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ジェフリー・ナックマノフ監督、キアヌ・リーブス、アリス・イヴ、トーマス・ミドルディッチ、ジョン・オーティス。どうもあっちゃこっちゃからの作品のパッチワークみたいで、この映画自体が雑なフランケンみたい。で、映画だけが自分の都合で進行して僕はつまらんままソファであくび。身を乗り出す隙もないほど退屈な映画でした。
2023.04.04
ウィル・グラック監督、ローズ・バーン、 ドーナル・グリーソン、デヴィッド・オイェロウォ。原作はビアトリクス・ポター「ピーターラビット」。つまんなかったなぁ。編集会議での「読者の記憶に残るのはエンディングだけ。」という結論。僕は映画のエンディングをほとんど覚えてない病っすけど(もちろん小説も覚えてない)。この映画のエンディングももう忘れてるし。お薦めは実話ものの映画「ミス・ポター」(クリス・ヌーナン監督2007年公開)、ぜひぜひ。
2023.04.01
1940(昭和15)年「キング」11月号初出。朗読時間約43分。青年探偵横川禎介シリーズ。神主の老人とその姪っこのハイカラ娘のパーマをめぐる対立から偶然にあぶり出されるスパイ事件。これは推理できたけど、暗号を解くカギがそれかい!と思わず半笑い。でも似たような活動は現代でも五條瑛作品なんかで出てくるんで基本の基なんでしょうね。
2023.03.30
北野武監督、西島秀俊、菅野美穂、松原智恵子、三橋達也、深田恭子。逆玉にのる西島秀俊の母親役が金沢碧さん。ドラマ「俺たちの旅」にダブってこんな母親になったのかとか。そして棄てた恋人との思いもしなかった道行きが始まる。これは果たして夢か現か、横糸に紡がれる二つの道行きもいい。道行の末、幸せだった思い出の地から追い出され雪道から滑落し木に引っ掛かかったロープが二人を左右に振り分け宙にぶら下がるラストは美しく衝撃。ぜひ。
2023.03.29
キム・テギュン監督、石黒英雄、渡辺大、水川あさみ、瀧本美織、山本耕史。原作は松本光司の同名漫画。前知識まったくゼロ。でもわかった、ロケ地は友ヶ島だ、砲台跡でわかった。大昔、海の家で遊んだ。夜に度胸試しもした。しかし懐かしいながら話についていけん、内容はわかるが展開がまるで浪花節で漫画(ま、漫画っすけど)。主人公、剣の上達早っ。で詰まるところチャンバラ見せられてるだけでつまんない。加太の休暇村は元気かなぁ。
2023.03.26
大友克洋監督、オダギリジョー、蒼井優、大森南朋、江角マキコ、りりィ。原作は漆原友紀の同名漫画。ずっと昔に見てるけどすっかり忘れてるんで二度見目です。見なくてもダイジョウブでした。そんなにムシムシムシムシ言われてもなぁってなもんです。平安の蠱毒みたいな呪詛ならわかるけど。100年前というのもね。ホームズはすっかり科学推理してるし。なんか、なんかな感じ。
2023.03.24
江崎実生監督、夏純子、後藤ルミ、江守徹、松原智恵子、小松方正。「断絶」。夏純子がつぶやく言葉、懐かしすぎる。井上陽水のデビューアルバムが「断絶」(1972年)だったなぁ。思い起こせばなかなかいい時代でした。そして時代は思惑通りには良くはならないっす。ITとAIでなんとかなるどころかITとAIふたつ繋げて「痛い」時代とはお後がよろしいようで。ラストが時代らしくストライキで学舎に響くのが北島三郎の「兄弟仁義」(1965年)と森山良子の「この広い野原いっぱい」(1967年)。まさに昭和の豊かさですなぁ。面白い。
2023.03.22
堤幸彦監督、戸田恵梨香、加瀬亮、竜雷太、有村架純。けっこう宮崎アニメとかと設定が似てる?展開はまったくちゃいますが。壮大な話で世の中、神も仏もな気分。面白い。ここから配信ドラマ「SICK'S 〜内閣情報調査室特務事項専従係事件簿〜」に続くわけです。ちなみに熊野本宮大社の八咫烏のデザイン推しっす。あと、八咫烏が冒頭に登場する芥川龍之介の「桃太郎」も面白い。ぜひぜひ。
