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2018.10.22
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カテゴリ: 記念館・博物館
昨日今日と抜けるような青空が広がってる東京です
今朝、太極拳へ行く途中の電車の窓からは、真っ白な富士山の姿が
見えました
すっごく得した気分でしたよ~ww


私の体調は相変わらずスッキリしないまましょんぼり
でも悪化はしてないので(笑)焦らずに「薄紙をはぐように」回復を待つ
しかないようです。
​​ところで、この「 薄紙 をはぐように」という表現、私は長年「 薄皮 をはぐように」​​
だとばかり思ってたですが・・・・
正しくは「薄紙をはぐように」だと知ってビックリびっくり
「かさぶたが取れて治っていくイメージ」で、「薄皮」だと思ってたんですがね~
60年以上「薄皮」と言ってた私、恥ずかしや~ (*/∇\*)



と、そんな間抜け話はさておいて(笑)今日は先日の恵比寿散歩の続きをば




映画のあと、国外院大学方向へ
前々から気になっていた「​ 塙保己一資料館 ​」へ行ってきました



↑資料館HPからお借りしました<(_ _)> 


以前、國學院大學博物館に行ったおりに、近くにあるこの建物を発見
昭和初期の近代建築だということはすぐに分かったんですが、
寄りそびれていました



温故学会会館
『群書類従』版木(国・重要文化財、17,244枚)を管理・保存する目的で
大正15年8月に着工され、昭和2年3月に完成した。
設計・施工は清水組(現・清水建設)で、堅固・耐震耐火構造を基本方針として建設された。
鉄筋コンクリート二階建で、正面からは鳳凰が両翼を広げたような形をしており、
玄関向かって右側は、1階・2階ともが版木倉庫、左側は、1階が事務室などで
2階が講堂となっている。
講堂は27畳と床の間を配置し、和洋折衷の珍しい構造となっている。
『登録有形文化財』 (HPより抜粋)


建坪50坪という小さな建物ながら、関東大震災の経験を生かして実に堅牢な造り
近代建築好きの私としては、内部もさぞや意匠をこらしてるのでは?と期待してた
んですが・・・内部も質実剛健そのもののサッパリした意匠でした^^;
学芸員さんのお話によると大戦中の空襲にも耐えて、近隣の方々の避難場所
としても使われたことがあるんだとか




ところで皆さまは「塙 保己一」さんのことはご存知でしょうか?
日本史の教科書で「江戸時代の国学者」と習ったことはウッスラ覚えてるものの、
どんなかたなのかは全く存じ上げませんでした、わたし


塙保己一(はなわ ほきいち)
武州児玉郡保木野村(埼玉県)1746年生まれ。
百姓の子として生まれ、5歳の時に病を患ったのが原因で7歳の時に失明する。
15歳で江戸に行き、17歳で盲人の職業団体である「雨富須賀一検校」に入門。
雨富検校で国学や和歌、漢詩や法律、医学など様々な学問を学び、37歳で
「検校」と言われる盲人の役職の最高位となる。
「日本の古い貴重な文書が焼けたり紛失したりしても後世に伝えられるように」と
、40年近くの歳月をかけて有名な古典全集を編集した「群書類従」を刊行。
古代から江戸時代初期までの史書や文学作品、計1273種を編集し、国文学や
歴史学などの研究に現在も多大な貢献をしています。
「群書類従」は、現在日本の重要文化財に指定されています。
(埼玉県HPより抜粋)




全盲というハンデがありながら恐ろしいまでの記憶力で、所蔵していた六万冊の本
をすべて記憶していたと言われているんだとかw(゚ロ゚)w
とにかく一度聞くと一語一句違えずに覚えてしまったんだそうですよ。
「暗記」が超苦手の私からすると、本当に羨ましい才能ですわ~


もちろん、優れた頭脳をお持ちだっただけじゃなく、「集中力を高めるために
般若心境を毎日唱える」などの、たゆまぬ努力を積み重ねておられたからこそ
だと思われます


一階の版木倉庫↓


↑入館記念としていただいた群書類従版木の絵葉書 (右は徒然草の版木)


