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ためしてガッテン(2011/6/8放送)より医学も認めた!食欲をコントロールできる技日本人の世紀の大発見!美味しいものってついつい食べすぎちゃいます。そのついつい食べすぎを押さえ込む夢のような物質を日本人が世界で初めて見つけちゃったんです。物質を発見した医師によると食欲を意志の力で抑え込むのはもともと無理だがある物質をうまく使うと食欲をコントロールできるという。食欲を抑えることができず体重が150キロになった男性。治療にこの物質を利用してみるとなんと半年で43キロもの減量に成功した。ご本人も予想外の結果で驚き喜んでいる。この白い粉の力を試してみたところ2ヶ月間で53人中39人が平均で体重マイナス1.5キロ!驚くべきことにこの人たちはダイエットのことを考えていない人たち!全く気がつかないうちに食欲が抑えられ気がついたら体重が減っていたという。魔法の白い粉を発見したのは大分医科大学名誉教授 坂田医師 肥満治療のスペシャリスト今まで数々の肥満治療を編み出してきた。例えば 「グラフ化体重日記」毎日体重をはかりグラフにすることでダイエット成功のコツを自分で見つけていく方法。実は「計るだけダイエット」はここからアイディアを借りたもの。ところがそんな先生でもてこずるタイプがいた。それはどうしても食欲が抑えられないタイプの人。体重が減り始めてもすぐにリバウンドしてしまう。◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆なんで食欲をコントロールできないのか?人間以外の動物はお腹がいっぱいになったらもう食べないのに…動物の脳には満腹中枢という場所がある。ものを食べて血糖値が上がるとここが刺激されて食べたくなくなるという仕組みがある。サルにだってできるのになぜ人間はできないのか?人間でもサルでも栄養をとらないといけないため食欲というものがある。食べると満腹中枢が刺激されて食べなくなる。しかし人間はなぜか満腹中枢が巨大化して満腹なはずなのに食べちゃう。脳には満腹中枢のほかに摂食中枢がある。摂食中枢は食べる行為を引き起こす脳の部分。動物はどんな時に食べ過ぎるのか?サルに工夫を凝らしたサツマイモを与えてみた。するといつもの4倍の量を完食してしまった。工夫の正体とは・・・サツマイモにバターを蜂蜜をタップリかけたのだった。食欲の中身!?・香り ・アルコール ・見た目 ・グルメ情報 ・甘み ・油脂 ・だし・ストレス・睡眠不足・噛まない食生活食欲をコントロールする「意志」の力が重要だと思うが人間は美味しいものに簡単に負けてしまう。美味しいものを食べると判断や意思決定を行う前頭前野の動きが鈍くなるのだー大きくなった過度の食欲に簡単に負けてしまうのが人間!医師として無力感を感じていた先生は何とかして食欲をコントロールできるものはないかと考えた。ある日 診療中にある不思議な現象に気がついた。赤ちゃんに風邪薬を与えるとミルクをたくさん飲むように・・・風邪薬の中に一体何があるのか?先生が注目したのは風邪薬の抗ヒスタミンというタイプ。これは鼻づまりを抑えるものだ。もうしかすると抗ヒスタミンが食欲を高めた?そこでマウス実験を行った。ヒスタミンを減らすと食べる量は増えた。ヒスタミンを増やすと食べる量は減った。こうした実験を行った結果 ヒスタミンは食べる量を抑制すると世界で初めて証明した。◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆夢の物質は「ヒスタミン」性質鼻づまりやかゆみなどアレルギー症状を引き起こす厄介な物質食欲を抑えてくれる◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ただし脳内に行かないと食欲を抑えてくれない血液脳関門を通ることができないなのでヒスタミンを口から摂っても駄目ヒスタミンはもともと人間の中にある。なので脳の中だけで増やせばいい。どうやって脳内だけでヒスタミンを増やす?脳内にヒスタミンを増やす方法食事の前に10分間ガムをかんだ!これは“ガム”でもなければ“唾液”の効果でもない。“噛む”という行為!噛むという行為は咀嚼中枢を刺激してさらにヒスタミンを作っている場所を刺激する。そしてヒスタミンが満腹中枢を刺激する。これだけではなく満腹中枢は交感神経も刺激する。するとその信号は直接 内臓脂肪に届いて減らしてもくれる。咀嚼によって内臓脂肪の減少にも効果大!噛むという行為がヒスタミンを増やし直接 満腹にしてくれていた!食べ方が“壊れている”のが病気の始まり!食べ方を治すが病気を治す始まり!病気の治療⇒型に入れる“30回噛む”ことをしっかり守る!味が濃くなると食欲の調節が壊れてくる。30回噛んで飲み込めなかったらグラフに×をつける。×が大事。食材によって一口の量がわかってくるのが×の役目。修行の時間は面白くない。しかしその先に光明があるから頑張れる。グラフをつけ始めは×ばかりだが続けるうちに×が減ってくる。美味しいものに打ち勝つ方法はしっかり噛むこと!食べて脳内ヒスタミンを増やす方法はあるのか?研究の結果 ある成分を摂取する人に1日に摂取する総カロリーが少ないことがわかった。それはヒスチジンという成分!たんぱく質とヒスチジン量1位 本マグロ2位 かつお3位 ぶり4位 さば5位 さんま6位 まいわし7位 鶏肉ロース8位 牛肉サーロインしかし 大事なのはプラスよく噛む!
