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モーテン・シュルト=イェンセン指揮/ライプツィヒ室内管弦楽団、ゲヴァントハウス室内合唱団ミリアム・アラン(S)、アンネ・ブター(MS)、マルクス・ウルマン(T)、マーティン・スネル(B)('04年録音 / NAXOS 8.557728) ナクソス・レーベルとしてはコシュラー盤に続く2種類目のモツレク。演奏時間40分54秒はおそらく過去最速だろう、美しくもスマートな演奏である。「速すぎるテンポ」は軽快さとひきかえに曲本来の香りや深みを失ってしまうことが多いのだが、当盤はそのバランスをうまくとっている。細部にわたる表情づけはすべて利にかなっており、フレーズの一つ一つが生きているのだ。チェリビダッゲやエリック・エリクソンに師事したというこのデンマークの指揮者、筆者も初めて聞く名前なのだが、その実力は確かだと思う。筆者の評価=☆☆☆☆(最高は☆5つ)
June 10, 2006
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サー・コリン・デイヴィス指揮/ドレスデン国立歌劇場管弦楽団(シュターツカペレ)、合唱団ウテ・ゼルビヒ(S)、ベルナルダ・フィンク(A)、スティーヴ・デーヴィスリム(T)、アラステア・マイルズ(B)('04年録音 / ドリームライフ DLVC 1165)ゼンパー歌劇場ライヴ 昨年NHK BS2で放映されたのを観て「なかなか立派な演奏だな」と感心したもの。このたびDVD化され正式リリースとなった。筆者が保有するモツレクのDVDとしてはこれが8種類目となる。デイヴィスの棒によるモツレクは過去にフィリップスやRCAレーベルへの録音があったが、今回のものが一番出来がよいようだ。 ややゆったりしたテンポ、オーソドックスな解釈によるモーツァルトであり、まずは安心して音楽を味わうことができる。 映像付きには既にベームによる超弩級の名演が存在するので(昨年ご紹介したもの) 他の演奏はどうしても影が薄くなってしまうのだが、直接比較さえしなければ十分愉しめる内容だ。筆者の評価=☆☆☆☆(最高は☆5つ)
June 9, 2006
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ガリー・ベルティーニ指揮/ケルン放送交響楽団、合唱団クリスティーナ・ラキ(S)、ドリス・ゾッフェル(A)、ロベルト・スウェンセン(T)、トマス・クヴァストホフ(B)('91年録音 / Capriccio 71 067 [SACD-hybrid]) 標準的なテンポと標準的な解釈による、中庸のモーツァルト。ビールでいえば平均的な味わいのサッポロ『黒生』か キリン『一番搾り』、といったところだろうか。 オケやコーラスの出来を含め、決して悪い演奏ではないのだが、感動的というにはもう一歩なのだ。全体に突っ込み不足、心に響く“何か”が足りない気がする。 同じ演奏団体による『ミサ曲ハ短調』も同時リリースされている(そちらは筆者は購入していない)。筆者の評価=☆☆☆(最高は☆5つ)
June 8, 2006
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アンドルー・パロット指揮/ボストン・アーリー・ミュージック・フェスティバル管弦楽団、合唱団ジェーン・ブライデン(S)、メリー・ウェストブルック=ギーア(MS)、ウィリアム・ハイト(T)、ステファン・リチャードソン(B)('90年録音 / DENON COCQ-84142 日本盤 ¥1,575) 頬をなでる“そよ風”のような、何とも軽やかなモーツァルトだ。爽やかに通り過ぎ・・・後には何も、残らない。ビールでいえば発泡酒、それもアサヒ系の味わいである。 演奏技術レヴェル自体はかなり高いし、濃厚・シリアスな表現が敬遠される風潮の昨今、このようなモーツァルトを好む人がいても不思議ではないが、筆者の理想からは遠い一枚だ。 同時に発売された『ミサ曲ハ短調』(DENON COCQ-84143)もほぼ同様の演奏傾向である。筆者の評価=☆☆★(最高は☆5つ、★は☆の1/2)
June 7, 2006
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ヘルムート・リリング指揮/シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム、シュトゥットガルト・ゲヒンガーカントライディアナ・ダムラウ(S)、ユリアーネ・バンゼ(S)、ローター・オディニウス(T)、マルクス・マルクヴァルト(B)('05年録音 / ヘンスラー 982279) 『レクイエム』と比べると はるかに演奏機会の少ない『ミサ曲ハ短調』だが“モーツァルト記念年”の関係でこのところ録音が増えてきている。 未完成に終わったこの曲を補筆拡大した当盤はその中でも特別な一枚といえるが、その作業を行ったのは『レクイエム』の補筆でも名を知られたロバート・D・レヴィンである。 しかし今回の場合は聴いていて 『レクイエム』以上にしっくりこないものを感じた。補筆部分が、長すぎるのもその一因だろう。“それらしく”補筆することはできても、しょせんモーツァルト本人の筆には及ぶべくもないのだから。 ただし演奏自体は悪くないと思う。この曲の録音もこれで3度目となるリリング、さすがに“ツボを心得た”曲はこびであり、オケやコーラス、ソリスト陣も標準以上の仕上がりだ。筆者の評価=☆☆☆(最高は☆5つ)
