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今月、一人の寮生が自立を果たします。とは言ってもまだ学生なので、完全な自立ではありませんが・・・。 この子との出会いは2年前のちょうど今頃でした。当時はまだ中学生で、ずいぶん手を焼いた記憶があります。彼女は小学5年の時から学校に行けなくなり、寮に来ました。一見すると明るく、おてんばな子で、誰もが「不登校とは思えない」と言います。事実、寮に来て約半年で友達も出来、料理や洗濯などもテキパキこなし、進学に対する意欲も高まってきました。 しかし、はたから見ると「特に問題のない子」なのですが、明らかに彼女には不足しているものがありました。それは年相応の「人生経験」です。それゆえに、彼女はとても刹那主義というか、「今この瞬間が良ければ、それで良い」という考えで常に行動をしていました。それがたたり、せっかく友達ができてもすぐ喧嘩してしまったり、敬遠されたりしてしまいます。この行動はもちろん親に対しても変わらなかったので、親とも衝突が絶えませんでした。 このような言動から、彼女はしばしば「自己中心的な子」という評価を受けました。しかし私はその評価は誤りだと思います。彼女は「自己中心的な子」なのではなく、「精神的に幼すぎる子」なのです。以前にも書きましたが、引きこもった時点でその子の精神的な成長は止まります。つまり、この子の場合、精神年齢はまだ小学5年生のままなのです。 しかし、寮で生活を始めて早2年。アルバイトを始め、学校にも通いだし、たくさんの人との触れ合いから、彼女は急速に成長を始めました。まだ少し不安なところはありますが、笑顔で見送ってあげようと思います。 「おめでとう!」
2007.07.23
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最近、人と会う機会が多い毎日を送っています。今日も、「発達障害」を抱える女の子のカウンセリングをしました。 彼女は自分の恋人の親族が亡くなられ、そのお葬式に参列しました。しかし、残念ながら彼女には「暗黙のルール(いわゆる常識・マナー)」というものは理解できませんでした。結果として、とても「非常識な子」と非難され、傷ついて帰ってきたそうです。 彼女は私に言いました。「私の正しいと思ったことがどうしても受け入れられない」と。彼女の抱える障害は目には見えません。それゆえ、他人には理解されがたいものです。この、「目に見えない障害」のために彼女はどれほどつらい目に遭ったことでしょう。私に出来ることは、一日でも早く彼女のように「目に見えない障害」に苦しむ人たちが受け入れられる環境を作ってあげることぐらいです。 彼女とはこれからも長くお付き合いすることになるでしょう。
2007.07.21
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