2011.06.28
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みんなの家庭の医学(2011/5/3放送)より長引く治らない症状 本当の原因をもう一度探ります!名医のセカンドオピニオンスペシャルセカンドオピニオンとはなかなか治らない1つの病に対し今までの医師だけでなく他の医師に違った角度から診断を求めるもの。それこそが今までの長引く身体の不調を解決する大きな手がかり。<心の悩み(2)>35歳・女性から寄せられた、「不思議な足の異変で眠れない」というお悩み2年程前から毎晩布団に入ると、なぜか足が勝手にピクピクとケイレンしたように動き、気になってなかなか寝付けません。マッサージなどをすると治まるのですが、1時間くらいたつとまたピクピク動き始めます。腰痛持ちなので、そのせいかと思い、整形外科で詳しく調べてもらいましたが、どこにも異常はありませんでした。もう2年近くも熟睡できていません。この足の動きを止めることはできないのでしょうか? 【ファーストオピニオン】 原因不明の足の動きによる不眠名医が導き出した、セカンドオピニオンとは?相談者の方は、「夜、うまく寝られない」「寝つきが悪い」「睡眠時、足のむずむずなど違和感がある」などの症状から、以下の病が疑われます。 【内村先生が導き出したセカンドオピニオン】 むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)の疑いあり むずむず脚症候群とは、夜、眠る時に足がむずむずして寝つけない病。脳内のドーパミンや鉄分の不足が原因と考えられているが、まだ明らかにはされていない。この病気の患者の8割には無意識の間に足がピクピク動いてしまうという症状があるのが特徴。<先生のお勧め治療方針>睡眠外来か精神科を受診し、医師に相談の上、昨年この病の治療薬として認可された「プラミペキソール」という薬を処方してもらうとよいでしょう。この他にも“不眠の原因”には様々な病が隠れていることがあります。【精神生理性不眠】ストレスなどで眠れない日々を繰り返すうち、不眠への恐怖そのものにより、睡眠を意識し過ぎて眠れなくなってしまう病。寝よう寝ようと意識するあまり、睡眠をとることが出来なくなっていくが、特に寝ること自体が辛いと思うようになるのがこの病の特徴。治療法は「睡眠制限療法」と呼ばれるもので、寝ようとする行動を抑えることです。◆ポイントは2つ1.布団に入る時間を遅らす2.布団にいる時間を短くするつまり、自然に眠くなるまで布団に入らないようにすること。それでもだめな場合は睡眠薬などで対処していきます。【概日リズム睡眠障害】体内時計が狂ってしまい、明け方まで眠れず、一旦眠ってしまうと午後まで目を覚ますことができなくなる病。実は、人間の体内時計は1日が約25時間にセットされている。人は、それが24時間と合うように自然に体内時計を調節しているが、この病は不規則な生活などによって、その調節機能に異常が起こることが原因。治療法は、「光療法」が有効です。光療法は、起床直後に強い光を浴びることで、体内時計の遅れをリセットする効果があると考えられており、実際に多くの患者さんに効果があります。【ストレス性不眠】非常に強いストレスを受けることで起こる不眠。環境の変化や仕事上のトラブルなどの悩み事、不安や焦燥感を抱えていると、不眠が起こりやすくなる。また、眠れない状態が続くと、眠れないことがストレスとなってしまう場合もあるので、眠ることにこだわりすぎないことが大切。病院での対処法は、カウンセリングでストレスを緩和させながら、睡眠薬などを処方していきます。【うつ病】意欲や集中力が著しく低くなる心の病。不眠はうつの代表的な症状として注目されており、うつによって不眠を抱えている患者さんも多くいる。【加齢】人は年齢を重ねると、思ったように眠れなくなっていく。その原因は、体温の変化。実は、人は体温が下がる時に眠りやすくなるが、高齢になると、その体温変化が鈍くなり、深い眠りがとりづらくなる。簡単な改善法は、就寝1時間前に入浴し、体温を上げてから布団に入ること。また、どうしても眠れないという方は、一度、睡眠外来など専門医療機関を受診されることをお勧めします。
2011.06.27
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みんなの家庭の医学(2011/5/3放送)より長引く治らない症状 本当の原因をもう一度探ります!名医のセカンドオピニオンスペシャルセカンドオピニオンとはなかなか治らない1つの病に対し今までの医師だけでなく他の医師に違った角度から診断を求めるもの。それこそが今までの長引く身体の不調を解決する大きな手がかり。<心の悩み(1)>心の悩み心の悩み M・Tさん(52歳・女性)専業主婦。この春、一番下の子供もようやく所帯を持ち、独立。肩の荷がおりたものの、心なしか寂しさも感じるこの頃。 子供たちが手を離れた途端、今度は夫が定年退職を迎えて毎日家に居るようになり、夫の世話に明け暮れる日々。何かにつけてうるさい夫。それでも辛抱強い性格のM・Tさんは、じっと耐え忍んでいました。そんな生活が始まって半年。なぜか最近身体がだるく、やる気が湧いてこないのです。だるさは日を追うごとに増していきました。