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. ★ 本日も、ご訪問有り難うございます。★ *------* ★ なごりゆき ★ 焚火の煙を 叩く風 乾いた光景に 注いだ眼差し 行く冬と 来る春の狭間で 天が雪を散らす 名残り雪 降りかかる 街 ネオンに染まる 雪を仰ぎ 私は冬に 別れを 告げた (参照)読み:狭間=はざま. 温い=ぬくい. 嘆息=嘆息 By.星原女瑪.2016.2.19.】準新作2018.2.28. (注意:詩の転載を禁ずる:シェアはご遠慮下さい) *------*------*------* 【FURIL.フリル】 今日の1品 RAKUTEN・FURILに出品しています。 ストアー名は、LAME39 です。 ひと品づつ、ご紹介します。 今回のひと品は、 ❤バレンタイン*セール】ナイルの庭オードトワレ30ml・2本 \6300-. *------*【 お知らせ 】 短編小説・心ゆくまで・は、下段に記載しています。 続きは執筆中です。お待たせして御免なさい~🙇. ***------*------*-----*------*------*------*------*** 短編小説 ミステリーロマンの世界へ、ようこそ。 拙い小説ですが、読んで戴けましたら幸いです。 *------*------*------*------* ★心ゆくまで★ 終章【2】 沙織は眩暈を覚えてベンチに座り込んだ。 胸が俄かに高鳴り、額には冷たい汗が滲んだ。 『わたしは......』 奥村沙織は額の汗を拭い、目を閉じた。 影が無いことでショックを受けた沙織は、 なんの躊躇いもなく歩いて来たことを思い、 困惑した。 当たり前のように乗っていた車椅子は、 何処に置いて来たのか覚えがなかった。 奥村沙織は胸に手を当てて、 目を開けてみた。 梅の白い花が見え、 陽の光が柔らかく降り注いでいた。 『緊急時には、遠慮なく使ってください。』 そう言われ、 渡された携帯電話が、ポケットの中に有った。 左手を伸ばして触れると、幾らか気分が落ち着き、 沙織は深く息を吸うことが出来た。 山の奥の方から、 デデッポッポ、デデッポッポと、 山鳩の鳴き声が聞こえ、 それは寂しく木霊した。 その鳴き声を聴きながら、 奥村沙織は立ち上がった。 緩やかな坂道を歩きながら、柿谷の事を思ってみた。 しかし仕事の事を考えると、 電話に触れることは出来なかった。 帰路は永遠に続くのかと思われる程に長く、 その間じゅう何故なのかと言う疑問を、 自分に打つけては苦しくなって足を止めた。 早春の陽光の下で、 トンネルを歩き続けている心地だった。 漸く玄関の前に立つと、 鍵をしまってダイニングへ向かった。 柿谷が座っていた傍らに、車椅子が有った。 だとすれば、 柿谷は立っている私に向かって挨拶をして、 出掛けて行ったのだ。 沙織は一抹の不安と寂しさを抱いて、 ベッドにもぐり込んだ。 一度は火葬場で燃やされるはずだった自分なのだ。 奥村沙織は目を閉じて、自分を鼓舞してみた。 幾らか落ち着くと、 沙織は深い眠りに落ちた。 続く】 By星原女瑪・2018.2.7. *----* ご訪問くださり、誠に有り難うございました ランキングに参加しています。ポチお願い致します。 .小説もこちらにお願いします。 応援有り難うございました ご訪問、誠に有り難うございました ★宜しかったら 又お立ち寄り下さい★ http://ping.blogmura.com/xmlrpc/qv94i9tevul1 http://blog.with2.net/link.php?1832603a
2018.02.28
