイ。☆浮きを付けている水中カメラも無理やり沈めて3メートルほど。親切なカメさんがゆっくり泳いでいてくれたので数枚連写して水面へ。2016年の最高傑作でございますwww☆最近は更新も少なくて、のろまなカメというより昼寝してたら置いて行かれちゃったウサキみたいなブログですが、とりあえず1月は旅行記中心でボチボチ続けていきたいと思っています。気がむいたらのぞいてくださいませ。★正月は例年通り自宅で過ごしています。元日は初詣に行ったあと映画を観て、家に戻って新年会。いつも通りの静かなスタートです。次の旅行は決まっています。格安ツアーをゲットしたので、また南の島に行ってきます。細かい手配がまだなので、これから済ませるところです。★何か正月らしい写真を新たにアップしようと思ったのですが、今年は雪が少なくて、家から見える高い山もほとんど雪がなくスキー場も営業できない状態。暮らすのには雪がないほうがいいけど、冬らしい写真は無理だね。お正月といっても出かけても正月の立派な飾りとかあまり見かけないし、ホントに年が明けたの? って感じでした。初詣はそこそこに混んでいたけどね。☆そんなわけでw 小ネタをひとつwww○正月用品 買って良かったものサトウの福餅入り鏡餅 まる餅2個入 66g 小飾り☆鏡餅です。これって鏡開きのときに取り出して食べるんだけど、けっこう面倒だったりする。その上、もち粉の餅だと美味しくなかったりして。これは「よく食べるメーカーの」「もち米100%の餅が」「切り餅で2枚」入っています。もち粉の小さい鏡餅は100円くらいで売っているので少し高いけど、食べることを考えたらコッチのほうがいいと思う。ちなみに私はエチゴのを買ったので、サトウより安かったよ。楽天市場にはなかったので、サトウを載せました。くっつかないホイル フライパン用 30cm×5m【楽天24】[アルファミック アルミホイル]☆で、餅といえばオーブントースターでアルミホイルを敷いて焼くと、くっ付いてしまってどうしようもなくなる時があるのが困りもの。この「くっつかないホイル」はホントにくっつかないよ。たまたま写真と同じものを年末に郵便局でもらって使いました。シリコン樹脂加工してあるホイルで、とても使いやすかったです。普通のアルミホイルよりは高いけど餅がくっ付く心配をしなくていいのは嬉しいです。コレ、フライパン用とかお餅用とかいろいろ売っているけど、一番安いこの商品でオーブントースターで餅を焼いてまったく問題ないです。ただこれは中国製なので嫌な人はもう少し高い日本のメーカーのものがいいかもです。☆玄関に正月飾りをしない家が増えているくらいだから、鏡餅なども飾らないとか別に正月に餅を焼いてたべたりしないとかいう家もあるのかもしれないけど、面倒な料理も、便利なものや使いやすいものを見つけて形だけでも日本の伝統を続けていくのも悪くないと思う。★次は旅行記の続きをアップします。正月気分が抜けてからかなwww
2017.01.02
☆久しぶりのうちのネコたちです。毎年カワイイ干支のニャンコ帽を作っている、ブロ友ネコ友ピグ友の「のりすけっちちゃん」が、来年の酉年にちなんで「ふくろう」の帽子を作ってくれました。3ネコで記念撮影です。☆帽子とか被るの嫌がるネコちゃんもいるけど、うちのしろくろは全然気にしてなかったです。それはいいんだけど、ソファーの上で写真を撮ろうとリビングに連れていったものだから、久しぶりでうれしかったのか、ふくろうニャンをかぶったまま、あちこち走ったりしてしまって、結局捕まえて写真を撮りました。☆マッキーは服もダメだけど帽子も嫌なようで、被せたとたんに即、手で取っちゃう。しかたないのでこちらも押さえ込んでw ☆くろです。抱っことか好きじゃないので、捕まえられてちょっと不機嫌です。 ☆しろです。動いてばかりいるので食べものでつりました。 ☆マッキーです。こちらもエサでごまかして何とか撮影。 ☆しろとマッキーが舐めているのはネコたちがみんな大好きな「ちゅーる」です。うちでは、おやつとかあまりあげたことがなかったんだけど、今年はお友だちにたくさん送ってもらって、うちの子も初めてちゅーるちゃんを食べました。もう大よろこび~☆くろは黒だけに黒毛和牛がお気に入りみたいです。しろは、何でも好きなようで、マッキーはもう見せただけで開ける前から大騒ぎ。押さえておかないと他の子の分まで食べてしまいます。☆マッキーは一時太っていたけど、今はすっきり痩せて胴のくびれが見えるようになりました。3匹とも大きい猫だけど、体重は4キロ台でキープできています。相変わらずケンカはするけど、寒くなったので並んで寝ています。真ん中にしろの条件付きですが、3匹で丸まって寝ている姿はかわいいです。★ふくろうニャンの写真、実は撮影したのは2ヶ月前なんですわ。のりすけっちちゃん、早くもらったのに遅くなってゴメンにゃ。今年はお出かけの写真もほとんど2ヶ月遅れみたいになってしまっております。あ、そういえば10月のお出かけの紅葉写真のアップがまだでした~w☆さて、猫のついでに関係ない話です。前回は9月に猫たちの写真と一緒に500万アクセス達成の画像を載せました。別に興味ないかもしれないけど、ちょうど画像がとれたので載せておきます。 ☆本日、2016/12/28 午前3:14頃、総アクセス数の表示に「5」が7個ならびました。 ☆ジャストの画像は難しいかなと思ったんだけど、日付が変わった時点で残り500くらいだったので、朝には通り過ぎてしまっていると思い、頑張って起きていました。ちょっと眠かったですw☆次は「7」が7個並んだ画像がいいかな。思えばブログを始めた頃は想像もしていなかった数字ですが、手が届きそうな感じになってきました。画像がとれたら何かのついでに報告することにします。★★大事な話が最後になってしまったのですが、今夜、大きい地震がありましたが、関東方面の方々、大丈夫でしたか。こちら福島も震度4ほどの大きい揺れでビックリしましたが、被害はありませんでした。まだ余震が続いているところもあるようです。どうぞお気をつけてお過ごしくださいませ。
2016.12.28
