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私が理事をしているキャリを支援するNPO法人NPO日本キャリアコンサルタント協会の仲間と、女性のキャリア形成を支援するプロジェクトを立ち上げた。参加したメンバーは、みな仕事の現場でキャリア支援をしているプロばかり。いろいろ出てきた意見で特に多かったのは、30歳前後の女性のキャリアを支援したいというもの。この年代は、特に結婚や出産で悩む時期だし、会社の中では期待や評価のずれ、将来に対する不安や行き詰まりで揺れ動いている。資格取得やお稽古には熱心だけどそれをうまく活かせない人も多い。また、辞める/辞めないのぎりぎりのところで仕事をしている人も多い。そんな気持ちのわかる人ばかりが集まって、熱い想いを語り合った。このNPOで私に何ができるだろうかと模索した1年だった。もともと女性のキャリア支援をしたくて設立に参画したのだが、なかなか思うように行かなかった。けれどようやく共に関心をもってやっていく仲間たちにめぐり合い、私も元気になった。これから数回ブレストを重ねて今後の活動方針を決めていくことになる。参加するメンバーの主体性と当事者性を大事にしながら、私自身も自分のやりたいことを実現できればよいと思う。私がキャリア支援するにあたって、最も大事に思っていることが3つある。1つは、ジェンダーの視点を導入する。ジェンダーの視点に立つこと 女性のキャリア形成において、「男は仕事、女は家庭」という性別役割分担意識はさまざまなところで色濃く残っている。それにとらわれたシステムや制度は知らず知らずのうちに女性自身の意識や意欲にも影を落としている。また男性たちも「男らしくあらねば」という鎧にがんじがらめになって就職できない=男として落ちこぼれたという意識を持つ人も少なくない。これからは、性別ではなく個人の多様性に焦点をあてたキャリア支援が必要だが、是までの成功体験を引きずるキャリアコンサルタントの中には、ジェンダーバイアス(ジェンダーに対する偏見)を持った人も少なくないように思うのは私だけだろうか。2つめは、メンタリングシステムを導入することだ。メンタリングとは、「職業上において、経験豊かな人がまだ未熟な人に対して行うキャリア的・心理的・社会的支援」をいう。具体的には仕事上のチャンスや助言を与えたり、役割モデルとなり勇気付けやコーチングを行うなどさまざまな援助をする。北米企業の多くでは、このメンタリングを女性のキャリア開発のプログラムに組み込んでいる。多くの困難や壁を抱える女性たちは、ともすれば立ち向かう力さえわいてこないこともある。そんなときに、メンターはやさしく冷静に時には厳しく、励まし支援し成長を支えてくれるのだ。そして3つめが、起業家精神を育てること。これからの時代、雇われて働くだけが働き方ではない。また企業の中で真に必要とされる人材になるためにも、「自分で自分を雇う」という起業家マインドをもてるかどうかは大きな分かれ目となる。すべての人が起業家になる必要もないが、自分を律する・チャレンジするという精神があってこそ、自分でキャリアをデザインしていけるのだと思う。もし、そのマインドが自分に足りないのならそれを強みとする人と組む!という方法もある。そのような多様な視点こそを身につけて欲しいのだ。キャリアサポートのプロして、このプロジェクトとともに私たちも成長していきたいと思っている。
October 30, 2005
就職活動をする上で、必ず出てくる「業界」「業種」業態」「職種」という言葉。どんな意味があってどう違うか知っていますか?まずはこの違いをしっかり覚えておこう。就職先を会社名から探す人は多い。つまり業界ね。でも、自分のしたい仕事って考えると、営業や事務、経理、企画といった職種のほうがぐんと身近になってくるもの。ファッションに興味があるからアパレル業界に就職したけど、配属された先は苦手な経理だってこともあるよね。業界や会社名と同じくらい、職種についても研究することをおすすめ。でも、ちょっと調べてみたんだけど意外と職種についての十分な情報は少ないみたい。そこで、現在職種情報リストを作成中。まとまったらまたアップしますね。「業種・業界・業態・職種の分類」●業種どんな商品やサービスを・どんな方法で・どこで・誰が・誰に提供しているかという、事業や営業の種類をいう。主に「つくる」「卸す」「売る」のほか、「お金の運用」「情報」「利便性を売り物とするサービス」などの産業によって分類される。例:メーカー、商社、小売業、金融、マスコミ、情報、サービスなど●業界取り扱っている主な商品、商材、事業内容で分類される。同じ事業を営んでいる会社をひとくくりにして捉えたものである。例:電気、自動車、石油、アパレル、食品、製薬など●業態商品や商材、サービスの売り方や販売方法によって分類される例:百貨店、スーパー、専門店、通信販売、専門店など●職種各企業の組織における部署の業務、仕事の内容で分類される。大きく分けると「事務系」「営業系」「専門系」に分けることができるが、業種や部門によって仕事内容は大きく差がある。例:生産管理、営業、企画、経理、人事、研究、システムなど