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. ★ 本日も、ご訪問有り難うございます。★ . *------*------*------* ★ 早春 ★ 沈丁花に降る 雨 なんて 細やかな よろこび この 暗い 一日の向うに 暖かな 救いの日 そんな 香りが 庭一面に 漂っている By.星原女瑪(2014.5.01)2018.2.21. (注意:詩の転載を禁ずる:シェアはご遠慮下さい) 【ご報告と謝意】 皆様、心配をお掛けしてしまい失礼しました。 高熱は何十年かぶりで、 本当に辛かったです。 吐き気、寒気、高熱、発汗を、 数日繰り返して、漸く熱がりました。 2月8日から12日が、一番苦しかったです。 8日ごろより始まった悪寒は、今も残っています...。 温かな言葉や励ましの言葉を下さった皆様、 本当に癒されました。 誠に有り難うございました。 ブログの更新が、 滞ってしまいましたので、 この様なかたちで更新いたしました。 匙を投げずにコメントを下さった皆様に、 励まされ慰めを感じました。 心より感謝の意を、伝えたいです。 もう一度、ありがとうございました。 皆様の元に幸運と安らかな時が、 注がれ続きます様にと、 心より願っています。 これからも、 LAME39と*真夜中の独り言*を、 宜しくお願い致します。 2018.2.21.LAME39. 【岡信孝】 「丹波路」 日本画(紙本・岩彩) 【【書画肆しみづ】 撮影者.MASAさん. *------*------*------* 【FURIL.フリル】 今日の1品 RAKUTEN・FURILに出品しています。 ストアー名は、LAME39 です。 ひと品づつ、ご紹介します。 今回のひと品は、 ❤バレンタイン*セール】ナイルの庭オードトワレ30ml・2本 \6300-. *------*【 お知らせ 】 短編小説・心ゆくまで・は、下段に記載しています。 続きは執筆中です。お待たせして御免なさい~🙇. ***------*------*-----*------*------*------*------*** 短編小説 ミステリーロマンの世界へ、ようこそ。 拙い小説ですが、読んで戴けましたら幸いです。 *------*------*------*------* ★心ゆくまで★ 終章【2】 沙織は眩暈を覚えてベンチに座り込んだ。 胸が俄かに高鳴り、額には冷たい汗が滲んだ。 『わたしは......』 奥村沙織は額の汗を拭い、目を閉じた。 影が無いことでショックを受けた沙織は、 なんの躊躇いもなく歩いて来たことを思い、 困惑した。 当たり前のように乗っていた車椅子は、 何処に置いて来たのか覚えがなかった。 奥村沙織は胸に手を当てて、 目を開けてみた。 梅の白い花が見え、 陽の光が柔らかく降り注いでいた。 『緊急時には、遠慮なく使ってください。』 そう言われ、 渡された携帯電話が、ポケットの中に有った。 左手を伸ばして触れると、幾らか気分が落ち着き、 沙織は深く息を吸うことが出来た。 山の奥の方から、 デデッポッポ、デデッポッポと、 山鳩の鳴き声が聞こえ、 それは寂しく木霊した。 その鳴き声を聴きながら、 奥村沙織は立ち上がった。 緩やかな坂道を歩きながら、柿谷の事を思ってみた。 しかし仕事の事を考えると、 電話に触れることは出来なかった。 帰路は永遠に続くのかと思われる程に長く、 その間じゅう何故なのかと言う疑問を、 自分に打つけては苦しくなって足を止めた。 早春の陽光の下で、 トンネルを歩き続けている心地だった。 漸く玄関の前に立つと、 鍵をしまってダイニングへ向かった。 柿谷が座っていた傍らに、車椅子が有った。 だとすれば、 柿谷は立っている私に向かって挨拶をして、 出掛けて行ったのだ。 沙織は一抹の不安と寂しさを抱いて、 ベッドにもぐり込んだ。 一度は火葬場で燃やされるはずだった自分なのだ。 奥村沙織は目を閉じて、自分を鼓舞してみた。 幾らか落ち着くと、 沙織は深い眠りに落ちた。 続く】 By星原女瑪・2018.2.7. *----* ご訪問くださり、誠に有り難うございました ランキングに参加しています。ポチお願い致します。 .小説もこちらにお願いします。 応援有り難うございました ご訪問、誠に有り難うございました ★宜しかったら 又お立ち寄り下さい★ http://ping.blogmura.com/xmlrpc/qv94i9tevul1 http://blog.with2.net/link.php?1832603a
2018.02.21