2023.03.21
堤幸彦監督、戸田恵梨香、加瀬亮、竜雷太、有村架純。ゴリ△(読めない人は2ちゃんねる用語検索)。懐かしい。堤ワールドっぽい作品全部がほとんど滑ってる感じがするのは堤ファンの贔屓目っすかね。さすが10年経ても本家強し。人間の可能性を信じる者と閉ざそうとする者との人種間戦争、壮大になってきた。ところで「みんなエスパーだよ!」(2013年)ってどんな話だったっけ。
2023.03.19
押井守監督脚本、筧利夫、真野恵里菜、森カンナ。押井監督といえば監督作品のあちこちに登場するバセットハウンド。ハッシュ・パピーのマスコットでも有名ですが飼育は初心者にはなかなか難しいらしい。「シン・シティ」シリーズ(ロバート・ロドリゲス、フランク・ミラー2005年&2015年)みたいにしたかったのかなぁ。ちゃうでしょうね。
2023.03.18
鈴木雅之監督、木村拓哉、松たか子、北川景子、佐藤浩市。何も言うことないです。安心安定でした。できそうでなかなかできないと思います。
2023.03.17
渋谷和行監督、後藤理沙、松田龍平、秋吉久美子、三輪明日美、本田博太郎。原作は伊藤潤二の同名漫画。結末はけっこう衝撃的なのに結末に向かう展開っちゅーか演出っちゅーかがどうもまずい。伊藤潤二の映画化ってどれもこれもつまらんのはなんで?なんでどの監督もおんなじようなテイストで怖くなくなるんでしょか?不思議。見終わった後にいろいろ検索したら漫画とはいろいろ違うみたいっすね、ま、漫画も未読の僕には蚊帳の外のことですが。
2023.03.15
「悪魔の理論」「屋根裏の長い髪」「首吊り気球」の短編3作収録。思い起こせば昔々、深夜ラジオ「サイキック青年団」で伊藤潤二は怖いと教えられてから著書は読んだことがなく、ただただ怖いが妄想の暴走をしてたけど、ここ最近、映像化された作品を見るたびギャグっすかというもんばっか。「首吊り気球」とかタイトルはめっちゃキャッチーやのに。これは監督の解釈なのか原作がそうなのか、伊藤潤二は怖いのかおもろいのか、どっちなんや。とぼやいても漫画は絶体に読まんけど。ま、最初はめちゃ怖くても回を重ねるごとにコメディに昇華することもよくあることです。
2023.03.14
マーク・ウィリアムズ監督、リーアム・ニーソン、ケイト・ウォルシュ、ジェイ・コートニー、ジェフリー・ドノヴァン。離婚が成立した刑事のつれてる犬(画像)がめちゃ可愛い。こいつを見るだけでも価値あり。にしてもリーアム・ニーソンの鼻、眉毛から高過ぎてどんな視野なんだろう、邪魔にはならんのか、めちゃ知りたい。で、感想は好きな話ですが雑すぎたかも。でも暇つぶしには飽きないだれないので、犬の可愛さに免じてぜひ。しかし犬種がわからん。シーズーとマルチーズ、またはシーズーとキャバリエのMIXかもと推測するけど違うやろなぁ。
2023.03.13
チャールズ・マーティン 監督、オーランド・ブルーム、サイモン・ヤム 、リン・ホン 、ハナー・クイリバン 。とんでもない映画でした。演出もカメラも音楽も衣装も何もかも。とにかく凄すぎて嫌な予感しかせず20分たたずで見るのやめた。6年前の映画って信じられん。録画データからソッコー削除っす。
2023.03.12
福田純監督、円谷英二特技監督、鶴田浩二、白川由美、中丸忠雄、平田昭彦。原作はウィキによると海野十三が「丘丘十郎」名義で発表した小説『電送美人』が下敷きになっていると考えられているらしい。なら面白いは確定っす。それはともかくこの時代ってパトカーをはじめ自動車がだいたい左ハンドル。輸入車全盛っすか。日本のモータリゼーションは60年代後半からだって。しかし紅一点の白川由美さん、美しい。
