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2008年05月29日
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カテゴリ: 日々徒然
今日、息子が学校からプリントを持って帰ってきた。
タイトルは「保護者の皆様へお願い」。
通常より大きなフォントでしかも太字だったので何事かと目をひいた。
おそらく全校児童の保護者向けと思われる。

その内容は

「最近、児童たちのことで地域の方からお願いのお電話や、お手紙が
ありました。

児童が下校の際に、
・家の前にある敷石をばらまく。

 ゆがんでしまった。
・花壇の花をぬく。
・木の葉っぱをちぎりながら歩き捨てる。
・玄関前の置物が壊されていた。
・ポストを覗く。
・ピンポンダッシュする。

などをして迷惑をかけている。
地域の方や、保護者がやっているところを
見たら注意しているが、よくならない。

そこで、(ここから囲み線があり、最重要!と強調)
『どうしてこのようなことをしてはいけないのか。相手の方の立場に

と思います。』

学校での教育活動(道徳、学級会)では限界があるので、家庭での
ご協力が必要です。」

とのこと。


ひと通り読んで、疑問だらけ。

子どもに「どうしてこのようなことをしてはいけないのか」を
一つ一つ丁寧にわからせてください、という部分。
つまりは、そういう行為が相手をどのような気持ちにさせるか、を
理解すればもうしないのでは、ということだが、
そもそも、保護者や、学校がいくら丁寧に説いても
子どもにそれが伝わるんだろうか。
そもそも、そういうものは言われて(お説教で)理解するものではないはず。

そして、私が一番ひっかかるのが、このプリント(つまりは学校側の
お考え)には「なぜ子どもたちがそういうことをするのか」
という視点が一切ないこと。
子ども達が間違ったことをしているので、大人がそれを間違いだと
教えなければ、の一方通行。
そんなんで、子ども達が耳を傾けるはずがない。

私は息子に、こういう行為をしたことがあるかと聞いたら
していないというので、じゃあ、こういうこと
する子は何ですると思う?と聞いたら即座に
「面白いから」と言った。
そのとおり。面白いと思えることを、そのままするのが子ども。

いわゆる「いたずら」なんだと思う。
「いたずら」なんて太古の昔からある子供の特権、みたいな
もので、私からすれば、どれも自分がやってきたこと
ばかり。
社会生活で他人に迷惑をかけてはいけない、ということは、
いわば、こういういたずらを通して、徐々に理解していく
のではないかとさえ思う。

では、どうして、今回のプリントのように、大事になって
しまうのか。

ひとつは、そういう「いたずら」に対する社会や大人の
許容度が狭くなってしまったこと。
子供たちを地域みんなで育ててやろう、という周りの
大人の余裕がないから、すぐにこうやって学校へ
苦情を持っていく。

そして、もう一つ考えられるのが、子供たちと周りの大人との
コミュニケーションの問題。
現にいたずらは現行犯で見つかっており、注意をしたとのこと。
でも、改善されていない。
普通、大人に見つかってこっぴどく叱られたら、
子供はバカじゃないので同じことは二度しない。
「注意をした」ときに、その表情、口調から「とても困っている」ということ
が子供に伝わっていない可能性がある。
大人の表現力の問題か、それとも言われた子供たちが、それを感じ取るだけの
感受性がない場合か。
ここまで、事が深刻だとは思いたくないけれど。
伝わっていない、というところに、そもそもの信頼関係が希薄だという
ことは否めないだろう。

それから、もう一つ、危惧されるのは、
子供たちが、それを「迷惑行為」だとわかってやっている場合。
これこそ、「なぜ子供たちがそういうことをするのか」という視点がないと
全く見過ごされてしまう。
今の子供たちは、学校、そして塾、習い事の生活のなかで、
どんなに、窮屈な思いをしているか考えてあげているんだろうか。
子ども達の自由な遊び場だって、どんなに限られているか。
たくさんのストレスを抱えているということを、親達もわかって
いるはず。
そんな中で、ストレスのはけ口として、いたずらがされていても
おかしくはない。
だとしたら、このプリントにある
「一つ一つ丁寧に、わかりやすく、お話しすること」は全く無意味である。
どんなに、子供の心から遠い行為であるか。

「なぜそういうことをするのか」。
大人だったら、自分の子供をみて、自分の子供時代を思い出して、
少しでも想像できるはず。
そして、子供だって子供の言い分があるはず。
そういう視点全くゼロのプリントを前に、暗澹とした気分になった。