October 29, 2005
就職の必須アイテムといえば、履歴書に職務経歴書。新卒の学生さんならエントリーシートの書き方も気になるところ。面接が進むにつれ、論文や自己アピール文など文章を書く機会もぐんと増えてきます。でも、いきなり書こうと思ってもなかなか筆が進まない(いまどきはキーボードのタッチスピードといったところ?)もんですよね。何を書いたらいいのか、どう書いたらいいのか?悩む人は多いはず。うまく自己アピールする文章は、実は学生時代のノートテイキング(ノートのとり方)にあるといったら、あなたは信用しますか?大学なんかだと、高校みたいに丁寧に説明してくれないし、教科書どおり進まないこともたびたび。授業が終わったらノートは真っ白なんてことも??ノートのとり方(ノートテイキング)は人によってばらばら。自分にあったスタイルを確立することが大事です。学生時代にしっかりノートテイキングができれば、就職の際にも役立つのです。ここでは、ノートをとる際のポイントととり方の例を紹介します。自分あったやり方を見つけて、単に記録するだけじゃなく、記憶として頭に入れてそれを知識に変えていきましょう。●よいノートテイキングとは?・テキストや資料の重要ポイントが一目でわかる・後で見ても重要なポイントや関係性が理解できる・内容を記憶しやすいようにまとめてあり、試験の際に役に立つ●書き方のポイント・できるだけ、自分の言葉で書く。他人のノートでは記憶に残らない・事前に資料や教科書を読んでおくと理解しやすいし、先生の話に集中できる・要点を箇条書きにする。1、2、3とか、A.B.Cのように内容を区別したり、図表にしておけば内容の整理もしやすく理解するにも記憶するにも便利。授業中に箇条書きにできなければ、休み時間や家に帰ってから整理するとよい。●どんなふうにノートを使うか・2冊のノートを使いわける裏ノートはメモ用にして、殴り書きでもよいので重要だと思うフレーズや記憶に残しておきたいことをどんどん書いていく。その後でできるだけ記憶が鮮明なうちに、表ノート(パソコンでもよい)に整理しなおす。復習にもなるし、試験のときにも役に立つ。・ルーズリーフの表・裏を利用する表には、主に先生の言葉を書きとめる。裏は空白にしておき、後でまとめなおす。その際にわかりにくかった専門用語や理論などは調べて書き留めておく。・時系列ノートをつくるすべての授業を一冊のノートにまとめる。ルーズリーフではなく中綴じしてあるものを使用。用(時系列であることが重要なので後で入れ替えができないように)授業の最初に日付を入れ、先生の話に集中しポイントをメモする。自分の意見や疑問もどんどん書いていく。後になって調べたことは日付をさかのぼらずにその場で書き足していく。ポイントは1冊のノートしか使わない。時間にそって書く気がついたことはなんでも書く 明日からノートのとり方を少しだけ意識してみて。きっと、エントリーシート、自己アピール文が格段に上達しますよ。
October 28, 2005
なりたいこと、やりたいことは一杯あるけれど、それを手に入れるのは至難のワザ。どうすればいいかわからない人も多いはず。ただ、頭に思い描くだけではなかなか実現しないもの。そこで登場するのが「ドリームピクチャー」です。これはその名のとおり、なりたい姿を絵にしたもの。それを自分の部屋やトイレの中などよく目に付くところに張っておきます。毎日、目にすることで無意識になりたい方向に気持ちや体が進んでいきます。 心理療法の一つに「コラージュ療法」というのがあります。今の自分の気持ちや未来の自分の姿を雑誌の切り抜きなどを張り合わせて、コラージュにすることで自分の自尊感情を高め、未来に立ち向かう元気を手にするというものです。カナダで訪問したビジネス専門学校には、失業者のための特別クラスがあり、その教室の壁一杯に、このコラージュが張ってありました。居合わせた若い男性が自分の絵を見せてくれました。