2023.03.11
今泉力哉監督脚本、深川麻衣、山下健二郎、伊藤沙莉、志田彩良。主人公は若くして緑内障を患う美大出のパン屋のスタッフ。こんな話がいいです。洗濯機が壊れた人たちが一時期だけ利用するコインランドリーにある孤独を集めた本棚ラック、いいっすね。そして孤独を語る子供は何者?絵はどこで完成と決めてやめるかの話も面白い。それはさておき歯磨きは洗面所の前でしかできない。あちこちでできる人が羨ましい。歯磨き粉つけないマッサージなら無論どこでもっすが、そんな習慣はないっす。ぜひぜひ。
2023.03.09
Higuchinsky監督、初音映莉子、フィーファン、大杉漣、高橋惠子、佐伯日菜子、阿部サダヲ、でんでん、手塚とおる。原作は伊藤潤二の同名漫画。始まりからなんかゆるい。そんで微妙に演出も撮影も音楽もヘン。そのせいか役者も主役から巧いはずの人までヘタに見える。原作も読んでないけど、絶対怖いはずという確信があったのに。スバル360、てんとう虫、可愛い。体育の跳び箱シーンだけ鮮やかなカラー、で真っ赤なブルマー。椿三十郎の変態パートカラーバージョンかよ。もうギャグだとしか思えない。トンボ池って、捕まえるのに指を渦巻の如くトンボの前でぐるぐる回すからトンボ池かよと愚痴も出るわ。あ〜、うずまきより棒(セリフ)が怖いのでした。
2023.03.08
中川龍太郎監督脚本、太賀、小林竜樹、黒川芽以。見終わって中川監督作品だったのかと。監督の作品はこれで5作目ですが、嫌いじゃないけど消化しきれないんすよね。タイトルは自殺した親友の漏らした言葉。それは元々は今はキャバ嬢になってる田舎時代の初恋の彼女が好きだったビジュアル系バンドの歌詞だった。そして大学時代の親友の彼女はキンモクセイの香りが嫌いらしい。関係ないけど僕はユリの匂いが苦手で家に飾るのはご法度だ。しかし親友と同じく一枚の絵を残しハングライダーで飛び立つっていうラスト(練習した場面もなく)が伏線はあるものの謎過ぎる。自殺なのか再生なのか?なんだこりゃ。そして僕には監督の描く喪失感みたいなのがまるでわからないのです。だから最後の最後でわからなくなるのです。あ〜モヤモヤ。
2023.03.03
二宮健監督原案脚本、桜井ユキ、高橋一生。全編桜井ユキPVっす。しかし6年前にこの作品はありだったのか?もはや伝統芸になったのかなぁ。それはさておき桜井ユキファンにはぜひ。
2023.03.01
是枝裕和監督、ARATA、伊勢谷友介、寺島進、夏川結衣、浅野忠信。カルト集団が無差別殺人事件を起こし実行犯も殺害されてから3年後の、実行犯の遺族の話。こりゃおうちビデオの1本ですなぁ。一人で見に行くのもなんだし、誰かを誘う気にもならんし。僕は偶然にも見る機会が出来たけど、見終わってなんだかなぁです。この作品、人間に例えればどんな顔をしてるのかなぁ。今でも学祭とかでかかってそうかなぁ。僕はソーシャルディスタンスです。
2023.02.28
菅原浩志監督、山口達也、安室奈美恵、升毅、由利徹、藤木直人、山本太郎、大森立嗣、松尾貴史、近藤芳正。原作は谷俊彦の小説「東京都大学の人びと」。公開当時の評価は散々だったと記憶してるけど、升毅若ッ!27年後の今見ると懐かし力も手伝って昔のアルバムを見るごとく贔屓目に当時の批評よりは面白。役者陣も今ではいろんな意味で名を成し粒ぞろい。というわけで見るなら今かも。ただし、カンニングのアイデアはまったくおもんないっす。
2023.02.27
製作総指揮伊丹十三、黒沢清監督脚本、宮本信子、山城新伍、NOKKO、黒田福美、古舘伊知郎。カメラが役者に「さぁ演技しろ〜」って言ってるようなアングルの連続。あまりにしつこいと胃もたれしそう。まさか「HOUSE ハウス」(大林宣彦監督1977年)を意識してたのかな。飽きるほどの顔のアップ、必要なのか?大はしゃぎに見えるSFXも時代なのか監督なのか、忖度なのか、大衆の声なのか。チープをチープじゃないと言い張る方向か、チープを味方にする力か、そのせめぎ合いで、大林組の勝ち。また「ヒルコ/妖怪ハンター」(塚本晋也監督1991年)とか。