でもさあ、いいじゃん。いたずら。
もっともっとやって、もっともっと叱られたらいいよ。
そんな風に思ってる私は、学校からみたら、とんでもないのかな。

**************************************************************

ちょうど、今日私がもやもやしたことと、関連する知人のブログ記事があったので、
以下にリンクを載せます。
興味あるかたは、ぜひ読んでみてください。
(この方のブログは、子育てされている方みんなに読んでもらいたいくらいです。)

森の声さんのブログ
子どもを支配しないでください(2008.5.29)





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最終更新日  2008年09月08日 00時23分32秒
コメント(10) | コメントを書く
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意味がない  
森の声  さん
時々、道に「大きな音を立てて走るのはみんなの迷惑になるので止めましょう」などと、暴走族に向けた言葉が書いてあります。

でも、彼らはみんなの迷惑になるからやりたいのですよね。
自分をアピールするために暴走しているわけですから。

そういう彼らにあんな言葉意味がないと思うのですが・・・。

というと、“じゃあ、放っておけと言うのか”と筋違いな反論をする人がいますけど、そういう発想しか出来ない大人があのような言葉を考え、暴走する若者を育てているのでしょうね。 (2008年05月30日 06時36分37秒)

本当にそうですね。  
くらり さん
森の声さんのブログから来ました。
学校のプリント、本当に何にもわかってない。。。
子どものことや事情はまったく考えられてないのですね。確かに、されたほうは迷惑(…どうでもよさそうなこともありましたが)でしょうけれど、大人の都合、学校の体面しか考えてないのですよね。こんな中で、子どもがまっすぐにのびやかに育つことなんかできるのだろうか…と思うと、なんとも・・・。私たち親がこういう状況の中で、できることはなんなのか(焼け石に水って感じですけど)を求めていきたいですね。 (2008年05月30日 11時25分20秒)

Re:意味がない(05/29)  
おうじょ  さん
森の声さん
そうですよね。
どうして、皆起こっている事の表層しか
見ようとしないんでしょうか。
想像力が乏しいコミュニケーションが
こういうやり取りを招いてしまうのでしょうね。
(2008年05月30日 18時12分11秒)

Re:本当にそうですね。(05/29)  
おうじょ  さん
くらりさん

>子どものことや事情はまったく考えられてないのですね。確かに、されたほうは迷惑(…どうでもよさそうなこともありましたが)でしょうけれど、大人の都合、学校の体面しか考えてないのですよね。こんな中で、子どもがまっすぐにのびやかに育つことなんかできるのだろうか…と思うと、なんとも・・・。私たち親がこういう状況の中で、できることはなんなのか(焼け石に水って感じですけど)を求めていきたいですね。

コメントありがとうございます。
虚しいというか、悲しい気持ちになるのですが、
私も親として黙ってはいられないので、
私の考えを何らかの形で学校へ伝えようと
思っています。
結局通じなくて、余計に落ち込むのかもしれま
せんが(笑)。

(2008年05月30日 18時15分26秒)

中途半端なスタンスになるが。  
マイヒト さん
「いたずら」という定義は、大人製。多くの子どもは、植物を抜いたらどうなるのか、ボコっと抜ける感触が楽しいとか、ブランブランしている鎖に座るとブランコのようで楽しいなど、「いたずら」をしてやれ、という感覚ではないはず。

昔ならば、いたずらを叱る相手は本人、その次、保護者。なぜ、いたずらされた人々は学校に行くのだろうか。昔、田んぼに入っているところをお百姓さんに怒られて、猛ダッシュで逃げた。うちの親も怒られた。悪いことだと認識した。いたずらされる方も楽をし過ぎだ。子どもとちゃんと勝負するべき。

近年、怪物保護者様に困らされている学校が「家庭の協力」をお願いする気持ちもよく分かる。こういうプリントを作るとき、学校側が何を考えているか、答えは一つ。文句を言って来る保護者に、「学校も努力しています」というため。そう、暴走族向けの看板が「努力の証」であるのと同じ。

学校から叱られるのではなく、そのお家の人から叱られるのが一番。叱るのも嫌だし、いたずらもされたくないなら、子どもの興味をそそってしまう環境を除去する。でも、子どもたちの怒られ許容量も減ってるから、子どもが泣いて帰ってきて、近所のおじさんに怒られた、というとすぐに怒鳴り込む親もいるからなあ。親も怒られ許容量が少ないなあ。