そこにはピストルをもった革ジャン姿の男性や、プール付の豪邸でくつろぐ男性の姿などがポップなイラストなどとともにデザインされていました。彼は、就職してお金をためたらこんな家に住みたいんだと笑って話してくれました。また離婚したばかりの若い女性は、かごに積まれたグラビア雑誌から、無心に写真を切り抜いていました。自分のなりたい姿をビジュアル化することで、それが現実のものとして自分の行動に影響を与えるのだそうです。あなたも試してみませんか?●ドリームピクチャーの作り方 用意するもの:A3サイズの大きめの紙、はさみ、のり。そして自分のなりたい姿を描いた雑誌やイラスト、写真などなど。それらをお気に入りの言葉とともに、自由に切り抜き、用紙にぺたぺた張っていきましょう。色やデザインも思いのまま。思いっきり自分の理想のライフスタイルを描いてみて。ある人は目標としているモデルさんの写真や海辺の豪邸で優雅にお茶しているカップルの姿を張り込む人も。自分の理想の姿をビジュアル化することで、イメージがより鮮明に具体的になるのです。
October 27, 2005
ある研究会でご一緒している小林恵智先生が「1日5分奇跡を起こす4行日記 」(オーエス出版社)という本を出されています。これがなかなかすぐれもの。実際にやってみると、だんだんその気になってきて「思考が現実化する」っていうことを体感することもたびたび。手順はとっても簡単。あなたもトライしてみては?●4行日記をつけてみよう 日記をつけたことがある人は多いはず。たいていはその日に起きた出来事や自分の感じたことを書いていませんか?スケジュール帳と違うのは、自分の感情や感想・意見が詰まっていること。日記は自分自身へのメッセージでもあるのです。そこで、1日5分。夢をかなえる4行日記を書いてみましょう。やり方は簡単。下記の4つを毎日手帳に書き込みましょう。毎日続けていくと、最初に目標を決めたことがだんだん実現していくのです。不思議に思う人はまず1ヶ月やってみて。きっと変化が見えてくるはずです。1.事実 その日に起きたことから特に印象に残ったことを短い言葉で書き出します。2.気づき それに対する自分の素直な感想を書き出します。時にはひらめきや意外な発見もあるかも。3.教訓 その気づきから得られた自分へのメッセージです。反省点や、次からこうしようという自分の学びを書きます。4.宣言 ここが一番大事なポイント。反省や気づきから得られたことを、実現している。すでにそうなっているという未来形でポジティブに書きとめます。どんなネガティブな出来事でも、そこから学んだことを「できている状態」に置き換えて宣言することで、自分の気持ちを切り替え明日からまた前向きに行動できるのです。4行日記の例2005年9月1日事実 些細なことで友達とけんかした気づき 自分も悪かったと思うが、感情的になってうまくいえなかった。教訓 一呼吸おいて、冷静に伝えることが大切だ。宣言 私は、いつも友達と仲良くしています。2005年9月2日事実 体調が悪く、試験勉強がはかどらなかった気づき バイトが忙しく、あまり休んでいなかった教訓 体調を管理することは大事なことだ宣言 私は、健康管理に気をつけて、いつも元気に過ごしています。 参考文献 1日5分奇跡を起こす4行日記 オーエス出版社 小林惠智著
October 26, 2005
先週は長崎佐世保でお仕事でした。地域の女性のリーダー養成研修。ステキで元気な女性たちからたくさんのパワーをもらいました。秋晴れのハウステンボスも、島並みが美しい九十九島も最高でした。さてさて、アサーティブネスの続きです。 自分を素直に表現する。簡単なようで難しいことです。 「アサーティブネス」はそう簡単に身につくものではありません。やっぱりトレーニングが必要。まず一番大切なことは、自分の自己表現スタイルを知ること。そして自己表現のコツを知ることです。自己表現していくとき、どんなことに気をつければよいでしょうか。基本は、「私自身の感情や思考、価値観は表現に値するものだ。私には意見を表明する権利があり、それが通るかどうかは別にして、表明するには意味がある。」と自覚することです。具体的には以下のような点を意識しながらコミュニケーションをとります。・自分のことは自分で決める・妥協や提案ができる・イエス・ノーをはっきり言う・冷静に相手をほめたり、ほめられたりできる・不必要なへりくだりやお世辞で人間関係を築かない・一般化・絶対化しないでものを言う・人と違っていてもOK!