2023.02.26
山下敦弘監督、長塚圭史、山本浩司、尾野真千子、山本剛史。原作はつげ義春。オフビートの中で親しくもない二人の関係がビミョーに上に下にせこく細かく揺れ動くのがおもしろ。一番大胆でハッキリスッキリチャッカリなのは嘘つき女子高生だった。でもどこか切ない。エンディングのくるり「家出娘」もなんとも良いです、ぜひぜひ。
2023.02.25
松居大悟監督脚本、池松壮亮、伊藤沙莉、大関れいか、屋敷裕政、永瀬正敏。2021年から毎年7月26日の1日を6年間回想し、ラスト、2021年に戻って二人の今が描かれる。良い映画でした。池松壮亮の部屋にある水飲み鳥、懐かしい。ベッドの横に敷かれてるフェイクの虎皮の絨毯、ずっと前に楽天で見たよ。お薦めっす。
2023.02.22
ライアン・ジョンソン監督、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ブルース・ウィリス、エミリー・ブラント。前に見た記憶がおぼろにある中見直した一作。タイムマシンと殺し屋稼業と未来の自分殺しと未来の犯罪王レインメーカーの現代での抹殺と自分抹殺で未来の自分も消えて憎しみを抱えた犯罪王も育たずゲームオーバーの話。未来の人間を過去で射殺する殺し屋。未来から自分が送り込まれるのを射殺すると契約終了。設定が面白い。そんでエミリー・ブラント、「わらの犬」の頃のスーザン・ジョージかと一瞬思った。さらに幼い日の犯罪王レインメーカーの念動力シーン、これを見ると大友克洋の「童夢」作れたよね。遅くはない作って欲しい。とか、10年前の映画に52年前の映画の女優と40年前の漫画を被せるってどないやねん。
2023.02.21
李相日監督脚本、広瀬すず、松坂桃李、横浜流星、多部未華子、趣里。原作は凪良ゆう氏の同名小説。それはさておき登場人物それぞれのお金事情はどうなってるんでしょ。実家援助か?それぞれの家賃、店舗の家賃、懐事情に興味津々。そして思うに流浪の月な人たちよりも、ひょっとして日々いっぱいいっぱいのパリピもどきのほうが壊れる時は脆くて無惨かも。それもさておき月見草気分で凪に暮らそ。
2023.02.20
井上康平監督脚本、佐藤玲、笠松将、山本亜依、松浦祐也。スランプのシンガーソングライターの女の子が引っ越した団地の部屋は前の住人が残した家具のある部屋。先住の青年は贋作画家で日々の思いをカセットテープに録音していた。それを見つけて聞く彼女の前にその青年が現れるという不思議なことが起こり、それは果たして夢かうつつか。絶妙のバランスで気持ちいいアンバランス。催眠術の心理で事実と真実の話のシーン。人がそうありたいと思ったことが真実。事実とは別物。同じようなことを昔、遠藤周作氏の「イエスの生涯」で読んだような。たぶん贋作画家の青年は金を無心し続ける母親と母親の男に絡んで事件を起こし、部屋は家財道具そのままに次の住人に貸し出されたんじゃないかなぁ。
2023.02.19
今泉力哉監督、松坂桃李、仲野太賀、山中崇、コカドケンタロウ。原作は劔樹人「あの頃。男子かしまし物語」。2004年前後から始まる劔樹人氏の自伝。犬山紙子さんの旦那といえばわかりやすい。大福iMacとモー娘。ホンダシティ、イベントスペース白鯨。なんか懐かし。僕にとって白鯨と言えば2011年以降の竹内義和さん出演のUstream配信。そして僕が知ってる剱氏と言えば神聖かまってちゃん、TVブロスのコラム書いてた人くらい。それにしても目が光るブロンズ像はめちゃわろた。僕はハロプロオタじゃないけど、そんな人もダイジョーブ、みんなのあの頃、面白いっす。とりあえず役者が豪華でむさ苦しい。ぜひぜひ。
