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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2012.01.14
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カテゴリ: 文芸

『イン・ザ・プール』 『空中ブランコ』 『町長選挙』
 いずれも、精神科医伊良部が登場するものばかりであるが、
 どれもこれもとても面白く、すごく印象が良い。

 そして、本著は家族を描いた6つの短編集。
 そのいずれにも、伊良部は登場しない。
 つまり、私としては「伊良部シリーズ」以外の初めての奥田作品。
 印象としては、悪くない。


ネットオークションにおける気分の高揚感は、初心者には本当に毒。
SL-10は買い戻せたとしても、ヤマハFG-180は……。
男女の価値観の違いから、夫婦の危機に発展しなければよいのだが。

次は「ここが青山」という、会社が倒産して主夫になった男の話。
まぁ、こういう夫婦があってもおかしくはないか。
3つめは「家においでよ」という、家の中に自分の理想空間を実現した男の話。
最後は……よくわからない……

そして「グレープフルーツ・モンスター」という主婦の妄想話。
これもフィニッシュが……何だかなぁ……
5つめは「夫とカーテン」という、所謂一つのサクセス・ストーリー。
春代の才能がまた覚醒するのは、そう遠い日ではない?


個人的には、6つの中でこの作品が一番面白かった。
ひょっとして、これは著者の実体験を元に書かれたのではないかと思わせる構成で、
ロハスを皮肉っているところが痛快であり、それに徹しきれないところが少し哀しい。

読後に思ったのは、小説家もたいへんだなということ。
著名な文学賞を獲得しても、その後に作品が売れ続けるとは限らない。

作者自身のフィーリングが、常に時代に即し続けるかどうかも不確定だ。

本当に小説家って水商売なんだということを強く感じさせられ、
奥田さんを始め、色んな作家の人たちが今後どうなっていくのかと、少し案じてしまった。
まぁ、向こうから言わせれば、本当に余計なお世話なんだけれども、
でも、奥田さんには「伊良部シリーズ」を、ぜひとも再開して欲しい。





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Last updated  2012.01.14 14:10:45 コメントを書く


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