また、身体はだるいのに夜中に何度も目が覚めてしまうため、朝が辛く、布団から出る気力すら消え失せてしまいます。M・Tさんは、夫の提案で心療内科を受診しました。 【ファーストオピニオン】 うつ病による気力低下 うつ病はストレスなどが原因で意欲が低下したり、気分がふさぎこんでしまう心の病。M・Tさんの場合、夫の定年などライフスタイルの変化がストレスとなり、うつ病を引き起こしたと考えられました。こうしてM・Tさんは、抗うつ薬と睡眠薬による治療を始めます。しかし、なぜか昼間のだるさは全く治らず、日に日に憂鬱な気分が増していったのです。さらに夜中も、身体はだるいのに何度も目が覚めてしまうのです。悩めるM・Tさんは、ドクターショッピングを繰り返しました。しかし、一向に熟睡することができません。そんなある日、息子夫婦が心の悩みと睡眠を両方診てくれる大学病院を探してきてくれたのです。それこそが、心のスペシャリストである内村直尚先生(久留米大学病院 精神神経医学講座教授)率いる久留米大学病院の精神神経科でした。 問診により、確かにM・Tさんには軽いうつの傾向が認められました。次に、先生は質問の内容を「睡眠に関すること」に絞ることに。実は、うつ病と判断するのに大きなカギとなるのが「睡眠の状態」。M・Tさんは、夜中の目覚めと昼間の眠気を訴えていました。すると、先生はなぜか夫にも話を聞きたいと言います。3日後、夫とともに再び病院を訪れたM・Tさん。先生は、M・Tさんが寝ている時、いびきをかいているかどうかを聞いた上で、M・Tさんが寝ている時の脳波や目の動きなどを測定。彼女をうつ状態にした本当の原因へと迫ったのです。【内村先生が導き出したセカンドオピニオン】 睡眠時無呼吸症候群によるうつ状態 睡眠時無呼吸症候群とは、何らかの原因で睡眠中にのどの気道がふさがり、低酸素状態になる病。彼女の場合、睡眠時の呼吸を検査した結果、なんと1時間に50回以上も呼吸が止まっていた事が判明。これは、診断基準の10倍もの数値でした。この病を発症すると慢性的な睡眠不足を引き起こし、睡眠不足と低酸素状態によって脳内の血流が減少。やる気や集中力などを司る前頭葉の機能が低下し、うつ病と同じような症状が現れるのです。なぜ、うつ症状の原因を見抜くことができたのか?そのカギは、M・Tさんの場合、寝つきはよく、朝も早く目が覚めることはないということ。うつ病患者はその反対で、寝つきが悪く、早く目覚めるのが特徴。 うつ⇒寝つきが悪く、早く目覚める 睡眠時無呼吸症候群⇒寝つきは良く、 朝も早く目が覚めることはないが、夜中に何度も目が覚めてしまう そこで先生は、彼女のうつ状態は別の病が原因と判断。さらに、夫から聞き出した問診で、M・Tさんが毎日大きないびきをかいていることがわかり、睡眠時無呼吸症候群を確信したのです。現在、M・Tさんは治療の結果、夜も熟睡できるようになり、うつ症状も改善しました。
2011.06.24
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みんなの家庭の医学(2011/5/3放送)より長引く治らない症状 本当の原因をもう一度探ります!名医のセカンドオピニオンスペシャルセカンドオピニオンとはなかなか治らない1つの病に対し今までの医師だけでなく他の医師に違った角度から診断を求めるもの。それこそが今までの長引く身体の不調を解決する大きな手がかり。<のどの悩み>48歳・女性から寄せられた、「常に鼻水を飲んでいる気がする」というお悩み3ヶ月前から痰がからんだようなねばついた鼻水が喉に流れ落ちる感覚に悩まされています。特に夜になるとひどくなります。病院では1ヶ月前に「副鼻腔炎」と診断され、炎症を抑える薬を飲んでいますが、あまりよくなりません。何か他に良い治療法はないでしょうか? 【ファーストオピニオン】副鼻腔炎治療法:炎症を抑える薬を服用 名医が導き出した、セカンドオピニオンとは?相談者の方のポイントは、鼻水が喉に流れ込んでいるということ。鼻の中は単なる空洞でなく、いくつものデコボコした突起があります。 鼻水は、粘膜全体から出てきて喉にまわり、胃のほうに流れていきます。通常、24時間鼻の中で鼻水を出し続け、飲み込んでいるのです。 1日の鼻水の量は約1.5リットル。鼻水は細菌やウイルスを包んで喉に流し込んでいるため、鼻水がないと感染が起こりやすくなり、肺炎や気管支炎になりやすくなります。相談者の方が、喉に鼻水が流れてくるのを感じるという原因の1つは・・・顔を正面から見ると、頬や額にいくつかの空洞があります。これは副鼻腔といわれる空洞です。この副鼻腔の中も、鼻と同じように表面は粘膜で覆われており、ここからも鼻水が出ています。この場所で炎症が起こることを「副鼻腔炎」といいます。炎症が起こると膿が発生し、その膿は穴を通って鼻に流れ込み、鼻先ではなく喉に流れ込んでしまいます。 相談者の方の病は、ファーストオピニオン通り「副鼻腔炎」で間違いないと思いますが、治療法のセカンドオピニオンとして、長引く副鼻腔炎には効果が高い治療法があります。 【生井先生が導き出したセカンドオピニオン】 副鼻腔炎治療法:鼻の穴から注射を打つ 最初にまず麻酔をします。そして鼻の穴から針を入れ、骨の壁に穴を開けます。この部分は非常に骨が薄いので、簡単に穴を開けられます。開けた穴から注射器で膿を吸い取り、食塩水で洗浄してから抗生剤やステロイド剤で治療をしていきます。この治療でおよそ6~7割の方は症状が改善します。 <先生のお勧め治療方針>相談者の方は、今飲んでいる薬を合計3ヶ月以は服用し、それでも治らない場合には注射による治療を医師に相談し、適切な病院を紹介してもらうことが大切です。