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★ 本日も、ご訪問有り難うございます。★🙇.インフルエンザを引き込みました。状態が非常に悪いです。本日の挨拶や応援は、休ませて頂きます。 *------*------*------* ★ うつろい ★ ひと雨ごとに 温かくなり ひと雨ごとに 冬 とおく ひと雨ごとに 暖かくなり 春は とおく ひと雨ごとに 冷え込んで 秋 ふかく ひと雨ごとに 寒くなり 雨は 雪に 恋は とおく 想いは 胸に By.星原女瑪.(2016.9.01.)2018.2.7. (注意:詩の転載を禁ずる:シェアはご遠慮下さい)*----* ご訪問くださり、誠に有り難うございました ★宜しかったら 又お立ち寄り下さい★ http://ping.blogmura.com/xmlrpc/qv94i9tevul1 http://blog.with2.net/link.php?1832603a
2018.02.10
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. ★ 本日も、ご訪問有り難うございます。★ . *------*------*------* ★ うつろい ★ ひと雨ごとに 温かくなり ひと雨ごとに 冬 とおく ひと雨ごとに 暖かくなり 春は とおく ひと雨ごとに 冷え込んで 秋 ふかく ひと雨ごとに 寒くなり 雨は 雪に 恋は とおく 想いは 胸に By.星原女瑪.(2016.9.01.)2018.2.7. (注意:詩の転載を禁ずる:シェアはご遠慮下さい) *------*------*------* 【FURIL.フリル】 今日の1品 RAKUTEN・FURILに出品しています。 ストアー名は、LAME39 です。 ひと品づつ、ご紹介します。 今回のひと品は、 ❤バレンタイン*セール】ナイルの庭オードトワレ30ml・2本 \6300-. *------*【 お知らせ 】 短編小説・心ゆくまで・は、下段に記載しています。 短いですが続きを掲載しました。ご一読ください~🙇. ***------*------*-----*------*------*------*------*** 短編小説 ミステリーロマンの世界へ、ようこそ。 拙い小説ですが、読んで戴けましたら幸いです。 *------*------*------*------* ★心ゆくまで★ 終章【2】 沙織は眩暈を覚えてベンチに座り込んだ。 胸が俄かに高鳴り、額には冷たい汗が滲んだ。 『わたしは......』 奥村沙織は額の汗を拭い、目を閉じた。 影が無いことでショックを受けた沙織は、 なんの躊躇いもなく歩いて来たことを思い、 困惑した。 当たり前のように乗っていた車椅子は、 何処に置いて来たのか覚えがなかった。 奥村沙織は胸に手を当てて、 目を開けてみた。 梅の白い花が見え、 陽の光が柔らかく降り注いでいた。 『緊急時には、遠慮なく使ってください。』 そう言われ、 渡された携帯電話が、ポケットの中に有った。 左手を伸ばして触れると、幾らか気分が落ち着き、 沙織は深く息を吸うことが出来た。 山の奥の方から、 デデッポッポ、デデッポッポと、 山鳩の鳴き声が聞こえ、 それは寂しく木霊した。 その鳴き声を聴きながら、 奥村沙織は立ち上がった。 緩やかな坂道を歩きながら、柿谷の事を思ってみた。 しかし仕事の事を考えると、 電話に触れることは出来なかった。 帰路は永遠に続くのかと思われる程に長く、 その間じゅう何故なのかと言う疑問を、 自分に打つけては苦しくなって足を止めた。 早春の陽光の下で、 トンネルを歩き続けている心地だった。 漸く玄関の前に立つと、 鍵をしまってダイニングへ向かった。 柿谷が座っていた傍らに、車椅子が有った。 だとすれば、 柿谷は立っている私に向かって挨拶をして、 出掛けて行ったのだ。 沙織は一抹の不安と寂しさを抱いて、 ベッドにもぐり込んだ。 一度は火葬場で燃やされるはずだった自分なのだ。 奥村沙織は目を閉じて、自分を鼓舞してみた。 幾らか落ち着くと、 沙織は深い眠りに落ちた。 続く】 By星原女瑪・2018.2.7.*---* 終章【1】 柿谷貴次が出掛けると、 部屋が一段と広く感じられた。 鍵を掛けてリビングに入ったが、 テレビは観る気になれなかった。 もう再びは会えないだろう母の顔でも見たら、 泣き崩れて仕舞いそうだった。 沙織はキッチンに入って食器でも洗おうとしたが、 柿谷は綺麗に片付けけていた。『 ふうぅ…』溜め息をひとつ漏らすと、 奥村沙織は時計に視線を当てた。 時計の針は、1時近かった。 