と思う・私はこう思う、私は、○○ですのようにI(アイ)メッセージで話す・自分の気持ちや状況を、正直に、率直に伝えるよう努力する数年前、カナダのコロンビア大学を視察したときのこと、女子学生センターというところで学生向けのアサーティブ研修を受けてきました。そのときは専門のインストラクターが彼氏や友人との関係で、どのようにアサーティブに自分を主張すればよいのかをロールプレイで実演してくれました。日本でもここ数年、このアサーティブネストレーニングがいろいろな分野で行われるようになり頼もしい限りです。*先週の日経アソシエにも特集されていましたね。ようやくビジネス誌に取り上げられるようになったんだと、うれしく思いました。なんせ、数年前、某省でキャリア関係のテキストづくりを行ったとき、アサーティブネスの章を入れる/入れないで大バトルをやらかし、結局敗れ去ったという苦い経験があります。(ビジネスの分野で「感情」を取り扱うことへのお役人のアレルギーってすごかったです)
October 24, 2005
あなたは、自分のことが好きですか?以前、小学生4年生から中学2年生の子どもたちにアンケートをしたことがあります。その中で、自分のことがあまり好きではないという子どもが多いことに驚いたものです。特に中学生になると、スタイルや容姿や性格や勉強など、自分を嫌いになる要因が山のようにあって、とても自己肯定感が低くなっていたのが印象的でした。自己肯定感とは「自分のことが好きである」という感情のことです。自己肯定感には、「自分のいいところだけが好き」というものから「自分のいいところも悪いところも含めて全部好き」というありのままの自己を受容できる深い自己肯定までさまざまな段階があります。初期の自己肯定感では、「自分は大丈夫」と思っていても心の深い部分では「そうは言っても」という不安感もあり、時折それが表面に現れ不安定になります。強い自己肯定感になると、弱いところも含めていろいろな面を持っている自分のことが大好きであるという、ありのままの自己受容=深い自己肯定レベルに到達します。自己肯定感は、自分で自分に言い聞かせたり、自分で自分のいいところを探すことで育っていきます。また、本音と本音の交流の中で、他者から自分のいい面を教えてもらったり、「あなたなら大丈夫」というメッセージを受け取ることで、自分に自信が出てきて不安感が薄れ、安定した自己肯定感を形成することできます。まずは、自分のいいところ探しをしてみましょう。そしてイヤだなあ、嫌いなだなというところを紙に書き出して、それを肯定的に言い換えてみましょう。いろいろ欠点もあるけれど、私って結構いいところもあるじゃない。そう思えることが、自信につながり行動につながっていくのです。
October 19, 2005
女性が仕事で力を発揮しようとするとき、リーダーシップをとろうとするとき、様々な場面で「勇気くじき」に出会います。「やっぱりオンナはダメだ。」「そんなこともできなのか」「感情的で責任感がない」などなど。女性自身が自分の可能性を信じられず、自ら枠を作ってしまう場合も少なくありません。勇気とは、「困難を克服する活力」です。勇気があるかないかは困難に出会ったときに試されます。勇気のない人は困難を避けようとするし、実際に困難に出会っても逃げようとしたり、責任を回避しがちです。失敗をするとダメージを受けやすく、復元力がありません。一方、勇気のある人は、困難を進んで引き受けようとするし、かりに失敗したとしてもダメージを受けにくい傾向があります。不必要に落ち込むこともなく、失敗から学ぼうとする謙虚な姿勢がみられます。「勇気づけ」は自分自身が勇気をもっていないとできない行為であり、尊敬に支えられた共感関係の中で困難を克服する活力を与えるものです。女性が勇気をもって、困難な問題に挑戦する力を得るには、まず自分自身を肯定的に受け入れ、自分の気持ちを素直に伝える「アサーティブネス」を身に付けることが大切です。アサーティブネスとは、自分がどう感じているか、何を欲しているかを認知し、それを相手に率直に伝えるコミュニケーション・スキルをいいます。表層的な会話術ではなく、自分の気持ちを大事にし、自分を尊重すると同時に、相手も尊重する積極的な自己主張ともいえます。自己主張というと日本ではあまりよいイメージがありませんが、自分の主張を押し通すことではなく、相手の権利を侵害することなく、自分の権利を大切にすることが、積極的自己主張=アサーティブネスなのです。 どうやって自己表現すればいいのかは、次回にお話しましましょう。
October 18, 2005