2023.02.17
佐藤信介監督、山﨑賢人、吉沢亮、橋本環奈、清野菜名。原作は原泰久の漫画「キングダム」。清野菜名が主役だった。見てる間は飽きないけど終わったら砂漠。キャラを楽しみたい。見終わってからの「キングダム2・キャスト・相関図」検索で役と役者の答え合わせが何の知識もない身にはちょっとサプライズ(ま、1作目は見てるけど)。しかし、根本的に時代背景が何もわかってないし、興味もないのが困ったもんだ。
2023.02.13
松田優作監督、松田優作、石橋凌。原作は狩撫麻礼、たなか亜希夫の同名漫画。見た記憶はあるけどすっからかんに忘れてた。今改めて見ると、ターミネーターっすか。としか突っ込めない。漫画アクション、読んでたけど、漫画も1mmも覚えてない。老化だ老化。阿木燿子さん、綺麗でした。そして久々の若き石橋蓮司さん、本番強要で殴られる客の役、懐かし。これを見ると石橋静河さんて父親似なんすね。
2023.02.12
石井岳龍監督、染谷将太、高梨臨、白石廿日、村上淳。原作は前田司郎氏の戯曲。・・・・・・・・・・・・・・・・・・。こりゃ芝居で劇場で生身の舞台を生身の観客と見る空気感共々とがワンセットのもので、映画とは次元がちゃうのでわ。芝居でできたことが映像ではでけへんかったっちゅーことだけでわ。でわでわ。
2023.02.10
黒沢清監督、役所広司、永作博美、ユースケ・サンタマリア、柄本明。この頃、一杯180円のコーヒーショップがあったんすね。それはともかく思ってたの違った。前半はそれなりに不気味さはあったけど、前半と後半があまりに違いすぎて、どやねんな感覚。途中からドッペルゲンガーが脚本書いたんすか?みたいな。それなら許せるけど。こんなATG的な結末は望んでなかったのに。残念。
2023.02.07
村上正典監督、岩本照、生見愛瑠。原作は玉島ノンの同名漫画。なんか始まりからヘン。台詞とか展開とか、ジェットコースターというレベルじゃなくヘン。王道の雛形ストーリーがスッゴい雑で変なテンポで進んでいくアンバランス。これで映画が成立するんだというフシギ。それが新鮮に驚いた。稼ぎ頭はレンタル、配信、動画サイト、何なのかなぁ。
2023.02.05
杉岡知哉監督脚本、井上祐貴、萩原利久、木下彩音、小野花梨。原作は高山りくの小説「BittersEnd」。「人には2種類ある」ってホントに言う奴がいた~。もちろん意図があっての台詞だと思うけど。新鮮に驚いた。で、なんでこんな話を作ったのか、あまりに都合よくて棚上げ主義で薄すぎる話でした。基本、こんな思いつきっぽい話は避けるか練りなおすのがマットーだと思うけど、原作はもっと密なのかなぁ、違うのかなぁ。ちなみにミステリーでもなんでもないっす。
2023.02.04
下山天監督、入江甚儀、佐津川愛美、高橋メアリージュン。原作は石ノ森章太郎「人造人間キカイダー」。マンガもテレビも未読未見。うっすらとオリジナル当時の記憶はあるけどほとんどなんも知らずに映画突入。なんかドラマも音楽もアクションも効果音も昭和っぽい。なんでギターを背負ってるのか、しかも意味なく弾いてるし、エレキのアンプは自分に繋いでるのか、あ~謎だ。高橋メアリージュンさん、サイボーグより闇金サイハラさんのほうがハマり役っす。
2023.02.02
山本薩夫監督、若尾文子、安田道代、山本圭、船越英二、森光子、津川雅彦。原作は三浦綾子の同名小説。曽野綾子と間違えがち。どちらの作品も読んでないですけど。で、こんな話だったとは。タイトルとドラマでやってた記憶はうっすらとあったけど。浮気中に外で遊ばせていた娘を殺され、殺した犯人の子どもを夫の意向で育てさせられる話だったとは。ま、それは置いといて、兄が持ってたアイヌの笛というムックリ、ビョンビョンと紐を振動させる楽器で「怪奇大作戦」(1968年)を思い出した。そしてジョニーウォーカーとホワイトホースの懐かしい名前、ウィスキーのステータス、そんな時代だったのです。ちなみに僕が最後に飲んでたのはオールドクロウです。