亜人 2期 あらすじ・感想・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています☆第14話 「なんかめんどくさくなってきた」☆第15話 「どいつもこいつもバカばっかりだ」☆第16話 「俺はいつだって怖い」☆第17話 「反吐が出ますね」☆第18話 「クロちゃん、お願い」☆第19話 「飼い犬は大変だな」☆第20話 「クロちゃん、もう一度だけ」☆第21話 「この国ちょっと大変なことになるから」☆第22話 「邪魔してるのはあんたの方だろ」☆第23話 「僕はやりませんよ」☆第24話 「これじゃホントに戦争じゃないすか」☆第25話 「でもまあ、面白そうだからいいけどね」☆第26話 (最終話) 「僕も約束しますよ、佐藤さん」★1期はこちら→ 亜人1期全話あらすじ (第1話~第13話)亜人9巻【電子書籍】[ 桜井画門 ]
2016.12.25
亜人 #26 最終回 僕も約束しますよ、佐藤さん ☆前のお話は→ 第14話~第25話 あらすじまとめ★1期はこちら→ 亜人1期全話あらすじ 佐藤:「君たち全員ブチ殺してやる。ゲームスタートだ」 復活した圭。攻の呼ぶ声が聞こえた。 米軍探索チームの報告。爆発と共に大規模な崩落が発生。地下坑道の下にさらに古い地下道がある。 奥山たちとも連絡がつかない。攻と高橋に圭が合流。 圭:「佐藤さんは?」 攻:「いない。泉さんたちも...あっちは行き止まりだ」高橋:「どうなってんだよ」 圭:「クソっ、してやられたんだ」 攻:「逆に埋められたってことか?」 圭:「問題は佐藤さんだ。倒せていなければ必ず仕留めにやって来る」銃声が聞こえた。 攻:「佐藤か?」 圭:「おそらく」高橋:「じゃ、応戦しているのは、戸崎...」 攻:「泉さん」 圭:「行くぞ」 下村:「クロちゃん、お願い」 佐藤:「私は物を大事にするタイプでね」下村:「さっきのやつ...」 クロちゃんは佐藤のIBMと戦って倒れた。下村は戸崎を抱えて逃げる。 ダメだねと佐藤が下村を狙うが外した。倒れたクロちゃんが佐藤の足を掴んでいた。 米軍。部隊に被害はなくガスの散布は多少条件が変わるだけで問題ないとの報告。「よし、では設置が完了したら直ちに撤収しろ」「了解」 「我々も5分後に撤収だ」 戸崎:「まさか、君のお荷物になるとはな」下村:「気にしないでください。これが私の仕事です」 佐藤:「まずは君たちからだ。私の邪魔をしたことを死ぬほど後悔させてやる」 戸崎と下村を狙った佐藤は鈴村に撃たれた。鈴村:「行け !! 早く !」 鈴村は連射したが佐藤に押さえ込まれ胸を刺された。佐藤:「まずはひとり」 鈴村は胸を刺されながらも佐藤の腕を掴み押し倒した。 佐藤:「何? 君は人間だろう」 鈴村:「亡霊だよ。武蔵重工で死んだはずなんでな」鈴村は手りゅう弾を爆発させた。 圭たちに米軍が迫る。「3体確認。亜人だ。全員確保」 高橋:「ガキども、先行け !」 倒れそうになる戸崎を下村が支える。下村:「頑張って、戸崎さん」戸崎:「銀行だ」下村:「はあ?」戸崎:「そこの貸金庫に君が亜人だという証拠が入っている。金庫の鍵は彼女の病室だ」戸崎:「わかったら行け。この足じゃ、どのみち逃げ切れん」下村:「でも、きっと永井くんたちが...」 戸崎:「契約は破棄する。さっさと消えろ。目障りだ」下村:「私は自由ってことですか」戸崎:「ああ。好きに生きろ」復活した佐藤が追いついてきた。下村:「じゃあ、戸崎さんを守るのも自由ってことですね」戸崎:「何をバカなことを」下村:「もう指示は受けませんよ。契約は破棄されましたから」 下村:「戸崎さん、新しい人生をありがとう」戸崎:「よせ、君では勝てない」佐藤:「ふたりめは君か」下村はクロちゃんを出そうとするが無理だった。銃を構えるが佐藤のほうが早かった。倒れた下村に佐藤がナイフを抜いて近づく。戸崎がやめろと撃とうとするが先に腕を撃たれた。 佐藤:「新しい自分と対面させてやろ~う」 圭IBM:「永井です」圭のIBMが佐藤を突き飛ばした。 圭:「あんたのゲームは、もう終わりですよ佐藤さん」 圭のIBMが佐藤に襲いかかる。 そこに別のIBMが現れた。佐藤:「遅かったじゃないか」 田中:「すいませんね。逆方向に行っちまってたもんでね」 田中のIBMが圭たちに向かってきた。 米軍は大佐が到着。毒ガスの設置は完了した。命令を待つ。 圭のIBMが倒れた。出そうとしたが佐藤のIBMにさっきのお返しと突き飛ばされた。攻も麻酔銃を撃とうとするが攻撃された。下村がクロちゃんを出した。田中:「てめえにはいつぞや世話になったからな。きっちり礼をさせてもらうぜ」佐藤:「じゃあ田中くん、そっちはよろしく」田中:「了解っす」佐藤は圭のところに行く。 佐藤:「ひとつ聞きたいんだけどね、永井くん。君はなぜ私の邪魔をするんだい?」 圭:「決まってるでしょう。あんたがいたら、静かに暮らすなんて一生不可能だからですよ」佐藤:「ハハ、君は私と同じだな」 圭:「あんたみたいなイカレた人間と一緒にしないでほしいですね。やるぞ幽霊 !」 圭はIBMを出し、麻酔を拾おうとしたが佐藤に捕まって投げ飛ばされた。 佐藤:「いや同じだよ。君は静かに暮らしたい。私は心ゆくまで遊びたい。でもこの世界はそれを許してはくれな~い」 佐藤:「だからお互いにやるべきことをやってる」圭はもう一度IBMを出すが、すぐに消えてしまった。佐藤:「さすがの永井くんも、フッ、打ち止めか」 クロちゃんは田中のIBMに倒された。田中:「実戦経験の差ってやつだな」下村:「くっそ~」下村は麻酔銃を取りに走るが田中のIBMに捕まり体を貫かれた。倒れていた攻が「泉さんを放せ」と言った。田中:「病院のときの借りを返させてもらうぜ」 攻IBM:「泉さんを放せ」 田中:「なんだよ、てめえもかよ」攻がIBMを出し田中のIBMの攻撃を止めた。 田中:「邪魔すんじゃねえ」 下村の麻酔銃が田中に命中した。 「5分切りました」「キーロック解除」 「大佐、佐藤です。佐藤を捉えました」「命令は『最も確実な捕獲方法をとれ』だ」 佐藤:「研究所でした約束を覚えているかい、永井くん。君の頭を切断するという約束だ。今からその約束を果たさせてもらうよ」 佐藤:「断頭した君の頭を拾い上げ、新しい頭が作られる様を絶命するまで観察させる。君はもう君でなくなる」 佐藤:「そして新しい君には最高のショウを見せると約束しよう。まずは慧理子ちゃんだ。次に海斗くんと君のご両親。それから~戸崎くん、下村さん、中野くん。彼ら全員を君の目の前で殺す。武蔵重工でやったみたいにね」 佐藤:「それが私の邪魔をした君に対する罰だ」 圭:「違う...僕は...」 圭:「僕も約束しますよ、佐藤さん」 圭:「あんたがどこに行こうが、必ず捜し出して殺します」 佐藤「ああ、お別れだ、永井くん」 佐藤がナイフを振り下ろそうとしたとき、佐藤の腕が斬り落とされた。 