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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2007.12.24
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カテゴリ: 教育・子育て

 これは、本著の帯に、デカデカと書かれているコピー。
 「子どもは教育サービスの消費者である」
 これは、本著の表紙カバーの概説冒頭に書かれている言葉。

 なかなか刺激的な言葉が、次々に並んでいます。
 学校で学ぶ児童や生徒を、「消費者」として捉えようとするこの本、
 諏訪哲二さんなら、どうコメントするのかな?
 でも、本著の参考資料に、 『なぜ勉強させるのか?』 は、ちゃんと入っています。



まさに、その通りだと思います。
馬を水辺まで連れて行くことはできても、馬にその水を飲ませることはできません。
(あくまでも例えです。子どもが馬と同じだと言ってるのではありません。念のため。)
いかにして、子どもを「その気にさせる」かが、学校教育最大の課題です。

  強制されなければ勉強できない状態にしたのは親や教師を含む大人の責任である。

潜在的に、子どもには知的探求心があるから、
それが消失したとしたら、大人の責任なんだそうです。
でも、誰もが、どんなことに対しても、同じように、
知的探求心を発揮し続けることができるものなのでしょうか?

  学習意欲を向上させるには、勉強がすぐにでも役立つということを教える必要がある。
  そのときもっとも有効と考えられるのが


「賢い消費者」を育てることに成功すれば、
児童・生徒が、学校で「教育サービス」を、正しく消費できるようになるかもしれません。
ひょっとすると、そのことによって、今、学校が直面している様々な問題を
一気に解決していくこができるかもしれません。

そうなると、問題なのは、

どんな場面で、どんな行動ができるのが「賢い消費者」なのか?
学校という場所で、「教育サービス」を提供する教員たちに
「賢い消費者」として、児童・生徒たちが、どんな行動をとればOKなのかということです。

   ***

著者は、経済学的なものの考え方を、教育に取り入れようとしています。
コストやリスク等、損得勘定でものごとを見る目を養うべきだとしています。
確かにこれは重要な視点であり、大人も含めて人間というものは、
それらを元に、判断・行動していることが、かなり多いように思われます。

しかし、消費者も、いつも損得勘定だけで、自らの行動を決定しているわけではないでしょう。
自分にとって、リスクが低く、コストパフォーマンスが高いものを選択するのが定石でしょうが、
それとは食い違うものを、何らかの事情で選択せざるを得ないこともあるでしょう。
「損得」で教えようとするのならば、その部分まで含めて、教えていかねばならないでしょう。

ところで、音楽や美術において、歌を歌ったり、絵を描いたりするだけでなく、
「どうやって楽しむか」を教えることが大切だという記述には、目から鱗が落ちる思いでした。
確かに、現在、音楽や美術といった教科では、生産側からのアプローチ中心で、
消費側からのアプローチは、極めて少ないように感じます。

しかしながら、第3章の「すべての学科は役に立つ」については、
紙面の関係からか、やや突っ込みが甘い気がします。
教科書等から得た知見だけに基づいて書かれた様子なので、やむを得ないのでしょうが、
教室における授業の深さがどれ程のものなのか、
機会をつくって、色んな現場を、覗いてみられることをお勧めします。

著者が提案されていることがらの多くは、
すでにあちこちの教室で、当たり前のように、転がっており、
それらは、著者が思い描いていたものより、案外深いものがあるかもしれません。





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Last updated  2007.12.24 16:28:40 コメントを書く
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