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2008年01月01日
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カテゴリ: 2007日記
朝晩は涼しくなって、すっかり秋の気配。
今日は夏休みにキャンプ場で捕まえたクワガタ
が死んでしまい、息子と小さなお墓を作った。ちょっと寂しい夏の終わりの儀式。でも夏を越して身長が1.5センチ伸びた息子の背中は、それなりに逞しく、ちびも一人の人間らしく「意志」を持って親にぶつかってくるので、
親は感傷に浸っている暇なんかないんだな。

川遊び、虫取り、花火にカキ氷・・。
子どもたちのおかげで、これぞ夏!という
夏休みだった。
今年は旅行らしい旅行はしなかったけど、
私と旦那のそれぞれの親の実家へ帰省した。

古い家なので、子どもたちはそれだけで
物珍しく興奮気味。
走り回れる続きの広い和室、いろんな道具の
転がった納屋、ひんやりした蔵。もう子ども
たちにとってはパラダイス。
なかでも、一番楽しんだのは五右衛門風呂。
子どものころ祖父と一緒に風呂焚きをした
記憶が蘇って懐かしかった。

ずっと変わらない景色を見ると、それとは
対照的にどんどん変化する自分自身に
気づく。

うちに帰省するのが楽しくてしょうがなかった。
でも、子ども心に、古い家がどことなく
「ぞーっと」怖かった。
仏壇のある部屋で眠るのもなんだかどきどき
した。

古い家そのものに興味がなくなって、どちらか
というと帰省も面倒なものに。古い家の不便さ
を不快とも感じたり。
大人になると、今度は古い家どころか、
とにかく新しくてきれいな家に魅かれる。
便利で、新しくて、スタイリッシュなことに
とても価値があるように思える。
そして、親になってまたこの家の佇まいの
ひとつひとつに、家族の景色を重ね、
その「かけがえのない」価値に気づく。

ずいぶんと勝手な人の心と、変わらずそれを
見守り続けてきた大きな家。
「家」というものは、本当はそういうものな
のかもしれない。
ただ、悔しいことに、その家を守ることが
とても難しくなっている。
滋賀の家は住人であった祖母をなくし、
普段は空き家。山口の家も、88歳の旦那の
祖母が一人でそこを守っているが高齢ゆえ
それもそろそろ難しくなってきた。

そして、なんとも歯がゆいけれど、私たち
世代にその家をキープするほどの余裕はなし。

形はなくなっても、家が見守ってきたものを
自分たちがちゃんと残したいなと思う。
どうしたらいいのか・・考えております。








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最終更新日  2008年02月20日 22時10分06秒
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