そしてIBMの手が佐藤の体に穴を開けた。 たくさんの圭のIBMが一度に現れた。それぞれ何やら喋り佐藤を攻撃する。圭IBM:「やっぱ人助けなんてするもんじゃないよな...」 圭IBM:「佐藤さん、お手数おかけしてすみません」圭のIBMたちが佐藤を打ちのめす。「仕方ないよ病気だったから」「おしっこしたい...」 攻:「わあ」下村:「フラッド現象...」 圭IBM:「ひとりでかわいそうだから、かまってやってただけだし」佐藤の首が落ちた。 佐藤が復活した。 佐藤:「やあ、永井くん」 上から銃弾が降ってきた。倒れる佐藤。 米軍がおりてきた。 佐藤に麻酔銃を撃ち確保した。米軍は圭たちも捕まえようとする。 戸崎:「待て」 戸崎:「そいつらは日本政府の保護下にある亜人だ。それに女の方は私の部下で人間だ」 田中も連れてこられた。 曽我部:「佐藤と田中。そちらとは、それで合意が取れているはずですよ」 米軍:「撤収だ」 戸崎:「アメリカ側が直前でガスの散布を思い留まってな」 曽我部:「先輩に感謝するんだな。佐藤を止める代わりに君らの存在は不問にする。そんなバカげた取引を押し通したんだからな」 下村:「戸崎さん...」 戸崎:「私の罪の免責も忘れるなよ」曽我部:「フッ」 【ニュース】本日午後、政府内で新たな亜人保護法案が閣議決定されました。今後、国会での審議を経て可決される見通しで、これにより亜人にも事実上の市民権が認められることになります。この法案制定の背景には... 看護師:「あら、またお兄さんみえたの。いいわねえ、仲よしで」慧理子:「はい」 慧理子:「あ、いや、別に仲いいわけじゃないけど...」 街を歩く圭。あの場所を通った。 圭:「久しぶりですね。どうしたんですか?」「えっ?」 (米軍は麻酔銃を撃ち亜人の兵士を確保) (「まさかほんとにいるとはな」「ああ、いまだに信じられねえよ」「死なない人間だぜ。いったいどうなってやがんだろうな、なあ」) (「やあ、まるでゲームだねえ。あんな体があったら最高に楽しいだろうなあ」) 佐藤:「いやあ、なんと久しぶりに夢見ちゃったよ」 田中:「よくのんきに寝れますね。これから何されるかわからないってのに」 佐藤:「何を言ってるんだ君は。これから2周目を始めるに決まってるじゃないか」田中:「はあ? そんなの、どうやって?」佐藤:「作戦は奇を以って良しとすべしさ。タナベくん」田中:「ええ~?」 圭:「いつの話ですか?」 戸崎:「米軍が捕獲したすぐ後だ。やつら、その事実を隠蔽していてな」 戸崎:「詳細はこちらで話す。すぐに迎えをやる」 亜人2期 おわり 【感想】ついに佐藤をやっつけたと思ったら...圭が静かに暮らすのは無理なみたいだね。なんか海外ドラマか映画のラストみたいな、いつだかわからないけど続きもやるんだろうか、みたいな終わり方でしたね。最終回としては微妙な気もするけど原作も続いているし、まあきれいにまとまった感じかな。みんな見せ場があって良かった。戸崎さんはお荷物になりながらもいい仕事したし、攻はとりあえずIBMが出せたようだし、高橋もいいとこ見せた。黒服の生き残りの鈴村さんはカッコよかったね。黒服たちは平沢さんはじめみんなカッコよくて、できれば鈴村さんには生きていてほしかったけど、まあ亜人相手じゃ時間稼ぎくらいしかできないし覚悟していたんだろうね。佐藤を倒したのは圭のフラッド現象。中村慎也のケースってやつだね。あの話を見ていないとわかりにくいかも。これ、意図的にできるのなら無敵なんだろうけど、たまたまという感じかな。IBMがわんさか一度に出てきて、好き勝手なこと喋って、佐藤をボコボコにして...スゴイ場面なんだけど少し笑った。佐藤はとんでもないやつだけど、いいキャラだったね。主人公より楽しませてくれたかも。最後は体の中に爆弾を仕込んでいたんだろうか。米軍はIBMが出ないように宇宙服みたいなのを着せたのかもだけど、爆発しちゃったらダメだね。田中は一番初めに離反しそうな気がしてたけど結局ずっと佐藤と一緒。恩人だからというだけでなく、相棒みたいな仲良し感がちょっといいね。戸崎さんはすっかり偉そうなチームリーダーに戻っていて、新チーム?には曽我部とコウマ陸佐もいたね。オグラ博士も引き続きいるようだし、奥山と高橋とゲンは囚人服か? 服役しながら参加だろうか。ま、続きがあればの話だけど。原作は読み続けているけど、アニメオリジナルの展開も面白くて、毎週楽しませてもらいました。これはこれでよかったと思う。続きも見たいなと思う。ちょっと期待して待つことにします。(クリスマスに血だらけの記事ってどうなんだと少し躊躇しましたわ。一応毎回、あまり酷くない画像をチョイスしたつもりなんだけどね。こんなの見たくなかったって人は前のほっこりする作品でも見てくださいませ。あ、宣伝ではないですw)次のまとめ記事で今年のアニメ記事は終了です。来年は未定です。また面白いの見つけたらおつき合いください。亜人9巻【電子書籍】[ 桜井画門 ]
2016.12.25
夏目友人帳 伍 あらすじ・感想・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています☆第1話 「変わらぬ姿」 ☆第2話 「悪戯な雨」 ☆第3話 「祓い屋からの手紙」 ☆第4話 「連鎖の陰」☆第5話 「結んではいけない」☆第6話 「音無しの谷」★特別編 「ニャンコ先生とはじめてのおつかい」☆第7話 「遠い祭り火」☆第8話 「歪みなき世界」☆第9話 「険しきをゆく」☆第10話 「塔子と滋」☆第11話 (最終話) 「儚き者へ」★特別編 「一夜盃」夏目友人帳 伍 5 [ 緑川ゆき ]
2016.12.23