2011.06.23
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みんなの家庭の医学(2011/5/3放送)より長引く治らない症状 本当の原因をもう一度探ります!名医のセカンドオピニオンスペシャルセカンドオピニオンとはなかなか治らない1つの病に対し今までの医師だけでなく他の医師に違った角度から診断を求めるもの。それこそが今までの長引く身体の不調を解決する大きな手がかり。<のどの悩み(1)>O・Kさん(55歳・男性)8人の部下を従え、猛烈に働く中堅アパレルメーカーの営業部長。部長になってからも自ら営業に出向き、絶妙なトークで次々と商談をまとめ上げる。 症状(1)「弱々しいかすれ声」仕事の成功を祝い、部下たちとカラオケに繰り出し、いつものように大盛り上がり。しかし翌朝、普通に声を出しているつもりなのに、弱々しいかすれ声になってしまいます。 症状(2)「身体がだるい」のどの痛みや熱はないものの、なんとなく身体がだるいような気が。「風邪なら引き始めが肝心」と思い、念のため近所の内科を受診しました。 【ファーストオピニオン】 風邪による声のかすれ 風邪薬が効いたのか、翌日にはすっかり身体のだるさが取れたO・Kさん。ところが、あの弱々しいかすれ声は全く変化なし。仕事に支障をきたすわけにはいかないと、一日に何度もうがいをし、タバコも一時禁煙。でも、一向に治る気配はありません。最初の診察から1週間、得意先と商談をしている時のこと。かすれ声が悪化し、途切れ途切れに。もはや相手が聞き取れないほどになってしまったのです。 こうしてO・Kさんが訪れたのが、生井明浩先生(はくらく耳鼻咽喉科 アレルギー科クリニック院長)が当時勤務していた日本大学医学部付属練馬光が丘病院 耳鼻咽喉科でした。診察では問診の後、のどの診察。続いて、のどの外側、首筋の触診。さらに、耳鼻科の必須アイテム「ファイバースコープ」を取り出し、のどの奥深くを診察。こうして一通りの診察を終えた時、先生は胸のレントゲン撮影を指示。胸のレントゲンを見て、先生はある病を確信したのです。 【生井先生が導き出したセカンドオピニオン】 胸部大動脈瘤 胸部大動脈瘤とは、心臓から全身に血液を送り出している大動脈が、こぶのように膨れ上がってしまう病。原因は動脈硬化や血管の炎症など様々で、50歳~80歳の男性に多く発症する。 O・Kさんの場合、塩分の摂りすぎによる高血圧に加え、喫煙など日々の不摂生がたたり、大動脈の湾曲した部分にコレステロールなどが沈着。 そのため動脈硬化を起こし、脆くなった血管が徐々に押し広げられ、こぶのようになってしまったと考えられます。 なぜ、声のかすれから大動脈瘤を発見できたのか?かすれ声を聞いた瞬間、先生の頭をよぎったのは「声帯麻痺」の可能性。そもそも声帯のヒダを動かす神経は、脳から左右別々に出て胸の辺りで枝分かれし、声帯へと至っています。このルートのどこかが圧迫されると、脳からの指令は遮断され、声帯が麻痺してしまうのです。声帯麻痺を引き起こす可能性のある病は20以上。そこで先生はまず、ファイバースコープでO・Kさんの声帯をチェック。すると、左側の声帯だけが動いていないことが判明したのです。ここで、生井先生は原因を5つの病に絞込みました。それは、胸部大動脈瘤、脳腫瘍、甲状腺がん、食道がん、肺がんの5つ。いずれも生命に関わる恐ろしい病。先生は、それぞれの病の可能性を問診や触診によって1つ1つ探っていきます。そして、胸のレントゲン撮影によって大動脈瘤が大きく膨らんでいることを発見。胸部大動脈瘤と診断することができたのです。その後、O・Kさんはこぶのように膨らんだ大動脈を人工血管に置き換える手術を受け、健康も、本来の声も取り戻しました。
2011.06.18
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みんなの家庭の医学(2011/5/3放送)より長引く治らない症状 本当の原因をもう一度探ります!名医のセカンドオピニオンスペシャルセカンドオピニオンとはなかなか治らない1つの病に対し今までの医師だけでなく他の医師に違った角度から診断を求めるもの。それこそが今までの長引く身体の不調を解決する大きな手がかり。<眼の悩み>女性から寄せられた、「原因不明のまぶたの違和感に悩まされている」というお悩み1年程前から目に異物が入っているような違和感を感じるようになりました。そのうち外に出ると、なぜかいつも以上にまぶしさを感じるようになり、室内でも明るい電気が付いていると、まぶしくて仕方ない状態に。現在では明るい屋外に出るとまぶしくて目を開けていられず、半分まぶたを閉じているような状態になってしまうのです。眼科では特に異常なしと診断され、内科では「更年期障害では?」と言われました。原因がわからず、このまま治らないのではないかと不安です。どうしたらいいでしょうか? 