2023.02.01
岩井俊二監督脚本、浅野忠信、CHARA、橋爪浩一。浅野忠信とチャラの半端ない毛量爆発コンビ。謎は、警官から奪ったリボルバーの弾数が合わないこと。8発は撃ってるで(と思って後に検索したら8発モデルもあったのだ)。CHARAのMVなんでカラスのCHARAを見てたら「ハウルの動く城」って実写ファンタジーでできるなと思ってしまった。それはともかく、ラストの思いがけないアッという間の衝撃も納得。面白かったです。
2023.01.28
原田眞人監督、 大泉洋、満島ひかり、戸田恵梨香、内山理名。原案は井上ひさしの小説「東慶寺花だより」。めちゃ面白かった、久しぶりの時代劇。じょこ(戸田恵梨香)の書く文字が日々上達していくカットが沁みた。見応えはあったけど、役者陣そのままにバリバリの現代劇(あるいは宗教の存在価値が変わったちょっと未来)に置き換えてもけっこうイケたんじゃないっすかね。それともアカンほうのB級C級になってしまうかなぁ。ちなみにこの頃の江戸の町の様子はNHKドラマ「小吉の女房」「小吉の女房2」で。勝海舟の父小吉は鳥居耀蔵と同世代なのです。
2023.01.27
やっぱりおもんない。どこがおもろいのかさっぱりの不思議シリーズでした。
2023.01.24
ニール・バーガー監督、ブラッドリー・クーパー、ロバート・デ・ニーロ、アビー・コーニッシュ。原作はアラン・グリンの小説「ブレイン・ドラッグ」。190916投稿の「ルーシー」(2014年リュック・ベッソン監督脚本スカーレット・ヨハンソン主演)みたいなのかなと思いきや、話がめちゃつまんない。こっちにしてみりゃそういうことじゃなくてのオンパレ。監督がまずリミットレスを飲めっちゅー話ですわな。ちなみに薬名がNGT48には苦笑い。
2023.01.23
前田陽一監督、香山美子、加賀まりこ、ホキ徳田、加東大介、長門裕之。終戦から昭和33年の売春防止法までの遊郭の人間模様。昭和28年、赤線に反発する日ノ丸楼の一人息子は結婚後にブラジル移住の夢を語る。ブラジル移住話って映画「東京五輪音頭」(1964年)「拳銃残酷物語」(1964年)「青春の構図」(1976年)でも出てくるけど、昭和28年が初期だとすると20数年も夢の地だったってことになる。すごいっすね、ブラジル。そんで遊郭の潜入取材にきた富裕層の女子大生の加賀まりこ、可愛い。何はともあれ前田監督のデビュー作、ぜひぜひ。孤児から引き取られて郭で育って外を知らない心優しき遊女香山美子の最期が鮮烈。戦争のトラウマだと思うのです。がウエットじゃないんでぜひ。
2023.01.22
モルテン・ティルドゥム監督、ジェニファー・ローレンス、クリス・プラット、ローレンス・フィッシュバーン、マイケル・シーン。なんだ?吊り橋効果SFバージョンなのか?宇宙船の中で何しとんねん。あんなラストで感動した人は何パーおるんやろ?んなアホなですわ。なかなかに酷い内容で、あんたとはやっとれんわ~、ほなサイナラ。
2023.01.21
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、エイミー・アダムス、ジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカー。原作はテッド・チャン「あなたの人生の物語」。公開当時に映画館に観にいってしまったとしたらエライとこへ来てしまったなっちゅー感想かなぁ。途中から席を立つには若干気になるし、しかし見続けても大したことない雰囲気満々やし。悪い意味で沼ですわ、そんで見終わってやっぱこういうのに全く関心がなかった自分の性格を呪ってジエンド。しかし、形はどうあれ、浮かべたがるよねぇ、とりあえず。ネタバレありの解説は岡田ゼミ「あまりに難解な超SF映画「メッセージ」をネタバレ解説します!」をどうぞ。