夏目友人帳 伍 第11話 最終回 「儚き者へ」 ☆前のお話は→ 第1話~第10話 あらすじまとめ夏目は期末テスト期間中で妖怪たちのところに姿を見せない。そろそろまたおかしな騒動に巻き込まれて楽しませてくれるのではと期待していた中級たちは退屈していた。三ツ岳の白霧花が咲いたと聞き、短命な花なので散らぬうちに見に行こうと話した。 期末テスト終了。冬休み前にみんなでどこかに遊びに行こうと田沼。冬休みは西村は塾の冬期講習があるし北本は家の手伝いで忙しい。なかなかタイミングが合わないなと夏目。どこに行きたいか考えておくことになった。 帰り道、みんなと別れてひとりになると中級が現れた。三ツ岳の白霧花を見たことがあるかと聞かれて、ないと答えると、思った通りの無知と中級。中級:「岩肌に咲き誇る姿はそれはそれは美しいのですぅ。ほんの短い間にしか咲かぬ短命の花ゆえ滅多に見られないのです」無知な夏目さまに見せてあげると無理やり連れて行かれた。 中級:「もう少しですぞ夏目さま。目指す花はあの先です」 夏目:「え~」 夏目:「これはもう登山だ」 中級:「夏目さま、さあさあこちらへ」夏目:「寒い。せめて上着くらい持ってこれたら」中級:「ここから下をご覧ください」 夏目:「わあ~」 中級:「どうです、美しいでしょう」夏目:「ああ」 夏目:「ありがとう。知らなかったよ。こんなところがあったんだな」 中級:「さあさあ夏目さま、花見酒といたしましょう」夏目:「だから、俺は酒が飲めないっていつも言ってるだろ」 夏目は風邪をひいて熱を出し寝込んでしまった。 先生:「病弱なやつめ。お前はすぐに病をしょい込むのだな」夏目:「すまない、先生。世話をかけて」先生:「フン、世話をするつもりなどないぞ」 夏目は学校を休んだ。中級は犬の会のみんなに夏目と白霧花を見に行った話をする。夏目が喜んでいたと聞いて、それはよかった、いいものを見たとみんなは言うが、ここ2日ほど夏目の姿を見ない気が。 先生:「なんだ、お前たちの仕業だったのか。お前たちが連れまわしたせいで夏目は今、風邪をひいて寝ている」 中級:「ええ~」 中級:「ど、どういうことだ。狸や猪だってあんなところに連れて行ったくらいで病にはならぬぞ。狸や猪以下ということか。なんて弱っちい。哀れすぎますぞ夏目さま」中級:「とはいえ我らとて責任を感じぬわけにはいかぬ...そうだ、四峰のオオツノさまのところへ行ってみよう。以前、大沼のカッパの子が熱さましをいただいて病を治したと聞いた」 中級:「オオツノさま、おいでですか」オオツノ:「なんだ、おぬしらは」 中級:「オオツノさまは熱さましの薬草をお持ちだとお聞きしたことがあります。少しいただけませぬでしょうか」 オオツノ:「我は今、機嫌が悪い。先日の長雨で石灯籠が倒れてしまったのだ。とっとと去ね」 オオツノ:「いや、ちょうどよい。お前たち、灯籠を戻せたら薬草を分けてやろう」 中級:「おお、ホントでございますか。ぜひともお役目を我らに」 中級:「無理」オオツノ:「帰れ」 熱が下がらない夏目。天井が歪んで見えた。『そういえば、前にもあったな』 『子どもの頃、預かってもらっていた家で、風邪をひいて寝ていると天井の模様が目や顔に見えて怖かったんだ』 『それらは、ほとんどが熱のせいで見た幻だったけど』 『中には本物もいて』 『あの頃はまだ、あれらが何なのかよくわかっていなかったこともあって、とても怖かったのを思い出した』 塔子さんが玉子酒を作ってくれた。 『塔子さんの玉子酒、全部飲んだら後で先生が怒るだろうな。あんなに飲みたがっていたから』 でも全部飲んだ。夏目:「すみません、心配かけて」 塔子:「フフ。改めて思うけど、自分が風邪をひいた子の世話をしてるなんて不思議な気分ね。今は余計なことは気にしないで、おやすみなさい」 中級は石灯籠を直していた。が、まだまだ先は長い。 滋さんはイチゴを買ってきてくれた。 先生:「なんだと~玉子酒を全部飲んでしまっただとぉ~ !」夏目:「大声を出さないでくれ先生。まだ頭が痛いんだ」 先生:「フン。今日のところはこれで許してやるか」 先生:「玉子酒は明日いただくことにしよう」 先生:「夏目、当分治る必要はないぞ」夏目:「そんなわけにはいかないよ。ハァ」 (-_-)zzz 登校する夏目。風邪治ったのかと西村が声をかける。 席に着こうとすると夏目の席にちょびが座っていて以前からずっと自分の席だと言った。 お前の席は一番前だろうと言われて席に着くと隣にヒノエ。紅峰さんまでいた。先生が来たよと言われて見ると、 夏目:「せ、先生 !」 「そう、私が先生だが、何か?」 「授業を始めるぞ。おはよう」「おはようございます。ニャンコ先生」 夏目:「このままでは学校がニャンコ先生に乗っ取られる」 窓の外を見るとレイコさんが歩いて行くのが見えた。夏目は教室を抜け出す。 校庭に出てレイコさんを探す。夏目:「どこ行ったんだ。早く先生を止めないと」 妖怪:「夏目さま。夏目レイコさま」夏目:「いや違う。俺は...」 夏目:「レイコさん !」 レイコ:「だって、ひとりでいれば守らなくていいでしょ」 レイコさんは去って風が吹いた。寒い。 目が覚めた。部屋の窓が開いていた。 「わあっ」 夏目:「先生、なんとかしてくれ」先生:「ああ? なんだそいつは」 妖怪:「夏目さま、名前をお返しください」夏目:「すまない。今は無理だ」 悪化してしまった。 中級は引き続き灯籠直しを頑張っていた。 夏目の欠席が長引いているので、このまま二学期が終わったら次に会うのは来年だと話す友だち。みんなで見舞いに行こうと西村は言ったが大勢で行くのは迷惑じゃないかと北本。 もし明日も休んでいたら俺が帰りに様子見がてら行ってくるよと田沼が言った。 本当はみんなで行けるとよかったけどと笹田。それならと多軌が言った。 中級が訪ねてきた。中級:「熱さましに効くと噂の薬です。ささ、どうぞ」 夏目:「ありがとう...うっ、苦いなこれ」 中級:「昔から良薬は口に苦しと申します」 夏目:「そうだな、効きそうだ」 中級:「いや~まったく世話のやけるお方だ。あんな面白き暇つぶしを早々に失うわけにはいかんからなあ...早く良くなるといいな」 塔子:「それだけ食欲があるなら、もう大丈夫ね貴志くん」夏目:「はい、明日は学校に行けそうです」塔子:「ちょっと長引いたから心配したけど、よかった」 田沼が来てくれた。せっかくだから上ってもらったらと塔子さん。 田沼:「これ、昨日みんなで神社に寄ってもらってきたんだ」 田沼:「夏目の欠席が長引いてると聞いて多軌が言い出して。でも、渡す前に治ってよかった」 夏目:「ありがとう。うれしいよ」 田沼:「夏目、また妖怪のことで何か変なことに巻き込まれたりしてたんじゃないか?」夏目:「今回は本当にただの風邪なんだ(きっかけは中級たちだったけれど)」田沼:「本当は迷ったんだ。妖怪のことだったら俺が来ても役に立てないかもしれないし」田沼:「でも力になれるとしたら俺しかいないだろうと思った。だから俺が行くって言ったんだ」 夏目:「そうか、ありがとう田沼。俺はこの家に来てから、大切なものがたくさん増えて、でもどうすればそれらを守れるのかわからなくて...」