沙織は部屋に戻ると、クローゼットを開けてみた。 上品なキャメル色のダスターコートが下がっていた。 手を伸ばして羽織ると、玄関に向かった。 約束通り鍵をポストの隠し箱にしまい、 奥村沙織は歩き出した。 門の外に出ると、初春の風が頬を撫でた。 さすがに八王子の丘は未だ春浅く、 頬に感じる風は冷たかった。 何処に隣の建物が在るのか、 辺りは緑に囲まれ人気もなかった。 沙織が屋敷前の緩やかな坂道を上り始めると、 小鳥の囀ずりが心地よく響き、その背を押した。 30分ほど登り続けると、山の木々に囲まれた。 其処でアスファルトの路が途絶え、山道が延びていた。 小高い丘の一角は少しばかり平に削られ、 素朴なベンチが据え付けて有った。 コートの侭で腰かけると、梅の香がした。 何とも優しく、気持ちの良い香りだった。 奥村沙織は、そっと辺りを見回した。 右手の斜面に、白い花を付けた梅の木が見えた。 香りに誘われて、沙織は腰を上げた。 苔むした老梅の木が数本あって、 それぞれが白い梅の花を咲かせていた。 沙織は目を閉じて、梅の香を堪能した。 暫し動かずにいると、 『ガサガサ...』 足元に何かが動く気配がした。 叫びそうになるのを抑えて目を開けると、 野生のリスが2匹、梅の木を登っていた。 リスが仲睦まじく遊ぶのを眺めるのは、楽しかった。 奥村沙織は、その癒しに暫く甘んじていた。 しかし野生のリスは素早く木を下りて、 平地を横切り去って行った。 太い尻尾の影が重なり合い、 リス達は尚更に仲睦まじく見えた。 奥村沙織はベンチに戻りかけて、ハッと足を止めた。 足元に視線を落とした侭で、 ゆっくりと360度回ってみた。 気を取り直した様に、もう一度回ってから、 沙織は叫びそうになった。 何処にもなかったのだ、 奥村沙織には影が無かった。 続く】 By.星原女瑪・2018.1.26.*----* ご訪問くださり、誠に有り難うございました ランキングに参加しています。ポチお願い致します。 .小説もこちらにお願いします。 応援有り難うございました ご訪問、誠に有り難うございました ★宜しかったら 又お立ち寄り下さい★ http://ping.blogmura.com/xmlrpc/qv94i9tevul1 http://blog.with2.net/link.php?1832603a
2018.02.07
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★ 本日も、ご訪問有り難うございます。★ . ★ 薄氷粧 ★ 薄氷粧 割ってごらん 赤い魚が見えるから 凍える指で捕まえて 午後の陽射しに 翳してごらん 生きているなら 跳ねるから 薄氷粧 割ってごらん 水があったら 泳いでごらん 赤い魚が住んでたら 溺れたふりして 呼んでごらん 聞こえていたら 来てくれるから 大きな声で 呼んでごらん 少しは躰があたたまるから 見詰めていないで 割ってごらん 参照・薄氷粧(うすらいしょう) By.星原女瑪(2013.11.01)2015.1.06. (注意・文章と写真の転載を禁ずる)この作品は、氷と赤い金魚が主題です。 これは、恋愛と友情の機微と共に人生を描いています。 105歳【小倉遊亀】 「赤富士」 版画6号 ★★★ 最近は再掲が多くなり、 大変に恐縮しております。 新しい詩を産み出すことは、 詩を完成させるのは、 実に難しいです。 何度も推敲を繰り返し、出来上がります。 それでも満足な詩は、 なかなか書けません。 多分、私の力不足なのでしょう。 詩を作品として放つことには、 勇気が要ります。 詩人、萩原朔太郎は、 【詩は、言葉以上の言葉】 と言っています。 その様なものが、簡単に出来る筈もなく、 もちろん作為では出来ません。 拙い詩ですが、 読んで下さり、有り難うございました。 By.星原女瑪.2018.2.06. ランキングに参加しています。ポチお願い致します。小説もこちらにお願いします。 応援有り難うございました *------*------*------* 【FURIL】 今日の1品 RAKUTEN・FURILに出品しています。 ストアー名は、LAME39 です。 ひと品づつ、ご紹介します。 今回のひと品は、*------* グッチ・GG柄ベージュ・シェリー・ブラウンレザー・長財布 \8300-. *------*------*------*------*【 お知らせ 】 短編小説・心ゆくまで・は、下段に記載しています。 