部屋とＹシャツとわらＧ

< 新しい記事

新着記事一覧(全1105件)

過去の記事 >

2020/04/18

選択　発達障がいのある子の理解と支援

(2)

テーマ：障害児と生きる日常(4434)

カテゴリ：最近のことの日記

子どもの観察のポイントについて述べなさい。また、発達に偏りがあると評価された場合、発達を促進するあそびを自身で考え、解説しながら紹介しなさい。

※下の入力ボックスに、解答をキーボードで入力して下さい。

※解答は800～1000字程度でまとめてください。

※解答時間は60分以内です。60分を超えると通信が切断され、解答内容がクリアされますのでご注意ください。

※解答作成後は、右上の【提出】ボタンを押下し、提出を完了してください。
回答済 | 2020年04月18日 02:52
子どもの観察をする際には、感覚、記憶、コミュニケーション能力、興味・理解、集中力・思考のくせの５項目に分けて観察して記録すると良い。その子どもの特性がつかみやすくなるのでアセスメントの際に大いに役立つと言える。またそうした記録を残すことで、何らかの不適切な行動に対しても「なぜそうなったのか」を感覚・記憶・思考の視点から探って仮説を立てやすくなる。イメージだけでとらえると、良くないことやできていないことばかりが目立ちやすいが、記録を残していくと、その子の秘めた能力やすでにできているのに見落としていたことなどが見つかりやすくなり、適切な支援に結び付けることができる。

発達に偏りがある子どもの発達を促進する遊びも、その子どもの特性にあったものを考えていく必要がある。
講座の中でも、神経衰弱やパターンしりとりなど、遊びながら何らかの力を伸ばす遊びが紹介されていたが、行動観察を通してつかんだ特性とその子の興味・関心を活かす方向で考えていくことも重要である。

また、聴覚に敏感で大きな音や子どもの泣き声が苦手な子どもにおいても、人の口笛の音が好きということが意外にある。そういう時は「ホーホケキョ」というウグイスの鳴き声を最初はいわゆる定型のメロディで吹いて喜ばせてみる。気に入ったようなら上記と同じ方法で「もう１回」のやり取りを楽しむ。そのうちにわざと後半の音程を間違えて「ホーホケキョ」の「ケ」の音程が上がるはずが上がらずに「キョ」が上がってしまい「おかしい」と思わせられたら、「ちがうちがう」と手を振って一緒に間違いを共有する。さらにうまくいったときには一緒に「できたーイェイ」とハイタッチ（的なしぐさ）をする…など広げていくと、「まちがうこともあるんだ」「失敗してもいいんだ」「やり直しができるんだ」という感覚にもつながるかもしれない。

上記の自身が考えた遊びは、自閉スペクトラム症の我が子（すでに成人）とやっていた遊びである。有効だったかどうかはわからないが、悩める時期に楽しく過ごせた貴重な体験であった。

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう

最終更新日 2020/04/19　06:10:48 PM
コメント(2) | コメントを書く

[最近のことの日記] カテゴリの最新記事

■コメント

Re:選択　発達障がいのある子の理解と支援(04/18)

elsa. さん

私が教職を取った頃は発達障がいなど、障がい児の内容の講義は皆無だったので、私も我が子の育児を通して実践させて貰ったような感じです。^^;

こういう風に冷静に、第三者として我が子の育児に携われたら・・と良く思いますが、やはり親でないとできない「愛情」括りの部分は広義では得られませんね。

貴重な経験を経ての理解と支援は正に何事にも代え難いですね。^^ (2020/04/24　04:25:31 AM)

返事を書く

Re[1]:選択　発達障がいのある子の理解と支援(04/18)

わらG さん

elsa.さんへ

コメントありがとうございます。幼小の先生向けの講座だったので、新しい遊びの提案…とか言われても思いつかなくて、苦し紛れの答案でした（笑）が、冷静な分析…と見ていただきありがとうございました。もちろん当時はそんな裏付けがあってやれていたのではないので（爆）ご安心を。

このコメントを書いている今も「ホーホケキョ」と聞こえてくる山のふもとの環境なのでできた遊び（本人が元の音を日常聴いている）…でもあり、自分が新たに考えた遊びとして書いたのに具体的すぎて突飛だったので、最後に「自分が昔息子にやったこと」と自白したのでした！ (2020/04/26　10:04:08 AM)

返事を書く