女子学生と話していると、結構専業主婦願望が強いことに驚かされる。仕事はするけれど、子どもができれば専業主婦になって子育てに専念したい。ステキなだんな様とかわいい子ども。一戸建ての家に住み、インテリアにも気を使いガーデニングをしたりテニスをしたり、時にはエステやジムにも通っていつまでも若いお母さんと言われたい。。ううん。否定はいたしません、かつては私もそういう夢をみていたものでした。実際、4年間の専業主婦時代はママさんバレーにテニスクラブ、子育てサークルに月に1度のもちよりお食事会、忙しくも楽しい日々でした。けれど、心の片隅はいつも何かに飢えている・わけのわからない不安にいてもたってもいられなくなる。そんな思いをどこかに抱えていました。ふと気がつくと家→公園→スーパー→家→公園→スーパーの毎日。魔のトライアングルにすっぽりはまっていたのです。恐ろしいことに、だんだんと思考回路が鈍くなり、難しいこと、社会的なことに関心がうとくなっていくのでした。ある日、ゆるゆると溶け出す脳みそに気がついたときの恐ろしさ。。あせって図書館で読んだ山のような本の中から、「楽(らく)と楽しい」の違いを知ったのでした。「楽(らく)」は苦しくもつらくもない。でも充実感や達成感、楽しい!という喜びには程遠い。伸びきったスカートのゴムのように体になじんでいます。楽(らく)はさらなる楽(らく)を求めて体型も気持ちもどんどん緊張感がなくなり、だらりと垂れた姿になるのです。「楽しい」はそう簡単には手に入りません。つらい、苦しいこともある。責任感やプレッシャーで胃が痛くなることもある。恐れや不安で眠れないこともある。けれどそれを越えた時、周りのサポートがあったとき、なにものにも変えがたい喜び「楽しさ」を手にいれることができるのです。そして、一度その楽しさを味わうとさらなる楽しさを求めて、自分の可能性を広げ、本当にイキイキとした人生を手に入れることができるのです。専業主婦が「楽(らく)」な生き方なのかどうかはわかりません。けれど、私はそうやって期間限定専業主婦を卒業したのでした。どんな生き方を選ぶかは、あなた次第。あなたは「楽(らく)」な人生と「楽しい」人生どちらを手に入れたいですか?
October 16, 2005
転職・再就職のお手伝いをしていると、よい人間関係を持っている人ほど、納得いく満足のいく仕事につながっているなあと感じることがある。私自身、最初の就職以外はすべて人のつながりから広がったものだ。そして最後は最も自分のしたいこと(will)で起業することができた。また人とのご縁でよい仕事をさせていただくことも多い。 私が人間関係を作る際に肝に銘じているのが、「ギブ&ギブ&ギブ」の精神だ。よく「ギブ&テイク」というが、テイクを得ようとした時点で「取引」になってしまう。まずは、相手の望むものを徹底的にギブすること、相手の喜ぶ顔を見ることが私にとってのテイク。そうやっていくと、思いがけないところからテイクがやってくる。これは社会学的には「互酬性」というそうで、ちゃんとそんな理論があるらしい。とにかく、そういう関係から「信頼」や「共感」が生まれ、やがてそれが「機会」や「偶然」を引き起こすのだと思う。 また、キャリアを考える上でもよい人間関係は欠かせない。とても大事な3つのネットワークがある。この3つの分野であなたの周りにどんな人たちがいるだろう。ちょっと意識するだけでとても力がわいてくる。自分のキャリアは一人で作れるものではない。よい出会い、よいつながりがよいキャリアにつながっていくのだ。1.メンター 仕事や人生において助言、支援、チャンスをくれる人。励まし、勇気づけ、時には厳しく指摘してくれる師匠のような存在3年前に私がMUST(ねばならない)のスパイラルに落ち込んだときに、叱咤激励してくれたTさん。彼女の厳しさの裏にあるやさしさに勇気付けられました。2.モデラー 理想とする人、ああなりたいと憧れ少しでも近づきたいとその人の生き方やスタイルを真似したくなるような人*私にとってのモデラーは、日本人女性初の宇宙飛行士向井千秋さん。会いたくて会いたくて、いろいろ手を尽くし、数年前についに1時間の独占インタビューに成功!会った瞬間に私をあったかく包んでくれたそのやさしさと大きさにまたまた感激。「りりしく生きる」と「人の間に垣根を作らない」という彼女の言葉は私にとっての宝物。(実はその後、夫である向井万紀男さんとも対談の機会があった。願えば通じるものだと実感!)3.サポーター どんなときも無条件に自分を支え、見守ってくれる人。夫や子どもは私のなによりの応援団。おっちょこちょいで猪突猛進気味の私をいつも支えてくれる大切な存在です。あなたにとってのキーパーソンはどんな人?