続きは執筆中です。もう少しお待ち下さいね...🙇. ***------*------*-----*------*------*------*------*** 短編小説 ミステリーロマンの世界へ、ようこそ。 拙い小説ですが、読んで戴けましたら幸いです。 *------*------*------*------* ★心ゆくまで★ 最終【1】柿谷貴次が出掛けると、部屋が一段と広く感じられた。鍵を掛けてリビングに入ったが、テレビは観る気になれなかった。もう再びは会えないだろう母の顔でも見たら、泣き崩れて仕舞いそうだった。沙織はキッチンに入って食器でも洗おうとしたが、柿谷は綺麗に片付けけていた。『ふうぅ…』溜め息をひとつ漏らすと、奥村沙織は時計に視線を当てた。時計の針は、1時近かった。沙織は部屋に戻ると、クローゼットを開けてみた。上品なキャメル色のダスターコートが下がっていた。手を伸ばして羽織ると、玄関に向かった。約束通り鍵をポストの隠し箱にしまい、奥村沙織は歩き出した。門の外に出ると、初春の風が頬を撫でた。さすがに八王子の丘は未だ春浅く、頬に感じる風は冷たかった。何処に隣の建物が在るのか、辺りは緑に囲まれ人気もなかった。沙織が屋敷前の緩やかな坂道を上り始めると、小鳥の囀ずりが心地よく響き、その背を押した。30分ほど登り続けると、山の木々に囲まれた。其処でアスファルトの路が途絶え、山道が延びていた。小高い丘の一角は少しばかり平に削られ、素朴なベンチが据え付けて有った。コートの侭で腰かけると、梅の香がした。何とも優しく、気持ちの良い香りだった。奥村沙織は、そっと辺りを見回した。右手の斜面に、白い花を付けた梅の木が見えた。香りに誘われて、沙織は腰を上げた。苔むした老梅の木が数本あって、それぞれが白い梅の花を咲かせていた。沙織は目を閉じて、梅の香を堪能した。暫し動かずにいると、『ガサガサ...』足元に何かが動く気配がした。叫びそうになるのを抑えて目を開けると、野生のリスが2匹、梅の木を登っていた。リスが仲睦まじく遊ぶのを眺めるのは、楽しかった。奥村沙織は、その癒しに暫く甘んじていた。しかし野生のリスは素早く木を下りて、平地を横切り去って行った。太い尻尾の影が重なり合い、リス達は尚更に仲睦まじく見えた。奥村沙織はベンチに戻りかけて、ハッと足を止めた。足元に視線を落とした侭で、ゆっくりと360度回ってみた。気を取り直した様に、もう一度回ってから、沙織は叫びそうになった。何処にもなかったのだ、奥村沙織には影が無かった。続く】 By.星原女瑪・2018.1.26. 其の四【3】目覚めると、コーヒーの香りがした。『柿谷さん』沙織が声を掛けると、開いたドアの所から、『沙織さん、おはようございます』柿谷の爽やかな笑顔が見えた。『柿谷さん、おはようございます』沙織が挨拶をすると、『車椅子に乗りましょう』そう言って、柿谷は部屋に入って来た。リビングの奥のキッチンに入ると、トーストの香りがした。『朝食だったのですね。いい香りだわ』柿谷は沙織の横で、パンを頬張った。『どうですか、食欲は出て来ましたか』柿谷はコーヒーカップを手に、佐織を見た。『柿谷さん、不思議だと思いませんか…』『はあ、何か…』『ええ、私ったら人間らしい欲が無くなってしまって…。 あれきりトイレも食欲も…、お水も飲んで無いんですもの。 変ですよね。柿谷さん、そうでしょ………』柿谷は幾らか顔を曇らせて、僅かのあいだ沈黙した。『どんな力が働いたら、 こんな不思議な現象が起こるのかしら…』畳み込む様に尋ねた沙織に、『沙織さん、取り敢えず落ち着いてください。 今は気分が悪い訳ではない様ですし、 その事は後で話しませんか』いつの間にか柿田の瞳は、沙織の顔に当てられていた。『僕の仕事は、今日の13時から明日の18時迄なので、 明日の夜には帰宅できます。夕食は買って来ますから、 一緒に過ごしましょう。その後で話しましょう。 それで良いですか…』話終えて、柿谷はコーヒーを飲み干した。『沙織さん、留守中のことが心配なのですが、 一人で過ごせそうですが…』沙織は改めて訊かれるまで気付かなかったが、不安は感じなかった。柿谷は12時前に支度を済ませ、玄関に立った。『沙織さん、ひとつだけ聞いてください。 