【ファーストオピニオン】 原因不明の眩しさ名医が導き出した、セカンドオピニオンとは?ここでは「まぶたが開かない」という症状が大事なポイント。神経眼科では、まぶたが下がる症状を「眼瞼下垂」と呼びますが、これには色々な原因があります。まぶたが下がる代表的な3つの目の病の中で、相談者の方の症状に似ているものがないかどうか、チェックしていきます。 <まぶたが下がる代表的な3つの病>【加齢性眼瞼下垂】 ●ポイント・垂れ下がりに左右差がない・おでこに皺が寄る まぶたが常に半分閉じてしまう、眼瞼下垂の代表的な症状。加齢によってまぶたの筋肉や皮膚が弱り、垂れ下がる症状で、病的なものではない。若い頃のまぶたは60gを持ち上げる力を持っているが、年齢を重ねると筋肉が弱るため、力が半分くらいにまで落ち込んでしまう。年齢を重ねると起こるもの。【動眼神経麻痺】 ●ポイント・まぶたが片方閉じている・眼の位置が外にずれる 眼球を動かす神経に異常が起きて、まぶたが下がる病。特に、この症状が突然起きたり、2、3日のうちに進行した場合には、脳動脈瘤という病気の疑いがあり、注意が必要。※脳動脈瘤とは、脳の血管の弱いところにコブができ、神経が圧迫されてしまうもの。放っておくと大出血をして命に関わる場合もあるため、すぐに脳外科など専門の医療機関に相談することが必要となる。 【眼瞼ケイレン】 ●ポイント・両目に起こることが多い・眩しくて目が開かない・まばたきが多くなる 脳の神経回路から、目を開けるようまぶたに上手に指示が届かないことが原因。まぶたがケイレンして閉じやすくなるが、ケイレンが目立たない場合も多く、「眩しい」などドライアイに似た症状が現れる。 【若倉先生が導き出したセカンドオピニオン】 眼瞼ケイレンの疑いあり 相談者の方の場合、眩しそうな表情やまばたきの多さなどから眼瞼ケイレンの疑いありとしました。<先生のお勧め治療方針>相談者の方は、ぜひ神経眼科を受診し、医師に相談の上、ボトックス注射など適切な治療を受けることが大切です。
2011.06.16
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みんなの家庭の医学(2011/5/3放送)より長引く治らない症状 本当の原因をもう一度探ります!名医のセカンドオピニオンスペシャルセカンドオピニオンとはなかなか治らない1つの病に対し今までの医師だけでなく他の医師に違った角度から診断を求めるもの。それこそが今までの長引く身体の不調を解決する大きな手がかり。<眼の悩み>S・Mさん(56歳・女性)夫とともに洋菓子屋を営む。不景気でなかなか伸びない売れ行きを解消するため、今年からネットショップを開店。すると、口コミで人気が広がり売り上げもアップ。1日中、パソコンに向かう日々が続くように。症状(1)「目の疲れ」ある晩、仕事が終わらずS・Mさんが家で作業をしていた時、長い間画面をじっと見ていると、目がしょぼしょぼとして開けていられないのです。毎日、長時間パソコンに向かっているせいだと思い、この日は早く仕事を切り上げることに。ところが翌日の朝、新聞を広げて読んでいると、目の奥が重いような疲れた感じがありました。目の疲れはその後も治まらず、ついにはパソコンの画面を5分と見ることができなくなってしまったのです。そこで、S・Mさんは近所の眼科を受診。目の表面から奥に広がる網膜や血管まで、徹底的に眼球をチェックした結果、問題点は見つかりませんでした。 【ファーストオピニオン】 眼精疲労 眼精疲労とは、ストレスやパソコン画面の見すぎなどによって目の筋肉が疲労し、痛みやかすみなどがでる状態のこと。S・Mさんの場合も、仕事で目を酷使したことで眼精疲労が引き起こされたと考えられました。早速、目の筋肉疲労に効果がある目薬を点眼し始めますが、いくら目薬をさしても目の重いような感じは全く良くなりません。症状(2)「二重が一重になる」さらに1週間後、S・Mさんに新たな異変が。二重だった目が、なぜか左目だけ一重になっていたのです。とはいえ痛みなどはないため、そのまま放っておくことに。 症状(3)「物が二重に見える」目の疲れを感じて1ヶ月、さらなる異変が。上目づかいをした時に、パソコンの画面が二重に見えたのです。やはり、以前よりも目の調子が悪くなっている…不安になったS・Mさんは、再び眼科に駆け込みました。すると、医師からセカンドオピニオンを受けるよう勧められます。 こうして彼女が訪れたのが、神経眼科のスペシャリストである若倉雅登先生(井上眼科病院 院長)でした。神経眼科とは、普通の眼科とは異なり、眼球を動かす筋肉のバランスや動き、視神経まで検査する診療科です。 まずは、送られてきたカルテのチェックから。確かにそこに病変はうかがえません。それを踏まえて診察に入りました。すると、先生は1本のペンを取り出し「ペンの先を目だけで追いかけてください」と言って、ペンを左右に動かし始めたのです。そして、上下にペンを動かした時、若倉先生はある病を確信し、血液検査を指示したのです。 【若倉先生が導き出したセカンドオピニオン】 甲状腺眼症 甲状腺とは、身体の新陳代謝に関わるホルモンなどを作る臓器。詳しいメカニズムはわかっていないが、甲状腺に腫瘍や炎症が発生すると誤作動を起こし、特殊な抗体を作り始めてしまう。すると、全身に分泌された抗体が、目にも到達。