群書類従
塙保己一が編纂した国文学・国史を主とする一大叢書。
塙保己一が古書の散逸を危惧し、江戸幕府や諸大名・寺社・公家などの協力を得て
、収集・編纂した。
古代から江戸時代初期までに成った史書や文学作品、計1273種を収めている。
寛政5年(1793年) - 文政2年(1819年)に木版で刊行された(ウィキより抜粋)


一口に収集・編纂といっても、当時は秘本・珍本類の書籍は「他見を許さず」と
、容易に見せたり筆写させることはなかったので、塙さんのご苦労は大変なものだったようです。
日本各地に出かけては頭に記憶し、綿密な吟味、厳正な校訂を続け、版木に彫っては
木版本にして頒布する、という気の遠くなるような作業の連続だっと思われます
ちなみに版木の文字数は「横10行・縦20文字・2段として400字詰様式」ということで、
​これが ​今の原稿用紙の起源​ といわれているそうですよ~w(゚ロ゚)w​




↑東京美術学校教授・水谷鉄也氏制作の像。
像の前には、1937年(昭和12年)にヘレンケラーさんが来館したおりの
言葉が書かれていましたびっくり
「私は子どものころ、母から塙先生をお手本にしなさいと励まされて
育ちました。今日、先生の像に触れることができたことは、日本訪問に
おける最も有意義なことと思います。先生の手垢の染みたお机と頭を傾けて
おられる敬虔なお姿とには、心からの尊敬を覚えました。先生のお名前は
流れる水のように永遠に伝わることでしょう」


ヘレンケラーさんの偉業については見聞きすることが多いのに、
塙さんのことはほとんど知らなかったわたし・・・
我ながらお恥ずかしいかぎりです
ここで塙保己一さんの有名な逸話をひとつ
ある晩、『源氏物語』を講義していると、風が吹いてきてローソクが
消えてしまい、書物が見えなくなってしまった門人は「先生、ちょっと
待ってください」と頼むと、保己一は「あかりがなければ見えぬとは
、さてさて、目あきというものは不自由なものだ」と言って笑ったんだ
そうです(パンフレットより抜粋)
いやはやなんとも、余裕のセリフですね~( ̄m ̄)



2階では温故学会の講義なども開かれてるそうです


                      ↑扁額は渋沢栄一氏の書。
同郷(埼玉県)ということで、会館設立には渋沢氏の多大の尽力があったのだとか


全盲でありながら偉業をなした塙氏のことを知れば知るほど、
いつも「○○だから出来ない」といい訳だらけの自分のことが
恥ずかしくなりましたわ~(^^;)ゞ


と、またまた長くなってしまいました(焦)
いつもお目汚しですみません<(_ _)> 
でも恵比寿散歩はまだ続きますww


​追記
ヘレン・ケラーの母親が塙保己一のことをどのように知ったのか謎に思い、
昨夜ネット検索してみました

ヘレンケラーが6才の時、相談を受けたグラハム・ベル(電話を発明したベル博士、
祖父・父・本人と三代続いた唖者教育一家)が、ヘレンさんのご両親にサリバン女史を
紹介し、自分のもとで学んでいた日本人留学生から聞いた塙保己一のことも伝えたんだとか。
この日本人留学生は井沢修二さんといい、後に文部省高官・教育者(信州高遠藩出身
、音楽教育や吃音、盲唖教育に力を注ぐ)として著名な人で、「紀元節」の
作曲者でもあるんだそうですw(゚ロ゚)w


いや~、ネットってありがたいですね
どんな情報でも検索しだいで瞬時に出てくる宝箱~(笑)
それにしても、塙保己一なかりせば、ヘレンケラーさんの偉業もありえなかった
いうことでしょうか?
ついでながら、もうひとつ、学芸員さんに聞いたお話を
「保己一さんはなにごとにもクヨクヨしない明るいお人柄だった」とか。
上の逸話からも納得できますねウィンク





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最終更新日  2018.10.23 09:42:50
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