夏目:「前に祖母のことを話しただろう」田沼:「ああ。同じように見える人だったって」 夏目:「熱でうなされているとき、夢の中でレイコさんに言われたんだ。ひとりでいれば守らなくていいって」夏目:「でも、俺が守りたいと思っている人たちに知らず知らず助けられていたように」 夏目:「祖母のまわりにも彼女を思う友人がたくさんいて...そのことをもう彼女に伝える術はないけれど、俺は覚えていたい」 夏目:「だからこんなふうにレイコさんのことを話せる友人がいるだけでも、俺にとってはとても助かることなんだよ」夏目:「本当はみんなにも話せるといいと思う。でも...」田沼:「いつかそうなるといいな」夏目:「ああ、そうだな」 ヒノエ:「何、こいつを夏目に飲ませたのかい?」 中級:「いやあ、苦労した苦労した~この薬草を手に入れるのに我らがどれだけ骨を折ったか」ヒノエ:「こいつは人間には効かない薬だよ」 中級:「マジ !?」 妖怪:『お前が臥せっていては、からかう相手がおらず、つまらぬではないか』夏目:『ああ、あの時、あいつは...』 妖怪:『早くよくなれ。小さく儚き者よ』 夏目:「昔、気付けなかったことに今は気付けるようになってきた。そのことで余計なことも背負い込むし大変な目にも遭うけれど、気付かないまま過ぎ去るよりもずっといい」 中級:「夏目さまは今日も寝とるのか。しょうもないお人だ。見舞いに白霧花でも摘んでいくか」 「来た、来た。おはよう、夏目」 夏目:「おーい、中級」 夏目:「ここにいたか」 夏目:「聞いてくれ、やっと熱が引いたんだ。中級たちがくれた薬が効いたみたいだ」 夏目:「ありがとう」 中級:「アホなお方だ」 中級:「いや、アホなのは我らか」 「いつか散るとわかっていても」 「性懲りもなく見入ってしまうのだから」 【感想】優しい物語をありがとうございました。第10話がとてもいい話だったので最終回に期待しすぎたのか少し物足りない感じがしたけど、中級たちが活躍していて楽しかったです。犬の会の妖怪たちや学校の友だちもみんな出てきて、きれいにまとまった感じかな。実際には最終回といっても、風邪をひいて、周りの人たちが心配して、治って。というだけの話だし、毎回そんなにびっくりするようなエピソードはないんだけど、優しさだけで感動できるっていうのも凄いね。原作はコミックが出ていたら読むくらいの感じで、連載されている雑誌は見たこともない不真面目な読者で、アニメも続きが早く見たくてというような気持ちはなかったけど、毎週あったかな気持ちになれる気がして楽しませてもらいました。季節がピッタリだったのもポイント高いよね。夕暮れの雰囲気もよかった。★来年の6期放送が決まったようです。まあ1~4期も分割2クールを2回みたいな感じだったから少し予想はしていたけどね。来年の春かな夏かな。楽しみにしたいと思います。茜さす/everlasting snow (初回限定盤A CD+DVD) [ Aimer ]夏目友人帳 21 [ 緑川ゆき ]
2016.12.23
亜人 2期 あらすじ・感想・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています☆第14話 「なんかめんどくさくなってきた」☆第15話 「どいつもこいつもバカばっかりだ」☆第16話 「俺はいつだって怖い」☆第17話 「反吐が出ますね」☆第18話 「クロちゃん、お願い」☆第19話 「飼い犬は大変だな」☆第20話 「クロちゃん、もう一度だけ」☆第21話 「この国ちょっと大変なことになるから」☆第22話 「邪魔してるのはあんたの方だろ」☆第23話 「僕はやりませんよ」☆第24話 「これじゃホントに戦争じゃないすか」☆第25話 「でもまあ、面白そうだからいいけどね」★1期はこちら→ 亜人1期全話あらすじ (第1話~第13話)亜人9巻【電子書籍】[ 桜井画門 ]
2016.12.20
亜人 #25 でもまあ、面白そうだからいいけどね ☆前のお話は→ 第14話~第24話 あらすじまとめ★1期はこちら→ 亜人1期全話あらすじ 【中継】「ば、爆発です。亜人・佐藤の占拠している自衛隊基地内でしょうか。突如として爆発した模様です」 派手にやってるなあとオグラ。戸崎の携帯に非通知の着信が。 奥山:「話がしたい」 爆発現場の回収が終了。米軍は探索に入る。米軍指揮官(大佐):「なんとしてでも捕獲しろ。我々をコケにすればどうなるか思い知らせるんだ」映像を見ていた佐藤は、やつらはコケにされるのが何よりも嫌いだから本気になるはずだと言った。佐藤:「いやぁ、楽しみだね田中くん」田中:「米軍怒らせてそんなこと言えんの佐藤さんくらいっすよ」*日米の区別がついておりませんでした。前記事、間違っていたらすみません。爆発現場で兵器を回収し佐藤の捕獲に向かっているのは米軍です。田中:「でもあの殺人ガス、手放しちゃってよかったんすか?」佐藤:「毒ガスで無抵抗なやつら殺しても面白くないだろう。殺す気で来るやつらじゃないと殺し甲斐がない」 探索チームから佐藤の逃走経路を発見したとの報告。すぐに支援チームを送ると答えた大佐のところにペンタゴンから連絡。大佐:「...しかし、そんなことをすれば...わかりました」副官:「どうされました」大佐:「首相官邸につないでくれ」 【首相官邸】 コウマ:「つまり、回収した神経ガスを地下に散布し佐藤を無力化するということですか」官房長官:「佐藤を捕獲し事態を収拾するにはそれしかないと判断された」 コウマ:「しかし、その作戦では住民の避難に膨大な時間がかかり、その間に逃走される恐れも...」官房長官:「いや...」総理大臣:「佐藤に察知されるのを防ぐため住民を避難させることはできない」 曽我部:「なっ、巻き添えにするというのですか」官房長官:「当然、佐藤のテロとして処理される。すべての罪はやつが負うことになる...」 コウマ:「体裁の問題じゃない。国民を一体なんだと思っとるんだ」総理大臣:「事実上の指揮権はすでに米軍に移っている。我々に拒否権はない」官房長官:「作戦決行まで7時間ある。それまでに佐藤を捕獲すれば散布はない。それが我々が勝ち取れた唯一のオプションだ」 曽我部:「いや、しかしですね...」官房長官:「言ったはずだぞ。これは君ら管理委員会がやつを野放しにし続けた結果だと」 圭と戸崎は佐藤の旧アジトに来た。 奥山:「警戒する必要はないよ。罠にはめようなんて思ってないから」 圭:「なぜ僕らにコンタクトを?」