眼球を動かしている筋肉が攻撃され、炎症を引き起こしてしまうと考えられている。なぜ、甲状腺眼症を発見することができたのか?まず、先生が見ていたポイントは、S・Mさんのまぶた。実は、この病の大きな特徴は、筋肉の炎症によってまぶたが腫れることにあります。続いて先生は、まぶたの腫れが炎症であることを確かめるため、ペンを使いました。ペンを上下左右に移動させることで、目の筋肉の動きをチェック。そして、上に振り上げた瞬間、決定的症状を目撃。それは、両目の位置が上下バラバラになってしまっていたこと。これこそ、この病の特徴的な症状でした。S・Mさんの場合、特に眼球の下の筋肉に炎症が進み、腫れが大きくなっていたため、筋肉がひっかかり、上にあげることができませんでした。もしこのまま放置していたら、最悪の場合、目が飛び出したようになることもあるのです。早期に発見されたS・Mさんは、その後ステロイド点滴を受けて症状が回復、手遅れにならずにすみました。
2011.06.12
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みんなの家庭の医学(2011/5/3放送)より長引く治らない症状 本当の原因をもう一度探ります!名医のセカンドオピニオンスペシャルセカンドオピニオンとはなかなか治らない1つの病に対し今までの医師だけでなく他の医師に違った角度から診断を求めるもの。それこそが今までの長引く身体の不調を解決する大きな手がかり。<高血圧の悩み>59歳・女性から寄せられた、「薬を飲んでも思うように高血圧が治らない」というお悩み2年前、上の血圧が180、下が110になって以来、病院で処方してもらった「血圧を下げる薬」を飲んでいます。はじめは朝と夕方1日2回薬を飲み、5ヶ月ほどで上が95、下が65と血圧は下がりました。すると先生は、今度は1日に1回朝だけ飲むようにと指示されました。でもそれからは、上の血圧が130から150とまた高血圧に戻ってしまったのです。しかも時々、突然息苦しくなるという症状まで出始めました。そんな時は、大きく深呼吸をしてなんとかしのいでいますが、今後のことを考えるととても不安です。一体どうしたら良いのでしょうか? 【ファーストオピニオン】 高血圧症 名医が導き出した、セカンドオピニオンとは?注目したのは、相談者の方が2年前、180あった血圧が血圧を下げる薬を飲んだところ、95に短期間で下がっていること。短期間でこれだけ血圧が下がるというのは非常に稀な例ですので、他に何か要因があったのではないかと考えます。もう一つ注目した点は、息苦しいのが深呼吸すると楽になっていること。通常、血圧が高いと心臓に負担がかかっているため、深呼吸したぐらいでは良くなりません。これは、副交感神経というリラックスするための自律神経が働いて楽になっているということだと思われます。【桑島先生が導き出したセカンドオピニオン】 精神的要因による高血圧の可能性あり 心配事や精神的なストレスがあると、血管に負担がかかってアドレナリンが分泌され、血管が収縮し、血圧が上がることがわかっています。この方も恐らくそういった時期があったのではないかと思われます。瞬間であれば血圧が上がっても問題ないですが、常に血圧が高いとダメージが起こります。どれぐらいの時間、ストレスがかかっているかということが問題です。<先生のお勧め治療方針>相談者の方の場合、現在飲んでいる降圧薬を続けて服用しながら、精神的な負担がかかっている可能性がありますので、心療内科などで相談してみることをお勧めします。
2011.06.11
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みんなの家庭の医学(2011/5/3放送)より長引く治らない症状 本当の原因をもう一度探ります!名医のセカンドオピニオンスペシャルセカンドオピニオンとはなかなか治らない1つの病に対し今までの医師だけでなく他の医師に違った角度から診断を求めるもの。それこそが今までの長引く身体の不調を解決する大きな手がかり。<高血圧の悩み>M・Kさん(47歳・女性)子育ても卒業し、今一番の楽しみは友達とランチを食べ歩くこと。そのせいか、お腹周りのお肉が気になるように。M・Kさんは、友達に誘われて主婦検診を受けることに。健康診断を受けるのは、結婚以来20年振り。健康には自信のあったM・Kさんですが、正常血圧の基準値をはるかにオーバーしており治療が必要なレベルにまで達していたため、翌日、近所の内科を受診。高血圧は遺伝性のものもあるため、家族歴や食生活など、事細かな問診を受けました。 【ファーストオピニオン】 生活習慣による高血圧症高血圧の原因はまだ完全に解明されていないが、塩分、脂肪分の摂りすぎや、運動不足、肥満、そして喫煙やストレスなどの生活習慣が危険因子だとされている。M・Kさんの場合も、塩分の多い食生活に加えて食べすぎによる肥満傾向は明らかでした。それからは、毎日欠かさず血圧を測定して記録をつけ、血圧を下げる薬を飲み、食生活は塩分を控えめにした手料理をこまめに作るように。ところが一ヵ月後も血圧は下がらず、2種類の薬を飲むことに。今まで以上に食事や運動に気を遣っても、その後も血圧は下がるどころか、逆に高くなることもしばしば。