テレビを観ても構わないのですが、 世間は貴女の失踪で大騒ぎになっています。 テレビでは、貴女の失踪を躍起になって放送しています。 テレビを観る時には、 どうか心して観ててぐださい。いいですね』柿谷に視線を当てられて、沙織は力なく返事を返した。続く】*----* ご訪問くださり、誠に有り難うございました ランキングに参加しています。ポチお願い致します。 .小説もこちらにお願いします。 応援有り難うございました ご訪問、誠に有り難うございました ★宜しかったら 又お立ち寄り下さい★ http://ping.blogmura.com/xmlrpc/qv94i9tevul1 http://blog.with2.net/link.php?1832603a
2018.02.06
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ご訪問下さり、有り難うございます ★ 寒椿 ★ 雪の中に ぽつん 寒さの中で燃えている 凍えた心に ぽつん 温もりが 灯った ありがとう 寒椿 君は強いね 寒椿 By.星原女瑪(2013.1.3)2018.2.1 (注意:詩の転載を禁ずる.シェアはご遠慮ください) ランキングに参加しています。ポチお願い致します。小説もこちらにお願いします。 応援有り難うございました 【FURIL】 今日の1品 RAKUTEN・FURILに出品しています。 ストアー名は、LAME39 です。 ひと品づつ、ご紹介逸します。 今回のひと品は、フォーターオパールのリングです。 ❤バレンタイン*セール】 圧巻の美K18ウォターオパール2.95CT.ダイヤリング ¥134,000 送料込 すぐに購入可 2018.2.03. *------*------*------*------* 【 お知らせ 】 短編小説・心ゆくまで・は、下段に記載しています。 続きは執筆中です。もう少しお待ち下さいね...🙇. ***------*------*------*------*** 短編小説 ミステリーロマンの世界へ、ようこそ。 拙い小説ですが、読んで戴けましたら幸いです。 最終章【1】柿谷貴次が出掛けると、部屋が一段と広く感じられた。鍵を掛けてリビングに入ったが、テレビは観る気になれなかった。もう再びは会えないだろう母の顔でも見たら、泣き崩れて仕舞いそうだった。沙織はキッチンに入って食器でも洗おうとしたが、柿谷は綺麗に片付けけていた。『ふうぅ…』溜め息をひとつ漏らすと、奥村沙織は時計に視線を当てた。時計の針は、1時近かった。沙織は部屋に戻ると、クローゼットを開けてみた。上品なキャメル色のダスターコートが下がっていた。手を伸ばして羽織ると、玄関に向かった。約束通り鍵をポストの隠し箱にしまい、奥村沙織は歩き出した。門の外に出ると、初春の風が頬を撫でた。さすがに八王子の丘は未だ春浅く、頬に感じる風は冷たかった。何処に隣の建物が在るのか、辺りは緑に囲まれ人気もなかった。沙織が屋敷前の緩やかな坂道を上り始めると、小鳥の囀ずりが心地よく響き、その背を押した。30分ほど登り続けると、山の木々に囲まれた。其処でアスファルトの路が途絶え、山道が延びていた。小高い丘の一角は少しばかり平に削られ、素朴なベンチが据え付けて有った。コートの侭で腰かけると、梅の香がした。何とも優しく、気持ちの良い香りだった。奥村沙織は、そっと辺りを見回した。右手の斜面に、白い花を付けた梅の木が見えた。香りに誘われて、沙織は腰を上げた。苔むした老梅の木が数本あって、それぞれが白い梅の花を咲かせていた。沙織は目を閉じて、梅の香を堪能した。暫し動かずにいると、『ガサガサ...』足元に何かが動く気配がした。叫びそうになるのを抑えて目を開けると、野生のリスが2匹、梅の木を登っていた。リスが仲睦まじく遊ぶのを眺めるのは、楽しかった。奥村沙織は、その癒しに暫く甘んじていた。しかし野生のリスは素早く木を下りて、平地を横切り去って行った。太い尻尾の影が重なり合い、リス達は尚更に仲睦まじく見えた。奥村沙織はベンチに戻りかけて、ハッと足を止めた。足元に視線を落とした侭で、ゆっくりと360度回ってみた。気を取り直した様に、もう一度回ってから、沙織は叫びそうになった。何処にもなかったのだ、奥村沙織には影が無かった。続く】 By.星原女瑪・2018.1.26. 