失われた【本質~The Essence~】を求めて

失われた【本質~The Essence~】を求めて

PR

Free Space

移転しました!

お引越し先は


「失われた【本質】を求めて、今。」
http://backtotheessencenow.blogspot.com/


こちらの楽天ブログの過去記事も、順次新ブログに転載していきます。

Calendar

Archives

2024.07
2024.06
2024.05
2024.04
2024.03

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

匿名太郎@ Re:駐妻社会という名のカルト教団。負けないで! 〜ミナさんへの私信。〜(11/24) 駐在員というのは多くの場合には外国のス…
黒犬べーやん@ Re:青春のデイブ(≧∇≦)(04/10) ハシビロコウさん、 ひゃー。ずっと前に…
ハシビロコウ@ 青春のデイブ(≧∇≦) 私は13〜進行形で大好きなデイブ(≧∇≦) …
yab@ Re:君は見たか?「おはようおじさん(ポンポンおじさん)」を。(03/16) 「おはようおじさん」を突然思い出して検…

Favorite Blog

まだ登録されていません
2011.12.16
XML

先月の終わりに、ジェリー・ヒックスさん死去のニュースをごく短くお伝えしました。日記は こちら

ヒックス夫妻と言えば、大ヒット映画「ザ・シークレット」の原案である、エイブラハム(複数の霊の集合体と自ら定義しています)の教えを1980年代から世に伝えてきた人々、ですよね。


ご存知の方も多いとは思いますが、「ザ・シークレット」は、シークレット関連本数冊の著者でもある、オーストラリア人TVプロデューサーのロンダ・バーンが、ヒックス夫妻の2005年・アラスカクルーズセミナーに参加したことから誕生しました。 2011.11.2付の日記 で紹介したCDは、本セミナーの模様を収録したものです。

最初に公開された「ザ・シークレット」のヴァージョンでは、エスター(に思考の塊を託して語らせる、エイブラハム)の言葉や、「波動」(vibration)という単語を含めての解説などが含まれていました。

が、その後両者の関係はこじれます。

DVDは既に発売済でしたが、ロンダ・バーン女史とその仲間たちは、権利関係のゴタゴタを解消するべく、ヒックス夫妻の合意を取り付け、エスター(エイブラハム)の出演部分、そして「エイブラハム」に関する言及の全てを削除する、という大胆な策に出ました。

削除されてしまったエスターの出演部分、こちらでどうぞ。



「もっと詳しく知りたい。もっと深く学んでみたい。」と、「ザ・シークレット」に飽き足らなくなった人々は、「原典」であるヒックス夫妻の著作やCD、DVD、そして全米各地でのセミナーやクルーズ旅行など、あらゆる方法でエイブラハムの言葉を求めるようになりました。 

「引き寄せの法則」自体は、何もエイブラハム&ヒックス夫妻がオリジナルというわけではありません。

「求めよ、さらば与えられん。」というイエス・キリストの言葉でも明らかなように、古今東西の優れた指導者たちは、その有効性をしっかりと認識していて、様々な表現でもって人々に伝えてきたのだと思います。


最近では、スティーブ・ジョブズが使っていた最後のiPadにその著書(「あるヨギの自叙伝」)が入っていた、と伝えられたことで、にわかにスポットライトを浴びている(笑)パラマハンサ・ヨガナンダ師も、間違いなく法則を理解していた一人ですね。

例を挙げればきりがありませんが、

「類は友を呼ぶ」
"Birds of a feather flock together."

といった類のことわざが、洋の東西を問わず存在しているのが、何よりの証拠でしょう。そう、誰がオリジナルか、なんて論じてもしょうがないのです。昔から、世界中にあったんですよ、「引き寄せの法則」は。


この数週間、先月のジェリー・ヒックスさんの死を取り巻くモヤモヤといい、最近の彼らが「引き寄せの法則」(Law of Attraction)という表現を避け、何でもカンでもThe Vortex(渦)の言葉で片付け過ぎている傾向といい、今一つ釈然としない思いを抱いていました。



そんなに重要で、霊験あらたかなマントラだったら、何で、80年代~90年代の、エイブラハム初期著作集の中で言ってくれないのよー?って、不思議に思う人は私以外にもたくさんいる(いた)、と思います。

初期の著作というのは、次の3冊(+1冊)を指します。まず、最初の本↓はHay Houseというニューエイジ・スピリチュアル系を得意とする大手の出版社に移ってから初めて出した(2005年)、彼らの出世作ですね。

楽天ブックス: 運命が好転する実践スピリチュアル・トレーニング - エスター・ヒックス : 本

続いては、「神との対話」シリーズを手がけた吉田利子さんが日本語訳を付けた、この一冊。 原著は2006年に刊行。 


【送料無料】引き寄せの法則


そして、ググッと時代を遡りまして、


【送料無料】引き寄せの法則の本質

彼らがまだ細々と通信販売でテープを売り続けていた時代の作だけあって、無駄な贅肉抜きで、メッセージがはっきりと伝わります。私はこれが一番好きですね。原著は1991年刊行。アメリカでは絶版につき、古本でしか入手できません。