奥山:「君は佐藤さんと2回も対峙してまだ生きてる。唯一の対抗馬だと判断したまでだよ」奥山:「佐藤さんを止めるのに力を貸したい」 圭:「見返りは?」奥山:「佐藤さんは裏切り者を生かしておくような人じゃないからね」 圭:「そちらは3人だけですか。武蔵重工の時はもっといましたよね」奥山:「みんな逃げたよ。佐藤さんと戦うなんて正気じゃないってね」 圭:「僕も同意見ですね」 圭:「田中さんもですか」奥山:「いや、あの人は...」 圭:「佐藤さんのとこに残ったんですね」高橋:「どうでもいいだろ、んなことは。佐藤を止めたいなら俺たちと組むしかねえんだよ」ゲン:「田中さんの言った通りいけ好かないガキだね」 戸崎:「黙れ、クズどもが。貴様らみたいなテロリストを簡単に信用できるわけがないだろう」高橋:「なんだと、この野郎。俺たちをこうしたのは、てめえらが亜人を実験動物扱いしたからだろうが」銃に手をやる戸崎。奥山が高橋を押さえて言った。奥山:「どうするの? 組むの? 組まないの?」戸崎に電話。 曽我部:「取り引きしませんか? 先輩。いささかまずい事態が持ち上がりましてね...」 戸崎:「さっさと用件を言ったらどうだ...」 曽我部との電話を終えた戸崎。戸崎:「お前ら佐藤の居場所は知ってるのか」奥山:「地下の隠れ家にいるはずだよ」戸崎:「ついてこい」一同:「はあ?」 戸崎:「なにをやってる。ボヤボヤするな」 戻った圭たちを攻が迎える。 攻:「泉さん、おかえり」 攻:「ほんとにテロリストと組むのか」 圭:「ああ、他に選択肢はないし時間もない」 圭:「高橋さんにゲンさん、奥山さんだ」 高橋の顔を見て攻は思い出した。 攻:「お前らか、この野郎」 圭:「おい、バカやめろ」 攻:「おっさんどこだ。どこに隠しやがった」高橋:「落ち着けよ。あいつなら解放したぞ」 攻:「はっ? そうなの」ゲン:「ああ、今ごろ家族んとこだろ」高橋:「わかったか、バカガキ」 攻:「バカってなんだ...」 オグラ:「まさかこれだけの亜人が一か所に集まるとはなあ。まるでハーレムだ」 戸崎:「いいかげんにしろ、お前ら。サッサと中に入れ」奥山:「あ、ちょっと待って」 奥山:「気に入ってもらえるといいんだけど」 奥山:「やるからには、派手にいかないとね」 戸崎:「現在、米軍は自衛隊駐屯地を中心にして、この範囲を封鎖している。やつらはこの地域全域を犠牲にして佐藤を捕獲するつもりだ」 攻:「犠牲にするって?」戸崎:「地下に神経ガスを散布するんだ。当然、数万人単位の犠牲者が出る」戸崎:「決行は午前3時。残りは約4時間だ。その前になんとしてでも佐藤を捕獲する。いいな」 攻:「ああ、あたりまえだ」下村:「ただし、対亜人特選群も佐藤確保に動いています。それとかち合わずに作戦を遂行することが前提になります」 圭:「では作戦ですが、これは奥山さんが作成した東京の地下道の地図です」 圭:「佐藤さんのアジトはココ。佐藤さんはここに米軍を呼び込んで叩くつもりだった。つまり何が来ても迎え撃てる準備を整えているということです」戸崎:「佐藤はいったい何を企んでる。市民権も独立国家もデタラメだった。やつの目的はなんだ?」 奥山:「戸崎さんはゲームやるとき、お姫様を助けるぞって気分でやる?」戸崎:「ああ? なんだそれは?」奥山:「ストーリーは必要だけど、カメを踏み潰すのが楽しいからやるんでしょ」戸崎:「知らんな。私はゲームなどやらん」 圭:「佐藤さんは単純な人ってことですよ。あの人は革命家でも策士でもない。ただの遊び人です。だからこそ、付け入る隙があるんです」高橋:「どうするつもりだ」 圭:「生き埋めにする」 佐藤と田中はゲーム中。 佐藤:「田中くん、そっちの敵は任せたよ」田中:「えっ、いやそんな急に言われても...あ、死んだ」佐藤:「射撃同様、君はぜんぜん上手くならないね」田中:「すいませんね、下手くそで」侵入者を知らせる音が。佐藤:「お、お客が来たよ。真夜中のパーティーってとこだね」 佐藤:「いやあ、ワクワクするね。何しろ相手は世界最強の軍隊だ。きっちりおもてなししないとね」田中:「最初からこれが目的だったんすか? いや...軍隊引きずり出すのが。だから俺を助けたり仲間あつめたり、テロを起こしたりしたんすか」佐藤:「違うよ~ 最初から誰がラスボスかわかってたら面白くないだろ」田中:「はあ。じゃあ、これで終わりなんすか。あ、いや、ラスボス倒したら終わりなんすよね。ゲームって」 佐藤:「はっ、何を言ってるんだ田中くん。ゲームの醍醐味は2周目からだよ」 圭:「すいませんね。お楽しみのところ邪魔しちゃって」 佐藤:「永井くんだったのか。早いな。よくここがわかったね」 圭:「下水に潜っても、人殺し野郎の臭いは隠せませんからね」佐藤:「ああ、奥山君たちか。さすがにそれは想定外だったな」佐藤:「でもまあ、面白そうだからいいけどね」 圭:「これはもっと面白いですよ。佐藤さんが待っている米軍ですが...」佐藤:「ところで、永井くん覚えてるかな。私は邪魔をされるのが嫌いだと言ったのを」 圭:「さあね。でも佐藤さんだって僕の人生を邪魔して...」 佐藤:「覚えているかと聞いてるんだ。質問に答えろ~ !!」 圭:「佐藤さんのような人を叩く方法は3つだ。1.挑発」 圭:「行け、幽霊。殺せ」 圭:「2.牽制」「すいませんね」と出て行った圭のIBMの攻撃は外れ、佐藤のIBMに倒された。圭はまたIBMを出す。田中:「連続で?」佐藤:「相変わらずすごいねえ」 圭:「3.僕という脅威の周知と逃走」圭がいったん引くぞと言うと3人は逃げる。佐藤:「今日は逃がさないよ」 圭:「この場所まで佐藤さんを誘導できれば、あとは天井を爆破して生き埋めにするだけです」奥山:「なるほどね。生き埋めにすれば何度復活しても動けない」 圭:「そう、僕らの勝ちです」 逃げる圭たちを佐藤と田中が追う。佐藤のIBMが追いついてきた。 圭:「もう一回だ、幽霊。死ぬ気で止めろ」圭IBM:「わかってるよ」 田中:「あの野郎、何体出せるんだ」 佐藤:「永井くんの黒いのは量が多いからね」佐藤のIBMが圭のIBMを押さえ込んだ。 佐藤:「へへへ。だとしても、同時には出せない」 圭:「わあ、くそっ、押さえ込まれた。しばらく幽霊は使えない。急げ」 奥山:「残る問題は君たちが佐藤さんに追いつかれないかだね」 圭:「幽霊でなんとかしますよ」奥山:「君は作戦の立て方とか思考回路は佐藤さんそっくりだけど、詰めが甘い部分だけは違うね」奥山:「仕方ないな。