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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2014.12.31
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カテゴリ: 文芸

 栞子を石段から突き落とし、重症を負わせた危険な古書マニア・田中敏雄。
 その祖父が田中嘉雄で、かつて栞子所有の『晩年』とは別の初版本を持っていた。
 その行方を探すのが、今巻のお話し。

   ***

 大輔の祖母・五浦絹子は、ごうら食堂を切り盛りしていた。
 五浦絹子は、田中嘉雄と不倫関係にあった。
 なので、大輔の本当の祖父は、田中嘉雄かもしれない。
 つまり、大輔と田中敏雄とは、従兄同士かもしれない。


篠川聖司は、引退する時、店の方は息子の登に継がせ、
副業であった店に来る客の相談に乗ることは、嫁の智恵子に継がせた。
篠川聖司は、敬虔なクリスチャンで、ラテン語で聖書を意味する「ビブリア」を店名とした。

ロマネスクの会は、田中嘉雄と小谷次郎、先代虚貝堂店主・杉尾の三人が作った読書サークル。
ロマネスクの会のメンバーは、ごうら食堂の常連だった。
ロマネスクの会の活動に協力していたのが、富沢博教授。

富沢教授は、久我山書房の得意客で、その店主が久我山尚大。
久我山尚大の妻が久我山真理、娘が久我山鶴代、孫が久我山寛子。
久我山鶴代は、富沢教授の娘・紀子と親友で、
ロマネスクの会のメンバーから、古書について色々と教わっていた。

富沢教授の書庫から、稀覯本・『駈込み訴へ』限定版が盗まれる事件が起こる。

事件後、田中嘉雄は逃げ回り、小谷と杉尾が待っているごうら食堂にも現れない。
後日、その時のことを田中嘉雄は、久我山鶴代に「場所が悪くってね」と言った。

田中嘉雄は、久我山尚大が古書を売りに行った際、富沢家に忘れていった用箋挟を使って、
富沢教授の書庫で、太宰に関するメモをとっていた。
田中嘉雄は、その用箋挟を置き忘れ、それを富沢紀子がしばらく持っていた。


しかし、鶴代が、それを見つけて持ち帰るまでには何か月も要し、
富沢紀子がメモと一緒に、それを久我山尚大のところへ持って行くと、
新品を買い直していたためか、鶴代と紀子にくれたのだった。
その後は、久我山鶴代が、それを所有していた。

そして後日、篠川聖司によって『駈込み訴へ』が、富沢教授の手元に返ってきた。
その際、富沢教授は篠川聖司に、現在栞子が所有している『晩年』初版を売ったのだった。

久我山尚大は、田中嘉雄が所有していた砂子屋書房版『晩年』を一番欲しがっていた。
そして後年、久我山尚大は、田中嘉雄から『晩年』を買い取った。
久我山尚大が亡くなって店を畳むとき、在庫を処理したのが杉尾。
久我山家の書斎にあるのは、尚大の妻・真理のものだけで、彼の蔵書は残っていない

久我山尚大は、自分の後継者と決めた人間以外には、『晩年』を見せていない。
久我山尚大には、北鎌倉からそう遠くない場所に住んでいる愛人がいた。
久我山尚大には、その愛人との間に子どもがおり、一度だけ、その子を自宅に連れてきた。
栞子の父・篠川登と母・智恵子は、久我山鶴代とは、仲が良かった。

篠川智恵子の母親は、深沢に住んでいる。
深沢は北鎌倉からそう離れていない。
今は血の繋がりのない家族と住んでいて、姓も昔と変わっている。
栞子は、祖母に当たるその人に、一度も会ったことがない。

   ***

遂に、篠川家の謎が解き明かされる。
このシリーズも、あと残り一冊か二冊とのこと。
でも、ダラダラと続いたり、突然立ち消えになったりするよりは、
このくらいで、綺麗に締めくくるのが、良いかも知れない。





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Last updated  2014.12.31 16:11:49 コメントを書く


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