其の四【3】目覚めると、コーヒーの香りがした。『柿谷さん』沙織が声を掛けると、開いたドアの所から、『沙織さん、おはようございます』柿谷の爽やかな笑顔が見えた。『柿谷さん、おはようございます』沙織が挨拶をすると、『車椅子に乗りましょう』そう言って、柿谷は部屋に入って来た。リビングの奥のキッチンに入ると、トーストの香りがした。『朝食だったのですね。いい香りだわ』柿谷は沙織の横で、パンを頬張った。『どうですか、食欲は出て来ましたか』柿谷はコーヒーカップを手に、佐織を見た。『柿谷さん、不思議だと思いませんか…』『はあ、何か…』『ええ、私ったら人間らしい欲が無くなってしまって…。 あれきりトイレも食欲も…、お水も飲んで無いんですもの。 変ですよね。柿谷さん、そうでしょ………』柿谷は幾らか顔を曇らせて、僅かのあいだ沈黙した。『どんな力が働いたら、 こんな不思議な現象が起こるのかしら…』畳み込む様に尋ねた沙織に、『沙織さん、取り敢えず落ち着いてください。 今は気分が悪い訳ではない様ですし、 その事は後で話しませんか』いつの間にか柿田の瞳は、沙織の顔に当てられていた。『僕の仕事は、今日の13時から明日の18時迄なので、 明日の夜には帰宅できます。夕食は買って来ますから、 一緒に過ごしましょう。その後で話しましょう。 それで良いですか…』話終えて、柿谷はコーヒーを飲み干した。『沙織さん、留守中のことが心配なのですが、 一人で過ごせそうですが…』沙織は改めて訊かれるまで気付かなかったが、不安は感じなかった。柿谷は12時前に支度を済ませ、玄関に立った。『沙織さん、ひとつだけ聞いてください。 テレビを観ても構わないのですが、 世間は貴女の失踪で大騒ぎになっています。 テレビでは、貴女の失踪を躍起になって放送しています。 テレビを観る時には、 どうか心して観ててぐださい。いいですね』柿谷に視線を当てられて、沙織は力なく返事を返した。続く】*----* ご訪問くださり、誠に有り難うございました ランキングに参加しています。ポチお願い致します。小説もこちらにお願いします。 応援有り難うございました ご訪問、誠に有り難うございました ★宜しかったら 又お立ち寄り下さい★ http://ping.blogmura.com/xmlrpc/qv94i9tevul1 http://blog.with2.net/link.php?1832603a
2018.02.03
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ご訪問下さり、有り難うございます ★ 寒椿 ★ 雪の中に ぽつん 寒さの中で燃えている 凍えた心に ぽつん 温もりが 灯った ありがとう 寒椿 君は強いね 寒椿 By.星原女瑪(2013.1.3)2018.2.1 (注意:詩の転載を禁ずる.シェアはご遠慮ください) プロフが終了しましたね。 とても便利な機能だったので、 実に残念です.........。 これからはブログだけの世界。 皆様、宜しくお願い致します。 お知らせしたいことが有ります。 私のブログでは、返信は書き込みません。 一部の例外を除き、 自身のブログに返信は書き込みません。。 出来るだけ、 皆様のブログに書き込みをする様、 努力いたします。 🙇 どうか、ご容赦ください。 これからも、 【真夜中の独り言】を、 宜しくお願い致します。 LAME39(星原女瑪)2018.2.1 ランキングに参加しています。ポチお願い致します。 .小説もこちらにお願いします。 応援有り難うございました 【 お知らせ 】 短編小説・心ゆくまで・は、下段に記載しています。 続きを読んで頂けましたら、幸いです...🙇. ***------*------*-----*------*------*------*------*** 短編小説 ミステリーロマンの世界へ、ようこそ。 拙い小説ですが、読んで戴けましたら幸いです。 最終章【1】柿谷貴次が出掛けると、部屋が一段と広く感じられた。鍵を掛けてリビングに入ったが、テレビは観る気になれなかった。もう再びは会えないだろう母の顔でも見たら、泣き崩れて仕舞いそうだった。沙織はキッチンに入って食器でも洗おうとしたが、柿谷は綺麗に片付けけていた。『ふうぅ…』溜め息をひとつ漏らすと、奥村沙織は時計に視線を当てた。