僕が保険を掛けるよ」 圭が撃たれて倒れるが問題ないと立ち上がる。そこにドローンが飛んできた。 佐藤:「やっぱり君か、奥山くん」 奥山:「一緒にいろいろやったのは楽しかったんですけどね。すいません」 ドローンの攻撃は佐藤に命中。田中は攻撃を避けドローンを撃ち落とした。 田中:「フッ、自慢のオモチャを悪いな。奥山」佐藤が復活した。佐藤:「いつの間にそんなにうまくなったんだい」田中:「何事も練習ですよ。行きますか」 佐藤:「ああ、コンティニューだ」 攻:「見えたぞ永井。あと少しだ」下村:「来た。クロちゃん...」 圭:「待って。下手に足止めしないほうがいい」 圭:「このまま突っ切る」 佐藤:「ンフフフフ。亜人ならではだねえ。へへへ」 圭:「さっきの話の...続きですけどね。佐藤さん」 圭:「いつまで待っても米軍は来ませんよ。やつら、神経ガスであんたを無力化する気ですから」佐藤:「ああ? 冗談だろ~」 圭:「みんな、あんたの遊びに付き合うのには、もううんざりしてるんですよ」圭がスイッチを押した。 佐藤:「生き埋めか。考えたな」 佐藤:「でも、勝ったと思った瞬間、人は足をすくわれるんだ」 佐藤は生き埋めになりながらスイッチを押した。戸崎は曽我部に連絡を入れてくると言ったが床が崩れ落ちた。 残り時間は35分を切った。 復活した下村。戸崎を見つけて駆け寄る。 戸崎は足が瓦礫の下敷きになって負傷。動けなかった。佐藤:「君たち全員ブチ殺してやる」佐藤が近づいてきた。 佐藤:「ゲーム...スタートだ」【感想】奥山くんは有能だね。冷静だし手土産も持ってくるし。ドローンの他にも保険を掛けてくれているといいんだけど。今回、私が一番想定外だったのは田中の射撃の腕かな。ちょっとカッコよく見えた。確かに圭も戸崎さんも詰めが甘いんだけど、それにしてもさすがの佐藤だね。天井を落とされたら床を落としちゃう裏技で回避か。みんな文字通り見事に足をすくわれた。戸崎さんなんか足を潰された。てか、生身の人間じゃ危険すぎるだろ。まあ行かなきゃ気がすまないんだろうけど。次回はいよいよ最終回。佐藤を倒しても亜人の明るい未来は期待できなさそうな気がするけど、どんな結末になるのか楽しみです。☆次回 最終回 「僕も約束しますよ、佐藤さん」亜人9巻【電子書籍】[ 桜井画門 ]
2016.12.20
亜人 2期 あらすじ・感想・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています☆第14話 「なんかめんどくさくなってきた」☆第15話 「どいつもこいつもバカばっかりだ」☆第16話 「俺はいつだって怖い」☆第17話 「反吐が出ますね」☆第18話 「クロちゃん、お願い」☆第19話 「飼い犬は大変だな」☆第20話 「クロちゃん、もう一度だけ」☆第21話 「この国ちょっと大変なことになるから」☆第22話 「邪魔してるのはあんたの方だろ」☆第23話 「僕はやりませんよ」☆第24話 「これじゃホントに戦争じゃないすか」★1期はこちら→ 亜人1期全話あらすじ (第1話~第13話)亜人9巻【電子書籍】[ 桜井画門 ]
2016.12.18
亜人 #24 これじゃホントに戦争じゃないすか ☆前のお話は→ 第14話~第23話 あらすじまとめ★1期はこちら→ 亜人1期全話あらすじ 【ニュース】これまでにも緊急事態宣言を発令していた政府は、亜人・佐藤の自衛隊基地占拠に対し改めて国家の危機であるという声明を発表。今後は米国との協力関係も視野に入れ対応にあたるということです... 慧理子に母から電話。「こっちは大丈夫だから、お母さんは気にしないで」と慧理子は言った。 【即応部隊】「人質と化学兵器を押さえられている以上こちらから下手に手は出せない。上の指示を待て」 佐藤:「図面通りバッチリだね」 コウマ:「亜人側が保有する神経ガスは小さじ一杯で半径100m以内の人間すべての殺傷が可能」曽我部:「もし全国各地に散布された場合、日本国民が死滅するでしょう」 総理:「先ほど在日米軍司令官から共同作戦の要請があった」曽我部:「国内のテロ事件にアメリカが軍事介入するのですか」コウマ:「それは国家主権の侵害でしょう」 総理:「向こうは内乱ととらえて極東有事とみなしている。大統領から正式な通達済みだ」 手元にはわずかな武器しか残っていなかった。 攻:「俺やっぱ永井のやつ呼んでくる。あいつならスゴイ作戦を立ててくれるかもしれないし、それに幽霊だって...」 戸崎:「放っておけ」 圭:「僕はやりませんよ。今の僕らに勝ち目はない。無駄です」戸崎:「何もせず、ただ黙って見てろと?」 圭:「この国が亜人の独立国家になるなら、それはそれで住みやすそうですしね」戸崎:「身勝手だとは思っていたが、まさかここまでとはな」 圭:「そういうあんただって婚約者を助けたいだけだろう」 攻:「永井、ほんとうにそれでいいのかよ」 圭:「はあ? いいに決まってるだろ」 攻:「クズが」 圭:「知ってるよ、そんなこと」 戸崎:「あいつは終わりだ。IBMも出せないし、もう何の役にも立たない」 田中:「ここまできたら、さすがに政府も要求を飲むしかない。ですよね佐藤さん」佐藤:「ああ、そろそろ連絡が来るんじゃないかな」電話が鳴った。 コウマ:「単刀直入に言おう。政府は国民の安全を第一に考え、九州南部の無人島、もしくは北海道の一部に亜人の特別自治区を制定する」 「よし、やった~」 佐藤:「フフフフ、うれしいね」コウマ:「これは我々に出来得る限りの特例措置だ。よって諸君らも武装解除に向けての話し合いに応じる...」 佐藤:「でもダメだね」奥村:「あ」 ミサイルが発射された。 田中:「脅しのダメ押しっすか」奥山:「いや、本当に撃つなんて聞いてない」田中:「どういうことだ」 高橋:「なんだよ、これ」コウマ:「これは毒ガスだ。警備は防護壁を確認しろ」 佐藤:「私が欲しいのはそんな陳腐なものではない。私が欲しいのは、この国そのものだ」 佐藤:「これが最後の通告になる。この国を、日本を明け渡せ。タイムアップまで残り3日だ。もし日本政府や米軍が我々の要求を拒むのなら、死ぬ気で止めに来い」佐藤:「但し空爆はナシだ。半径3キロ以内の上空に不審な航空機を発見し次第ミサイルを発射する。たとえこの国が毒の霧に覆われようとも亜人だけは生き残る。我々はこの国の統治者となろう」 田中:「何やってんすか。