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2013.09.14

『困ってる人』８月の読書メモ、part４

(21)

テーマ：あい・らぶ・図書館♪♪♪(812)

カテゴリ：読書

遅くなってしまいましたが、お見舞いのコメントありがとうございました

おかげさまで、やっとキーボードが打てるようになりました^^;

先日の日記更新後。。。。
飲み会に出席したものの、途中からまたもや激痛が襲ってきて、
帰途は「痛たたぁ～」と悲鳴を上げながら帰ってきました

結局、その夜はまたもや痛みのため寝不足に

医者でもらった鎮痛剤でも痛みを抑えられず、市販の鎮痛剤を追加して飲んだくらいです

とにかく腕をちょっと動かしただけで激痛～
着替えはおろか、普通の日常生活すら出来ず、２日ほど寝てすごしました。

痛みが走るので、安楽に寝てはいられなかったんですけどね

いや～、おそるべし「石灰沈着性腱炎」
ここまで痛い思いをしたのは始めてかも
以前、骨折した時すら、こんなに痛くなかったような気がします^^;
やっと、今日あたりから痛みが薄れてきましたが・・
まだまだ鎮痛剤&湿布は手放せません

それにしても、腕一本不自由なだけで着替えから何から大変！
家事はもちろんのこと、読書ですら痛みのため集中できないし～
人間の身体って、ほんとうに脆いものですね

と、ここで８月に読んだ『困ってるひと』をご紹介

　【中古】エッセイ・随筆 ≪エッセイ・随筆≫ 困ってるひと【画】

内容

自らが「難民」となり、日本社会をサバイブするはめになる。想像を絶する過酷な
状況を、澄んだ視点と命がけのユーモアをもって描き、エンターテイメントとして
結実させた類い稀なエッセイ（「BOOK」データベースより）

彼女のかかった「皮膚筋炎」「筋膜炎脂肪織炎症候群」という自己免疫疾患系の難病は、
それこそ検査自体がありえないほどの痛みを伴ったものばかり（読んでるだけで、
」と言いたくなるほど）
その恐ろしく辛そうな闘病の様子を、決して深刻ぶらずテンポよく軽快に描かれています。

彼女のガッツある闘病生活を阻む日本の医療や社会制度の問題点には驚くばかり

身動きがとれず、しかもお金がかかる難病を抱えた患者に対する社会制度や行政の
仕組みがこんなにも貧弱だなんて

そんな絶望的な現実にもめげず「自立して生きたい」という大野さんの意志の力の
強さには圧倒されました。
本の「はじめに」かかれてる文章をちょっと引用させていただくと

　ひとりの人間が、たった一日を生きることが、これほど大変なことか！
　それでも、いま、「絶望は、しない」と決めたわたしがいる。
　こんな惨憺たる世の中でも、光が、希望があると、そのへんを通行する
　ぐったりと疲れたきった顔のオジサンに飛びついて、ケータイをピコピコ
　しながら横列歩行してくる女学生を抱きしめて「だいじょうぶだから！」
　と叫びたい気持ちにあふれている。

もし私が彼女と同じ目にあったら、こんなふうに他者に呼びかける
ことなんか、絶対に思いつきもしないと思います

今、ちょうど読んでる途中の『生活保護リアル』という本もそうですが、社会的弱者に
たいして、我々はあまりにも無関心でいすぎるんじゃないかな？
（すみません、勝手に我々なんてくくってしまいましたm(__)m）

敢えて言うまでもなく、病気（それに付随してお金がないという状況も）は、
いつなんどき自分に降りかかってくるか分からないわけですよね。
基本的な心構えとして、医療や社会制度の問題点に多くの人が目を向けなくては。。。。