October 14, 2005
人生は「選択」の連続。あそこでこうしていれば。・あの時こっちの道を選んでいたら自分の人生変わっていたかも・そう思うことはたくさんありますね。再就職のお手伝いをしてると2通りの人と出会うことがあります。特に小さい子どもを抱えた専業主婦の女性たち。「夫が反対するから 働けない」「子どもが小さいから働けない」という人。一方で「子どもと一緒にいたいから、今はまだ働かない」、「まだ、仕事は考えていません」という人。「働けない」と「働かない」 「け」と「か」たった1字の違いだけれど大きな違いがあると思いませんか? 働けない は他責。不平・不満はあるけれど自分ではどうしようもない。だから堂々巡りでいつまでもそこから抜け出せない。「働かない」は自責。自分で選んだこと。今、できることをいろいろ考え行動することで、準備を整え「その時」がきたら不安に思いつつもしっかりと飛び立つことができるのです。あなたはどちらのタイプ?自分を主役において考えてみましょう。「働けない」は他人任せの人生のはじまり。もちろん、おかれた状況は様々で自分ではどうしようもないことがあるのも現実。けれど、だからこそ「今」は働かないと言ってみましょう。「今」何を大事にしたいのか、何を選び取るか決断しましょう。そしてその選択を肯定的に受け止めましょう。自分を信頼していれば、きっと未来は開けます。
October 12, 2005
今やっている仕事は楽しいですか?自分のしたいこと、やりたい仕事、ワクワクする仕事を探している人は多い。「天職探し」がブームになるのもうなずける。でも、多くの人は会社に勤め、したくない仕事、面白くない仕事もしなければならない・・・・一日の大半がしかたなくやらされている仕事で占められているとしたら、憂鬱だ。そんな時は、こう思ってはどうだろう。今やっている仕事の中で自分の好きなことはなんだろう?今の仕事を楽しいものに変えるために何ができるだろう?どんな職場なら楽しく仕事ができるだろう?私は、どんな仕事もそうやって楽しいものに変えてきた。「仕事をすること」そのものが私の喜びだったから。あるとき、「フィッシュ 鮮度100% ぴちぴちオフィスのつくり方」(早川書房 相原真理子訳)という本に出会った。カナダのバイクプレイス市場にある魚屋さんの実話をもとにイキイキとした職場をつくるための4つのコツが書かれている。1.態度を選ぶ つねにポジティブな姿勢で出社するように心がけること2.遊ぶ オフィスが活気にあふれるような遊びを取り入れることが大事3.人を喜ばせる 顧客や同僚に対してエネルギッシュな楽しい雰囲気で接しよう4.注意を向ける 人があなたを必要としている瞬間を逃さぬよう、いつも気を配ろう仕事そのものは選べなくても、どんな風に仕事をするかは自分で選べるつまり、マインドセット(気持ちの持ち方)が最も大切なんだってさ。うちの職場は、BGMにジャズを流しながら壁に日本地図をはり47都道府県を制覇する日を夢見て仕事に精を出している。営業する先はもちろん、酒と魚がおいしくて温泉のあるまち。仕事を楽しくするために、あなたはどんな工夫をしている?
