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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2012.06.30
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カテゴリ: 経済・ビジネス
『学歴の耐えられない軽さ』 が、とても印象深い本だったので、
 私の著者・海老原さんに対するイメージは、とても良い。
 現在、就活に関する書物は、巷に溢れかえっているが、
 そんな中で、本著を手にした理由は、そこにある。

 そして、本著を読んでみると、データを次々にこれでもかと繰り出してくる。
 まぁ、世間で一般的に受け入れられている状況を否定するためには、
 このような手法を用いることが必要となるのは、大いに理解できるところだが、
 そればかり連発されると、読む方は疲れてしまうのも事実……



  東大と京大で卒業生は毎年6000名。
  これに北大・東北大・名古屋大・大阪大・九州大を合わせるともう1万9000名となる。
  一方私立では、早稲田と慶應の卒業生だけで毎年1万8000名。
  つまり早計旧帝大で卒業生総数は3万7000名。
  さらに、東工大・一橋大・東京外語大・神戸大といった専門分野トップ大学を加えると、
  年間卒業生は4万5000名に迫る。
  そう、超のつく難関大学の卒業生だけでも4万5000名もいる中なかで、
  人気企業の採用は平時で2万、多くて3万。
  難関大学出身者でさえ、容易にこんな企業には入れていない。
  そんな企業群の「慣習」である新卒固執が、世間の常識となる異様さ。
  そして、マスコミがこの目立つ存在である

  こんなボタンの掛け違いで、就職問題は解決とはほど遠い方向に動き出してしまった。
  大学は年間に約55万人も卒業生を生み出す。そのうち就職希望者は45万人程度。
  そして就職できる人はアベレージで35万人。
  対して、たかだか採用ワク2万(卒業生比たった4%!)の人気企業の風習をいじったところで、
  大方の一般学生にとっては何の問題解決にもならないはずなのに。(p.16)



  要は、世間受けがよくて学生もその親御さんも見栄を張れるような
  「主要企業」への就職者数は、5万~10万人、全就職者の5人に一人程度。
  どんなに好景気でもその数は全体の3割に満たないような状況であり、
  その他の圧倒的多数(7~8割)は、無名企業に就職している。
  そして、こうした無名企業と一般校の学生の間で、ミスマッチが起き、
  最終的に10万人程度の未就職者が生まれる。
  この構造を前提に考えると、上位1割にも満たない超人気企業と
  有名校の組み合わせにおいて起きる「新卒偏重」問題は、
  騒いだ割に効果が少ないことがすぐにわかるだろう(p.66)

この状況を踏まえ、著者は「中小企業」にスポットを当て、
世間でまかり通っている「間違った定説」を駆逐しつつ、
その問題解決に向けて、提言を開始するのである。
そして、そのエッセンスは、巻末の城繁幸氏との対談に集約されている。





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Last updated  2012.07.02 22:41:35 コメントを書く


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