私なら「ピンポンダッシュの子は二回押すこと」と貼り紙をする。まあ、ピンポンダッシュくらい時間帯も大体決まっているし、ええやん。あ、あかん、電気の無駄使いや、エコに反する。 (2008年06月15日 21時53分06秒)

Re:中途半端なスタンスになるが。(05/29)  
おうじょ  さん
マイヒトさん
>「いたずら」という定義は、大人製。
その通りやね。
本来なら、この言葉には大人から子どもへの
「しゃあないなあ」という温かい気持ちが
少しは含まれていたんだと思う。

「叱る」というのも、本当は「(愛情を持って)叱る」ということで、そこには温かさがあった。

そういうものは一体どこへ行ってしまったんだろうね。

親も、地域の人も、学校もみんなで子どもを育て
てやろう、という懐の深さがない。
みんな、かつては子どもで、そうやって育てられて
もらってきたはずなのに。

子どもは(大人も)口で言ってもわからないのよね。
だからこそ、自分がやったことによって、叱られる
たり、親が謝ったり、そういう体験は深く刻まれる。
そうして初めて、いろんなルールや、相手の気持ちを少しずつ理解していくことができる。

私は、いつでもどこでも謝りにいく覚悟だけど、
うちの子は、なかなかおとなしいのかやらかして
きませんわ。
(2008年06月17日 22時49分02秒)

Re:いたずら(05/29)  
森の声 さん
>でもさあ、いいじゃん。いたずら。
>もっともっとやって、もっともっと叱られたらいいよ。

いいですね。
私と同じ“へそ曲がり根性”を感じます。

お母さん達にも言っていることですが、子どもがイタズラをしたら“しめた!”と思えばいいのです。

イタズラをしてくれたおかげで関わりが生まれたのです。

だからメッセージを伝える機会も生まれるのです。

みんな大人の言うとおりにイタズラをしなかったら、大切なことを伝える機会がなくなってしまいます。

虫を捕まえて殺して遊ぶから、生命の大切さを伝えることが出来るのです。 (2008年09月08日 18時40分26秒)

Re[1]:いたずら(05/29)  
おうじょ  さん
森の声さん

>いいですね。
>私と同じ“へそ曲がり根性”を感じます。

はい。相当なへそ曲がりです(笑)。

>虫を捕まえて殺して遊ぶから、生命の大切さを伝えることが出来るのです。

本当に、そう思います。
今は大人の目が届きすぎて、子どもたちに
「大切な失敗」ができる環境が少なすぎます。
私もたくさんの虫に遊んでもらいました(かなり
残酷に)。
でも、その自分の残酷さに気づく時期があって、
それからは、虫の死体が怖くなったり、もっと
丁寧に虫を扱うようになったり。
気がつけば、生き物大好きの少女になっていました。

体験、経験を通して体に刻まれたものは、一生
自分に残るものですね。
逆に、経験するまえから、親に禁止ばかりされていると、逆にその欲求が後々爆発しそうで怖いです。

そういう意味で子どものころに、人間のもつ
残酷さなんかも、目覚めさせておいたほうが、
後々それをコントロールできるのでは、と
思います。
(2008年09月09日 08時51分38秒)

その通り!!  
ぱぱ さん
いたずら
う~んすばらしい響きだこと。

学校の帰りに探検・探検は子供の権利だよね。
うるさく吠える犬に制裁を加えたり、ボールが飛び込むといつも怒るおっさんの家にウ○コを投げ込んだり、給食の残りのチーズを大量に庭に埋めておいたり・・・

思い出しただけでキリがないくらいやったな~

うちの子も大胆に笑えるいたずらをやって欲しいものです。
子供はやっていい事、悪い事なんて理解した上で行動してるよって感じ。 (2008年09月09日 10時38分49秒)

Re:その通り!!(05/29)  
おうじょ  さん
ぱぱさん
>学校の帰りに探検・探検は子供の権利だよね。
>うるさく吠える犬に制裁を加えたり、ボールが飛び込むといつも怒るおっさんの家にウ○コを投げ込んだり、給食の残りのチーズを大量に庭に埋めておいたり・・・

さすが、パパ。なかなか大胆ですね。
私も、ピンポンダッシュは当然、泥団子ひとのうちの壁に投げつけたり、空き家で焚き火したり、
好き勝手やってました。
叱られたこともなんども。
今の子どもたちは、大人の目があちこち光っていて、なんだか可愛そうです。 (2008年09月09日 19時28分06秒)

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