そんな時、心配した友人から高血圧専門の名医を紹介され、藁にもすがる思いで高血圧外来・桑島巌先生(東京都健康長寿医療センター 副院長)のもとを訪れたのです。先生の診察が始まりました。問診の後は血圧測定を行い、聴診器を身体に当てていきます。一通りの診察を終えた先生は、血液検査の結果を目にした瞬間、突然「おしっこの回数は増えていませんか?」と質問。その答えに先生はある病の可能性を確信したのです。 【桑島先生が導き出したセカンドオピニオン】 副腎の腫瘍による高血圧症 (病名:原発性アルドステロン症) 原発性アルドステロン症とは、腎臓の上にある副腎に腫瘍が発生し、アルドステロンというホルモンの分泌に異常が起こり、高血圧を招いてしまう病。 比較的女性に多い病で、高血圧症のおよそ10%はこの病が原因だと言われています。なぜ、本当の原因を見破ることができたのか?高血圧は、そのメカニズムから大きく2つのタイプに分けられます。タイプ(1)血管が狭くなり血圧上昇主に喫煙や肥満によって動脈硬化が進行するなどして起きるもの。 タイプ(2)血液の量が増え血圧上昇塩分の取りすぎなどが主な原因。塩分を摂りすぎると、血液中のナトリウム濃度が上がり、ナトリウム濃度を一定に保つために、血管内の水分量が増える。すると、膨張した血管はパンパンになり、血圧も上がってしまう。診断の第一歩は、どちらのタイプなのかを見極めること。タイプ(1)を見極めるため、桑島先生が取り出したのは、「聴診器」。まず聴診器を当てたのが、首筋。この時聴いていたのは、頚動脈が血液を流れる時の音。血管が動脈硬化でダメージを受けている場合、「シュッ シュッ」というノイズが混じります。しかしM・Kさんの場合、頸動脈からも胸からも、動脈硬化のサインとなる音は聞こえませんでした。つまり、彼女は血管が狭いタイプではなく、血液の量が増えているタイプだと考えたのです。次に、タイプ(2)を見極めるために先生が注目したのは「血液検査の結果」。このデータから先生が疑ったのは、腎臓につながる副腎の異常。そこで、「最近、おしっこの回数は増えていませんか?」と質問したのです。副腎に腫瘍ができると、カリウムとナトリウムのバランスを司るアルドステロンというホルモンが過剰に分泌されてしまいます。するとバランスが狂い、血液が腎臓でろ過される際に、カリウムばかりが尿として排泄され、ナトリウムはほとんどが血液に再吸収されてしまうのです。血液中にナトリウムが増えると、それを薄めようとして細胞からしみ出した水分をどんどん吸収。結果、血液の量が増えて血管がパンパンに膨らみ、高血圧になってしまうのです。M・Kさんの高血圧も、まさにこれが原因。それゆえ食事の塩分をどんなに減らしても、血圧は下がりませんでした。循環する血液の量が増えたことで、腎臓の働きが活発になる夜中、おしっこの回数が増えていたのです。すべての元凶は、副腎にできた腫瘍。その後、外科手術により腫瘍を摘出したM・Kさん。高血圧は嘘のように解消し、健康な生活を取り戻しました。
2011.06.05
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みんなの家庭の医学(2011/5/3放送)より長引く治らない症状 本当の原因をもう一度探ります!名医のセカンドオピニオンスペシャルセカンドオピニオンとはなかなか治らない1つの病に対し今までの医師だけでなく他の医師に違った角度から診断を求めるもの。それこそが今までの長引く身体の不調を解決する大きな手がかり。<胃腸の悩み>40歳・男性から寄せられた、「薬が効かないひどい胸やけに悩まされている」というお悩み半年前から、食べ物を飲み込むと喉の奥で「つかえた」感じがして、ひどい胸やけが起こります。病院に行って診察を受けたら「逆流性食道炎」と言われました。胃酸を抑える薬が処方されたのですが、ほとんど効かず、今はもう飲んでいません。食事の度に必ず胸やけするのでとてもつらいです。一体、どうしたいいのでしょうか? 【ファーストオピニオン】 逆流性食道炎 名医が導き出した、セカンドオピニオンとは?胸やけとは、胸の前のあたりが熱くなるような非常に不快な感じのする症状です。食道に炎症が起こったり、何かの原因で刺激されると胸やけを感じます。刺激をするもので一番多いのが胃液です。その胃液が胃から食道に逆流しないように、胃と食道の境目(下部食道括約筋)がいつも締まっています。食事をする時だけ開いて、それ以外はずっと締まっているため、逆流は起こりません。ところが、何らかの理由で胃液が逆流し、胸やけが起こってしまいます。その原因は大きく3つ考えられます。<胃液が逆流してしまう原因>1、 筋肉の緩み締まっている下部食道括約筋がゆるんでいる場合、常に逆流してしまい、胃液が食道に上がってしまうため、胸やけがしてしまう。2、 肥満・妊娠お腹の中の圧が高くなって胃袋を押さえてしまう場合。例えば、妊娠、肥満など。特に内臓脂肪が付く肥満の場合には、内臓脂肪が胃袋を押さえてしまう。3、 食道の蠕動運動の低下食道には、胃袋の中の胃液が上がってきても押し戻す働き(蠕動運動)がある。この働きがあると、一回逆流しても15秒くらいで戻ってしまう。そのため、胃酸に弱い食道でもあまり炎症を起こしたり、強い症状が出たりすることはないが、加齢が原因で筋肉の力が弱くなった場合、一旦逆流すると食道から長時間押し戻すことができず、気持ち悪いといった症状が出てきてしまう。 