ここ数回、「マリアン・ウィリアムソンの言葉より。」というタイトルの下にひとりごちてきたように、「いい気分になることが全てだ!」的な、いかにもお手軽スピ系狙いといった感じの部分には、日に日に違和感を覚えるようになって来ました。

誤解なきようにお断りしますが、エイブラハムの言葉全部を否定するつもりは無いですよ。

上に挙げた比較的初期の「引き寄せの法則」にテーマを絞った本、そして、「お金と引き寄せの本質」(原著は2008年刊、邦訳は2009年刊)、これらは内容的に見ても 非常に優れた  うまく出来た

自己啓発書

(英語で言うなら self-improvement本 もしくは self-help本 )

だと、思います。



元気になりたい!前向きになりたい!との願いを手っ取り早くかなえてくれる、という意味で、「頭痛に歯痛にバ〇ァリン!」のような、そんなありがたい存在ではないかな~、と、好意的に評価しています。

そういう本、世の中には必要ですよ。決して粗末に扱ってはいけません。


数日前のこと。Amazon.comのレビューで、エイブラハム&ヒックス夫妻の商品に一貫して一つ星のネガティブな点数ばかり与えているKyraという人物のレビューに、なぜか妙に引き込まれていったんですね。

少し前、そう、「エイブラハムとの蜜月期」だったら、全く気に留めなかったはずの反・ヒックス夫妻的発言が、妙に引っ掛かりはじめましてね。

彼女のブログ " Kyra Speaks "、そこに書き込みする「元・エイブラハムフォロワー(通称Aber)」たちの発言、常連さんの一人であるDave Stone氏の ブログ記事  の数々、そして彼らが冷静に、節度をもって伝えてくれる情報を読み、



「あぁ、そうか。他の人も同じように感じていたんだ。」と、妙に安心させられたのでした。

ジェリーの白血病発病、そしてその死(享年87歳)をきっかけに、【エイブラハム&ヒックス】という興行チームに生じた不協和音が、だんだん外に漏れ始めたようです。

これまでに得た情報を要約しますと:

★「ヴォルテックス」の用語を多用するようになったのは、ヒックス夫妻が"Law of Attraction"を商標登録しようと 2回試み、2回とも却下 されてから。;


ちなみに、"Vortex of Attraction"の方は商標登録化に成功。

★ ジェリーの病気、今年5月には「蜘蛛にかまれた(spider bite)」と説明。実は、その直後にジェリーは化学療法(キモセラピー:強い化学薬品を使って腫瘍の成長を阻止する。)を集中的に受けていた。不自然に長い沈黙の後、正式な病名を発表したのは、ジェリーの死の直前と言っても良い、11月に入ってから。

一部のファンの間には、「正直に『白血病と闘っている』と言ってくれればよかったのに。誤魔化さないでほしかった。失望した。」との声も上がっている。

ヒックス夫妻は常々、「医療保険には入らない。健康診断も受けない。でも大丈夫!」と、健康には絶大なる自信を持っていた。それだけに、今回ジェリーが病魔に倒れたことで、エイブラハムの教え自体に幻滅した人が多数出ている模様。

(とはいえ、ジェリーさんだってごく普通の人間ですよ...何と言っても御年87歳ですからね!)


★ 今まで、YouTubeでのビデオクリップや音声ファイルの公開については比較的鷹揚な態度を取って、「黙認」していたA&H側だが、この一週間(2011年12月現在)で、態度を急変。「15分以上の長い動画・音声ファイルは載せるな」と、"海賊版"をアップロードしたユーザーの一人一人に、次々と削除依頼のメールを出し始めた。


(...まぁ、これは仕方ないですよね。本来ならばお金を払って買わなきゃならないはずの「商品(動画・音声)」が、YouTube上で随分と長い事野放しになっていた、という今までがむしろ異例だったのです。ジェリーの死後、顧問弁護士にでもアドバイスされたのでしょう。)



★ 質問者は、皆、切実な問題を抱えて、高い料金を払ってセミナーに来ている。なのに、最近のエスター(エイブラハム)は、人格が変わってしまったかのように質問者を邪険に扱ったり、ひどい場合には最前列に呼んでおいて、一言もしゃべらせないまま追い返したり、といった、傍から見ても気の毒な場面が目立つ。

★ 「内部の者」と名乗る人が言うには(←これ、信じるかどうかは皆さんの判断に委ねます。)、
「指導霊集団・エイブラハムは、もうエスター・ヒックスから出て行ってしまった(left the building)」...らしい。これ、2009年の発言です。

...そっか、だから"The Vortex" は2009年の出版で、その後はヴォルテックス街道まっしぐらで行くしかなかった、というわけなのかぁ...。(以下、自粛。)

残念です。

いろいろな意味で。

あぁ、日本にいた頃にも似たような話を聞きましたっけ。

世間から見れば、地位も、名誉も、そして精神性の高さも申し分無い、と誰もが認めるような「指導者」なのに、陰ではお金儲けに走り(身内の経済事情が絡んでいたそうですが)今まで支えてきた人々を裏切ったり、貶めたり、傷付けたりした...という話。

どこの世界にでもあるんですね、この手の話って。残念です。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2011.12.18 05:23:42
コメント(7) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: