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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2012.06.03
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カテゴリ: 社会・政治・時事

 単行本は2002年の4月に刊行されたものである。
 内田先生にとって、2作目のエッセイに当たるものだそうだが、
 元記事は十年以上も前、21世紀になるかならないかの頃のものである。

 それ故、採り上げられているテーマもそうだが、
 内田先生自身の論述にも、時の流れを感じさせられた。
 現在に比べるとまだ若く、とんがり気味の思考・書きっぷりであり、
 フランス現代思想の専門家としての論述に、多少の難解さも感じてしまった。

それでも、内田先生は内田先生である。


  ものごとが単純でないと気持が悪いといいうのは「子ども」の生理である。
  「大人」はそういうことを言わない。(p.25)

デジタル的、二者択一を求める人々を一刀両断。
世の中、そんなに単純ではない。

  人間的ファクターが充実している労働環境にいれば、
  (「フレンドリーなクライアント」「公正な勤務考課のできる上司」「有能な同僚」などなど)、
  私たちはかなり過酷な労働でも、相当の薄給でも、それを楽しむことができる
  (だって、職場に行くのが楽しいんだから)。(p.59)

私が仕事や職場に求めるのも、まさにこういうこと。
そうでない状況は、相当キツイ……

  いまの社会では、「自分らしくふるまえ」「自分の個性を全面的に表現せよ」といった

  そのような社会では、「ある局面においての私」と
  「別の局面での私」というものを切り離す能力は育たない。
  そして切り離せない以上、
  「もっとも傷つきやすく、もっとも耐性に欠け、もっとも柔軟性を欠いた私」なるものが
  あらゆる場面でまっさきに露出してくることは避けられないのである。(P.76)


そこに生きる人間も、そうそう単純ではいられるはずもないと言うことか。





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Last updated  2012.06.03 12:32:32 コメントを書く
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