October 10, 2005
不安や恐れを乗り越えるには、自分に自信をもつことが一番。だれが認めてくれなくても、自分だけは自分を信頼している。それだけで行動できるもんです。でも、それがなかなかできないのも人間。自分に自信をもつために、私がよくやる方法、ご紹介します。1.自分のなりたい姿を紙に書き出して、一日1回必ず声に出して読む ちっちゃなホワイトボードに私のありたい姿を7項目書き出して壁にかけています。書き出すってことは、自分の思いに形を与え、意識し続けること。効果あります。・・但し、家族に聞かれると結構恥ずかしい・・最近は開き直ってますが、誰もいないところでやるほうが無難かも?2.毎朝、鏡の自分をほめる 自分のいいところをみつけてほめまくろう。「私って結構いけるかも」 案外悪くないぞと思えてくるから不思議。たとえ夫が冷ややかなまなざしを向けようが、一切無視します。3.ネガティブワードをアクティブワードに置き換える 否定的な言葉のもつ威力はすごい!すぐに引きずられてしまう。 「あきらめず」は、諦めという否定語が入っているからNG。粘り強くと置き換えよう 困難に立ち向かう→挑戦する あせらずに→マイペースでってな具合4.小さなハードルを飛び越える まずは、小さなことでもいいからチャレンジしよう。成功体験の積み重ねが大きなことへのチャレンジにつながっていくはずです。5.自分で決断するクセをつける 「今日のランチはこれ」と5秒で決める。ランチがパスタになっても和食になってもどうってことない よね。大事なことは「何でもいいわ」とか「あなたと一緒でいい」と決断を人にゆだねないこと。 一つひとつの決断が、自分の人生をつくりだすのです。
October 9, 2005
何かを始めようとするとき、不安はつきもの。やりたいけれど、時間もないし、お金もない。ましてや能力さえも。・・失敗したらどうしよう、怖い・・失敗するくらいなら最初からやらないほうが安全だ。できない理由は一杯ある。思い込みはいつしか確信に変わっていく。不安や恐れはどこからやってくる?私たちには、試行錯誤や失敗は許されないものだという思い込みがある。正しいか、間違っているか。良いか、悪いか。勝つか負けるか。世の中にはそんな判断基準がまかり通っている。5+5は?と聞かれたら 正解は10しかない。でも、10になるには?となると答えは一つじゃない。4+6も3+7も1+9も3.5+6.5も2+3+5も・・それこそ何十通りとある。それが世の中なのに、ただ一つの答えに縛られている人のなんと多いことか。自分なりの答えでいいんだよ。自分の中にある失敗への恐れと向き合ってみよう。だれもが恐れをもっている。私だってそう。失敗したコトも山のようにある。あまりの失態に、へなへなと力が抜けて寝込んでしまったことだってある。厳しい叱責と損失にこの世の終わりを感じたこともある。その繰り返しの中で、気づいた。完璧でありたいし、完璧を目指しているけれど、完璧に仕事をすることは難しい。失敗したことを悔やむより、それにどう対応したかが大事なのだと。どうしても動けない人は、新しいものの見方をしてみてはかが?失敗したらどんなよいことがあるか? 失敗の利点?そんなものあるの?でも、こんなことはないだろうか。上司や先輩、同僚がフォローしてくれた。失敗した理由を考え次に活かした。命まではとられないとわかった。誠意をもって取り組んだので前よりも信頼されるようになった。失敗にもよいことがたくさんあるのだ。そう思えれば、一歩進むことができるのではないだろうか。障害も同様だ。私たちを取り巻く障害にはさまざまなものがある。時間がない。お金がない。能力がない。自信がない。意欲がない。諦めが早い、完ぺき主義、過去の失敗にとらわれている、などなど。どうしようもなく立ちはだかる壁。どうしたら越えられる?一番簡単な方法は、壁よりも自分が大きくなること。壁は越えられないのではない。壁を越えられないと思う自分がそこにいるだけだ。自分を信じる。そして越えようという意志をもって壁に向き合い、行動してみよう。恐れを感じつつ、それでもとにかくやってみよう。あなたの前に道はきっとある。今はそれが見えないだけ。一歩踏み出せば、ずっと続く道が見えてくるはず。
October 8, 2005
