不登校や引きこもり、その他様々な心の悩みを抱える人達へ
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人材不足が叫ばれる昨今、「募集しても人が来ない!」と同じくらい「優秀な人材が集まらない!」という声もよく聞きます。その他にも「なんでもっと仕事が出来るようにならないんだ」「いつまでたっても手が掛かる…」「全く仕事を任せる事が出来ない!!」「最近の若者は何を考えているのか?」「今と違って昔は良かった…」等々。どうですか?ここに挙げた台詞は一つくらい覚えがありませんか?かくいう私も、今から七年前まではこのセリフをものの見事に全て網羅していました。「うちの社員は全く使えない!」と外部の方に堂々と言ってしまった事もあります。実際、当時の現場はひどい有様でした。専門職なのに勉強が大嫌い、上司の指示も気に食わない、会社の方針なんて考えた事もない。とどめは、自分の会社の「正式名称」も言えない!社員が二人以上集まれば会社と上司の悪口に花を咲かせ、新人が入ってくれば「こんな会社早く辞めた方がいいぞ」と脅す。トップも社員もお互いがお互いを軽蔑し、ののしりあい、馬鹿にしていました。ピーク時には、会社の本棚に私が購入した「社員を上手にクビにする方法」という本と、社員が購入した「会社を訴えたい時に読む本」が並べておいてあるほどでした(笑)そんな最悪な職場環境の中で、私はある言葉と出会いました。それは、「バカな社員を育てたあなた(経営者)がバカ」という言葉です。私の価値観が百八十度変わった瞬間でした。私は経営者になってから、正直に言えば天狗になっていました。二十四才で法人を立ち上げ、紆余曲折はあったにせよ事業自体はうまくいっていた。収入も安定し、肩書も立派。周囲からは「成功者」とちやほやされる。普通であれば、二十代中盤は少しずつ仕事に慣れ、安い給料で朝早くから夜遅くまで働き、上司の顔色を窺って、それでも叱られ、歯を食いしばって頑張っている年代です。私は、自分を取り巻く環境に勝手に酔いしれ、法人も社員もまるで「経営者の所有物」の如く考えていた。さらに、自分自身は多くの人の助けがあってここまで来たのに、それを忘れ、社員には「会社がいちいち助けなくても、自分で勝手に成長するだろう。なぜなら社会人(大人)なんだから。」とか「給料を貰って働いているのだから、もう少し責任感を持って当然だ」と社員の「自主性」をどこまでも求めていました。しかし、先の言葉で全ての原因は私(経営者)にあるのだと悟った。この言葉には続きがあります。「社員の誕生日も、趣味も、好きな食べ物一つも知らないくせに、勝手に愛社精神を発揮し、ぐんぐん成長してくれると思っているのは経営者の傲慢以外の何物でもない」私は、この業界に入り最初に先輩から教えられた事は、お客様に関心を持つという事です。お客様の事を何一つ知らないのに、信頼して頂く事は出来ない。お客様を知ろう・知りたいという想いが「アセスメント」という仕事になり、そのアセスメントを通してラポールを形成していく。しかし、なぜか部下に対してはこの過程を飛ばそうとする経営者(上司)は多い。自分の誕生日に「誕生日おめでとう」の一言もない上司や、たまに食事に誘われれば自分の好きなところにしか連れて行かない上司と、自分の誕生日をちゃんと覚えていてくれる上司や、部下の好みを聞いて、行き先を決めてくれる上司とどちらについて行きたいと思いますか?当然後者ですよね。顔を見れば小難しい仕事の話か、説教しかしない上司と、自分の趣味に合わせて話を聞いてくれる上司とどちらが話しやすいですか?私は社員の誕生日だけでなく、社員の家族の誕生日まで把握しています。毎月社員の誕生日会も私が主催で開催しますし、育児や介護の悩みなども積極的に聞きます(当事を集めてお茶会などを実施します)。忘年会では三時間かけて全社員の「頑張った事」や「来年の目標」を一人ずつひたすら聞き、頭を下げて感謝の気持ちを伝えます。年賀状は全社員手書きです。月に二,三回はスケジュールを決めて部下と食事会もします。だから全社員の趣味だけでなく、今困っている事や、将来やりたい事もほとんど把握しています。正社員だけでも八十名以上いるにも関わらずです。だからこそ、年賀状の裏面にびっしり手書きでメッセージを書く時も、「書く事が思いつかない」という事は一切ありません。すらすらと書けてしまいます。私が部下の事を「知ろう・知りたい」とあらゆる手を尽くすので、部下も積極的に教えてくれます。私は、部下の事を知る為に費やす時間と手間とお金を惜しみません。だからこそ、かれらも関心を持ってくれる会社の為に・上司の為に「もっと頑張ろう」と常に前向きになり、結果的に大きく成長してくれるのです。 理事長 笹谷 寛道
2018.01.31
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