時計の針は、1時近かった。沙織は部屋に戻ると、クローゼットを開けてみた。上品なキャメル色のダスターコートが下がっていた。手を伸ばして羽織ると、玄関に向かった。約束通り鍵をポストの隠し箱にしまい、奥村沙織は歩き出した。門の外に出ると、初春の風が頬を撫でた。さすがに八王子の丘は未だ春浅く、頬に感じる風は冷たかった。何処に隣の建物が在るのか、辺りは緑に囲まれ人気もなかった。沙織が屋敷前の緩やかな坂道を上り始めると、小鳥の囀ずりが心地よく響き、その背を押した。30分ほど登り続けると、山の木々に囲まれた。其処でアスファルトの路が途絶え、山道が延びていた。小高い丘の一角は少しばかり平に削られ、素朴なベンチが据え付けて有った。コートの侭で腰かけると、梅の香がした。何とも優しく、気持ちの良い香りだった。奥村沙織は、そっと辺りを見回した。右手の斜面に、白い花を付けた梅の木が見えた。香りに誘われて、沙織は腰を上げた。苔むした老梅の木が数本あって、それぞれが白い梅の花を咲かせていた。沙織は目を閉じて、梅の香を堪能した。暫し動かずにいると、『ガサガサ...』足元に何かが動く気配がした。叫びそうになるのを抑えて目を開けると、野生のリスが2匹、梅の木を登っていた。リスが仲睦まじく遊ぶのを眺めるのは、楽しかった。奥村沙織は、その癒しに暫く甘んじていた。しかし野生のリスは素早く木を下りて、平地を横切り去って行った。太い尻尾の影が重なり合い、リス達は尚更に仲睦まじく見えた。奥村沙織はベンチに戻りかけて、ハッと足を止めた。足元に視線を落とした侭で、ゆっくりと360度回ってみた。気を取り直した様に、もう一度回ってから、沙織は叫びそうになった。何処にもなかったのだ、奥村沙織には影が無かった。続く】 By.星原女瑪・2018.1.26. 其の四【3】目覚めると、コーヒーの香りがした。『柿谷さん』沙織が声を掛けると、開いたドアの所から、『沙織さん、おはようございます』柿谷の爽やかな笑顔が見えた。『柿谷さん、おはようございます』沙織が挨拶をすると、『車椅子に乗りましょう』そう言って、柿谷は部屋に入って来た。リビングの奥のキッチンに入ると、トーストの香りがした。『朝食だったのですね。いい香りだわ』柿谷は沙織の横で、パンを頬張った。『どうですか、食欲は出て来ましたか』柿谷はコーヒーカップを手に、佐織を見た。『柿谷さん、不思議だと思いませんか…』『はあ、何か…』『ええ、私ったら人間らしい欲が無くなってしまって…。 あれきりトイレも食欲も…、お水も飲んで無いんですもの。 変ですよね。柿谷さん、そうでしょ………』柿谷は幾らか顔を曇らせて、僅かのあいだ沈黙した。『どんな力が働いたら、 こんな不思議な現象が起こるのかしら…』畳み込む様に尋ねた沙織に、『沙織さん、取り敢えず落ち着いてください。 今は気分が悪い訳ではない様ですし、 その事は後で話しませんか』いつの間にか柿田の瞳は、沙織の顔に当てられていた。『僕の仕事は、今日の13時から明日の18時迄なので、 明日の夜には帰宅できます。夕食は買って来ますから、 一緒に過ごしましょう。その後で話しましょう。 それで良いですか…』話終えて、柿谷はコーヒーを飲み干した。『沙織さん、留守中のことが心配なのですが、 一人で過ごせそうですが…』沙織は改めて訊かれるまで気付かなかったが、不安は感じなかった。柿谷は12時前に支度を済ませ、玄関に立った。『沙織さん、ひとつだけ聞いてください。 テレビを観ても構わないのですが、 世間は貴女の失踪で大騒ぎになっています。 テレビでは、貴女の失踪を躍起になって放送しています。 テレビを観る時には、 どうか心して観ててぐださい。いいですね』柿谷に視線を当てられて、沙織は力なく返事を返した。続く】*----* ご訪問くださり、誠に有り難うございました ランキングに参加しています。ポチお願い致します。 .小説もこちらにお願いします。 応援有り難うございました ご訪問、誠に有り難うございました ★宜しかったら 又お立ち寄り下さい★ http://ping.blogmura.com/xmlrpc/qv94i9tevul1 http://blog.with2.net/link.php?1832603a
2018.02.01
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