逆流性食道炎と診断され、適切に胃の酸を抑えるような薬を処方されてきちんと飲んでいるにも関わらず症状が続いているということは、胃の酸が関係していない食道の炎症ではないかと考えます。【木下先生が導き出したセカンドオピニオン】 新型 好酸球性食道炎の疑いあり 好酸球性食道炎とは、1997年に世界で概念が確立された非常に新しい食道炎。「好酸球」とは白血球の一種で、アレルギーで炎症が起こった場所に集まり、悪さをすることがあるといわれている。血液中では細菌から身体を守ってくれますが、本来いないはずの食道に来てしまうと炎症のもととなります。また、好酸球性食道炎の場合、食事内容やカビの胞子を飲み込むことも原因となるといわれています。患者さんの80%が男性で、中年の方に多いといわれています。「好酸球性食道炎」かどうかを確認する必要がありますので、細胞を取る検査を受けるとよいでしょう。なお、この好酸球の細胞検査ができる病院は大学病院など大きな病院に限られています。<先生のお勧め治療方針>相談者の方は、今かかっている主治医に相談の上、食道の細胞検査をお勧めします。
2011.06.04
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みんなの家庭の医学(2011/5/3放送)より長引く治らない症状 本当の原因をもう一度探ります!名医のセカンドオピニオンスペシャルセカンドオピニオンとはなかなか治らない1つの病に対し今までの医師だけでなく他の医師に違った角度から診断を求めるもの。それこそが今までの長引く身体の不調を解決する大きな手がかり。<胃腸の悩み>日本人の4人に1人が悩んでいる胃もたれや胸焼け。実に胃腸の病は200種類以上ある。症例(1)T・Kさん(63歳・女性)主婦。3年前、憧れだった一戸建てを購入。以前からの夢だったガーデニングを思う存分楽しむ日々。もう一つの楽しみは晩酌。 症状(1)「お腹に違和感」まるで、お腹の中に何か重いものが入っているような奇妙な感じが。しかし「昨晩、飲みすぎたせいかもしれない」と思い、常備している市販の胃薬を飲むと、違和感は消えました。 症状(2)「ピリピリと締め付けられる様な胃の痛み」ところが3週間後、荷物を持った途端、胃に痛みが。とはいえ、その痛みは耐えられないほどのものではなかったため、大好きなお酒を少し控えて様子を見ることに。しかし、頻繁に痛みが起こるように。症状(3)「ズキズキと脈打つような腹痛」2週間後、お腹の中がズキズキと脈打つようなあまりの痛さに夜中に目を覚ましたT・Kさん。もはや耐えられる痛みではないと思い、病院を受診。早速、胃の内視鏡検査など、腹部に関する一通りの検査を受けました。 【ファーストオピニオン】 慢性膵炎による痛み 慢性膵炎とは、暴飲暴食などが原因で膵臓に負担がかかり、炎症が起きる病。膵臓は胃の後ろにあるため、この炎症によってあたかも胃の痛みのような腹痛が起きることがある。T・Kさんは胃に病変がないことに加え、血液の炎症反応と腹痛、そして長年の飲酒という条件から「慢性膵炎」と疑われたのです。薬による治療を始め、大好きなお酒をやめたT・Kさん。しかし、処方された薬を飲んでも症状はさらに悪化しているように感じられたため、再度病院を受診。そんな彼女に医師はセカンドオピニオンを勧めます。そして、その白羽の矢が立てられた病院こそ、消化器の病のスペシャリストである木下芳一先生(島根大学医学部附属病院 消化器内科長)のいる、島根大学医学部附属病院だったのです。 先生は見過ごされた原因がないか、もう一度、一から聞き直しました。そして「医療用ハンマー」でT・Kさんの背中を叩いていくと、腰の上あたりに鈍い痛みが。すると、先生は最後に「子供時代に結核になった事があるか?」と質問したのです。【木下先生が導き出したセカンドオピニオン】 脊椎カリエスによる痛み 脊椎カリエスとは、もともと肺にいた結核菌がなんらかの原因で活性化。血管を通って背骨に運ばれ、背骨を徐々に破壊。最悪の場合、下半身麻痺に陥る恐ろしい病。実は、T・Kさんのように子供の頃、結核を患ったことがある人が高齢になると、免疫力の低下から結核菌が再活性化し、この病を発症することがある。その症状の一つこそが腹痛。脊椎から伸びている知覚神経は、身体を包むように腹部の方へと繋がっているため、背骨で炎症が起きると周囲の知覚神経が刺激されて誤作動を起こし、お腹が痛むように感じてしまう場合がある。T・Kさんの腹痛は、「運動時に痛む」というもの。運動や身体を曲げる動作をする事で、結核菌によって破壊された脊椎が刺激を受け、「腹部の痛み」として現れるのもこの病の特徴。そこで、木下先生のように「身体を動かした時に痛いか?」など具体的な質問をすることで、患者の記憶を鮮明にあぶり出していく事が重要なのです。病を早期発見することができたT・Kさんは、抗結核薬によって日常生活に戻る事が出来ました。“手の痺れの原因”が首にあるのと同じ病巣がある場所 症状が出る場所 ⇒ 違う場合がある徳光さんの場合 胃に激痛 ⇒ 心筋梗塞
2011.06.03
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