これじゃホントに戦争じゃないすか」佐藤:「何を言ってるんだ田中くん。最初から言ってるだろう。これは戦争だって」 ゲン:「こんなの、やってられないって」佐藤:「今さら抜けるなんて許されないよ。敵前逃亡は重大なルール違反だ」高橋:「だったらなんだってんだよ。俺ら全員監禁でもするつもりか」佐藤:「そうだね、その気になれば君たち全員の首を斬り落とせるんだよ」 田中:「佐藤さん、なんでですか。ようやく、ようやく日本が動いたんですよ。俺らはそのために、亜人の未来のために、今まで...」 佐藤:「そんなのどうでもいいよ。大事なのはワクワクするかどうかだけ。そのために戦ってるんじゃないか」田中:「佐藤さん、あんたはどうかしてる」 【ニュース】現在、爆撃された首相官邸付近は半径1km以内が封鎖され化学防護隊による懸命な作業が続いています。政府は全国民に屋内待機を指示しましたが各地では混乱が相次いでいる模様です。 田中:「お前らは先に行け。後ろを見張る」 高橋:「奥山、お前もいいのか?」奥山:「ずっと戦争ごっこを続けるのは無意味だよ」ゲン:「でも、これからどうする?」高橋:「もし佐藤に見つかったらタダじゃ済まねえぞ」奥山:「それなら考えがある」 【ニュース】日本各地で混乱が続く中、一部では暴徒化した人々が亜人狩りという名のもと亜人の家族にまで危害を加えるという事件が発生しています。すでに田中、永井、両亜人の家族は保護されましたが長井圭の妹とされる女性の安否が不明であり入院先の施設に暴徒が押し寄せているという情報も入っています。 慧理子の入院先に押し寄せた暴徒は警備を突破。慧理子を探す。 病室を出て逃げる慧理子。圭が現れて「行くぞ、エリ」と言った。 慧理子:「さわんないでよ。誰のせいよ。誰のせいでこんなことになったと思ってるの」 暴徒たちに見つかってしまった。圭は慧理子の手を引いて逃げる。大声を出せばエリまで動けなくなるしと考えているとバットで殴られて倒れた。数名が集まってきた。 「亜人狩りだ」と襲いかかる暴徒。圭が慧理子を庇う。刃物を振りかざす暴徒にIBMを出そうとするが出ない...その時いきなり窓ガラスが割れた。 圭:「カイ...」カイ:「来い」 翼を持つIBMは3人を乗せて夜空に飛び立った。 圭は慧理子に落ち着いたかと聞くと、警察までは行けないけど近くまで送っていくから行こうと言った。待てよとカイ。 カイ:「俺と一緒に逃げよう」カイ:「ニュースで見た。いろいろと大変なんだろ。佐藤とかいうやつのせいで」 圭:「別に。カイには関係ない話だ」エリ:「ちょっと、お兄さん」 圭:「エリは黙ってろ」エリ:「でも、カイさんにそんな言い方」 圭:「黙ってろ」 カイ:「あいつの先輩のつてでインドまで逃げれるらしい。今度こそ一緒に逃げよう」 圭:「まだ、そんなことを」カイ:「変か?」 圭:「僕はもう前までの僕とは違う。どうやっても戦うしかなくて、目の前でたくさん人も死んで、改めてはっきりした。余分な感情は必要ない。情に流されるのはバカだ」 カイ:「圭...」 圭:「カイだってわかるだろ。助けてくれたカイを僕は置いてった。そのせいでカイは少年院に入ったんだ」カイ:「かもな」 圭:「だったら、もうほっといてくれよ」カイ:「でも友だちだろ。圭は友だちだ。」 圭:「まだそう思ってくれてるんだ」カイ:「そりゃそうだろ」 圭:「ほんと変わらないね。カイは昔からなんにも変わってない」カイ:「そうか?」 圭:「ありがとう」カイ:「よし、じゃさっきの話で決まりだな」カイは車を調達に。圭は琴吹と話す。 琴吹:「あいつ、バカだよな」 圭:「ああ、そうだね」琴吹:「超バカだよ。お前なら絶対、妹のところに行く。だから必ず助ける。そう言い張るぐらいだ」琴吹:「前に置いてかれてんのによ」 圭:「ほんと、どうかしてるよね」 圭:「僕はこれまで、立派な人間になるため必要なことだけをして必要なものだけを選んできた。なのに、あんな変なやつが、たったひとりの友だちだなんてね」琴吹:「なんだそれ」 圭:「ちょっと頼んでもいいかな」 圭:「エリ、悪かったな。僕のせいでいろいろと迷惑かけた」エリ:「なによ、今さら」 圭:「ほんとにゴメン」エリ:「別にいいけど」 圭:「でも逃げる時くらい静かにしろ。大声出すなんてバカだ」エリ:「はあ? あれは兄さんがいきなり来るから...」 圭:「カイ、こんな時にアレなんだけど、すごくおしっこしたい」カイ:「ああ、じゃあ脇に止めよう」 カイ:「圭のやつ遅いな。ちょっと見てくるわ」琴吹:「無駄だよ。なげえ小便だ。お前に妹を任せるって」エリ:「なにそれ」カイ:「圭...」琴吹:「お前もバカだけど、お前の友だちもバカなんだな」 カイ:「うるせえよ。あいつはバカじゃねえ」 こちらゲームで遊ぶ佐藤。田中:「ずいぶん楽しそうですね。そんなに面白いですか。ゲームって」佐藤:「ああ、特に難易度が高ければ高いほどクリアした時は格別だよ」田中:「ひょっとして、わざとですか。あいつらが裏切るように仕向けたの」佐藤:「田中くんも面白いこと言うなあ」田中:「そのほうが、もっとゲームが楽しくなると思ったとか」佐藤:「まあ、仲間が少ないほど殺せる相手が増えるのは事実だけどね」 田中:「佐藤さん、あんたは大バカだ。俺が思ってた人とは違ったし何考えてるかも全然わからねえ。でも...」 佐藤:「ヘヘヘヘヘ、2プレイヤー側は空いてるよ」 攻:「永井」戸崎:「なぜ戻った」 圭:「決まってるだろ。佐藤を止めるには僕の力が必要なはずだ」 戸崎:「ふざけるな」下村:「戸崎さん」戸崎:「今のお前に何ができる」 圭:「あんたが僕のことを信用してないのはわかってるし、そんなことはどうでもいい」 圭:「でも、僕は佐藤を止める。そうするべきだ」 「ターゲット確認。突入だ」 「罠だ」 ☆次回 「でもまあ、面白そうだからいいけどね」【感想】佐藤はもうメチャクチャだね。結局、田中と二人になってしまったようだけど、佐藤は面白くなったと思っているのかな。田中は根っからの悪人ではないと思うし、今までされたことを考えると気の毒な気もする。カイくん、またまたカッコよく登場でしたね。翼のIBMもカッコイイし、かなり便利だねあれ。琴吹もいいやつだね。何気に圭とも気が合いそうな感じ。★2話連続だったので感想は簡単に。早めに次もアップ予定です。亜人9巻【電子書籍】[ 桜井画門 ]
2016.12.18
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