某キャリア情報誌から時々取材を受ける。よくあるテーマは「天職発見」自分のやりたい仕事、好きな仕事、本当に自分にあった仕事に出会いたいと悩む女性のなんと多いことか。どこかにきっといるはずの「天職」という恋人を捜し求めているのだね。そこで、天職探しのヒントをみなさんにおすそわけ。◆悩んだときが人生の節目 自分と向き合うことが何より大事 人生にはいろんな節目がある。そのときは気づかなくても後で振り返って、「ああすればよかった」「あの時こうすれば」という転換点は誰にでもあるものだ。進路決定、卒業、就職、転勤、転職、結婚、出産などなど、特に女性はどうせ自分では決められない、と自分の人生を他人に預けてしまいがち。でも、ちょっとまって!できごとにすぐに反応しないで、一時停止ボタンを押してみてほしい。 自分の転機となるときに、どう動くかでその後の道は微妙に変化する。普段は、毎日の仕事や生活に流されていてもいいけれど、節目となるときにはしっかり考えることがとっても大切。このままでいいの?」と疑問がわいてきた時も、転機を考えるチャンス。「まあ、いっか」と先延ばしにしないで、じっくり悩んでみましょう。不安の原因や現状の何に満足できないのか、どうすれば満足いくのか、いろいろ悩んで考えて、自分の進む方向をきめよう。悩んで悩みぬいて決めた道は、それがたとえベストの道ではなくても、きっと自分のありたいところにつながっている。 何も始まらない現状維持にさよならして、まずは一歩を踏み出そう。
October 7, 2005
ジョン・クランボルツのプランド・ハプンスタンス・セオリー(計画的偶発性理論)。 最近、かなり気に入っている理論だ。私の人生、まさにプランド・ハップンスタンス! 流れ流されて、偶然とWILLの力でココまで来た。そのときは無我夢中で気がつかなかったけれど、偶然を引き寄せたのか、節目でしっかり考えたからか?今「天職」ともいえる仕事をしている。この理論、もっとたくさんの人に知って欲しい。きっとモノの見方が変わると思う。最近「偶キャリ」(所由紀著 経済界)という本が話題になっているけれど、まさにこのプランド・ハプンスタンス・セオリーを地でいく10人が登場する、とても面白く納得できる本だ。この理論については、「キャリアの教科書」という本にわかりやすく書かれている。例えばこんな部分。 変化の激しい時代になればなるほど、キャリアは自分の思い描いたとおりに実現するものでははない。したがって、むしろ現実に起きたことを受けとめて、そのなかで自分を磨いていくことのできる力が重要である。さらに、自分のキャリアをひらくためには、自分の方から何かを仕掛けて予期せぬ出来事を作り出し、そこで自ら実体験して不要な間をおかず次の手をうっていくことが必要になる。 自己価値を作り出す5つのスキル ●好奇心-さまざまなことに対する幅広い興味・関心が自分の企画の幅を広げる一方、偶然の機会に出会いやすくなる ●執着心-どんなことが起こってもひとつのことにこだわりつづけたり、自分の柱を持ちつづけることで長期的に自分のキャリアが花開くことになる ●柔軟性-状況が変化してもそれに柔軟に対応し、学習して自分の血や肉にしてチャンスを活かす●楽観主義-すべての出来事は、かりにそのときは悪い結果になったにせよ、後で必ずいきてくると楽観的に考えて前向きにとらえる●リスクテイク-一見不連続に見える先のわからぬ状況のなかでも、積極的にリスクをとって進んでいく。またそれがかえってより大きなリスクを回避し、自分や自分と関わる人たちの幸せにつながると考える。 「キャリアの教科書」 佐々木直彦著 PHP研究所より引用リスクテイクはなかなか勇気がいるけれど、恐る恐るでも一歩踏み出せば、必ず違う人生がまっている。そう信じることから、すべてが始まる。
October 6, 2005
女性や学生のキャリアをサポートすることが私のミッション。キャリアサポートで特に大事にしているのは、「らしさ」や「べき」「ねばならない」という枠をとっぱらって自分の可能性を広げてあげること、つまりジェンダーの視点を大事にするってことです。そして、キャリアを取り巻くさまざまな概念を取り込みながら、一番適切な方法で支援すること。ようするにキャリアに関する心理学、組織行動論、コーチングやファシリテーションといった周辺概念を常に学び続けるということ。「キャリア」とは生きることすべてであり、常にホリスティック(全体性)を考えながら向き合って行くものだと思っているから。キャリアについて考えるとき、今一番大事にしている言葉は、神戸大学の金井壽宏先生からお聞きしたもの。 用意された心に偶然は微笑む。 成功した人やチャンスをつかんだ人は、「偶然ですよ」とか「運がよかった」というけれど、実はその人がその運やチャンスを呼び込む心の準備をしていた。だからチャンスをつかむことができたのだというもの。運を呼び込むマインドセット(心構え・心の持ちよう)がその人に成功や幸せをもたらすという考え方だ。先はどうなるかわからないけれど、今を一生懸命生きることでチャンスや幸せが引き寄せられてくる。と信じて行動すること。結構、ノー天気な私だがこの言葉に出会って自分の生き方はこれでいいんだと、勇気付けられたような気がする。ジョン・クランボルツのプランドハプンスタンス理論(計画的偶発性理論)がもともとの出発点らしいが、この考え方、まさしく私の生き方そのもの。何も考えずに生きるのも人生、でも「その時・そのチャンス」をのがさずしっかり捕まえるためには、心の準備をしておくことが大事だね。
October 5, 2005
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