June 6, 2006
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ジャン=クロード・マルゴワール指揮/カントライ・ザールイ、ラ・グラン・エキュリ・エ・ラ・シャンブル・デュ・ロワ、ジョルディ・テボー(S)、ジェマ・コマ=アラベール(MS)、サイモン・エドワーズ(T)、アラン・ビュエ(B)('05年録音 / K617 K617180) 何ともマニアックな一枚が登場したものだ。「リオ・デ・ジャネイロ版」とはどんなものかというと“本来は欠けている「リベラ・メ」を追加したバージョン”のことであり、その部分を作曲したのはジギスムント・ノイコム(1778-1858)というオーストリアの作曲家・・・らしい。 この「リベラ・メ」はいかにも“モーツァルトっぽく”まとめあげたノイコムの力作であり、本体の『レクイエム』からの楽曲引用もなかなかに興味深いところだが、本体部分と比べてしまうと芸術性で劣るのは至極当然のこと。最後(「ルクス・エテルナ」の後)にくっつけて演奏されているせいもあり、通して聴くと“蛇足”の印象がぬぐえない。 また演奏自体も満足できる出来栄えとは言い難い。速すぎるテンポと短すぎる曲間のせいで、全体に妙にせかせかした印象を受けてしまうし、コーラスも息切れしたのか後半部分での荒っぽさが耳につく。特別バージョンでの演奏を売りにしたコンサートだったのだろうが、広く一般にオススメできる内容ではなさそうだ。筆者の評価=☆☆(最高は☆5つ)
June 5, 2006
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新聞記事によると『謎のプリンス』は今年上半期のベストセラー第一位、だそうだ。わが家もその売り上げにちょっぴりだが貢献している。 一昨年の『不死鳥の騎士団』発売の際には在庫過剰で処理に困った経験を持つ各書店、今年は予約販売に力を入れていた。とはいっても現行の制度上、新刊本を安売りすることはできない。「おまけ」で釣るしかないのだ。 筆者が買ったのは紀伊国屋書店、そのおまけが写真の帽子である(「魔法の杖」がわりにしているのは折れてしまった指揮棒で、先は丸く削ってある。下の娘のアイディアによる。)「おまけ」や「セール」には昔から弱い筆者であった・・・
June 3, 2006
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サントリー『ザ・プレミアム・モルツ』の“トラックバック(ブログ)キャンペーン”(現在も続行中)、筆者も先日「ビール工場見学に関する日記」で応募しておいたのだが 本日、当選のお知らせとともに1ケース(12本)が送られてきた!(^o^)v (手前のビアグラスは今回のキャンペーンとは無関係) 最新のニュースによれば昨年に引き続き、今年も『ザ・プレミアム・モルツ』が「最高金賞」(モンドセレクション ビール部門)を受賞した、とのこと。“深いコク”で我が国トップクラスの味わいを持つ当ビールだが、それが海外でも評価されるというのは大変喜ばしいことだ。 売り上げ面ではなかなか厳しい状況だとは思うが、サントリーさんにはこれからもぜひ“本物志向のビール”を造り続けて頂きたいと思う。
June 1, 2006
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ダイエットを始めた昨年春に、筆者もよく飲んでいた「ヘルシア」。 今回その関連商品でスポーツドリンク・タイプの「ヘルシアウォーター」が新発売となった。緑茶タイプと同様、茶カテキン540mgを含み、脂肪の燃焼を促すのだという。 ダイエットのために必要なのは、毎日の継続的な運動と、バランスのとれた摂取カロリー制限である。要するにこれさえ飲んでおれば痩せる、などという都合のよい商品はまずないと思ってよい。とはいえ、こういう補助食品も気分的な助けにはなるだろう。 今回の「ヘルシアウォーター」は何とカロリー・ゼロ。あと口に少し残る苦味(これがカテキンなのか?)はなんとなく子供用のお薬の味を想い起こさせる。はっきりいってあまり美味しい飲み物ではないのだが、あまりに苦かった前作「ヘルシア(緑茶・ウーロン茶)」よりは、はるかに飲みやすい。こんな人工飲料を毎日飲み続けて本当に健康に良いのだろうか?という疑問はあるけれど・・・
June 1, 2006
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