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“今年は夏らしい夏がなかった・・”と、あちこちでそんな言葉を聞きました。チビが小1の時、草千里09のイベントにタンデムで参加。それ以来毎年夏休みの恒例行事となった、父と子の親分・子分のバイク旅。そのチビも早や6年生です。毎年行くのを楽しみにしていましたが、今や半分は父親に付き合うという感覚もあるのかもしれません。最近、体が何かやたら大きくなっていくのを感じます。出発の朝、直前になって “とうさん、カードを持って行ってもいい?”“ハァ・・”まだまだ精神的には、・・・です。毎年2泊3日で行先は阿蘇方面なのですが、どういうルートで行くかはもう行き当たりばったり。初めて上がってみる玖珠町の伐株山(きりかぶやま)。平坦で見晴らしの良い山頂に、長いブランコ。子分は漕ぐ漕ぐ、親分も童心に返ります。ワタシが行ってみたかった押戸石(おしといし)。阿蘇の外輪山北側に位置し、360度の展望。小高い丘の上には巨石群。いろいろな伝説があるようです。方位磁石をあてるとクルクル回ります。親分、充電中。毎回お約束の草千里。草千里09で炎天下の中、何時間も並んだところでチビの思い入れも強いようです。小1の夏。この頃はまるで幼児のように見えてしまいます。夜はカードゲーム(笑)で対戦です。う~む、親子対決をするために持ってきたのかも・・。しかし、カードが難解複雑。1枚1枚キャラクターの特徴や能力がこれまた小さい文字でたくさん書かれていて、親分、とても覚えきれません。でも勝ちました。まあ正確には勝たせてくれたというか、かなり手加減しているのでしょう。こちらもなぜ勝ったのかがよく分からない。旅の解放感からなのか、いろいろなことを話し出します。学校のことなんかも日頃めったに言わないのに・・。その内、“おみやげ買ってもいい?”とモジモジ。“かあさんにか?” “いや、かあさんにじゃない・・・”どうやらガールフレンドがいるらしいのです。・・・やっ、やるなあ~、少年。2日間はなんとか天気がもったものの、最終日は朝から雨模様です。子分にもちょっと疲れが。今日は山登りの予定。実は出発前に、“国東半島には4つの無明橋があるらしい。ひとつは去年行った天念寺”てなことをつい、ポロッと言ってしまったのです。となると、当然“行ってみたい!”となるわけですね。内心、軽く後悔しながら“お~、じゃあ行こうか”と。いつの頃からか旅の終わりには『修行』という、親分的にはよろしくない流れが出来てしまいました。雨の降る中、今回は無理だなあと思いつつ、夷耶馬という中山仙境に向けて走ります。到着すると、・・アレッ、雨が止んでしまいます。ちょっと青空も。こうなれば親分、腹を決めるしかありません。草で足が濡れるだろうからカッパのズボンを履いて、行けるとこまで行ってみようか・・デス。登り始めると次々とクモの巣の洗礼を受け、棒切れを持って子分が露払い。今日はまだ誰も登っていないということです。日頃運動不足には、山の稜線に出るまでが特にキツイのです。ハアハア、ゼイゼイをチビに悟られないようにゆっくり進んでいると、“んっ、とうさん。きついの?”“バッ、バカ言え。・・滑ったりしたらアブナイないだろ。・・滑ったら”なんか毎年同じやりとりをしている様な感じです。でも、元剣道少年はサッカー少年には負けられないのです。鎖場。修験者の道ならではです。30分くらいで着きました。ですが・・。・・渡れそうな気もしますが、いやいや、ここは止めておきましょう。片足だけそっと橋にのせています。さて、これからどうするか。進むか、元の道を引き返すのか。どちらにしても、去年の天念寺無明橋の様な絶望的な迷走は避けたい。ただ一本道の様な感じで、迷いそうな分岐では赤いテープの目印が枝に。ありがたいです。天気ももちそうで、濡れて滑りやすいところもありますが気を付けて行けば・・。再び出発です。率先して前を行く子分。なかなか頼もしいです。ただ調子に乗りやすいところがあるので、“鎖をちゃんと持って、でもあまりそれに頼らないように・・”と。日頃なかなか言うことを聞かなくなっている年頃ですが、今日は忠実に守っているようで、慎重に登っています。いつもこのくらい素直だといいなあ。ねじり鉢巻きもいい味だしてます。大小のピークを上がっては下りの繰り返しで、やがて三角点のある1番のピークに。達成感を共有できる。幸せな事です。ふと、息子とこんなことをいつまで続けられるだろうか・・。ちょっとしみじみ。ナイフのエッジの様な道を慎重に。落ちたらアウトです。隠洞穴で小休止。あと少し。下りは気が緩むのか、チビも何回となくこけて泥だらけ。結局、2時間半あまりで無事下山することが出来ました。ホッです。小1からの親分・子分のバイク旅。チビも大きく成長しました。7歳の頃。いやあ、チビイです。バイクにも少し興味が出てきたようです。いつになく触ったり跨ってみたり。いずれ乗るようになるかどうかわかりませんが、以前から言ってあります。“バイクは自分で買えよ。自分でな”と。“来年はどうする?”“うん、行きたい”“そうか~。(父はちょっとうれしいぞ)”“別に阿蘇でなくても、行きたいところでいいぞ”“う~ん、じゃあ砂丘に行ってみたい!”“よし、わかった”中国地方で砂丘と言えば、鳥取砂丘が有名です。んっ、だが待てよ。砂丘のあとは流れ的に大山に登る・・、なんてことにならなきゃいいのですが。
2014.09.30
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“とうさん、これがドカン?”“ドラエモンに出てくるやつの・・”“んっ、ドラエモン?ドカンって・・。・・お~っそうだそうだっ”見れば土管(まあ正確には土管ではないでしょうけど)が積んであるのです。“僕、初めて見たよ”ワタシがこどもの頃には、日常に当たり前のようにあった光景です。日々の遊びの中で、いろいろな想定でそこが基地となり、ある時には飛行機となり・・。・・・なるほど。今やチビたちの世代では、のび太やジャイアンたちが遊んでいる空地にあるものなのですね。そう言えば今の子は家に帰るまでトイレを我慢しますが、ワタシらの頃はそこらに自由に・・(笑)う~む、そうなのかと父は世代の隔たりをしみじみと。先のツーリングの小休止で。
2014.09.08
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