2023.01.20
カトリーヌ・ブレイヤ監督、ジュリア・アルタモノフ。原案はシャルル・ペロー「眠れる森の美女」とアンデルセン「雪の女王」。どうやら監督はやっかいなフランス人っぽい。アナスタシアはいろんなデザインの目覚まし時計を持っている。時代はいつだ。イチイの木には毒がある。マジか。ローヤルゼリーを食べすぎて動けないミツバチ。ほんまにおるんか。雪の女王の氷の破片が目に入って初恋の彼に思春期が訪れ、女王に奪われる。彼を探してなんでもありの夢の中。その世界観にさすがやで〜とかいうお方もおるでしょうが、ほんまに困った意識高い系フランス人やで。
2023.01.17
アベユーイチ監督、柏木ひなた、竹富聖花、上白石萌歌、岡崎紗絵、浅香航大。原案はれるりりの楽曲。5年前までは流行ってたんですなぁ、展開は違えどバトルロイヤルスタイル。にしても手を抜きすぎに見えるけど勘違いか。柏木ひなたさん、どっかで見たなぁとか思えばテレビ「関内デビル」だった。本作も5年前にしろ役者陣はいいっすよね。このジャンルの歌といえば懐かしの「ワールズエンド・ダンスホール」がお気に入りです。この超速楽曲を果敢にアコギで弾き語ってたいなまぐろさん(今や動画サイトにその痕跡はない)も懐かしい。
2023.01.16
月川翔監督、逢沢りな、志尊淳、荻野可鈴、白洲迅。原作はkagen。十年前とはいえ役者陣が充実してきたかも。仮想アイドルがアプリ育成者を歪んだ現実空間の中で追い詰める。しょっぱい「パプリカ」ですが、それなりにつまんなくもない、お花畑ですが。しかしウィキによると月川監督、この翌年2013年から加速っす。
2023.01.15
内藤瑛亮監督、 野村周平、中条あやみ、間宮祥太朗、古川雄輝。原作は東京グランギニョルの演劇「ライチ光クラブ」。なんじゃこりゃ、あーこりゃこりゃ。ええおっさんが集まって何してんだか、学生ごっこ。そんで長い。90分でええやん。結論、キャストが地味過ぎ、華なさ過ぎ。キャストに光を。あっ中条あやみを最大に光らせるための布陣か。そうなのか、計算ずくなのか。
2023.01.12
山田佳奈監督脚本、伊藤沙莉、恒松祐里、佐津川愛美、片岡礼子、森田想。見た後にウィキで山田監督が主宰する劇団「□字ック」の舞台作品を映像化したものだと知った。デリヘル舞台の群像劇(というのかな)。デリヘル舞台のドラマ映画もけっこうあるけど、話が作りやすいのかなぁ。デリヘル嬢、スタッフ、運営組織、客、ホテル、家族、メッセージを打ち出す設定はいっぱいありそうです。ゾンビの広がりとは重なる面もあれちょいちゃうけど。昔なら日活かATGかなぁ。でも、なんで伊藤沙莉は自分をカチカチ山のタヌキに例えたんでしょ、それがよくわからん、ひょっとして映画の肝なのに、アカンやん、見る力なさすぎ、我ながら呆れるわん。
2023.01.10
ケネス・ブラナー監督、クリス・パイン、キーラ・ナイトレイ、ケビン・コスナー。原案はトム・クランシー「ジャック・ライアン」シリーズ。トム・クランシーのキャラを継いだオリジナルストーリーらしい。モスクワでの中盤のやりとりで調査対象のクライアントからボディガードが一人消えたと伝えられるシーンは、「レッド・オクトーバーを追え!」(1990年ジョン・マクティアナン監督)のラストの潜水艦が行方不明の会話にかぶって面白い。しかしこれじゃロシアも毎回踏んだり蹴ったりですわな。
2023.01.09
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