コロガリ コロガル

コロガリ コロガル

PR

プロフィール

おうじょ

おうじょ

カレンダー

バックナンバー

2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月

コメント新着

おうじょ@ Re[1]:16歳(07/10) マイヒトさんへ 読んでくれてありがとう!…
マイヒト@ Re:16歳(07/10) ただ読んでいるだけのこっちまで笑顔にな…
おうじょ @ Re[1]:再会と告白(07/21) マイヒトさんへ 読んでくれてありがとう!…
マイヒト@ Re:再会と告白(07/21) 久しぶりに読んだけど、改めてすごい文章…
ようこ@ Re[1]:勝敗を越えて(05/05) mayumiちゃん コメントありがとう。ほんと…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2008年05月29日
XML
カテゴリ: 日々徒然
今日、息子が学校からプリントを持って帰ってきた。

通常より大きなフォントでしかも太字だったので何事かと目をひいた。
おそらく全校児童の保護者向けと思われる。

その内容は

「最近、児童たちのことで地域の方からお願いのお電話や、お手紙が
ありました。

児童が下校の際に、
・家の前にある敷石をばらまく。

 ゆがんでしまった。
・花壇の花をぬく。
・木の葉っぱをちぎりながら歩き捨てる。
・玄関前の置物が壊されていた。
・ポストを覗く。
・ピンポンダッシュする。

などをして迷惑をかけている。
地域の方や、保護者がやっているところを
見たら注意しているが、よくならない。

そこで、(ここから囲み線があり、最重要!と強調)
『どうしてこのようなことをしてはいけないのか。相手の方の立場に

と思います。』

学校での教育活動(道徳、学級会)では限界があるので、家庭での
ご協力が必要です。」

とのこと。


ひと通り読んで、疑問だらけ。

子どもに「どうしてこのようなことをしてはいけないのか」を
一つ一つ丁寧にわからせてください、という部分。
つまりは、そういう行為が相手をどのような気持ちにさせるか、を
理解すればもうしないのでは、ということだが、
そもそも、保護者や、学校がいくら丁寧に説いても
子どもにそれが伝わるんだろうか。
そもそも、そういうものは言われて(お説教で)理解するものではないはず。

そして、私が一番ひっかかるのが、このプリント(つまりは学校側の
お考え)には「なぜ子どもたちがそういうことをするのか」
という視点が一切ないこと。
子ども達が間違ったことをしているので、大人がそれを間違いだと
教えなければ、の一方通行。
そんなんで、子ども達が耳を傾けるはずがない。

私は息子に、こういう行為をしたことがあるかと聞いたら
していないというので、じゃあ、こういうこと
する子は何ですると思う?と聞いたら即座に
「面白いから」と言った。
そのとおり。面白いと思えることを、そのままするのが子ども。

いわゆる「いたずら」なんだと思う。
「いたずら」なんて太古の昔からある子供の特権、みたいな
もので、私からすれば、どれも自分がやってきたこと
ばかり。
社会生活で他人に迷惑をかけてはいけない、ということは、
いわば、こういういたずらを通して、徐々に理解していく
のではないかとさえ思う。

では、どうして、今回のプリントのように、大事になって
しまうのか。

ひとつは、そういう「いたずら」に対する社会や大人の
許容度が狭くなってしまったこと。
子供たちを地域みんなで育ててやろう、という周りの
大人の余裕がないから、すぐにこうやって学校へ
苦情を持っていく。

そして、もう一つ考えられるのが、子供たちと周りの大人との
コミュニケーションの問題。
現にいたずらは現行犯で見つかっており、注意をしたとのこと。
でも、改善されていない。
普通、大人に見つかってこっぴどく叱られたら、
子供はバカじゃないので同じことは二度しない。
「注意をした」ときに、その表情、口調から「とても困っている」ということ
が子供に伝わっていない可能性がある。
大人の表現力の問題か、それとも言われた子供たちが、それを感じ取るだけの
感受性がない場合か。
ここまで、事が深刻だとは思いたくないけれど。
伝わっていない、というところに、そもそもの信頼関係が希薄だという
ことは否めないだろう。

それから、もう一つ、危惧されるのは、
子供たちが、それを「迷惑行為」だとわかってやっている場合。
これこそ、「なぜ子供たちがそういうことをするのか」という視点がないと
全く見過ごされてしまう。
今の子供たちは、学校、そして塾、習い事の生活のなかで、
どんなに、窮屈な思いをしているか考えてあげているんだろうか。
子ども達の自由な遊び場だって、どんなに限られているか。
たくさんのストレスを抱えているということを、親達もわかって
いるはず。
そんな中で、ストレスのはけ口として、いたずらがされていても
おかしくはない。
だとしたら、このプリントにある
「一つ一つ丁寧に、わかりやすく、お話しすること」は全く無意味である。
どんなに、子供の心から遠い行為であるか。

「なぜそういうことをするのか」。
大人だったら、自分の子供をみて、自分の子供時代を思い出して、
少しでも想像できるはず。
そして、子供だって子供の言い分があるはず。
そういう視点全くゼロのプリントを前に、暗澹とした気分になった。

でもさあ、いいじゃん。いたずら。
もっともっとやって、もっともっと叱られたらいいよ。
そんな風に思ってる私は、学校からみたら、とんでもないのかな。

**************************************************************

ちょうど、今日私がもやもやしたことと、関連する知人のブログ記事があったので、
以下にリンクを載せます。
興味あるかたは、ぜひ読んでみてください。
(この方のブログは、子育てされている方みんなに読んでもらいたいくらいです。)

森の声さんのブログ
子どもを支配しないでください(2008.5.29)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008年09月08日 00時23分32秒
コメント(10) | コメントを書く
[日々徒然] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: